JP2013507758A - 光起電力特性を有し、i−iii−vi2型合金を含む薄膜の、逐次電着および熱後処理を含む製造 - Google Patents

光起電力特性を有し、i−iii−vi2型合金を含む薄膜の、逐次電着および熱後処理を含む製造 Download PDF

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Abstract

本発明は、光起電力特性を有し、I−III−VI型合金を含み、電解によって堆積された薄膜の製造に関し、該製造は以下のステップを含む:(a)I族金属元素層およびIII族金属元素層の逐次堆積、ならびに(b)VI族元素の添加を含む熱後処理。具体的には、ステップ(a)は以下の操作を含む:(a1)交互に堆積させた2つのI族元素層および2つのIII族元素層を少なくとも含む多層構造を堆積させる操作、ならびに(a2)I−III合金を得るために、VI族元素を添加する前に前記構造をアニールする操作。

Description

本発明は、光電池の製造、特に太陽エネルギーを電気に変換する光電池の製造に関する。このような電池はしばしば、複数の薄膜のスタック(stack)である構造を有し、これらの薄膜のうちの少なくとも1つの薄膜が光起電力特性を有する。本発明は特に、以後「アブソーバ(absorber)」と呼ぶこの光起電性の膜を調製し、得ることに関する。
本明細書では、アブソーバは電着によって調製される。アブソーバは、I族元素(銅など)、III族元素(インジウムおよび/またはガリウムおよび/またはアルミニウムなど)およびVI族元素(硫黄および/またはセレンなど)から形成された合金に基づく。I−III−VIに近い化学量論組成を全体として有するそのような合金は、良好な光起電力特性を提供することが知られている。
本出願の技術では、最初に、電着によって固体I−III合金を形成し、次いで、VI族元素に富む雰囲気中でアニールすることによってVI族元素を添加する。実際には、電圧差を印加させた2つの電極を、適当な塩(例えば後にさらに論じられる通り、銅、インジウムまたはガリウムに基づく化合物)を含む電解浴に浸し、一方の電極の表面に堆積を形成する。
しかしながら、このI−III合金はしばしば、堆積一般に対する局所的な組成の不均質性、ならびに形状の不規則性(空洞、界面の凹凸など)を有する。さらに、これらの欠陥は、VI族元素を添加した後の最終的な層にも依然として存在し、光起電力変換効率が影響を受ける。
本発明はこの状況を改善する。
したがって、本発明は、元素膜の少なくとも1つのスタックI/III/I/IIIを含む多層構造を形成し、VI族元素を添加する前にこの構造をアニールすることを提案する。
したがって、本発明は、光起電力特性を有する薄膜、特に太陽電池用途の薄膜を製造する方法であって、この薄膜がI−III−VI合金に基づき、電解によって堆積され、この方法が、以下のステップを少なくとも含む方法に関する:
a)I族金属元素の層およびIII族金属元素の層の逐次堆積ステップ、ならびに
b)VI族元素の添加を含む熱後処理(thermal post−treatment)ステップ。
本発明の意味において、ステップa)は以下の操作を含む:
a1)交互に堆積させた
−2つのI族元素層、および
−2つのIII族元素層
(したがって元素層のスタックI/III/I/IIIまたはIII/I/III/Iをなす)を少なくとも含む多層構造を堆積させる操作、ならびに
a2)VI族元素を添加する前にこの構造をアニールしてI−III合金を得る操作。
少なくとも2つの交互配列I/III(またはIII/I)からなる多層構造は、特に有利な方式で、中間のアニールを必要とすることなしに良好な接着特性を維持することが観察された。
具体的には、これらの連続層の機械的な振舞いの差に関連した剥離現象を制限するように、多層構造の全厚を選択することができる。実施した試験では、VI族元素を添加した後の最終的な構造の全厚を、例えば1〜3μmの間とすることができる。
アニールを必要としなくても、多層構造の癒着を改善する1つの因子が、多層構造中の同じ元素の層に対する異なる堆積条件に関係し得ることが観察された。したがって、本発明の意味において、本方法は、同じ元素の少なくとも2つの層に対して異種の堆積条件を含むことが好ましい。具体的には、第1のI族元素層の堆積電位(deposition potential)よりも絶対値として大きい電極電位で、第2のI族元素層を堆積させることは有利である。I族元素として銅を使用する、以下に提案する例示的な実施形態では、(基板の近くに)堆積させる第1の層の堆積電位が照合電極に対して−1Vであり、一方、元素として銅でできた第2の層は、−1.3Vの電位で堆積させることができる。
操作a1)で堆積させた層のそれぞれの厚さが、I−III合金中の元素Iと元素IIIの選択された割合の関数であり得る。
操作a2)のI−III合金中の元素Iと元素IIIの好ましい割合に関して、得られる薄膜がCuIn(S,Se)合金に基づく場合、操作a1)の多層構造は、1.2〜2.0の間の原子比を有することが好ましい。
得られる薄膜がCu(In,Ga)(S,Se)合金に基づく場合、操作a1)の多層構造は、
− Cu/(In+Ga)に関して0.8〜1.0の間の原子比、および
− Ga/(In+Ga)に関して0.1〜0.4の間の原子比
を含むことが好ましい。
有利な多層構造では、構造中のIII族元素層のうちの少なくとも1つのIII族元素層は、異種のIII族元素からなる少なくとも2つのサブ層(sub−layer)を含む。例えば、1つの可能な多層構造はCu/In/Ga/Cu/In/Gaである。
上で述べたとおり、a/bで表される2つの元素AとBの原子比は、元素Aの層および元素Bの層のそれぞれの厚さから以下のように推定される。
Figure 2013507758
式中、
− EAおよびEBはそれぞれ、元素Aの層および元素Bの層の厚さであり、
− DAおよびDBはそれぞれ、元素Aの層および元素Bの層の密度であり、および
− RAおよびRBはそれぞれ、元素Aの層および元素Bの層のモル質量である。
たとえそうであっても、操作a1)の多層構造中のI族元素層とIII族元素層の相対的な厚さはまた、熱処理の条件および/またはVI族元素の添加の条件の関数として選択することもできる。例えば、III族元素としてインジウムの融点に対応する156℃よりも高い温度で熱処理を実施した場合には、一部のインジウムが逸失する可能性がある。しかしながら、より厚いインジウム層を提供することによって、したがって多層構造の全体の化学量論組成により多くのインジウムを与えることによって、インジウムのこの逸失を補償することが可能であり、このことは、例えば156℃よりも高い温度での加速された熱処理を可能にする。
また、多層構造中のI族元素層とIII族元素層の相対的な厚さは、操作a2)のI−III合金中のI族元素とIII族元素の間での相互混合の所望の程度に応じて選択することもできる。典型的には、多層構造の層の厚さが薄いほど、相互混合の程度は大きくなる。当然として、相互混合の程度は、I−III合金を得るための熱処理条件だけではなく、(VI族元素を添加した後の)最終的な3元I−III−VI合金を得るための熱処理条件によっても左右される。好ましい熱処理特性を一例として以下に示す。
好ましくは、操作a2)は、5〜120分の間、温度を、100〜250℃の間の合金化温度に上昇させることを含む。続いて、VI族元素を添加する前にI−III合金を急冷するため、20〜180秒の間のある期間内に、温度を室温に戻すことができる。一変形形態として、VI族元素を添加する前に、I−III合金を合金化温度で維持する。
また、VI族元素の添加は、第2の熱処理、好ましくはVI族元素雰囲気中での第2の熱処理も含むことができ、温度を450〜600℃の間に上昇させ、次いで、それをこの温度で、30〜600秒の間維持する。温度上昇速度は、3.5℃/秒〜20℃/秒の間とすることができる。このタイプの熱処理は特に、3元I−III−VI合金に基づく薄膜においてVI族元素としての硫黄を添加するのに適している。このような実施形態では、硫黄を、アルゴンおよび/または窒素と硫黄蒸気の混合物として、10〜1200ミリバールの間の制御された圧力で添加する。
一変形形態では、VI族元素の添加は、
− I−III合金の100℃未満の温度において、VI族元素を含む蒸気を凝縮させ、
− 続いて、温度を150〜250℃の間に上昇させ、その温度を30秒〜15分の間維持し、
− 続いて、温度を450〜550℃の間に上昇させ、その温度を30秒〜15分の間維持すること
を含む。
このタイプの処理は特に、VI族元素としてセレンを添加するのに適している。このVI族元素の添加処理は、本発明の意味における多層構造の場合に有利だが、この処理が、他の任意のタイプの初期薄膜(例えば、アニール前の初期I/IIIもしくはIII/I構造、または直接的に電着させたI−III合金の初期層)に対しても適切であり得る。したがって、この処理は、前に電着させた層のタイプ(I、III)とは無関係に、独立した保護であり得る。当然として、VI族元素としてセレンおよび硫黄の両者を含む3元I−III−(S,Se)合金を得るために、上述の第2の熱処理に基づく硫化(sulfurization)によって、この処理を続けることもできる。
この多層構造が、上に多層構造を堆積させる基板(しばしばモリブデン基板)または適応層(例えば後述するルテニウム適応層)と接触したI族元素(銅など)の層から始まることは、有利であり得る。インジウムなどのIII族元素のあり得る蒸発を制限するために、この多層構造が、銅などのI族元素の層の表面で終結する場合、特に有利である。
本発明はまた、光起電力特性を有する薄膜であって、I−III−VI合金に基づき、本発明の方法によって得られた薄膜にも関する。特に、この膜層は、I族元素とIII族元素の合金比率の交互的な変動を含んでもよい。例えばX線回折(XRD)によって、III族元素と結合していないI族元素(例えば単独の銅)の存在、およびI−III合金(銅がI族元素、インジウムがIII族元素である例では特にCu11In)の存在を観察することができる。たとえ、熱アニールの目的が、I族元素およびIII族元素の濃度の変動をできるだけ低減させることであっても、上で指摘したように、最終的な層において、それらの濃度のわずかな変動が観察されることがある。このような変動を観察する1つの手段は、例えばSIMS分光法(2次イオン質量分光法)を使用した測定からなることができる。
本発明はまた、太陽電池を製造する方法であって、光起電力特性を有する薄膜をアブソーバとして製造する本発明の意味における方法のステップを含む方法にも関する。この方法は続いて、透明な光学窓、ドープされた層などの働きをする被覆層を堆積させることができる。本発明はさらに、本発明の意味における活性層を備える太陽電池に関する。
元素層I/III/I/IIIを逐次的に堆積させ、慎重に選択した温度でアニールすることが有利であるのは、(後述する硫化および/またはセレン化(selenization)によって)VI族元素を添加する前のI族元素とIII族元素の改良された相互混合(または相互拡散)から明らかである。III族元素および/またはI族元素(インジウム、銅および/またはガリウムなど)の拡散長を考慮して、アニール温度が、元素層の厚さの関数として最適に選択される。
そのような実施形態を実施することによって、機械的影響の制御が提供される。薄膜をスタックすることによって、これらの層の応力が再配分されて剥離力が低減し、したがって熱処理中における基板上のこれらの層の接着が改善される。
下記の例示的な実施形態において説明するように、本方法では、満足のいくものであると見出されている結果が得られるように、VI族元素を添加する前の層の厚さならびにアニールの継続時間および温度が最適化されていることが理解されるであろう。
有利には、電解浴およびアニールに1回だけ通過することによってI/III/I/IIIスタックが形成され、VI族元素の添加も、適当なオーブンまたは炉に1回だけ通過した後に達成することができる。したがって、本発明の意味において、以下のことを意味するI/IIIスタックの中間アニールの提供は不要である:
− I/IIIスタックを電解によって堆積させ、
− このI/IIIスタックをアニールし、
− 新たなI/IIIスタックを表面に堆積させるためにこのI/IIIスタックを電解浴に再導入し、
− I/III/I/IIIスタック全体を再びアニールし、
− 必要ならばこれらのステップを繰り返し、
− 得られたI/IIIスタック全体のセレン化または硫化を実施する。
I族元素層およびIII族元素層のようなI−III合金は金属であり、したがって導体であり、したがって電解によって堆積させた被覆を受けることができるため、このような実施形態は技術的に可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および添付図面を検討することによって明らかになる。
I族元素の層の厚さが150nmであり、この層が銅を含み、III族元素の層の厚さが200nmであり、この層がインジウムを含む、全厚700nmの第1の実施形態の多層I/III/I/III構造のスタックを概略的に示す図である。 I族元素の層の厚さが300nmであり、この層が銅を含み、III族元素の層の厚さが400nmであり、この層がインジウムを含む、全厚1400nmの第2の実施形態の多層I/III/I/III構造のスタックを概略的に示す図である。 I族元素の層の厚さが60nmであり、この層が銅を含み、III族元素の層の厚さが80nmであり、この層がインジウムを含む、全厚700nmの第3の実施形態の多層I/III/I/III/I/III/I/III/I/III構造のスタックを概略的に示す図である。 図1に示したスタックに対応するスタックであるが、銅層の厚さが120nmであり、スタックを覆う厚さ60nmの銅の第5の層をさらに含む、第4の実施形態のスタックを概略的に示す図である。 Cu(厚さ115nm)、In(厚さ200nm)、Ga(厚さ65nm)、Cu(厚さ115nm)、In(厚さ200nm)、Ga(厚さ65nm)からなる第5の実施形態のI/III/I/IIIスタックを概略的に示す図である。 Cu(厚さ40nm)、Ga(厚さ130nm)、Cu(厚さ190nm)、In(厚さ400nm)からなる第6の実施形態のI/III/I/IIIスタックを概略的に示す図である。
以下では、太陽電池の製造をより詳細に説明する。この太陽電池の製造では、
− 多層、このケースでは銅(Cu)、インジウム(In)および可能にはガリウム(Ga)の逐次電着(ED)と、次に
− 熱処理中にVI族元素を添加すること(硫化またはセレン化)によるp型半導体への変換と
によってアブソーバを合成する。
この方法に従ってCuInS(CIS)合金またはCuInGaSe(CIGSe)合金を形成する、このようなスタックに基づく電池の形成によって、8%を超える光起電力変換効率が提供される。これらの逐次多層堆積は、Cu−In、Cu−Gaおよび/またはCu−In−Gaの相互拡散を促進する。
完全な電池を製造するため、この製造はしばしば以下のように進行する。
− ソーダ石灰ガラスの基板(厚さ1〜3mm。または金属、好ましくは430ステンレス鋼の厚さ50〜500nmのシート)上に、厚さ400〜1000nm、好ましくは厚さ500nmのモリブデンMo層を、陰極スパッタリングによって堆積させる(シート抵抗(sheet resistance)は0.1〜0.4Ω)。
− 金属シートの場合には、使用する材料に応じた厚さ20〜3000nmの酸化物(SiO、Al、AlSiO、焼結ガラス)またはクロムCrのバリア層を追加する。
− また、可能には、モリブデン層への後の銅層の接着を改善するため、ルテニウム−タンタル層もスパッタリングによって追加する(厚さ2〜20nm)。
− 次いで、Cu、In(および可能にはGa)層の逐次電着によって、金属合金Cu−InまたはCu−In−Gaを後に示すとおりに堆積させる。このステップはさらに、ある量のナトリウムのこの層への組み込みを可能にする。
− 次いで、可能には、アブソーバ内のナトリウム濃度を調整するため、NaF層を、蒸着またはスパッタリングによって堆積させる(厚さ5〜150nm)。
− 熱処理を実施して、一時的な合金を形成し、続いて、VI族元素を添加するため、硫黄雰囲気および/またはセレン雰囲気中で別のアニールを実施する。
CuおよびInの電着によって形成された層は、1.2〜2.0の間、好ましくは1.65の原子比Cu/Inを得ることを可能にしなければならない。Cu、InおよびGaの電着によって形成された層は、Cu/(In+Ga)に関しては0.8〜1.0の間、好ましくは0.9の原子比、Ga/(In+Ga)に関しては0.1か〜0.4の間、好ましくは0.3の原子比を得ることを可能にしなければならない。
図1〜6には、後述する6つのそれぞれの実施形態のスタック内の元素層の最適な厚さが示されている(相対スケール)。
CuおよびIn(および可能にはGa)の逐次多層堆積の後、黄銅鉱結晶構造のCIS化合物(CISeまたはCIGSeまたはCIGSまたはCIGSSe)を形成するため、少なくとも2つの部分による熱処理を使用する。電解によって堆積させた層がCuおよびInである場合、熱処理の第1の部分は、銅および準安定合金CuInからCu11In合金を形成する。電解によって堆積させた層がCu、InおよびGaである場合、熱処理の第1の部分は、CuInGa合金を形成する(x、yおよびzは、合金比率がCu11InからCuGaの間で変化するような値である)。銅金属層およびインジウム金属層の酸化を防ぐため、熱処理の第1の部分は、窒素またはアルゴンの不活性雰囲気中で、制御された圧力下で実施する。この合金化熱処理が完了した後、このスタックを、
− Cu11InまたはCuInGa合金を急冷し、次のステップのためにこの構造を維持するために、20〜180秒の間のある期間のうちに(好ましくは20〜60秒の間のある期間のうちに、例えば45秒のうちに)室温に戻してもよく、または
− 合金化温度に維持し、硫化チャンバへ移してもよい。
次いで、黄銅鉱構造CIS、CISe、CIGSe、CIGSまたはCIGSSeの反応および形成を可能にするため、この合金を、硫黄またはセレンを含む雰囲気中で、第2の熱処理ステップにかける。この硫黄またはセレンは、固体状態のSまたはSe(粉末、ペレット、試料上のCBD)として、液体状態のスプレーとして、または気体状態(HS、HSe、蒸発させた元素状セレンまたは硫黄)で、(熱処理の前または熱処理の最中に)導入することができる。
これらの2つのステップは、室温へ戻すステップを間に挟んで別々に、または、アニールのエネルギー効率を最適化するために連続して実行することができる。
KCN(0.1〜2.5M)浴中での化学的ストリッピング(chemical stripping)を行った後、CdS層(厚さ30〜100nm、好ましくは50nm)またはZnS層(厚さ10〜50nm、好ましくは20nm)を化学的に堆積させる。この前の層がCdSである場合には、iZnO層(厚さ30〜150nm、好ましくは80nm)をスパッタリングによって堆積させる。この前の層がZnSである場合には、ZnMgO層(厚さ30〜150nm、好ましくは90nm)をスパッタリングによって堆積させる。次いで、AlでドープしたZnO層(厚さ300〜1500nm、好ましくは500nm)をスパッタリングによって堆積させる。ディスクリート化(discretization)または集電網(collector grid)の堆積の後、光電池が得られ、次いで、その変換効率を測定することができる。
<第1の実施形態>
以下の操作によって、ガラス(3mm)/モリブデン(500nm)基板または430ステンレス鋼(127μm)/SiO(1000nm)/モリブデン(500nm)基板上にCIS層を形成することができる。
− 1− 以下の濃度を有する浴中での電解によって150nmの銅層を堆積させる:CuSO(0.075モル/l)およびクエン酸三ナトリウム(0.250モル/lまたは「M」(「M」は「モル/l」の代替表記))。これらの層は、照合電極(硫酸第一水銀中)に対して−1.1ボルト(V)の印加電位を使用した陰極反応によって堆積させる。電流密度は−1.5mA/cmである。浴温は20〜25℃(室温)であり、浴は撹拌する。
− 2− 以下の濃度を有する浴中での電解によって200nmのインジウム層を堆積させる:In(SO(0.044M)および硫酸ナトリウム(0.493M)。これらの層は、−0.5mA/cmの印加強度を使用した陰極反応によって堆積させる。その時の堆積電位は−1.05〜−1.09V/MSEの間である。浴温は20〜25℃(室温)であり、浴は撹拌する。
− 3− 印加電位を−1.3Vに変更して操作1を繰り返す。電流密度は−2.5mA/cmである。
− 4− 操作2を繰り返す。その時のCu/Inの原子比は約1.65であり、この比に対して銅はわずかに過剰である。
図1は、得られる熱処理前のスタックを概略的に例示する。
− 5− Cu11In化合物を形成することを目的とした熱処理を、100〜250℃の間、好ましくは120℃〜200℃の間の温度(例えば155℃)で、相互拡散の所望の程度に応じて5〜120分の間のある期間(例えば30分)実施する。銅金属層およびインジウム金属層の酸化を防ぐため、この熱処理は、窒素またはアルゴンの不活性雰囲気中で、制御された圧力下で実行する。この合金の熱処理が完了した後、Cu11In合金を急冷し、次のステップのためにこの構造を維持するために、このスタックを、20〜180秒の間のある期間のうちに、好ましくは20〜60秒の間のある期間のうちに(例えば45秒のうちに)、室温に戻す。
− 6− 第2のアニールステップは、このCu11In合金と過剰の銅金属の混合物の温度を最高温度450〜600℃(例えば500℃)に上昇させ、次いで、この混合物を、30〜600秒、好ましくは90〜180秒(例えば120秒)の間、この最高温度に維持することからなる。温度上昇速度は、3.5℃/秒〜20℃/秒の間、好ましくは7℃/秒〜12℃/秒の間(例えば8℃/秒)である。この処理は、アルゴンまたは窒素と硫黄蒸気の混合物からなる硫黄雰囲気中で、制御された圧力(この圧力は、10〜1200ミリバールの間(例えば1100ミリバール)とすることができる)で実施する。硫黄は、室内の温度を上昇させる前に、粉体の形態で、試料の近くで導入する。使用する硫黄の量は、化学量論組成の1〜10倍の間である。この高温処理が完了した後、アブソーバを室温に戻すが、温度が150℃未満になるまでは、アブソーバを不活性雰囲気中に維持しなければならない。硫化後、この材料は、黄銅鉱構造のCuInS層とCuの2元合金の非連続表面層とからなる。
− 7− 25℃のKCN(1M)浴中での5分間の化学的剥離。
− 8− [Cd(Ac)]=1.4×10−3M、[SC(NH]=0.28Mおよび[NH]=1.5Mを含む浴中でのT=65℃の化学浴堆積によって、50nmのCdS層を形成する。
− 9− 80nmの厚さのiZnO層、次いで500nmの厚さのAlでドープされたZnO層をスパッタリングによって形成する。
<第2の実施形態>
以下の操作によって、ガラス(3mm)/モリブデン(500nm)基板または430ステンレス鋼(127μm)/SiO(1000nm)/モリブデン(500nm)基板上にCIS層を形成することができる。
− 1− 以下の濃度を有する浴中での電解によって300nmの銅層を堆積させる:CuSO(0.075M)およびクエン酸三ナトリウム(0.250M)。これらの膜は、照合電極(硫酸第一水銀を含む)に対して−1.1Vの印加電位を使用した陰極反応によって堆積させる。電流密度は−1.5mA/cmである。
− 2− 以下の濃度を有する浴中での電解によって400nmのインジウム層を堆積させる:In(SO(0.044M)および硫酸ナトリウム(0.493M)。これらの膜は、−0.5mA/cmの印加強度を使用した陰極反応によって堆積させる。その時の堆積電位はE≒[−1.05;−1.09]V/MSEである。
− 3− 印加電位を−1.3Vに変更して操作1を繰り返す。電流密度は−2.5mA/cmである。
− 4− 操作2を繰り返す。その時のCu/Inの原子比は1.65である。
図2は、得られる熱処理前のスタックを概略的に例示する。
− 5− 第1の実施形態の操作5〜9を繰り返す。
<第3の実施形態>
以下の操作によって、ガラス(3mm)/モリブデン(500nm)基板または430ステンレス鋼(127μm)/SiO(1000nm)/モリブデン(500nm)基板上にCIS層を形成することができる。
− 1− 以下の濃度を有する浴中での電解によって60nmの銅層を堆積させる:CuSO(0.075M)およびクエン酸三ナトリウム(0.250M)。これらの膜は、照合電極(硫酸第一水銀を含む)に対して−1.1Vの印加電位を使用した陰極反応によって堆積させる。電流密度は−1.5mA/cmである。
− 2− 以下の濃度を有する浴中での電解によって80nmのインジウム層を堆積させる:In(SO(0.044M)および硫酸ナトリウム(0.493M)。これらの膜は、−0.5mA/cmの印加強度を使用した陰極反応によって堆積させる。その時の堆積電位はE≒[−1.05;−1.09]V/MSEである。
− 3− 印加電位を−1.3Vに変更して操作1を繰り返す。電流密度は−2.5mA/cmである。
− 4− 操作2を繰り返す。
− 5− Cuの全厚が300nm、Inの全厚が400nmになるまで操作3および4を繰り返す。
図3は、得られる熱処理前のスタックを概略的に例示する。
− 6− 第1の実施形態の操作5〜9を繰り返す。
<第4の実施形態>
以下の操作によって、ガラス(3mm)/モリブデン(500nm)基板または430ステンレス鋼(127μm)/SiO(1000nm)/モリブデン(500nm)基板上にCIS層を形成することができる。
− 1− 以下の濃度を有する浴中での電解によって120nmの銅層を堆積させる:CuSO(0.075M)およびクエン酸三ナトリウム(0.250M)。これらの前駆体は、照合電極(硫酸第一水銀を含む)に対して−1.1Vの印加電位を使用した陰極反応によって堆積させる。電流密度は−1.5mA/cmである。
− 2− 以下の濃度を有する浴中での電解によって200nmのインジウム層を堆積させる:In(SO(0.044M)および硫酸ナトリウム(0.493M)。これらの前駆体は、−0.5mA/cmの印加強度を使用した陰極反応によって堆積させる。その時の堆積電位はE≒[−1.05;−1.09]V/MSEである。その時のCu/Inの原子比は1.65である。
− 3− 印加電位を−1.3Vに変更して操作1を繰り返す。電流密度は−2.5mA/cmである。
− 4− 操作2を繰り返す。
− 5− 厚さ60nmのCuが得られるまで操作3を繰り返す。この表面Cu層の目的は、硫化熱処理中のInの蒸発を防いで、硫化前の合金の凹凸を制限し、CIS表面のCuSの2元合金の被覆率を向上させることである。
図4は、得られる熱処理前のスタックを概略的に例示する。
− 6− 第1の実施形態の操作5〜9を繰り返す。
<第5の実施形態>
以下の操作によって、ガラス(3mm)/モリブデン(500nm)基板または430ステンレス鋼(127μm)/SiO(1000nm)/モリブデン(500nm)基板上にCIGS(Se)層を形成することができる。
− 1− 以下の濃度を有する浴中での電解によって115nmの銅層を堆積させる:CuSO(0.075M)およびクエン酸三ナトリウム(0.250M)。これらの前駆体は、照合電極(硫酸第一水銀を含む)に対して−1Vの印加電位を使用した陰極反応によって堆積させる。電流密度は−1mA/cmである。
− 2− 以下の濃度を有する浴中での電解によって200nmのインジウム層を堆積させる:In(SO(0.044M)および硫酸ナトリウム(0.493M)。これらの前駆体は、−0.5mA/cmの印加強度を使用した陰極反応によって堆積させる。その時の堆積電位はE≒[−1.05;−1.09]V/MSEである。
− 3− 以下の濃度を有する浴中での電解によって65nmのガリウム層を堆積させる:Ga(SO(0.01M)、HCl(0.002M)、および塩化ナトリウム(0.15M)。浴温は20〜25℃である。これらの膜は、照合電極(硫酸第一水銀を含む)に対して−1.5Vの印加電位を使用した陰極反応によって堆積させる。電流密度は−2mA/cmである。ENTHONE(登録商標)によって提供された浴(Heliofab Ga365 RFU参照)を使用したガリウム堆積用の別の浴溶液は、良好な結果を与えた。その浴温は60℃であり、浴は撹拌する。印加した電流密度は−40mA/cmである。
− 4− 以下の濃度を有する浴中での電解によって115nmの銅層を堆積させる:CuSO(0.075M)およびクエン酸三ナトリウム(0.250M)。これらの前駆体は、照合電極(硫酸第一水銀を含む)に対して−1.3Vの印加電位を使用した陰極反応によって堆積させる。電流密度は−2.5mA/cmである。
− 5− この実施形態の操作2および3を1回繰り返す。
− 6− CuInGa合金を形成することを目的とした熱処理を、25〜200℃の間、好ましくは25℃〜100℃の間の温度で、相互拡散の所望の程度に応じて1〜30分の間のある期間、実施する。
図5は、得られる熱処理前のスタックを概略的に例示する。
− 7− セレン層を堆積させる。すなわち温度が100℃未満であることを意味する「冷(cold)」試料の表面に、またはセレン蒸気を含むガスを使用してSe蒸気を凝縮させる。温度を、10℃/秒ずつ、150〜250℃の間まで上昇させ、次いで、その温度を30秒〜15分間維持する。次に、合金粒子の粒径を大きくするため、温度を450〜550℃まで急速に(10℃/秒)上昇させる。この温度を、30秒〜15分間維持する。5元化合物CuInGaSSeを得るため、硫黄を含むガスを使用して、400〜600℃の間の温度で、30秒〜15分間の硫化を実施することが可能である。最後に、温度を100℃未満、好ましくは60℃未満まで下げる。
− 8− 第1の実施形態の操作7〜9を繰り返す。
<第6の実施形態>
以下の操作によって、ガラス(3mm)/モリブデン(500nm)基板または430ステンレス鋼(127μm)/SiO(1000nm)/モリブデン(500nm)基板上にCIGS(Se)層を形成することができる。
− 1− 以下の濃度を有する浴中での電解によって40nmの銅層を堆積させる:CuSO(0.075M)およびクエン酸三ナトリウム(0.250M)。これらの前駆体は、照合電極(硫酸第一水銀を含む)に対して−1.1Vの印加電位を使用した陰極反応によって堆積させる。電流密度は−1.5mA/cmである。
− 2− 以下の濃度を有する浴中での電解によって130nmのガリウム層を堆積させる:Ga(SO(0.01M)、HCl(0.002M)、および塩化ナトリウム(0.15M)。浴温は20〜25℃である。これらの膜は、照合電極(硫酸第一水銀を含む)に対して−1.5Vの印加電位を使用した陰極反応によって堆積させる。電流密度は−2mA/cmである。その時のCu/Gaの原子比は0.5である。上記と同様に、変形形態として、ENTHONE(登録商標)の浴を使用してもよい。
− 3− 以下の濃度を有する浴中での電解によって190nmの銅層を堆積させる:CuSO(0.075M)およびクエン酸三ナトリウム(0.250M)。これらの前駆体は、照合電極(硫酸第一水銀を含む)に対して−1.3Vの印加電位を使用した陰極反応によって堆積させる。電流密度は−2.5mA/cmである。
− 4− 以下の濃度を有する浴中での電解によって400nmのインジウム層を堆積させる:In(SO(0.044M)および硫酸ナトリウム(0.493M)。これらの前駆体は、−0.5mA/cmの印加強度を使用した陰極反応によって堆積させる。その時の堆積電位はE≒[−1.05;−1.09]V/MSEである。その時のCu/(In+Ga)の原子比は0.9、Ga/(In+Ga)の原子比は0.3である。
図6は、得られる熱処理前のスタックを概略的に例示する。
− 5− CuInGa合金を形成することを目的とした熱処理を、100〜250℃の間、好ましくは120℃〜200℃の間の温度(例えば155℃)で、相互拡散の所望の程度に応じて5〜120分の間のある期間(例えば30分)実施する。
− 6− 第5の実施形態のステップ6を実施する。
− 7− 第1の実施形態の操作7〜9を繰り返す。
CIS、CISe、CIGS、CIGSeまたはCIGSSeを得るために、多数の例示的な実施形態を考慮することができることが理解されよう。厚さ2μmのCIS薄膜を得るための満足のいく1つの実施形態は、第1の実施形態から第4の実施形態の条件下で、235nmの銅、325nmのインジウム、235nmの銅および325nmのインジウムを堆積させて、約1120nmのスタックCu/In/Cu/Inを達成すること、次いで熱処理を実行して、VI族元素(例えば硫黄)を添加することからなる。硫化前には約1120nmであるこの層の厚さは、硫化後に2μmになることに留意されたい。

Claims (15)

  1. 光起電力特性を有する薄膜を製造する方法であって、前記薄膜がI−III−VI合金に基づき、電解によって堆積され、前記方法が、
    a)I族金属元素の層およびIII族金属元素の層を逐次的に堆積させるステップ、ならびに
    b)VI族元素の添加を含む熱後処理を実施するステップ
    を少なくとも含み、ステップa)が以下の操作、
    a1)少なくとも、
    −2つのI族元素層、および
    −2つのIII族元素層
    を前記層の少なくとも1つの交互配列I/III/I/IIIまたはIII/I/III/Iとして含む多層構造を堆積させる操作、ならびに
    a2)VI族元素を添加する前にこの構造をアニールしてI−III合金を得る操作
    を含む方法。
  2. 光起電力特性を有する前記薄膜がCuIn(S,Se)合金に基づき、操作a1)の前記多層構造が、Cu/Inに関して1.2〜2.0の間の原子比を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 光起電力特性を有する前記薄膜がCu(In,Ga)(S,Se)合金に基づき、操作a1)の前記多層構造が、
    − Cu/(In+Ga)に関して0.8〜1.0の間の原子比、および
    − Ga/(In+Ga)に関して0.1〜0.4の間の原子比
    を含む、請求項2に記載の方法。
  4. VI族元素を添加した後の前記構造の全厚が1〜3μmの間である、前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  5. 同じ元素の少なくとも2つの層に対して異種の堆積条件を含む、前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  6. 第1のI族元素層の堆積電位よりも絶対値として大きい電極電位で、第2のI族元素層を堆積させる、請求項5に記載の方法。
  7. 操作a2)が、5〜120分の間、温度を、100〜250℃の間の合金化温度に上昇させることを含む、前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  8. VI族元素を添加する前に前記I−III合金を急冷するため、前記温度上昇の後、20〜180秒の間のある期間のうちに、温度を室温に戻す、請求項7に記載の方法。
  9. VI族元素を添加する前に、前記I−III合金を合金化温度に維持する、請求項7に記載の方法。
  10. VI族元素の前記添加が、VI族元素雰囲気中での第2の熱処理を含み、前記第2の熱処理が、温度を450〜600℃の間に上昇させ、次いで、それをこの温度で、30〜600秒の間維持することを含む、前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  11. VI族元素の前記添加が、
    − 前記I−III合金の100℃未満の温度において、VI族元素を含む蒸気を凝縮させ、
    − 続いて、温度を150〜250℃の間に上昇させ、その温度を30秒〜15分の間維持し、
    − 続いて、温度を450〜550℃の間に上昇させ、その温度を30秒〜15分の間維持すること
    を含む、前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記VI族元素がセレンを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記多層構造が、I族元素の層の表面で終結する、前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
  14. 光起電力特性を有する薄膜であって、I−III−VI合金に基づき、前記請求項のいずれか一項に記載の方法によって得られ、ただし、前記層が、I族元素とIII族元素の合金比率の交互的な変動を含む、薄膜。
  15. 太陽電池を製造する方法であって、光起電力特性の薄膜を製造するための、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法を含む方法。
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