JP2013258542A - ロボット制御システム、動画転送方法及び動画転送プログラム - Google Patents

ロボット制御システム、動画転送方法及び動画転送プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013258542A
JP2013258542A JP2012132987A JP2012132987A JP2013258542A JP 2013258542 A JP2013258542 A JP 2013258542A JP 2012132987 A JP2012132987 A JP 2012132987A JP 2012132987 A JP2012132987 A JP 2012132987A JP 2013258542 A JP2013258542 A JP 2013258542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving image
robot
image data
control system
delay time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012132987A
Other languages
English (en)
Inventor
Ro Kaku
瓏 郭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idec Corp
Original Assignee
Idec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idec Corp filed Critical Idec Corp
Priority to JP2012132987A priority Critical patent/JP2013258542A/ja
Publication of JP2013258542A publication Critical patent/JP2013258542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】教示装置への動画データの転送品質を確保可能なロボット制御システム、動画転送方法及び動画転送プログラムを提供する。
【解決手段】ロボットを制御する制御装置と、前記ロボットの作業対象領域の少なくとも一部を含むように撮像して複数フレームからなる動画データを出力する撮像装置と、前記動画データを少なくとも一時的に記憶する動画記憶部を有するホスト機器と、前記動画記憶部からリアルタイム転送プロトコルによって転送されてきた前記動画データを表示する表示部を有する教示装置とを備え、この教示装置への前記動画データの転送時に、前記複数フレームの各フレーム間に予め定められた第1所定遅延時間が設けられるとともに、前記各フレームの先頭パケットと次のパケットとの間に予め定められた第2所定遅延時間が設けられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ロボット制御システムにおける動画転送に関する。
従来、無線通信による遠隔操作システムに関して、画像データの高速転送が可能で効率的なデータ通信を行えるようにした無線通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された無線通信システムは、対象物に対して作業を行う作業装置と、該作業装置と離隔して設けられ、該作業装置を遠隔操作する操作装置との間を無線通信回路で結ぶ無線通信システムにおいて、前記作業装置は、動画像を撮像し画像データを出力する撮像ユニットと、該撮像ユニットから出力され1画面分が主要領域と周辺領域に分けられた前記画像データを、前記主要領域と周辺領域の単位で前記操作装置に無線送信するアンテナとを有し、前記操作装置は、前記作業装置から無線送信された前記画像データを前記主要領域又は前記周辺領域の単位で受信するアンテナと、前記画像データを前記受信された主要領域又は前記周辺領域毎に表示データの書き換えを行って表示する表示画面とを有することを特徴とするものである。
また、無線リソース割当問題において、非リアルタイム系アプリケーション及びリアルタイム系アプリケーションの両方を扱うと共に、ユーザー又はアプリケーションの視点で満足度を最大化する最適解を求めることを図る無線リソース割当方法などが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に記載された無線リソース割当方法は、各端末が自己に割り当てられた無線リソースを使用して基地局と無線通信する無線システムにおける無線リソース割当方法であって、各端末から、アプリケーションデータが格納されたパケットの伝送遅延に関する要求条件を取得するステップと、前記要求条件に関する満足度を表す満足度関数の最小値を最大化するように、無線リソースの割当を行うステップと、未割当として残っている余剰無線リソースがあるか判断するステップと、前記無線リソース割当で求められた最低の満足度を維持しながら、余剰無線リソースの割当を行うステップと、を含むことを特徴とするものである。
特開2008−306764号公報 特開2010−206316号公報
ロボット制御システムにおいて、特にロボットの動作をリアルタイムに制御しながらカメラで撮像した動画を教示装置へ転送する場合に、動画が途切れたり一時的に停止したりするなど、スムーズに動画を表示させることが困難という問題点があった。
従来技術のこのような課題に鑑み、本発明の目的は、教示装置への動画データの転送品質を確保可能なロボット制御システム、動画転送方法及び動画転送プログラムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のロボット制御システムは、制御対象であるロボットを制御する制御装置と、前記ロボットの作業対象領域の少なくとも一部を含むように撮像して複数フレームからなる動画データを出力する撮像装置と、この撮像装置及び前記制御装置とそれぞれ相互通信可能に接続されるとともに、前記動画データを少なくとも一時的に記憶する動画記憶部を有するホスト機器と、このホスト機器と相互通信可能に接続されるとともに、前記動画記憶部からリアルタイム転送プロトコルによって転送されてきた前記動画データを表示する表示部を有する教示装置とを備え、この教示装置への前記動画データの転送時に、前記複数フレームの各フレーム間に予め定められた第1所定遅延時間が設けられるとともに、前記各フレームの第1パケット(先頭パケット)と第2パケットとの間に予め定められた第2所定遅延時間が設けられることを特徴とする。
前記第1所定遅延時間及び前記第2所定遅延時間が可変であることが好ましい。
このような構成のロボット制御システムによれば、動画を転送する場合に、複数フレームの各フレーム間に第1所定遅延時間を設けるとともに、さらに前記各フレームの第1パケットと第2パケットとの間にのみ第2所定遅延時間が設けられているので、ロボットの動作をリアルタイムに制御できるとともに、教示装置側で受信された画像がスムーズに表示可能となる。
あるいは、上記目的を達成するため、本発明の動画転送方法は、制御対象であるロボットを制御する制御装置に対する教示を行う教示装置へ動画データを転送する動画転送方法であって、前記ロボットの作業対象領域の少なくとも一部を含むように撮像された複数フレームからなる動画データを少なくとも一時的に記憶する動画記憶工程と、この動画記憶工程で記憶された前記動画データをリアルタイム転送プロトコルによって前記教示装置へ転送する動画転送工程とを含み、前記動画データの転送時に、前記複数フレームの各フレーム間に予め定められた第1所定遅延時間が設けられるとともに、前記各フレームの第1パケットと第2パケットとの間に予め定められた第2所定遅延時間が設けられることを特徴とする。
このような構成の動画転送方法によれば、動画を転送する場合に、複数フレームの各フレーム間に第1所定遅延時間を設けるとともに、さらに前記各フレームの第1パケットと第2パケットとの間にのみ第2所定遅延時間が設けられているので、ロボットの動作をリアルタイムに制御できるとともに、教示装置側で受信された画像がスムーズに表示可能となる。
あるいは、上記目的を達成するため、本発明の動画転送プログラムは、コンピュータに上記の動画転送方法を実行させることを特徴とする。
このような構成の動画転送プログラムによれば、プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明の動画転送方法を実現することができる。さらに、この動画転送プログラムを汎用的なコンピュータで実行可能なものにしておけば、本発明の動画転送方法を実現するために専用のコンピュータ環境を準備する必要もなくなり、本発明の動画転送プログラムの有用性が高まる。
本発明のロボット制御システム及び動画転送方法によれば、動画を転送する場合に、複数フレームの各フレーム間に第1所定遅延時間を設けるとともに、さらに前記各フレームの第1パケットと第2パケットとの間にのみ第2所定遅延時間が設けられているので、ロボットの動作をリアルタイムに制御できるとともに、教示装置側で受信された画像がスムーズに表示可能となる。
本発明の動画転送プログラムによれば、プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明の動画転送方法を実現することができる。
本発明の一実施形態に係るロボット制御システム100の概略構成を示すブロック図である。 ロボット制御システム100のティーチングに使用される無線ペンダント10の概略図である。 無線ペンダント10とホスト機器40との間の通信シーケンスを例示する図である。 ロボット制御システム100において無線ペンダント10を接続するときのホスト機器40での処理概略を示すフローチャートである。 図4のステップS63において、カメラ20で撮像された動画データを無線ペンダント10へRTP通信プロトコルで送信する詳細処理を示すフローチャートである。 図5のフローチャートで示される動画データ転送を例示するタイムチャートである。 ロボットコントローラ30とホスト機器40を接続する概略処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<ロボット制御システム100の概略構成>
図1は本発明の一実施形態に係るロボット制御システム100の概略構成を示すブロック図である。図2はこのロボット制御システム100のティーチングに使用される無線ペンダント10の概略図である。
図1に示すように、ロボット制御システム100は、制御対象であるロボット(不図示)を制御するロボットコントローラ30(制御装置)、ティーチングに使用される無線ペンダント10(教示装置、図2参照)、ロボットの作業対象領域全体または少なくともその一部を含むように撮像して複数フレームからなる動画データを出力するカメラ20(撮像装置)、及びこれらに対してコマンドやデータなどを送受信するホスト機器40とを備えている。
無線ペンダント10は、ロボット制御システム100のティーチングに使用される可搬型で無線式の教示装置である。この無線ペンダント10は、図2に示すように、カメラ20で撮影された動画を表示するためにほぼ中央に配置されたタッチパネル式のディスプレイ11と、操作者が握るための左右のグリップ12、13と、上部に配置された非常停止スイッチ14とを備えている。また、ディスプレイ11の左右両側には、起動、停止、ティーチングなどのロボット操作用のソフトウェア式押しボタンスイッチ11aが複数個設けられている。なお、ティーチング時や試運転時などの非定常作業時に操作者が危険を回避するための3ポジション方式のイネーブルスイッチ(不図示)をグリップ12の裏面などに設けることが好ましい。
カメラ20は可搬型であって、ロボットが有するロボットアーム(不図示)の可動範囲全体を撮影可能な位置に設置される。ただし、このカメラ20をロボットアームの先端部などに外付けまたは内蔵してもよい。このカメラ20は、パン機能及びズーム機能を有するものが好ましい。
ロボットコントローラ30は、無線ペンダント10を用いたティーチングによってパラメータなどが最適化されたロボット制御プログラムに従って、各種センサの検出結果を考慮したりモーターなどを駆動したりしながらロボットの制御を行う。
ホスト機器40は、CPU41と、カメラ20が撮像した複数フレーム(フレームデータ1〜n)からなる動画データを一時的に記憶するバッファとしての画像データメモリ42と、この画像データメモリ42に記憶した動画データを無線ペンダント10へ転送する際などに用いるフレームカウンタ43a及びパケットカウンタ43bとを有する。ホスト機器40の典型例はパソコンであるが、これに限るわけではない。
このホスト機器40は、ティーチング時のシミュレーションを行うだけでなく、カメラ20で撮影した自動運転中やティーチング中の映像をモニターすることも可能である。なお、自動運転中やティーチング中の映像は無線ペンダント10のディスプレイ11上にも表示される。
また、ロボットコントローラ30、無線ペンダント10、カメラ20及びホスト機器40の相互間で共通の通信経路となるネットワーク50に対して、ロボットコントローラ30はインターフェイス53を介して、無線ペンダント10はインターフェイス51を介して、カメラ20はインターフェイス52を介して、ホスト機器40は内蔵ネットワークインターフェイス(不図示)を介してそれぞれ接続されている。
ここで、ネットワーク50及びインターフェイス51、52、53、内蔵ネットワークインターフェイスとしては、例えばすべてがイーサネット(登録商標)通信を用いるものであってもよいが、これには限らず、一部または全部に他の通信方法を用いてもよい。また、ロボットコントローラ30、無線ペンダント10、カメラ20及びホスト機器40の相互間の接続形態も必ずしも共通の通信経路を介するものに限らない。
ロボットコントローラ30用のインターフェイス53としては、例えば、RS−232C通信によるものも挙げられる。その場合は、ホスト機器40が有するRS−232Cコネクタに直結してもよい。
無線ペンダント10用のインターフェイス51としては、各種無線規格の少なくとも1つ以上を搭載したものが挙げられる。このような教示装置(ティーチングペンダント)の実際の使用現場では、たいていの場合に無線式のものが遙かに便利である。しかし、例えば、周辺にノイズを発生する機器が多くて無線通信が妨害を受ける可能性がある場合など、必要に応じて有線式でネットワーク50に接続するようにしてもよい。
カメラ20用のインターフェイス52としては、例えば、USB2.0なども挙げられる。その場合は、ホスト機器40が有するUSBコネクタに直結してもよい。
ロボットコントローラ30、無線ペンダント10、カメラ20及びホスト機器40の相互間では、イーサネットで接続されている場合は原則としてTCP/IP通信プロトコルが用いられる。例えば、ホスト機器40とロボットコントローラ30との間でのコマンド送受信がこれに該当する。
ただし、ホスト機器40が有する画像データメモリ42に記憶された動画データを無線ペンダント10へ転送する際には、動画や音声などのデータストリームをリアルタイムに配送するのに適したRTP(リアルタイム転送プロトコル)が用いられる。このときは、必要に応じて、ネットワークのトラフィック(通信量)を制御し、パケットを遅延させることで通信性能を最適化するシェーピング(遅延制御)も行われる。
また、画像データメモリ42やフレームカウンタ43a及びパケットカウンタ43bは必ずしも不可欠ではないし、ホスト機器40になくてもよい。例えば、代わりに、画像データメモリ42などをロボットコントローラ30に内蔵させるとともに、カメラ20もロボットコントローラ30に直接接続するようにしてもよい。
<無線ペンダント10とホスト機器40との間の通信シーケンス>
図3は無線ペンダント10とホスト機器40との間の通信シーケンスを例示する図である。
この図3に示すように、まず、無線ペンダント10が静止画転送要求キー送信を行う(P1)。これをホスト機器40が受信すると(H1)、作業対象であるワークの画像を取得して静止画像を転送する(H2)。これを無線ペンダント10が受信してその静止画像表示をディスプレイ11上で行う(P2)。
次に、無線ペンダント10が軌道指示キー送信を行うと(P3)、これをホスト機器40が受信する(H3)。さらに、無線ペンダント10が軌道始点、終点、中継点のタッチ指定送信を行うと(P4)、これもホスト機器40が受信してから(H4)、軌跡画像処理をした静止画送信を行う(H5)。これを無線ペンダント10が受信してその軌跡画像表示をディスプレイ11上で行う(P5)。
次に、無線ペンダント10がロボット動作指示送信を行うと(P6)、これをホスト機器40が受信してロボット位置変数座標書込を行い(H6)、ロボット動作画像取得及び動画転送を行う(H7)。この動画データを無線ペンダント10が受信してその動画表示をディスプレイ11上で行う(P7)。
必要に応じて無線ペンダント10が動画送信一時停止キー送信を行うと(P8)、これをホスト機器40が受信して動画転送を一時停止する(H8)。
その後、無線ペンダント10が動画転送再開キー送信を行うと(P9)、これをホスト機器40が受信して動画転送を再開し(H9)、ロボット動作画像取得及び動画転送を行う(H10)。この動画データを無線ペンダント10が受信してその動画表示をディスプレイ11上で行う(P10)。
<無線ペンダント10を接続するときのホスト機器40での処理>
図4はロボット制御システム100において無線ペンダント10を接続するときのホスト機器40での処理概略を示すフローチャートである。
ホスト機器40は、まずFTP通信プロトコルを用いてFTPサーバー(不図示)を起動し(ステップS10)、TCP/IP通信プロトコルを用いて無線ペンダント10と接続してTCPコマンド通信を行う(ステップS20)。
次に、無線ペンダント10上に配置されているキーが押し下げられたときにそのキーの情報をホスト機器40へ送信する「キー押下コマンド」を受信したかどうかを判断する(ステップS30)。「キー押下コマンド」を受信した場合(ステップS30でYes)、キー押下番号とキー押下ON/OFF状態に応じて受信したコマンド処理を行う(ステップS31)。
一方、「キー押下コマンド」を受信していない場合(ステップS30でNo)、指定される位置に文字図形を表示するコマンドであるかどうかを判断する(ステップS40)。
そのような「文字表示コマンド」であれば(ステップS40でYes)、「文字表示コマンド」を生成して無線ペンダント10へ送信してから(ステップS41)、ステップS20へ戻る。
一方、「文字表示コマンド」でなければ(ステップS40でNo)、ホスト機器40から無線ペンダント10へ静止画のデータを送信する「静止画表示コマンド」であるかを判断する(ステップS50)。
もし、静止画表示コマンドであれば(ステップS50でYes)、無線ペンダント10に対してFTPコマンドの送信要求を行う(ステップS51)。ホスト機器40は無線ペンダント10からのFTPコマンド送信要求コマンドの正常レスポンスを受信後、静止画FTPモードにする(ステップS52)。そして、FTP通信プロトコルを用いてカメラ20から撮影された画像データを無線ペンダント10へ送信する(ステップS53)。最後に、ホスト機器40は、静止画のデータ送信が完了した後、静止画FTPモードを通常コマンドTCPモードに替えて、ステップS20へ戻る。
一方、静止画表示コマンドでなければ(ステップS50でNo)、ホスト機器40から無線ペンダント10へ動画のデータを送信する動画表示コマンドであるかを判断する(ステップS60)。
もし、動画表示コマンドであれば(ステップS60でYes)、無線ペンダント10に対してRTPコマンドの送信開始要求を行う(ステップS61)。ホスト機器40は無線ペンダント10からの正常レスポンスを受信して動画RTPモードにする(ステップS62)。RTP通信プロトコルを用いて、カメラ20から撮影された画像データを無線ペンダント10へ送信する(ステップS63、詳細は図5を参照して後述)。無線ペンダント10は1つのフレームデータの受信が完了後、無線ペンダント10のディスプレイ11に表示させる。ホスト機器40は、動画のデータ送信が完了したとき、RTPデータ送信完了コマンドを無線ペンダント10に送信(通知)し、動画RTPモードを通常コマンドTCPモードに替えて(ステップS65)からステップS20へ戻る。
図5は、図4のステップS63において、カメラ20で撮像された動画データを無線ペンダント10へRTP通信プロトコルで送信する詳細処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザーによって設定されるフレーム送信遅延時間t1とデータパケット送信遅延時間t2とを取得する(ステップS100)。
次に、送信中止要求があるかどうかを判断する(ステップS101)。送信中止要求がある場合は(ステップS101でYes)、動画転送を終了する(ステップS102)。
一方、送信中止要求がない場合は(ステップS101でNo)、一時送信停止要求があるかどうかを判断する(ステップS110)。一時送信停止要求がある場合(ステップS110でYes)、カメラ20から取った送信フレームデータを廃棄し(ステップS111)。待機時間t3(例えば500ミリ秒)の遅延を行った(ステップS112)後に、ステップS101へ戻る。
一方、一時送信停止要求がない場合は(ステップS110でNo)、1つのフレーム送信完了かどうかを判断する(ステップS120)。1つのフレームのすべてのデータパケットを送信完了した場合(ステップS120でYes)、さらに次の送信フレームデータがあるかどうかを判断する(ステップS121)。次の送信フレームデータがない場合(ステップS121でNo)、ステップS101へ戻る。次の送信フレームデータがある場合(ステップS121でYes)、次の送信フレームのパケット数を求めてから(ステップS122)、1フレーム送信時間(例えば15ミリ秒)遅延を行った(ステップS123)後に、ステップS130へ進む。
1つのパケットデータを取得して、1つのデータパケットを送信してから(ステップS130)、送信されたデータパケットが先頭のデータパケットであるかどうかを判断する(ステップS140)。先頭のデータパケットであるときのみ(ステップS140でYes)、その先頭のデータパケットを送信終了直後に時間t2(例えば10ミリ秒)遅延を行う(ステップS150)。こうして、2番目以降のデータパケット送信完了後にステップS101へ戻る。
図6は、図5のフローチャートで示される動画データ転送を例示するタイムチャートである。
各フレームのパケット数をm、各パケットデータをp1、p2、・・・、pm、各フレーム間の遅延時間(フレーム遅延時間)をt1、各フレームの先頭パケット直後の遅延時間(先頭パケット遅延時間)をt2で表わすことにする。
動画データのフレームレートを例えば20fpsとすると、1フレーム当たりの転送時間は50msとなる。t1=15msとすると、各フレーム内の全パケットの転送は残りの35msの間で行う必要がある。このとき、各フレームの先頭パケット直後の遅延時間t2=10msとして次のパケットp2の転送を開始させている。このときの動画データ転送のタイムチャートは図6に示したようになる。
図7はロボットコントローラ30とホスト機器40を接続する概略処理を示すフローチャートである。
ホスト機器はTCP/IP通信プロトコルを用いてロボットコントローラ30を通信接続してモニタを行う(ステップS200)。
まず、ロボットプログラム変数値変更コマンドであるかどうかを判断する(ステップS210)。変数値変更コマンドである場合(ステップS210でYes)、ホスト機器40はロボットプログラムの位置変数書込要求に基づき、位置データをロボットコントローラ30へ送信し、受信イベントを発生後に、通信要求への結果を取り込む(ステップS211)。
一方、変数値変更コマンドでない場合(ステップS210でNo)、ロボットプログラム変数値取得コマンドであるかどうかを判断する(ステップS220)。変数値取得コマンドである場合(ステップS220でYes)、ロボット現在位置情報の取得を行う(ステップS221)。
一方、変数値取得コマンドでない場合(ステップS220でNo)、ロボット運転状態取得コマンドであるかどうかを判断する(ステップS230)。ロボット運転状態取得コマンドである場合(ステップS230でYes)、ロボットプログラムの現在実行命令の実行状態を監視してから(ステップS231)、ステップS200へ戻る。
一方、ロボット運転状態取得コマンドでない場合(ステップS230でNo)、ロボットプログラムの実行・停止制御コマンドであるかどうかを判断する(ステップS240)。そして、実行・停止制御コマンドである場合のみ(ステップS240でYes)、ロボットプログラムの指定行をステップ実行したり停止したりしてから(ステップS250)、いずれにしてもステップS200へ戻る。
なお、ステップ実行とは、ロボットプログラムを1ステップずつ実行することをいう。動作速度が遅く、1ステップごとに実行が停止するので、プログラムの確認や動作位置の確認作業に有効である。
現在位置の教示とは、ジョグ操作などでロボットを作業位置へ移動させ、その位置をプログラムで使用している位置変数に教示(登録)することである。
最適速度制御とは、ロボットが2点間を移動する際にロボットの姿勢によっては速度を抑えなければならないような姿勢がある場合に、軌跡の途中での速度を抑えて速度過大エラーを防止する機能である。
以上で説明した実施形態の構成によれば、ユーザーがフレームとフレームとの間での所定の送信遅延時間(t=t1+t2)をフレーム遅延時間t1とデータパケット遅延時間t2に分けて設定する手段を備えている。動画を転送した場合、フレーム所定の送信時間t1遅延を行うとともに、さらにフレームの中のデータパッケットで所定の送信時間t2遅延を行うようにしているので、ロボットの動作をリアルタイムに制御できるとともに、無線ペンダント10側で受信された画像がスムーズに表示されることができる。
なお、一時停止要求がある場合、すべてのデータパケットを破棄し、時間t3遅延を行ってから、送信キューに新たな画像データがある場合、送信再開することによって、ロボットの動作をリアルタイムに制御できるとともに、無線ペンダント10側にロボット画像が速く表示されることができる。ロボットコントローラ30,ペンダント10、カメラ20、ホスト機器は以上の実施形態の接続に限らず、無線で接続されていてもよい。
なお、本発明は、その主旨または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 ロボット制御システム
10 無線ペンダント
11 ディスプレイ
11a 押しボタンスイッチ
12 グリップ
13 グリップ
14 非常停止スイッチ
20 カメラ
30 ロボットコントローラ
40 ホスト機器
41 CPU
42 画像データメモリ
43a フレームカウンタ
43b パケットカウンタ
50 ネットワーク
51 インターフェイス
52 インターフェイス
53 インターフェイス

Claims (5)

  1. 制御対象であるロボットを制御する制御装置と、
    前記ロボットの作業対象領域の少なくとも一部を含むように撮像して複数フレームからなる動画データを出力する撮像装置と、
    この撮像装置および前記制御装置とそれぞれ相互通信可能に接続されるとともに、前記動画データを少なくとも一時的に記憶する動画記憶部を有するホスト機器と、
    このホスト機器と相互通信可能に接続されるとともに、前記動画記憶部からリアルタイム転送プロトコルによって転送されてきた前記動画データを表示する表示部を有する教示装置とを備え、
    この教示装置への前記動画データの転送時に、前記複数フレームの各フレーム間に予め定められた第1所定遅延時間が設けられるとともに、前記各フレームの第1パケットと第2パケットとの間に予め定められた第2所定遅延時間が設けられることを特徴とするロボット制御システム。
  2. 請求項1に記載のロボット制御システムにおいて、
    少なくとも前記ホスト機器と前記教示装置との間は無線によって接続されていることを特徴とするロボット制御システム。
  3. 請求項1または2に記載のロボット制御システムにおいて、
    前記第1所定遅延時間および前記第2所定遅延時間が可変であることを特徴とするロボット制御システム。
  4. 制御対象であるロボットを制御する制御装置に対する教示を行う教示装置へ動画データを転送する動画転送方法であって、
    前記ロボットの作業対象領域の少なくとも一部を含むように撮像された複数フレームからなる動画データを少なくとも一時的に記憶する動画記憶工程と、
    この動画記憶工程で記憶された前記動画データをリアルタイム転送プロトコルによって前記教示装置へ転送する動画転送工程と
    を含み、
    前記動画データの転送時に、前記複数フレームの各フレーム間に予め定められた第1所定遅延時間が設けられるとともに、前記各フレームの第1パケットと第2パケットとの間に予め定められた第2所定遅延時間が設けられることを特徴とする動画転送方法。
  5. 請求項4に記載の動画転送方法をコンピュータに実行させる動画転送プログラム。
JP2012132987A 2012-06-12 2012-06-12 ロボット制御システム、動画転送方法及び動画転送プログラム Pending JP2013258542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012132987A JP2013258542A (ja) 2012-06-12 2012-06-12 ロボット制御システム、動画転送方法及び動画転送プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012132987A JP2013258542A (ja) 2012-06-12 2012-06-12 ロボット制御システム、動画転送方法及び動画転送プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013258542A true JP2013258542A (ja) 2013-12-26

Family

ID=49954635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012132987A Pending JP2013258542A (ja) 2012-06-12 2012-06-12 ロボット制御システム、動画転送方法及び動画転送プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013258542A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111531581A (zh) * 2020-04-27 2020-08-14 武汉工程大学 一种基于视觉的工业机器人故障动作检测方法及系统
CN115314485A (zh) * 2022-07-06 2022-11-08 武汉海微科技有限公司 表情动画传输方法、装置、设备及存储介质

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003169090A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Fujitsu Ltd 伝送システム
JP2005177958A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Olympus Corp 遠隔操作システム
JP2005260302A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Nec Corp 動画情報伝送方法および装置
JP2010187319A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Olympus Corp 動画像送信端末
JP2012005049A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 映像送信システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003169090A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Fujitsu Ltd 伝送システム
JP2005177958A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Olympus Corp 遠隔操作システム
JP2005260302A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Nec Corp 動画情報伝送方法および装置
JP2010187319A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Olympus Corp 動画像送信端末
JP2012005049A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 映像送信システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111531581A (zh) * 2020-04-27 2020-08-14 武汉工程大学 一种基于视觉的工业机器人故障动作检测方法及系统
CN111531581B (zh) * 2020-04-27 2023-02-03 武汉工程大学 一种基于视觉的工业机器人故障动作检测方法及系统
CN115314485A (zh) * 2022-07-06 2022-11-08 武汉海微科技有限公司 表情动画传输方法、装置、设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4177385B2 (ja) ネットワーク基盤のロボット制御システム及びネットワーク基盤のロボット制御システムにおけるロボット速度の制御方法
US20150127124A1 (en) Information processing system, information processing method, information processing apparatus, portable terminal, and control method and control program thereof
WO2018121193A1 (zh) Vr设备的控制方法、装置及遥控器
US20140132536A1 (en) Information processing device, communication system, and information processing method
CN111481231B (zh) 超声检测控制方法、装置、及计算机可读存储介质
JP2016009023A (ja) 情報処理装置、表示制御装置及びそれらの制御方法、システム、並びにプログラム
JP6218471B2 (ja) 撮像装置、外部装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、外部装置の制御方法、撮像システムの制御方法、及びプログラム
US20140307150A1 (en) Imaging device, focus adjustment system, focus instruction device, and focus adjustment method
JP5683144B2 (ja) 送信装置、送信方法、プログラム
JP2013066962A (ja) ロボット制御装置、及びロボットシステム
JP2015095872A5 (ja)
JP2013258542A (ja) ロボット制御システム、動画転送方法及び動画転送プログラム
JP6608196B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法
CN105100591B (zh) Ip摄像机的精确远程ptz控制的系统和方法
JP2017041705A (ja) 撮像装置
WO2017181956A1 (zh) 通过智能终端与智能机器人建立连接并进行控制的方法
JP5230401B2 (ja) 表示制御装置、画像処理装置
KR100464027B1 (ko) 카메라를 구비한 휴대 통신단말기와 개인용 컴퓨터를연결하는 장치 및 방법
US20110013093A1 (en) Captured image display apparatus and method thereof
US20150350329A1 (en) Method and apparatus for transmitting sensor data in a wireless network
JP2013066963A (ja) ロボット制御装置、及びロボットシステム
US20180267616A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP7054548B2 (ja) 遠隔操作支援システム、遠隔操作端末、遠隔操作支援方法、及びコンピュータプログラム
JP2014179956A (ja) 撮像指示端末、撮像システム、撮像指示方法及びプログラム
JP7172610B2 (ja) 遠隔操作システム及び遠隔操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170418