JP2013257178A - 半導体装置、自己診断システム、それらを用いた車載装置および医療装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被試験体である半導体装置に内蔵されたアンプまたはフィルタを、専用の試験装置を多く用いることなく自己診断する半導体装置を提供する。
【解決手段】入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路13を含む半導体装置10であって、複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路11と、アンプ回路13の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、入力信号の代わりに、信号生成回路11が生成する信号をアンプ回路13に入力するための切替スイッチとを備え、自己診断モードにおいてアンプ回路13から出力される出力信号について周波数分析を行うことによって、アンプ回路13を自己診断する。
【選択図】図1
【解決手段】入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路13を含む半導体装置10であって、複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路11と、アンプ回路13の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、入力信号の代わりに、信号生成回路11が生成する信号をアンプ回路13に入力するための切替スイッチとを備え、自己診断モードにおいてアンプ回路13から出力される出力信号について周波数分析を行うことによって、アンプ回路13を自己診断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置、自己診断システム、それらを用いた車載装置および医療装置に関し、特に、内蔵されたアンプやフィルタを自己診断する回路を含む半導体装置、自己診断システムおよびそれを用いた車載装置、自己診断システムおよびそれを用いた医療装置に関する。
アナログ/デジタル変換器のDC成分に起因する不具合を検出することができるテスト回路が知られている。そのアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」と称す。)のテスト回路として、例えば、特許文献1に示すものがある。すなわち、信号発生器にて発生した矩形波その他各種波形の信号を、ADCへ入力してA/D変換する。そのA/D変換信号を、DC成分除去器(以下、「DCC」と称す。)へ入力する。そのDCCにおいて、A/D変換信号からDC成分を検出する。そのDC成分を試験装置へ入力する。その試験装置にてDC成分と、期待値とが一致するかどうか検査する。検査結果が、一致する場合は合格(PASS)とし、一致しない場合は不合格(FAIL)とするものである。そのテスト回路によれば、複雑なテスト回路等の付加回路なしに、不具合を容易に検出することができる。また、信号発生器において信号を発生させやすいという効果がある。また、検査系の構造を簡略化することができるという効果もある。
しかしながら、特許文献1に示されたテスト回路には、被試験体である半導体装置を試験するために、信号発生器および試験装置など試験専用の器具を用意する必要があった。そのテスト回路は、被試験体である半導体装置が、単品状態の時に不良品でないことを検査して品質保障する性質のものである。つまり、組み立て完成後に稼動中の製品に対して、継続的に試験を行うことはできなない。一方、半導体装置は、全数検査に合格した選別品だけが出荷される。そして、半導体装置の用途に応じて最終的に組み立てられた完成品となる。このように良品の半導体装置を用いて組み立てられた製品、あるいはシステム(以下、単にシステムという)に対して、稼動中に継続的な試験を行って、半導体装置の品質管理を最後まで徹底するということは困難であった。
また、不良品を完全に排除するように、完全動作が確認された半導体を用いて組み立てられたシステムにおいても、使用中のストレス、例えば、熱、振動、あるいは有害雰囲気などにより、ある確率で故障が発生することが知られている。また、用途、重要性、などに応じた品質管理を厳重に施しても、故障の発生を撲滅させることは理論的にも不可能とされている。したがって、発生した故障をユーザに対して速やかに知らせる技術が望まれていた。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであって、被試験体である半導体装置に内蔵されたフィルタを、専用の試験装置を用いることなく自己診断し、故障を発見次第、ユーザに対して速やかに知らせることができる半導体装置、それを用いた車載装置および医療装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のある態様による半導体装置は、入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路を含む半導体装置であって、 複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチとを備え、前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行うことによって、前記アンプ回路を自己診断するようにしたことを特徴とする。
また、本発明のある態様による半導体装置は、前記信号生成回路は、Duty比と、信号レベルと、周波数とを設定できる、矩形波信号を生成することを特徴とする。
また、本発明のある態様による自己診断システムは、入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部(例えば、図1におけるFFT30およびMPU40の少なくとも一方)と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のある態様による自己診断システムは、入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部(例えば、図1におけるFFT30およびMPU40の少なくとも一方)と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のある態様による自己診断システムは、前記信号生成回路は、Duty比と、信号レベルとを設定できる、矩形波信号を生成することを特徴とする。
また、本発明のある態様による自己診断システムは、送信信号に対して物体から反射される反射波を受信するレーダ装置の出力信号を、前記入力信号とすることを特徴とする。
また、本発明のある態様による車載装置は、送信信号に対して物体から反射される反射波を受信するレーダ装置と、前記レーダ装置の出力信号を入力信号とし、該入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のある態様による自己診断システムは、送信信号に対して物体から反射される反射波を受信するレーダ装置の出力信号を、前記入力信号とすることを特徴とする。
また、本発明のある態様による車載装置は、送信信号に対して物体から反射される反射波を受信するレーダ装置と、前記レーダ装置の出力信号を入力信号とし、該入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のある態様による車載装置は、前記信号生成回路は、Duty比と、信号レベルと、周波数とを設定できる、矩形波信号を生成することを特徴とする。
また、本発明のある態様による医療装置は、センサからの人体情報を有する電波を受信する通信装置と、前記通信装置の出力信号を入力信号とし、該入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のある態様による医療装置は、センサからの人体情報を有する電波を受信する通信装置と、前記通信装置の出力信号を入力信号とし、該入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のある態様による医療装置は、センサからの人体情報を有する出力信号を入力信号とし、該入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のある態様による医療装置は、前記信号生成回路は、Duty比と、信号レベルと、周波数とを設定できる、矩形波信号を生成することを特徴とする。
また、本発明のある態様による医療装置は、前記信号生成回路は、Duty比と、信号レベルと、周波数とを設定できる、矩形波信号を生成することを特徴とする。
本発明の構成によれば、被試験体である半導体装置に内蔵されたアンプまたはフィルタを、専用の試験装置を多く用いることなく自己診断し、故障を発見次第、ユーザに対して速やかに知らせることができる半導体装置、自己診断システム、それらを用いた車載装置および医療装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置を含む車載装置の一部を示すブロック図である。図1に示す車載装置100は、レーダ装置の少なくとも一部を構成するとともに、自己診断システムも含んでいる。このレーダ装置は、主に走行中の車両97の周囲に近接する物体があるかどうかなどを検知する。もし近接する物体があるならば、運転者に注意を喚起するために、視聴覚的、あるいは触覚的な警報手段を作動させることが可能である。以下、車載装置には自己診断システムと、レーダ装置と、を含むものとして同一符号100で示す。
また、この車載装置100は、運転者への注意喚起のみならず、安全ベルトなど保安機能に関連した保安制御に寄与することも可能である。さらに、この車載装置100は、車体の緊急制動、緊急回避の運転制御を、運転者に代わって、直接に実行するための制御信号を出力することも考えられる。なお、上述した車両97の緊急時における保安制御および運転制御に関する具体的な説明は省略する。
(車載装置)
車載装置100は、IC10と、送信アンテナ21と、送信回路22と、受信アンテナと、受信回路24と、周波数分析機能30と、MPU40と、により上述したレーダ装置の少なくとも一部を構成している。このレーダ装置は、送信回路22により生成したレーダ電波の出射波25を、送信アンテナ21から、周囲に近接する物体があるかどうかを検出するために放射する。
放射された出射波25は、被検物体97に照射されると、被検物体97から反射波26が反射される。その反射波26は、受信アンテナ23で捕捉され、受信回路24で受信される。この反射波26は、アンテナからの距離などに応じて、出射波25に対する周波数および位相などが変化する。このように、出射波25に対する周波数および位相などが変化したことを、周波数分析機能30により分析する。
車載装置100は、IC10と、送信アンテナ21と、送信回路22と、受信アンテナと、受信回路24と、周波数分析機能30と、MPU40と、により上述したレーダ装置の少なくとも一部を構成している。このレーダ装置は、送信回路22により生成したレーダ電波の出射波25を、送信アンテナ21から、周囲に近接する物体があるかどうかを検出するために放射する。
放射された出射波25は、被検物体97に照射されると、被検物体97から反射波26が反射される。その反射波26は、受信アンテナ23で捕捉され、受信回路24で受信される。この反射波26は、アンテナからの距離などに応じて、出射波25に対する周波数および位相などが変化する。このように、出射波25に対する周波数および位相などが変化したことを、周波数分析機能30により分析する。
(周波数分析機能)
周波数分析機能30は、例えば、DSP(Digital Signal Processor : デジタル信号プロセッサ)によって実現され、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)機能を備えている。FFTは得られたデータ列の規則性を求める方法の一つであり、基本的には、時系列データの周波数スペクトル分布を求める。以下、周波数分析機能30を単にFFT30ともいう。なお、この半導体装置100におけるDSPおよびFFTの機能として、レーダ装置の中核を構成するように、検出する信号の周波数および位相を分析する機能を有する。また、DSPおよびFFTには、自己診断モードにおける自己診断結果に対する期待値が予め記憶されている。DSPおよびFFTは、その期待値と自己診断結果とが一致すれば異常なしの規定通りに処理する。逆に、期待値と自己診断結果とが不一致であれば、DSPおよびFFTは、故障と判断して故障フラグを発生させる機能を備えている。また、FFT30とは別に、MPU40により期待値と自己診断結果とが一致しているか否かを判別させるようにしてもよい。
周波数分析機能30は、例えば、DSP(Digital Signal Processor : デジタル信号プロセッサ)によって実現され、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)機能を備えている。FFTは得られたデータ列の規則性を求める方法の一つであり、基本的には、時系列データの周波数スペクトル分布を求める。以下、周波数分析機能30を単にFFT30ともいう。なお、この半導体装置100におけるDSPおよびFFTの機能として、レーダ装置の中核を構成するように、検出する信号の周波数および位相を分析する機能を有する。また、DSPおよびFFTには、自己診断モードにおける自己診断結果に対する期待値が予め記憶されている。DSPおよびFFTは、その期待値と自己診断結果とが一致すれば異常なしの規定通りに処理する。逆に、期待値と自己診断結果とが不一致であれば、DSPおよびFFTは、故障と判断して故障フラグを発生させる機能を備えている。また、FFT30とは別に、MPU40により期待値と自己診断結果とが一致しているか否かを判別させるようにしてもよい。
IC10は、矩形波生成回路11と、モード切替スイッチ12と、アンプ回路13と、ADC14と、により構成されている。また上述したアンプ回路13は、本例では、アンプ13aと、フィルタ13bと、により構成されている。なお、このアンプ13aは、アンプ13aまたはフィルタ13bの少なくとも一方を含んで構成されることにより、IC10の必要な機能を維持する。
なお、上述したIC10は、本例では、矩形波生成回路11と、モード切替スイッチ12と、アンプ回路13と、ADC14と、により構成されているとしたが、この構成に限るものではない。すなわち、受信回路24に、矩形波生成回路11、モード切替スイッチ12、を含んで構成され、または、矩形波生成回路11、モード切替スイッチ12、アンプ回路13、ADC14、を含んで構成され、ICとして一体構成されていてもよい。すなわち、矩形波生成回路11、モード切替スイッチ12、アンプ回路13、ADC14、のいずれかが、受信回路24に含まれてもよい。あるいは、周波数分析機能30にADC14を含んで構成されていてもよく、周波数分析機能30とMPU40、または、ADC14と周波数分析機能30とMPU40が一体構成されていてもよい。
(通常モード)
IC10の機能について、通常モードと、自己診断モードとに分けて説明する。まず、モード切替スイッチ12が、実線で示すように、通常モード接点12a側に接続された状態で、通常モードが実行される。この通常モードにおいて、車載装置100は、上述したレーダ装置として機能する。具体的には、上述したとおり、送信回路22により生成したレーダ電波の出射波25を、送信アンテナ21から、周囲に近接する物体があるかどうかを検出するために放射し、被検物体97に照射されると、被検物体97から反射波26が反射される。その反射波26は、受信アンテナ23で捕捉され、受信回路24で受信される。
IC10の機能について、通常モードと、自己診断モードとに分けて説明する。まず、モード切替スイッチ12が、実線で示すように、通常モード接点12a側に接続された状態で、通常モードが実行される。この通常モードにおいて、車載装置100は、上述したレーダ装置として機能する。具体的には、上述したとおり、送信回路22により生成したレーダ電波の出射波25を、送信アンテナ21から、周囲に近接する物体があるかどうかを検出するために放射し、被検物体97に照射されると、被検物体97から反射波26が反射される。その反射波26は、受信アンテナ23で捕捉され、受信回路24で受信される。
受信回路24で受信された反射波26は、通常モード接点12a側に設定されたモード切替スイッチ12を経由して、アンプ回路13へ入力される。このアンプ回路13は、アンプ13aで反射波26を増幅し、フィルタ13bで必要な信号成分のみを抽出してADC14へ通過させ、ノイズ等の不要な成分を除去する。フィルタ13bで抽出された必要な信号成分は、FFT30によりFFT分析される。このFFT分析については、図3に沿って後ほど説明する。
(自己診断モード)
つぎに、モード切替スイッチ12が、点線で示すように、自己診断モード接点12b側に切り替えられた状態で、自己診断モードが実行される。この自己診断モードにおいて、車載装置100は、上述したレーダ装置としての機能を一時停止して、IC10が故障しているか否かの自己診断を行う。具体的には、矩形波生成回路11で生成した自己診断信号を、自己診断モード接点12b側に切り替えられたモード切替スイッチ12を経由して、アンプ回路13へ入力される。このアンプ回路13は、アンプ13aで自己診断信号を増幅し、フィルタ13bで必要な信号成分のみをADC14へ通過させ、ノイズ等の不要な成分を除去する。フィルタ13bで抽出された必要な信号成分は、FFT30によりFFT分析される。
つぎに、モード切替スイッチ12が、点線で示すように、自己診断モード接点12b側に切り替えられた状態で、自己診断モードが実行される。この自己診断モードにおいて、車載装置100は、上述したレーダ装置としての機能を一時停止して、IC10が故障しているか否かの自己診断を行う。具体的には、矩形波生成回路11で生成した自己診断信号を、自己診断モード接点12b側に切り替えられたモード切替スイッチ12を経由して、アンプ回路13へ入力される。このアンプ回路13は、アンプ13aで自己診断信号を増幅し、フィルタ13bで必要な信号成分のみをADC14へ通過させ、ノイズ等の不要な成分を除去する。フィルタ13bで抽出された必要な信号成分は、FFT30によりFFT分析される。
(矩形波生成回路)
図2を用いて矩形波生成回路11の構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る矩形波生成回路の説明図であり、(a)経路11aにおける波形、(b)経路11bにおける波形、(c)経路11cにおける波形、(e)ブロック図、である。ここで、図2(e)ブロック図に示す矩形波生成回路11の構成と、その動作と、各経路11b〜11dにおける波形と、について説明する。
図2(e)に示すように、矩形波生成回路11は、REF−A生成回路11aと、REF−B生成回路11Bと、矩形波生成回路11Cと、加算回路11Dと、を備えて構成されている。また、スイッチング回路11Cは、タイミング回路11C1およびタイミングスイッチ11C2により構成されている。
図2を用いて矩形波生成回路11の構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る矩形波生成回路の説明図であり、(a)経路11aにおける波形、(b)経路11bにおける波形、(c)経路11cにおける波形、(e)ブロック図、である。ここで、図2(e)ブロック図に示す矩形波生成回路11の構成と、その動作と、各経路11b〜11dにおける波形と、について説明する。
図2(e)に示すように、矩形波生成回路11は、REF−A生成回路11aと、REF−B生成回路11Bと、矩形波生成回路11Cと、加算回路11Dと、を備えて構成されている。また、スイッチング回路11Cは、タイミング回路11C1およびタイミングスイッチ11C2により構成されている。
つぎに、矩形波生成回路11の動作と、各経路11a〜11dにおける波形と、について説明する。図2(e)に示すREF−A生成回路11aは、図2(a)に示す直流電圧Aを生成して、スイッチング回路11Cへ入力する。スイッチング回路11Cでは、設定された周波数およびDuty比によりタイミングスイッチ11C2をON/OFFすることにより、直流電圧Aから図2(c)に示すような矩形波を生成して、加算回路11Dへ入力する。一方、図2(e)に示すREF−B生成回路11Bは、図2(b)に示す直流電圧Bを生成して、加算回路11Dへ入力する。加算回路11Dは、入力された、2つの信号、すなわち、図2(b)に示す直流電圧Bと、図2(c)に示す矩形波と、を加算した結果、図2(d)に示す矩形波を出力する。このように、矩形波生成回路11は、矩形波信号のDuty比、信号レベル、周波数を任意に設定することができる。
図3は、本発明の実施形態に係る自己診断信号に用いる矩形波のDuty別のスペクトル説明図であり、(a)Duty比50%の矩形波およびそのスペクトル、(b)Duty比50%でない矩形波およびそのスペクトル、である。図3に示すように矩形波には、正弦波にない高調波が無限に含まれている。すなわち、矩形波に含まれている高調波は、基本周波数fに対する整数倍、2f,3f,…,nfで存在し、基本波fに対する2倍波2f,3倍波3f,…,n倍波nfと呼ばれ、高調波の倍率が高くなるにつれて概ね占有率が小さくなる。
また、図3(a),(b)により、矩形波のDuty別によるスペクトルの違いを示すとおり、矩形波は、Duty比が50%であるか否かにより、高調波の倍率に応じた減衰特性に違いがある。図3(a)に示すDuty比50%の矩形波において、存在する高調波は、奇数倍波3f,5f,…,(2n+1)倍波となる。そして、高調波の倍率n(nは自然数)が高くなるにつれて占有率が必ず小さくなる。
一方、図3(b)に示す、Duty比50%でない矩形波において、基本波fに対する全ての整数倍で高調波が存在する。そして、高調波のスペクトルは、倍率が高くなるにつれて占有率が概ね小さくなるものの、時定数1/τごとに占有率がゼロまで減衰する節目が発生する。高調波のスペクトルは、その節目を谷として周期的に連続する山形を描くように、倍率が高くなるにつれて次第に減衰する。
つぎに、図1で示したFFT30によるFFT分析について、図1、図3に沿って説明する。図1に沿って説明したとおり、レーダ装置において、受信回路24で受信された反射波26は、通常モード接点12a側に設定されたモード切替スイッチ12を経由して、アンプ回路13へ入力される。このアンプ回路13は、アンプ13aで反射波26を増幅し、フィルタ13bで必要な信号成分のみをADC14へ通過させ、ノイズ等の不要な成分を除去する。フィルタ13bで抽出された必要な信号成分は、FFT30によりFFT分析される。
FFT30を用いた分析結果の帯域幅は定幅型である。そのため、FFT30を正しく機能させるため、図1に示すように、入力された信号から分析帯域外の信号を取り除くためフィルタ13bを通り、ADC14でデジタル信号に変換される。このデジタル信号を、FFT30でFFT演算する。フィルタ13bの周波数特性は、場合に応じて適宜設定されるが、図3(a),(b)において、それぞれ1点鎖線にて示すLPFaの特性と、LPFbの特性と、を例示する。
図3(a)において例示するLPFaの特性によれば、3倍波3f,5f,…,(2n+1)倍波の高調波を減衰させ、基本波fを通過させる。また、図3(b)において例示するLPFbの特性によれば、4f,5f,6f,…,の高調波を減衰させ、基本波fおよび2倍波2f〜3倍波3fまで通過させる。このフィルタ13bが、図3(a)に示すLPFaと、図3(b)に示すLPFbと、いずれの特性であっても、そのフィルタが正常に機能しなければ、レーダ装置は間違った観測結果を出力する。したがって、フィルタ13bが、故障したならば、速やかにその旨をユーザに知らせることができるため、IC10に自己診断機能を備えている。
(機能安全)
IC10は、車載装置100が必要とするミリ波と呼ばれる周波数fによるレーダ電波を、信号処理するために、アンプ回路13と、ADC14と、を備えている。また、このIC10の主用途は、走行中の車両97に対する安全保障のための保安制御である。しかしながら、使用中のストレス、例えば、熱、振動、あるいは有害雰囲気などが原因となり、ある確率で故障の発生を避けられないことが知られている。
IC10は、車載装置100が必要とするミリ波と呼ばれる周波数fによるレーダ電波を、信号処理するために、アンプ回路13と、ADC14と、を備えている。また、このIC10の主用途は、走行中の車両97に対する安全保障のための保安制御である。しかしながら、使用中のストレス、例えば、熱、振動、あるいは有害雰囲気などが原因となり、ある確率で故障の発生を避けられないことが知られている。
そこで、このIC10には、故障の発生をユーザに対して速やかに知らせる機能が望まれている。また、近年、車両向けの国際的な機能安全規格「ISO26262」が、正式に発行される。それに規定されている「機能安全」すなわち、「ある機能・部品が故障したとしても、システムの安全性を確保する」という思想に基づいて要求される自己診断機能を、IC10、およびそれを含む車載装置100は備えている。
(自己診断機能)
被試験体であるIC10に内蔵されたアンプ回路13、特にアンプ回路13に内蔵されたフィルタ13bを、専用の試験装置を多く用いることなく自己診断し、故障を発見次第、ユーザに対して速やかに知らせることができるように構成されている。図1〜3を用いて、IC10の自己診断機能を説明する。
被試験体であるIC10に内蔵されたアンプ回路13、特にアンプ回路13に内蔵されたフィルタ13bを、専用の試験装置を多く用いることなく自己診断し、故障を発見次第、ユーザに対して速やかに知らせることができるように構成されている。図1〜3を用いて、IC10の自己診断機能を説明する。
(自己診断モード)
ここでは、一例として、車両のエンジンキーがエンジンOFFからONになる都度に、図1に示すモード切替スイッチ12が、自己診断モード側端子12bに切り替わることにより、通常モードから自己診断モードに移行する。自己診断モードになって自己診断の結果が異常なしであれば、モード切替スイッチ12が、通常モード側端子12aに切り替わることにより、自己診断モードから通常モードへ戻る。
ここでは、一例として、車両のエンジンキーがエンジンOFFからONになる都度に、図1に示すモード切替スイッチ12が、自己診断モード側端子12bに切り替わることにより、通常モードから自己診断モードに移行する。自己診断モードになって自己診断の結果が異常なしであれば、モード切替スイッチ12が、通常モード側端子12aに切り替わることにより、自己診断モードから通常モードへ戻る。
しかし、自己診断モードを実行した結果、異常検出されたならば、その旨を運転者に知らせるように、不図示の通報手段が作動する。なお、自己診断モードは、例えば、車両のエンジンキーがエンジンON状態の時に、タイマーセットによって、100時間毎に実行するように設定しても構わない。
自己診断モードが実行されると、図1,2に示す矩形歯波生成回路11より、図2(d)および図3(a)に示したDuty比50%の矩形波が、モード切替スイッチ12の自己診断モード側端子12bを経由し、自己診断信号としてアンプ回路13へ入力される。
自己診断モードが実行されると、図1,2に示す矩形歯波生成回路11より、図2(d)および図3(a)に示したDuty比50%の矩形波が、モード切替スイッチ12の自己診断モード側端子12bを経由し、自己診断信号としてアンプ回路13へ入力される。
アンプ回路13へ入力される前の矩形波のスペクトルは、図3(a)に示すとおりである。しかし、図1に示すIC10のフィルタ13bを通過させる際に、図3(a)に例示するLPFaのフィルタ特性が正常に動作していれば、3倍波3f,5f,…,(2n+1)倍波の高調波が減衰され、基本波fのみを通過させる。その結果、期待値と一致しているため、故障していないことを確認できる。
逆に、LPFaのフィルタ特性が機能せずに、高調波が減衰されなかったならば、基本波fのみならず、3倍波3f,5f,…,(2n+1)倍波の高調波を、FFT30が検出し、期待値と異なるため、FFT30が、故障である旨のフラグを上げる。あるいは、LPFaの特性が不特定の高調波を通過させてしまうような故障、例えば、3倍波3fを通過させた場合であっても、期待値と異なるため、FFT30が、故障である旨のフラグを上げる。
また、図3(b)に示すようにDuty比50%以外の矩形波が、モード切替スイッチ12の自己診断モード側端子12bを経由して、自己診断信号としてアンプ回路13へ入力された場合も、同様に故障検出が可能である。具体的には、アンプ回路13へ入力される前の矩形波のスペクトルは、図3(b)に示すとおりである。しかし、図1に示すIC10のフィルタ13bを通過させる際に、図3(b)に例示するLPFbのフィルタ特性が正常に動作していれば、4倍波4f以上の高調波が減衰され、基本波f〜3倍波3fのみを通過させる。その結果、期待値と一致しているため、故障していないことを確認できる。
逆に、LPFbのフィルタ特性が機能せずに、全帯域の周波数成分を通過させていれば、基本波fのみならず、基本波f〜n倍波nfの高調波を全てFFT30が検出し、期待値と異なるため、FFT30が、故障である旨のフラグを上げる。あるいは、LPFaのフィルタ特性が、不特定の高調波を通過させてしまうような故障、例えば、9倍波9fを通過させた場合であっても、期待値と異なるため、FFT30が、故障である旨のフラグを上げる。
以上、フィルタ13bの故障検出に関して、詳細に説明したが、アンプ13aを同様に自己診断しても、故障を検出することが可能である。一般的にアンプの性能は、(1)周波数特性、(2)歪率、(3)S/N(信号対ノイズ)比、の3要素で明示できる。ここで、アンプ13aが故障すれば、上述した(1)周波数特性と、(2)歪率と、の少なくとも1つに異常が生じる。
その故障したアンプ13aに矩形波を入力すれば、元通りの矩形波に対して歪んだ波形が出力される。その場合、FFT30が検出する高調波が、DSPに記憶された期待値とは異なる。このため、その期待値と不一致であることを検出したFFT30は、期待値と異なるため、故障である旨のフラグを上げる。したがって、IC10のアンプ回路13の内部は、アンプ13aのみである場合と、フィルタ13bのみである場合と、アンプ13aおよびフィルタ13bの両方を備えたものである場合と、の3通りのいずれの場合においても、自己診断することが可能である。
車載装置100は、FFT分析した結果により、接近する他車両97等の存在が認識されたならば、運転者への注意喚起のみならず、安全ベルトなど保安機能に関連した保安制御に寄与することも可能である。さらに、この車載装置100は、車体の緊急制動、緊急回避の運転制御を、運転者に代わって、直接に実行することも考えられる。
さらに、本実施形態において、矩形波生成回路11で矩形波信号を発生するようにしている理由は、複雑なアナログ信号に比べて、矩形波信号は発生させやすく、かつ検査系を簡略化できるためである。また、矩形波生成回路11で発生させる信号は、矩形波信号に限るものではなく、正弦波信号以外であれば、高調波が含まれているので、例えば、三角波信号またはランプ波信号であっても、同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態において、矩形波生成回路11で矩形波信号を発生するようにしている理由は、複雑なアナログ信号に比べて、矩形波信号は発生させやすく、かつ検査系を簡略化できるためである。また、矩形波生成回路11で発生させる信号は、矩形波信号に限るものではなく、正弦波信号以外であれば、高調波が含まれているので、例えば、三角波信号またはランプ波信号であっても、同様の効果が得られる。
図4は、本発明の実施形態に係る半導体装置を含む医療装置の一部を示すブロック図である。図4に示す医療装置110は、通信装置の少なくとも一部を構成するとともに、自己診断システムも含んでいる。この通信装置は、例えば血圧などを検知する。
医療装置110は、IC10と、送信アンテナ21と、送信回路22と、受信アンテナ23と、受信回路24と、周波数分析機能30と、MPU40と、により通信装置の少なくとも一部を構成している。この通信装置は、いわゆる人体通信に用いるものであって、MPU40から測定開始の命令がなされ、その命令信号としての電波25を送信アンテナ21から人体98に装着したセンサ99に送信する。
医療装置110は、IC10と、送信アンテナ21と、送信回路22と、受信アンテナ23と、受信回路24と、周波数分析機能30と、MPU40と、により通信装置の少なくとも一部を構成している。この通信装置は、いわゆる人体通信に用いるものであって、MPU40から測定開始の命令がなされ、その命令信号としての電波25を送信アンテナ21から人体98に装着したセンサ99に送信する。
センサ99からの電波26は、受信アンテナ23で捕捉され、受信回路24で受信される。この電波26は、例えば血圧など情報を有し、周波数および位相などが変化したことを、周波数分析機能30により分析する。
医療装置110は、上述した車載装置100と同様に、自己診断を行い、故障を検出することが可能である。
医療装置110は、上述した車載装置100と同様に、自己診断を行い、故障を検出することが可能である。
図5は、本発明の実施形態に係る半導体装置を含む医療装置の一部を示すブロック図である。図5に示す医療装置120は、自己診断システムも含んでいる。この装置は、例えば脈拍などを検知する。
医療装置120は、IC10と、周波数分析機能30と、MPU40と、により構成されている。
医療装置120は、IC10と、周波数分析機能30と、MPU40と、により構成されている。
センサ99からの信号は、例えば脈拍など情報を有し、周波数および位相などが変化したことを、周波数分析機能30により分析する。
医療装置120は、上述した車載装置100、医療装置110と同様に、自己診断を行い、故障を検出することが可能である。
以上、説明したように、本実施形態の構成によれば、被試験体である半導体装置に内蔵されたフィルタを、専用の試験装置を多く用いることなく自己診断し、故障を発見次第、ユーザに対して速やかに知らせることができる半導体装置、自己診断システム、それらを用いた車載装置および医療装置を提供することができる。
医療装置120は、上述した車載装置100、医療装置110と同様に、自己診断を行い、故障を検出することが可能である。
以上、説明したように、本実施形態の構成によれば、被試験体である半導体装置に内蔵されたフィルタを、専用の試験装置を多く用いることなく自己診断し、故障を発見次第、ユーザに対して速やかに知らせることができる半導体装置、自己診断システム、それらを用いた車載装置および医療装置を提供することができる。
10 半導体装置
11 矩形波生成回路
11A,11B 信号レベル設定手段
11C Duty比設定手段
12 モード切替スイッチ
13a アンプ
13b フィルタ
14 A/Dコンバータ
30 周波数分析機能
40 MPU
100 車載装置、自己診断システム、レーダ装置
110,120 医療装置
11 矩形波生成回路
11A,11B 信号レベル設定手段
11C Duty比設定手段
12 モード切替スイッチ
13a アンプ
13b フィルタ
14 A/Dコンバータ
30 周波数分析機能
40 MPU
100 車載装置、自己診断システム、レーダ装置
110,120 医療装置
Claims (10)
- 入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路を含む半導体装置であって、
複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、
前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチとを備え、
前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行うことによって、前記アンプ回路を自己診断するようにしたことを特徴とする半導体装置。 - 前記信号生成回路は、Duty比と、信号レベルと、周波数とを設定できる、矩形波信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、
複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、
前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、
前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、
前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部と、
を備えたことを特徴とする自己診断システム。 - 前記信号生成回路は、Duty比と、信号レベルとを設定できる、矩形波信号を生成することを特徴とする請求項3に記載の自己診断システム。
- 送信信号に対して物体から反射される反射波を受信するレーダ装置の出力信号を、前記入力信号とすることを特徴とする請求項3または4に記載の自己診断システム。
- 送信信号に対して物体から反射される反射波を受信するレーダ装置と、
前記レーダ装置の出力信号を入力信号とし、該入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、
複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、
前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、
前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、
前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部と、
を備えたことを特徴とする車載装置。 - 前記信号生成回路は、Duty比と、信号レベルと、周波数とを設定できる、矩形波信号を生成することを特徴とする請求項6に記載の車載装置。
- センサからの人体情報を有する電波を受信する通信装置と、
前記通信装置の出力信号を入力信号とし、該入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、
複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、
前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、
前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、
前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部と、
を備えたことを特徴とする医療装置。 - センサからの人体情報を有する出力信号を入力信号とし、該入力信号について、フィルタ処理と増幅処理との少なくとも一方を行うアンプ回路と、
複数種類の周波数を含む信号を生成する信号生成回路と、
前記アンプ回路の動作を自己診断するための自己診断モードにおいて、前記入力信号の代わりに、前記信号生成回路が生成する信号を前記アンプ回路に入力するための切替スイッチと、
前記自己診断モードにおいて前記アンプ回路から出力される出力信号について周波数分析を行う周波数分析部と、
前記周波数分析部による、出力信号についての周波数分析結果と期待値とを比較することによって、前記アンプ回路を自己診断する自己診断部と、
を備えたことを特徴とする医療装置。 - 前記信号生成回路は、Duty比と、信号レベルと、周波数とを設定できる、矩形波信号を生成することを特徴とする請求項8または9に記載の医療装置。
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JP2012132152A JP2013257178A (ja) | 2012-06-11 | 2012-06-11 | 半導体装置、自己診断システム、それらを用いた車載装置および医療装置 |
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-
2012
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