JP2013515234A5 - - Google Patents

Description

発明の実施の形態
本発明を説明するために図１に概略的に示す磁気回路は、２つの個別の磁石１，２を備えている。これらの個別の磁石１，２の、本発明において優勢方向に傾いて延在している磁束線３，４を概略的に示す。これらの磁束線３又は４（図示の実施の形態においては磁束線３）は、磁界に敏感なセンサ５と交差し、各磁束線３又は４の方向は、センサ５が磁気回路の線形のストローク区間６において、どの相対的な位置にまさに位置するかに基づく。交差する磁束線３又は４の方向にまさに基づく出力信号を有するセンサ５、例えばＸＭＲセンサ又はホールセンサを使用すると、上記原則的な装置によって、磁石１，２を備えた磁気回路とセンサ５との間の相対的な位置決定が可能になる。

図２に、優勢方向に斜め磁化された個別磁石７を備えた、上記位置決定を可能にする別の実施の形態を示す。個別磁石７の磁束線８は図１と同じにように、交差する磁束線８の方向に基づいて、磁石７とセンサ５との間の相対的な位置の決定を可能にする。

図４に環状磁石１１（又は１２に対応）の詳細な実施の形態を示す。この環状磁石は、この実施の形態において、優勢方向１４に、図３に示した回動軸線１３に対して、例えば斜め４５°に磁化されている。

Claims (7)

1. 運動する構成部材における磁石系の磁界の空間的な成分が、該成分の方向において、検出しようとするストローク（６）に亘って変化し、これにより定置型のセンサ（５）に対する前記運動する構成部材の位置に応じて検出可能である、運動する構成部材におけるストローク検出のための磁界センサ装置において、
   線形にかつ他の自由度において運動可能な構成部材に、前記磁石系の構成部材として少なくとも１つの磁石（３，４；７；１１，１２；１４）又は他の磁性構成部材が設けられており、前記磁石又は磁性構成部材の外周に対し所定の間隔を置いて相対して、磁界方向を検出する少なくとも１つの定置型のセンサ（５）が対応配置されており、前記磁石（３，４；７；１１，１２；１４）の優勢な磁界方向が、前記運動する構成部材のストローク（６）に対して、０°＜θ＜９０°の間において所定の角度（θ）を成して配向されていることを特徴とする、磁界センサ装置。
2. 前記他の自由度は、前記運動可能な構成部材の回動軸線（１３）を中心とした回動運動を含むことを特徴とする、請求項１記載の磁界センサ装置。
3. 前記磁石（３，４；７；１１，１２；１４）の優勢な磁界方向の所定の角度は、４５°であることを特徴とする、請求項１又は２記載の磁界センサ装置。
4. 前記少なくとも１つの磁界センサは、前記磁界の空間的な成分を測定するために、ＸＭＲ効果の評価部を備えたセンサ（５）又はホールセンサであることを特徴とする、請求項１から３までのいずれか一項記載の磁界センサ装置。
5. 前記磁界センサ装置の磁化に関しても種々異なって配向されている複数の個別の磁石が、前記運動する構成部材の周面に配置されていることを特徴とする、請求項１から４までのいずれか一項記載の磁界センサ装置。
6. 前記運動する構成部材に少なくとも１つの環状磁石（１１，１２）が配置されており、該環状磁石（１１，１２）は、該環状磁石の周面の延在方向に磁界方向を有しており、該優勢な磁界方向は、前記運動する構成部材のストローク（６）に対して、０°＜θ＜９０°の間において所定の角度（θ）を成して配向されていることを特徴とする、請求項１から５までのいずれか一項記載の磁界センサ装置。
7. 前記磁界センサ装置を自動車においてペダルストロークの検出時に使用することを特徴とする、請求項１から６までのいずれか一項記載の磁界センサ装置の使用。