JP2013514846A5 - - Google Patents

Claims (6)

1. 磁気共鳴イメージングシステムにおいて用いられる超伝導磁石であって、
   前記磁石の第一の軸線方向端部に位置する第一の端部側コイルおよび前記磁石の第二の軸線方向端部に位置する第二の端部側コイルを含む、軸線方向に沿って位置する少なくとも５つの一次コイルを有している一次コイル構造を備え、前記第一の端部側コイルおよび前記第二の端部側コイルが同一の極性を有しており、前記第一の端部側コイルの隣の一次コイルが前記第一の端部側コイルと逆向きの極性を有しており、
   前記一次コイル構造が、前もって決められたイメージング領域にわたって実質的に均一になっている少なくとも１．５テスラの磁場を生じるように構成され、前記前もって決められたイメージング領域が、前記コイル構造内の、前記磁石の前記第一の軸線方向端部と前記第二の軸線方向端部との中間部分であって、前記磁石の前記第二の軸線方向端部よりも前記第一の軸線方向端部により近い位置に設けられており、前記少なくとも５つの一次コイルのうちの前記イメージング領域の軸線方向の中心の一方の軸線方向側に位置する一次コイルが、前記少なくとも５つの一次コイルのうちの前記イメージング領域の軸線方向の中心の他方の軸線方向側に位置する一次コイルよりも大きな総電流を有してなり、
   前記イメージング領域は楕円形状を有し、軸線方向の断面寸法（Ｄｚ）と、前記イメージング領域の端と前記磁石の前記第一の軸線方向端部との最短距離（ｄ）とが、Ｄｚ／ｄ＝１〜２の関係を満たす、超伝導磁石。
2. 前記一次コイル構造が、前記第一の端部側コイルおよび前記第二の端部側コイル、前記第一の端部側コイルの隣に位置しかつ反対の極性を有するコイルに加えて、少なくとも３つの中央コイルを有し、該少なくとも３つの中央コイルが軸線方向に沿って延設され、前記イメージング領域全体をカバーする内部空間を形成してなる、請求項１に記載の超伝導磁石。
3. 少なくとも３．０テスラの磁場を生じることができるように構成されてなる、請求項１または２に記載の超伝導磁石。
4. 前記一次コイル構造の半径方向外側に設けられ、前記超伝導磁石の軸線方向の長さの略全長にわたって延設される遮蔽コイル構造をさらに備えてなる、請求項１または２に記載の超伝導磁石。
5. 前記磁石が、７０ｃｍ未満の軸線方向の長さを有し、四肢イメージングに用いるのに適しており、かつ、
   前記イメージング領域の前記半径方向に沿った寸法が少なくとも１０ｃｍである、
   請求項１、２、４のいずれか１項に記載の超電導磁石。
6. 前記磁石が、１６０ｃｍ未満の軸線方向の長さを有し、全身イメージングに用いるのに適しており、かつ、
   前記イメージング領域の前記半径方向に沿った寸法が少なくとも４０ｃｍである、請求項１、２、４のいずれか１項に記載の超電導磁石。