JP2013256012A - 電子機器設置台 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器のメンテナンス等の作業効率を向上させた電子機器設置台を提供する。
【解決手段】少なくとも、ユーザーが操作する際にメインとして操作する主操作部およびユーザーが操作する際にサブとして操作する副操作部を有する電子機器5を載置可能な第1載置台71と、前記第1載置台71を支持する第2載置台72と、前記第1載置台71と前記第2載置台72との間に、どちらか一方の面が前記第1載置台71または前記第2載置台72のいずれかに固着される回転部材74と、を備えることを特徴とする電子機器設置台70。
【選択図】図5
【解決手段】少なくとも、ユーザーが操作する際にメインとして操作する主操作部およびユーザーが操作する際にサブとして操作する副操作部を有する電子機器5を載置可能な第1載置台71と、前記第1載置台71を支持する第2載置台72と、前記第1載置台71と前記第2載置台72との間に、どちらか一方の面が前記第1載置台71または前記第2載置台72のいずれかに固着される回転部材74と、を備えることを特徴とする電子機器設置台70。
【選択図】図5
Description
本発明は、電子機器等を設置する電子機器設置台に関する。
使用状況において、ユーザーが複数の操作面から所定の操作を実行する電子機器がある。一般に、このような電子機器は、操作する頻度が高い主操作部を手前に設け、その他の副操作部を後方等に設けることが一般的である。この種の電子機器としては、一方の側から供給され他方の側に排出される連続用紙に情報を印刷するプリンター等が例示される。この種のプリンターは、印刷前の連続用紙を後方に配置して供給し、情報が印刷された連続用紙を操作パネル等の主操作部が設けられる前方から排出する。通常の使用においては、主操作部側がユーザー側に向くように配置されている(例えば、特許文献1参照)。
連続用紙としては、例えばファンホールド紙と呼ばれるスプロケットホール(係合孔)付きの折り畳み連続帳票が例示される。ファンホールド紙は、頁毎の境目がミシン目となって切断可能に構成され、ミシン目部位で交互に逆方向に折り畳まれる積層状態でプリンターの供給部に収容される。
上述の電子機器としてのプリンターにおいて、例えば連続用紙を交換する等の副操作において、ユーザーはプリンターの後ろ側等の副操作部側に回り込んで連続用紙を交換しセットする等の作業を行う必要があった。そのため、作業が煩雑であった。また、副操作部側に作業スペースを確保する必要があり、スペース効率が悪化する可能性があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)少なくとも、ユーザーが操作する際にメインとして操作する主操作部およびユーザーが操作する際にサブとして操作する副操作部を有する電子機器を載置可能な第1載置台と、前記第1載置台を支持する第2載置台と、前記第1載置台と前記第2載置台との間に、どちらか一方の面が前記第1載置台または前記第2載置台のいずれかに固着される回転部材と、を備えることを特徴とする電子機器設置台。
(適用例2)前記第1載置台は前記第2載置台に回転可能に支持され、前記第1載置台に載置される前記電子機器の前記主操作部または前記副操作部が、前記ユーザーがメインとして操作する位置である主操作位置に向き合う位置に到達したときに、前記第1載置台が仮保持されることを特徴とする上記の電子機器設置台。
これらの構成によれば、電子機器設置台は、回転可能な第1載置台に電子機器を載置することができる。そして、ユーザーが主に操作する位置である主操作位置に対して、電子機器の通常の使用時に操作する主操作部および例えばメンテナンス等で使用する副操作部が向き合う位置まで電子機器を回転させることができる。そのため、ユーザーは、移動することなしに電子機器の主操作部および副操作部を操作することができる。その結果、メンテナンス等の作業を簡便に行うことが可能になる。また、主操作位置で作業することができ、余分な作業スペースが不要になり、スペース効率が向上する。
(適用例3)前記第2載置台が前記主操作位置方向に引き出し可能に嵌挿される架体を備えることを特徴とする上記の電子機器設置台。
この構成によれば、電子機器設置台は、電子機器が搭載される第1載置台および第2載置台を架体に挿抜可能に保持することができる。また、メンテナンス作業等の場合は、第2載置台を主操作位置方向に引き出して、電子機器が載置される第1載置台を主操作位置に対して電子機器の主操作部および副操作部が向き合う位置まで回転させることができる。そのため、ユーザーは、作業スペースをさらに確保することができ、移動することなしに電子機器の主操作部および副操作部を操作することができる。その結果、メンテナンス等の作業をさらに簡便に行うことが可能になる。
(適用例4)前記架体は、積層可能であることを特徴とする上記の電子機器設置台。
この構成によれば、電子機器を搭載する複数の架体は縦方向に積層されることができる。また、搭載される電子機器は、メンテナンス作業等の場合には、第2載置台を主操作位置方向に引き出して、電子機器が載置される第1載置台を主操作位置に対して電子機器の主操作部および副操作部が向き合う位置まで回転させることができる。そのため、電子機器は積層された状態でも作業効率を確保することができる。また、積層することにより、スペース効率をさらに向上させることができる。
(適用例5)前記第1載置台および/または前記第2載置台は、前記第1載置台に載置された前記電子機器のケーブルの一部を、少なくとも1以上の固定具によって、少なくとも前記第1載置台および/または前記第2載置台に固定して、前記ケーブルの固定された部分以外は自由に可動できるように配置することを特徴とする上記の電子機器設置台。
(適用例6)前記ケーブルの動きを規制する規制部を備え、前記規制部は、前記ケーブルの可動可能な部分の動きを規制することを特徴とする上記の電子機器設置台。
これらの構成によれば、電子機器設置台は、電子機器のケーブルを、第2載置台を引き出す動作や第1載置台を回転させる動作において、第1載置台および/または第2載置台に固定具によって固定される固定部分と自由に可動できる自由可動部分とに分類することができる。ケーブルの自由可動部分は、ケーブルの動きを規制する規制部で予期せぬ動きや無理な動きが規制されるため、スムーズに動くことができる。そのため、ケーブルの挟み込みや無理な屈曲を低減させることができ、ケーブルの破断等の不具合を低減させることができる。
(適用例7)前記規制部は、前記ケーブルの一部を保持するとともに、前記第1載置台および/または前記第2載置台の動きに伴う前記ケーブルの突っ張りもしくは弛みを解消する方向に移動可能なフックであることを特徴とする上記の電子機器設置台。
この構成によれば、電子機器設置台は、第2載置台の移動および/または第1載置台の回転に伴うケーブルの突っ張りもしくは弛みを解消することができる。そのため、ケーブルの自由可動部分の過剰な負荷を低減することができるとともに、予期せぬ動きや無理な動きを規制することができる。
(適用例8)前記規制部は、前記回転部材の側面に形成された円弧部であり、前記ケーブルの前記自由可動部分の少なくとも一部は、前記第1載置台の回転時に前記円弧部に沿うことを特徴とする上記の電子機器設置台。
この構成によれば、電子機器設置台は、電子機器を載置する第1載置台を回転するとき、電子機器のケーブルを回転部材の側面に形成された円弧部に沿わせることができる。そのため、ケーブルの自由可動部分の予期せぬ動きや無理な動きを規制することができる。
(適用例9)前記規制部は、前記第2載置台に設けられた仕切りであり、前記ケーブルの可動できる部分の少なくとも一部は、前記第1載置台の回転時および/または前記第2載置台の移動時に前記仕切りによって形成された空間内を動くことを特徴とする上記の電子機器設置台。
この構成によれば、電子機器設置台は、電子機器を載置する第1載置台の回転時や第2載置台の移動時において、電子機器のケーブルの動きを仕切りで形成された空間内に限定することができる。そのため、ケーブルの自由可動部分の予期せぬ動きや無理な動きを規制することができる。
(適用例10)前記電子機器は、前記副操作部側から供給される連続用紙に情報を記録して前記主操作部側に排出するプリンターであることを特徴とする上記の電子機器設置台。
この構成によれば、プリンターを第1載置台に載置することができる。そして、例えば連続用紙を交換する際には、第2載置台を架体から引き出して第1載置台を回転させることにより、副操作部としての連続用紙の供給側をユーザー側に向けることができる。そのため、ユーザーは移動や無理な体勢をとることなしに連続用紙の交換やプリンターへの紙セットを容易に行うことができる。その結果、作業効率の向上やスペース効率の向上を図ることができる。
(適用例11)前記第1載置台は、少なくとも前記副操作部側に開口部を有する箱形状の連続用紙収納部であることを特徴とする上記の電子機器設置台。
この構成によれば、プリンターに使用される連続用紙を第1載置台と兼用する連続用紙収納部に収納することができる。そして、連続用紙をプリンターにセットするときは、連続用紙収納部の開口部をユーザー側に向け、開口部から連続用紙の先端を引き出してプリンターに連続用紙をセットする。そのため、ユーザーは連続用紙の交換やプリンターへの紙セットを容易に行うことができるとともにスペース効率の向上を図ることができる。
(適用例12)前記連続用紙収納部は、さらに前記主操作部側に開口部を有することを特徴とする上記の電子機器設置台。
この構成によれば、プリンターの通常の使用状態において、連続用紙収納部に収容される連続用紙の残量を視認することができる。
以下、本実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で参照する図面では、説明および図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺を実際のものとは異なるように表す場合がある。なお、本実施形態では、電子機器の一例として、連続用紙に情報を印刷するプリンターを例にとり説明する。
(電子機器としてのプリンターについて)
まず、電子機器としてのプリンターについて、図1〜図3を参照して説明する。図1は、プリンターの外観斜視図であり、図2は、プリンター本体の斜視図である。図3は、プリンター本体の構成を示す概略断面図である。なお、図1および図2に示すX方向は、連続用紙の搬送方向を示し、Y方向は、連続用紙の幅方向を示し、Z方向は、X方向およびY方向と直交する方向を示す。プリンターは、後述する連続用紙としてのファンホールド紙をプリンター後側から給紙して情報を印刷してプリンター前側に排紙するタイプの業務用プリンターである。
まず、電子機器としてのプリンターについて、図1〜図3を参照して説明する。図1は、プリンターの外観斜視図であり、図2は、プリンター本体の斜視図である。図3は、プリンター本体の構成を示す概略断面図である。なお、図1および図2に示すX方向は、連続用紙の搬送方向を示し、Y方向は、連続用紙の幅方向を示し、Z方向は、X方向およびY方向と直交する方向を示す。プリンターは、後述する連続用紙としてのファンホールド紙をプリンター後側から給紙して情報を印刷してプリンター前側に排紙するタイプの業務用プリンターである。
図1に示すように、プリンター5は、後述するプリンター本体7(図2参照)を、上ケース11と下ケース12とから構成されるケース10の内部に収容している。ケース10の図中前面中央には紙排出口14が開口し、紙排出口14のX方向後面には紙供給口15が開口している。紙排出口14には、印刷が終了した連続帳票を受ける排紙トレイ16が設けられている。ケース10の前面のY方向両側には、動作状態を表示するLEDランプ等からなる表示部17が設けられている。また、ケース10の後面からは電源ケーブルやUSB等の通信ケーブル等のケーブル19(図5参照)が取り付けられている。
図2に示すように、プリンター本体7は、インク供給機構20と、印刷機構25と、紙搬送装置40と、シャーシ50と、図示しない制御装置とを有している。インク供給機構20は、インクカートリッジ21a,21bが収納されるカートリッジ収納部22bと、図示しないインク加圧部と、同じく図示しないインク供給管とを有する。カートリッジ収納部22bは、インクカバー18aの裏側のシャーシ50にそれぞれ設けられる。カートリッジ収納部22bに収納されるインクカートリッジ21a,21bのインクは、インク加圧部により加圧されてインク供給管を介して印刷機構25に送られる。
印刷機構25は、インクジェットヘッド26と、キャリッジ28と、キャリッジ送り機構30とを有する。インクジェットヘッド26は、インク供給機構20によって供給されるインクをインク滴として吐出する複数のノズル27(図3参照)を有し、ノズル27を図2中Z方向下方、すなわち連続帳票側に向けてキャリッジ28に搭載される。キャリッジ28は、用紙幅方向(Y方向)に延在するキャリッジ軸29に移動可能に支持され、キャリッジ送り機構30によってY方向に往復移動される。キャリッジ送り機構30は、キャリッジモーター32と、キャリッジモーター32によって駆動されるタイミングベルト33とを有する。キャリッジ28は、タイミングベルト33に固定されているため、タイミングベルト33の走行に応じて用紙幅方向(Y方向)に往復移動させられる。
図3に示すように、紙搬送装置40は、紙搬送経路41と、第1搬送機構43と、第2搬送機構53と、第3搬送機構63と、図示しない動力伝達機構とを備える。紙搬送経路41は、図1および図2に示すプリンター5およびプリンター本体7の紙供給口15を起点とし、印刷機構25のインクジェットヘッド26による印刷位置Aを経由し紙排出口14を終点として図3中X方向に沿って延びるように形成されている。そして、紙搬送経路41に沿って、上流側から下流側に順次、第1搬送機構43、第2搬送機構53、印刷機構25および第3搬送機構63が設けられている。なお、この紙搬送装置40は、スプロケットホールQ1(係合孔)を有する連続帳票R(図4参照)を搬送するものである。
第1搬送機構43は、紙供給口15近傍に設けられ、1対のトラクター44で構成される。トラクター44は、連続帳票RのスプロケットホールQ1に挿入可能なトラクターピン(係合部)45と、外周面にトラクターピン45が所定間隔で形成されたトラクターベルト46と、トラクターベルト46が架け渡されている駆動スプロケット47および従動スプロケット48を備えている。1対のトラクター44は、搬送される連続帳票Rの幅方向の両端にあるスプロケットホールQ1に対応するように紙搬送経路41のY方向両側に配置されている。
第2搬送機構53は、紙搬送経路41に沿って第1搬送機構43とインクジェットヘッド26による印刷位置Aとの間に設けられている。第2搬送機構53は、第1紙送りローラー55と、第1紙押えローラー58とを有している。第1紙送りローラー55は、ゴム等の弾性体等からなる円柱形状のローラー56とローラー56の軸方向を貫くローラー軸57とから構成され、紙搬送経路41を横断するように紙搬送経路41のZ方向下側に設けられている。第1紙押えローラー58は、ゴム等の弾性体からなる軸支された円柱形状のローラーを有し、Z方向上方から付勢力によって、紙搬送経路41を搬送される連続帳票Rを第1紙送りローラー55に押し付けるように配置されている。
第3搬送機構63は、紙搬送経路41に沿ってインクジェットヘッド26による印刷位置Aと紙排出口14との間に設けられている。第3搬送機構63は、第2搬送機構53と同様に、第2紙送りローラー65と第2紙押えローラー68とを有している。第2紙送りローラー65は、ゴム等の弾性体等からなる円柱形状のローラー66とローラー66の軸方向を貫くローラー軸67とから構成され、紙搬送経路41を横断するように紙搬送経路41のZ方向下側に設けられている。第2紙押えローラー68は、ゴム等の弾性体からなる軸支された円柱形状のローラーを有し、Z方向上方から付勢力によって、紙搬送経路41を搬送される連続帳票Rを第2紙送りローラー65に押し付けるように配置されている。
(連続用紙について)
ここで、上述のプリンターに用いられる連続用紙について図4を参照して説明する。図4は、連続用紙の例を示す図である。なお、図4に示すX方向、Y方向は、図1に示すX方向、Y方向と同一な方向を示す。連続用紙Rとしては、例えばファンホールド紙36と呼ばれるスプロケットホールQ1(係合孔)付きの折り畳み連続帳票が好適に適用される。
ここで、上述のプリンターに用いられる連続用紙について図4を参照して説明する。図4は、連続用紙の例を示す図である。なお、図4に示すX方向、Y方向は、図1に示すX方向、Y方向と同一な方向を示す。連続用紙Rとしては、例えばファンホールド紙36と呼ばれるスプロケットホールQ1(係合孔)付きの折り畳み連続帳票が好適に適用される。
図4に示すように、ファンホールド紙36は、用紙のY方向両側縁36a,36bにスプロケットホールQ1がX方向に沿って所定のピッチで列状に形成され、X方向に所定の間隔を隔てて設けられたミシン目38により1つずつ切り離し可能に構成されている。ファンホールド紙36は、ミシン目38部位で交互に逆方向に折り畳まれ積層状態でプリンター5の供給部に収容される。
上述のプリンター5は、連続用紙Rとしてのファンホールド紙36をプリンター5の後側に位置する紙供給口15から給紙して、紙搬送装置40で紙搬送経路41に沿って搬送しながら、印刷機構25によって情報を印刷しプリンター5前側に位置する紙排出口14から排出する。
(第1実施形態)
(電子機器設置台について)
ここで、第1実施形態に係る電子機器設置台について、図5および図6を参照して説明する。図5は、第1実施形態に係る電子機器設置台を説明する図であり、(a)は、電子機器設置台の斜視図、(b)は、電子機器設置台の分解斜視図である。図6は、規制部の例を説明する図であり、(a)は、プリンターを搭載する第1載置台を底面側から見た斜視図、(b)は、プリンターを搭載する第1載置台を回転させて底面側から見た平面図である。なお、以下、電子機器として上述のプリンター5を適用し、主操作部は紙排出口14、排紙トレイ16、および表示部17が設けられている部分、副操作部は紙供給口15が設けられている部分と定義して説明する。また、主操作位置とは、プリンター5を使用・操作するユーザーが主操作部に対面する位置をいう。
(電子機器設置台について)
ここで、第1実施形態に係る電子機器設置台について、図5および図6を参照して説明する。図5は、第1実施形態に係る電子機器設置台を説明する図であり、(a)は、電子機器設置台の斜視図、(b)は、電子機器設置台の分解斜視図である。図6は、規制部の例を説明する図であり、(a)は、プリンターを搭載する第1載置台を底面側から見た斜視図、(b)は、プリンターを搭載する第1載置台を回転させて底面側から見た平面図である。なお、以下、電子機器として上述のプリンター5を適用し、主操作部は紙排出口14、排紙トレイ16、および表示部17が設けられている部分、副操作部は紙供給口15が設けられている部分と定義して説明する。また、主操作位置とは、プリンター5を使用・操作するユーザーが主操作部に対面する位置をいう。
図5(a),(b)に示すように、電子機器設置台70は、第1載置台71と、第2載置台72と、回転部材74と、プリンター5のケーブル19の動きを規制する規制部80とを備え、プリンター5を第1載置台71の天面71cに搭載する。第2載置台72は、四角形の板状に形成され、一方の面(天面72a)には任意の位置に穴部72cが形成され、穴部72cから相等しい距離を隔てて少なくとも2つの回転止め73が設けられている。回転止め73は、後述する回転部材74の穴部72cを中心とする回転運動を規制する機能を有し、例えば突起部73aとして形成されている。第2載置台72は、基台としての機能を有しプリンター5の設置位置に固定される。
第1載置台71は、対向する2つの側面側が開口され開口部71a,71bを有する箱形状を呈し、回転部材74を介して第2載置台72の天面72aに配置される。箱形状の第1載置台71の天面71c上には、プリンター5が載置される。このとき、プリンター5は、紙排出口14および表示部17側を一方の開口される開口部71a側に向けるように載置される。そのため、プリンター5の紙供給口15側は、他方の開口される開口部71b側を向く。
回転部材74は、側面に円弧部74aを有する所謂円板状に形成され、回転中心には軸75が設けられている。回転部材74の一方の面には、軸75を回転中心としたときの回転方向に回転可能なローラー77が埋め込み状態で設けられている。本実施形態では、回転部材74は、第1載置台71の底面71dに固定される。回転部材74が取り付けられた第1載置台71は、回転部材74の軸75が第2載置台72の穴部72cに嵌入されることにより、第2載置台72に回転自在に取り付けられる。
このとき、回転部材74に設けられたローラー77は、回転部材74の回転に伴って第2載置台72の天面72a上を回転方向に回動する。突起部73aを有する回転止め73は、ローラー77の回動軌跡上に設けられている。突起部73aは、搭載されたプリンター5の主操作部および副操作部が主操作位置に向き合う位置に来たときに、ローラー77と度当る位置に形成されている。なお、突起部73aは、凹形状に形成されていてもよいし、壁を有する段差として形成されていてもよい。
上述の構成を有する電子機器設置台70は、第2載置台72を基台として設置され、第2載置台72の上の回転可能な第1載置台71にプリンター5を搭載することができる。また、第1載置台71は、主操作位置に対して、プリンター5の主操作部および副操作部が向かい合う位置にきたとき、回転部材74に設けられたローラー77と第2載置台72に設けられた回転止め73の突起部73aとが度当る。そのため、プリンター5の主操作部および副操作部をユーザーが操作する位置である主操作位置に保持することができる。
次いで、プリンター5のケーブル19の動きを規制する規制部80の例について図6を参照して説明する。図6に示すように、プリンター5の背面に設けられているケーブル19は、第1載置台71の開口部71bの近傍の側面71eに沿って固定フック81で固定され下方に引き回される。下方に引き回されたケーブル19は屈曲され、第1載置台71の底面71dの開口部71bの近傍で開口部71bの底面側に沿って固定フック81によって固定される。プリンター5側から最遠部のフックは、図中矢印H方向にばね等の弾性部材84で付勢された可動フック83となっている。可動フック83は溝86に沿って溝86の長さ分移動可能に設けられている。ケーブル19のこれら固定フック81および可動フック83によって固定された部分は、第1載置台71と一体となる。ケーブル19のこの部分が、固定部分19aとなる。
ケーブル19の残りの部分が所謂自由可動部分19bとなる。ケーブル19の自由可動部分19bは、第1載置台71と第2載置台72との間にできた回転部材74の厚さに相当する空間に位置される。
(電子機器設置台の動作について)
ここで、上述の構成を有する第1実施形態に係る電子機器設置台70の動作について同じく図5および図6を参照して説明する。以下、電子機器としてのプリンター5に対して、連続用紙としてのファンホールド紙36を交換する場合を例にとって説明する。
ここで、上述の構成を有する第1実施形態に係る電子機器設置台70の動作について同じく図5および図6を参照して説明する。以下、電子機器としてのプリンター5に対して、連続用紙としてのファンホールド紙36を交換する場合を例にとって説明する。
図5(a)に示す通常の使用状態では、プリンター5は、主操作部であるプリンター5の前面側をユーザー側(主操作位置:図中矢印K)に向けた状態で電子機器設置台70の第1載置台71の天面71cに搭載される。図4に示すファンホールド紙36は、箱形状の第1載置台71の内部に積層された状態で収容される。収容されたファンホールド紙36の先端は第1載置台71の開口部71bより引き出され、図1に示すプリンター5の背面側に位置する紙供給口15にセットされている。ファンホールド紙36は、図2に示す紙搬送装置40で紙搬送経路41に沿って搬送され、印刷機構25によって情報が印刷され、プリンター5の前面側(主操作部)に位置する紙排出口14から排出される。
図4に示すファンホールド紙36は、ミシン目38部位で交互に逆方向に折り畳まれているため、ファンホールド紙36の搬送に伴って第1載置台71の開口部71bからプリンター5の紙供給口15に順次供給される。排出されたファンホールド紙36は、ユーザーによってミシン目38により1部もしくは複数部ずつ切り離され発行される。このとき、第1載置台71の主操作位置に向き合う面も開口部71aとして開口しているため、ユーザーは、第1載置台71の内部に収容されたファンホールド紙36の残量を視認することができる。
図5に示す第1載置台71に収容されたファンホールド紙36が終わりファンホールド紙36を交換する場合は、ユーザーは、第1載置台71を矢印M方向に回転させる。回転される第1載置台71は、第1載置台71の回転部材74に設けられたローラー77が、第2載置台72の一方の回転止め73に度当ることにより、第1載置台71の開口部71b(プリンター5の副操作部)がユーザー側を向いた位置で止まる(図示なし)。
ユーザーは、新たなファンホールド紙36を対向している開口部71bから第1載置台71の内部に収容する。そして、ファンホールド紙36の先端を開口部71bから引き出し、プリンター5の紙供給口15にセットする。このとき、ファンホールド紙36のスプロケットホールQ1(図4参照)をプリンター5のトラクター44のトラクターピン45(図3参照)に係合させた状態にするだけで十分である。
その後、ユーザーは、第1載置台71を矢印M方向とは反対の方向に回転させる。回転される第1載置台71は、第1載置台71の回転部材74に設けられたローラー77が、第2載置台72の他方の回転止め73に度当ることにより、第1載置台71の開口部71a(プリンター5の主操作部)がユーザー側を向いた位置で止まる。ユーザーは、プリンター5の主操作部にある例えば紙送りスイッチを操作して、ファンホールド紙36を印刷可能な位置まで送り、ファンホールド紙36の交換を終了する。
プリンター5を搭載した第1載置台71が回転させられるとき、プリンター5のケーブル19の自由可動部分19bは、回転部材74の側面の円弧部74aに沿うように移動する。自由可動部分19bの移動に伴って、ケーブル19が突っ張る場合は、可動フック83が突っ張りの解消方向(反矢印H方向)に移動して突っ張りを解消して回転動作の滞りを解消する。
ファンホールド紙36のセットが終了すると、ユーザーは、第1載置台71を矢印M方向とは反対の方向に回転させる。ケーブル19は、第1載置台71の逆回転に伴って、徐々に弛みながら当初の位置に戻る。ケーブル19の自由可動部分19bが弛む場合は、可動フック83が弛みの解消方向(矢印H方向)に移動して弛みを解消して、ケーブル19の予期せぬ動きや無理な動きを規制する。
以下、第1実施形態の効果を記載する。
(1)上述の電子機器設置台70は、プリンター5を第1載置台71に載置することができるそして、ファンホールド紙36を交換する等の副操作時は、第1載置台71を回転させ、プリンター5の紙供給口15をユーザーが作業する主操作位置に向けることができる。そのため、ユーザーは移動や無理な体勢をとることなしにファンホールド紙36の交換やプリンター5への紙セットを容易に行うことができる。その結果、作業効率の向上やスペース効率の向上を図ることができる。
(1)上述の電子機器設置台70は、プリンター5を第1載置台71に載置することができるそして、ファンホールド紙36を交換する等の副操作時は、第1載置台71を回転させ、プリンター5の紙供給口15をユーザーが作業する主操作位置に向けることができる。そのため、ユーザーは移動や無理な体勢をとることなしにファンホールド紙36の交換やプリンター5への紙セットを容易に行うことができる。その結果、作業効率の向上やスペース効率の向上を図ることができる。
(2)上述の電子機器設置台70において、プリンター5のケーブル19は、第1載置台71に固定フック81および可動フック83で規制された固定部分19aと、第1載置台71と第2載置台72との間にできた回転部材74の厚さに相当する空間に位置される自由可動部分19bとを有する。また、回転部材74の側面は円弧状に形成されている。そのため、プリンター5を搭載した第1載置台71の正逆回転動作において、可動フック83によってケーブル19の自由可動部分19bの突っ張りや弛みを低減させることができる。また、自由可動部分19bは、少なくとも回転部材74の側面の円弧部74aに沿うように規制される。そのため、ケーブル19の自由可動部分19bの予期せぬ動きや無理な動きを規制することができ、ケーブル19の破損等を低減させることができる。
(3)上述の電子機器設置台70において、通常のプリンター5の可動時は、ファンホールド紙36が収容される第1載置台71のユーザーの主操作位置に向き合う面も開口部71aとして開口している。そのため、ユーザーは、第1載置台71に収容されるファンホールド紙36の残量を容易に視認することができる。その結果、ファンホールド紙36が突然なくなって、作業を中断することを防ぐことができる。
(第2実施形態)
(電子機器設置台について)
ここで、第2実施形態に係る電子機器設置台について、図6、図7および図8を参照して説明する。図7は、第2実施形態に係る電子機器設置台を説明する図である。図8は、第2実施形態に係る規制部の例を説明する図であり、(a)は、通常状態の電子機器設置台を第1載置台の裏面から見た図、(b)は、同図において第2載置台を引き出した状態を示す図、(c)は、第1載置台を180°回転させた状態を示す図である。なお、第2実施形態に係る電子機器設置台は、電子機器としてのプリンターを複数台設置可能なものである。以下、プリンターを、例えば3台設置する場合を例にとり説明する。また、第1実施形態と同様な構成および内容については、符号を等しくして説明を省略する。
(電子機器設置台について)
ここで、第2実施形態に係る電子機器設置台について、図6、図7および図8を参照して説明する。図7は、第2実施形態に係る電子機器設置台を説明する図である。図8は、第2実施形態に係る規制部の例を説明する図であり、(a)は、通常状態の電子機器設置台を第1載置台の裏面から見た図、(b)は、同図において第2載置台を引き出した状態を示す図、(c)は、第1載置台を180°回転させた状態を示す図である。なお、第2実施形態に係る電子機器設置台は、電子機器としてのプリンターを複数台設置可能なものである。以下、プリンターを、例えば3台設置する場合を例にとり説明する。また、第1実施形態と同様な構成および内容については、符号を等しくして説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態に係る電子機器設置台70Aは、架体90を有する。架体90は、第2載置台72よりひと回り大きい四角形の板状に形成される天板91と中板92と底板93、および、中板92の四隅を介して天板91の四隅と底板93の四隅とを繋ぐ4本の柱94を備える。天板91と中板92、および、中板92と底板93の間隔は、上述のプリンター5、第1載置台71、第2載置台72および回転部材74が積層される高さより高く設定されている。
この電子機器設置台70Aは、プリンター5を天板91、中板92、および底板93に1台ずつ計3台設置することができる。天板91には、天板91を第1実施形態に係る第2載置台72として上述の第1実施形態に係る電子機器設置台70が構成され、1台のプリンター5が搭載される。残りの2台は、中板92および底板93部分に設置される。
電子機器設置台70Aは、天板91と中板92および中板92と底板93の間にそれぞれ第1実施形態と同様な第1載置台71、第2載置台72、回転部材74、プリンター5のケーブル19の動きを規制する規制部80A、および第2載置台引き出し機構95を備える。以下、中板92および底板93部分の構造はほぼ同一であるため、主に中板92部分の構造について説明する。
中板92部分には、第2載置台引き出し機構95が設けられ、第1実施形態に係る第2載置台72が引き出し可能に配置される。第2載置台引き出し機構95は、レール支持部材96と、レール支持部材96にスライド可能に嵌合されるガイドレール97とを有する。レール支持部材96は、中板92の対向する2辺に設けられ、ガイドレール97は、第2載置台72の対向する2辺に設けられる。そのため、第2載置台72は、架体90の中板92に対して矢印K方向に引き出し、あるいは押し込み自在に配置される。
なお、この第2載置台引き出し機構95の構造については、特に限定しない。レール支持部材96とガイドレール97とがローラーを介して嵌合されてもよいし、段等の係合部を備えスライド可能であってもよい。この引き出し、押し込み可能な第2載置台72には、上述の第1実施形態と同様に、回転部材74を介して第1載置台71が回転可能に設けられている。第1載置台71の天面71cにはプリンター5が搭載される。
次いで、電子機器設置台70Aにおいて、プリンター5のケーブル19の動きを規制する規制部80Aの例について図6(a)および図8(a)を参照して説明する。
図6(a)に示すように、プリンター5の背面に設けられているケーブル19は、第1載置台71の開口部71bの近傍の側面71eに沿って固定フック81で固定され下方に引き回される。下方に引き回されたケーブル19は屈曲され、第1載置台71の底面71dの開口部71bの近傍で開口部71bの底面側に沿って固定フック81によって固定される。但し、プリンター5側から最遠部のフックは、図中矢印H方向にばね等の弾性部材84で付勢されるとともに移動可能な可動フック83となっている。可動フック83は、溝86に沿って溝86の長さ分移動可能に設けられている。ケーブル19の固定フック81および可動フック83によって固定された部分は、第1載置台71と一体となり、第1固定部分19Aとなる。
図8(a)に示すように、ケーブル19の残りの部分のうち電源等の供給部に近い部分は、第1載置台71の側面71eの側で中板92の一辺に沿って一旦引き出され中板92に固定フック81で固定される。ケーブル19の固定されている部分が、第2固定部分19Bとなる。ケーブル19の残りの部分が、自由可動部分19Cとなる。ケーブル19の自由可動部分19Cは、第1載置台71の開口部71bの底面71dに沿う長さの第1可動部分19Dと中板92の第2固定部分19Bに沿って配置される第2可動部分19Eとに分類される。なお、図中矢印Kの方向が主操作位置となる。
(電子機器設置台の動作について)
ここで、上述の構成を有する第2実施形態に係る電子機器設置台の動作について同じく図7および図8を参照して説明する。以下、中板に設置されたプリンターに対して、ファンホールド紙を交換する場合を例にとって説明する。
ここで、上述の構成を有する第2実施形態に係る電子機器設置台の動作について同じく図7および図8を参照して説明する。以下、中板に設置されたプリンターに対して、ファンホールド紙を交換する場合を例にとって説明する。
図7および図8(a)に示す通常の使用状態では、プリンター5は、主操作部であるプリンター5の前面側をユーザー側に向けた状態で電子機器設置台70Aの架体90の中板92部分に、第1載置台71の天面71cに搭載される。図4に示すファンホールド紙36は、箱形状の第1載置台71の内部に積層された状態で収容される。収容されたファンホールド紙36の先端は第1載置台71の開口部71bより引き出され、図1に示すプリンター5の背面側に位置する紙供給口15にセットされている。ファンホールド紙36は、図2に示す紙搬送装置40で紙搬送経路41に沿って搬送され、印刷機構25によって情報が印刷され、プリンター5の前面側(主操作部)に位置する紙排出口14から排出される。
ファンホールド紙36は、ミシン目38部位で交互に逆方向に折り畳まれているため、ファンホールド紙36の搬送に伴って第1載置台71の開口部71bからプリンター5の紙供給口15に順次供給される。排出されたファンホールド紙36は、ユーザーによってミシン目38により1部もしくは複数部ずつ切り離され発行される。このとき、第1載置台71の主操作位置に向き合う面も開口部71aとして開口しているため、ユーザーは、第1載置台71の内部に収容されたファンホールド紙36の残量を視認することができる。
第1載置台71に収容されたファンホールド紙36が終わりファンホールド紙36を交換する場合は、ユーザーは、図8(b)に示すように、第2載置台72を矢印K方向(手前)に引き出す。このとき、第2載置台72のユーザー側には引き手が設けられていることが好ましい。第2載置台72は、第2載置台引き出し機構95によって架体90から引き出される。このとき、プリンター5のケーブル19の第2可動部分19Eは、第2載置台72の引き出し動作に伴って同様に矢印K方向に移動する。ケーブル19の第1可動部分19Dは、第1固定部分19Aの移動可能な可動フック83と第2可動部分19Eの動作に従う。第1可動部分19Dと第2可動部分19Eとの動作において、ケーブル19が弛む場合は、可動フック83が弛みの解消方向(H方向)に移動して引き出し動作の滞りを解消する。
図8(c)に示すように、第2載置台72が十分引き出された状態で、ユーザーは、第1実施形態と同様に、第1載置台71を矢印M方向に回転させる。回転される第1載置台71は、第1載置台71の回転部材74に設けられたローラー77が、第2載置台72の一方の回転止め73に度当ることにより、第1載置台71の開口部71b(プリンター5の副操作部)がユーザー側(矢印K方向)を向いた位置で止まる。プリンター5を搭載した第1載置台71が回転させられるとき、ケーブル19の第1可動部分19Dおよび第2可動部分19E、特に第1可動部分19Dは、回転部材74の側面の円弧部74aに沿うように規制される。第1可動部分19Dと第2可動部分19Eとの動作において、ケーブル19が突っ張る場合は、可動フック83が突っ張りの解消方向(反矢印H方向)に移動して回転動作の滞りを解消する。
ユーザーは、新たなファンホールド紙36を対向している開口部71bから第1載置台71の内部に収容する。そして、ファンホールド紙36の先端を開口部71bから引き出し、プリンター5の紙供給口15にセットする。このとき、ファンホールド紙36のスプロケットホールQ1をプリンター5のトラクター44のトラクターピン45に係合させた状態にするだけで十分である。
その後、ユーザーは、第1載置台71を矢印M方向とは反対の方向に回転させる。回転される第1載置台71は、第1載置台71の回転部材74に設けられたローラー77が、第2載置台72の他方の回転止め73に度当ることにより、第1載置台71の開口部71a(プリンター5の主操作部)がユーザー側を向いた位置で止まる。その後、ユーザーは、第2載置台72を架体90の奥に押し込む。このとき、ケーブル19は、第2載置台72の引き出し動作と逆の動作をして当初の位置に戻る。このとき、第1可動部分19Dと第2可動部分19Eとの動作において、ケーブル19が弛む場合は、可動フック83が弛みの解消方向に移動して弛みを解消して、ケーブル19の予期せぬ動きや無理な動きを規制する。
なお、第1可動部分19Dと第2可動部分19Eとの動作において、動きをさらに規制するために仕切り、もしくはカバーを適宜付けることが好ましい。本実施形態では、第1載置台71、第2載置台72、回転部材74、中板92、第2載置台引き出し機構95のレール支持部材96およびガイドレール97等が仕切りとして機能している。
以下、第2実施形態の効果を記載する。
(1)上述の電子機器設置台70Aは、架体90を用いることによって、一定の設置面積の場所にプリンター5を積層状態で複数台設置することができる。そのため、プリンター5の設置スペース効率の向上を図ることができる。
(1)上述の電子機器設置台70Aは、架体90を用いることによって、一定の設置面積の場所にプリンター5を積層状態で複数台設置することができる。そのため、プリンター5の設置スペース効率の向上を図ることができる。
(2)上述の電子機器設置台70Aは、架体90の内部に設置されたプリンター5に対してファンホールド紙36を交換する等の副操作時は、第2載置台72を主操作位置方向に引き出し、さらに第1載置台71を回転させることができる。そのため、作業スペースを確保した状態でプリンター5の紙供給口15をユーザーが作業する主操作位置に向けることができる。その結果、ユーザーは移動や無理な体勢をとることなしにファンホールド紙36の交換やプリンター5への紙セットを容易に行うことができる。従って、作業効率の向上やスペース効率の向上を図ることができる。
(3)上述の電子機器設置台70Aにおいて、プリンター5のケーブル19は、固定フック81および可動フック83によって第1固定部分19Aと第2固定部分19Bと自由可動部分19Cとに分類される。第2載置台72の引き出し・押し込み動作においては、可動フック83によってケーブル19の自由可動部分19Cの突っ張りや弛みを低減させることができる。第1載置台71を回転するとき、自由可動部分19Cは、少なくとも回転部材74の側面の円弧部74aに沿うように規制される。そのため、ケーブル19の自由可動部分19Cの予期せぬ動きや無理な動きを規制することができ、ケーブル19の破損等を低減させることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。例えば上記実施例以外の変形例は、以下の通りである。
上記実施形態では、電子機器として、プリンター5を採用した場合について説明したがこれに限定しない。電子機器は、複数の方向からの操作部を有するものであれば適用可能である。なお、本実施形態では、第1載置台71を回転させるローラー77が回転部材74の下面に埋め込み状態で設けられている場合を例に説明したがこれに限定されない。ローラー77は、第1載置台71の底面71dに回転部位が回転部材74よりやや出るように取り付けてもよい。
5…プリンター、14…紙排出口、15…紙供給口、19…ケーブル、19A…第1固定部分、19B…第2固定部分、19C…自由可動部分、19D…第1可動部分、19E…第2可動部分、19a…固定部分、19b…自由可動部分、25…印刷機構、36…ファンホールド紙、70,70A…電子機器設置台、71…第1載置台、72…第2載置台、74…回転部材、74a…円弧部、80,80A…規制部、81…固定フック、83…可動フック、90…架体、91…天板、92…中板、93…底板、95…第2載置台引き出し機構、96…レール支持部材、97…ガイドレール。
Claims (12)
- 少なくとも、ユーザーが操作する際にメインとして操作する主操作部およびユーザーが操作する際にサブとして操作する副操作部を有する電子機器を載置可能な第1載置台と、
前記第1載置台を支持する第2載置台と、
前記第1載置台と前記第2載置台との間に、どちらか一方の面が前記第1載置台または前記第2載置台のいずれかに固着される回転部材と、
を備えることを特徴とする電子機器設置台。 - 前記第1載置台は前記第2載置台に回転可能に支持され、
前記第1載置台に載置される前記電子機器の前記主操作部または前記副操作部が、前記ユーザーがメインとして操作する位置である主操作位置に向き合う位置に到達したときに、前記第1載置台が仮保持されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器設置台。 - 前記第2載置台が前記主操作位置方向に引き出し可能に嵌挿される架体を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器設置台。
- 前記架体は、積層可能であることを特徴とする請求項3に記載の電子機器設置台。
- 前記第1載置台および/または前記第2載置台は、前記第1載置台に載置された前記電子機器のケーブルの一部を、少なくとも1以上の固定具によって、少なくとも前記第1載置台および/または前記第2載置台に固定して、前記ケーブルの固定された部分以外は自由に可動できるように配置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器設置台。
- 前記ケーブルの動きを規制する規制部を備え、
前記規制部は、前記ケーブルの可動可能な部分の動きを規制することを特徴とする請求項5に記載の電子機器設置台。 - 前記規制部は、前記ケーブルの一部を保持するとともに、前記第1載置台および/または前記第2載置台の動きに伴う前記ケーブルの突っ張りもしくは弛みを解消する方向に移動可能なフックであることを特徴とする請求項6に記載の電子機器設置台。
- 前記規制部は、前記回転部材の側面に形成された円弧部であり、
前記ケーブルの前記自由可動部分の少なくとも一部は、前記第1載置台の回転時に前記円弧部に沿うことを特徴とする請求項6に記載の電子機器設置台。 - 前記規制部は、前記第2載置台に設けられた仕切りであり、
前記ケーブルの可動できる部分の少なくとも一部は、前記第1載置台の回転時および/または前記第2載置台の移動時に前記仕切りによって形成された空間内を動くことを特徴とする請求項6に記載の電子機器設置台。 - 前記電子機器は、前記副操作部側から供給される連続用紙に情報を記録して前記主操作部側に排出するプリンターであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電子機器設置台。
- 前記第1載置台は、少なくとも前記副操作部側に開口部を有する箱形状の連続用紙収納部であることを特徴とする請求項10に記載の電子機器設置台。
- 前記連続用紙収納部は、さらに前記主操作部側に開口部を有することを特徴とする請求項11に記載の電子機器設置台。
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