JP2013257578A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示素子が劣化しても最大輝度を保持し、コントラストの低下を防ぐ。
【解決手段】表示用電圧源9を用いて表示データに応じて表示素子10を制御する画素制御部11と、この画素制御部11に表示データを供給する表示制御部3とを用いて、表示データを表示部2に表示する。また、表示素子10の状態を検出して表示データを補正する。ここで、表示用電圧源9の電圧を予め高めの一定電圧に設定し、表示素子10の劣化状態に応じて、表示データの階調を上げて行くことで、表示素子10が劣化しても最大輝度を維持しながら、表示することができる。また、表示データの階調をデジタル演算のみで補正することで、コントラストを維持する。
【選択図】図1
【解決手段】表示用電圧源9を用いて表示データに応じて表示素子10を制御する画素制御部11と、この画素制御部11に表示データを供給する表示制御部3とを用いて、表示データを表示部2に表示する。また、表示素子10の状態を検出して表示データを補正する。ここで、表示用電圧源9の電圧を予め高めの一定電圧に設定し、表示素子10の劣化状態に応じて、表示データの階調を上げて行くことで、表示素子10が劣化しても最大輝度を維持しながら、表示することができる。また、表示データの階調をデジタル演算のみで補正することで、コントラストを維持する。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示素子に印加する電流量又は発光時間に応じて輝度を制御可能な画像表示装置に係わり、特に、表示素子として有機EL(Electro Luminescence)、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)に代表される自発光素子を有する画像表示装置に関する。
様々な情報処理装置の普及により、役割に応じた画像表示装置が種々存在する。その中で、自発光型の画像表示装置が注目されており、特に、有機ELディスプレイとして注目を浴びてきている。この装置に用いるOLEDなどの発光素子は自発光型であるため、バックライトが不要で低消費電力に向いており、また、従来の液晶ディスプレイに比べて画素の視認性が高く、応答速度が速い等の利点がある。さらに、発光素子はダイオードに似た特性を持っており、素子に流す電流量によって輝度を制御することができる。このような自発光型画像表示装置における駆動方法については、下記特許文献1などに挙げられている。
発光素子の特性として、使用期間や周囲環境により素子の内部抵抗値が変化する。特に、使用期間が増大すると、経時的に内部抵抗が高くなり、素子に流れる電流が減少する性質がある。そのため、例えば、メニュー表示など画面内の同一箇所の画素を点灯させていると、その部分について焼付きの現象が生じる。従来の補正では、起動時に画素の状態を検出し、メモリに保持し、動作時に表示データと保持された検出値との差分を表示データに上乗せする方法がある。この方法であると、表示データが最大輝度を求めても劣化した場合は、それ以上の輝度は表示できない。したがって、最大輝度が低下する、つまりコントラストが低下する問題がある。
本発明の目的は、画素の劣化による補正でも最大輝度を保持し、コントラストの低下を防ぐことである。
本発明は、表示素子の劣化後の最大輝度を予め設定しておき、表示素子の劣化程度に応じて、表示データのダイナミックレンジを変更することによって、最大輝度を維持することを特徴とする。また、表示データをデジタル演算のみで補正することで、最大輝度とコントラストを維持することができる。
本発明によると、焼付き補正において、補正前の表示データのダイナミックレンジを予め変更することで、補正後の階調つぶれを防止することができる。実施例1,2によれば、最大輝度を維持したまま焼付き現象を解消することができる。また、実施例3によれば、コントラストを低下させることなく焼付き現象を解消することができる。実施例4によれば、ガンマ補正と両立させて補正することができる。実施例5によれば、RGB独立した補正量での調整により、見た目に合わせた補正ができる。本発明は、表示装置単体や組
み込みパネル、情報処理端末の表示装置として利用可能である。
み込みパネル、情報処理端末の表示装置として利用可能である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は、表示パネル部の全体構成図である。図1において、表示パネル部は、ドライバ1と表示部2で構成される。ドライバ1には、表示制御部3、検出スイッチ4、検出制御部5、検出用電流源6、補正制御部7、補正制御用スイッチ8がある。表示部2には、表示用電圧源9、表示素子10、画素制御部11、選択スイッチ12がある。ドライバ1と表示部2はバス13で接続する。検出用電流源6は、検出制御部5と検出スイッチ4とを結線する信号線上にあり、この信号線上での表示素子10の電圧変化を検出制御部5が検出する。外部からの表示データはドライバ1の表示制御部3に入力する。表示制御部3は入力信号のタイミング制御や信号制御を行う。表示用電圧源9は画素制御部11で表示素子10と接続する。また、検出スイッチ4と画素制御部11も接続している。
次に、図1の動作を説明する。ドライバ1内での信号の流れは、図1の点線で示すように、大きく3種類あり、表示経路、検出経路、補正経路になる。表示経路は、表示データが、表示制御部3と検出スイッチ4とバス13とを通り、表示部2内の画素制御部11を通して表示用電圧源9を用いて表示素子10を駆動する流れである。検出経路は、表示素子10から選択スイッチ12とバス13とを通り、ドライバ1内の検出スイッチ4を通り検出制御部5に行く流れである。補正経路は、検出制御部5から補正制御部7を通り表示制御部3に行き表示データを補正する流れである。
ここで、検出スイッチ4は、表示時と検出時でのデータ方向を切り替えるものである。表示時には表示用電圧源9を利用する。検出時には電流源6を利用する。表示時には、画素制御部11は、表示データに応じて表示用電圧源9を制御し、表示素子10を駆動する。検出時には、検出用電流源6を用いて表示素子10の電圧変化の状態を検出制御部5へ伝達する。
本実施例では、電源の個数は2個であるが、構成によっては増減し、電源の種類に対しても電流源や電圧源等が構成によって変化する。また、ドライバ1内の補正選択スイッチ8は、補正制御部7で演算する補正情報を選択するものであり、補正の演算が固定であれば必要なく、ユーザが演算方法を選択できる構成にする場合には備えた方がよい。
図2は、図1に示すドライバ1の構成図である。図2において、ドライバ1内には、図1と同様に、表示制御部3、検出スイッチ4、検出制御部5、検出用電流源6、補正制御部7、補正選択スイッチ8がある。
検出制御部5には、検出結果の信号を増幅する増幅器21とA/D変換器22と変換結果を一時的に格納するラインメモリ23がある。ここで、検出制御部5の動作を説明する。図1に示す表示部2から検出スイッチ4を通して流れる信号は微少であることが多い。そこで、この微少信号を安定して後段に伝達するために、増幅器21を用いる。その後、A/D変換器22で検出データをデジタル値に変換し、検出データの1ライン分をラインメモリ23に記憶する。このラインメモリ23に検出データを格納する際に、検出データの平均化や最小値抽出等のデータ処理を施してもよい。
補正制御部7には、検出データから正常データと劣化データを別けるための閾値抽出回路24と、補正値を計算する補正演算回路25と、結果を保存しておくフレームメモリ26がある。閾値抽出回路24で求める閾値の演算例としては、閾値をテーブルに持たせ、1ライン分の検出データの平均や標準偏差から計算によって求める等がある。また、これらの演算方法の選択や調整を行うために、補正選択スイッチ8を使用することもできる。補正演算回路25における演算方法については後述する。この補正演算回路25で演算された補正データはフレームメモリ26に保存される。なお、補正演算回路25からの演算結果を直接に補正データとして表示制御部3に送って、表示制御部3にて表示データを補正すればフレームメモリ26を備えなくてもよい。
図3は、表示、検出、補正を行うタイミング図である。図3(a)は、数フレームに亘るタイミング図であり、タイミング31は1フレーム期間の状態を示し、タイミング32は1フレーム期間における帰線期間で検出し、表示期間において補正することを示している。画像表示装置の多くは表示期間と帰線期間を設けている。本実施例では、表示期間に表示を、帰線期間に検出を行っている。また、帰線期間は表示期間に比べて短いので、1フレームの帰線期間だけでは、全画素に対応する表示素子の状態を検出することができないことがある。この場合、数フレームかけて検出することになる。
そのため、図3(b)に示したように、表示部2における1画面を、例えば、検出Aとして33、検出Bとして34、検出Cとして35の複数のブロックに分ける。1フレーム期間中において検出するのは1ブロックずつである。この例では、ある3フレームで検出した検出結果をフレームメモリに保存しておき、次の3フレームで、その結果を補正データとして扱い表示データを補正する。なお、検出を1フレームで行えば毎フレーム補正することができる。また、この例の他に、画像表示装置の起動時に、表示期間を設けず、1フレーム全てを検出期間にして、起動時に一括して補正することも可能である。
図4は、図2に示す閾値抽出回路24の動作説明図である。閾値を設定して、検出値から補正方法を選択する場合について説明する。図4(a)は、画素の12番目から18番目が劣化している状態を示す。この補正方法としては、最大値として示す点線36を閾値として設定する方法、最小値として示す点線37を閾値として設定する方法、任意値として示す点線38を閾値として設定する方法がある。これらの補正方法のいずれかを選択すればよい。なお、閾値の設定に当たっては、平均値を設定する方法や他の方法でもよい。また、任意値として示す点線38の設定に当たっては、補正選択スイッチ8を使用することができる。
補正の閾値として最小値を選択した場合を、図4(b)に示す。この補正では、最小値から設定量dの値を超えた場合に劣化とみなし、補正処理を行う。さらに、設定量2d、3d、4dの値を超えた時点で補正量を変更して補正する。設定量dと補正量は別々の値
になる。図4(b)に示すように、検出値が1段階目と2段階目の間の場合、1段階目の補正を行う。ここで、2段階目の補正を行うと過補正になるが、場合によっては、2段階目に近い場合は見た目には適度になる場合があるので、その場合には、任意の補正を使用することも可能である。
になる。図4(b)に示すように、検出値が1段階目と2段階目の間の場合、1段階目の補正を行う。ここで、2段階目の補正を行うと過補正になるが、場合によっては、2段階目に近い場合は見た目には適度になる場合があるので、その場合には、任意の補正を使用することも可能である。
図5は、図2に示す補正演算回路25の動作説明図である。検出値の最大値を閾値とする方法である。図5(a)は、入力階調に対する出力輝度のグラフである。本実施例では6ビット、即ち、64段階(0〜63)の階調で説明するが、階調に対するビット数は何ビットでもよい。
図5(a)に示す実線41は、入力階調と出力輝度が一定に保たれていることを示しており、この場合、0階調で最小輝度を、63階調で最大輝度になることを示している。図5(a)に示す点線42は、焼付きによる輝度劣化を示している。この焼付き現象は、表示素子(画素)の劣化が引き起こす現象であり、これは、画素の内部抵抗が変化することにある。画素の輝度は、電流量によって決まるため、画素の内部抵抗が変化すれば画素にかかる電圧が同じとすると、電流量が変化するので輝度も変化する。つまり、画素に加える電圧は階調によって一定としているので、劣化で画素の内部抵抗が増加すれば画素に流れる電流量は減少する。
63階調において、実線41での輝度43が劣化すると点線42の輝度44に変化する。したがって、この状態では、同じ階調で制御しても輝度が下がることを示している。この場合、劣化していない63階調の画素と、劣化した63階調の画素では、輝度43と輝度44の輝度差が生じる。よって、劣化していない画素に対して点線42になるように補正をすることで、輝度差をなくすことができる。しかし、この方法の問題点は、最大輝度が低下することであり、劣化していくとコントラストが低下することにある。この低下した最大輝度を補正するためには、画素に印加する電圧を上昇させるか、階調電圧を変更するかの方法が考えられる。然るに、これらの方法は、電圧生成回路を用いて、アナログ電圧を生成し、生成したアナログ電圧を可変にすることに当たるため、アナログ制御が複雑になる。
本実施例では、アナログ制御に代わりに、デジタル制御することで制御を簡易化する。図5(a)に示す実線45のような制御を行う。この制御として、表示用電圧源9での電源電圧の設定方法を説明する。
実線45を平行移動すると、60階調における輝度46と、63階調における輝度43とが等しくなるように、また、実線45における63階調において、最大輝度を超える輝度47となるように電源電圧を設定する。この電源電圧は設定後には変化させない。
ここで、60階調から63階調の4階調分、即ち、2ビット分を補正用階調として使用する。輝度劣化のない初期状態では、0階調ないし63階調の表示データを0階調ないし60階調に変換し、最大輝度を保つ。その後、輝度劣化により、輝度47が輝度43の方向に低下し、劣化割合が1階調分を超えた場合、表示データの変換階調を1階調上げる。即ち、0階調ないし60階調であった表示データを0階調ないし61階調に変換する。
このように、初期状態では63階調において、最大輝度を超える輝度47となるように、画素に予め高めの電源電圧を設定する。そして、補正時には、劣化した画素が最大輝度を保つように、表示データの階調を上げる。即ち、画素に印加する電源電圧を一定として、画素が劣化した場合に、電源電圧を上げることなく、表示データの階調を上げる。これにより、60階調から63階調の4段階の劣化補正がデジタルで補正できる。このように、画素の劣化程度に応じて、表示データのダイナミックレンジを変更する。
なお、1階調の別の指標として、輝度が1%劣化した時に1階調補正する方法もある。このように、1階調分の補正にするための指標は何でもよく、また、補正に使用するビット数も任意である。
図5(b)に、表示画面の劣化補正状態を示す。補正前の状態で表示部2に通常領域48と劣化領域49がある。本実施例では、劣化領域49の輝度を通常領域48と同等の輝度に補正することができる。
図6は、検出電圧と輝度との関係図である。一般的に、R(Red)G(Green)B(Blue)の特性は、各画素材料などの条件により、異なっている。図6において、画素のRed成分の劣化割合を実線51とし、Green成分の劣化割合を実線52とし、Blue成分の劣化割合を実線53とする。ここで、例えば、実線52において、輝度y1の検出電圧をx1とし、輝度y2の検出電圧をx2とする。輝度y2が輝度y1の1%劣化状態であれば、x1とx2の差分が劣化割合1%の検出電圧となる。
図7は、劣化割合と閾値電圧との関係図である。図6に示したように、Red、Green、Blueによって、劣化割合が異なることが多いので、検出電圧に対して基準となる閾値電圧をRGB独立して制御する。図7に示す欄61は劣化割合を示しており、欄62はRGBにおける閾値電圧を示している。輝度に対する劣化特性が直線的であれば、欄61の劣化割合に対して欄62の閾値電圧は等間隔になる。これに対して、劣化特性が多次曲線的であれば、劣化割合に対しての閾値電圧は等間隔でなくなる。補正ビットを2ビットとし、劣化補正を4段階とするなら、単純に補正すると劣化割合4%までの補正ができる。また、補正割合を2%ごとに4段階に設定することもできる。
図8は、検出処理のフローチャートで、起動時に一括して補正する。処理70で検出処理が開始されると、処理71で垂直カウンタをリセットする。処理72において検出期間か判定し、検出期間になると処理73において各画素を切り替えるシフトレジスタをセットし、処理74で対象画素の状態を検出する。処理75で検出応答を待つ。検出応答が有ると処理76で検出状態を判定し、検出状態が異常である場合、処理77でエラー処理をする。処理76で正常に検出されると処理78で閾値を抽出する。処理79で1ラインの検出が終了したか判定し、1ラインの途中であれば処理80でシフトレジスタをシフトして、残りを検出する。処理79で1ラインの検出が終了すると、処理81で検出値を格納する。処理82で1画面の検出が終了したか判定し、1画面の途中であれば処理83で垂直カウンタをカウントアップし、残りを検出する。処理82で1画面の検出が終了すると、処理84で検出を終了する。
図9は、表示処理のフローチャートである。処理90で表示処理が開始されると、処理91で垂直カウンタをリセットする。次に、処理92で、格納された検出値と閾値から補正値を演算し、補正処理を行う。1ライン分の表示データが得られると処理93で1ライン分の表示処理を行う。処理94で1画面の表示が終了したか判定し、1画面の途中であれば処理95で垂直カウンタをカウントアップし、残りを表示する。処理94で1画面の表示が終了すると、処理96で図3に示す検出A、検出B又は検出Cの検出処理を開始する。この検出処理が終了すると、処理97で表示処理を終了する。表示は常に行うため、通常は処理97から処理90に遷移する。
図10は、図2に示す補正演算回路25の別の動作説明図である。この図10と実施例1での図5と異なるのは、0階調での輝度が、図5においては、最小輝度でないのに対して、図10においては、最小輝度になる点である。
図10に示す実線101を平行移動すると、60階調における輝度106と、63階調における輝度10とが等しくなるように設定し、実線101における63階調において、最大輝度を超える輝度103となるような電源電圧を設定する。この電源電圧は設定後には変化させない。設定後に、焼付きによる輝度劣化に応じて実線101の輝度103が実線105の輝度104へと低下する。この低下に応じて、補正用階調として使用することは、実施例1の図5と同様である。なお、図10に示す点線102は、入力階調と出力輝度が一定に保たれていることを示す。
図11は、図2に示す補正演算回路25の別の動作説明図である。実施例1での図5又は実施例2での図10においては、実線45又は実線101で補正する。これらの補正の利点は、表示データに対して、補正用階調を加算すればよいので、回路が簡単であることである。しかし、欠点として、実線45での補正は、初期状態の0階調で黒が浮く状態にあり、補正により徐々に黒が沈むようになる。また、実線101での補正は、初期状態の0階調では出力輝度は0であるが、補正により徐々に低階調の表示データが無視されてしまう。
そこで、本実施例においては、補正前の0階調が補正後も0階調になるように補正する。図11に示す実線111は、入力階調と出力輝度が一定に保たれていることを示す。また、図11に示す実線112は、補正時の特性を示し、0階調での輝度が0になるようにする。そのため、最大輝度113と最大輝度114とを等しくなるように、実線112の63階調での輝度115を、最大輝度113と114とを超える輝度に設定する。この補正の利点は、最大輝度と最小輝度が保たれる。しかし、欠点として、補正用階調の演算に乗除算が入るので回路が複雑になる。ただし、補正係数をメモリ等に持たせれば加減算で済むため演算回路は簡略化できる。
図12は、図2に示す補正演算回路25の別の動作説明図である。実施例1,2,3では線形な補正を使用した。しかし、一般の画像表示装置はガンマ補正を施している。本実施例では、ガンマ補正を加味した補正について説明する。図12に示す曲線121は、一般的なガンマ補正であり、曲線122は、本実施例のガンマ補正と劣化補正とを合わせた補正である。本実施例では、入力階調60での輝度123を輝度124に変換するもので、実施例1と同じく、輝度劣化を想定して電源電圧を予め高めに設定している。また、このガンマ補正は、実施例2,3にも適用できる。ガンマ補正での階調量に合わせて劣化補正の補正量を調整することで、ガンマ補正で過補正にならないようにする。この調整は、図12(b)に示すようなテーブルをメモリに持たせるか、演算によって随時求めてもよい。
図13は、実施例1の図7とは別の補正方法を示す図である。図7では、RGBにおいて劣化割合を同じにしている。本実施例では、RGBの劣化割合を別に設定するものである。同じ輝度低下でも、人の目には違って見えることがある。例えば、RedとGreenは1%の輝度劣化でもはっきり見えるが、Blueに関しては見えにくいことがある。図13は、このRGBの補正量の最適化をモードによって切り替える構成である。モード131に、いくつかの設定パタンを用意し、その内容を補正閾値選択132に設定する。例えば、モード1は、劣化割合をRGB同等の1%の閾値で演算する。モード2は、RとGは1%の閾値で演算し、Bについては2%の閾値で演算する。このモードは、実施例1ないし4で説明した補正演算とは独立して設定できるので、どの実施例にも適用できる。
1…ドライバ、2…表示部、3…表示制御部、4…検出スイッチ、5…検出制御部、6…検出用電流源、7…補正制御部、8…補正選択スイッチ、9…表示用電圧源、10…表示素子、11…画素制御部、12…選択スイッチ、13…バス、21…増幅器、22…A/D変換器、23…ラインメモリ、24…閾値抽出回路、25…補正演算回路、26…フレームメモリ。
Claims (5)
- 複数の表示素子と、表示用電圧源と、前記表示用電圧源を用いて表示データに応じて前記複数の表示素子を制御する画素制御部と、を設けた表示部と、
表示データと表示素子からの状態信号とを切り換える検出スイッチと、検出用電流源と、前記検出用電流源を用いて検出した前記状態信号を増幅しデジタル変換して検出データを出力する検出制御部と、前記検出データの閾値を抽出し、当該閾値に基づいて補正データを出力する補正制御部と、前記補正データに基づいて前記表示データを変換する表示制御部とを設けたドライバと、
前記表示部と前記ドライバとをバスで接続してなる画像表示装置において、
前記表示用電圧源は前記画素制御部を通して前記表示素子のアノードに第一電圧を供給するように構成されており、
前記ドライバの前記検出スイッチは、前記表示データを前記表示部の前記表示素子に流す経路と、前記表示素子から前記選択スイッチと前記バスを通る前記表示素子の電圧変化の状態を前記検出制御部に流す経路を切り換えるものであり、
前記ドライバを構成する前記検出制御部は、前記検出スイッチからの前記表示素子の電圧変化を表す微小信号を増幅する増幅器と、増幅した信号をデジタル値の検出データに変換するA/D変換器と、前記検出データの1ライン分を記憶するラインメモリとを有し、
前記ドライバを構成する前記補正制御部は、前記検出データの閾値を抽出する閾値抽出回路と、抽出した閾値に基づいて補正値を演算して前記表示制御部に補正データを出力する補正演算回路とを有し、
前記表示素子に入力する表示データの最大階調の電圧に対応する輝度を最大輝度とし、前記表示用電圧源の前記第一電圧を、前記最大輝度を超える出力輝度を前記表示素子が出力可能な電圧に予め設定してなり、
前記補正制御部は、前記表示データの前記最大階調が前記表示素子の最大輝度となるように前記表示データのダイナミックレンジを変更する補正データを出力することを特徴とする画像表示装置。 - 前記ドライバに補正選択スイッチを備え、
前記補正制御部の前記閾値抽出回路には検出データの最大値、最小値又は平均値が前記閾値として設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記表示制御部は、起動時に一括して複数の表示素子の状態を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
- 前記表示制御部は、1フレームの帰線期間において、1画面における一部の表示素子の状態を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
- 前記一部の表示素子の状態の検出を、数フレームの帰線期間において行うことで、1画面における表示素子の状態を検出することを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
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