JP2013506764A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. 金属形態の金属類を１種以上含有する廃棄物供給流から前記金属類を回収するプロセスであって、
   −前記廃棄物供給流を酸化ユニットに送り込む工程であって、前記金属形態の金属類の少なくとも一部を、１種以上の酸性物質と少なくとも１つの酸素供与体と、必要であればさらに錯化剤と、の存在下で酸化し、これにより金属イオン類を含む流れを生じさせる工程と、その後に
   −前記廃棄物供給流から前記金属イオン類のうちの１種以上を濃縮し、これにより濃縮された金属イオンの流れを生じさせる工程と、
   −前記濃縮された金属イオンの流れから前記金属イオン類の少なくとも一部を還元し、これにより前記１種以上の金属類を金属形態で生じさせる工程と、
   を含む、プロセス。
2. 前記酸素供与体は、酸素含有溶解ガス、好ましくは空気、または液体、好ましくは過酸化水素、である、請求項１に記載のプロセス。
3. 前記金属形態の金属類の前記酸化は、前記金属類を陽極化する誘導電位によって加速される、先行請求項の何れか１項に記載のプロセス。
4. 前記金属類の一部は前記酸化ユニット内の陰極上で還元され、これにより前記金属類を金属形態で生じさせる、先行請求項の何れか１項に記載のプロセス。
5. 前記１種以上の酸性物質はＨ_２ＳＯ_４、ＨＣｌ、ＨＮＯ_３、ＣＯ_２、またはこれらの組み合わせから選択される、先行請求項の何れか１項に記載のプロセス。
6. １種以上の（錯体形成）塩基性物質が水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、またはアンモニアから選択される、先行請求項の何れか１項に記載のプロセス。
7. １種以上の金属イオンを濃縮する前記工程は溶媒抽出工程において実施される、先行請求項の何れか１項に記載のプロセス。
8. 前記濃縮された金属イオン類の流れから前記金属イオン類の少なくとも一部を還元する前記工程は電解採取工程において実施される、先行請求項の何れか１項に記載のプロセス。
9. 前記金属形態の金属は銅である、先行請求項の何れか１項に記載のプロセス。
10. 前記１種以上の金属形態の金属類を含有する前記廃棄物供給流は、灰、特に焼却プラントからの炉底灰、特に地方自治体の廃棄物のための焼却プラントからの炉底灰、を含む、先行請求項の何れか１項に記載のプロセス。
11. 前記１種以上の酸性物質類は、前記炉底灰を生じさせた前記焼却プラントの前記煙道ガス処理工程から得られる、先行請求項の何れか１項に記載のプロセス。