JP2013257016A - トランスミッションのシンクロ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 永久磁石でシンクロナイザハブに対してシンクロナイザリングを吸着したとき、シンクロナイザリングの摩擦面とギヤのコーン面との不要な接触を回避する。
【解決手段】 シンクロナイザハブ12の外周部を径方向内側に切り欠いた凹部12eに固定された永久磁石21は、シンクロナイザリング17に対向する側に第1テーパー面21aを備え、シンクロナイザリング17は永久磁石21の第1テーパー面21aに吸着可能な第2テーパー面17cを備えるので、シンクロナイザハブ12およびギヤ16の結合が解除されているとき、永久磁石21の磁力でシンクロナイザリング17をシンクロナイザハブ12に引き付けることで、第1、第2テーパー面21a,17cが密着してシンクロナイザリング17をシンクロナイザハブ12およびギヤ16に対して芯出しし、シンクロナイザリング17の摩擦面19aがギヤ16のコーン面16cに接触しないようにしてフリクションや騒音の発生を防止することができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 シンクロナイザハブ12の外周部を径方向内側に切り欠いた凹部12eに固定された永久磁石21は、シンクロナイザリング17に対向する側に第1テーパー面21aを備え、シンクロナイザリング17は永久磁石21の第1テーパー面21aに吸着可能な第2テーパー面17cを備えるので、シンクロナイザハブ12およびギヤ16の結合が解除されているとき、永久磁石21の磁力でシンクロナイザリング17をシンクロナイザハブ12に引き付けることで、第1、第2テーパー面21a,17cが密着してシンクロナイザリング17をシンクロナイザハブ12およびギヤ16に対して芯出しし、シンクロナイザリング17の摩擦面19aがギヤ16のコーン面16cに接触しないようにしてフリクションや騒音の発生を防止することができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、回転軸に固定されたシンクロナイザハブと、前記回転軸に相対回転自在に支持されたギヤと、前記シンクロナイザハブおよび前記ギヤ間に配置されて前記シンクロナイザハブの回転を前記ギヤのコーン面に伝達する摩擦面が形成されたシンクロナイザリングと、前記シンクロナイザハブに前記回転軸の軸線方向に摺動自在に支持されて前記シンクロナイザリングおよび前記ギヤに係合可能なスリーブとを備えるトランスミッションのシンクロ装置に関する。
マニュアルトランスミッション、オートマチック・マニュアルトランスミッション、デュアルクラッチトランスミッション等に用いられるシンクロ装置は、シンクロナイザリングに形成した摩擦面をギヤに形成したコーン面に圧接し、そこに発生する摩擦力で同期作用を発揮させるようになっている。
シンクロ装置のスリーブが後退してシンクロナイザハブとギヤとが切り離されているとき、ギヤのコーン面とシンクロナイザリングの摩擦面とが接触していると、そこに発生する不要な摩擦力によってギヤがシンクロナイザハブに引きずられて連れ回りしてしまい、フリクションによるエネルギーロスの原因となったり、特にエンジンのアイドリング運転時におけるトランスミッションの騒音の原因となったりする問題があった。
そこで、シンクロナイザハブに埋め込んだ永久磁石でシンクロナイザリングを吸着し、シンクロナイザリングの摩擦面をギヤのコーン面から離反させるものが、下記特許文献1により公知である。
しかしながら、上記従来のものは、シンクロナイザリングがシンクロナイザハブに埋め込んだ永久磁石に吸着されたとき、そのシンクロナイザリングをシンクロナイザハブに対して同軸に芯出しする手段を持たないため、シンクロナイザリングの摩擦面の円周方向の一部がギヤのコーン面の円周方向の一部に接触してしまい、その接触部に不要な摩擦力が発生してしまう可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、永久磁石でシンクロナイザハブに対してシンクロナイザリングを吸着したとき、シンクロナイザリングの摩擦面とギヤのコーン面との不要な接触を回避することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、回転軸に固定されたシンクロナイザハブと、前記回転軸に相対回転自在に支持されたギヤと、前記シンクロナイザハブおよび前記ギヤ間に配置されて前記シンクロナイザハブの回転を前記ギヤのコーン面に伝達する摩擦面が形成されたシンクロナイザリングと、前記シンクロナイザハブに前記回転軸の軸線方向に摺動自在に支持されて前記シンクロナイザリングおよび前記ギヤに係合可能なスリーブとを備えるトランスミッションのシンクロ装置において、前記シンクロナイザハブの外周部を径方向内側に切り欠いた凹部に永久磁石を固定し、前記永久磁石は前記シンクロナイザリングに対向する側に第1テーパー面を備え、前記シンクロナイザリングは前記永久磁石の前記第1テーパー面に吸着可能な第2テーパー面を備えることを特徴とするトランスミッションのシンクロ装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記永久磁石は、径方向外側に前記第1テーパー面を備えるとともに、径方向内側に設けたクリップを介して前記凹部に着脱自在に固定されることを特徴とするトランスミッションのシンクロ装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記永久磁石の径方向外端は前記スリーブの径方向内端よりも径方向内側に位置することを特徴とするトランスミッションのシンクロ装置が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記シンクロナイザハブは少なくとも3個の前記永久磁石を備えることを特徴とするトランスミッションのシンクロ装置が提案される。
請求項1の構成によれば、回転軸に固定したシンクロナイザハブに支持されたスリーブを回転軸の軸線方向に摺動させると、スリーブの押圧力によってシンクロナイザリングの摩擦面およびギヤのコーン面間に摩擦力が発生してシンクロナイザハブの回転にギヤの回転が同期し、スリーブによるシンクロナイザハブ、シンクロナイザリングおよびギヤの結合がスムーズに行われる。シンクロナイザハブの外周部を径方向内側に切り欠いた凹部に固定された永久磁石は、シンクロナイザリングに対向する側に第1テーパー面を備え、シンクロナイザハブは永久磁石の第1テーパー面に吸着可能な第2テーパー面を備えるので、シンクロナイザリングおよびギヤの結合が解除されているとき、永久磁石の磁力でシンクロナイザリングをシンクロナイザハブに引き付けることで、第1、第2テーパー面が密着してシンクロナイザリングをシンクロナイザハブおよびギヤに対して芯出しし、シンクロナイザリングの摩擦面がギヤのコーン面に接触しないようにしてフリクションや騒音の発生を防止することができる。
また請求項2の構成によれば、永久磁石は径方向内側に設けたクリップを介してシンクロナイザハブの凹部に着脱自在に固定されるので、径方向外側の第1テーパー面と干渉することなく永久磁石をシンクロナイザハブに固定することができ、しかも既存のシンクロナイザハブに大きな変更を施すことなく永久磁石を容易に固定することができる。
また請求項3の構成によれば、永久磁石の径方向外端はスリーブの径方向内端よりも径方向内側に位置するので、潤滑油中に含まれる鉄粉等が永久磁石に吸着した場合であっても、スリーブは前記鉄粉等と干渉することなくシンクロナイザハブに対して支障なく摺動することができる。
また請求項4の構成によれば、シンクロナイザハブは少なくとも3個の永久磁石を備えるので、永久磁石の吸着力を円周方向に均等に作用させることで、シンクロナイザリングの傾きを防止して更に精度の高い芯出しを可能にすることができる。
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1および図2に示すように、ツインクラッチ式のトランスミッションのシングルコーン型のシンクロ装置Sは、トランスミッションの回転軸11にボス部12aがスプライン嵌合するシンクロナイザハブ12と、シンクロナイザハブ12のボス部12aの径方向外側に環状溝部12bを介して連続するスリーブ支持部12cの外周に形成したスプライン12d…に軸方向摺動自在に係合する環状のスリーブ13と、回転軸11の外周に嵌合して一体に回転する筒軸14にニードルベアリング15を介して相対回転自在に支持されたギヤ16と、シンクロナイザハブ12およびギヤ16間に相対回転自在に配置された環状のシンクロナイザリング17と、シンクロナイザハブ12およびシンクロナイザリング17間に配置された環状のシンクロナイザスプリング18とを備える。
スリーブ13の内周にはシンクロナイザハブ12の外周のスプライン12d…に係合するスプライン13a…が形成され、シンクロナイザリング17の外周にはスリーブ13のスプライン13a…に係合可能なスプライン17a…が形成され、ギヤ16に圧入されたドグ歯形成部材16aの外周にはスリーブ13のスプライン13a…に係合可能なドグ歯16b…が形成される。シンクロナイザリング17の内周には環状の摩擦部材19が設けられ、ギヤ16のドグ歯形成部材16aの外周には前記シンクロナイザリング17の摩擦部材19の摩擦面19a(以下、シンクロナイザリング17の摩擦面19aという)に当接するコーン面16cが形成される。
スリーブ13の外周面に形成したフォーク溝13bに、図示せぬ油圧アクチュエータによって回転軸11の軸線L方向に移動可能なシフトフォーク20が嵌合しており、シフトフォーク20の右動によって右側のギヤ16が回転軸11に結合され、シフトフォーク20の左動によって左側のギヤ16が回転軸11に結合される。
シンクロ装置Sの右半部の構造と左半部の構造とは実質的に同一であるため、その代表して右半部の構造を更に説明する。
図3〜図6に示すように、回転軸11の外周にスプライン嵌合するシンクロナイザハブ12の外周には、径方内向きに切り欠かれた3個の凹部12e…が円周方向に120°間隔で形成されており、各凹部12eに対応する位置で1個のスプライン12dと、その両側の2個のスプライン12d,12dの一部とが切り欠かれている。
各凹部12eには永久磁石21が合成樹脂製のクリップ22を介して固定される。永久磁石21は径方向外端部に、軸線L方向両側が径方向内側に向かうように傾斜する一対の第1テーパー面21a,21aが形成される。永久磁石21に径方向内端に接着されたクリップ22は、一対の脚部22a,22aと、脚部22a,22aの先端から相互に対向する方向に突出する一対の爪部22b,22bとを備えており、脚部22a,22aを弾性変形させて爪部22b,22bをシンクロナイザハブ12に凹設した係合孔12f,12fに係合させることで、永久磁石21がシンクロナイザハブ12の凹部12eに着脱自在に固定される。
シンクロナイザハブ12の軸線L方向両側にそれぞれ配置されたシンクロナイザリング17,17の外周部には、シンクロナイザハブ12に向かって突出する各3個の凸部17b…が円周方向に120°間隔で形成される。各凸部17bの先端には、永久磁石21の第1テーパー面21aに当接可能な第2テーパー面17cが形成される。第1、第2テーパー面21a,17cは、軸線Lを中心とする円錐面の一部を構成する。
シンクロナイザハブ12の凹部12eの円周方向の幅は、その内部に嵌合するシンクロナイザリング17の凸部17bの円周方向の幅よりも大きく設定されており、凸部17bの一対のストッパ面17d,17dの一方が凹部12eの一対のストッパ面12g,12gの一方に当接することで、シンクロナイザハブ12およびシンクロナイザリング17は円周方向両側にそれぞれスプライン12d…,17a…の半ピッチ分だけ相対回転可能である。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
先ず、図1に基づいてシンクロ装置Sの同期作用を説明する。
図示した中立状態にあるスリーブ13を図示せぬシフトアクチュエータに接続されたシフトフォーク20で例えば右方向に駆動すると、スリーブ13はそのスプライン13a…をシンクロナイザハブ12のスプライン12d…に案内されながら移動し、スリーブ13のスプライン13a…の船底形状の凸部13c…がシンクロナイザスプリング18を押圧し(図2参照)、シンクロナイザスプリング18の荷重がシンクロナイザリング17に伝達されることで、シンクロナイザリング17がギヤ16に向けて付勢される。
スリーブ13が更に前進すると、スリーブ13のスプライン13a…の歯先とシンクロナイザリング17のスプライン17a…の歯先とが当接して押圧することで、ギヤ16のコーン面16cとシンクロナイザリング17の摩擦面19aとが接触して摩擦力によるトルクが発生する。前記トルクによりギヤ16の回転にスリーブ13の回転(即ち回転軸11の回転)が同期すると、スリーブ13が更に前進し、スリーブ13のスプライン13a…のチャンファがシンクロナイザリング17のスプライン17a…のチャンファを掻き分けることが可能になる。
ギヤ16の回転にスリーブ13の回転が同期すると前記トルクが消滅するため、スリーブ13が更に前進すると、スリーブ13のスプライン13a…のチャンファがシンクロナイザリング17のスプライン17a…のチャンファを掻き分け、更にスリーブ13のスプライン13a…のチャンファがギヤ16のドグ歯16b…を掻き分け、スリーブ13のスプライン13a…とギヤ16のドグ歯16b…とが係合することで変速が完了する。
ところで、シンクロ装置Sが中立状態にあるとき、シンクロナイザリング17はシンクロナイザハブ12と一体に回転するため、シンクロナイザリング17は回転軸11に対して相対回転するギヤ16に対して相対回転し、ギヤ16のコーン面16cとシンクロナイザリング17の摩擦面19aとの間に発生する引きずりトルクがフリクションロスの原因となったり、トランスミッションの騒音の原因となったりする。このフリクションを低減するには、シンクロナイザリング17をギヤ16から離反する方向に付勢し、シンクロナイザリング17の摩擦面19aがギヤ16のコーン面16cにできるだけ接触しないようにすることが必要である。
本実施の形態によれば、図3から明らかなように、シンクロナイザハブ12に設けた永久磁石21…がシンクロナイザリング17を吸着することで、シンクロナイザリング17がギヤ16から引き離されるように付勢されるため、ギヤ16のコーン面16cとシンクロナイザリング17の摩擦面19aとが離間して相互に接触することが防止される。このとき、シンクロナイザリング17が軸線Lに対して偏心した状態になると、ギヤ16のコーン面16cとシンクロナイザリング17の摩擦面19aとが円周方向の1カ所で接触する可能性があるが、シンクロナイザハブ12に設けた永久磁石21…の第1テーパー面21a…とシンクロナイザリング17の第2テーパー面17c…とが永久磁石21…の吸着力で密着するため、シンクロナイザリング17は軸線Lに対して芯出し(センタリング)され、ギヤ16のコーン面16cとシンクロナイザリング17の摩擦面19aとの間には360°に亙る隙間が形成され、フリクションロスや騒音の発生が確実に防止される。
尚、シンクロ装置Sを作動させる際に、シフトアクチュエータがスリーブ13を駆動するシフト荷重は永久磁石21…の吸着力よりも強く設定されているため、シフトアクチュエータは永久磁石21…の吸着力に打ち勝ってシンクロナイザリング17をギヤ16に向けて移動させることができる。
また永久磁石21…は120°間隔で3カ所に設けられるので、永久磁石21…の吸着力を円周方向に均等に作用させることで、シンクロナイザリング17の傾きを防止して更に精度の高い芯出しを可能にすることができる。
また永久磁石21…は径方向内側に設けたクリップ22…を介してシンクロナイザハブ12の凹部12e…に着脱自在に固定されるので、クリップ22…は第1テーパー面21a…と干渉することなく永久磁石21…をシンクロナイザハブ12に固定することができ、しかも既存のシンクロナイザハブ12に大きな変更を施すことなく永久磁石21…を容易に固定することができる。
また永久磁石21…の径方向外端はスリーブ13の径方向内端よりも径方向内側に位置するので(図3参照)、潤滑油中に含まれる鉄粉等が永久磁石21…に吸着した場合であっても、スリーブ13は前記鉄粉等と干渉することなくシンクロナイザハブ12に対して支障なく摺動することができる。
またシンクロナイザリング17の第2テーパー面17c…を形成する凸部17b…のストッパ面17d…をシンクロナイザハブ12の凹部12e…のストッパ面12g…に接触させることで、特別の凹凸係合部を設けることなく、シンクロナイザリング17およびシンクロナイザハブ12の相対回転角度を規制することが可能となり、シンクロナイザリング17およびシンクロナイザハブ12の小型軽量化に寄与することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では永久磁石21…を3個備えているが、その数は3個に限定されるものではない。ただし、3個以上の永久磁石21…を円周方向に等間隔に配置すれば、吸着力を円周方向に均等に配分してシンクロナイザリング17の傾きを防止することができる。
11 回転軸
12 シンクロナイザハブ
12e 凹部
13 スリーブ
16 ギヤ
16c コーン面
17 シンクロナイザリング
17c 第2テーパー面
19a 摩擦面
21 永久磁石
21a 第1テーパー面
22 クリップ
L 軸線
12 シンクロナイザハブ
12e 凹部
13 スリーブ
16 ギヤ
16c コーン面
17 シンクロナイザリング
17c 第2テーパー面
19a 摩擦面
21 永久磁石
21a 第1テーパー面
22 クリップ
L 軸線
Claims (4)
- 回転軸(11)に固定されたシンクロナイザハブ(12)と、
前記回転軸(11)に相対回転自在に支持されたギヤ(16)と、
前記シンクロナイザハブ(12)および前記ギヤ(16)間に配置されて前記シンクロナイザハブ(12)の回転を前記ギヤ(16)のコーン面(16c)に伝達する摩擦面(19a)が形成されたシンクロナイザリング(17)と、
前記シンクロナイザハブ(12)に前記回転軸(11)の軸線(L)方向に摺動自在に支持されて前記シンクロナイザリング(17)および前記ギヤ(16)に係合可能なスリーブ(13)とを備えるトランスミッションのシンクロ装置において、
前記シンクロナイザハブ(12)の外周部を径方向内側に切り欠いた凹部(12e)に永久磁石(21)を固定し、前記永久磁石(21)は前記シンクロナイザリング(17)に対向する側に第1テーパー面(21a)を備え、前記シンクロナイザリング(17)は前記永久磁石(21)の前記第1テーパー面(21a)に吸着可能な第2テーパー面(17c)を備えることを特徴とするトランスミッションのシンクロ装置。 - 前記永久磁石(21)は、径方向外側に前記第1テーパー面(21a)を備えるとともに、径方向内側に設けたクリップ(22)を介して前記凹部(12e)に着脱自在に固定されることを特徴とする、請求項1に記載のトランスミッションのシンクロ装置。
- 前記永久磁石(21)の径方向外端は前記スリーブ(13)の径方向内端よりも径方向内側に位置することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のトランスミッションのシンクロ装置。
- 前記シンクロナイザハブ(12)は少なくとも3個の前記永久磁石(21)を備えることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のトランスミッションのシンクロ装置。
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CN109990055A (zh) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 长沙盈擎驱动系统有限公司 | 一种电动变速箱 |
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2012
- 2012-06-14 JP JP2012134492A patent/JP2013257016A/ja active Pending
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CN109210177A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-01-15 | 农初杰 | 变速箱 |
CN109210177B (zh) * | 2018-09-28 | 2023-11-03 | 农初杰 | 变速箱 |
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