JP5519027B2 - 協調マルチ・ポイント送信におけるレート予測のための方法および装置 - Google Patents

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Description

関連出願に対する相互参照
本願は、2009年12月9日に出願され「協調マルチ・ポイント送信におけるレート予測のための方法および装置」(Method and System for Rate Prediction in Coordinated Multi-Point Transmission)と題された米国仮特許出願61/285,064号の利益を主張する。この開示は、全体が参照によって本明細書に明確に組み込まれている。
本開示の態様は、一般に、無線通信システムに関し、さらに詳しくは、協調マルチ・ポイント・ネットワークおよびプロトコル・アーキテクチャに関する。
無線通信システムは、例えば、音声、データ等のようなさまざまなタイプのコンテンツを提供するために広く開発されてきた。これらのシステムは、(例えば、帯域幅、送信電力等のような)利用可能なシステム・リソースを共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムでありうる。このような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、第3世代パートナシップ計画(3GPP)ロング・ターム・イボリューション(LTE)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
通常、無線多元接続通信システムは、複数の無線端末のための通信を同時にサポートすることができる。端末はおのおのの、順方向リンクおよび逆方向リンクによる送信を介して1または複数の基地局と通信する。順方向リンク(すなわちダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわちアップリンク)は、端末から基地局への通信リンクを称する。この通信リンクは、単一入力単一出力(SISO)システム、複数入力単一出力(MISO)システム、あるいは複数入力複数出力(MIMO)システムによって確立されうる。
MIMOシステムは、データ送信に関し、複数(NT個)の送信アンテナと、複数(NR個)の受信アンテナとを使用する。NT個の送信アンテナおよびNR個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも称されるNS個の独立チャネルへ分割される。ここでNS≦min{NT、NR}である。NS個の独立チャネルのおのおのは、ディメンションに相当する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成される追加のディメンションが利用される場合、MIMOシステムは、(例えば、より高いスループット、および/または、より高い信頼性のような)向上されたパフォーマンスを与える。
本開示の態様は、ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP:Coordinated Multi-Point)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの理論最大ゲインと、結合空間チャネルにおける送信の実際の受信電力と、に基づいて、UEによって、ゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を決定すること、を含む無線通信のシステムおよび方法を含む。この方法はまた、ラジオ・レポート・セットの少なくとも1つのノードへ、少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を送信することを含む。
開示の態様は、ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルに関する、ユーザ機器(UE)のゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を、eNBによって受信することと、ゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて、eNBによる内部スケーリング・パラメータ(ν)を、eNBによって決定することと、を含む無線通信のシステムおよび方法を含む。実際のゲインは、結合空間チャネルの理論最大ゲインに基づいてeNBによって推定される。実際のゲインは、受信されたゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)および内部スケーリング・パラメータ(ν)を考慮している。
本開示の態様はさらに、UEの協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの干渉レベルを、ユーザ機器(UE)によって推定することと、1または複数の量子化された推定された干渉レベルをアンカ・ノードに送信することと、を含む無線通信のシステムおよび方法を含む。
現在の開示の態様はまた、複数のユーザ機器(UE)のための協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、量子化された多くの干渉レベル推定値を、eNBによって受信することと、受信された量子化された干渉レベル推定値に基づいて、UEのうちの少なくとも1つのレートを、eNBによって予測することと、を含む無線通信のシステムおよび方法を含む。
以下に続く詳細記載が良好に理解されるために、本開示の特徴および技術的利点が、広く概説された。本開示のさらなる特徴および利点が以下に記載されるだろう。本開示は、本開示のものと同じ目的を実行するために、修正したり、その他の構成を設計するための基礎として容易に利用されうることが当業者によって認識されるべきである。このような等価な構成は、特許請求の範囲に記載された開示の教示から逸脱しないこともまた当業者によって理解されるべきである。さらなる目的および利点とともに、動作の方法と構成との両方に関し、本開示の特徴であると信じられている新規の特徴が、添付図面と関連して考慮された場合に、以下の記載から良好に理解されるであろう。しかしながら、図面のおのおのは、例示および説明のみの目的のために提供されており、本開示の限界の定義として意図されていないことが明確に理解されるべきである。
本開示の特徴、特性、および利点は、同一の参照符号が全体を通じて同一物を特定している図面とともに考慮された場合、以下に記載する詳細な記載からより明らかになるだろう。
図1は、1つの実施形態にしたがう多元接続無線通信システムの例を例示する。 図2は、複数入力複数出力(MIMO)システムにおける(eノードBとしても知られている)送信機システムおよび(ユーザ機器(UE)としても知られている)受信機システムのブロック図の例を例示する。 図3は、ユーザ機器に送信している複数のeノードBを用いた、協調マルチ・ポイント(CoMP)シナリオの例を例示する。 図4は、ロング・ターム・イボリューション(LTE)ダウンリンクCoMPネットワーク・アーキテクチャの例を例示する。 図5は、協調されたスケジューリング/ビームフォーミングを備えたダウンリンクCoMP送信シナリオの例を例示する。 図6は、動的セル選択を備えたダウンリンクCoMP送信シナリオの例を例示する。 図7は、動的セル選択を備えたダウンリンクCoMP送信シナリオの別の例を例示する。 図8は、統合送信を備えたダウンリンクCoMP送信シナリオの例を例示する。 図9は、ユーザ機器(UE)においてチャネル・ゲイン推定を改善する方法の1つの実施形態を例示する。 図10は、ノードにおいてチャネル・ゲイン推定を改善する方法の1つの実施形態を例示する。 図11は、UEにおいて残留干渉をトラックするための方法の別の実施形態を例示する。 図12は、ノードBにおいて残留干渉をトラックするための方法の1つの実施形態を例示する。 図13は、ユーザ機器(UE)においてチャネル・ゲイン推定を改善する方法の1つの実施形態を例示する。 図14は、ノードBにおいてチャネル・ゲイン推定を改善する方法の1つの実施形態を例示する。 図15は、UEにおいて残留干渉をトラックするための方法の別の実施形態を例示する。 図16は、ノードBにおいて残留干渉をトラックするための方法の1つの実施形態を例示する。
添付図面とともに以下に説明する詳細説明は、さまざまな構成の説明として意図されており、本明細書に記載された概念が実現される唯一の構成を表すことは意図されていない。この詳細説明は、さまざまな概念の完全な理解を提供することを目的とした具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの概念は、これら具体的な詳細無しで実現されうることが当業者に明らかになるであろう。いくつかの事例では、周知の構成および構成要素が、このような概念を曖昧にすることを避けるために、ブロック図形式で示されている。
本明細書に記載された技術は、例えば符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワーク等のような様々な無線通信ネットワークのために使用される。「システム」、「ネットワーク」という用語は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)および低チップ・レート(LCR)を含む。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、イボルブドUTRA(E−UTRA)、IEEE 802.16、IEEE 802.16、IEEE 802.20、フラッシュOFDM(登録商標)などのようなラジオ技術を実現することができる。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。ロング・ターム・イボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新のリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された組織からの文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された組織からの文書に記載されている。これらさまざまなラジオ技術および規格は、当該技術分野において知られている。明確にするために、これら技術のある態様は、以下において、LTEについて記載されており、LTE用語が以下の説明の多くで使用される。
本明細書に記載された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、およびその他のネットワークのようなさまざまな無線通信ネットワークのために使用されうる。用語「ネットワーク」および「システム」は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、テレコミュニケーション・インダストリ・アソシエーション(TIA)のcdma2000(登録商標)等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRA技術は、広帯域CDMA(WCDMA)、およびCDMAのその他の変形を含んでいる。CDMA2000技術は、米国電子工業会(EIA)およびTIAからのIS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格を含んでいる。TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、例えば、イボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実現する。UTRA技術およびE−UTRA技術は、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)およびLTE−アドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新たなリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートシップ計画」(3GPP)と呼ばれる組織からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と呼ばれる組織からの文書に記載されている。本明細書で記載された技術は、他の無線ネットワークおよびラジオ・アクセス技術のみならず、上述された無線ネットワークおよびラジオ・アクセス技術のためにも使用されうる。明確化のために、これら技術のある態様は、以下において、LTEまたはLTE−A(代わりにこれらはともに“LTE/−A”として称される)について記載されており、このようなLTE−A用語が以下の説明の多くで使用される。
図1は、LTE−Aネットワークでありうる無線通信ネットワーク100を示す。無線ネットワーク100は、多くのイボルブド・ノードB(eノードB)110およびその他のネットワーク・エンティティを含む。eノードBは、UEと通信する局であり、基地局、ノードB、アクセス・ポイント等とも称されうる。おのおののeノードB110は、特定の地理的エリアのために通信有効範囲を提供する。3GPPでは、用語「セル」は、この用語が使用されるコンテキストに依存して、この有効通信範囲エリアにサービス提供しているeノードBおよび/またはeノードBサブシステムからなるこの特定の地理的有効通信範囲エリアを称しうる。
eノードBは、マクロ・セル、ピコ・セル、フェムト・セル、および/または、その他のタイプのセルのために、通信有効通信範囲を提供しうる。マクロ・セルは、一般に、比較的大きな地理的エリア(例えば、半径数キロメータ)をカバーし、ネットワーク・プロバイダへのサービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。ピコ・セルは、一般に、比較的小さな地理的エリアをカバーし、ネットワーク・プロバイダへのサービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可するだろう。フェムト・セルは、一般に、比較的小さな地理的エリア(例えば、自宅)をカバーし、無制限のアクセスに加えて、フェムト・セルとの関連を持つUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)におけるUE、自宅内のユーザのためのUE等)による制限されたアクセスをも提供しうる。マクロ・セルのためのeノードBは、マクロeノードBと称されうる。ピコ・セルのためのeノードBは、ピコeノードBと称されうる。そして、フェムト・セルのためのeノードBは、フェムトeノードBまたはホームeノードBと称されうる。図1に示す例では、eノードB110a、110b、110cは、マクロ・セル102a、102b、102cそれぞれのためのマクロeノードBでありうる。eノードB110xは、ピコ・セル102xのためのピコeノードBでありうる。そして、eノードB110y、110zは、それぞれフェムト・セル102y、102zのためのフェムトeノードBである。eノードBは、1または複数(例えば2、3、4個等)のセルをサポートしうる。
無線ネットワーク100はさらに、中継局をも含む。中継局は、データおよび/またはその他の情報の送信を上流局(例えば、eノードB、UE等)から受信し、データおよび/またはその他の情報の送信を下流局(例えば、別のUE、別のeノードB等)へ送信する局である。中継局はまた、他のUEのための送信を中継するUEでもありうる。図1に示す例では、中継局110rは、eノードB110aおよびUE120rと通信しうる。ここでは、中継局110rは、2つのネットワーク要素(eノードB110aとUE120r)間の通信を容易にするために、これら2つのネットワーク要素間のリレーとして動作する。中継局はまた、リレー、リレーeノードB等とも称されうる。
無線ネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートしうる。同期動作の場合、eノードBは、類似のフレーム・タイミングを有し、異なるeノードBからの送信は、時間的にほぼ揃えられうる。非同期動作の場合、eノードBは、異なるフレーム・タイミングを有し、異なるeノードBからの送信は、時間的に揃えられない。ここに記載された技術は、同期動作あるいは非同期動作の何れかのために使用されうる。
1つの態様では、無線ネットワーク100は、周波数分割デュプレクス(FDD)動作モードまたは時分割デュプレクス(TDD)動作モードをサポートしうる。ここに記載された技術は、FDD動作モードまたはTDD動作モードの何れかのために使用されうる。
ネットワーク・コントローラ130は、eノードB110のセットに接続しており、これらeノードB110のための調整および制御を提供しうる。ネットワーク・コントローラ130は、バックホール132を介してeノードB110と通信しうる。eノードB110はまた、例えばX2インタフェースのようなインタフェースを用いて、ダイレクトに、または、無線バックホール134または有線バックホール136を介して非ダイレクトに、互いに通信しうる。
無線ネットワーク100の全体にわたって、複数のUE120が分布しうる。そして、おのおののUEは、固定式または移動式でありうる。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局等とも称されうる。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、無線ローカル・ループ(WLL)局等でありうる。UEは、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレー等と通信することができうる。図1では、2つの矢印を持つ実線が、UEと、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでUEにサービス提供するように指定されたeノードBであるサービス提供eノードBとの間の所望の送信を示す。2つの矢印を持つ破線は、UEとeノードBとの間の干渉送信を示す。
LTE/−Aは、ダウンリンクで周波数分割多重化(OFDM)を、アップリンクでシングル・キャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビン等とも称される複数(K個)の直交サブキャリアに分割する。おのおののサブキャリアは、データを用いて変調されうる。一般に、変調シンボルは、OFDMを用いて周波数領域で、SC−FDMを用いて時間領域で送信される。隣接するサブキャリア間の間隔は固定され、サブキャリアの総数(K個)は、システム帯域幅に依存しうる。例えば、サブキャリアの間隔は、15kHzでありうる。そして、(「リソース・ブロック」と呼ばれる)最小リソース割当は、12サブキャリア(または180kHz)でありうる。その結果、ノミナルFFTサイズは、1.25、2.5、5、10、20メガヘルツ(MHz)の対応するシステム帯域幅についてそれぞれ128、256、512、1024、2048に等しくなりうる。システム帯域幅はまた、サブ帯域へ分割されうる。例えば、サブ帯域は、1.08MHz(すなわち、6リソース・ブロック)をカバーし、1.25,2.5,5,10,20MHzの対応するシステム帯域幅についてそれぞれ1、2、4、8、16のサブ帯域が存在しうる。
図2は、図1における基地局/eNBのうちの1つ、およびUEのうちの1つでありうる、基地局/eNB110とUE116との設計のブロック図を示す。制限された関連シナリオでは、基地局110は、図1におけるマクロeNB110cでありうる。そして、UE116は、UE116でありうる。基地局110はさらに、その他いくつかのタイプの基地局でありうる。基地局110は、アンテナ234a乃至234tを備え、UE116は、アンテナ252a乃至252rを備えうる。
基地局110では、送信プロセッサ220が、データ・ソース212からデータを、コントローラ/プロセッサ240から制御情報を受信しうる。プロセッサ220は、データおよび制御情報を処理(例えば、符号化およびシンボル・マップ)し、データ・シンボルおよび制御シンボルをそれぞれ取得する。プロセッサ220はさらに、例えば一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)のための基準シンボルや、セル特有の基準信号を生成しうる。送信(TX)複数入力複数出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能であれば、データ・シンボル、制御シンボル、および/または、基準シンボルに空間処理(例えば、プリコーディング)を実行し、出力シンボル・ストリームを変調器(MOD)232a乃至232tに提供しうる。おのおのの変調器232は、(例えば、OFDM等のために)それぞれの出力シンボル・ストリームを処理して、出力サンプル・ストリームを得る。おのおのの変調器232はさらに、出力サンプル・ストリームを処理(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)し、ダウンリンク信号を取得する。変調器232a乃至232tからのダウンリンク信号は、アンテナ234a乃至234tによってそれぞれ送信されうる。
UE116では、アンテナ252a乃至252rが、基地局110からダウンリンク信号を受信し、受信した信号を、復調器(DEMOD)254a乃至254rへそれぞれ提供しうる。おのおのの復調器254は、受信されたそれぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得しうる。おのおのの復調器254はさらに、(例えば、OFDM等のため)これら入力サンプルを処理して、受信されたシンボルを取得しうる。MIMO検出器256は、すべての復調器254a乃至254rから受信したシンボルを取得し、適用可能である場合、これら受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供しうる。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調、デインタリーブ、および復号)し、UE116のために復号されたデータをデータ・シンク260に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ280へ提供しうる。
アップリンクでは、UE116において、送信プロセッサ264が、データ・ソース262から(例えば、PUSCHのための)データを、コントローラ/プロセッサ280から(例えば、PUCCHのための)制御情報を受信し、これらを処理しうる。プロセッサ264はさらに、基準信号のための基準シンボルを生成しうる。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能であれば、TX MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、さらに、(例えば、SC−FDM等のために)復調器254a乃至254rによって処理され、基地局110へ送信される。基地局110では、UE116からのアップリンク信号が、アンテナ234によって受信され、変調器232によって処理され、適用可能な場合にはMIMO検出器236によって検出され、さらに、受信プロセッサ238によって処理されて、UE116によって送信された復号されたデータおよび制御情報が取得される。プロセッサ238は、復号されたデータをデータ・シンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240へ提供しうる。
コントローラ/プロセッサ240、280は、基地局110およびUE116それぞれにおける動作を指示しうる。基地局110におけるプロセッサ240および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、ここで説明された技術のためのさまざまな処理の実行または指示を行いうる。UE116におけるプロセッサ280および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、図4および図5に例示された機能ブロック、および/または、本明細書に記載された技術のためのその他の処理の実行または指示を行いうる。メモリ242、282は、基地局110およびUE116それぞれのためのデータおよびプログラム・コードを格納しうる。スケジューラ244は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでのデータ送信のためにUEをスケジュールしうる。X2インタフェース241は、基地局110と(例えば、図1に示すような)他の基地局との間の通信を可能にしうる。
LTE/−Aで使用されるダウンリンクFDDフレーム構造は、ラジオ・フレームの単位に分割されうる。おのおののラジオ・フレームは、(例えば10ミリ秒(ms)のような)予め定めた持続時間を有し、0乃至9のインデクスを持つ10個のサブフレームへ分割されうる。サブフレームはそれぞれ2つのスロットを含みうる。ラジオ・フレームはそれぞれ、0乃至19のインデクスを備えた20のスロットを含みうる。おのおののスロットは、L個のシンボル期間、(例えば、図2に示すような)通常のサイクリック・プレフィクスの場合、7つのシンボル期間を含み、拡張されたサイクリック・プレフィクスの場合、14のシンボル期間を含みうる。おのおののサブフレームでは、2L個のシンボル期間が、0乃至2L−1のインデクスを割り当てられうる。利用可能な時間周波数リソースが、リソース・ブロックへ分割されうる。リソース・ブロックはそれぞれ1つのスロットにおいてN個のサブキャリア(例えば、12のサブキャリア)をカバーしうる。
LTE/−Aでは、eノードBは、eノードBにおける各セルについて、一次同期信号(PSCまたはPSS)と二次同期信号(SSCまたはSSS)とを送信しうる。FDD動作モードの場合、一次同期信号および二次同期信号が、通常のサイクリック・プレフィクスを持つ各ラジオ・フレームのサブフレーム0、5のおのおのにおいて、シンボル期間6およびシンボル期間5でそれぞれ送信されうる。これら同期信号は、UEによって、セル検出および獲得のために使用されうる。FDD動作モードの場合、eノードBは、サブフレーム0のスロット1におけるシンボル期間0乃至3で、物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)を送信しうる。PBCHは、あるシステム情報を伝送しうる。
eノードBは、各サブフレームの最初のシンボル期間で、物理制御フォーマット・インジケータ・チャネル(PCFICH)を送信しうる。PCFICHは、制御チャネルのために使用される多く(M個)のシンボル期間を伝送しうる。ここで、Mは、1、2、または3に等しく、サブフレーム毎に変化しうる。Mはまた、例えば、10未満のリソース・ブロックのように、少数のシステム帯域幅に対して4に等しくなりうる。eノードBは、おのおののサブフレームの最初のM個のシンボル期間において、物理HARQインジケータ・チャネル(PHICH)と物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)とを送信しうる。PDCCHとPHICHはまた、最初の3つのシンボル期間に含まれる。PHICHは、ハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートするための情報を伝送しうる。PDCCHは、UEのためのアップリンクおよびダウンリンクのリソース割当に関する情報と、アップリンク・チャネルのための電力制御情報とを伝送しうる。eノードBはまた、おのおののサブフレームの残りのシンボル期間で、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送信しうる。PDSCHは、ダウンリンクで、データ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを伝送しうる。
eノードBは、eノードBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzでPSC、SSS、およびPBCHを送信しうる。eノードBは、これらのチャネルが送信される各シンボル期間におけるシステム帯域幅全体でPCFICHおよびPHICHを送信しうる。eノードBは、システム帯域幅のある部分において、UEのグループにPDCCHを送信しうる。eノードBは、システム帯域幅の特定の部分で、特定のUEに、PDSCHを送信しうる。eノードBは、すべてのUEにブロードキャスト方式でPSC、SSC、PBCH、PCFICH、およびPHICHを送信し、特定のUEにユニキャスト方式でPDCCHを送信し、さらに、特定のUEにユニキャスト方式でPDSCHを送信しうる。
各シンボル期間において、多くのリソース要素が利用可能でありうる。おのおののリソース要素は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーし、実数値または複素数値である1つの変調シンボルを送信するために使用されうる。制御チャネルのために使用されるシンボルについて、各シンボル期間において、基準信号のために使用されないリソース要素が、リソース要素グループ(REG)へ構成されうる。おのおののREGは、1つのシンボル期間内に、4つのリソース要素を含みうる。PCFICHは、シンボル期間0において、4つのREGを占有しうる。これらは、周波数にわたってほぼ等間隔に配置されうる。PHICHは、1または複数の設定可能なシンボル期間内に3つのREGを占有しうる。これらは、周波数にわたって分散されうる。例えば、PHICHのための3つのREGはすべて、シンボル期間0に属しうる。あるいは、シンボル期間0、1、2に分散されうる。PDCCHは、最初のM個のシンボル期間内に、9、18、36、または72のREGを占有しうる。これらは、利用可能なREGから選択されうる。複数のREGのある組み合わせのみが、PDCCHのために許可されうる。
UEは、PHICHとPCFICHとのために使用された特定のREGを認識しうる。UEは、PDCCHを求めて、REGの異なる組み合わせを探索しうる。探索する組み合わせの数は、一般に、PDCCHのために許可された組み合わせ数よりも少ない。eノードBは、UEが探索する組み合わせのうちの何れかのUEにPDCCHを送信しうる。
UEは、複数のeノードBの有効通信範囲内に存在しうる。これらのeノードBのうちの1つは、UEにサービス提供するために選択されうる。サービス提供するeノードBは、例えば受信電力、経路喪失、信号対雑音比(SNR)等のようなさまざまな基準に基づいて選択されうる。
アップリンク・ロング・ターム・イボリューション(LTE)通信における典型的なFDDおよびTDD(特別ではないサブフレームのみの)サブフレーム構造は、データ部分および制御部分に分割されたアップリンクのために利用可能なリソース・ブロック(RB)を含む。制御部分は、システム帯域幅の2つの端部において形成され、設定可能なサイズを有しうる。制御部分におけるリソース・ブロックは、制御情報の送信のために、UEへ割り当てられうる。データ部分は、制御部分に含まれていないすべてのリソース・ブロックを含みうる。データ部分は、隣接するサブキャリアを含んでいる。これによって、単一のUEに、連続するサブキャリアのすべてが、データ部分に割り当てられるようになる。
UEは、eノードBへ制御情報を送信するために、制御部分においてリソース・ブロックを割り当てられうる。UEはまた、eノードBへデータを送信するために、データ部分においてリソース・ブロックを割り当てられうる。UEは、制御部分において割り当てられたリソース・ブロックで、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)で制御情報を送信しうる。UEは、データ部分において割り当てられたリソース・ブロックで、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)で、データのみ、または、データと制御情報との両方を送信しうる。アップリンク送信は、サブフレームからなる両スロットにおよび、周波数を越えてホップしうる。1つの態様によれば、緩和された単一キャリア動作において、アップリンク・リソースで並列なチャネルが送信されうる。例えば、制御およびデータ・チャネル、並列制御チャネル、および並列データ・チャネルが、UEによって送信されうる。
PSC、SSC、CRS、PBCH、PUCCH、PUSCH、および、LTE/−Aで使用される他のこのような信号およびチャネルは、公的に利用可能な、「イボルブド・ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(E−UTRA);物理チャネルおよび変調」(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation)と題された3GPP TS 36.211に記載されている。
1つの実施形態では、LTE−Aは、協調マルチ・ポイント(CoMP)送信機能を含んでいる。この機能は、通信パフォーマンス全体を改善するための干渉緩和技術を提供する。この技術では、基地局としても知られている複数のeノードBが協調する。あるタイプのCoMPでは、eノードBは、通信パフォーマンス全体を改善するために、1または複数のUEまたは移動局へ同じ情報を並行して同時に送信する。図3は、ユーザ機器320に送信している複数のeノードBを用いた、協調マルチ・ポイント(CoMP)シナリオ300の例を例示する。複数のeノードB310a、310b、310c、310dは、複数のeノードBを接続している線によって示されるように、互いに通信することができる。1つの実施形態では、eノードBの各々は、他のeノードBのうちの何れかと通信しうる。例えば、eノードB310aは、eノードB310b、310c、310dのうちの何れかと通信することができる。当業者であれば、図示されているeノードBとUEの数は、例示のためのみであり、本開示のスコープまたは精神を制限することなく、その他の数も可能であることを理解するであろう。
1例において、CoMP送信は、複数のeノードBによって調整された動作による干渉低減、または、強化された空間多重化によって、受信信号対干渉および雑音比(SINR)を、また、これによって、データ・レートを改善しうる。しかしながら、このような調整は、一般には、調整しているeノードB間のタイトな同期およびメッセージ交換が必要となる。
1つの実施形態では、CoMPシステムは、さまざまなセットを含んでいる。例えば、CoMP協調セット(CCS)は、UEへのPDSCH(物理ダウンリンク共有チャネル)送信にダイレクトにまたは非ダイレクトに参加している地理的に分離されたポイントのセットである。CCSは、UEに対して透過的であることも、透過的でないこともありうる。別の例として、CoMP送信ポイント(CTP)は、UEにPDSCHをアクティブに送信しているポイントのセットである。一般に、CTPは、CCS(すなわち、CCSの必ずしもすべてのメンバが、アクティブに送信している訳ではない)のサブセットである。別の例として、測定セット(MS)は、UEへのリンクに関連する統計情報またはチャネル状態がレポートされるセルのセットである。一例において、MSは、CCSと同じでありうる。別の例において、実際のUEレポートは、実際のフィードバック情報が送信されるセルをダウン・セレクトしうる。別の例では、ラジオ・リソース管理(RRM)をサポートするために、長期チャネル状態情報のために、RRM測定セット(RMS)が使用されうる。
ダウンリンクCoMPのサポートのためのフィードバック技術は、3つのカテゴリ、すなわち、明示的なフィードバック、暗黙的なフィードバック、サウンディング基準信号(SRS)のUE送信、に特徴付けられうる。明示的なフィードバックの場合、受信機によって観察されたような情報が、如何なる送信機または受信機処理を仮定することなく、送信機に送り返される。暗黙的なフィードバックを用いた場合、異なる送信処理および/または受信処理(例えば、チャネル品質インジケーション(CQI)、プリコーダ行列インジケーション(PMI)、およびランク・インジケーション(RI))からなる仮説を用いる情報が、送信機に送り返される。サウンディング基準信号(SRS)のユーザ機器送信は、チャネル相互性を活用するeノードBにおけるチャネル状態情報(CSI)推定のために使用されうる。
一例において、送信波形にサイクリック・プレフィクスが追加されうる。サイクリック・プレフィクスは、送信波形の終了部分の冗長コピーであり、受信機におけるマルチパス歪みに対して保護するために、送信波形の先頭部分に配置される。別の態様では、送信波形に対してサイクリック・プレフィクスを追加することは、必ずしも、受信信号の有用な部分を保護する訳ではないことがありうる。有用な部分は、所望の情報ビットを含む、受信信号の一部である。例えば、受信信号の有用な部分が、サイクリック・プレフィクスの期間を越えて位置する場合、顕著なパフォーマンス低下が生じうる。したがって、CoMPから十分なパフォーマンスの利益を得るために、信号のうちの有用な部分は、サイクリック・プレフィクス・ウィンドウ内で、時間的に揃えられねばならない。
CoMP送信は、3つのカテゴリ、すなわち、協調されたスケジューリング/ビームフォーミング(CS/CB)、動的セル選択(DCS)、および統合送信(JT)、に分けられうる。協調されたスケジューリング/ビームフォーミングでは、データは、サービス提供セルにおいてのみ利用可能であるが、CoMP協調セット(CCS)に対応するセル間の調整を用いて、ユーザ・スケジューリング/ビームフォーミング決定がなされる。動的セル選択および統合送信は、ともに、統合処理のタイプである。動的セル選択(DCS)では、PDSCH送信は、一度に、CoMP協調セット(CCS)内の1つのポイントからである。統合送信では、PDSCH送信は、一度に、複数のポイント(CoMP協調セットの全体のうちの一部)からである。さらに詳しくは、単一のUEへのデータが、複数の送信ポイントから同時に送信される。
図4は、LTEダウンリンクCoMPネットワーク・アーキテクチャ400の例を例示する。この例は、ダウンリンクCoMP送信のために例示されているが、当業者であれば、アップリンクCoMP送信もまた同様に実施されうることを理解するであろう。この図には2つのeノードB410、412が示されている。これらは、E−UTRAインタフェース(すなわち、LTEエア・インタフェース)によってUE414,418との双方向無線接続を扱う。オプションとして、eノードB410、412はまた、パーソナル・コンピュータ416、420への接続を扱いうる。eノードB410、412は、eノードB間のユーザ・プレーン交換と制御プレーン交換との両方のために、X2インタフェースによって相互接続されている。オプションとして、代替実施形態では、eノードB410、412は、MME422を介してS1インタフェースを介して、または、当業者に周知のその他のインタフェースを介して情報を交換しうる。例示のみの目的のために、以下の例は、X2インタフェースに関して記載されている。図4に戻って、おのおののeノードB410、412は、S1−MMEインタフェースによってモバイル管理エンティティ(MME)422へ、S1−Uインタフェースによってサービス提供ゲートウェイ(SGW)424へ接続される。MME422およびSGW424はS11インタフェースによって接続される。また、MME422は、S6aインタフェースによってホーム加入者サーバ(HSS)428に接続される。一方、SGW424は、S5インタフェースによってパケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(PDNGW)426に接続される。そして、PDNGW426は、SGiインタフェースによってイントラネット430、インターネット432、またはその他のアプリケーション特有のネットワーク・アーキテクチャ434に接続される。
図5は、協調されたスケジューリング/ビームフォーミング(CS/CB)を備えたダウンリンクCoMP送信シナリオの例を例示する。システム500の例では、送信は、eノードB510、512によって、UE514、518へそれぞれ提供される。この例では、2つのeノードB510、512間で制御情報のみが送信される。特に、適切なビーム形成を決定するために、UE514、518のためのスケジューリング・データがeノード510、512間で授受される。例えば、これによって、干渉を低減または最小化する狭ビーム構成が可能となる。
図6および図7は、動的セル選択(DCS)を用いるダウンリンクCoMP送信の例を例示する。動的セル選択では、UEにデータを送信するためにどのセルが良好に適しているのかを判定するために、eノードB510とeノードB512との間で制御情報が交換される。図6では、eノード510が、サービス提供セル塔516を介してUE514に送信する。なぜなら、サービス提供セル塔516が、最も良く方向付けられたビームを取得しうると判定されたからである。図7では、eノードB512は、eノードB510もサービス提供セル塔516も利用せず、セル塔520を介してUE514への送信を提供する。図7では、eノードB510とeノードB512の間で、制御メッセージングとデータ・メッセージングとの両方がなされる一方、図6では、これらeノードB間では、制御メッセージングのみが生じる。
図8は、統合送信(JT)を用いるダウンリンクCoMP送信シナリオの例が例示される。統合送信は、複数の送信ポイントから1またはいくつかのUEへ一度になされる複数のダウンリンク物理レイヤ送信を称する。この例のシナリオでは、2つのeノードB510、512によって、2つのUE514、518へ統合送信が提供される。統合送信は、複数のeノードBによって調整された動作による干渉低減、または、強化された空間多重化によって、改善された送信パフォーマンスを提供する。例示された他のeノードB522、524は、送信に関係しない。
本開示の態様にしたがって、レート予測を改善するために、協調マルチ・ポイント(CoMP)における長期スケーリング電力および残留干渉推定のための方法および装置が提供される。この方法およびシステムは、一般に、ダウンリンクCoMPフレームワーク等のコンテキストにおけるレート予測に関する。さらに詳しくは、ここで記載されるものは、少なくとも1つの適切なインジケータを定期的にフィードバックすることによって、レート予測の品質を改善するための技術である。1つの実施形態では、少なくとも1つの適切なインジケータは、チャネル・ゲイン推定値でありうる。それに加えて、または、代替案では、少なくとも1つの適切なインジケータは、干渉推定値を備えうる。
ダウンリンクCoMPコヒーレント送信を達成することに関し、所与のUEにサービス提供するために協調することが意図されているノードは、UEのRXアンテナへの送信に含まれる、TXアンテナからのリンクに対応する短期フェージング係数を使用する。したがって、各UEが自己の(単一の)サービス提供ノードからのチャネルのみを推定する標準的なセルラ・システムとは異なり、CoMPシナリオでは、各UEは、いくつかのノードからのチャネルを推定しなければならない。
特に、所与のUEの測定セット(MS)は、所与のUEが測定しうるノードのセット(すなわち、十分大きなパイロット信号対雑音比で受信されたノード)として定義されうる。UEはそれぞれ自己の測定セットを有しうる。このサイズは、例えば、ネットワーク構成や端末の地理的位置に依存して変動しうる。
この測定において、すべてのノードからのすべてのチャネルを用いることは、アップリンクにおいて大きなフィードバック・オーバヘッドを伴いうることが注目される。なぜなら、これら推定されたチャネルは、アンカ・ノードに定期的にフィードバックされるだろうからである。したがって、アップリンクにおける最大フィードバック・オーバヘッドを制限付けることができるように、測定セットを削ることが望ましい。例えば、このようなシステムで実施される処理は、測定セットが所与の値よりも大きいか否かを判定し、大きいと判定された場合には、測定セットを減らしうる。減らされた新たなセットは、ラジオ・レポート・セット(RRS)と称されうる。
したがって、各UEは、感知することができるすべてのノードを測定し、例えば最大アップリンク・オーバヘッドのような予め定められた基準に基づいて(測定セットよりも小さいかまたは等しい)自己のラジオ・レポート・セットを構築し、ラジオ・レポート・セット内のノードに属するチャネルのみをフィードバックしうる。特に、レポートされていないこれらチャネルからの(例えば、考慮されたUEのラジオ・レポート・セット外のノードからの)すべての電力は、UEによって受けられる干渉に貢献しうるので、ラジオ・レポート・セットは、CoMP技術を用いることによって予測される最大ゲインを定量化するために使用されうる。
ダウンリンクCoMPフレームワークは、複数のネットワーク・ノード(例えば、アクセス・ポイント、セル、またはeNB)からユーザ機器(UE)または複数のUEへの協調送信を伴う。これによって、ノード間の干渉が低減/最小化され、および/または、複数のノードからのチャネル・ゲインが、UE受信機において結合されるようになる。所与の現実的な協調アルゴリズムの場合、結合によるチャネル・ゲイン増加とノード間干渉低減との正確な量は、前もって知られておらず、協調ノードと干渉ノードとの両方からのチャネルのみならず、近隣ノードのスケジューリング決定にも、そして、恐らくは、特定の協調アルゴリズムに関連するその他のパラメータにも依存しうる。例えば、一般に、マルチ・ポイント等化器(MPE)は、犠牲となるUEに対する干渉低減をも考慮するという事実のために、チャネル・ゲインははるかに小さくなりうるものの、MPE技術は、所与のUEのため、そして、上述した条件/要因に依存して、UEのラジオ・レポート・セットにおけるすべてのノードから、十分な結合ゲインを達成しうる。協調アンテナの数は、バックホール・レイテンシおよび計算上の複雑さの要件によって、制限されうるので、等化器の設計における自由度が制限され、自由度のいくつかは、サービス提供されているUEのチャネル・ゲインを改善するため、または、犠牲となるUEへのノード間干渉を低減するために費やされうる。
上述された理由等によって、UEによって受けられた実際の干渉およびチャネル・ゲインを不完全にしか知らないことによって、不完全なスケジューリング決定に至ることが避けられない。結果として、公平なターゲットが粗野に見落とされうるか、および/または、達成された平均スループット値が、理想的なスケジューリングによって達成可能なものよりも小さくなりうる。各ノードで独立して実行されうるスケジューリングの目的は、所与のスケジューリング決定が達成しうるレートを、高い精度で予測することであり、セルにわたるさまざまなUEへの同時送信のみならず、同じセルによって同じリソース内に複数のUEがスケジュールされる(例えば、マルチ・ユーザMIMO(MU−MIMO))可能性、または、ランク≧2でスケジュールされたUE(例えば、シングル・ユーザMIMO(SU−MIMO))を考慮する。(推定誤差、レイテンシ、および有限量子化を被る)レート予測は、さまざまなシングル・ユーザ・スケジューリング決定およびマルチ・ユーザ・スケジューリング決定に対応するレートを予測するために、ノードに関連付けられたすべてのUEによってレポートされたMIMOチャネルの知識を活用しうる。レポートされたチャネルにおける上述した誤差は、一般に、スケジューリング決定に悪影響を与える。ノードにおいて理想的に、完全なチャネル状態情報が存在している場合であっても、実際のチャネル・ゲインおよびノード間の残留干渉に関する残留不確定性が、レート予測の品質に影響を与えうるので、スケジューリング決定およびシステム全体のパフォーマンスに悪影響を与えうる。1つの態様では、ここに記載された実施形態は、UEにおいて推定された適切なインジケータを定期的にフィードバックすることによって、レート予測の品質を改善する技術を提供する。
(チャネル・ゲイン推定を改善すること)
UEにおいてチャネル・ゲインを推定するための既知のアプローチは一般に、UEのラジオ・レポート・セットにおけるすべてのノードが、自己のチャネル・ゲイン(すなわち、最大比結合(MRC))を増加させる目的で動作するものと仮定すること、または、アンカ(サービス提供)セルにおけるアンテナのみがこの目的を達成するように動作すること、を含む。最初のアプローチは楽観的である。なぜなら、MRCゲインは、実際のチャネル・ゲインの上限であるからである。一方、後者は、例えばMPEのような統合送信との何れかの協調技術が存在する場合には物理的な意味はなく、もしも不可能ではない場合、実際のチャネル・ゲインが、予測値よりも大きいか小さいかを前もって伝えることは困難である。
本開示で説明されるように、小規模なフェージング係数および近隣ノードのスケジューリング決定に関わらず、所与のUEの実際のチャネル・ゲインは、MRCゲインに比例することが提案される。一方、比例係数またはスケーリング係数は、UE長期チャネルに依存し、その他すべての係数、すなわち、小規模なチャネル係数および近隣ノードのスケジューリング決定とはほとんど独立している。上述したスケーリング係数を用いると、UEのMRCゲインを評価すること、および、対応するスケーリング係数(単数または複数)を適用することによって、おのおののUEのチャネル・ゲインを推定できるようになるであろう。例えば、1つの実施では、UE側における特定のUEのスケーリング係数(μとして示される)の推定およびトラックは、以下のようにして実行されうる。
UEのラジオ・レポート・セットにおけるすべてのノードから小規模チャネルが推定されると、対応するMRCゲインが評価されうる。UEへの2重ストリーム送信が可能である場合、UEは、適切な受信ビームを仮定して、両ストリームのMRCゲインを評価しうる。
送信が実行されると、UEは、実際の平均受信電力を評価しうる。これは、小規模フェージング、適用されている協調技術、RRSにおけるノードのスケジューリング決定等に依存するランダムな量である。
フィードバック要件を低減するために、そして、スケーリング・ファクタ(単数または複数)μは、ゆっくりと変動しているので、UEは、μの評価およびフィードバックの前に、実際の受信電力のいくつかの連続値を収集しうる。
値μは、実際の受信電力とMRCチャネル・ゲインとの間の比として評価され、適切な量子化を用いてアンカ・ノードへフィードバックされうる。いくつかの送信が収集された場合、平均値が採られうる。UEは、含まれうる可能なスケジューリング・シナリオ、すなわち、シングル・ユーザ・ランク−1、シングル・ユーザ・ランク>1(およびこの場合、各ストリームについて1つのμ値)、および潜在的にマルチ・ユーザ・ランク−1および/またはランク>1、のおのおのについて1つのμ値を収集およびフィードバックしうることが注目される。例えば、(RXとTXとの間におけるアンテナ数の最小が2であることを意味する)2アンテナ・システムでは、以下の4つのシナリオが考慮されうる。シングル・ユーザ・ランク−1 μ、シングル・ユーザ・ランク−2 第1のストリームμ1<下付き>、シングル・ユーザ・ランク−2 第2のストリームμ2<下付き>、およびマルチ・ユーザ・ランク−1 μ。あるいは、UEが関連するスケジューリング・シナリオに関係なく、1つの単一値μが推定されフィードバックされうる。
1つの実施形態では、アンカ・ノードは、関連付けられたすべてのUEからμ値を収集する。そして、予測チャネル・ゲイン推定およびこれに呼応して予測レートを改善するために、これらを用いる。特に、パラメータνのセットは、各UEおよび各シナリオについて1つ、ログ領域で定義されうる。
すべてのνは最初に0dBに設定される。
μの1または複数の推定値が所与のUBによってフィードバックされた場合、対応する内部νパラメータが、例えばロー・パス・フィルタ等のような任意の適切なフィルタ技術にしたがって更新されうる。1つの実施形態では、ロー・パス・フィルタは、典型的な式にしたがって、係数(例えば、μ)における雑音の効果を低減しうる。
ν=(1−α)ν+αμ、ここでαは、0と1との間で、適切に設計されたスケーリング係数でありうる。
所与のνは、同じUE(さらに、各シナリオについて1つ、同じUEによって複数の値がフィードバックされているのであれば、同じシナリオ)に対応するμを用いて更新されうることが注目される。単一の値が、所与のUEによってフィードバックされた場合、このUEに対応するすべてのνパラメータは、受信したν値のみを用いて更新されうる。この一次フィルタ式(ν=(1−α)ν+αμ)は、単なる典型例であり、当業者に周知のその他の適切なフィルタリング技術が実施されうることが注目される。例えば、μ等における雑音の効果を低減するために、別の有限インパルス応答(IIR)フィルタ式が使用されうる。
レポートされたチャネル係数を用いて、おのおののUEについて、MRCゲインが評価されうる。
考慮される各シナリオについて、チャネル・ゲインは、評価されたMRCを、考慮されているUE(単数または複数)およびストラテジ・タイプに対応するν係数によってスケールすることによって予測されうる。
上述した処理は、すべてのUEおよびシナリオについてE{ν}=E{μ}に対応した安定した動作点を持つ適応トラッキング処理を定義することが注目される。ここでE{.}は、予測演算子である。任意のクローズド・ループ・トラッキング・アルゴリズムに関し、おのおのは、例えばシステムにおける新たなUEのような、長期チャネル変動または別のシステム条件に容易に適合しうる。パラメータαは、推定精度と変動に対する応答との間のトレードオフを制御する。
(残留干渉のトラッキング)
上述したチャネル・ゲインの他に、UEにおけるノード間残留干渉は一般に知られてない。なぜなら、干渉は、適用されている協調技術が干渉をどれくらい良く抑制できるかに依存するからである。適用された協調技術の他に、例えば、実際の小規模フェージング・チャネル、近隣ノードのスケジューリング決定等のようなその他のパラメータが、UEによって受けられた実際のノード間干渉に寄与しうる。推定された干渉は、スケジューリング・アルゴリズムにおけるレート予測のために使用されうるが、一般には、(例えば、ノード選択手順を協調させるための)協調技術によっても適用される。したがって、干渉のためにも良好な推定精度を達成することが望ましい。
所与のUEにおいて干渉レベルを推定するための既知のアプローチは、通常は、考慮されたUEのラジオ・レポート・セットに属する所与のノードのセットが、このUEの干渉元のリストから完全に削除されうるものと仮定することを含みうる。したがって、干渉は、長期チャネル値のみを用いて、ラジオ・レポート・セット外のすべてのノードから受信した電力の合計として推定されうる。これは、良好な近似かもしれないが、UEにおける実際の干渉レベルを推定することと、推定された値を、アップリンク・チャネルを介してアンカ・ノードへレポート・バックすることとによって、改善されたパフォーマンスが取得されうる。例えば、さらに洗練されたアプローチは、以下を含みうる。a)UE側において、受信された各データ・パケットについて、干渉に雑音を加えた平均電力を評価または計算することは、データ復調のために正確なチャネルおよび干渉推定を保証するために設計されたUE特有の基準信号(UE−RS)に少なくとも部分的に基づいて実行されうる。オプションとして、干渉に雑音を加えた平均電力を評価または計算することは、推定がデータ・トーンに依存する場合、受信したデータ・パケットを正しく復号した後に実行されうる。b)UEが、適切な量子化を用いて最後のQ’≧1個の推定された干渉値を定期的にフィードバックしうる。c)各ノードは、関連付けられたUEから干渉推定値を受信し、1つのバッファが、関連付けられたUEのためのものであるサーキュラ・バッファに最後のQ値(Q≧Q’)を格納しうる。d)各UEの平均干渉の推定値は、所与の時点において、利用可能なQ個のレポートされた値を平均化することによって評価されうる。この推定値は、例えば、適用されている協調技術によって使用されうる。一方、サーキュラ・バッファ内の利用可能なすべての値(各UEについてQ個)は、以下のルールにしたがって、レート予測のために、スケジューラによって統合的に使用されうる。所与の戦略、およびこの戦略に含まれる所与のUEについて、予測レートRは、このUEにおいて利用可能なQ個の干渉の推定値を連続的に仮定すると、Q個の予測レートの算術平均である。この平均化が実行されると、チャネル・ゲインが、固定して維持され、「チャネル・ゲイン推定を改善すること」との見出しから下のパラグラフに記載された技術が、ゲイン予測のために使用されうる。
上記の記載に関し、QおよびQ’は、フィードバック・オーバヘッド、UEとノードとの両方におけるメモリ要件、ノードにおける計算複雑さ、および、長期チャネルおよびシステム変動に対する応答を制御しうる設計パラメータである、ことが注目される。
ここで記載された実施形態の1または複数の態様によれば、「チャネル・ゲイン推定を改善すること」および「残留干渉のトラッキング」との見出しの下のパラグラフに記載された方法のステップが、UEにおいて実行されうる。例えば、μ推定ループがUEにおいて実行されうる一方、フィードバック(このチャネル成分)は、フィルタされたμが乗じられた短期MRCゲインに基づく。これによって、処理のほとんどまたはすべてが、UEにおいてなされるようになる。
本明細書で記載された実施形態のうちの1または複数の態様によれば、UEにおいてチャネル・ゲイン推定を改善し、これによって、CoMP無線通信システムにおけるレート予測品質を改善する方法が提供される。図9に示すフロー図を参照して、方法900が提供されている。この方法は、910において、UEのラジオ・レポート・セットにおけるノードから、小規模のチャネルを推定することを含みうる。この方法900は、ブロック920において、(例えば、パイロット・シンボル等に基づくチャネル推定値に基づいて)MRCチャネル・ゲインを判定することを含みうる。方法900は、ブロック930において、例えば、少なくとも1つのノードから、少なくとも1つの受信した送信に対応する少なくとも1つの実際の平均受信電力を評価することを含みうる。前述したように、MRCは、環境要因等によって、実際の平均受信電力とは異なるであろう理論的なゲインである。ブロック940では、少なくとも1つのスケーリング・パラメータ(μ)が計算され、ここで、μ値は、実際の平均受信電力(単数または複数)とMRCチャネル・ゲインとの間の比である。ブロック950では、少なくとも1つの計算されたμが、適切な量子化を用いて、アンカ・ノードへ送信される。
本明細書に記載された実施形態の1または複数の態様にしたがって、少なくとも1つの関連付けられたUEのために、ノードにおけるチャネル・ゲイン推定を改善し、もって、レート予測を改善する方法が提供される。この方法は、一般に(a)各UEのログ領域において1または複数のν係数を定義することと、(b)各ν係数を0dB等に設定することと、(c)選択または定義されたIIRフィルタ式(例えば、ν=(1−α)ν+αμ)等にしたがって、各ν係数を更新することと、(d)レポートされた任意のチャネル係数を用いて、各UEのための最大比結合(MRC)チャネル・ゲインを評価することと、(e)予測チャネル・ゲインを計算するために、評価されたMRCチャネル・ゲインをν係数によってスケールすることと、(f)予測されたチャネル・ゲインに少なくとも部分的に基づいて、予測レートを計算することと、を含みうる。本開示の態様によれば、eNBによって判定されたMRCと、この判定に関連してUEによって判定されたMRCとは、実質的に類似または同一となるであろう。
例えば、図10に示すフロー図を参照して、(例えば、UEが最初にシステムに自己を登録する間に実行される)初期化中、各UEについてログ領域における1または複数のν係数を定義すること(ブロック1010)と、各ν係数を0dBに設定すること(ブロック1020)とを含む、例示されている方法1000が提供される。方法1000は、ブロック1030において、少なくとも1つの関連付けられたUE(単数または複数)から、少なくとも1つのスケーリング・パラメータ(μ)を受信すること、を含みうる。この方法1000は、ブロック1040において、式ν=(1ーα)ν+αμにしたがって、各ν係数を更新すること、を含みうる。パラメータは、推定精度と、変動に対する応答との間のトレードオフを制御し、0乃至1の間のスケーリング係数である。ブロック1050では、最大比結合(MRC)チャネル・ゲインが、レポートされている任意のチャネル係数を用いて、各UEについて評価される。ブロック1060では、所与のUEの各スケジューリング・シナリオについて、評価されたMRCチャネル・ゲインが、所与のUEに対応するν係数によってスケールされ、もって、予測チャネル・ゲインが計算される。この方法はさらに、予測チャネル・ゲインに少なくとも部分的に基づいて予測レートを計算することを含みうる(ブロック1070)。UEがシステム内に残っている間、ブロック1030−1070は、連続的に反復されうることが注目される。
本明細書に記載された実施形態のうちの1または複数の態様によれば、UEにおいて残留干渉をトラックし、もって、CoMP無線通信システムにおけるレート予測を改善する方法が提供される。図11に示すフロー図を参照して、ブロック1110において、データ復調のための正確なチャネルおよび干渉推定を保証するために設計された少なくとも1つのUE−RSに少なくとも部分的に基づいて、干渉に雑音を加えた平均電力を評価すること、を含む方法1100が提供される。ブロック1120では、Q’個の干渉推定値が、干渉に雑音を加えた平均電力に少なくとも部分的に基づいて判定される。方法1100は、ブロック1130において、適切な量子化を用いて、少なくとも最後のQ’≧1個の干渉推定値をアンカ・ノードへ送信すること、を含みうる。
本明細書に記載された実施形態のうちの1または複数の態様によれば、ノードにおける残留干渉をトラックし、もって、レート予測を改善する方法が提供される。図12に示すフロー図を参照して、ブロック1210において、関連付けられたUEからQ’個の干渉推定値を受信することを含みうる方法1200が提供される。ブロック1220では、最後のQ値(Q≧Q’)が、UEのためにサーキュラ・バッファに格納される。1つの実施形態では、方法1200は、所与のUEのための平均干渉を計算するために、所与のUEのために利用可能なQ値を平均化し、計算された平均干渉に少なくとも部分的に基づいて、予測レートを計算すること(ブロック1230)、を含みうる。代案では、または、さらに、方法1200は、予測レートを、Q個の予測レートの算術平均として計算すること(ブロック1230)、を含みうる。
本明細書に記載された実施形態のうちの1または複数の態様によれば、UEによるチャネル・ゲイン推定を改善する方法が提供される。図13に示すフロー図を参照して、ブロック1310において、ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの理論最大ゲインと、結合空間チャネルでの送信の実際の受信電力とに基づいて、UEによって、ゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を決定することと、ブロック1320において、少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を、ラジオ・レポート・セットのうちの少なくとも1つのノードへ送信することと、を含む方法1300が提供される。
記載された実施形態の別の態様によれば、eNBによってチャネル・ゲイン推定を改善する方法が提供される。図14に示すフロー図を参照して、ブロック1410において、ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、eNBによって、ユーザ機器(UE)のゲイン・スケーリング・パラメータμを受信すること、を含む方法1400が提供される。ブロック1420では、eNBが、ゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて、eNBによる内部スケーリング・パラメータ(ν)を決定する。ブロック1430では、実際のゲインが、結合空間チャネルの理論最大ゲイン基づいてeNBによって推定される。実際のゲインは、受信されたゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)と、内部スケーリング・パラメータ(ν)とを考慮している。
記載された実施形態のうちの1または複数の態様によれば、UEによる干渉をトラックするための方法が提供される。図15に示すフロー図を参照して、ブロック1510において、UEによって、UEの協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セットの結合空間チャネルの干渉レベルを推定すること、を含む方法1500が提供される。ブロック1520では、UEが、1または複数の量子化された推定された干渉レベルをアンカ・ノードへ送信する。
記載された実施形態のうちの1または複数の態様によれば、eNBによって干渉をトラックする方法が提供される。図16に示すフロー図を参照して、ブロック1610において、複数のユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、量子化された多くの干渉レベル推定値を、eNBによって受信すること、を含みうる方法1600が提供される。ブロック1620では、eNBが、受信された量子化された干渉レベル推定値に基づいて、UEのうちの少なくとも1つのレートを予測する。
1つの構成では、例えば受信プロセッサ258またはコントローラ/プロセッサ280のように、判定するための手段と、例えば送信プロセッサ264のように、ラジオ・レポート・セットのうちの少なくとも1つのノードにゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を送信するための手段と、を含む、無線通信のためのUE120が構成されている。別の構成では、干渉レベルを推定するための手段と、例えば受信プロセッサ258またはコントローラ/プロセッサ280のように、1または複数の量子化された推定された干渉レベルをアンカ・ノードに送信するための手段と、を含む、無線通信のためのUE120が構成されている。
1つの構成では、例えば受信プロセッサ238のように、ユーザ機器(UE)の少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を受信するための手段と、例えばスケジューラ244のように、ゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて内部スケーリング・パラメータ(ν)を決定するための手段と、例えばスケジューラ244のように、結合空間チャネルのための理論最大ゲインに基づいて実際のゲインを推定するための手段と含む、無線通信のためのeNB110が構成されている。実際のゲインは、受信ゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)と内部スケーリング・パラメータ(ν)とを考慮している。別の構成では、量子化された干渉レベル推定値を受信する手段と、例えばスケジューラ244のように、受信された量子化された干渉レベル推定値に基づいて、UEのうちの少なくとも1つのレートを予測する手段とを含む、無線通信のためのeNB110が構成されている。
1つの態様では、前述の手段は、前述の手段によって記載された機能を実行するように構成された任意のモジュールまたは任意の装置でありうる。1つの実施形態では、UEは、eNBにゲイン推定値と干渉推定値との両方を送信し、eNBは、ゲイン推定値と干渉推定値との両方に基づいて、レートを予測する。
当業者であればさらに、本明細書の開示に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、および処理ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に記載された。これら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、特定のアプリケーションのおのおのに応じて変化する方式で、上述した機能を実現することができる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書の開示に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサは、マイクロ・プロセッサでありうるが、代替例では、このプロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、または順序回路でありうる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
本明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアでダイレクトに、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、またはこの2つの組合せで実施することができる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサがプロセッサから情報を読み取り、またプロセッサに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在しうる。ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在しうる。
1または複数の典型的な設計では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはこれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能な媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく、一例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶装置、あるいは、命令群またはデータ構造の形式で所望のプログラム・コード手段を伝送または格納するために使用され、かつ、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータ、あるいは、汎用プロセッサまたは特別目的プロセッサによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能な媒体と適切に称される。例えば、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいは他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、またはDSLは、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルー・レイ・ディスク(disc)を含む。これらdiscは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。それに対して、diskは、通常、データを磁気的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
本開示の上記記載は、当業者をして、本開示の製造または利用を可能とするように提供される。この開示に対するさまざまな変形は、当業者に容易に明らかであって、本明細書で定義された一般原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用されうる。このように、本開示は、本明細書で示された例および設計に限定されることは意図されておらず、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当するとされている。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
無線通信システムの方法であって、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP:Coordinated Multi-Point)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの理論最大ゲインと、前記結合空間チャネルにおける送信の実際の受信電力とに基づいて、前記UEによって、少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を決定すること、
前記CoMPラジオ・レポート・セットの少なくとも1つのノードへ、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を送信することと、
を備える方法。
[C2]
前記UEに関する複数のスケジューリング戦略のうちのおのおのについて、個別のゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を前記UEよって決定すること、をさらに備えるC1に記載の方法。
[C3]
前記スケジューリング戦略は、シングル・ユーザ・ランク1 スケジューリング、シングル・ユーザ・ランク>1 スケジューリング、マルチ・ユーザ・ランク1 スケジューリング、マルチ・ユーザ・ランク>1 スケジューリングを含み、さらに、ランク>1 ストリームのおのおのについて、個別の戦略を含む、C2に記載の方法。
[C4]
前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータを、前記CoMPラジオ・レポート・セットのうちの少なくとも1つのノードに送信する前に、前記UEによって、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)をフィルタすること、を備えるC1に記載の方法。
[C5]
前記結合空間チャネルの最大比結合(MRC)チャネル・ゲインを判定することによって、前記理論最大ゲインを判定すること、をさらに備えるC1に記載の方法。
[C6]
無線通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、eNBによって、前記UEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を受信することと、
前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて、内部スケーリング・パラメータ(ν)を、前記eNBによって決定することと、
前記結合空間チャネルの理論最大ゲイン基づいて、前記eNBによって、実際のゲインを推定することと、を備え、
前記実際のゲインは、前記受信されたゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)と前記内部スケーリング・パラメータ(ν)とを考慮している、方法。
[C7]
前記eNBによって受信された複数のゲイン・スケーリング・パラメータのおのおのについて、前記内部スケーリング・パラメータ(ν)を更新すること、をさらに備えるC6に記載の方法。
[C8]
前記UEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング係数(μ)に対応する内部スケーリング・パラメータ(ν)によって前記RRS内のすべてのノードの最大電力をスケールすることによって、前記UEのチャネル電力を前記eNBにおいて予測すること、をさらに備えるC6に記載の方法。
[C9]
無線通信の方法であって、
前記UEの協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの少なくとも1つの干渉レベルを、ユーザ機器(UE)によって推定することと、
前記少なくとも1つの推定された干渉レベルを前記アンカ・ノードに送信することと、を備える方法。
[C10]
UE特有の基準信号に基づいて、前記UEによって、前記干渉レベルを推定すること、を備えるC9に記載の方法。
[C11]
無線通信の方法であって、
複数のユーザ機器(UE)のための協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、量子化された複数の干渉レベル推定値を、eNBによって受信することと、
前記受信された量子化された干渉レベル推定値に基づいて、前記UEのうちの少なくとも1つのレートを、前記eNBによって予測することと、
を備える方法。
[C12]
各UEの前記干渉レベル推定値を平均化することによって評価された平均信号対干渉および雑音比(SINR)に基づいて、前記eNBによって前記レートを予測すること、を備えるC11に記載の方法。
[C13]
前記UEの予測されたレートの平均に基づいて、前記eNBによってレートを予測することを備え、予測された1つのレートは、格納された各干渉値に関する、C11に記載の方法。
[C14]
スケジューリングのために利用可能な、関連付けられたUEのセットから、UEのセットを選択することと、
前記予測されたレートにしたがって、前記選択されたUEをスケジュールすることと、
を備えるC11に記載の方法。
[C15]
無線通信のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの理論最大ゲインと、前記結合空間チャネルにおける送信の実際の受信電力とに基づいて、少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を計算し、
前記CoMPラジオ・レポート・セットの少なくとも1つのノードへ、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を送信する
ように構成された、装置。
[C16]
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記UEに関する複数のスケジューリング戦略のうちのおのおのについて、個別のゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を計算するように構成された、C15に記載の装置。
[C17]
前記スケジューリング戦略は、シングル・ユーザ・ランク1 スケジューリング、シングル・ユーザ・ランク>1 スケジューリング、マルチ・ユーザ・ランク1 スケジューリング、マルチ・ユーザ・ランク>1 スケジューリングを含み、さらに、ランク>1 ストリームのおのおのについて、個別の戦略を含む、C16に記載の装置。
[C18]
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータを、前記CoMPラジオ・レポート・セットのうちの少なくとも1つのノードに送信する前に、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータをフィルタするように構成された、C15に記載の装置。
[C19]
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記結合空間チャネルの最大比結合(MRC)チャネル・ゲインを判定することによって、前記理論最大ゲインを判定するように構成された、C15に記載の装置。
[C20]
無線通信のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、前記UEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を受信し、
前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて、前記eNBによって、内部スケーリング・パラメータ(ν)を決定し、
前記結合空間チャネルの理論最大ゲインに基づいて、実際のゲインを推定する、ように構成され、
前記実際のゲインは、前記受信されたゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)と前記内部スケーリング・パラメータ(ν)とを考慮している、装置。
[C21]
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記UEによって受信された複数のゲイン・スケーリング・パラメータのおのおのについて、前記内部スケーリング・パラメータ(ν)を更新するように構成された、C20に記載の装置。
[C22]
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、特定のUEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング係数(μ)に対応する内部スケーリング・パラメータ(ν)によって前記RRS内のすべてのノードの最大電力をスケールすることによって、前記特定のUEのチャネル電力を予測するように構成された、C20に記載の装置。
[C23]
無線通信のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの干渉レベルを推定し、
1または複数の量子化された推定された干渉レベルをアンカ・ノードに送信するように構成された、装置。
[C24]
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、UE特有の基準信号に基づいて前記干渉レベルを推定するように構成された、C23に記載の装置。
[C25]
無線通信のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
複数のユーザ機器(UE)のための協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、量子化された複数の干渉レベル推定値を受信し、
前記受信された量子化された干渉レベル推定値に基づいて、前記UEのうちの少なくとも1つのためのレートを予測するように構成された、装置。
[C26]
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、各UEの前記干渉レベル推定値を平均化することによって評価された平均信号対干渉および雑音比(SINR)に基づいて、前記レートを予測するように構成された、C25に記載の装置。
[C27]
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記UEの予測されたレートの平均に基づいて、前記レートを予測するように構成され、予測された1つのレートは、格納された各干渉値に関する、C25に記載の装置。
[C28]
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、
スケジューリングのために利用可能な、関連付けられたUEのセットから、UEのセットを選択し、
前記予測されたレートにしたがって、前記選択されたUEをスケジュールするように構成された、C25に記載の装置。
[C29]
無線通信のためのシステムであって、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの理論最大ゲインと、前記結合空間チャネルにおける送信の実際の受信電力とに基づいて、前記UEによって、少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を決定する手段と、
前記CoMPラジオ・レポート・セットの少なくとも1つのノードへ、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を送信する手段と、
を備えるシステム。
[C30]
無線通信のためのシステムであって、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、eNBによって、前記UEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を受信する手段と、
前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて、前記eNBによる内部スケーリング・パラメータ(ν)を、前記eNBによって決定する手段と、
前記結合空間チャネルのための理論最大ゲインに基づいて、前記eNBによって実際のゲインを推定する手段と、を備え、
前記実際のゲインは、前記受信されたゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)と前記内部スケーリング・パラメータ(ν)とを考慮している、システム。
[C31]
無線通信のためのシステムであって、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの干渉レベルを、前記UEによって推定する手段と、
1または複数の量子化された推定された干渉レベルをアンカ・ノードに送信する手段と、
を備えるシステム。
[C32]
無線通信のためのシステムであって、
複数のユーザ機器(UE)のための協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、量子化された複数の干渉レベル推定値を、eNBによって受信する手段と、
前記受信された量子化された干渉レベル推定値に基づいて、前記UEのうちの少なくとも1つのレートを、前記eNBによって予測する手段と、
を備えるシステム。
[C33]
無線ネットワークにおける無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
記録されたプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な媒体を備え、
前記プログラム・コードは、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの理論最大ゲインと、前記結合空間チャネルにおける送信の実際の受信電力とに基づいて、少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を前記UEによって計算するためのプログラム・コードと、
前記CoMPラジオ・レポート・セットの少なくとも1つのノードへ、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を送信するためのプログラム・コードとを備える、コンピュータ・プログラム製品。
[C34]
無線ネットワークにおける無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
記録されたプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な媒体を備え、
前記プログラム・コードは、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、eNBによって、前記UEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を受信するためのプログラム・コードと、
前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて、前記eNBによる内部スケーリング・パラメータ(ν)を、前記eNBによって決定するためのプログラム・コードと、
前記結合空間チャネルのための理論最大ゲインに基づいて、前記eNBによって実際のゲインを推定するためのプログラム・コードと、を備え、
前記実際のゲインは、前記受信されたゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)と前記内部スケーリング・パラメータ(ν)とを考慮している、のコンピュータ・プログラム製品。
[C35]
35.
無線ネットワークにおける無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
記録されたプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な媒体を備え、
前記プログラム・コードは、
ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルの干渉レベルを、前記UEによって推定するためのプログラム・コードと、
1または複数の量子化された推定された干渉レベルをアンカ・ノードに送信するためのプログラム・コードとを備える、コンピュータ・プログラム製品
[C36]
無線ネットワークにおける無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
記録されたプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な媒体を備え、
前記プログラム・コードは、
複数のユーザ機器(UE)のための協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、eNBによって量子化された複数の干渉レベル推定値を受信するためのプログラム・コードと、
前記受信された量子化された干渉レベル推定値に基づいて、前記UEのうちの少なくとも1つのレートを、前記eNBによって予測するためのプログラム・コードとを備える、
コンピュータ・プログラム製品。

Claims (20)

  1. 無線通信システムの方法であって、
    ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP:Coordinated Multi-Point)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルに関連付けられた少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を、
    前記結合空間チャネルの理論最大ゲインと、
    前記結合空間チャネルにおける送信の実際の受信電力と
    に基づいて、前記UEによって決定すること、
    前記CoMPラジオ・レポート・セットのうちの少なくとも1つのノードへ、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を送信することと、
    を備える方法。
  2. 前記UEに関する複数のスケジューリング戦略のうちのおのおのについて、個別のゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を前記UEよって決定すること、を備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記スケジューリング戦略は、シングル・ユーザ・ランク1であるスケジューリング、シングル・ユーザ・ランク>1であるスケジューリング、マルチ・ユーザ・ランク1であるスケジューリング、マルチ・ユーザ・ランク>1であるスケジューリングを含み、さらに、ランク>1であるストリームのおのおのについて、個別の戦略を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータを、前記CoMPラジオ・レポート・セットのうちの少なくとも1つのノードに送信する前に、前記UEによって、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)をフィルタすること、を備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記結合空間チャネルの最大比結合(MRC)チャネル・ゲインを判定することによって、前記理論最大ゲインを判定すること、をさらに備える請求項1に記載の方法。
  6. 無線通信の方法であって、
    ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、eNBによって、前記UEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を受信することと、
    前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて、内部スケーリング・パラメータ(ν)を、前記eNBによって決定することと、
    前記結合空間チャネルの理論最大ゲイン基づいて、前記eNBによって、実際のゲインを推定することと、を備え、
    前記実際のゲインは、前記受信されたゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)と前記内部スケーリング・パラメータ(ν)とを考慮している、方法。
  7. 前記eNBによって受信された、前記UEの複数のゲイン・スケーリング・パラメータのおのおのについて、前記内部スケーリング・パラメータ(ν)を更新すること、をさらに備える請求項6に記載の方法。
  8. 前記UEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に対応する内部スケーリング・パラメータ(ν)によって前記RRS内のすべてのノードの最大電力をスケールすることによって、前記UEのチャネル電力を前記eNBにおいて予測すること、を備える請求項6に記載の方法。
  9. 無線通信のための装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルに関連付けられた少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を、理論最大ゲインと、前記結合空間チャネルにおける送信の実際の受信電力とに基づいて計算し、
    前記CoMPラジオ・レポート・セットのうちの少なくとも1つのノードへ、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を送信する
    ように構成された、装置。
  10. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記UEに関する複数のスケジューリング戦略のうちのおのおのについて、個別のゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を計算するように構成された、請求項に記載の装置。
  11. 前記スケジューリング戦略は、シングル・ユーザ・ランク1であるスケジューリング、シングル・ユーザ・ランク>1であるスケジューリング、マルチ・ユーザ・ランク1であるスケジューリング、マルチ・ユーザ・ランク>1であるスケジューリングを含み、さらに、ランク>1であるストリームのおのおのについて、個別の戦略を含む、請求項10に記載の装置。
  12. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータを、前記CoMPラジオ・レポート・セットのうちの少なくとも1つのノードに送信する前に、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)をフィルタするように構成された、請求項に記載の装置。
  13. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記結合空間チャネルの最大比結合(MRC)チャネル・ゲインを判定することによって、前記理論最大ゲインを判定するように構成された、請求項に記載の装置。
  14. 無線通信のための装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、前記UEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を受信し、
    前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて、eNBによって、内部スケーリング・パラメータ(ν)を決定し、
    前記結合空間チャネルの理論最大ゲインに基づいて、実際のゲインを推定する、ように構成され、
    前記実際のゲインは、前記受信されたゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)と前記内部スケーリング・パラメータ(ν)とを考慮している、装置。
  15. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記受信された、前記UEの複数のゲイン・スケーリング・パラメータのおのおのについて、前記内部スケーリング・パラメータ(ν)を更新するように構成された、請求項14に記載の装置。
  16. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、特定のUEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に対応する内部スケーリング・パラメータ(ν)によって前記RRS内のすべてのノードの最大電力をスケールすることによって、前記特定のUEのチャネル電力を予測するように構成された、請求項14に記載の装置。
  17. 無線通信のためのシステムであって、
    ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルに関連付けられた少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を、理論最大ゲインと、前記結合空間チャネルにおける送信の実際の受信電力とに基づいて、前記UEによって決定する手段と、
    前記CoMPラジオ・レポート・セットのうちの少なくとも1つのノードへ、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を送信する手段と、
    を備えるシステム。
  18. 無線通信のためのシステムであって、
    ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、eNBによって、前記UEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を受信する手段と、
    前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて、前記eNBによる内部スケーリング・パラメータ(ν)を、前記eNBによって決定する手段と、
    前記結合空間チャネルのための理想最大ゲインと前記内部スケーリング・パラメータ(ν)とに基づいて、前記結合空間チャネルのための実際のゲインを、前記eNBによって推定する手段と、
    を備え、システム。
  19. 録されたプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な記憶媒体であって
    前記プログラム・コードは、
    ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルに関連付けられた少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を、理論最大ゲインと、前記結合空間チャネルにおける送信の実際の受信電力とに基づいて、前記UEによって計算するためのプログラム・コードと、
    前記CoMPラジオ・レポート・セットのうちの少なくとも1つのノードへ、前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を送信するためのプログラム・コードとを備える、コンピュータ読取可能な記憶媒体
  20. 記録されたプログラム・コードを有するコンピュータ読取可能な記憶媒体であって
    前記プログラム・コードは、
    ユーザ機器(UE)の協調マルチ・ポイント(CoMP)ラジオ・レポート・セット(RRS)の結合空間チャネルについて、eNBによって、前記UEの少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)を受信するためのプログラム・コードと、
    前記少なくとも1つのゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)に基づいて、前記eNBによる内部スケーリング・パラメータ(ν)を、前記eNBによって決定するためのプログラム・コードと、
    前記結合空間チャネルのための理論最大ゲインに基づいて、前記eNBによって実際のゲインを推定するためのプログラム・コードと、を備え、
    前記実際のゲインは、前記受信されたゲイン・スケーリング・パラメータ(μ)と前記内部スケーリング・パラメータ(ν)とを考慮している、コンピュータ読取可能な記憶媒体
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