JP2013522168A5 - - Google Patents

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細菌発現されたMSES PTENロングで処理されたマウスにおける耐糖能試験
マウスは、細菌発現させたMSES PTENロング(Long)、RFP(赤色蛍光
タンパク質疑似対照)、IgG対照、および細胞内への取り込みをブロックする抗PTE
N抗体138G6で処理された。PTENロングは他の処理と比べて血糖値を減少させた
が、抗PTEN抗体138G6はIgG対照と比較してグルコースを増加させた(図32
)。このデータは、PTENロングが血糖値を減少させ得ることを実証している。マウス
は、グルコースで処理する前にIP注射された。
本願発明の実施態様を以下に記載する。
(1)
(i)生体膜を通過してカーゴ分子を輸送するための配列番号1に記載の配列の連続したアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含むペプチドと、(ii)カーゴ分子とを含む組成物であって、前記カーゴ分子が配列番号4に記載の配列を有するアミノ酸残基を含むペプチドではない組成物。
(2)
前記ペプチドが、前記カーゴ分子に共有結合されている、(1)に記載の組成物。
(3)
前記ペプチドが、ジスルフィド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(2)に記載の組成物。
(4)
前記ペプチドが、前記カーゴ分子に非共有結合されている、(1)に記載の組成物。
(5)
前記カーゴ分子が、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、ナノ粒子、リポソーム、ファージ、ウイルスベクター、プラスミドDNA、核酸、ペプチド核酸、またはモルホリノ化合物である、(1)に記載の組成物。
(6)
前記カーゴ分子が、ペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質であり、前記カーゴ分子を輸送するための前記ペプチドが、ペプチド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(5)に記載の組成物。
(7)
前記カーゴ分子が核酸であり、DNAである、(5)に記載の組成物。
(8)
前記カーゴ分子が核酸であり、RNAである、(5)に記載の組成物。
(9)
前記カーゴ分子が核酸であり、siRNAまたはアンチセンスオリゴヌクレオチドである、(5)に記載の組成物。
(10)
前記カーゴ分子が核酸であり、ヒトp53タンパク質をコードする、(5)に記載の組成物。
(11)
前記カーゴ分子がタンパク質であり、ヒトp53タンパク質である、(5)に記載の組成物。
(12)
前記カーゴ分子が核酸であり、腫瘍抑制タンパク質をコードする、(5)に記載の組成物。
(13)
前記腫瘍抑制タンパク質が、p16、ARF、VHL、SMAD4、ARID1A、BAF180、BRCA1、BRCA2、RBおよびLKB1からなる群から選択される、(12)に記載の組成物。
(14)
前記カーゴ分子がタンパク質であり、腫瘍抑制タンパク質である、(5)に記載の組成物。
(15)
前記腫瘍抑制タンパク質が、p16、ARF、VHL、SMAD4、ARID1A、BAF180、BRCA1、BRCA2、RBおよびLKB1からなる群から選択される、(14)に記載の組成物。
(16)
前記カーゴ分子がタンパク質であり、酵素である、(5)に記載の組成物。
(17)
前記酵素が代謝酵素である、(16)に記載の方法。
(18)
前記カーゴ分子がポリペプチドまたはタンパク質であり、抗原である、(5)に記載の組成物。
(19)
前記カーゴ分子がボツリヌス毒素またはその断片である、(1)に記載の組成物。
(20)
前記カーゴ分子が診断用薬である、(1)に記載の組成物。
(21)
前記診断用薬が、放射線不透過性造影剤、常磁性造影剤、超常磁性造影剤、蛍光体、またはコンピューター断層撮影造影剤である、(20)に記載の組成物。
(22)
前記カーゴ分子が治療薬である、(1)に記載の組成物。
(23)
前記治療薬が生物学的に活性な小分子である、(1)に記載の組成物。
(24)
前記治療薬が、細胞毒性分子または化学療法薬または放射線治療薬である、(1)に記載の組成物。
(25)
前記カーゴ分子が、高分子リンカーを介して、輸送するための前記ペプチドに結合されている、(1)に記載の組成物。
(26)
前記高分子リンカーがポリエチレングリコールである、(25)に記載の組成物。
(27)
前記カーゴ分子が核酸である、(26)に記載の組成物。
(28)
前記カーゴ分子がタンパク質であり、分子量が最大160kDaである、(6)に記載の組成物。
(29)
生体膜を通過してカーゴ分子を輸送するための配列番号1に記載の配列を有する連続したアミノ酸残基を含む前記ペプチドが誘導体化されている、(1)に記載の組成物。
(30)
前記ペプチドが、配列番号1に記載の配列を有する連続したアミノ酸残基を含む、(1)に記載の組成物。
(31)
細胞内にカーゴ分子を送達するための方法であって、前記細胞内への前記カーゴ分子の侵入を許容する条件下で、前記細胞を、(i)生体膜を通過して前記カーゴ分子を輸送するための配列番号1に記載の配列の連続したアミノ酸残基22〜173、または配列番号1に記載のアミノ酸残基の一部分を含むペプチドと、(ii)カーゴ分子とを含む組成物に接触させることを含み、前記カーゴ分子が配列番号4に記載の配列を有するアミノ酸残基を含むペプチドではない、方法。
(32)
前記ペプチドが、前記カーゴ分子に共有結合されている、(31)に記載の方法。
(33)
前記ペプチドが、ペプチド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(31)に記載の方法。
(34)
前記ペプチドが、ジスルフィド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(31)に記載の方法。
(35)
前記ペプチドが、前記カーゴ分子に非共有結合されている、(31)に記載の方法。
(36)
前記カーゴ分子が、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、ナノ粒子、リポソーム、ファージ、ウイルスベクター、プラスミドDNA、核酸、ペプチド核酸、またはモルホリノ化合物である、(31)に記載の方法。
(37)
前記カーゴ分子が、ペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質であり、前記カーゴ分子を輸送するための前記ペプチドがペプチド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(36)に記載の方法。
(38)
前記カーゴ分子が核酸であり、DNAである、(36)に記載の方法。
(39)
前記カーゴ分子が核酸であり、RNAである、(36)に記載の方法。
(40)
前記カーゴ分子が核酸であり、siRNAまたはアンチセンスオリゴヌクレオチドである、(36)に記載の方法。
(41)
前記カーゴ分子が核酸であり、ヒトp53タンパク質をコードする、(36)に記載の方法。
(42)
前記カーゴ分子がタンパク質であり、ヒトp53タンパク質である、(36)に記載の方法。
(43)
前記カーゴ分子が核酸であり、腫瘍抑制タンパク質をコードする、(36)に記載の方法。
(44)
前記腫瘍抑制タンパク質が、p16、ARF、VHL、SMAD4、ARID1A、BAF180、BRCA1、BRCA2、RBおよびLKB1からなる群から選択される、(43)に記載の方法。
(45)
前記カーゴ分子がタンパク質であり、腫瘍抑制タンパク質である、(36)に記載の方法。
(46)
前記腫瘍抑制タンパク質が、p16、ARF、VHL、SMAD4、ARID1A、BAF180、BRCA1、BRCA2、RBおよびLKB1からなる群から選択される、(45)に記載の方法。
(47)
前記カーゴ分子がタンパク質であり、酵素である、(36)に記載の方法。
(48)
前記酵素が代謝酵素である、(47)に記載の方法。
(49)
前記カーゴ分子がポリペプチドまたはタンパク質であり、抗原である、(36)に記載の方法。
(50)
前記カーゴ分子がボツリヌス毒素またはその断片である、(31)に記載の方法。
(51)
前記カーゴ分子が診断用薬である、(31)に記載の方法。
(52)
前記診断用薬が、放射線不透過性造影剤、常磁性造影剤、超常磁性造影剤、蛍光体、またはコンピューター断層撮影造影剤である、(51)に記載の方法。
(53)
前記カーゴ分子が治療薬である、(31)に記載の方法。
(54)
前記治療薬が生物学的に活性な小分子である、(53)に記載の方法。
(55)
前記治療薬が、細胞毒性分子または化学療法薬または放射線治療薬である、(53)に記載の方法。
(56)
前記ペプチドが、配列番号1に記載の配列を有する連続したアミノ酸残基を含む、(31)に記載の方法。
(57)
前記細胞が腫瘍細胞である、(31)に記載の方法。
(58)
前記細胞がヒト対象内にある、(57)に記載の方法。
(59)
対象における腫瘍を治療するための方法であって、前記対象において前記腫瘍を治療するための有効量で、カーゴ分子にコンジュゲートされている、配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含むペプチドを含む組成物のある量を前記対象に投与することを含み、前記カーゴ分子は、配列番号4に記載の配列を有するアミノ酸残基を含むペプチドではない、方法。
(60)
前記カーゴ分子が腫瘍抑制タンパク質である、(59)に記載の方法。
(61)
前記腫瘍抑制タンパク質が、p53、p16、ARF、VHL、SMAD4、ARID1A、BAF180、BRCA1、BRCA2、RBおよびLKB1からなる群から選択される、(60)に記載の方法。
(62)
前記腫瘍抑制タンパク質がp53である、(61)に記載の方法。
(63)
前記組成物が連続したアミノ酸を含み、その配列が配列番号8に記載されている、(62)に記載の方法。
(64)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、前記カーゴ分子に共有結合されている、(59)から(63)のいずれか一項に記載の方法。
(65)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、ペプチド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(64)に記載の方法。
(66)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、ジスルフィド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(59)から(63)のいずれか一項に記載の方法。
(67)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、前記カーゴ分子に非共有結合されている、(59)から(63)のいずれか一項に記載の方法。
(68)
対象における癌を治療するための方法であって、前記対象において前記癌を治療するための有効量で、カーゴ分子にコンジュゲートされている、配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含むペプチドを含む組成物のある量を前記対象に投与することを含み、前記カーゴ分子は、配列番号4に記載の配列を有するアミノ酸残基を含むペプチドではない、前記方法。
(69)
前記カーゴ分子が腫瘍抑制タンパク質である、(68)に記載の方法。
(70)
前記腫瘍抑制タンパク質が、p53、p16、ARF、VHL、SMAD4、ARID1A、BAF180、BRCA1、BRCA2、RBおよびLKB1からなる群から選択される、(69)に記載の方法。
(71)
前記腫瘍抑制タンパク質がp53である、(70)に記載の方法。
(72)
前記組成物が連続したアミノ酸を含み、その配列が配列番号8に記載されている、(71)に記載の方法。
(73)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、前記カーゴ分子に共有結合されている、(69)から(72)のいずれか一項に記載の方法。
(74)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、ペプチド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(73)に記載の方法。
(75)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、ジスルフィド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(73)のいずれか一項に記載の方法。
(76)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、前記カーゴ分子に非共有結合されている、(69)から(72)のいずれか一項に記載の方法。
(77)
代謝障害を治療するための方法であって、前記代謝障害が代謝酵素の欠損によって特徴付けられ、前記対象における前記代謝障害を治療するための有効量で、前記代謝酵素にコンジュゲートされている、配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含むペプチドを含む組成物のある量を前記対象に投与することを含む、方法。
(78)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、前記代謝酵素に共有結合されている、(77)に記載の方法。
(79)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、ペプチド結合を介して前記代謝酵素に共有結合されている、(78)に記載の方法。
(80)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、ジスルフィド結合を介して前記代謝酵素に共有結合されている、(78)に記載の方法。
(81)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、前記代謝酵素に非共有結合されている、(78)に記載の方法。
(82)
対象における糖尿病を治療するための方法であって、前記対象において前記糖尿病を治療するための有効量で、カーゴ分子にコンジュゲートされている、配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含むペプチドを含む組成物のある量を前記対象に投与することを含む、方法。
(83)
前記カーゴ分子が、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、ナノ粒子、リポソーム、ファージ、ウイルスベクター、プラスミドDNA、核酸、ペプチド核酸、またはモルホリノ化合物である、(82)に記載の方法。
(84)
前記カーゴ分子が、配列番号4に記載の配列を有するアミノ酸残基を含むペプチドである、(83)に記載の方法。
(85)
前記組成物が連続したアミノ酸を含み、その配列が配列番号6に記載されている、(84)に記載の方法。
(86)
前記カーゴ分子がタンパク質であり、前記タンパク質が腫瘍抑制タンパク質である、(83)に記載の方法。
(87)
前記腫瘍抑制タンパク質が、p53、p16、ARF、VHL、SMAD4、ARID1A、BAF180、BRCA1、BRCA2、RBおよびLKB1からなる群から選択される、(86)に記載の方法。
(88)
前記腫瘍抑制タンパク質がp53である、(87)に記載の方法。
(89)
前記組成物が連続したアミノ酸を含み、その配列が配列番号8に記載されている、(88)に記載の方法。
(90)
前記カーゴ分子がBCL2である、(82)に記載の方法。
(91)
前記カーゴ分子がチオレドキシンである、(82)に記載の方法。
(92)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、前記カーゴ分子に共有結合されている、(82)から(91)のいずれか一項に記載の方法。
(93)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、ペプチド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(92)に記載の方法。
(94)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、ジスルフィド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(92)のいずれか一項に記載の方法。
(95)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、前記カーゴ分子に非共有結合されている、(82)から(89)のいずれか一項に記載の方法。
(96)
対象における心血管疾患を治療するための方法であって、前記対象において前記心血管疾患を治療するための有効量で、カーゴ分子にコンジュゲートされている、配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含むペプチドを含む組成物のある量を前記対象に投与することを含む、方法。
(97)
前記カーゴ分子が、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、ナノ粒子、リポソーム、ファージ、ウイルスベクター、プラスミドDNA、核酸、ペプチド核酸、またはモルホリノ化合物である、(96)に記載の方法。
(98)
前記カーゴ分子が、配列番号4に記載の配列を有するアミノ酸残基を含むペプチドである、(97)に記載の方法。
(99)
前記組成物が連続したアミノ酸を含み、その配列が配列番号6に記載されている、(98)に記載の方法。
(100)
前記カーゴ分子がタンパク質であり、前記タンパク質が腫瘍抑制タンパク質である、(97)に記載の方法。
(101)
前記腫瘍抑制タンパク質が、p53、p16、ARF、VHL、SMAD4、ARID1A、BAF180、BRCA1、BRCA2、RBおよびLKB1からなる群から選択される、(100)に記載の方法。
(102)
前記腫瘍抑制タンパク質がp53である、(101)に記載の方法。
(103)
前記組成物が連続したアミノ酸を含み、その配列が配列番号8に記載されている、(102)に記載の方法。
(104)
前記カーゴ分子がBCL2である、(96)に記載の方法。
(105)
前記カーゴ分子がチオレドキシンである、(96)に記載の方法。
(106)
前記心血管疾患が、動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症、心筋症、冠動脈疾患、末梢血管疾患、うっ血性心不全、心筋梗塞、および虚血再灌流障害からなる群から選択される、(96)に記載の方法。
(107)
前記心血管疾患がアテローム性動脈硬化症である、(106)に記載の方法。
(108)
前記心血管疾患が心筋梗塞である、(106)に記載の方法。
(109)
前記組成物が前記心筋梗塞中に投与される、(106)に記載の方法。
(110)
前記組成物が細胞死を妨げるのに有効な量で投与される、(109)に記載の方法。
(111)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、前記カーゴ分子に共有結合されている、(96)から(110)のいずれか一項に記載の方法。
(112)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、ペプチド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(111)に記載の方法。
(113)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、ジスルフィド結合を介して前記カーゴ分子に共有結合されている、(111)のいずれか一項に記載の方法。
(114)
配列番号1のアミノ酸残基22〜173、または配列番号1のアミノ酸残基22〜173の一部分を含む前記ペプチドが、前記カーゴ分子に非共有結合されている、(96)から(110)のいずれか一項に記載の方法。

Claims (13)

  1. 列番号1に記載の配列の連続したアミノ酸22〜173の配列をそのアミノ末端に含むペプチドであって、PTEN以外のタンパク質の連続したアミノ酸配列に結合した融合タンパク質
  2. 前記アミノ末端の配列がペプチド結合により前記PTEN以外のタンパク質の配列にペプチド結合されている、請求項1に記載の融合タンパク質。
  3. 記アミノ末端の配列が、前記PTEN以外のタンパク質の配列に非共有結合されている、請求項1に記載の融合タンパク質。
  4. 記PTEN以外のタンパク質が腫瘍抑制タンパク質である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の融合タンパク質
  5. 前記PTEN以外のタンパク質がヒトp53タンパク質である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の融合タンパク質。
  6. 前記ヒトp53タンパク質の配列が配列番号8に記載されたものである、請求項5に記載の融合タンパク質。
  7. 前記腫瘍抑制タンパク質が、p16、ARF、VHL、SMAD4、ARID1A、BAF180、BRCA1、BRCA2、RBおよびLKB1からなる群から選択される、請求項に記載の融合タンパク質
  8. 記アミノ末端の配列が、高分子リンカーを介して、前記PTEN以外のタンパク質の配列に結合されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の融合タンパク質
  9. PTEN以外のタンパク質を細胞に送達するための、請求項1〜8のいずれか1項に記載の融合タンパク質の使用。
  10. 対象における腫瘍を治療するための医薬の製造における請求項1〜8のいずれか1項に記載の融合タンパク質の使用
  11. 対象における代謝障害を治療するための医薬の製造における使用であって、前記代謝障害が代謝酵素の欠損によって特徴付けられ、前記PTEN以外のタンパク質が前記代謝酵素である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の融合タンパク質の使用
  12. 対象における糖尿病を治療するための医薬の製造における請求項1〜8のいずれか1項に記載の融合タンパク質の使用
  13. 対象における心血管疾患を治療するための医薬の製造における請求項1〜8のいずれか1項に記載の融合タンパク質の使用
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