JP2013256986A - トルクコンバータのロックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
本ロックアップ装置は、第1クラッチ部131と、第2クラッチ部132とを、備えている。第1クラッチ部131のピストン30は、作動油によって軸方向に摺動し、フロントカバー2を押圧可能である。第1クラッチ部131では、ピストン30の作動によって、フロントカバー2とタービン4との間で、トルクが伝達されたり、トルク伝達が遮断されたりする。第2クラッチ部132の連結部材70は、作動油によって軸方向に摺動し、フロントカバー2とピストン30とを機械的に連結可能である。第2クラッチ部132では、連結部材70の作動によって、フロントカバー2とタービン4との間で、トルクが伝達されたり、トルク伝達が遮断されたりする。
【選択図】図1
Description
トルクコンバータ1は、エンジン側のクランクシャフト(図示せず)からトランスミッションの入力シャフトにトルクを伝達するための装置である。トルクコンバータ1は、フロントカバー2と、トルクコンバータ本体6と、ロックアップ装置7とから、構成されている。
ロックアップ装置7は、トルクを伝達あるいは遮断するための装置である。図1〜図5に示すように、ロックアップ装置7は、フロントカバー2とタービン4との間の空間に配置されている。ロックアップ装置7は、第1クラッチ部131と、第2クラッチ部132と、ダンパ機構32とを、備えている。また、ロックアップ装置7には、第1油圧室Q1と、第2油圧室Q2と、第3油圧室Q3とが、形成されている。
第1クラッチ部131は、ピストン30(後述する)の作動によって、フロントカバー2とタービン4との間でトルクを伝達あるいはトルク伝達を遮断するためのものである。第1クラッチ部131は、フロントカバー2とタービン4との間に配置されている。
第2クラッチ部132は、連結部材70(後述する)の作動によって、フロントカバー2とタービン4との間でトルクを伝達あるいはトルク伝達を遮断するためのものである。第2クラッチ部132は、フロントカバー2とピストン30との間に配置されている。
ダンパ機構32は、入力プレート35と、複数のトーションスプリング47(47a,47b)、出力プレート49と、フロート部材50とを、有している。
第1油圧室Q1は、連結部材70をタービン4側に摺動させるための作動油が供給される空間である。作動油は、第1油圧ポートP1から第1油圧室Q1へと供給される。第1油圧室Q1は、第1案内部材17bと、連結部材70と、タービンハブ17とによって、形成されている。より具体的には、第1油圧室Q1は、第1案内部材17bのトランスミッション側の部分と、円筒部70dの内周部と、第1摺動部70bのエンジン側の部分と、タービンハブ17の外周部とによって、形成されている。
図2〜図5は、第2クラッチ部132の拡大図である。図2の状態は、第1クラッチ部131及び第2クラッチ部132がオフである状態である。図3の状態は、第1クラッチ部131はオンであり、第2クラッチ部132がオフである状態である。図4の状態は、第1クラッチ部131及び第2クラッチ部132がオンである状態である。図5の状態は、第1クラッチ部131はオフであり、第2クラッチ部132はオフである状態である。なお、図5の状態では、第1クラッチ部131はオンであってもよい。
(1)本実施形態では、第1クラッチ部131における摩擦によってフロントカバー2とタービン4との相対回転を小さくしながら、第2クラッチ部132における機械的な連結によって、フロントカバー2とタービン4とを完全に同期することができる。このため、フロントカバー2とタービン4とが同期されてしまえば、ピストン30及び連結部材70には作動油を作用させる必要がなくなる。すなわち、本タイプのロックアップ装置では、作動油の供給によるロスがなくなるので、従来技術と比較して、伝達効率を向上することができる。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
2 フロントカバー
4 タービン
7 ロックアップ装置
30 ピストン
70 連結部材
31 摩擦部材
131 第1クラッチ部
132 第2クラッチ部
Q1 第1油圧室
Q2 第2油圧室
Q3 第3油圧室
P1 第1油圧ポート
P2 第2油圧ポート
P3 第3油圧ポート
Claims (9)
- フロントカバーとタービンとの間に配置され、トルクを伝達あるいは遮断するためのトルクコンバータのロックアップ装置であって、
前記フロントカバーと前記タービンとの間に配置され、作動油によって軸方向に摺動し前記フロントカバーを押圧可能なピストンを、有し、前記ピストンの作動によって、前記フロントカバーと前記タービンとの間でトルクを伝達あるいはトルク伝達を遮断する第1クラッチ部と、
前記フロントカバーと前記ピストンとの間に配置され、作動油によって軸方向に摺動し前記フロントカバーと前記ピストンとを連結可能である連結部材を、有し、前記連結部材の作動によって、前記フロントカバーと前記タービンとの間でトルクを伝達あるいはトルク伝達を遮断する第2クラッチ部と、
を備えたトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記連結部材は、前記ピストン及び前記フロントカバーの少なくともいずれか一方と係合しており、
前記連結部材が、前記ピストンと前記フロントカバーとに係合した場合に、前記ピストンと前記フロントカバーとを連結し、前記第2クラッチ部は前記トルクを伝達する、
請求項1に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記連結部材は、前記ピストン及び前記フロントカバーとスプライン結合されている、
請求項2に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記連結部材はタービンハブの外周側に配置されており、
前記タービンハブに対する前記連結部材の摺動に抵抗可能な抵抗部材が、前記連結部材と前記タービンハブとの間に、配置されている、
請求項1から3のいずれかに記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記第1クラッチ部は、前記ピストンと前記フロントカバーとの間に配置され前記ピストン及び前記フロントカバーのいずれか一方に装着される摩擦部材を、さらに有している、
請求項1から4のいずれかに記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記第2クラッチ部がトルク伝達を遮断している状態で、前記ピストンを作動油によって前記フロントカバー側に摺動させることによって、前記第1クラッチ部は前記トルクを伝達する、
請求項1から5のいずれかに記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記第1クラッチ部がトルクを伝達している状態で、前記連結部材を作動油によって前記ピストン側から前記フロントカバー側に摺動させることによって、前記第2クラッチ部は前記トルクを伝達する、
請求項1から6のいずれかに記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記ピストン及び前記連結部材を作動油によって前記フロントカバー側から前記タービン側に摺動させることによって、前記第1クラッチ部及び前記第2クラッチ部は、前記トルク伝達を遮断する、
請求項1から7のいずれかに記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記連結部材を前記タービン側に摺動させるための作動油が供給される第1油圧室と、
前記連結部材を前記フロントカバー側に摺動させるための作動油が供給される第2油圧室と、
前記ピストンを前記フロントカバー側に摺動させるための作動油が供給される第3油圧室と、
をさらに備えている請求項1から8のいずれかに記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
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