JP2013256915A - ロータリー圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シリンダ室を形成するシリンダ本体と、回転軸の偏心部に嵌合され、シリンダ室内を回動されるロータと、先端がロータの外周面に接してシリンダ室内を吸入側と圧縮側との仕切り、ロータの回転に伴ってシリンダ本体に設けられているブレード溝内を摺動するブレード17と、を備えたロータリー圧縮機において、ブレード17の先端側の吸入側に面する側面であって、当該側面のブレード17の先端からロータの偏心量eに相当する位置ないしその偏心量eの2倍に相当する位置の間の範囲17Aに、油保持用の多数の微細凹部26を設けた。
【選択図】図7
Description
すなわち、本発明にかかるロータリー圧縮機は、シリンダ室を形成するシリンダ本体と、回転軸の偏心部に嵌合され、前記シリンダ室内を回動されるロータと、先端が前記ロータの外周面に接して前記シリンダ室内を吸入側と圧縮側との仕切り、前記ロータの回転に伴って前記シリンダ本体に設けられているブレード溝内を摺動するブレードと、を備え、前記ブレード先端側の吸入側に面する側面であって、当該側面の前記ブレード先端から前記ロータの偏心量eに相当する位置ないしその偏心量eの2倍に相当する位置の間の範囲に、油保持用の多数の微細凹部を設けたことを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態について、図1ないし図11を参照して説明する。
図1には、ロータリー圧縮機の縦断面図が示され、図2には、その圧縮機構部の横断面図が示されている。
ロータリー圧縮機1は、図1に示されるように、円筒形状の密閉ハウジング2と、密閉ハウジング2内の中央部位に設置された電動モータ3と、その下方部位に設けられ、電動モータ3により駆動されて冷媒ガスを圧縮する圧縮機構部4と、を備えている。
まず、ブレード17の摺動速度vは、下記(2)式によって求められる。
次に、本発明のその他の実施形態について、以下の(1)ないし(3)に説明する。
以下の実施形態においては、上記した第1実施形態との相違点のみを説明し、その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
(1)ブレード17に対して、その側面の先端から偏心量eないし2eの範囲17Aに多数の微細凹部26を加工した後、仕上げ加工し、微細凹部26を加工した時に発生したバリ等を除去するようにしている。
このように、ブレード17の側面に微細凹部26を加工した時に発生したバリ等を仕上げ加工して除去することにより、ブレード17の側面に微細凹部26を設けたことによる異常摩耗や焼き付き等の抑制効果を最大化することができる。
このように、ブレード17の側面に微細凹部26を加工した後、その側面全体にPVD(CrN、CrCN)、イソナイト、DLC等をコーティングすることにより、コーティングによる固体潤滑と、微細凹部26に保持される油の油膜による潤滑との相乗効果で片当たりする部位やそれにより面圧が高くなる部位を潤滑することができる。このため、ブレード17の異常摩耗や焼き付き等の発生を確実に抑制し、ブレード17の耐久性、ひいてはロータリー圧縮機1の寿命延長および信頼性の向上を図ることができる。
このように、ブレード17の側面に微細凹部26を加工した後、ブレード17を焼き入れすることによって、ブレード17の硬度を高めることができるとともに、微細凹部26を加工し易くすることができる。従って、微細凹部26を設けたことによる油膜潤滑と焼き入れとによりブレード17の摩耗進行や焼き付き等の抑制と共に加工の容易化等の効果を得ることができる。
9 回転軸
9A 偏心部
10 シリンダ室
11 シリンダ本体
14 ロータ
15 ブレード溝
17 ブレード
17A ブレード先端から偏心量eないし2eの範囲
18 吸入側
19 圧縮側
26 微細凹部
26A 微細ディンプル
26B 微細溝
27 平行度計測面
Claims (10)
- シリンダ室を形成するシリンダ本体と、
回転軸の偏心部に嵌合され、前記シリンダ室内を回動されるロータと、
先端が前記ロータの外周面に接して前記シリンダ室内を吸入側と圧縮側との仕切り、前記ロータの回転に伴って前記シリンダ本体に設けられているブレード溝内を摺動するブレードと、を備え、
前記ブレード先端側の吸入側に面する側面であって、当該側面の前記ブレード先端から前記ロータの偏心量eに相当する位置ないしその偏心量eの2倍に相当する位置の間の範囲に、油保持用の多数の微細凹部を設けたことを特徴とするロータリー圧縮機。 - 前記微細凹部は、微細ディンプルまたは微細溝とされていることを特徴とする請求項1に記載のロータリー圧縮機。
- 前記微細ディンプルまたは微細溝は、前記ブレードの摺動方向と直交する方向に長い微細ディンプルまたは微細溝とされていることを特徴とする請求項2に記載のロータリー圧縮機。
- 前記微細凹部は、前記範囲の面積に対して開口面積率が5〜40%の範囲で設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のロータリー圧縮機。
- 前記微細凹部は、深さをh、水力直径をdとしたとき、h/dが0.01〜0.05とされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のロータリー圧縮機。
- 前記ブレードは、前記微細凹部を加工した後、仕上げ加工されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のロータリー圧縮機。
- 前記ブレードは、前記微細凹部を加工した後、コーティングされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のロータリー圧縮機。
- 前記ブレードは、前記微細凹部を加工した後、焼き入れされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のロータリー圧縮機。
- 前記ブレードの側面には、前記ブレード先端から前記ロータの偏心量eに相当する位置ないしその偏心量eの2倍に相当する位置の間の範囲に、油保持用の多数の前記微細凹部を設けることにより、その側面の4隅部に前記微細凹部やその他が非加工の所定広さの平行度計測面が設定されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のロータリー圧縮機。
- 前記平行度計測面は、少なくとも数mm四方の広さとされていることを特徴とする請求項9に記載のロータリー圧縮機。
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JP2012134349A JP6032958B2 (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | ロータリー圧縮機 |
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ID=49953549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012134349A Active JP6032958B2 (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | ロータリー圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6032958B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018197540A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-13 | 三菱電機株式会社 | 摺動機構、圧縮機および摺動機構の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0544671A (ja) * | 1991-08-15 | 1993-02-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 回転型密閉圧縮機 |
JPH06288374A (ja) * | 1993-04-08 | 1994-10-11 | Matsushita Refrig Co Ltd | 圧縮機 |
JP2003269351A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-25 | Sanyo Electric Co Ltd | ロータリコンプレッサ |
-
2012
- 2012-06-14 JP JP2012134349A patent/JP6032958B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JP2018197540A (ja) * | 2017-05-25 | 2018-12-13 | 三菱電機株式会社 | 摺動機構、圧縮機および摺動機構の製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP6032958B2 (ja) | 2016-11-30 |
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