JP2013507889A - 下りリンクデータ送信をサポートするためのタイミング情報の報知 - Google Patents

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Abstract

下りリンク上のデータ送信を容易にするためにタイミング情報を報知する技術が記載される。ユーザ装置(UE)は、UEへのデータ送信のために利用可能な複数のセルから信号を受信することができる。各セルは、UEに対し、異なる伝送遅延をもち得る。UEは、受信する信号に基づいてタイミング情報を決め、1またはそれより多くのセルにタイミング情報を報知する。タイミング情報は、UEでの各セルの受信時刻をもつ。UEは、タイミング情報に基づき、複数のセルから選択され得る、少なくとも1つのセルからデータ送信を受ける。この少なくとも1つのセルは、協調、または、非協調のデータ送信を行うことができる。協調送信モードは、タイミング情報に基づき決められてよく、例えば、ジョイントトランスミッション(joint transmission)、協調ビームフォーミング(coordinated beamforming)、協調サイレンシング(coordinated silencing)を含む。

Description

米国特許法第119条の下での優先権の主張
本出願は、本願の出願人に譲渡され、引用により本願に組み入れられる、2009年10月13日に出願された”TIMING REPORT FOR COORDINATED MULTI POINT TRANSMISSION”を名称とする米国仮特許出願第61/251,225に優先権を主張する。
本開示は、一般的に、通信に関係し、より具体的には、無線通信ネットワークにおけるデータ送信を容易にする技術に関する。
無線通信ネットワークは、音声、画像、パケットデータ、メッセージ通信(messaging)、放送、等のような様々な通信コンテンツを提供するために広く使用される。これらの無線ネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共用することにより複数のユーザをサポートすることが可能な多元接続ネットワークでありえる。そのような多元接続ネットワークの事例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OMDMA)ネットワーク、および単一キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークがある。
無線通信ネットワークは、いくつかのユーザ装置(UE)のための通信をサポートすることができるいくつかの基地局をもってもよい。UEは、複数のセル(cell)の範囲に存在する。ここで「セル(cell)」という用語は、カバーする範囲にサービスを提供する基地局および/または基地局サブシステムの「サービス範囲(coverage area)」のことをいう。複数のセル群の1つまたはそれより多くが、UEにサービスを提供するために選択され得る。
下りリンクのデータ送信に関連して、タイミング情報を報知するための技術が開示される。UEは、UEへのデータ送信のために利用可能な複数のセルから信号を受けることができる。複数のセルは、UEへの異なる伝達遅れをもつ。UEは、受信された信号に基づき、複数のセルのためにタイミング情報を決定する。1つの特徴として、UEは、UEのためにサービスを提供しているセルを含む、複数のセル群の中の1またはそれより多くのセルにタイミング情報を報知することができる。タイミング情報に基づき、協調(coordinated)、または、非協調(non-coordinated)の送信が決定され、少なくとも1つのセルがデータ送信に関与するよう選択される。協調送信モード(即ち、あるタイプの協調送信)が、タイミング情報に基づき、UEのために選択されてよい。協調送信モードは、例えば、複数セルから、ジョイントトランスミッション(joint transmission:共同データ送信)、協調ビームフォーミング(coordinated beamforming:協調指向性形成)、協調サイレンシング(coordinated silencing)を含む。
1つの特徴として、UEは、UEへのデータ送信に利用可能な複数のセルから信号を受ける。UEは、受信する信号に基づき複数のセルのためのタイミング情報を決め、データ送信を容易にするために、前記複数のセルのためのタイミングレポート(timing report:タイミング報知)の中でタイミング情報を送る。タイミング情報は、UEでの各セルの受信時間を伝えるもので、この中に記載される様々な方法で決定され、与えられ得る。UEは、複数のセルのなかの少なくとも1つのセルからのデータ送信を受ける。前記少なくとも1つのセルは、少なくとも部分的に、タイミング情報に基づき決められ得る。例えば、少なくとも1つのセルは、各々、UEでのタイミングウインドウ(timing window:時間軸上の窓)の中に受信時間を持つ。タイミングウインドウの長さは、下りリンク送信の巡回プレフィックス(cyclic prefix)により決められ得る。タイミングウインドウの使用は、シンボル間干渉(inter-symbol interference (ISI))を軽減し、選択されたセル(複数のセル)からの下りリンク送信(複数の送信)の良好な性能を確保することができる。UEは、複数のセルの全て、または、いくつかのためのチャネル状態情報(channel state information)を報知してもよい。このとき、データ送信は、チャネル状態情報に基づき、少なくとも1つのセルによって送られる。本開示の様々な特徴や態様は、以下、更に詳細に記載される。
図1は、無線通信ネットワークを示す。 図2は、複数のセルからUEへのデータ送信を示す。 図3は、UEで受信された、複数セルからの送信を示す。 図4は、複数セルごとのチャネルインパルス応答(channel impulse responses (CIRs))の例を示す。 図5は、UEのブロック図を示す。 図6は、CIR推定器のブロック図を示す。 図7は、スケジューリングモジュールのブロック図を示す。 図8は、UEによるタイミング情報の報知のためのプロセスを示す。 図9は、UEからのタイミング情報を受けるためのプロセスを示す。 図10は、基地局とUEのブロック図を示す。
詳細な説明
この中に記載される技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および、その他のネットワークのような様々な無線通信ネットワークのために使用され得る。「ネットワーク(network)」および「システム(system)」という用語は、しばしば、互換的に使われる。CDMAネットワークは、ユニバーサル・テレストリアル・無線接続(Universal Terrestrial Radio Access (UTRA))、cdma2000、等の無線技術を実施する。UTRAは、ワイドバンドCDMA(Wideband CDMA (WCDMA))やCDMAの他の変形態様を含む。cdma2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856の規格をカバーする。TDMAネットワークは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)のような無線技術を実施する。OFDMAネットワークは、エボルブド−UTRA(Evolved UTRA (E-UTRA))、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband (UMB))、IEEE 802.11 (Wi-Fi)、IEEE 802.16 (WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(Flash-OFDM(登録商標))、等の無線技術を実施する。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイルテレコミュニケーション・システム(Universal Mobile Telecommunication System (UMTS))の一部をなす。
3GPP・ロングタームエボリューション(3GPP Long Term Evolution (LTE))とLTE−アドバンスト(LTE-Advanced (LTE-A))は、下りリンクにOFDMA、上りリンクにSC−FDMAを利用する、E−UTRAを用いるUMTSの新版である。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、および、GSMは、「第三世代移動体通信標準化プロジェクト(3rd Generation Partnership Project (3GPP))の名称の組織から発行された文献に記載される。cdma2000とUMBは、「第三世代移動体通信標準化プロジェクト2(3rd Generation Partnership Project 2(3GPP2))の名称の組織から発行された文献に記載される。この中に記載される技術は上述の無線ネット―ワーク・無線通信技術、および、他の無線ネット―ワーク・無線通信技術のために使用され得る。明瞭化のために、当該技術はLTEに関するものとして以下に記載され、LTEの用語法が以下の記載の多くにおいて使われる。
図1は、LTEネットワークまたはいくつかの他の無線ネットワークであることのできる、無線通信ネットワーク100を示す。無線ネットワーク100は、いくつかのエボルブド・ノードB(evolved Node B (eNB))110、ユーザ装置(UE)120、および、その他のネットワーク構成体を有する。単純化のために、3つのeNB110a、110b、110cと1つのネットワークコントローラ130のみが、図1に示される。eNBは、UEと通信を行う構成体であり、基地局、ノードB(Node B)、アクセスポイント、等と呼ばれる。各eNB110は、特定の地理的領域102のための通信サービス範囲(coverage)を提供する。ネットワーク容量を改善するため、eNBのサービス領域全体は、複数のより小さな領域、例えば3つの小領域104a、104b、104c、に分割される。
複数の小領域の各々は、それぞれのeNBサブシステムよるサービスを受ける。3GPPにおいて、「セル(cell)」の用語は、サービス領域を担うeNBおよび/またはeNBサブシステムの最も小さいサービス領域のことをいう。3GPP2においては、「セクタ(sector)」または「セル・セクタ(cell-sector)」の用語は、サービス領域を担う基地局および/または基地局サブシステムの最も小さなサービス領域のことをいう。明瞭化のために、セルについての3GPPの考え方が以下の記載で用いられる。一般に、1つのeNbは1つまたは複数(例えば3つ)のセルをサポートし、1またはそれより多くのeNBが特定の位置のUE120へのデータ送信をサポートするために協調して働き得る。
ネットワークコントローラ130は1組のeNB群に接続され、これらのeNBのための調整や制御を提供する。ネットワークコントローラ130は、モバイル・マネージメント・エンティティ(Mobile Management Entity (MME))および/または他のネットワーク構成体をもち得る。
複数のUE120は、無線ネットワークの中にわたって分散され、各UEは固定であっても移動可能であってもよい。単純化のため、図1は、各セルに1つのみのUE120を示す。UEは、モバイルステーション、端末、アクセス端末、加入者ユニット(subscriber unit)、ステーション(station)、等と呼ばれる。UEは、セルラ電話(cellular phone)、パーソナルデジタルアシスタンス(personal digital assistant (PDA))、無線モデム、無線通信デバイス、携帯デバイス(handheld device)、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、wireless local loop (WLL)、スマートホン(smart phone)、ネットブック(netbook)、スマートブック(smartbook)、等であってよい。UEは、下りリンクと上りリンクを介してeNBと通信を行う。下りリンク(または順方向リンク)はeNBからUEへの通信リンクのことをいい、上りリンク(または逆方向リンク)はUEからeNBへの通信リンクのことをいう。
無線ネットワーク100は、下りリンク上で、UE120への、協調データ送信(coordinated data transmission)または非協調データ送信(non-coordinated data transmission)をサポートする。協調送信(この中では、多地点協調送信(coordinated multipoint (CoMP) transmission)や略して「CoMP」とも呼ばれる)では、複数のセルが、同じ「時間−周波数」リソース上で1またはそれより多くのターゲットUEにデータを送信するべく協調し、その結果、当該複数のセルからの信号はターゲットUEで結合され、セル間干渉がターゲットUEで軽減され得る。この中で使われるように、以下の送信モードが、協調送信において、1またはそれより多くのeNBにより提供される。
1.ジョイントプロセッシング
ターゲットUEでの「ビームフォーミングによる利得(beamforming gain)」、および/または、1つまたはそれより多くの干渉を受けているUEでの干渉軽減を達成するために、プリコーディングベクトル(precoding vectors)を用いて、複数のセルから1つまたはそれより多くのUEに、選択される複数の異なるセルでデータの多地点送信を行うこと。
2.協調ビームフォーミング
ターゲットUEでの「ビームフォーミングによる利得(beamforming gain)」と、1つまたはそれより多くの近隣セルのサービスを受け、干渉を受けている1またはそれより多くのUEへの干渉軽減と、の間の妥協によってセルのために選択される1またはそれより多くのプリコーディングベクトル(precoding vectors)を用い、1つのセルから1つのターゲットUEにデータの1地点送信を行うこと。
3.協調サイレンシング
ある「時間−周波数」リソース上で、1つまたはそれより多くのセルからターゲットUEへのデータの転送であって、当該ターゲットUEに干渉を及ぼすことを避けるために、1またはそれより多くの他のセルは、当該「時間−周波数」リソース上で送信を行わないこと。
CoMPは、上に示されない他の送信モードを有してもよい。各CoMP送信モードは、UEにデータを送信する少なくとも1つのセルと、UEへの干渉を軽減するために動作する可能性として少なくとも1つの他のセルとからなる、複数のセルを含んでよい。
複数のセルは、ジョイントプロセッシングのために、あるUEにデータを送信してもよいが、単一のセルが、協調ビームフォーミングでデータをUEに送ることもできる。しかし、ジョイントプロセッシングと協調ビームフォーミングの両方のために、UEにデータを送信するために、1つまたはそれより多くのセルにより使われるプリコーディングベクトルが、セル間干渉を軽減するために、当該UEのチャネルおよび他のUEのチャネルを考慮することによって選択されてもよい。例えば、近隣のセルは、プリコーディングベクトルに基づいてそのUEの一つにデータを送信することができるが、このプリコーディングベクトルは、干渉を軽減するため、その特定のUEのチャネルに従って選択される。各CoMP送信モードのために、指定された構成体(例えば、サービスを行っているセル110、ネットワークコントローラ130、等)は、どのセルが関与しているかを決め、関与する全てのセルに、UE宛のデータおよび/または他の情報(例えば、スケジューリング情報、チャネル状態情報、プリコーディング情報、等)を送ることにより、協調通信を容易にし得る。
図2は、複数のセルから1つのUEへのCoMP送信の例を示す。UEは、CoMP送信に関与し得る全てのセル含む、「測定の組(measurement set)」を持つ。これらのセルは、同じeNBまたは異なるeNBに属していてよく、チャネル利得/通信路のロス(pathloss)、受信される信号の強度、受信される信号の品質、等に基づいて選択され得る。「測定の組」は、しきい値を超える、チャネル利得、または、受信される信号の強度、または、受信される信号の品質を有したセルを含んでよい。
UEは、「測定の組」におけるセルのためのチャネル状態情報(channel state information (CSI))を報知する。UEは、マルチポイント送信(ジョイントプロセッシング)またはシングルポイント送信(協調ビームフォーミング)のいずれかのため、「CoMPの組」における複数のセルによってサービスを受ける。先に述べたように、「CoMPの組」は、UEにデータを送信するセル(または複数のセル)と、UEへの干渉を軽減する試みを行うセルために対応するセルとを含む。「CoMPの組」は、「測定の組」における全てまたはいくつかのセルを含み、無線通信ネットワークによって動的に選択され得る。
各セルは、下りリンク上の送信のため、直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplex (OFDM))のシンボルを生成する。OFDMシンボルは、(1) 送信のために使われるサブキャリアに、データシンボル、制御(コントロール)シンボル、および/または、基準(リファレンス)シンボルをマッピングすること、(2) 送信のために使われないサブキャリアに「ゼロ」の信号値をもった「ゼロ」シンボルをマッピングすること、(3) 有効部(useful portion)のために時間領域のN個のサンプル(N time-domain samples)を得るために、全部でN個のサブキャリアにマッピングされたN個のシンボルに対し、N点の高速逆フーリエ変換(inverse fast Fourier transform (IFFT))を行うこと、(4) (N+G)個のサンプルをもつOFDMシンボルを得るために、前記有効部の後部のG個のサンプルをコピーし、前記有効部の前部にこれらG個のコピーされたサンプルをもつ巡回プレフィックス(サイクリックプレフィックス(cyclic prefix))をつけること、によって生成される。巡回プレフィックスは、ISIの原因となり得る周波数選択性フェージング(frequency selective fading)への対策のために使われる。
図2に示されたように、UEへのCoMP通信に関与する異なるセルは、UEに対し、異なるチャネル応答や異なる伝達遅延を持つ。従って、当該セル群からの下りリンク送信は、UEで、異なる時間に到達する。異なるセル達の間にはなはだしい遅延のばらつきがある場合、データ送信性能は低下する。
図3は、UEで受信される、図2に示されるM個のセルからの下りリンク送信を示す。単純化のため、図3は、UEへの1つのシングル信号路を持つ各セルを示す。一般的に、各セルは任意の数のUEへの信号路を持ってよく、各信号路は任意の合成利得(complex gain)と伝達遅延をもち得る。M個のセルは、あるシンボル期間において、下りリンク上でM個のOFDMシンボルを送信する。UEは、異なる受信時刻で、MセルからのM個のOFDMシンボルを受ける。各セルからのOFDMシンボルの受信時刻は、当該セルからUEへの伝送遅延に依存する。UEで受信される信号は、全てのセルから受信される全てのOFDMシンボルの重ね合わせ(superposition)となる。
UEは、処理のためにN個の受け取ったサンプルを選択し、残りの受け取ったサンプルを捨てるために、FFTウインドウ(FFT window)を使う。FFTウインドウによって選択されたN個の受信されたサンプルは、各OFDMシンボルの有効部をつくるN個の時間領域サンプルの全てを含む。本例では、FFTウインドウは、セル1とセルMについてN個の時間領域サンプルを含むが、セル2についてはどのサンプルも含まない。特に、セル2の場合、FFTウインドウは、前のOFDMシンボルからのいくつかの時間領域サンプル312を含む。サンプル312は、性能を低下させるシンボル間干渉として働く。
一般に、シンボル間干渉は、(1) 全てのセルからのOFDMシンボルが、UEで、巡回プレフィックスの中で受信される場合、および、(2) FFTウインドウが、受信されるOFDMシンボル各々のN個の時間領域サンプルをとらえるように、正しく置かれる場合、に避けられ得る。上記の状況(1)は、UEで最も早く受信されるOFDMシンボルと最も遅れて受信されるOMDMシンボルとの間の時間差が巡回プレフィックスの長さよりも小さいことを保証することで果たされる。上記の状況(2)は、FFTウインドウを適切な時間/サンプル位置に設定することができるタイムトラッキングループ(time tracking loop (TTL))を使って達成され得る。
図3は、M個のセルのチャネルプロファイル(channel profile)の例を示す。チャネルプロファイルは、異なる遅延でのいくつかのチャネルタップ(チャネル遅延成分(channel taps))をもち得る。遅延時間 mのチャネルタップは、hの合成利得とmの遅延時間を持つ信号路に対応する。遅延の広がり(delay spread)とは、UEで最初に到達する経路(first arriving path (FAP))の受信時刻と最後に到達する経路(last arriving path (LAP))の受信時刻との間の差である。遅延の広がり、シンボル間干渉を避けるために、巡回プレフィックスの長さより小さくあるべきである。
ひとつの特徴では、UEは、当該UEへのCoMP送信をサポートするために、セルのためのタイミング情報を報知する。タイミング情報は、UEへのCoMP送信に関与することができる各セルの受信時間(例えば、基準時刻に相対的に)を搬送する。タイミング情報は、以下に記載されるように、UEへのCoMP送信に関与するセルを選択するため、および/または、各セルのために送信モードを選択するために用いられ得る。
一般に、関与セルの選択の観点とUEへの協調送信モードを決めるためとの両方で、UEは、CoMP送信をサポートするため、チャネル状態情報(channel state information (CSI))とタイミング情報とを報知する。チャネル状態情報は、異なる複数のセルに係るチャネル応答を示し、一方、タイミング情報は、当該異なる複数のセルにより送信される信号の、UEでの受信時刻を示す。
UEは、明示的なチャネルフィードバック(また、明示フィードバック(explicit feedback)とも呼ばれる)、または、黙示的なチャネルフィードバック(また、黙示フィードバック(implicit feedback)とも呼ばれる)に基づきCSIを報知する。明示フィードバックとして、UEは、送信器または受信器の空間処理を推定することなく、UEによって観測された状態での、異なる複数セルに関するチャネル応答を示すCSIを報知する。例えば、明示フィードバックに係るCSIは、(1) 複数セルに対応するチャネル応答を示すチャネルマトリックス、または、(2) チャネルマトリックスの特異値分解(singular value decomposition)を行うことによって得られる固有ベクトル(eigenvectors)をもつ。黙示フィードバックとして、UEは、異なる複数のセルに関するチャネル応答に基づき決められ、可能性として、なんらかの送信器および/または受信器の空間処理を推定するCSIを報知する。例えば、黙示フィードバックのためのCSIは、異なる複数のセルに係るチャネル応答や受信信号品質に基づいて決められるプリコーディングマトリックス情報(precoding matrix indicator (PMI))、ランク(チャネル状態行列の階数)情報(rank indicator (RI))、および/または、チャネル品質情報(channel quality indicator (CQI))をもつ。
UEは、様々な方法で、「測定の組」の中の複数のセルのためのタイミング情報を決める。1つの設計例では、タイミング情報は、基準時刻に対するUEでの各セルの受信時刻をもつ。1つの設計例では、各セルの受信時刻は、当該セルに係るチャネルインパルス応答(channel impulse response (CIR))に基づき決められる。CIRは、以下に記載するように推定される。1つの設計例では、基準時刻は、基準セル(reference cell)に係るCIR、または、1組をなす複数のセルに係る合成CIR(composite CIR)、または、基準ソースのタイミング、に基づき決められる。基準セルは、UEのためにサービスを提供しているセル、UEにより受信される最も強いセル、UEに最も早く到達するセル、等であってよい。
図4は、1つのUEの「測定の組」の中のM個のセルに係るCIRの例を示す。セル1はCIR410をもち、セル2はCIR420をもち、以下同様で、セルMはCIR430をもつ。各セルに係るCIRは、異なる遅延でのいくつかのチャネルタップ(チャネル遅延成分)を含み、以下に記載のように決められる。遅延 mでのチャネルタップは、合成利得 hとの伝達遅延 mを持つ信号路に対応する。異なるセルは、各セルの位置や無線環境に依存して、異なるCIRをもつ。合成CIR440は、M個のセル全てに係るCIR410から430までを重ねたものであり、CIR410から430までの中の全てのチャネルタップを含む。
タイミング情報に係る基準時刻は、様々な方法で決められ得る。一つの設計例では、基準時刻は、合成CIRにおける最初に到達したパス(経路)442の時刻に対応する。基準時刻は、また、合成CIRにおける最も強いパス(経路)に対応してもよい。他の例として、合成CIRの「集まりと大きさ(mass/gravity)」の中心(矢印446で示す)に対応してもよい。集まり(mass)の中心は以下のように決められる。
Figure 2013507889
ここで、hは合成利得であり、dはi番目のチャネルタップの遅延時間であり、dは集まり(mass)の中心である。
他の設計例では、基準時刻は、最初に到達する経路、または、最も強い経路、または、基準セルに係るCIRの集まり(mass)の中心に対応してもよい。基準セルは、サービスを提供するセル、または、最も強いセル、または、UEに最も早く到達するセルであってよい。更に他の設計例では、基準時刻は、UEに最も早く到達するセルの受信時刻に対応してもよい。更に他の設計例では、基準時刻は、基準ソースからの送信の受信時刻に対応してもよい。基準ソースは、サテライト(satellite)、セル、または、基地局であってもよい。更に他の設計例では、基準時刻は、UEでの何らかの送信時刻または受信時刻に対応してもよい。また、基準時刻は、他の方法によって決めることもできる。
各セルの受信時刻は、様々な方法で決められる。1つの設計例では、あるセルの受信時刻は、当該セルに係るCIRにおける最初に到達した経路(例えば、図4の経路412)に対応する。他の設計例では、受信時刻は、当該セルに係るCIRにおける最も強い経路(例えば、経路414)に対応してもよい。更に他の設計例では、受信時刻は、当該セルに係るCIRの集まり(mass)の中心(例えば、矢印416で示す)に対応してもよい。また、各セルの受信時刻は、他の方法で決めることもできる。
1つの設計例では、各セルのタイミング情報は、UEでのセルの受信時刻と基準時刻との間の時間差を含む。各セルに係る時間差は、以下のように決められ得る。
Figure 2013507889
ここで、
RX,Mは、UEでのセルmの受信時刻;
REFは、基準時刻;
ΔTは、セルmに係る時間差;
である。
各セルの時間差は、セルの受信時刻が基準時刻の前か後かどうかにより、正の値にも負の値にもなり得る。基準時刻が最も早く到達するセルの受信時刻である場合、各セルの時間差は正の値になる。どの場合においても、各セルに係る時間差は、十分なビット数に量子化され得る。UEによって報知されたタイミング情報は、「計測の組」における各セルに係る「量子化された時間差」をもち得る。
他の設計例では、各セルのためのタイミング情報は、当該セルの受信時刻がUEのタイミングウインドウ(時間の窓)の中にあるかどうかを示す情報をもち得る。タイミングウインドウは、巡回プレフィックス、または、巡回プレフィックスの一部に等しい幅をもち得る。各セルの受信時刻は、上述の設計例のいずれかに基づき決められる。タイミングウインドウの中にはいる受信時刻をもつ全てのセルが特定される。これは、様々な方法で実行される。例えば、全てのセルの受信時刻が、最も早いものから最も遅いものまで並べられてもよい。タイミングウインドウは、(1) 可能な限り多くのセル群、または、(2) 総エネルギーが最も大きくなるセル群、または、(3) 他の基準に基づき決められるセル群、を取り込むように設定される。そのとき、受信時刻がタイミングウインドウの中にある全てのセルは、UEで、巡回プレフィックスの中にはいることになる。
ひとつの設計例では、ビットマップは、タイミング情報を与えるために使われ、「測定の組」の中の各セルについて1ビットをもつ。各ビットは、(1) セルの受信時刻がタイミングウインドウの中にある(したがって、巡回プレフィックスの中にある)ことを示すために第1の値(例えば、“1”)、または、(2) セルの受信時刻がタイミングウインドウの外にあることを示す第2の値(例えば、“0”)、に設定され得る。UEは、タイミング情報とともに、または、タイミング報知の一部として、ビットマップを持つことができる。
また、UEによって報知されたタイミング情報は、異なるセルから下りリンク送信のUEでの受信時刻を示す他の情報を含んでもよい。
UEは、様々な方法で、「測定の組」の中のセル達のタイミング情報を報知する。1つの設計例では、UEは、UEに対して設定され得る「報知間隔」で周期的にタイミング情報を報告してよい。他の設計例では、UEは、例えば、サービスを提供するセルからの要求により、または、UEにより起動されたとき、タイミング情報を報知してもよい。1つの設計例では、UEは、例えば、共同フィードバックリポート(joint feedback report)において、CSIとともにタイミング情報を報知してもよい。他の設計例では、UEは、例えば、個別のフィードバックレポート(separate feedback report)において、CSIとは独立に、タイミング情報を報知してもよい。ひとつの設計例では、UEは、サービスを行うセルにタイミング情報を報知し、そのセルは「測定の組」の中の他のセルにタイミング情報を転送してもよい。他の設計例では、UEは、各セルに係るタイミング情報を、当該セルに直接に報知してもよい。また、UEは、他の方法で、タイミング情報を報知してもよい。
ひとつの設計例において、指定されたネットワーク構成体は、「測定の組」の中の複数のセルに係るタイミング情報とCSIを受け、UEへのデータ送信を調整することができる。当該「指定されたネットワーク構成体」は、サービスを行うセル、または、ネットワークコントローラ(例えば、図1のネットワークコントローラ130)、または、何らかの他の構成体であってよい。
1つの設計例において、タイミング情報は、UEへのジョイントプロセッシングを使うCoMP送信に関与し得るセルを選択するために用いられる。ジョイントプロセッシングに関与する全てのセルは、UEに下りリンク送信を行う。これら複数のセルからの下りリンク送信の受信時刻は、シンボル間干渉への対策のために、UEで、巡回プレフィックスの中にはいっている必要がある。一つの設計例では、タイミングウインドウの中にはいる受信時刻をもつ複数のセルが、ジョイントプロセッシングを用いるUEへのCoMP送信に関与し得る。これらのセルは、「時間差」、「ビットマップ」、UEによって報知される何らかの他の情報に基づき特定される。タイミングウインドウは、巡回プレフィックス、または、巡回プレフィックスの一部に等しい幅を持つ。巡回プレフィックスの長さより小さいタイミングウインドウの使用は、選択される複数のセルからの全てもしくは殆どの信号経路が、UEで巡回プレフィックスの中にはいるであろうことを保証するため、いくらかの余裕を与える。タイミングウインドウの削減量は、複数のセルに係るCIRのばらつきの程度に依存し得る。特に、次第に小さくなっていくタイミングウインドウは、次第にばらつきが大きくなっていくCIRのために使われることができ、その逆でもよい。ジョイントプロセッシングを使うCoMP送信に係るUEでのシンボル間干渉は、タイミングウインドウにはいる受信時刻をもつセルを選択することにより軽減される。
ひとつの設計例では、UEでタイミングウインドウに入る受信時刻を持つセルは、UEのための協調ビームフォーミングまたは協調サイレンシングに関与するために選択され得る。また、タイミングウインドウの中の受信時刻をもつセル達は、他の方法で、UEへのデータ送信のために協調し得る。
ひとつの設計例では、UEでタイミングウインドウの外の受信時刻をもつセルは、当該UEのためのジョイントプロセッシングに関与しない。しかし、これらのセルは、当該UEのための協調ビームフォーミングまたは協調サイレンシングに関与してもよい。協調ビームフォーミングでは、サービスを行わないセルは、当該UEから離れた方向に送信を向け、それによってセル間干渉を軽減できるように決められるプリコーディング情報を使って、他のUEにデータ送信を行うことができる。協調サイレンシングでは、サービスを行うセルがUEにデータ送信をしている「時間−周波数」領域のリソース上で、サービスを行わないセルは送信を控える。
協調ビームフォーミングと協調サイレンシングの両方に関して、サービスを行わないセルの受信時間がUEでの巡回プレフィックスの外にある場合、UEは、ある程度のセル間干渉を観測する(例えば、図3のサンプル312に対応)。このセル間干渉は、サービスを行わないセルがUEのための協調ビームフォーミングまたは協調サイレンシングに関与しない場合と同程度である。従って、UEのための協調ビームフォーミングまたは協調サイレンシングに関与する、タイミングウインドウの外に受信時刻をもつセル達による僅かな性能低下はあり得る。
上述のように、UEでのセルの受信時刻は、当該セルに係るCIRに基づいて決められる。CIRは、セルにより送信される基準信号、同期信号、および/または、何らかの他の信号に基づき推定される。「基準信号」は、送信器と受信器とでは経験的(a priori)に知られる信号であり、「パイロット(pilot)」とも呼ばれる。LTEでは、各セルは、チャネル推定のためにUEにより使われるセル固有の基準信号(cell-specific reference signal (CRS))を送信する。CSRは、例えば、セル識別子(cell identity (ID))に基づき生成される、セルに固有である基準信号である。UEは、各セルに係るチャネル応答(例えば、CIR)を、当該セルからのCRSに基づき推定する。
図5は、図1におけるUEの一つであるUE120xのブロック図を示す。UE120xの中で、アンテナ512は複数のセルからの下りリンク信号を受け、受信される信号を復調器514に与える。復調器514は、受信される信号上で復調を行い、受信シンボルを出す。セル検出器516は、例えば、各セルにより送信されるプライマリ同期信号(primary synchronization signal (PSS))とセカンダリ同期信号(secondary synchronization signal (SSS))に基づき、十分な強度のセルを検出するため、受信シンボルを処理する。チャネル推定器518は、検出されるセルに係るチャネル推定(例えば、チャネルインパルス応答推定(channel impulse response estimates))を得るために、受信シンボルを処理する。タイミング決定部520は、対応のチャネル推定に基づき、検出されたセルに係るタイミング情報を決める。タイミング情報は、上述の任意の設計例を用いて決められ得る。
図6は、図5のチャネル推定器518のために用いられ得るCIR推定器600の設計例のブロック図である。CIR推定器600は、CRSを送信するために使われるサブキャリア(または、パイロットデータのサブキャリア(pilot subcarriers))から受信される基準シンボルを得る。LTEでは、各セルは、1つまたはそれより多くの送信アンテナからCRSを送信し、そして、各送信アンテナのためのパイロットサブキャリアは、1つのシンボル期間において、6個のサブキャリア離れて間隔があけられ、各シンボル期間の間で3つのサブキャリアごとに互い違いに置かれる。明確化のため、1つのセルmに係るCIR推定を得るために処理を行うことが以下に記載される。当該処理は、「測定の組」の中の各セルに係るCIR推定を得るために繰り返される。
CIR推定器600の中で、逆スクランブラ(descrambler)612は、パイロットサブキャリアに係るチャネル利得を得るために、セルmのスクランブルシーケンス(scrambling sequence)に基づき、受信する基準シンボル上で変調を解く。ユニット614は、逆スクランブラ612からチャネル利得を受け、チャネル利得とゼロとのL個の並びを得るために、十分な数のゼロを付加する。ここで、Lは、1つのシンボル期間における1個の送信アンテナのためのパイロットサブキャリアの数と等しいか、または、それより大きくなる、最も小さい2のべき乗である。ユニット616は、L個のチャネルタップ(チャネル遅延成分)をもつ初回CIR推定を得るために、「チャネルゲインとゼロ」のL個の並びの上でL点IFFTを実行する。ユニット618は、初回CIR推定を2倍に拡張し、パイロットサブキャリアに係るサブキャリアオフセットに基いて決められる遅延期間(位相ランプ(phase ramp))を適用し、2L個のチャネルタップ(遅延成分)をもつ拡張CIR推定を出す。
LTEでは、合計2048個のサブキャリアが、20MHzのシステム帯域幅で利用可能である。しかし、1320個のサブキャリアだけが送信に使われ、残りのサブキャリアは「ガードバンド(guard band)」としての役割をもつ。合計220個のパイロットサブキャリアは、前記1320個の送信用に使用されるサブキャリアの中に存在する。合計220個のチャネル利得が、1つのシンボル期間における220個のパイロットサブキャリアについて得られ、36個のゼロを付加することにより256の長さに拡張される。256のチャネルタップ(遅延成分)を持つ初回CIR推定を得るために、256点のIFFTが、「チャネル利得とゼロ」の356個の並びの上で実行される。ユニット618は、6番目のサブキャリアごとに受信される基準シンボルに基づいて3つのサブキャリア毎のチャネル利得を得るために、内挿を行う。ユニット618は、異なるシンブル期間においてチドリ状に配置されるパイロットサブキャリア上を送信されるCRSを得るために、時間領域でチャネルタップ(遅延成分)上に位相ランプ(遅延期間)を適用する。
フィルタ620は、CRSが送信される各シンボル期間において、ユニット618から拡張CIR推定を受け、複数のシンボル期間を通じて、拡張CIR推定にフィルタをかける。フィルタ620は、CRSが送信される各シンボル期間においてセルmに係る2LタップのCIR推定を与え得る。
図6は、受信される基準シンボルに基づいてCIR推定を引き出す、ある具体的な設計例を示す。他の設計例では、ユニット614からのL個の並びの「チャネル利得とゼロ」が2L個の並びの「内挿されたチャネル利得(interpolated channel gains)」を得るために、内挿される。2L点IFFTは、2L個の並びの「内挿されたチャネル利得」上で実行される。結果、パイロットサブキャリアの周波数シフトに係るデスタッガリング(De-staggering)と補償が、時間領域において(図6に示されるように)、または、周波数領域において、行われ得る。
CIR推定は、他の方法でも得られる。他の設計例では、CIR推定は、UEで、受信される信号(例えば、受信される基準信号、または、受信される同期信号)を、異なる「時間のずれ」で受信される信号に係る既知のシーケンスに対して相関づけることにより得られる。各「時間のずれ」での相関の結果は、当該時間差に対応する遅延でのチャネルタップ(遅延成分)に対応する。
図7は、UEへのデータ転送を容易にするためにタイミング情報を用いるスケジューリングモジュールの設計例のブロック図を示す。モジュール700は、eNB/基地局、または、ある他の構成体の部分でよい。モジュール700の中で、セル選択ユニット712は、UEから複数のセルに係るタイミング情報や可能な他の情報(例えば、受信される信号強度情報)を受け、タイミング情報に基づいてUEにデータを送信するために、少なくとも1つのセルを選択できる。スケジューラ714は、選択されたセル(または複数のセル)によるデータ送信のためUEのスケジュール化を行う。例えば、スケジューラ714は、CoMPのために、UEを、ジョイントプロセッシングのためにスケジュールするか、協調ビームフォーミングのためにスケジュールするかを決める。
図8は、データ送信を容易にするためにタイミング情報を報知することに係るプロセス800の設計例を示す。プロセス800は、UE(この中に記載されるような)によって実行されるか、または、何らかの他の構成体によって実行され得る。UEは、UEへのデータ送信に利用可能な複数のセルから信号を受ける(ブロック812)。各セルからの信号は、1つまたはそれより多くの同期信号、1つまたはそれより多くの基準信号、等からなる。1つの設計例では、複数のセルが、UEへの協調送信のために利用可能である。UEは、複数のセルから受信される信号に基づき、複数のセルに係るタイミング情報を決める(ブロック814)。タイミング情報は、UEで複数のセルから受信される信号の受信時間を示すものである。
UEは、UEへのデータ転送に協調して働くために使う複数のセルのためのタイミング情報を報知する(ブロック816)。UEは、UEへのデータ送信への使用のために、当該複数のセルの全て、または、いくつかに係るチャネル状態情報を決め、報知する(ブロック818)。例えば、UEは、全てのセル、または、当該UEのタイミングウインドウの中にはいった受信時間に対応する(複数の)セルのみに係るチャネル状態情報を報知する。UEは、上述したように、様々な方法で、複数のセルに係るタイミング情報とチャネル状態情報とを報知し得る。UEは、当該複数のセルの中の少なくとも1つのセルからデータ送信を受けることができる(ブロック820)。当該1またはそれより多くのセルは、少なくとも部分的に、前記複数のセルに係るタイミング情報に基づき決められる。データ送信は、(UEによって報知されている場合)チャネル状態情報に基づき、前記少なくとも1つのセルにより送られ得る。
ブロック814の1つの設計例において、UEは、複数のセルの各々のUEでの受信時刻を決める。各セルの受信時間は、最初に到着する経路、または最も強度が強い経路、またはセルに係るチャネルインパルス応答の集まりの中心(例えば、図4に示されたように)に基づき決められる。UEは、複数のセルのUEでの受信時刻に基づき、タイミング情報を決める。1つの設計例では、タイミング情報は、各セルの受信時刻がUEでタイミングウインドウの中にあるかどうかを示す。タイミングウインドウは、巡回プレフィックスに等しいか、巡回プレフィックスの一部分(fraction)に等しい幅を持ってよい。タイミング情報は、様々なフォーマットで与えられることができ、各セルの時間差、全てのセルに係るビットマップ、等をもってもよい。
一つの具体的な設計例では、UEは、例えば、最初に到達した経路、最も強い経路、または、(1) 指定されたセルのチャネルインパルス応答、または、(2) 複数のセルの中の少なくとも2つのセルに係る合成チャネルインパルス応答、の集まり(mass)の中心に基づき、基準時刻を決める。当該指定されたセルは、サービスを提供するセル、最も強度が強いセル、最初に到達するセル、等であってよい。UEは、複数のセルの各々のUEでの受信時刻を決める。次に、UEは、セルの受信時刻と基準時刻に基づき、各セルに係る時間差を決める。UEは、当該複数のセルに係る時間差に基づき、タイミング情報を決める。
1つの設計例では、協調送信または非協調送信は、タイミング情報に基づいて、UEのために選択される。例えば、協調送信は、複数のセルがタイミングウインドウの中に入る受信時刻に対応している場合、UEのために選択され、非協調送信は、1つのセルだけがタイミングウインドウの中に入る受信時刻に対応している場合、UEのために選択される。また、協調送信または非協調送信は、他の方法、例えば他の尺度に基づき、UEのために選択されてもよい。
また、1つの設計例では、特定の協調送信モードが、タイミング情報に基づいてUEのために選択されてもよい。例えば、ジョイントプロセッシングの送信モードは、複数のセルがタイミングウインドウの中に入る受信時刻に対応している場合、UEのために選択され得る。協調ビームフォーミング送信モード、または、協調サイレンシング送信モードは、1つのセルだけがタイミングウインドウの中に入る受信時刻に対応している場合、UEのために選択され得る。特定の協調送信モードは、他の方法で、例えば、他の尺度に基づき、UEのために選択され得る。
ブロック820の1つの設計例では、UEは、ジョイントプロセッシングを用いたUEへの協調/CoMP送信に関与し得る複数のセルからデータ送信を受け得る。複数セルの各々は、タイミングウインドウの中にはいるUEでの受信時刻をもつ。他の設計例では、少なくとも1つのセルは、UEのために、協調ビームフォーミングまたは協調サイレンシングを行う。協調ビームフォーミングまたは協調サイレンシングを行う各セルは、UEでタイミングウインドウの中にはいる、あるいは、タイミングウインドウの外にある受信時刻のいずれをもってもよい。セルは、他の方法で、タイミング情報に基づき、UEへのデータ送信のために選択され得る。
図9は、データ送信を容易にするために、タイミング情報を受信するためのプロセス900の設計例を示す。プロセス900は、例えば、サービスを行っているセル、サービス行わないセル、ネットワークコントローラ、等の無線ネットワークにおける1またはそれより多くの構成体により実行されてよい。複数のセルに係るタイミング情報はUEから受信される(ブロック912)。タイミング情報は、当該複数のセルからの信号のUEでの受信時刻を示す。また、複数のセルのチャネル状態情報は、UEから受信される(ブロック914)。
受信される情報に基づき、協調または非協調データ送信が決められ得る(ブロック915)。一つの設計例では、協調送信モードは、タイミング情報に基づき、UEのために選択され得る。複数のセルの中の1つまたはそれより多くのセルは、少なくとも部分的に、複数のセルに係るタイミング情報に基づき、データ送信に参加することが決められる(ブロック916)。データ送信は、例えば、UEから受信していた場合に、チャネル状態情報に基づき、少なくとも1つのセルからUEに送られる(ブロック918)。
ブロック916の一つの設計例では、複数のセルの受信時刻がUEでタイミングウインドウの中にはいるかどうかは、タイミング情報に基づき決められ得る。1またはそれより多くのセルは、タイミングウインドウの中にはいる受信時刻をもった全てのセルの中から選択され得る。1つの設計例において、各セルの時間差は、タイミング情報から得られる。各セルの時間差は、UEでのセルの受信時刻と基準時刻とに基づき決められる。1またはそれより多くのセルが、複数のセルに係る時間差に基づき選択される。
1つの設計例において、複数のセルが、UEへのデータ送信のために選択され、その各々はジョイントプロセッシングを使ったUEへの協調/CoMP送信に関与できる。複数セルの各々は、タイミングウインドウの中にはいるUEでの受信時刻をもつ。1つの設計例では、UEのための協調ビームフォーミングまたは協調サイレンシングを実行するために、複数のセルの中から少なくとも1つの他のセルが選ばれる。当該少なくとも1つの他のセルは、複数のセルに係るタイミング情報に基づき選択される。少なくとも1つの他のセルの各々は、UEでタイミングウインドウの中にはいるか、タイミングウインドウの外にくるか、のいずれの受信時刻をもってもよい。
UEによるセルに係るタイミング情報の報知は、この中に記載されるように、いくつかの利点を与える。タイミング情報は、UEへの協調データ送信に使われ得る。例えば、タイミング情報は、UEにデータを送信するために1またはそれより多くの好適なセルの選択を可能にし、結果、良好な性能が獲得できる。下りリンクのデータ送信を容易にするためにUEによって報知されるタイミング情報は、UEの位置を検出するために位置に関してUEによって従来から報知されていた到達時間差(time difference of arrivals (TDOAs))や他の時間計測とは大きく異なる。
図10は、図1における基地局/eNBの一つとUEの一つであり得る、基地局/eNB110とUE120の設計例のブロック図を示す。基地局110は、1またはそれより多くのセルにサービスを提供し、T個のアンテナ1034aから1034t、ここでT≧1、を備える。UE120は、R個のアンテナ1052aから1052r、ここでR≧1、を備える。
基地局110で、送信プロセッサ1020は、データ源1012から1またはそれより多くのUEのためのデータを受け、1またはそれより多くの変調および符号化方式に基づいて各UEのためのデータを処理し、全てのUEのためのデータシンボルを出す。また、プロセッサ1020は、コントローラ/プロセッサ1040から制御情報を受けて、処理し、制御シンボルを出す。また、プロセッサ1020は、基地局110によりサポートされている各セルのために、CRS、PSSおよびSSSの基準シンボルを生成する。送信・多重入力−多重出力プロセッサ(transmit (TX) multiple-input multiple-output (MIMO) processor)1030は、適用可能であれば、データシンボル、制御シンボル、および/または、基準シンボル上でプリコーディングを行い、T個の変調器(modulators (MODs))1032aから1032tにT個の出力シンボルストリームを与える。各変調器1032は、出力サンプルストリームを得るために、それぞれの出力シンボルストリーム(例えば、OFDM用、等)を処理する。各変調器1032は、下りリンク信号を得るために、出力サンプルストリームを処理する(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタ、および、アップコンバート)。変調器1032aから1032tからのT個の下りリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ1034aから1034tを介して送信される。
UE120では、アンテナ1052aから1052rが基地局110および他の基地局からの下りリンク信号を受け、復調器(demodulators (DEMODs))1054aから1054rのそれぞれに、受信信号を与える。各復調器1054は、入力サンプルを得るために、それぞれの受信信号を調整する(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、および、デジタル化)。各復調器1054は、更に、受信シンボルを得るために、入力サンプル(例えば、OFDM用、等)を処理する。MIMO検出器1056は、R個全ての復調器1054aから1054rから受信シンボルを得て、利用可能であれば、受信シンボル上でMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを出す。受信プロセッサ1058は、検出されたシンボルを処理し(例えば、復調とデコード)、UE120のためのデコードされたデータをデータシンク1060に与え、デコードされた制御情報をコントローラ/プロセッサ1080に与える。
上りリンク上、UE120では、送信プロセッサ1064は、データ源1062からのデータと、コントローラ/プロセッサ1080からの制御情報(例えば、「測定の組」の中にあるセルに係るチャネル状態情報とタイミング情報)を受ける。プロセッサ1064は、データシンボルと制御シンボルのそれぞれを得るために、データと制御の情報を処理する(例えば、エンコードと復調)。また、プロセッサ1064は、1またはそれより多くの基準信号のための基準シンボルを生成する。送信プロセッサ1064からのシンボルは、利用可能であれば、TX MIMOプロセッサ1066によりプリデコードされ、更に、変調器1054aから1054r(例えば、SC−FDM、OFDM用、等)によって処理され、基地局110と可能ならば他の基地局に送信する。基地局110では、UE120または他のUEからの上りリンク信号は、UE120と他のUEによって送られるデコードされたデータと制御情報を得るために、アンテナ群1034によって受信され、復調器1032により処理され、適用可能であれば、MIMO検出器1036により検出され、更に、受信プロセッサ1038により処理される。プロセッサ1038は、デコードされたデータをデータシンクに与え、デコードされた制御情報をコントローラ/プロセッサ1040に与える。
チャネルプロセッサ1084は、UE120の「測定の組」の中の各セルに係るチャネル応答(例えば、CIR)を推定する。プロセッサ1084は、図5におけるチャネル推定器518、および/または、図6におけるCIR推定器600を実施する。プロセッサ1080および/または1084は、例えば、上記のように、複数のセルに係る推定されたチャネル応答に基づき、「測定の組」の中のセルに係るチャネル状態情報とタイミング情報を決める。
コントローラ/プロセッサ1040と1080は、それぞれ、基地局110とUE120での動作を指示する。UE120のプロセッサ1080および/または他のプロセッサやモジュールは、この中に記載される技術に係る図8のプロセス、および/または、他のプロセスを実施し、または、指示する。基地局110のプロセッサ1040および/または他のプロセッサとモジュールは、この中に記載される技術に係る図9のプロセス900および/または他のプロセスを実行し、または、指示する。プロセッサ1040は、図5におけるセル検出ユニット516とタイミング検出ユニット520を提供する。メモリ1042と1082は、基地局110とUE120のためのデータやプログラムコードを記憶する。スケジューラ1044は、下りリンクおよび/または上りリンク上でのデータ送信のために、UEをスケジューリングする。スケジューラ1044は、図7におけるセル選択ユニット712とスケジューラ714を提供する。
ひとつの構成例では、無線通信用の装置120は、UEへのデータ送信のために利用可能な複数のセルから信号を受信するための手段、前記複数のセルから受信する信号に基づいて当該複数のセルに係るタイミング情報を決めるための手段、前記複数のセルに係るタイミング情報をUEによって報知するための手段、UEへのデータ送信への使用のために、前記複数のセルに係るチャネル状態情報をUEにより報知するための手段、および、前記複数のセルの中の少なくも1つのセルからデータ送信を受信するための手段、を有することができる。前記少なくとも1つのセルは、前記複数のセルに係るタイミング情報に少なくとも部分的に基づき決められてよい。データ送信は、UEにより報知されているならば、チャネル状態情報に基づいて、前記少なくとも1つのセルにより送られる。
1つの構成例では、無線通信のための装置110は、複数のセルに係るタイミング情報をUEから受信するための手段、前記複数のセルに係るチャネル状態情報を前記UEから受信するための手段、前記複数のセルに係るタイミング情報に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のセルの中の少なくも1つのセルを決めるための手段、および、前記少なくとも1つのセルから前記UEにデータ送信を送るための手段、を有することができる。前記少なくとも1つのセルは、前記複数のセルに係るタイミング情報に少なくとも部分的に基づき決められてよい。データ送信は、UEにより報知されているならば、チャネル状態情報に基づいて、前記少なくとも1つのセルにより送られる。
1つの形態では、前述の手段は、前述の手段によって説明される機能を実行するよう構成された、基地局110のプロセッサ1020、1038、および/または1040、並びに/もしくは、UE120のプロセッサ1058、1064、および/または1080であってよい。他の形態では、前述の手段は、当該前述の手段により説明される機能を実行するよう構成された、1またはそれより多くのモジュールまたは任意の装置であってよい。
当該技術に習熟した者は、情報と信号が、異なる技術や技法の多様性の何らかを用いて表現され得ることを理解する。例えば、上の記載を通じて引用されるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、および、チップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁粒子、光の場または光粒子、または、それらの任意の組み合わせで表現されてよい。
更に、当業者は、この中の開示に関連して記載された、様ざまな例示の論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップは、電子的なハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組み合わせとして実施され得ることを理解する。このハードウェアとソフトウェアの相互互換性を明瞭に示すために、様々な例示のコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、ステップは、それらの機能に関し、一般化して、上に記載されている。そのような機能がハードウェアまたはソフトウェアとして実施されるかどうかは、システム全体に課せられる特定の用途や設計上の制約による。当業者は、特定の用途の各々のために変わる方法で記載された機能を実施することができるが、そのような実施の決定は、本開示の範囲から逸脱させるものと解されるべきではない。
この中の開示に関連して記載される様々な例示の論路ブロック、モジュール、および、回路は、この中に記載される機能を実施するように設計された、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または、他のプログラム可能な論理デバイス、個別ゲート、もしくは、トランジスタロジック、または、それらの任意の組み合わせ、を用いて実施または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいが、代わりに、プロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または、状態マシンであってもよい。また、プロセッサは、計算(コンピュータ処理)を行うデバイス、例えば、DSPtpマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと接続された1またはそれより多くのマイクロプロセッサ、または、他の前記のような任意の構成、として実施されてよい。
この中の開示に関連して記載される方法またはアルゴリズムのステップ(手順)は、ハードウェアの中に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールの中に、または、前記両者の組み合わせの中に、直接に組み込まれてよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、または、当技術において知られている何らかの他の形態の記憶媒体の中に存在できる。例示の記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体から情報を読み、および、当該記憶媒体に情報を書くことができるよう、プロセッサに接続される。代わりに、記憶媒体は、プロセッサと一体であってもよい。プロセッサと記憶媒体は、ASICの中に存在してもよい。当該ASICは、ユーザ端末の中に存在してもよい。代わりに、プロセッサと記憶媒体は、ユーザ端末において個別のコンポーネントとして存在してもよい。
1つまたはそれより多くの設計例において、記載される機能(functions)は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、それらの任意の組み合わせの中に実現され得る。ソフトウェアの中で実施される場合、当該機能は、コンピュータ読み出し可能媒体上の1またはそれより多くの命令やコードとして、記憶されたり、伝達されたりし得る。コンピュータ読み出し可能媒体は、1つの場所から他の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含み得る。記憶媒体は、汎用、または、特定用途コンピュータによってアクセスされる、任意の利用可能な媒体であればよい。例であり、限定はされないが、そのようなコンピュータ読み出し可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶、磁気ディスク記憶または他の磁気記憶デバイス、または、命令やデータ構造の形式で所望のプログラムコード手段を担うまたは記憶するために使用されることができ、汎用または特定用途コンピュータまたは汎用または特定用途プロセッサによってアクセス可能な任意の他の媒体、から構成され得る。例として、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚り線、デジタル加入者線(digital subscriber line (DSL))を使って、ウェブサイト、サーバ、または、他の遠隔ソースから送られる場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、撚り線、デジタル加入者線は、媒体の定義の中に含まれる。この中で使われる場合のディスク(diskとdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、DVD(disc, digital versatile disc)、フロッピー(登録商標)ディスク、ブルーレイディスク(blue-ray disc)を含み、ここで、一般的に、”disk” は磁気的にデータを再生し、一方、”disc” はレーザを用いて光学的にデータを再生する。また、上記の組み合わせも、コンピュータ読み出し可能媒体の範囲の中に含まれる。
本開示の以上の記載は、当該技術に習熟した者に、本開示を製造したり、使用したりすることを可能にするために与えられる。本開示の様々な変更は、当技術に習熟した者に容易に明らかであり、この中で定義された包括的な概念は、本開示の思想や範囲から逸脱することなく、他の様々なかたちに適用され得る。従って、本開示は、この中に記載された例や設計例に限定されることを意図するものではなく、この中に記載された概念や新規な態様に合致する最も広い範囲を与えることを意図する。

Claims (58)

  1. ユーザ装置(UE)で、このUEへのデータ送信のために利用可能な複数のセルからの信号を受信することと、
    前記受信される信号に基づいて、前記複数のセルに係るタイミング情報を決めることと、
    前記複数のセルに係る前記タイミング情報を送ることと、
    前記タイミング情報に基づき決められる前記複数のセルの中の少なくとも1つのセルから、データ送信を受信することと、
    を備える無線通信のための方法。
  2. 前記データ送信は、協調送信、または、非協調送信を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記協調送信は、前記複数のセルの中のセル群による、ジョイントトランスミッション、協調ビームフォーミング、または、協調サイレンシングを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記データ送信は複数のセルから受信され、当該複数のセルの各々は、タイミングウインドウの中にはいる前記UEでの受信時刻をもつ、請求項1に記載の方法。
  5. 前記データ送信は、単一のセルから受信される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記データ送信は、前記複数のセルの中の少なくとも1つの他のセルからの第2のデータ送信に関連し、前記第2のデータ送信は、前記タイミング情報に少なくとも部分的に基づいた協調ビームフォーミングを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つの他のセルは、タイミングウインドウの外にある前記UEでの受信時刻をもつ、請求項6に記載の方法。
  8. 前記データ送信は、前記複数のセルの中の少なくとも1つの他のセルの協調サイレンシングに関連し、
    前記協調サイレンシングは、タイミング情報に少なくとも部分的に基づく、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記タイミング情報を決めることは、
    前記複数のセルの各々の前記UEでの受信時刻を決めることと、
    前記複数のセルの前記UEでの受信時刻に基づいてタイミング情報を決めること、
    を有する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記複数のセルの各々の前記受信時刻を決めることは、
    当該セルに係る、最初に到達する経路、または、最も強い経路、または、チャネルインパルス応答の集まりの中心に基づいて、各セルの前記受信時刻を決めること、
    を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記タイミング情報は、前記複数のセルの各々の受信時刻がUEでタイミングウインドウの中にはいるがどうかを示すものを含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記タイミングウインドウは、前記受信される信号の巡回プレフィックスに基づいて決められる幅をもつ、請求項11に記載の方法。
  13. 前記タイミング情報を決めることは、
    基準時刻を決めることと、
    前記複数のセルの各々の前記UEでの受信時刻を決めることと、
    前記セルの前記受信時刻と前記基準時刻とに基づいて、前記複数のセルの各々に係る時間差を決めることと、
    前記複数のセルに係る前記時間差に基づいて前記タイミング情報を決めることと、
    を有する、請求項1に記載の方法。
  14. 前記基準時刻を決めることは、
    前記複数のセルの中の指定されるセルに係る、最初に到達する経路、または、最も強い経路、または、チャネルインパルス応答の集まりの中心に基づいて、前記基準時刻を決めること、
    を有する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記基準時刻を決めることは、
    前記複数のセルの中の少なくとも2つのセルに係る、最初に到達する経路、または、最も強い経路、または、チャネルインパルス応答の集まりの中心に基づいて、前記基準時刻を決めること、
    を有する、請求項13に記載の方法。
  16. 前記タイミング情報を報知することは、
    協調多地点送信(CoMP)の組の中のサービスを提供するセルに前記タイミング情報を報知すること、
    を有する、請求項1に記載の方法。
  17. 前記UEへのデータ送信に用いるために、前記複数のセルに係るチャネル状態情報を前記UEにより報知すること、
    を更に備える、請求項1に記載の方法。
  18. 前記複数のセルに係る前記チャネル状態情報と前記タイミング情報をもつフィードバックレポートを生成することと、
    前記UEに前記フィードバックレポートを送ることと、
    を更に備える、請求項17に記載の方法。
  19. データ送信のために利用可能な複数のセルからの信号を受信するための手段と、
    前記受信される信号に基づいて、前記複数のセルに係るタイミング情報を決めるための手段と、
    前記複数のセルに係る前記タイミング情報を送るための手段と、
    前記タイミング情報に基づき決められる前記複数のセルの中の少なくとも1つのセルから、データ送信を受信するための手段と、
    を備える無線通信のための装置。
  20. 前記データ送信は、協調送信、または、非協調送信を含む、請求項19に記載の装置。
  21. 前記協調送信は、前記複数のセルの中のセル群による、ジョイントトランスミッション、協調ビームフォーミング、または、協調サイレンシングを含む、請求項20に記載の装置。
  22. 前記タイミング情報を決めるための手段は、
    前記複数のセルの各々のユーザ装置(UE)での受信時刻を決めるための手段と、
    前記複数のセルの前記UEでの受信時刻に基づいてタイミング情報を決めるための手段と、
    を有する、請求項19に記載の装置。
  23. 前記受信時刻を決めるための手段は、
    前記セルに係る、最初に到達する経路、または、最も強い経路、または、チャネルインパルス応答の集まりの中心に基づいて、各セルの前記受信時刻を決めるための手段、
    を有する、請求項22に記載の装置。
  24. 前記タイミング情報を決めるための手段は、
    基準時刻を決めるための手段と、
    前記複数のセルの各々のユーザ装置(UE)での受信時刻を決めるための手段と、
    前記セルの前記受信時刻と前記基準時刻とに基づいて、前記複数のセルの各々に係る時間差を決めるための手段と、
    前記複数のセルに係る前記時間差に基づいて前記タイミング情報を決めるための手段と、
    を有する、請求項19に記載の装置。
  25. ユーザ装置(UE)により、前記複数のセルに係るチャネル状態情報を決めるための手段と、
    前記複数のセルに係る前記チャネル状態情報と前記タイミング情報をもつフィードバックレポートを生成するための手段と、
    前記UEによって当該フィードバックレポートを送るための手段と、
    を更に備える、請求項19に記載の装置。
  26. データ送信のために利用可能な複数のセルからの信号を受信し、
    前記受信される信号に基づいて、前記複数のセルに係るタイミング情報を決め、
    前記複数のセルに係る前記タイミング情報を報知し、
    前記タイミング情報に基づき決められる前記複数のセルの中の少なくとも1つのセルから、データ送信を受信する、
    ために構成される少なくとも1つのプロセッサを備える無線通信のための装置。
  27. 前記データ送信は、協調送信、または、非協調送信を含む、請求項26に記載の装置。
  28. 前記協調送信は、前記複数のセルの中のセル群による、ジョイントトランスミッション、協調ビームフォーミング、または、協調サイレンシングを含む、請求項27に記載の装置。
  29. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記複数のセルの各々のユーザ装置(UE)での受信時刻を決め、
    前記複数のセルの前記UEでの受信時刻に基づいて前記タイミング情報を決める、
    ために構成される、請求項26に記載の装置。
  30. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記セルに係る、最初に到達する経路、または、最も強い経路、または、チャネルインパルス応答の集まり(mass)の中心に基づいて、各セルの前記受信時刻を決める、
    ために構成される、請求項30に記載の装置。
  31. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    基準時刻を決め、
    前記複数のセルの各々のユーザ装置(UE)での受信時刻を決め、
    前記セルの前記受信時刻と前記基準時刻とに基づいて、前記複数のセルの各々に係る時間差を決め、
    前記複数のセルに係る時間差に基づいて前記タイミング情報を決める、
    ために構成される、請求項26に記載の装置。
  32. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    ユーザ装置(UE)により、前記複数のセルに係るチャネル状態情報を決め、
    前記複数のセルに係る前記チャネル状態情報と前記タイミング情報をもつフィードバックレポートを生成し、
    前記UEに前記フィードバックレポートを送る、
    ために構成される、請求項26に記載の装置。
  33. ユーザ装置(UE)へのデータ送信のために利用可能な複数のセルからの信号を受信するよう、少なくとも1つのコンピュータを動作させるコードと、
    前記受信される信号に基づいて、前記複数のセルに係るタイミング情報を決めるよう、少なくとも1つのコンピュータを動作させるコードと、
    前記複数のセルに係る前記タイミング情報を前記UEにより報知するよう、少なくとも1つのコンピュータを動作させるコードと、
    前記複数のセルに係る前記タイミング情報に基づき決められる前記複数のセルの中の少なくとも1つのセルからデータ送信を受信するよう、少なくとも1つのコンピュータを動作させるコードと、
    を有する非一時的なコンピュータ読み出し可能媒体を備えるコンピュータプログラム製品。
  34. ユーザ装置(UE)から複数のセルに係るタイミング情報を受信することと、
    前記タイミング情報に基づいて、協調データ送信または非協調データ送信を含むデータ送信を決めることと、
    前記データ送信の一部として、前記複数のセルの中の1またはそれより多くのセルからデータを送ることと、
    を備える、無線通信のための方法。
  35. 前記タイミング情報に基づいて、1またはそれより多くのセルが前記データ送信に関与することを決めること、
    を更に備える、請求項34に記載の方法。
  36. 前記タイミング情報に基づいて前記UEのための協調送信モードを決めること、
    を更に備える、請求項35に記載の方法。
  37. 前記協調送信モードは、前記複数のセルの中のセル群による、ジョイントトランスミッション、協調ビームフォーミング、または、協調サイレンシングを含む、請求項36に記載の方法。
  38. 前記1つまたはそれより多くのセルは、前記データ送信に関与するために選択される複数のセルを含み、
    前記データ送信に関与するために選択される前記複数のセルの各々は、タイミングウインドウの中にはいるUEでの受信時刻をもつ、
    請求項34に記載の方法。
  39. 前記複数のセルの中の少なくとも1つのセルが前記UEのための協調ビームフォーミングを実行することを決めること、ここで、前記少なくとも1つのセルは、タイミングウインドウの外に前記UEでの受信時刻をもつ、
    請求項34に記載の方法。
  40. 前記複数のセルの中の少なくとも1つのセルが前記UEのための協調サイレンシングを行うことを決めること、
    を更に備える、請求項34に記載の方法。
  41. 前記1つまたはそれより多くのセルが前記データ送信に関与することを決めることは、
    対応する信号に係る受信時刻がUEでタイミングウインドウの中にあるかどうかを決めることと、
    前記タイミングウインドウの中に受信時刻をもつセルの中から1つまたはそれより多くのセルを選択することと、
    を有する、請求項34に記載の方法。
  42. 前記1またはそれより多くのセルが前記データ送信に関与することを決めることは、
    前記タイミング情報から、前記複数のセルの各々に係る時間差を得ること、ここで、各セルに係る前記時間差は、当該セルの前記UEでの受信時刻と基準時刻とに基づいて決められる、と、
    少なくとも前記時間差に基づき前記1つまたはそれより多くのセルを選択することと、
    を有する、請求項34に記載の方法。
  43. 前記複数のセルに係るチャネル状態情報を前記UEから受信すること、を更に備え、
    前記データ送信を送ることは、前記チャネル状態情報に基づき前記1つまたはそれより多くのセルから前記データ送信を送ることを有する、
    請求項34に記載の方法。
  44. ユーザ装置(UE)から複数のセルに係るタイミング情報を受信するための手段と、
    前記タイミング情報に基づいて、協調データ送信または非協調データ送信を含むデータ送信を決めるための手段と、
    前記データ送信の一部として、前記複数のセルにおける1つまたはそれより多くのセルからデータを送る手段と、
    を備える、無線通信のための装置。
  45. 前記タイミング情報に基づいて、1またはそれより多くのセルが前記データ送信に関与することを決めるための手段、
    を更に備える、請求項45に記載の装置。
  46. 前記タイミング情報に基づいて前記UEのための協調送信モードを決めるための手段、
    を更に備える、請求項44に記載の装置。
  47. 前記協調送信モードは、前記複数のセルの中のセル群による、ジョイントトランスミッション、協調ビームフォーミング、または、協調サイレンシングを含む、請求項46に記載の装置。
  48. 前記1つまたはそれより多くのセルを決めるための手段は、
    前記タイミング情報に基づいて、前記複数のセルの各々のUEでの受信時刻がタイミングウインドウの中にはいるかどうかを決めるための手段と、
    前記タイミングウインドウの中にはいる受信時刻をもつ前記セル群から前記1つまたはそれより多くのセルを選択するための手段と、
    を有する、請求項44に記載の装置。
  49. 前記1つまたはそれより多くのセルを決めるための手段は、
    前記タイミング情報から、前記複数のセルの各々に係る時間差を得るための手段、ここで、各セルに係る前記時間差は、当該セルの前記UEでの受信時刻と基準時刻とに基づいて決められる、と、
    少なくとも前記複数のセルに係る時間差に基づき前記1つまたはそれより多くのセルを選択するための手段と、
    を有する、請求項44に記載の装置。
  50. 前記複数のセルに係るチャネル状態情報を前記UEから受信するための手段、を更に備え、
    前記データ送信を送るための手段は、前記チャネル状態情報に基づき前記1つまたはそれより多くのセルからデータ送信を送るための手段を有する、
    請求項44に記載の装置。
  51. ユーザ装置(UE)から複数のセルに係るタイミング情報を受信し、
    前記タイミング情報に基づいて、協調データ送信または非協調データ送信を含むデータ送信を決め、
    前記データ送信の一部として、前記複数のセルにおける1またはそれより多くのセルからデータを送る、
    ために構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、無線通信のための装置。
  52. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記タイミング情報に基づいて、1つまたはそれより多くのセルが前記データ送信に関与することを決める、
    ために構成される、請求項51に記載の装置。
  53. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記タイミング情報に基づいて前記UEのための協調送信モードを決める、
    ために構成される、請求項51に記載の装置。
  54. 前記協調送信モードは、前記複数のセルの中のセル群による、ジョイントトランスミッション、協調ビームフォーミング、または、協調サイレンシングを含む、請求項53に記載の装置。
  55. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記タイミング情報に基づいて、前記複数のセルの各々の前記UEでの受信時刻がタイミングウインドウの中にはいるかどうかを決め、
    前記タイミングウインドウの中に受信時刻をもつ前記全てのセル群から前記1つまたはそれより多くのセルを選択する、
    ために構成される、請求項51に記載の装置。
  56. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記タイミング情報から、前記複数のセルの各々に係る時間差を得て、ここで、各セルに係る前記時間差は、当該セルの前記UEでの受信時刻と基準時刻とに基づいて決められる、
    前記複数のセルに係る時間差に少なくとも基づいて前記1つまたはそれより多くのセルを選択する、
    ために構成される、請求項51に記載の装置。
  57. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記複数のセルに係るチャネル状態情報を前記UEから受信し、
    前記チャネル状態情報に基づき前記1つまたはそれより多くのセルからデータ送信を送る、
    ために構成される、請求項51に記載の装置。
  58. ユーザ装置(UE)から複数のセルに係るタイミング情報を受信するように、少なくとも1つのコンピュータを動作させるコードと、
    前記タイミング情報に基づいて、協調データ送信または非協調データ送信を含むデータ送信を決めるように、前記少なくとも1つのコンピュータを動作させるコードと、
    前記タイミング情報に基づき、1つまたはそれより多くのセルが前記データ送信に関与することを決めるように、前記少なくとも1つのコンピュータを動作させるコードと、
    前記データ送信の一部として、前記1またはそれより多くのセルから前記UEにデータを送るように、前記少なくとも1つのコンピュータを動作させるコードと、
    を有する非一時的なコンピュータ読み出し可能媒体
    を備えるコンピュータプログラム製品。
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