JP2013256251A - 留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】組付け作業性を向上できる留め具を得る。
【解決手段】留め具10の第1固定具12を構成するカーペットアッパ16の頭部36に設けられた弾性係止部40、42が、第2固定具14を構成するマットアッパ20の挿入部62の底部62Aに形成された開口部70への挿入方向と交差する方向に弾性変形可能に頭部36から突出している。弾性係止部40、42は、弾性変形することで第2固定具14のマットアッパ20の開口部70を通過し、通過後にマットアッパ20の挿入部62の底部62Aにおける開口部70の周縁部に係合するようになっている。この結果、第1固定具12に対して第2固定具14を挿入方向へ押し込むことで、第1固定具12に第2固定具14を固定できるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1部材と第1部材に重ねて配置される第2部材とを固定するための留め具に関するものである。
従来、留め具としては、例えば、特許文献1がある。この従来技術の留め具では、自動車のフロアに敷設された第1部材としてのカーペットに第2部材としてのフロアマットを固定している。
特開2010−195179号公報
しかしながら、特許文献1の留め具では、留め具が、カーペットに取付けられる第1固定具と、第1固定具に取付けられるノブと、フロアマットに取付けられる第2固定具とからなっている。また、第1固定具にはノブベースが一体的に設けられており、ノブは、ノブベース内で軸回りに非ロック位置とロック位置との間で回転可能に連結されるノブ軸部を備えている。このため、組付け作業時には、第1固定具と第2固定具とを重ね合わせた状態で、ノブ軸部をノブベース内で軸回りに非ロック位置からロック位置へ回転操作する必要がある。この結果、組付け作業が煩雑となり、組付け作業性がよくない。
本発明は上記事実を考慮し、組付け作業性を向上できる留め具を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明の留め具は、第1部材に取り付く第1固定具と、前記第1部材に重ねて配置される第2部材に形成された取付孔に挿入部が挿入されて、前記第2部材に取り付く第2固定具と、前記第1固定具から延設され、前記挿入部の底部に形成された開口部に挿入可能な頭部と、前記頭部から前記延設方向と交差する方向に弾性変形可能に突出しており、弾性変形することで前記開口部を通過し、通過後に前記開口部の周縁部に係合する弾性係止部と、を有する。
請求項1に記載の本発明では、留め具の第1固定具を第1部材に取り付けると共に、第1部材に重ねて配置される第2部材に形成された取付孔に、留め具の第2固定具の挿入部を挿入し、第2固定具を第2部材に取り付ける。次に、第1固定具から延設された頭部を第2固定具の挿入部の底部に形成された開口部に挿入する。この際、第1固定具の頭部から頭部の延設方向と交差する方向に弾性変形可能に突出している弾性係止部が、弾性変形することで第2固定具に形成された開口部を通過し、通過後に開口部の周縁部に係合する。このため、第1固定具から延設され頭部を第2固定具に形成された開口部に挿入することで、第1固定具に第2固定具を容易に固定できる。この結果、組付け作業性を向上できる。
請求項2記載の本発明は請求項1に記載の留め具において、前記弾性係止部は、前記頭部の側壁部に形成された切欠の内部に配置されており、前記頭部との連結部を支点にして弾性変形する。
請求項2記載の本発明では、第1固定具に設けられた頭部を第2固定具に形成された開口部に挿入する際に、頭部の側壁部に形成された切欠の内部に配置されている弾性係止部が、頭部との連結部を支点にして、頭部の延設方向と交差する方向へ弾性変形する。この結果、弾性係止部が弾性変形し易く、組付け時の操作力を低減できる。
請求項3記載の本発明は請求項2に記載の留め具において、前記弾性係止部は、前記連結部の肉厚が他の部位の肉厚に比べて薄い。
請求項3記載の本発明では、弾性係止部が、頭部との連結部を支点にして、頭部の延設方向と交差する方向へ弾性変形する際に、弾性係止部の連結部の肉厚が他の部位の肉厚に比べて薄くなっている。このため、弾性係止部が更に弾性変形し易く、組付け時の操作力を更に低減できる。
請求項4記載の本発明は請求項2または請求項3に記載の留め具において、前記弾性係止部は、一部が前記延設方向と交差する方向において前記切欠の内側に挿入されている。
請求項4記載の本発明では、弾性係止部は一部が頭部の延設方向と交差する方向において切欠の内側に挿入されている。このため、弾性係止部が頭部の延設方向へ変形した場合には、弾性係止部の一部が、頭部の切欠の内側部に当たる。この結果、弾性係止部が頭部の延設方向へ変形するのを抑制することができる。
請求項5記載の本発明は請求項1〜4の何れか1項に記載の留め具において、前記弾性係止部は、前記頭部を前記開口部へ挿入する時に前記開口部の内周部と摺動する挿入側傾斜面と、前記頭部を前記開口部から外す時に前記開口部の内周部と摺動する反挿入側傾斜面と、を備えている。
請求項5に記載の本発明では、頭部を開口部へ挿入する時には、弾性係止部の挿入側傾斜面が開口部の内周部と摺動して、弾性係止部が弾性変形する。また、頭部を開口部から外す時には、弾性係止部の反挿入側傾斜面が開口部の内周部と摺動して、弾性係止部が弾性変形する。このため、組付け作業性を向上できると共に取り外し作業性も向上できる。
請求項1に記載の本発明の留め具は、上記構成としたので、組付け作業性を向上できる。
請求項2に記載の本発明の留め具は、上記構成としたので、組付け時の操作力を低減できる。
請求項3に記載の本発明の留め具は、上記構成としたので、組付け時の操作力を更に低減できる。
請求項4に記載の本発明の留め具は、上記構成としたので、弾性係止部が頭部の延設方向へ変形するのを抑制できる。
請求項5に記載の本発明の留め具は、上記構成としたので、組付け作業性を向上できると共に取り外し作業性も向上できる。
本発明の一実施形態に係る留め具の組付け状態を示す斜め上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る留め具を示す斜め上方から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る留め具を示す斜め下方から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る留め具の第1固定具と第2固定具を示す斜め上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る留め具の第1固定具と第2固定具を示す斜め下方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る留め具の組付け状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る留め具を示す図1の7−7断面線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係る留め具を示す図1の8−8断面線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係る留め具の組付け状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る留め具を示す図7の10−10断面線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係る留め具の第2固定具の一部を示す側面図である。
次に、本発明の留め具の一実施形態を図1〜図11に従って説明する。
なお、図中、同一又は対応する機能を有する部材(構成要素)には同じ符号を付して適宜説明を省略する。また、これらの図において適宜示される矢印UPは留め具の上方側を示している。
(全体構成の概略)
図1及び図9に示すように、本実施形態の留め具10は円盤形状となっており、図4及び図5に示すように、留め具10は第1固定具12と第2固定具14とを備えている。また、図2及び図3に示すように、第1固定具12は、上部材としてのカーペットアッパ16と下部材としてのカーペットロア18との2部品を備えており、第2固定具14は上部材としてのマットアッパ20と下部材としてのマットロア22との2部品を備えている。
図6に示すように、留め具10の第1固定具12は、二点鎖線で示す第1部材としてのカーペット24の取付孔26に取付けられており、カーペット24における取付孔26の周囲部分を補強するようになっている。また、留め具10の第2固定具14は、二点鎖線で示す第2部材としてのフロアマット28の取付孔30に取付けられており、フロアマット28における取付孔30の周囲部分を補強するようになっている。
なお、第1固定具12のカーペットアッパ16及びカーペットロア18と、第2固定具14のマットアッパ20及びマットロア22は、それぞれプラスチック材料で成形されている。また、カーペット24はシート形状となっており、自動車のフロアパネル上に配設されるようになっている。一方、フロアマット28は乗員の足部分を載せる所定のシート形状となっており、カーペット24上に配置されるようになっている。また、留め具10の第1固定具12と第2固定具14とを結合することで、フロアマット28をカーペット24に固定できるようになっている。
即ち、第1固定具12は、カーペットアッパ16とカーペットロア18とによってカーペット24の取付孔26の周囲部分を両面から挟持するようになっており、カーペットアッパ16がカーペット24の上面24Aに当たり、カーペットロア18がカーペット24の下面24Bに当たるようになっている。一方、第2固定具14は、マットアッパ20とマットロア22とによってフロアマット28の取付孔30の周囲部分を両面から挟持するようになっており、マットアッパ20がフロアマット28の上面28Aに当たり、マットロア22がフロアマット28の下面28Bに当たるようになっている。
(第1固定具)
(カーペットアッパ)
図2に示すように、第1固定具12のカーペットアッパ16の外周部にはフランジ32が形成されており、フランジ32がカーペット24の上面24Aにおける取付孔26(図6参照)の周囲部分に当たるようになっている。また、カーペットアッパ16の上面16Aの中央部には、頭部36が上方へ向かって延設されており、頭部36の頂部36Aは、湾曲した凸形状となっている。
図9に示すように、カーペットアッパ16の頭部36はカーペットアッパ16の直径方向を長手方向とする長尺形状となっている。また、カーペットアッパ16の頭部36の側壁部は、長辺方向に沿った一対の側壁部36B、36Cと、短辺方向に沿った一対の側壁部36D、36Eと、を備えている。また、側壁部36Bには弾性係止部40がカーペットアッパ16の半径方向外側に向かって突出形成されており、側壁部36Cには弾性係止部42がカーペットアッパ16の半径方向外側に向かって突出形成されている。これらの、弾性係止部40、42は、頭部36の延設方向(図8の矢印C方向及び矢印D方向)と交差する方向であるカーペットアッパ16の半径方向(図9の矢印A方向と矢印B方向)に弾性変形可能となっている。
図11に示すように、弾性係止部40は、側壁部36Bの長手方向に沿った長尺形状となっており、側壁部36D側の先端部40Fがフランジ32側に傾斜し、且つ側壁部36D側に向かって上下方向の幅W1が狭くなっている。また、弾性係止部40は、頭部36の側壁部36Bに形成された切欠44の内部に配置されており、側壁部36D側の端部が側壁部36Bとの連結部40Aとなっている。従って、弾性係止部40は、連結部40Aを支点にしてカーペットアッパ16の半径方向(図9の矢印A方向と矢印B方向)へ弾性変形するようになっている。
同様に、図7に示すように、弾性係止部42は、側壁部36Cの長手方向に沿った長尺形状となっており、側壁部36E側の先端部42Fがフランジ32側に傾斜し、且つ側壁部36E側に向かって上下方向幅が狭くなっている。また、弾性係止部42は、頭部36の側壁部36Cに形成された切欠44の内部に配置されており、側壁部36E側の端部が頭部36の側壁部36Cとの連結部42Aとなっている。従って、弾性係止部42は、連結部42Aを支点にしてカーペットアッパ16の半径方向(図9の矢印A方向と矢印B方向)へ弾性変形するようになっている。
図8に示すように、弾性係止部40、42の長手方向から見た断面形状は、カーペットアッパ16の半径方向外側端部を頂部40B、42Bとし、頂部40B、42Bを挟んで挿入側傾斜面40C、42Cと反挿入側傾斜面40D、42Dとを有する山形形状となっている。また、挿入側傾斜面40C、42Cは、マットアッパ20の開口部70に挿入した際に、開口部70の内周部と当接するようになっている。従って、マットアッパ20の開口部70にカーペットアッパ16の頭部36を押し込むと、開口部70の内周部と挿入側傾斜面40C、42Cとが摺動して、弾性係止部40、42が図9の矢印B方向に弾性変形するようになっている。一方、第1固定具12から第2固定具14を外す場合には、弾性係止部40、42の反挿入側傾斜面40D、42Dが開口部40の内周部と摺動して、弾性係止部40、42が図9の矢印B方向に弾性変形するようになっている。なお、反挿入側傾斜面40D、42Dにおけるカーペットアッパ16の半径方向内側端は、挿入側傾斜面40C、42Cにおけるカーペットアッパ16の半径方向内側端に比べて、カーペットアッパ16の半径方向外側に位置している。このため、頭部36が開口部40から抜け難くなっている。
図9に示すように、弾性係止部40、42の平面視形状は、先端部40F、42Fが連結部40A、40Bに向かって湾曲形状で徐々に小さくなっている。このため、図10に示すように、弾性係止部40、42は、連結部40A、40Bの肉厚N1が、他の部位の肉厚N2に比べて薄なっている。
図8に示すように、弾性係止部40、42の一部であるカーペットアッパ16の半径方向内側となる内側端部40E、42Eは、頭部36の切欠44の内側に挿入されている。即ち、弾性係止部40、42の内側端部40E、42Eと頭部36の側壁部36C、36Dとが頭部36の延設方向において重なっている。このため、弾性係止部40、42が頭部36の延設方向(図8の矢印C方向及び矢印D方向)へ変形した場合には、弾性係止部40、42の内側端部40E、42Eが、頭部36の切欠44の内側部44Aに当たるようになっている。
図9に示すように、カーペットアッパ16のフランジ32の上面における弾性係止部40、42の半径方向外側となる部位には、一対の三角マーク43が形成されている。これらの三角マーク43は半径方向内側に頂部43Aが向いている。従って、弾性係止部40、42を三角マーク43の頂部43Aが向いている方向へ弾性変形させることで、第1固定具12から第2固定具14を外すことができるようになっている。
図3に示すように、第1固定具12のカーペットアッパ16の下面には、係止部46が形成されている。係止部46は、カーペットアッパ16の下面の中央部に、カーペットアッパ16の直径方向を長手方向とする矩形の枠形状に突出されており、4つの側面の各中央部には、それぞれ係止爪48が形成されている。また、頭部36の内部は、係止部46の内周側と連通した空洞となっている。カーペットアッパ16の下面のフランジ32の外周縁部にはピン33が多数突出形成されており、これらのピン33がカーペット24の上面24Aに突き刺さることで、第1固定具12のずれや軸回りの回転を防止できるようになっている。いる。
(カーペットロア)
図2に示すように、第1固定具12のカーペットロア18には、カーペット24の取付孔26(図6参照)の周囲部分に当接するフランジ56が形成されている。また、カーペットロア18の上面の中央部には、係止部58が周方向に沿って90度の間隔で4つ突出形成されている。図7に示すように、これらの係止部58がそれぞれカーペットアッパ16の係止爪48に係止することで、カーペットアッパ16とカーペットロア18とで、カーペット24を挟持できるようになっている。
図2に示すように、カーペットロア18の上面のフランジ56の外周縁部にはピン59が多数突出形成されている。従って、これらのピン59がカーペット24の下面24Bに突き刺さることで、第1固定具12のずれや軸回りの回転を防止できるようになっている。
(第2固定具)
(マットアッパ)
図3に示すように、マットアッパ20には、フロアマット28の取付孔30の周囲部分に当接するフランジ60が形成されている。また、マットアッパ20の中央部には、下方へ向かって円筒形状の挿入部62が突出形成されている。挿入部62の外周部には、周方向に90度の間隔で係止部64が4箇所に形成されている。係止部64は挿入部62の周方向に沿った凹部が、軸方向に間隔を開けて複数形成された構成となっている。
図2に示すように、挿入部62の内側における下端近傍には底部62Aが形成されており、底部62Aの中央部には開口部70が形成されている。この開口部70は、マットアッパ20の直径方向を長手方向とする長孔となっており、カーペットアッパ16の頭部36が通過通可能となっている。なお、開口部70は、頭部36の長手方向を開口部70の長手方向に一致させないと頭部36が通過できない大きさに形成されている。
図3に示すように、マットアッパ20の下面のフランジ60の外周縁部には、ピン74が多数突出形成されており、これらのピン74がフロアマット28の上面28Aに突き刺さることで、第2固定具14のずれや軸回りの回転を防止できるようになっている。
(マットロア)
図2に示すように、マットロア22には、フロアマット28の取付孔30(図6参照)の周囲部分に当接するフランジ72が形成されている。また、マットロア22の中央部には、上方へ向かって円筒形状の筒状部75が突出形成されている。筒状部75の内周部には、周方向に90度の間隔で係止部76が4つ突出形成されている。図7に示すように、これらの係止部76がそれぞれマットアッパ20の係止爪64に係止することで、マットアッパ20とマットロア22とで、フロアマット28を挟持するようになっている。
図2に示すように、マットロア22の上面のフランジ72の外周縁部にはピン77が多数突出形成されている。従って、これらのピン77がフロアマット28の下面28Bに突き刺さることで、第2固定具14のずれや軸回りの回転を防止できるようになっている。
図8に示すように、マットアッパ20の挿入部62の深さは、フロアマット28の厚さM1に適合し且つ頭部36がマットアッパ20から突出しない深さH1に設定されている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
留め具10を用いてフロアマット28をカーペット24に固定する場合には、先ず、図4に示すように、留め具10の第1固定具12をカーペット24に取付ける。この際、図7に示すように、カーペットロア18の係止部58をカーペット24の取付孔26に下方から挿入し、カーペットアッパ16の係止部46をカーペットロア18の係止部58に上方から押し込む。この押し込みによって、係止部46と係止部68とが係止状態となり、カーペットアッパ16とカーペットロア18とがカーペット24に取付けられる。
また、図4に示すように、留め具10の第2固定具14をフロアマット28に取付ける。この際、図7に示すように、マットロア22の筒状部75をフロアマット28の取付孔30に下方から挿入し、マットアッパ20の挿入部62をマットロア22の筒状部75に上方から押し込む。この押し込みによって、挿入部62の係止部64と筒状部75の係止部76とが係止状態となり、マットアッパ20とマットロア22とがフロアマット28に取付けられる。
次に、カーペット24の上にフロアマット28を重ね、マットアッパ20の開口部70にカーペットアッパ16の頭部36を押し込む。この押し込みによって、フロアマット28がカーペット24に固定される。この際、第1固定具12のカーペットアッパ16の頭部36に設けられた弾性係止部40、42が、頭部36から、頭部36の延設方向と交差する方向であるカーペットアッパ16の半径方向(図9の矢印A方向と矢印B方向)に弾性変形可能に突出している。このため、弾性係止部40、42が、弾性変形することで第2固定具14のマットアッパ20に形成された開口部70を通過し、通過後にマットアッパ20の挿入部62の底部62Aにおける開口部70の周縁部に係合する。この結果、第1固定具12に対して第2固定具14を挿入方向へ押し込むことで、第1固定具12に第2固定具14を容易に固定できる。この結果、組付け作業性を向上できる。
また、本実施形態の留め具10では、第1固定具12のカーペットアッパ16の頭部36に設けられた弾性係止部40、42が、頭部36から、頭部36の延設方向と交差する方向であるカーペットアッパ16の半径方向(図9の矢印A方向と矢印B方向)に弾性変形可能に突出している。この結果、従来構造のようにノブ軸部をノブベース内で軸回りに回転させる構造に比べて、頭部36の高さを低くできるので、留め具10の高さを抑制することができると共に、部品点数も少なくできる。
また、本実施形態の留め具10では、第1固定具12のカーペットアッパ16に設けられた頭部36を、第2固定具14のマットアッパ20に形成された開口部70に挿入する際に、弾性係止部40、42が頭部36との連結部40A、42Aを支点にして弾性変形する。この結果、弾性係止部40A、42Aが弾性変形し易く、組付け時の操作力を低減できる。
また、本実施形態の留め具10では、連結部40A、42Aの肉厚N2が弾性係止部40、42の他の部位の肉厚N1に比べて薄なっている。このため、弾性係止部40、42が更に弾性変形し易く、組付け時の操作力を更に低減できる。
また、本実施形態の留め具10では、弾性係止部40、42の先端部40F、42Fがフランジ32側に傾斜している。このため、弾性係止部40、42が更に弾性変形し易く、組付け時の操作力を更に低減できる。
また、本実施形態の留め具10では、弾性係止部40、42の内側端部40E、42Eが、頭部36の切欠44の内側に挿入されている。このため、弾性係止部40、42が頭部36の延設方向(図8の矢印C方向及び矢印D方向)へ変形した場合には、弾性係止部40、42の内側端部40E、42Eが、頭部36の切欠44の内側部44Aに当たる。この結果、弾性係止部40、42が頭部36の延設方向へ変形するのを抑制することができる。
また、本実施形態の留め具10では、フロアマット28をカーペット24から外す場合には、弾性係止部40、42を把持し、弾性係止部40、42を三角マーク43の頂部43Aが向いている半径方向の内側(図9の矢印B方向)へ弾性変形させる。これにより、弾性係止部40、42が開口部70を通過可能になるため、第1固定具12から第2固定具14を容易に外すことができる。
また、本実施形態の留め具10では、第1固定具12から第2固定具14を外す場合に、弾性係止部40、42の反挿入側傾斜面40D、42Dが開口部40の内周部と摺動して、弾性係止部40、42が図9の矢印B方向に弾性変形する。このため、取り外し作業性も向上できる。
また、本実施形態では、第2固定具14のマットアッパ20における挿入部62の底部62Aに開口部70が形成されている。このため、第1固定具12のカーペットアッパ16に設けられた頭部36を、開口部70に挿入した際に、第2固定具14から頭部36を突出しないようにできる。この結果、組付け状態での外観品質を向上できる。
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、弾性係止部40、42は、頭部36から頭部36の延設方向と交差する方向に弾性変形可能に突出しており、弾性変形することで開口部70を通過し、通過後に開口部70の周縁部に係合する構成であればよい。このため、弾性係止部が頭部の側壁部から弾性変形可能に膨出した凸部等の他の構成としてもよい。
また、弾性係止部の形状は上記実施形態の弾性係止部40、42の形状に限定されない。
また、上記実施形態では、第1固定具12をカーペットアッパ16とカーペットロア18との2部品で構成し、第2固定具14をマットアッパ20とマットロア22との2部品で構成した。これに代えて、第1固定具12と第2固定具14とをそれぞれ1部品で構成してもよい。例えば、第1固定具12のカーペットアッパ16をカーペット24の取付孔26に直接固定すると共に、第2固定具14のマットアッパ20をフロアマット28の上面28Aに直接固定する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、留め具10の第1固定具12を第1部材としてのカーペット24に取付け、第2固定具14を第2部材としてのフロアマット28に取付けたが、留め具10で固定する第1部材と第2部材は、自動車のカーペット24とフロアマット28に限定されない。
10 留め具
12 第1固定具
14 第2固定具
16 第1固定具のカーペットアッパ
18 第1固定具のカーペットロア
20 第2固定具のマットアッパ
22 第2固定具のマットロア
24 カーペット(第1部材)
28 フロアマット(第2部材)
36 カーペットアッパの頭部
40 弾性係止部
40A 弾性係止部の連結部
40C 挿入側傾斜面
40D 反挿入側傾斜面
42 弾性係止部
42A 弾性係止部の連結部
42C 挿入側傾斜面
42D 反挿入側傾斜面
44 頭部の切欠
62 マットアッパの挿入部
62A 挿入部の底部
70 マットアッパの開口部

Claims (5)

  1. 第1部材に取り付く第1固定具と、
    前記第1部材に重ねて配置される第2部材に形成された取付孔に挿入部が挿入されて、前記第2部材に取り付く第2固定具と、
    前記第1固定具から延設され、前記挿入部の底部に形成された開口部に挿入可能な頭部と、
    前記頭部から前記延設方向と交差する方向に弾性変形可能に突出しており、弾性変形することで前記開口部を通過し、通過後に前記開口部の周縁部に係合する弾性係止部と、
    を有する留め具。
  2. 前記弾性係止部は、前記頭部の側壁部に形成された切欠の内部に配置されており、前記頭部との連結部を支点にして弾性変形する請求項1に記載する留め具。
  3. 前記弾性係止部は、前記連結部の肉厚が他の部位の肉厚に比べて薄い請求項2に記載する留め具。
  4. 前記弾性係止部は、一部が前記延設方向と交差する方向において前記切欠の内側に挿入されている請求項2または請求項3に記載する留め具。
  5. 前記弾性係止部は、前記頭部を前記開口部へ挿入する時に前記開口部の内周部と摺動する挿入側傾斜面と、前記頭部を前記開口部から外す時に前記開口部の内周部と摺動する反挿入側傾斜面と、を備えている請求項1〜4の何れか1項に記載の留め具。
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