JP2013506149A - 時間差レチクル検査 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】時間差レチクル検査システムおよび方法が開示される。例えば、レチクルの少なくとも一部の第1シグネチャと、第1シグネチャの後に生成される、レチクルの一部の第2シグネチャとの差を求めることによって、汚染が検出される。
【選択図】図4

Description

(関連出願の相互参照)
この出願は、2009年9月24日に出願された米国仮特許出願第61/245,511号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に援用される。
(発明の分野)
本発明は一般にリソグラフィに関し、より詳細にはパターニングデバイスの検査に関する。
リソグラフィ装置は、パターンを基板に、通常は基板のターゲット部分に転写する機械である。リソグラフィ装置は例えば集積回路(IC)の製造に用いられる。この例では、マスクまたはレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスを使用して、ICの個々のレイヤ上に形成される回路パターンを作成することができる。このパターンは、基板(例えばシリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば一つまたは複数のダイの一部を含む)に転写することができる。パターンの転写は、典型的に基板上に設けられた放射感応性材料(レジスト)の層へのパターンの結像によって行われる。一般に、単一の基板は、連続してパターニングされる隣接するターゲット部分のネットワークを含む。既知のリソグラフィ装置は、ターゲット部分にパターン全体を一度に露光することで各ターゲット部分が照射されるいわゆるステッパと、所与の方向(「走査」方向)に放射ビームによりパターンを走査する一方、この方向と平行にまたは逆平行に基板を同期して走査することで各ターゲット部分が照射されるいわゆるスキャナとを含む。パターンを基板上にインプリントすることで、パターニングデバイスから基板にパターンを転写することも可能である。
より小さなフィーチャに対して、リソグラフィ装置の露光放射として極端紫外放射(EUV)を使用することが提案されている。EUV放射は、露光放射線の吸収を避けるために、装置内の露光放射ビーム経路を避難させる必要がある。EUVリソグラフィ装置は、マスクまたはレチクルなどのパターニングデバイスを使用して、EUV放射ビームにパターンを付与する。このようなパターニングデバイスは、粒子汚染などの汚染の影響を極めて受けやすい。汚染は、EUV放射ビームに付与されるパターンに画像欠陥を与える。画像欠陥は、汚染されたレチクルを用いて製造されるICの性能を少なくとも劣化させ、場合によってはその性能を完全に損なわせることもある。画像欠陥はリソグラフィ装置の歩留まりを低下させる。したがって、パターニングデバイスの汚染の検査は、リソグラフィ装置の歩留まりを維持し改善するために重要である。
従来、絶対検出および比較技術という2つの手法を用いて、マスクの汚染が検査されている。絶対検出は、プローブビームからの散乱信号を測定する。散乱信号の分析により、粒子汚染の特定の種類および大きさを示すことができる。しかしながら、絶対検出では、レチクルパターンからの散乱により生じる信号と、レチクルパターン上の汚染からの散乱により生じる信号とを正確に区別することができない。残念なことにレチクルのアブソーバ構造の寸法を含む、分子レベルに至るまでの寸法を有する任意の材料が汚染を構成しうるために、この問題が生じる。この結果、絶対検出を使用する場合、レチクル表面上の粒子からの散乱信号を、レチクルのアブソーバ構造により散乱された信号と区別することができない。そのため、絶対検出は、レチクルの裏面やペリクルなどのパターニングされていない表面の検査に留まることが多い。
レチクル検査のためのもう一つの従来手法は、比較技術である。比較技術は、レチクルのパターニング済みの表面を検査するための2つの一般的な手法を含む。第1の従来の比較技術は、一般に「ダイ同士の(die-to-die)」比較として知られている。この技術は、基板上の第1のパターンを、第1のパターンと同様の基板上に位置する第2のパターンと同時に比較する。この技術は、本質的に、レチクル上の第1パターンからの第1光信号と、同一レチクル上の第2パターンからの第2光信号とを比較している。この技術に伴う問題は、レチクルが一つのパターンしか有さないとき、または唯一のパターンの集合に過ぎないときに実行することができない、ということである。さらに、第1および第2のパターンの間でのアブソーバ構造のサイズの変動および限界寸法の変動が、粒子検出プロセスを複雑にし、望ましくないことに検査精度を制限することがある。
第2の従来の比較技術は、実際のレチクルが製造されたコンピュータ生成理論レチクルレイアウト設計を用いて、実際のレチクル上のパターンを比較する。この技術に伴う問題は、臨界寸法制御から生じるエラーなどのレチクル製造プロセスにおけるエラーが、コンピュータ生成理論レチクルレイアウト設計内には表れないことである。これらのエラーは、実際のレチクルとコンピュータ生成理論レチクル設計との差が汚染の存在を誤って示唆することにより、この比較技術を複雑にする。このため、この比較技術は本質的に、粒子検出プロセスを複雑化し望ましくないことに検査精度を制限するエラーを生じさせる。
したがって、レチクルを検査する従来のシステムおよび方法には重大な欠点がある。
この部分は、本発明のいくつかの態様を要約していくつかの好適な実施形態を簡潔に紹介することを目的とする。この部分の目的が不明瞭になることを避けるために、単純化または省略が行われることがある。このような単純化または省略には、本発明の範囲を限定するという意図はない。本書で具現化され広く説明される本発明の原理と一致して、本発明は改善された流体封じ込めシステムおよび方法を含む。これらの要望を満足させるため、本発明の実施形態は二重封じ込めシステムおよび方法に向けられている。例えば、一実施形態は、時間差技術を用いてレチクル上の汚染を検出する方法を提供する。この実施形態では、レチクルの一部の第1シグネチャと、第1シグネチャの後に生成される、レチクルの一部の第2シグネチャとの差が求められる。第1シグネチャと第2シグネチャの間に有意差があることは、レチクル上に汚染が存在することを示唆している。有意差がない場合、レチクルは清浄であるとみなされる。この実施形態では、レチクルが既知の清浄な状態にあるときに、第1シグネチャを測定することができる。
さらなる例として、別の実施形態は、レチクル上の汚染を検出する方法を提供する。レチクルの一部の第1シグネチャが記録される。続いて、レチクルの一部を露光してウェーハイメージを形成する。ウェーハイメージが検査されてエラーを検出する。エラーが検出された場合、第1シグネチャが消去され汚染されたレチクルが排除される。ウェーハイメージ内にエラーが検出されない場合、レチクルの一部が検査され第2シグネチャが生成される。第1シグネチャと第2シグネチャとの差を求め、レチクル上の汚染を検出する。汚染が検出された場合は、レチクルを洗浄することができる。
さらに別の例示的な実施形態では、レチクル上の汚染を検出する方法が提供される。機能する集積回路層の製造に必要な最小レベルの清浄度を満たすレチクルの一部の第1シグネチャが記録される。記録の後に、レチクルの一部が検査されて第2シグネチャを生成する。第1シグネチャと第2シグネチャとの差を求め、レチクル上の汚染を検出する。汚染が検出された場合は、レチクルを洗浄することができる。
本発明のさらなる特徴および利点は、本発明の様々な実施の形態の構造および作用とともに、添付の図面を参照して以下で詳細に説明される。本発明は、本書で説明される特定の実施形態に限定されないことに注意する。このような実施形態は、例証目的で本書に提示されているに過ぎない。本書に含まれる教示に基づけば、さらなる実施形態は関連分野の当業者にとって明らかであろう。
本書に包含され明細書の一部をなす添付の図面は本発明を例証し、詳細な説明とともに本発明の原理を説明し、関連分野の当業者が本発明を実施し使用できるようにする役割を有する。
反射型リソグラフィ装置を示す図である。 透過型リソグラフィ装置を示す図である。 EUVリソグラフィ装置の例を示す図である。 汚染を検出する例示的な方法のフローチャートである。 既知の清浄なレチクルを使用して汚染を検出する例示的な方法のフローチャートである。 レチクルを検査してレチクルの清浄度を判定することを含む、汚染を検出する例示的な方法のフローチャートである。 汚染検出システムを示す図である。
本発明の特徴および利点は、同様の参照符号が全文書を通して対応する要素を特定する図面とともに以下で述べられる詳細な説明からより明らかになるだろう。一般に、図面において同様の参照符号は、同一の、機能的に類似の、および/または構造が類似の要素を表している。要素が最初に現れる図面は、対応する参照番号の左端の数字で表される。
I.概説
本発明は、本発明の様々な「実施形態」についての以下の説明でより良く理解される。したがって、特定の「実施形態」は本発明の概説であるが、それぞれの実施形態自体は本発明の全てを表す訳ではない。多くの場合、ある特定の実施形態の個々の要素は、同様のまたは対応する機能を実行する別の実施形態における異なる要素で置換することができる。本明細書は、流体輸送方法および装置に関する。本明細書は本発明の特徴を組み入れた一つまたは複数の実施形態を開示する。開示された実施形態は本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲は開示された実施形態には限定されない。本発明は添付の請求項により定義される。
説明される実施形態、および「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」等への明細書内での言及は、説明する実施形態が特定の特徴、構造または特性を備えてもよいが、必ずしもあらゆる実施形態がその特定の特徴、構造または特性を備える必要はないことを示している。また、このような表現は同一の実施形態を必ずしも指し示すものではない。さらに、実施形態とともに特定の特徴、構造または特性が記載される場合、明示的に記載されているか否かに関わらず、そのような特徴、構造または特性を他の実施形態とともに実現することは当業者の知識内であると理解されたい。
本発明の実施形態の特徴は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実装することができる。本発明の実施形態の特徴は、一つ以上のプロセッサにより読み取りおよび実行が可能な機械可読媒体に記録された命令として実装されてもよい。機械可読媒体は、機械(例えばコンピューティングデバイス)によって読み取り可能な形態で情報を記録または送信する任意のメカニズムを含んでよい。例えば、機械可読媒体は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記録媒体、光記録媒体、フラッシュメモリデバイス、電気、光、音響または他の形態の伝播信号(例えば、搬送波、赤外線信号、デジタル信号など)およびその他を含んでもよい。さらに、本明細書において、特定の動作を実行するものとしてファームウェア、ソフトウェア、ルーチン、命令が記載されてもよい。しかしながら、このような記載は単に便宜上のものであり、実際にはこのような動作はコンピューティングデバイス、プロセッサ、コントローラ、またはファームウェア、ソフトウェア、ルーチン、命令などを実行する他のデバイスに由来することを理解すべきである。
時間差レチクル検査システムおよび方法が開示される。例えば、レチクルの一部の第1シグネチャと、第1シグネチャの後に生成される、レチクルの一部の第2シグネチャとの差を求めることによって、レチクル上の汚染が検出される。第1シグネチャと第2シグネチャの測定は同時期ではない。第1シグネチャと第2シグネチャの測定の間の時間で、レチクルをライブラリ内に保管したり、および/またはレチクルをリソグラフィ装置で使用して集積デバイスを製造することができる。
この例では、レチクルが既知の清浄な状態にあるとき、例えば機能する集積回路層の製造に必要な最低レベルの清浄度をレチクルが満たすときに、第1シグネチャを測定することができる。このため、第1シグネチャと第2シグネチャの間に有意差がある場合、この差は、レチクル上の汚染の存在を示唆している。有意差がない場合は、レチクルが清浄であるとみなされる。レチクル上の汚染が検出された場合。レチクルを洗浄することができる。
この種の実施形態をより詳細に説明する前に、本発明の実施形態を実装可能である例示的な環境を提示することが有益である。
II.例示的なリソグラフィ環境
A.例示的な反射型および透過型リソグラフィシステム
図1Aおよび図1Bは、リソグラフィ装置100およびリソグラフィ装置100’をそれぞれ模式的に示す図である。リソグラフィ装置100およびリソグラフィ装置100’はそれぞれ、放射源SOによって提供される放射ビームB(例えばDUV放射またはEUV放射)を調整する照明系(イルミネータ)ILと、パターニングデバイス(例えばマスク、レチクル、または動的パターニングデバイス)MAを支持するよう構成されるとともに、パターニングデバイスを正確に位置決めするよう構成された第1ポジショナPMに接続されている支持構造(例えばマスクテーブル)MTと、基板(例えば、レジストでコーティングされたウェーハ)Wを保持するよう構成されるとともに、基板を正確に位置決めするよう構成された第2ポジショナPWに接続されている基板テーブル(例えばウェーハテーブル)WTと、を備える。リソグラフィ装置100およびリソグラフィ装置100’は、パターニングデバイスMAにより放射ビームBに付与されたパターンを基板Wの(例えば一つまたは複数のダイを含む)目標部分Cに投影するように構成された投影系PSも備える。リソグラフィ装置100では、パターニングデバイスMAおよび投影系PSが反射型であり、リソグラフィ装置100’では、パターニングデバイスMAおよび投影系PSが透過型である。
照明系ILは、放射ビームBの向きや形状を変え、または放射ビームBを統制するために、屈折光学素子、反射光学素子、磁気的光学素子、電磁気的光学素子、静電的光学素子、あるいは他の種類の光学素子などの各種の光学素子、またはこれらの組み合わせを含み得る。
支持構造MTは、パターニングデバイスMAの向き、リソグラフィ装置100および100’の構成、及びパターニングデバイスMAが真空環境で保持されるか否か等のその他の条件に応じた方式でパターニングデバイスMAを保持する。支持構造MTは、機械的固定、真空固定、静電固定、またはパターニングデバイスMAを保持するその他の固定技術を用いてもよい。支持構造MTは、例えばフレームまたはテーブルであってもよく、これらは固定されていてもよいし必要に応じて移動可能であってもよい。支持構造MTは、例えば投影系PSに対して所望の位置にパターニングデバイスを位置決めすることを保証してもよい。
「パターニングデバイス」MAなる用語は、基板Wの目標部分Cにパターンを生成するために放射ビームBの断面にパターンを与えるのに使用される何らかのデバイスを指すものと広義に解釈される。放射ビームBに付与されたパターンは、目標部分Cに生成される集積回路等のデバイスにおける特定の機能層に対応する。
パターニングデバイスMAは、(図1Bのリソグラフィ装置100’のような)透過型であってもよいし、(図1Aのリソグラフィ装置100のような)反射型であってもよい。パターニングデバイスMAには例えばマスク、プログラム可能ミラーアレイ、及びプログラム可能LCDパネルが含まれる。マスクはリソグラフィにおいて周知であり、バイナリマスク、レベンソン型位相シフトマスク、減衰型位相シフトマスク、さらには多様なハイブリッド型マスクなどのマスク種類が含まれる。プログラム可能ミラーアレイは例えば、微小ミラーのマトリックス配列で構成される。各微小ミラーは、入射する放射ビームを異なる複数の方向に反射するよう個別的に傾斜可能である。ミラーマトリックスにより反射された放射ビームには、傾斜されたミラーによってパターンが付与されている。
「投影系」なる用語は、屈折光学素子、反射光学素子、反射屈折光学素子、磁気的光学素子、電磁気的光学素子、静電的光学素子、またはこれらの組み合わせを含む何らかの投影系を包含することができる。過剰な放射または過剰の電子を他の気体が吸収するので、EUVまたは電子ビーム放射のために真空環境を使用してもよい。したがって、真空壁および真空ポンプの助けを借りて、ビーム経路の全体に真空環境が与えられてもよい。
リソグラフィ装置100および/またはリソグラフィ装置100’は2つ以上(2つの場合にはデュアルステージと呼ばれる)の基板テーブル(及び/または2つ以上のマスクテーブル)WTを備えてもよい。このような多重ステージ型の装置においては、追加の基板テーブルWTが並行して使用されるか、あるいは1以上のテーブルで露光が行われている間に1以上の他の基板テーブルWTで準備工程が実行されるようにしてもよい。
図1Aおよび図1Bを参照すると、イルミネータILは放射源SOから放射ビームを受け取る。例えば光源SOがエキシマレーザである場合には、光源SOとリソグラフィ装置100、100’とは別体であってもよい。この場合、光源SOはリソグラフィ装置100、100’の一部を構成しているとはみなされなく、放射ビームBは光源SOからビーム搬送系BD(図1B)を介してイルミネータILへと到達する。ビーム搬送系BDは例えば適当な方向変更用ミラー及び/またはビームエキスパンダを含む。あるいは例えば光源SOが水銀ランプである場合には、光源SOはリソグラフィ装置100、100’に一体に構成されていてもよい。光源SOとイルミネータILとは、またビーム搬送系BDが必要とされる場合にはこれも合わせて、放射系と総称されることがある。
イルミネータILは放射ビームの角強度分布を調整するアジャスタAD(図1B)を備えてもよい。一般には、イルミネータの瞳面における照度分布の少なくとも外径及び/または内径の値(通常それぞれ「σouter」、「σinner」と呼ばれる)が調整される。加えてイルミネータILは、インテグレータIN及びコンデンサCOなどの他の要素(図1B)を備えてもよい。イルミネータILはビーム断面における所望の均一性及び照度分布を得るべく放射ビームBを調整するために用いられる。
図1Aを参照すると、放射ビームBは、支持構造(例えばマスクテーブル)MTに保持されているパターニングデバイス(例えばマスク)MAに入射して、当該パターニングデバイスによりパターンが付与される。リソグラフィ装置100、100’では、放射ビームBはパターニングデバイス(例えばマスク)MAから反射される。パターニングデバイス(例えばマスク)MAから反射された後に、放射ビームBは投影系PSを通過する。投影系PSはビームBを基板Wの目標部分Cに合焦させる。第2ポジショナPWと位置センサIF2(例えば、干渉計、リニアエンコーダ、静電容量センサなど)により基板テーブルWTは正確に移動され、放射ビームBの経路に異なる複数の目標部分Cをそれぞれ位置決めする。同様に、第1ポジショナPMおよび別の位置センサIF1を使用して、放射ビームBの経路に対してパターニングデバイス(例えばマスク)MAを正確に位置決めすることができる。マスクアライメントマークM1、M2および基板アライメントマークP1、P2を使用して、パターニングデバイス(例えばマスク)MAおよび基板Wを位置合わせすることができる。
図1Bを参照すると、支持構造(例えばマスクテーブルMT)に保持されるパターニングデバイス(例えばマスクMA)に放射ビームBが入射し、パターニングデバイスによってパターンが付与される。マスクMAの通過後、放射ビームBは投影系PSを通過し、投影系PSが基板Wの目標部分Cにビームを合焦させる。第2ポジショナPWと位置センサIF(例えば、干渉計、リニアエンコーダ、静電容量センサなど)の助けにより、基板テーブルWTを正確に移動させて、例えば放射ビームBの経路に異なる目標部分Cを位置決めすることができる。同様に、例えば走査中またはマスクライブラリからのマスク交換後に、第1ポジショナPMと別の位置センサ(図1Bには明示されていない)により放射ビームBの経路に対してマスクMAは正確に位置決めされてもよい。
一般に、マスクテーブルMTの移動は、ロングストロークモジュール(粗い位置決め用)及びショートストローク(SS)モジュール(精細な位置決め用)により実現される。これらモジュールは、第1ポジショナPMの一部を構成する。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2ポジショナPWの一部を構成するロングストロークモジュール及びショートストロークモジュールにより実現される。ステッパの場合には(スキャナとは異なり)、マスクテーブルMTはショートストロークモジュールにのみ接続されていてもよいし、マスクテーブルMTは固定されていてもよい。マスクMAと基板Wとは、マスクアライメントマークM1、M2、及び基板アライメントマークP1、P2を使用して位置合わせされる。図示される基板アライメントマークは専用の目標部分を占有しているが、基板アライメントマークは目標部分間の領域に配置されていてもよい(スクライブラインアライメントマークとして公知である)。同様に、マスクMAに複数のダイがある場合には、マスクアライメントマークがダイ間に配置されてもよい。
リソグラフィ装置100、100’は以下のモードのうち少なくとも一つで使用することができる。
1.ステップモードにおいては、放射ビームBに付与されたパターンの全体が1回の照射で一つの目標部分Cに投影される間、支持構造(例えばマスクテーブル)MT及び基板テーブルWTは実質的に静止状態とされる(すなわち1回の静的な露光)。そして基板テーブルWTがX方向及び/またはY方向に移動されて、異なる目標部分Cが露光される。
2.スキャンモードにおいては、放射ビームに付与されたパターンが目標部分Cに投影される間、支持構造(例えばマスクテーブル)MT及び基板テーブルWTは同期して走査される(すなわち1回の動的な露光)。支持構造(例えばマスクテーブル)MTに対する基板テーブルWTの速度及び方向は、投影系PSの拡大(縮小)特性及び像反転特性により定められる。
3.別のモードにおいては、放射ビームに付与されたパターンが目標部分Cに投影される間、支持構造(例えばマスクテーブル)MTはプログラム可能パターニングデバイスを保持して実質的に静止状態とされ、基板テーブルWTは移動または走査される。パルス放射源SOが用いられ、プログラム可能パターニングデバイスは走査中に基板テーブルWTが移動するたびに、または連続するパルスとパルスの間に必要に応じて更新される。この動作モードは、本明細書のプログラム可能ミラーアレイなどのプログラム可能パターニングデバイスを使用するマスクレスリソグラフィに適用可能である。
上記のモードを組み合わせて動作させてもよいし、モードに変更を加えて動作させてもよく、さらに全く別のモードを用いてもよい。
本明細書ではICの製造におけるリソグラフィ装置の使用を例として説明しているが、リソグラフィ装置は他の用途にも適用することが可能であるものと理解されたい。他の用途としては、集積光学システム、磁区メモリ用案内パターンおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどがある。当業者であればこれらの他の適用に際して、本明細書における「ウェーハ」あるいは「ダイ」という用語がそれぞれ「基板」あるいは「目標部分」という、より一般的な用語と同義であるとみなされると理解することができるであろう。基板は露光前または露光後においてトラック(典型的にはレジスト層を基板に塗布し、露光後のレジストを現像する装置)、メトロロジツール、及び/またはインスペクションツールにより処理されてもよい。適用可能であれば、本明細書の開示はこれらのまたは他の基板処理装置にも適用され得る。また、基板は例えば多層ICを製造するために複数回処理されてもよく、その場合には本明細書における基板という用語は既に処理されている多数の処理層を含む基板をも意味する。
さらなる実施形態では、リソグラフィ装置100は、EUVリソグラフィのためのEUV放射ビームを生成する極紫外(EUV)光源を含む。一般に、EUV源は放射系(後述)に設けられ、対応する照明系はEUV源のEUV放射ビームを調整する。
B.例示的なEUVリソグラフィ装置
図2は、本発明の一実施形態に係るEUVリソグラフィ装置200を模式的に示す図である。図2において、EUVリソグラフィ装置100は、放射系42、照明光学ユニット44、及び投影系PSを含む。放射系42は、放電プラズマにより放射ビームが形成される放射源SOを含む。一実施形態においては、EUV放射は例えばXeガス、Li蒸気、またはSn蒸気等の気体または蒸気により生成される。この気体または蒸気中に高温プラズマが形成されてEUV領域の電磁放射スペクトルの放射が発せられる。この高温プラズマは、例えば放電により少なくとも部分的にイオン化されたプラズマを生成することにより形成される。効率的に放射を生成するためには、Xe、Li、Sn蒸気またはその他の適する気体または蒸気の例えば10Paの分圧が必要である。放射源SOが発する放射はソースチャンバ47からガスバリアまたは汚染物質トラップ49を通じてコレクタチャンバ48へと向かう。ガスバリアまたは汚染物質トラップ49は、ソースチャンバ47の開口またはその後方に配置されている。一実施例においてはガスバリア49はチャネル構造を含んでもよい。
コレクタチャンバ48は、斜入射型コレクタから形成される放射コレクタ50(コレクタミラーまたはコレクタとも呼ばれる)を含む。放射コレクタ50は、放射コレクタ上流側部50a及び放射コレクタ下流側部50bを有する。コレクタ50を通過した放射は格子スペクトルフィルタ51で反射され、コレクタチャンバ48の開口に位置する仮想的点源52に集束する。
コレクタチャンバ48を出た放射ビーム56は、照明光学ユニット44において垂直入射リフレクタ53、54で反射され、レチクルテーブルまたはマスクテーブルMTに位置決めされたレチクルまたはマスク(図示せず)に入射する。パターンが付与されたビーム57が形成され、投影系PSにおいて反射素子58、59を介して基板(図示せず)に結像される。基板はウェーハステージまたは基板テーブルWTに支持されている。いくつかの実施例においては、照明光学ユニット44及び投影系PSは図2に示すよりも多い(または少ない)素子を含んでもよい。例えば、リソグラフィ装置の形式に応じて、格子スペクトルフィルタ51を設けてもよいし設けなくてもよい。一実施例においては、照明光学ユニット44及び投影系PSは図2に示すよりも多くのミラーを含んでもよい。例えば、投影系PSは、反射素子58、59に加えて一つ乃至4つの反射素子が組み込まれていてもよい。図2においては、参照番号180は2つのリフレクタ(例えばリフレクタ142、143)の間の空間を示している。
一実施例においては、コレクタミラー50は、斜入射ミラーに代えてまたは斜入射ミラーとともに、垂直入射コレクタを含んでもよい。また、コレクタミラー50としてリフレクタ142、143、146を有する入れ子状のコレクタを説明しているが、これはコレクタの一例に過ぎない。
また、図2に模式的に示される格子51に代えて、透過型の光学フィルタを用いてもよい。EUV透過型の光学フィルタは、UV放射の低透過光学フィルタまたはUV放射の実質的吸収光学フィルタと同様に、当業者に公知である。よって、本明細書における「格子スペクトルフィルタ」は、格子フィルタまたは透過フィルタを含む「分光フィルタ」をも指し示す。図2には示されていないが、EUV透過光学フィルタが追加されてもよい。EUV透過光学フィルタは例えば、コレクタミラー50の上流に設けられてもよいし、照明ユニット44及び/または投影系PSに設けられてもよい。
光学素子に関して「上流」「下流」という場合には、ある光学素子が別の一つまたは複数の光学素子に対し「光学的に上流」「光学的に下流」に位置することを示す。リソグラフィ装置200を通過する放射ビームの光路において、第2の光学素子よりもソースSOに近い第1の光学素子は第2の光学素子の上流に設けられていると言えるし、第2の光学素子は第1の光学素子の下流に設けられていると言える。例えば、コレクタミラー50は分光フィルタ51の上流に設けられており、光学素子53は分光フィルタ51の下流に設けられている。
図2に示される全ての光学素子(及び本実施例で模式的に図示されていないが追加可能である光学素子)は、ソースSOにより生成される汚染物質(例えばSn)の堆積に弱いおそれがある。特に放射コレクタ(及び分光フィルタ51がある場合にはそれも同様)において問題となり得る。このため、光学素子を清浄化するクリーニングデバイスが設けられ、光学素子に清浄化方法が適用されてもよい。垂直入射ミラー53、54及び反射素子58、59またはその他の光学素子(例えば追加されたミラー、格子等)にも清浄化方法が適用されてもよい。
放射コレクタ50が斜入射型コレクタである実施例においてコレクタ50は光軸Oに沿って配置されている。ソースSOまたはその像もまた光軸Oに沿って配置されていてもよい。放射コレクタ50は、リフレクタ142、143、146(「シェル」、または複数のWolter型リフレクタを含むWolter型リフレクタとしても知られる)を備えてもよい。リフレクタ142、143、146は入れ子状であり、光軸Oに関し回転対称である。図2において、内側のリフレクタを参照番号142で示し、中間のリフレクタを参照番号143で示し、外側のリフレクタを参照番号146で示す。放射コレクタ50は、ある体積(すなわち外側リフレクタ146の内部容積)を包囲する。通常は外側リフレクタ146の内部容積は円筒状に閉じられているが、小さい開口が複数あってもよい。
リフレクタ142、143、146それぞれの表面の少なくとも一部は、一つまたは複数の反射層である。このため、リフレクタ142、143、146(放射コレクタが4以上のリフレクタまたはシェルを有する実施例においては追加されたリフレクタも)の少なくとも一部は、ソースSOからのEUV放射を反射して集光するよう設計されている。また、リフレクタ142、143、146の少なくとも一部はEUV放射を反射及び集光しないように設計されている。これら反射層の表面にさらに保護用のキャップ層が設けられてもよい。キャップ層は反射層表面の少なくとも一部に光学フィルタとして設けられてもよい。
放射コレクタ50は、ソースSOまたはその像の近傍に配置されていてもよい。各リフレクタ142、143、146は、少なくとも2つの隣接する反射面を備えてもよい。ソースSOから遠い反射面は、ソースSOに近接する反射面に比べて光軸Oと小角度を有して配置されている。この構成により、斜入射型コレクタ50は、光軸Oに沿って伝播する(E)UV放射ビームを生成する。少なくとも2つのリフレクタが実質的に同軸に配置され、光軸Oに実質的に回転対称に延びている。なお、放射コレクタ50は、外側リフレクタ146の外表面または外側リフレクタ146の周囲に、例えば保護ホルダやヒータ等のさらなる構成を備えてもよい。
本明細書に記載の実施例において、「レンズ」「レンズ素子」なる用語は文脈が許す限り、屈折光学素子、反射光学素子、磁気的光学素子、電磁的光学素子、及び静電的光学素子のいずれかまたは任意の組み合わせを示してもよい。
また、本明細書における「放射」及び「ビーム」なる用語は、(例えば365nm、248nm、193nm、157nm、または126nmの波長λを有する)紫外(UV)放射、(例えば約5乃至20nmの範囲に含まれる波長(例えば13.5nm)を有するか、5nm未満で作動する硬X線)極紫外(EUVまたは軟X線)放射を含むあらゆる電磁放射、及びイオンビームまたは電子ビーム等の粒子ビームを含む。一般に、780乃至3000nm(またはそれ以上)の間の波長を有する放射は赤外放射とみなされる。UVとはおよそ100乃至400nmの波長を有する放射をいう。リソグラフィにおいては水銀放電ランプにより生成される波長がしばしば用いられる。436nmのG線、405nmのH線、365nmのI線である。真空UV(VUV、つまり空気に吸収されるUV)とはおよそ100乃至200nmの波長を有する放射をいう。深紫外(DUV)とは一般に約126から約428nmの波長を有する放射をいう。一実施例においては、エキシマレーザが、リソグラフィ装置で使用されるDUV放射を生成可能である。なお、例えば約5乃至20nmの波長を有する放射とは約5乃至20nmの範囲の少なくとも一部のある波長域を有する放射をいうものと理解されたい。
III.時間差レチクル検査
時間差レチクル検査によってレチクル上の汚染を検出するシステムおよび方法が開示される。第1および第2のシグネチャ(signature)が異なる時刻に測定され、レチクルの一領域をより早い時点のそれと比較し、シグネチャの変化により汚染を特定する。第1シグネチャは、レチクルが既知の清浄な状態にあるとき、例えば、機能する集積回路層を製造するのに必要な最低レベルの清浄度をレチクルが満たしているときに測定することができる。したがって、第1シグネチャと第2シグネチャの間に有意な差がある場合、この差は、レチクル上に汚染が存在することを示唆している。第1シグネチャと第2シグネチャの間に有意差がない場合、レチクルは清浄であるとみなされる。
絶対検出法と異なり、本明細書に記載のシステムおよび方法は、汚染とレチクルアブソーバ構造とを区別する必要がない。また、比較法と異なり、実際のレチクルが製造されるコンピュータ生成理論レチクルレイアウト設計との比較を目的として、あるいは、同様にパターニングされた領域を位置決めすることを目的として、レチクルパターンの知識を有する必要がない。さらに、本明細書に記載の方法を用いてあらゆるタイプのレチクルパターンを検査することができるので、粒子と同様の寸法を有するレチクルパターンフィーチャ、またはダイ同士の比較を妨げうる唯一性を有するレチクルパターンフィーチャを、この技術で検査することができる。この技術は、レチクルのアブソーバによって生成される信号と、汚染によって生成される信号とを区別する。このため、アブソーバ構造の寸法と実質的に同様の物理的寸法を有する汚染の存在を特定する。また、レチクルの各領域がそれ自身と比較されるので、臨界寸法の変動は問題ではなく、このノイズ源が取り除かれる。
図3は、レチクル上の汚染を検出する例示的な方法300のフローチャートである。ステップ310で、レチクルの少なくとも一部の第1シグネチャが生成され記録される。シグネチャは、レチクル表面の少なくとも一部の物理的特徴の測定に由来する。強度イメージング(intensity imaging)、干渉法、ホログラフィ、サーマルイメージング、または静電気測定などの検査技術を用いて、シグネチャを生成することができる。シグネチャを生成するために他の検査技術も使用することができる。
一例として、ステップ310では、放射源からの電磁放射を用いてレチクルが走査され、デジタル画像の形態でシグネチャを生成する。電磁放射は、実質的に266ナノメートルの波長、深紫外線波長、または別の実用的な波長を有する。ある例では、放射が偏光していてもよい。さらに、システム倍率を調節して投影画像サイズを調節してもよい。レチクルとの相互作用の後、プロセッサおよび記憶デバイスに接続された検出器によって電磁放射が検出される。検出器は、例えば電子増倍型電荷結合素子(EMCCD)などの電荷結合素子(CCD)である焦点面アレイであってもよい。選択的に、検出プロセスは、時間遅延積分(TDI)方式で動作する。代替的に、光電子増倍管またはCMOSアクティブピクセルセンサを用いて電磁放射を検出してもよい。
ステップ320で、レチクルの少なくとも一部の第2シグネチャが生成される。ステップ320は、ステップ310の開始よりも遅い時刻に開始する。所定の時間、所定のレチクル使用期間、所定の保管期間、またはこれらの因子の組み合わせの経過後などの定期的な間隔で、ステップ320が実行されてもよい。ステップ320の実行は定期的である必要はなく、ステップ310の開始後の任意の時間に開始することができる。第1シグネチャおよび第2シグネチャは、レチクルの正確に同じ領域のものである必要はなく、ステップ330における比較のために重なり合う領域を含む必要があるに過ぎない。
ステップ330で、第1シグネチャと第2シグネチャが比較され、第1シグネチャと第2シグネチャとの差が特定される。シグネチャ間の相違は、レチクル上の汚染を示唆する。汚染の量も特定され、その汚染の量がさらなる動作を保証するほど有意なものであるか否かを判定する。例えば、汚染がレチクルパターンのイメージングを劣化させ、そのレチクルを用いて製造される回路の機能を損なわせることをシグネチャ間の差が示している場合、そのシグネチャ間の差は顕著な汚染の存在を示唆している。シグネチャ間の差が、表面積の上限よりも大きな表面積を有する粒子の存在を示している場合、汚染の量が重大であるとみなすことができる。比較の結果が汚染のサイズおよび位置を表してもよい。汚染量が重大である場合、レチクルを洗浄して、存在する汚染の量を低下させてもよい。
図4は、既知の清浄なレチクルを使用して汚染を検出する例示的な方法400のフローチャートである。図4では、選択的なステップが点線のボックスで描かれている。ステップ410で、リソグラフィツール内の検査モジュールなどの検査システムにレチクルがセットされる。レチクルは反射型レチクルであってもよく、保護用のペリクルを有さなくてもよい。
ステップ420で、レチクルの少なくとも一部の第1シグネチャが生成され記録される。レチクルは、機能する回路層を製造するのに必要な最低レベルの清浄度を満たす。例えば、強度イメージングによって第1シグネチャが生成される。
ステップ320および330は、ステップ430の後に実行される。ステップ320で、レチクルの少なくとも一部の第2シグネチャが生成される。第1シグネチャと同様に、強度イメージングによって第2シグネチャが生成されてもよい。ステップ330で、第1シグネチャと第2シグネチャが比較され、第1シグネチャと第2シグネチャとの差を特定する。第1シグネチャと第2シグネチャとの差は、レチクル上の汚染を示唆している。ステップ320および330についてのさらなる詳細は、本明細書の他の箇所に記載されている。
ステップ440で、検査システムからレチクルが取り出される。ステップ450で、汚染が検出された場合、レチクルが洗浄される。ステップ460で、レチクル上の汚染の存在が報告される。ステップ470で、例示的な方法400が終了する。
図5は、レチクルを検査してレチクルの初期清浄度を判定することを含む、汚染を検出する例示的な方法500のフローチャートである。図5では、選択的なステップが点線のボックスで描かれている。ステップ510で、レチクルが検査システムにセットされる。ステップ310はステップ510の後に実行される。ステップ310で、レチクルの少なくとも一部の第1シグネチャが生成される。ステップ310についてのさらなる詳細は、本明細書の他の箇所に記載されている。
ステップ515で、第1シグネチャが記録される。ステップ520で、レチクルの少なくとも一部が露光されてウェーハイメージを形成する。ステップ525で、ウェーハイメージが検査され、レチクルが不良回路層を製造するであろうことを示唆する何らかのエラーが画像内に存在するか否かを判定する。図5に示すように、ステップ530は、ステップ525の結果に基づき例示的な方法500のフロー経路を決定する決定ブロックである。
ステップ535で、レチクルが例えばレチクルライブラリに保管される。ステップ540で、レチクルが使用される。例えば、レチクルが露光され、リソグラフィ装置100またはリソグラフィ装置100’内で放射ビームBにパターンを付与する。
ステップ550で、汚染の位置を特定するデータが記録される。ステップ555で、第1シグネチャが記録される。ステップ560で、レチクルが洗浄され、エラーを引き起こす汚染が取り除かれる。
ステップ570で、洗浄後のシグネチャが記録される。続いて、第1シグネチャが洗浄後シグネチャと比較され、レチクルから汚染が取り除かれたこと、および新たな汚染がレチクル上に存在しないことを確認する。新たな汚染が存在しない場合、第1シグネチャが洗浄後シグネチャで上書きされる。したがって、洗浄後シグネチャが第1シグネチャになる。
ステップ320および330は、ステップ540および570の後に実行される。ステップ320で、レチクルの少なくとも一部の第2シグネチャが生成される。ステップ330で、第1シグネチャと第2シグネチャとの差が求められ、レチクル上の汚染を検出する。ステップ320および330についてのさらなる詳細は、本明細書の他の箇所に記載されている。
ステップ580で、検査システムからレチクルが取り出される。汚染が検出された場合、選択的なステップ585で、レチクルが洗浄される。選択的なステップ590で、レチクル上の汚染の存在が報告される。ステップ595で、例示的な方法500が終了する。
図6は、本明細書で説明した方法の少なくとも一部を実行するように構成された汚染検出システム600を示す。汚染検出システム600は、パターニングデバイス検査システム610、リソグラフィツール650、メモリ630に接続されたコントローラ620、および検査モジュール640を含む。
IV.結語
「発明の概要」および「要約」の部分は、「発明の名称」とともに、本発明および特許請求の範囲を限定する意図はないことが認められるべきである。「発明の概要」および「要約」の部分は、発明者によって考案された本発明の実施形態のうち一つまたは複数について述べているが、全ての例示的な実施形態について述べている訳ではない。したがって、本発明および添付の特許請求の範囲をいかなる方法によっても限定する意図はない。
特定の機能および関係の実現を例証する機能的な構成要素の助けを用いて本発明を説明してきた。これらの機能的な構成要素の境界は、説明の便宜上、適宜定義されている。それらの特別な機能および関係が適切に実行される限り、別の境界も定義することができる。
特定の実施形態についての上記説明は本発明の一般的性質を完全に公開しており、したがって、当分野の能力に含まれる知識を適用することによって、過度の実験をすることなく、および本発明の一般概念から逸脱することなく、種々の応用に対してそのような特定の実施形態を直ちに修正しおよび/または適応させることができる。したがって、そのような修正および適応は、本書に提示された教示および助言に基づき、開示された実施形態の意義および等価物の範囲内であると意図されている。本書の言葉遣いおよび専門用語は説明を目的としており限定のためではなく、本明細書の言葉遣いおよび専門用語は教示および助言を考慮して当業者によって解釈されるべきものである。
本発明の広がりおよび範囲は、上述した例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、特許請求の範囲およびそれらの等価物にしたがってのみ規定されるべきである。

Claims (35)

  1. レチクルの一部の第1シグネチャと、該第1シグネチャの後に生成される、前記レチクルの一部の第2シグネチャとの差を求めることを含む、レチクル上の汚染の検出方法。
  2. 前記差を求める前に、前記第1シグネチャを記録することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記記録の前に、レチクルを検査システムにセットすることをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記レチクルの一部を露光してウェーハイメージを形成し、該ウェーハイメージを検査してエラーを検出することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. エラーが検出された場合、汚染位置を特定するデータを記録し、前記第1シグネチャを記録することをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. エラーが検出された場合、
    レチクルを洗浄して前記エラーを引き起こす汚染を取り除き、
    前記洗浄の後に、洗浄後シグネチャを記録し、
    前記第1シグネチャを前記洗浄後シグネチャと比較して、レチクルから汚染が取り除かれ、レチクル上に新たな汚染が存在しないことを確認し、
    新たな汚染が存在しない場合、前記第1シグネチャを前記洗浄後シグネチャで上書きする
    ことをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  7. エラーが検出されない場合、前記記録の後、および所定期間の使用後に、前記レチクルの一部を検査して前記第2シグネチャを生成することをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  8. 時間遅延積分方式で動作する焦点面アレイを用いて、前記第1シグネチャおよび前記第2シグネチャを生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記レチクルの一部の強度イメージングによって、前記第1シグネチャおよび前記第2シグネチャを生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 深紫外線波長を有する電磁放射を用いて前記レチクルの一部を露光することによって、前記第1シグネチャおよび前記第2シグネチャを生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 偏光した電磁放射を用いて前記レチクルの一部を露光することによって、前記第1シグネチャおよび前記第2シグネチャを生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  12. 干渉計を用いて前記レチクルの一部を測定することによって、前記第1シグネチャおよび前記第2シグネチャを生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記レチクルの一部のホログラフィを実行することによって、前記第1シグネチャおよび前記第2シグネチャを生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記レチクルの一部の静電気シグネチャの測定によって、前記第1シグネチャおよび前記第2シグネチャを生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記レチクルの一部の熱シグネチャの測定によって、前記第1シグネチャおよび前記第2シグネチャを生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記レチクルの一部の容量シグネチャの測定によって、前記第1シグネチャおよび前記第2シグネチャを生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  17. 前記第1シグネチャと前記第2シグネチャの差が、汚染によりレチクルパターンのイメージングが劣化して回路の機能が損なわれることを意味する場合に、前記第1シグネチャと前記第2シグネチャの差が汚染の存在を示唆することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  18. 前記第1シグネチャと前記第2シグネチャの差が、所定の上限よりも大きな表面積を有する粒子の存在を示している場合に、前記第1シグネチャと前記第2シグネチャの差が汚染の存在を示唆することを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  19. 汚染が検出されたとき、レチクルを洗浄することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  20. 検査システムからレチクルを取り出して前記洗浄を実行することをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  21. 汚染が検出されたとき、レチクルの汚染の存在を報告することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  22. 前記レチクルが反射型レチクルであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  23. 前記レチクルが保護用のペリクルを有さないことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  24. レチクル上の汚染を検出するように構成された装置であって、
    前記レチクルの一部の第1シグネチャと、該第1シグネチャの後に生成される、前記レチクルの一部の第2シグネチャとの差を求める手段を備える装置。
  25. レチクル上の汚染を検出する方法であって、
    前記レチクルの一部の第1シグネチャを記録し、
    前記レチクルの一部を露光してウェーハイメージを形成し、
    前記ウェーハイメージを検査してエラーを検出し、
    エラーが検出された場合、前記第1シグネチャを消去して汚染されたレチクルを排除し、
    エラーが検出されない場合、前記記録の後に、前記レチクルの一部を検査して第2シグネチャを生成し、前記第1シグネチャと前記第2シグネチャの差を求めてレチクル上の汚染を検出する
    ことを含む方法。
  26. 汚染が検出されたとき、レチクルを洗浄することをさらに含む、請求項25に記載の方法。
  27. レチクル上の汚染を検出する方法であって、
    機能する集積回路層の製造に必要な最小レベルの清浄度を満たすレチクルの一部の第1シグネチャを記録し、
    前記記録の後に、前記レチクルの一部を検査して第2シグネチャを生成し、
    前記第1シグネチャと前記第2シグネチャの差を求めてレチクル上の汚染を検出する
    ことを含む方法。
  28. 汚染が検出されたとき、レチクルを洗浄することをさらに含む、請求項27に記載の方法。
  29. リソグラフィツールで使用するパターニングデバイス検査システムであって、
    コントローラと、
    前記コントローラに接続されたメモリと、を備え、
    前記メモリは、レチクルの一部の第1シグネチャと、該第1シグネチャの後に生成される、前記レチクルの一部の第2シグネチャとの差を求めることによって、レチクル上の汚染を検出する検査モジュールを記憶することを特徴とする、パターニングデバイス検査システム。
  30. 前記検査モジュールは、前記レチクルの一部の露光によって形成されるウェーハイメージの検査によってエラーを検出するように構成されることを特徴とする請求項29に記載のパターニングデバイス検査システム。
  31. 前記検査モジュールは、エラーが検出された場合、汚染位置を特定するデータを前記メモリ内に記録し、前記第1シグネチャを前記メモリ内に記録するように構成されることを特徴とする、請求項30に記載のパターニングデバイス検査システム。
  32. 前記パターニングデバイス検査システムは、エラーが検出された場合、レチクルを洗浄してそのエラーを引き起こす汚染を取り除き、
    前記検査モジュールは、
    前記洗浄の後に、洗浄後シグネチャを前記メモリ内に記録し、
    前記第1シグネチャを前記洗浄後シグネチャと比較して、レチクルから汚染が取り除かれ、レチクル上に新たな汚染が存在しないことを確認し、
    新たな汚染が存在しない場合、前記第1シグネチャを前記洗浄後シグネチャで上書きするように構成されることを特徴とする、請求項30に記載のパターニングデバイス検査システム。
  33. 前記検査モジュールは、エラーが検出されない場合、前記記録の後、および所定期間の使用後に、前記レチクルの一部を検査して前記第2シグネチャを生成するように構成されることを特徴とする、請求項30に記載のパターニングデバイス検査システム。
  34. 前記第1シグネチャと前記第2シグネチャの差が、汚染によりレチクルパターンのイメージングが劣化して回路の機能が損なわれることを意味する場合に、前記第1シグネチャと前記第2シグネチャの差が汚染の存在を示唆することを特徴とする、請求項29に記載のパターニングデバイス検査システム。
  35. 前記第1シグネチャと前記第2シグネチャの差が、所定の上限よりも大きな表面積を有する粒子の存在を示している場合に、前記第1シグネチャと前記第2シグネチャの差が汚染の存在を示唆することを特徴とする、請求項34に記載のパターニングデバイス検査システム。
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