JP2013255783A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】始動口への入賞に起因して抽出された乱数値に基づいて、大当り遊技を生起するか否かを判定するとともに、大当り遊技終了後に確率変動遊技の付与を得るための難易度を決定することが可能な遊技機を提供する
【解決手段】大入賞口内に備えた特定領域への入球によって大当り遊技終了後に確変状態を付与する機能を備え、大当り図柄に第1曖昧図柄と第2曖昧図柄を設け、第1曖昧図柄で当選した場合に実施する大入賞口の開放態様と、第2曖昧図柄で当選した場合に実施する大入賞口の開放態様とでは、開放時間を同一としながら異なる開放態様を実施し、大当り図柄によって作動内容が変化しない特定領域シャッターの作動態様との重複度合いを変化させて、特定領域への入球の難易度を異ならせる。
【選択図】図10

Description

本発明は、大当り中に大入賞口内部に設けられた特定領域に遊技球が入球することで大当り終了後の確変が設定される遊技機に関するものである。
従来、遊技機であるパチンコ機には、始動口への入球に起因して抽出された乱数値に基づいて、大当り遊技を生起するか否かを判定し、該判定が大当りであった場合、当否判定処理内で大当り遊技終了後の遊技状態を決定(例えば、大当り遊技終了後に大当りとなる確率が高い確率変動状態を付与するか否かを決定)するものが多い。
しかし、この種のパチンコ機では、確率変動状態を付与するか否かが大当り遊技前に既に決定されているため、大当り遊技中における遊技球の帰趨に面白味はなく、単に大量に賞球を得るための作業でしかなく、興趣に欠けた。
そこで、遊技盤に大当り遊技時に開放する大入賞口として特定領域を有するものと特定領域のない2種類の大入賞口を設けておき、大当り遊技の判定については前記乱数値に基づいて判定するが、大当り遊技終了後の遊技状態に関しては、前記特定領域のない大入賞口を開放する大当り遊技の基本態様動作の実行後に前記特定領域を有する大入賞口を開放する条件態様動作を実行し、前記特定領域へ遊技球が入球したか否かにより確率変動を付与するか否かを決定する遊技機が提案されている<特許文献1>。
特許文献1の構成によれば、大当り遊技中における遊技球の帰趨に面白味を持たせ、大当り遊技中の興趣を高めることができるという効果を奏する。
特開2006−25923号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、大当り遊技を生起するか否かを示す大当り図柄(特図)はどのような図柄であっても何等変化なく、単に当りさえすればよいということになり、図柄の変動表示の興趣を低下させてしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、始動口への入賞に起因して抽出された乱数値に基づいて、大当り遊技を生起するか否かを判定するとともに、大当り遊技終了後に確率変動状態の付与を得るための難易度を決定することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項1記載の遊技機は、始動口と、特定領域を有する大入賞口と、前記特定領域への遊技球の入球を不能とする閉位置又は入球を可能とする開位置に変位可能な入球規制手段と、前記始動口への入賞に起因して当否乱数及び図柄乱数を抽出する乱数抽出手段と、前記当否乱数に基づいて、大当り遊技を生起するか否かの当否判定を、通常遊技状態又は該通常遊技状態よりも遊技者に有利な特典遊技状態のいずれかの遊技状態で行なう当否判定手段と、前記特定領域への遊技球の入球の有無に応じて大当り遊技終了後の前記遊技状態を決定する遊技状態決定手段と、前記図柄乱数に基づいて大当り遊技を生起するか否かを報知する図柄を決定する図柄決定手段と、該図柄決定手段により決定された図柄に基づいて、生起する大当り遊技における前記大入賞口の開放態様を決定する態様決定手段と、該態様決定手段により決定された開放態様にかかわらず、前記入球規制手段を所定のタイミングで変位させる規制制御手段と、を備え、前記図柄決定手段により決定される図柄は、大当り遊技が生起しないことを示す外れ図柄と、大当り遊技が生起することを示す大当り図柄とを有し、該大当り図柄は、大当たり遊技の終了後に確変遊技を付与するか否かが確定していない第1の曖昧図柄及び第2の曖昧図柄を含んで構成され、前記態様決定手段は、前記図柄決定手段により前記第1の曖昧図柄が決定されると第1の開放態様を、前記第2の曖昧図柄が決定されると第2の開放態様を、それぞれ前記大入賞口の開放態様として決定するように構成され、前記第1の開放態様と前記第2の開放態様とは、最大開放時間を同一としながらも、前記規制制御手段による前記入球規制手段の変位タイミングとの時間差を異ならせたことを特徴とする遊技機である。
特典遊技状態は、通常遊技状態に比べ遊技者に有利な遊技が進行可能な遊技状態であればよく、この場合の遊技者に有利な遊技状態とは、通常遊技状態よりも大当りが生起する確率が高い確変状態(確率変動機能が作動)であってもよいし、始動口を可変入賞装置とした場合には、該可変入賞装置の作動時間及び作動回数が増えることによって始動口への入球率が通常遊技状態に比べ増加する開放延長状態(開放延長機能が作動)であってもよいし、確率変動機能と開放延長機能とが同時に作動する遊技状態としてもよい。
当否判定手段によって大当り遊技が生起した場合、該大当り遊技終了後の遊技状態は、遊技状態決定手段によって大当り遊技時に作動する大入賞口内に設けられた特定領域への遊技球の入球の有無によって決定する構成であるため、大当り遊技が終了するまでに該大当り遊技終了後の遊技状態が決定される構成となる。また、大当り遊技終了後の遊技状態が決定されるのは該大当り遊技の開始から終了するまでとなるが、決定した遊技状態を設定するのは大当り遊技終了時となる。
大当り遊技中に遊技球が大入賞口内の特定領域に入球すると、該大当り遊技終了後の遊技状態は遊技状態決定手段によって特典遊技状態となるが、該大当り遊技中に遊技球が特定領域に入球しなければ該大当り遊技終了後の遊技状態は通常遊技状態となる。この場合、遊技状態決定手段は、大当り遊技が終了となる大入賞口の閉鎖時までに特定領域に遊技球が入球していないことに基づいて大当り遊技終了後の遊技状態を通常遊技状態に決定する。
大入賞口は1つに限ったものではなく、特定領域を備えない大入賞口を別途設けてもよい。その際、大当りラウンドに応じてどちらの大入賞口を作動させるのか予め設定した構成とすることが望ましい。
「第1の曖昧図柄と第2の曖昧図柄とを含んで構成され」とは、少なくとも第1の曖昧図柄と第2の曖昧図柄を含んでいればよく、第1の曖昧図柄と第2の曖昧図柄以外の大当り図柄、即ち、大当り遊技終了後に確変遊技を付与することが確定する確変図柄又は/及び大当り遊技終了後に確変遊技を付与しないことが確定する通常図柄を含む構成としてもよいことを指す。確変図柄や通常図柄が決定された場合、第1開放態様及び第2開放態様とは異なる開放態様を実施する構成としてもよい。また、大入賞口を複数備えた場合、特定領域を備える大入賞口のみを作動又は特定領域を備えない大入賞口のみを作動させる開放態様としても何等差し支えない。
「開放態様にかかわらず、前記入球規制手段を所定のタイミングで変位させる」とは、図柄決定手段がどの図柄を決定しても入球規制手段の動作は一定動作(同一動作)であり、規制制御手段は、図柄の種類に応じて入球規制手段の動作内容を変化させない構成となる。また、大入賞口を複数備える場合、特定領域を設けた大入賞口が作動する場合に限って規制制御手段を実施する構成としてもよい。
「前記規制制御手段による前記入球規制手段の変位タイミングとの時間差を異ならせて」とは、一定動作(同一動作)を実施する入球規制手段の変位に対して、第1開放態様と第2開放態様とが異なる開閉動作を実施する構成であればよい。
また、「最大開放時間を同一としながらも」とは、開閉動作における複数回の開放動作(開放時)のトータル時間が同一であればよい。尚、第1開放態様と第2開放態様とでは、大入賞口の開放開始タイミング、1回の開放時間、開放間の閉鎖時間、開放回数、開放間の閉鎖回数の少なくともいずれか1つ以上が異なる構成とすることが望ましい。また、1つの開放態様が複数回の開放動作で構成される場合、異なる開放時間の開放動作を複数回実施して1つの開放態様としてもよい。
通常図柄が決定された場合、第1開放態様及び第2開放態様とは異なる開放態様を実施する構成としてもよく、大入賞口を複数備えた場合、特定領域を備えない大入賞口のみを作動させる開放態様を実施してもよい。
請求項1に記載の遊技機では、始動入賞に起因して抽出された乱数に基づいて、確変が付与されるか否かが決定されていないため、第1又は第2曖昧図柄のいずれであっても確変が付与される可能性を残し、大当り図柄の種類に応じた大入賞口の開放態様と入球規制手段との変位タイミングから生じる時間差が、前記特定領域へ遊技球が入球する難易度を異ならせることになる。これにより、大当り図柄によって大当り遊技終了後に確率変動遊技の付与を得るための難易度が決定されるため、図柄の変動表示の興味と大当り遊技中の興味とのバランスを整え、遊技機の興趣を高めることが可能となる。
遊技盤1の正面図。 特定役物100の拡大図。 パチンコ機50の電気構成図。 主制御装置80が実行する始動入賞確認処理を示すフローチャート。 主制御装置80が実行する当否判定処理を示すフローチャート1。 主制御装置80が実行する当否判定処理を示すフローチャート2。 主制御装置80が実行する当否判定処理を示すフローチャート3。 主制御装置80が実行する当否判定処理を示すフローチャート4。 大当り図柄と大入賞口の開放パターンとの関係を示す図表。 大当り遊技時における第1大入賞口14、第2大入賞口15の開放パターンを示すタイミングチャート。 15ラウンドに作動する第2大入賞口15と振分羽根105のタイミングチャート。 第2大入賞口15と振分羽根105の動作変形例を示すタイミングチャート。
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々の形態を採ることができ、各実施例に記載された内容を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
図1は、パチンコ機の遊技盤1の正面図である。なお、このパチンコ機の全体的な構成は公知技術に従っているので図示及び説明は省略する。図1に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘4が打ち付けられている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり擬似図柄を表示する。)の画面を臨ませる窓等を備えている。センターケース5の右方には、ゲート17と第2始動口12とがユニット化された複合入賞装置が配置されている。第2始動口12は開閉可能な翼片を供えた普通電動役物を備えており、この翼片が開放しないと遊技球は規制部材40に阻害され、第2始動口12に入球できない構成となっている。
センターケース5の下には第1始動口11が配置され、その左方には、第1左入賞口31、第2左入賞口32、及び第3左入賞口33が設けられている。複合入賞装置の下方にはアタッカー式の第1大入賞口14および第2大入賞口15が上下に配置され、第2大入賞口15の右側には右入賞口34が設けられている。なお、この第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、右入賞口34が、常時、入球率が変化しない普通入賞口である。
第1大入賞口14の下方には、複数個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、普通図柄保留数表示装置8と、第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10、および第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19が配置される。また、第1始動口11の下方には特定役物100が配置されている。なお、第1特別図柄表示装置9及び第2特別図柄表示装置10は、遊技者が視認しづらい位置に配置され、尚且つ表示する図柄自体も判別が難しい態様にすることより、遊技者の当否判定結果の確認は演出図柄表示装置6で表示される演出図柄によって行われることになる。
図2に特定役物100の拡大図を示す。特定役物100の内側上部には第1ワープ出口101が設けられており、第2大入賞口15に入球した遊技球は全てワープ出口101から特定役物100内に流れ込む。そして、第1ワープ出口101から流出した遊技球は擂鉢状のクルーン102に到達し、何度かクルーン102上を周回してクルーン上にある図示しない孔から落下し、第2ワープ出口103から流出する。第2ワープ出口103の下方には一対の振分羽根105(本発明の入球規制手段に該当)が設けられており、第2大入賞口15の開閉動作に作動する。
振分羽根105が開放されているときに第2ワープ出口103から流出した遊技球は、Vで示された特定領域106に入球し、特定領域スイッチ106a(図3参照)に検出されると、大当り終了後の遊技状態を確率変動状態(確変状態)に移行させる。振分け羽根105が閉鎖されているときに第2ワープ出口103から流出した遊技球は、ハズレ口104に導かれるため大当り終了後の遊技状態は確変状態にはならない。なお、図2(a)は振分羽根105が閉鎖している状態を示し、図2(b)は振分羽根105が開放している状態(特定領域入球可能状態)を示している。
図3は、パチンコ機50の電気的構成を示すブロック図となり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄を作動させるゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、第1大入賞口14に入球した遊技球を計数するための第1カウントスイッチ14a、第2大入賞口15に入球した遊技球を計数するための第2カウントスイッチ15a、特定領域106への入球を検出するための特定領域スイッチ106a、第1左入賞口31、第2左入賞口32、第3左入賞口33、右入賞口34に入球した遊技球を検出する入賞口スイッチ31a、34a、等の検出信号が入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19、普通図柄保留数表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、第1大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、第2大入賞口ソレノイド15bを制御することで大入賞口15の開閉を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御し、振分羽根ソレノイド105aを制御することで、振分羽根105の開放を制御する。主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を稼働させて賞球を払い出す。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81には、ガラス枠開放スイッチ35、内枠開放スイッチ36、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンクに遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号の出力が停止したことに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してプリペイドカードユニットと交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示基板25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン、精算を要求するための返却ボタン、残高表示器が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。なお、本実施例では遊技球を機外に払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに持玉データとして記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル27からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル27を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドルを触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドルを触っていても遊技球は発射できないようになっている。
サブ統合制御装置83は主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67、ジョグダイヤル68が接続されており、遊技者が演出ボタン67、ジョグダイヤル68を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6の画面6aに表示させる。
次に、図4を用いて主制御装置80が実行する始動入賞確認処理を説明する。この処理は、始動口への遊技球の入賞に起因して当否乱数及び図柄乱数を抽出する、本発明の乱数抽出手段を含む処理となる。
始動入賞確認処理では、第1始動口スイッチ11aの検出信号に基づいて、第1始動口11に遊技球が入賞したか否かを判断する(S100)。肯定判断なら(S100:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込み(本発明の乱数抽出手段に該当)、第1保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S105)。
第1保留記憶が満杯でなければ(S105:no)、上記の各乱数を第1保留記憶として記憶し、第1特別図柄保留数表示装置18の点灯数を1増加させる(S110)。既に4個の第1保留記憶があれば(S105:yes)保留記憶せず、第1特別図柄保留数表示装置18の点灯数を増やすこともなくS115へ移行する。
第1始動口11に遊技球が入球していないと判定された場合(S100:no)もS115に進み、第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する。肯定判断(S115:yes)なら、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込み(本発明の乱数抽出手段に該当)、第2保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S120)。
第2保留記憶が満杯でなければ(S120:no)、上記の各乱数を第2保留記憶として記憶し、第2特別図柄保留数表示装置19の点灯数を1増加させる(S125)。既に4個の第2保留記憶があれば(S120:yes)、第2保留を記憶せず、第2特別図柄保留数表示装置19の点灯数も増やさずに本処理を終了(リターン)する。また、第2始動口12に遊技球が入球していない場合(S115:no)も、本処理を終了する。
次に、図5から図8を用いて主制御装置50が実行する当否判定処理を説明する。この処理は、本発明の当否判定手段と、図柄決定手段と、態様決定手段と、を含む処理となる。
当否判定処理を開始すると、役物連続作動装置が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S200)。S200が否定判断で、特別図柄が変動中でなく(S205:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S210:no)、図6のS250に移行し、第2保留記憶(上記、S125による保留記憶)があるか否かを判断する(S250)。
S250が肯定判断なら(S250:yes)、第2保留記憶数をデクリメントし(S255)、S270に進む。S250が否定判断なら(S250:no)、第1保留記憶(上記、S110による保留記憶)があるか否かを判断する(S260)。S260が肯定判断なら(S260:yes)、第1保留記憶数をデクリメントし(S265)、S270に進む。なお、この処理により第2保留記憶を優先的に消化するようにしている。
S270では第2保留記憶(S265から移行した場合は第1保留記憶)の中で最も古いものを読み込んで(その保留記憶は消去する)、確変フラグがセットされているか否かを判定する。確変フラグが1であれば、現在のパチンコ機50が高確率遊技状態(本発明の特典遊技状態に該当)であることを主制御装置80が判断する。
S270が肯定判断であれば(S270:yes)、読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合する(S275)。ここで当り値の数は100で、758〜777、1314〜1333、1758〜1777、2758〜2777、3314〜3333である。よって確変時の当たり確率は1/39.67となる。否定判断であれば(S270:no)、読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S280)。ここで当り値の数は10で、775〜777、1775〜1777、2774〜2777である。よって通常時の当たり確率は1/396.7となる。
S275またはS280の判定に基づき、大当りか否かを判定し(S285)(本発明の当否判定手段に該当)、肯定判定であれば(S285:yes)、大当り図柄決定用乱数によって大当り図柄を決定する(S290)(本発明の図柄決定手段に該当)。大当たり図柄が決定すると、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S295)、大当り設定処理を行う(S300)。大当り設定処理とは決定した大当り図柄の種類に応じて、大当り遊技(大入賞口の開放パターン)および大当り遊技終了後の遊技状態を決定する処理であり、本発明の態様決定手段に該当する。大当り図柄、大入賞口の開放パターン及び大当り遊技終了後の遊技状態の関係は図9を用いて後述する。
S285が否定判断、即ちハズレなら(S285:no)、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定し(S305)、ハズレ設定処理を行なう(S310)。ハズレ設定処理では、時短回数または確変回数が設定されていれば、それぞれデクリメントする。
S300又はS310に続いては、上述の抽選結果を示すデータ、具体的には通常大当り、確変大当り、リーチ外れ(外れであるがリーチ表示有り)、リーチ表示無しの外れのいずれかを示すデータと変動時間を指定する変動パターンのデータが含まれる変動開始コマンド(表示制御コマンド)をサブ統合制御装置83に出力し(S315)、特別遊技処理に進む。なお、S315の処理により演出図柄表示装置6では演出図柄の変動表示が開始されるが、ほぼ同時に主制御装置80が制御する第1又は第2特図表示装置9、10の変動も開始される。
図5のS205において特別図柄が変動中(S205:yes)と判定された場合には、図7のS350に移行し、図柄変動時間(S295、又はS305の変動パターンに基づく)を経過したか否かを判定する。否定判断(S350:no)であれば特別遊技処理に移行し、肯定判断であれば確定図柄表示処理(S355)を行なってから特別遊技処理を移行する。確定図柄表示処理では、確定図柄を表示する旨のコマンド(図柄確定コマンド)をサブ統合制御装置83に出力するとともに、第1又は第2特別図柄表示装置9、10にコマンドを出力して確定図柄にて停止させる。
図5のS210において確定図柄を表示中と判定された場合には、図8のS400に移行し、確定図柄の表示時間が終了したか否かを判定する。否定判定の場合(S400:no)は特別遊技処理に移行する。肯定判定(S400:yes)の場合は、確定図柄の表示を終了し(S405)、確定表示された特別図柄が大当りになる図柄か否かを判定する(S410)。肯定判断された場合(S410:yes)は、確変フラグが1か否かを判定する(S415)。確変フラグが1であれば(S415:yes)、確変フラグに0をセットし(S420)、S425に移行する。確変フラグが1でなければ(S415:no)、そのままS425に移行する。
S425では、時短フラグが1か否かを判定する。時短フラグが1であれば(S425:yes)、時短フラグに0をセットし(S430)、S435に移行する。時短フラグが1でなければ(S425:no)、そのままS435に移行する。
S435では、条件装置作動開始処理により、大当りフラグをセットする。続くS440にて役物連続作動装置を作動させ、大当り開始演出処理を行なう(S445)。大当り開始演出処理では、大当り遊技を開始するコマンド及び大当り遊技に係る情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)をサブ統合制御装置83に送信する。大当り開始演出処理が終了すると、特別遊技処理に進む。
S410で、確定表示した特別図柄が大当りになる表示でないと判定されると(S410:no)、確変フラグが1か否かを判定し(S450)、肯定判定なら(S450:yes)、確変回数が0か否かを判定する(S455)。肯定判定なら(S455:yes)、確変フラグに0をセットする(S460)。S460、又はS450、S455が否定判定(S450:no、S455:no)に続いては、S465に進み時短フラグが1か否かを判定する(S465)。肯定判定なら(S465:yes)、時短回数が0か否かを判定し(S470)、肯定判定なら(S470:yes)、時短フラグに0をセット(S475)する。S475、又はS465、S470が否定判定(S465:no、S470:no)に続いてはS480に進む。
S480では、現在の遊技状態が確変中であるか否か、時短中であるか否か等の状態を示す状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、特別遊技処理に進む。
次に、大当り図柄と大入賞口の開放パターン、及び大当り遊技終了後の遊技状態の関係について図9(1)を用いて説明する。(1)は、大当り図柄の種類と、各大当り図柄がS290で選択された場合にS300で決定する大入賞口の開放パターンと、大当り遊技終了後の遊技状態を示す図表となる。
本実施例における大当り図柄の種類は、第1曖昧図柄、第2曖昧図柄、確変図柄、通常図柄の4種類となり、大当り時の大入賞口の開放パターンもそれに応じて第1開放パターンから第4開放パターンまでの4種類となる。但し、第3開放パターンと第4開放パターンとは実質同一の内容となる。
当否判定処理(図6)のS290で第1曖昧図柄が決定した場合、特別遊技処理では第1曖昧図柄の決定に応じて第1開放パターンが実施され、第2曖昧図柄が決定した場合は第2開放パターンが実施される。この第1開放パターン又は第2開放パターンの実施中に特定領域106に遊技球が入球すると、該入球に応じて特定領域フラグに1が設定され、入球しなければ特定領域フラグには0が設定されたままの状態で特別遊技処理が終了する。
特別遊技処理では、大当り遊技終了時に特定領域フラグが1か否か判定し、1であれば大当り遊技終了後の遊技状態として確変状態を設定し、特定領域フラグが0であれば大当り遊技終了後の遊技状態として通常状態を設定する。この特定領域への入球の有無に応じた特定領域フラグの設定と、大当り遊技終了時の特定領域フラグの値に応じた遊技状態の設定が、本発明の遊技状態決定手段に該当する。
従って、当否判定処理のS290で大当り図柄として第1曖昧図柄又は第2曖昧図柄が決定しても、その決定を受けて当該当否判定処理の実施中に大当り遊技終了後の遊技状態は決定しない構成となる。但し、S290の決定内容を受けてセットするモードバッファ(大当り遊技終了時に大当り遊技終了後の遊技状態を設定するための一時記憶装置)には、通常状態を示す値(0)をセットしてもよいし、確変図柄を示す値(1)をセットしてもよい(第1曖昧図柄又は第2曖昧図柄で当選した場合は、大当り遊技終了時に特定領域フラグの値に応じて大当り遊技終了後の遊技状態が設定されるため)。
図9の(1)の図表で大当り遊技終了後の遊技状態として第1曖昧図柄(第1開放パターン)は「高確率で確率変動」、第2曖昧図柄(第2開放パターン)は「低確率で確率変動」とあるが、これは第1開放パターンが実施された場合よりも第2開放パターンが実施された場合の方が、特定領域106に遊技球が入球する確率が低いことを示している。開放パターンの違いによる入球率の違いについては詳細を後述する。
S290で大当り図柄として確変図柄が決定した場合は、該決定の時点で大当り遊技終了後の遊技状態として確率変動状態が確定し、通常図柄が決定された場合は、該決定の時点で通常状態が確定する。具体的な処理としては、S290で決定した大当り図柄が確変図柄なら、モードバッファに確変状態を示す値を設定し、決定した大当り図柄が通常図柄なら、モードバッファに通常状態を示す値を設定する。
当否判定処理(図6)のS290で確変図柄又は通常図柄を決定した場合は、決定済みの大当り遊技終了後の遊技状態に影響を与えないように、特別遊技処理として特定領域106を備えない第1大入賞口14のみを作動させる第3開放パターン又は第4開放パターンを実施する制御を行い、大当り遊技終了時には特定領域フラグの値に拘らずモードバッファの値のみを参照して大当り遊技終了後の遊技状態を設定する。
上記した通常図柄を備える構成は、本発明の「前記大当り図柄を、前記第1の曖昧図柄及び第2の曖昧図柄に加えて、大当り遊技の終了後に確変遊技を付与しないことが確定している通常図柄を含んで構成した」に該当し、第1の曖昧図柄及び第2の曖昧図柄に加えて、大当り遊技の終了後に確変遊技を付与しないことが確定している通常図柄を含む構成となる。
図9(2)は、各開放パターンの具体的な動作内容を示している。本実施例では、どの開放パターンも大入賞口が1ラウンドから15ラウンドまでの動作を実施するが、開放パターンによって作動する大入賞口の種類と動作内容が異なる構成となっている。
第3開放パターンと第4開放パターンとは、どちらも特定領域106への入球に拘わりなく大当り遊技終了後の遊技状態が既に決定しているため、特定領域106を備えない第1大入賞口14が1ラウンドから15ラウンドまで28秒の開放動作を実施する。この場合、図10(3)のタイミングチャートに示すように、第2大入賞口15と振分羽根105とは、大当り動作の開始から終了まで閉状態を維持する。振分羽根105は、特定領域106を設けた第2大入賞口が作動する場合のみ作動を行う振分装置となる。尚、ここでは、15Rにおいて第2大入賞口を開放しない構成としているが、第1開放パターン1又は2同様に開放するようにしても、他の開放パターンで開放しても何等差し支えない。その際、特定領域への遊技球の入球があっても、大当たり遊技終了後の遊技状態に影響は与えないようにする必要がある。
第1開放パターンは、1ラウンドから14ラウンドまでを第1大入賞口14が28秒(又は10個入賞するまで)の開放動作を行い、15ラウンドのみ第2大入賞口15が作動する。この第2大入賞口15の動作内容は、1秒の開放を1回行った後5秒間閉鎖し、4秒開放後6秒閉鎖し、最後に4秒開放して終了する。第1大入賞口14が1ラウンドから14ラウンドまで28秒又は10カウントの動作を継続することにより、遊技者は大当り遊技として満足できる遊技球数を確保した後で、確率変動が獲得できるか否かのゲーム(15ラウンドの遊技)を楽しむことができる。
第2開放パターンは、第1開放パターンと同様に1ラウンドから14ラウンドまでを第1大入賞口14が28秒(又は10個入賞するまで)の開放動作を行い、15ラウンドのみ第2大入賞口15が作動するが、15ラウンドの第2大入賞口15の作動内容が第1開放パターンと異なる。この場合の第2大入賞口15の作動内容は、1秒の開放を1回行った後7秒間閉鎖し、4秒開放後6秒閉鎖し、最後に4秒開放して終了する。
従って、第1及び第2開放パターンのどちらも開放時間のトータルは9秒と同一秒数(本発明の「最大開放時間を同一」の構成に該当)となっているが、最初に1秒の開放を行った後の閉鎖時間が第2開放パターンの方が長い設定(+2秒)となっている。
図9(3)は特定領域106への遊技球の入球を規制する振分羽根105の作動内容(本発明の規制制御手段に該当)を示している。具体的には、第2大入賞口15が作動する大当り動作の15ラウンドを開始すると、6秒間閉鎖状態(図2の(a))を保持した後、5秒間開放状態(図2の(b))を保持し、続いて5秒間閉鎖状態を保持し、最後に5秒間開放状態を保持し終了する。この動作は第1開放パターンでも第2開放パターンでも同一内容となっている(本発明の「態様決定手段により決定された開放態様にかかわらず、前記入球規制手段を所定のタイミングで変位させる規制制御手段」に該当)。
次に、図10、11を用いて、第1開放パターンと第2開放パターンとの実施時における特定領域106への入球率の違いについて説明する。上述したように、第1開放パターンと第2開放パターンとでは、振分羽根105の動作は同一内容となるが、15ラウンドで実施する第2大入賞口15の作動内容が異なる(作動時間の合計は同一だが開放タイミングが異なる)。従って、第2大入賞口15の作動内容(振分羽根105との作動内容の組合せ)によって入球率に違いが生ずる構成となる。
図10のタイミングチャートに示すように、第1開放パターンでは、振分羽根105は大当り動作の15ラウンド開始から6秒経過した時点から5秒間開放状態を保持し、第2大入賞口15も15ラウンドの開始後6(1+5)秒経過した時点から4秒間の開放を実施する。従って、図11(1)のタイミングチャートに示すように、第2大入賞口15の1回目の4秒間の開放期間(1)は、振分羽根105の開放期間内に含まれ、且つ第2大入賞口15の閉鎖後も振分羽根105が閉鎖状態に変化するまで1秒間の猶予がある。これにより、第2大入賞口15の閉鎖直前に入球した遊技球が特定領域106に入球することを可能とし、第2大入賞口15の開放期間(1)は、全て特定領域106への入球を見込める期間となる。
また、第2大入賞口15の2回目の4秒間の開放は、図10に示すように大当り動作の15ラウンド開始から16秒経過してから実施されるが、振分羽根105の2回目の開放動作も15ラウンド開始から16秒経過してから実施される。従って、第2大入賞口15の開放動作と振分羽根105の開放動作のタイミングも上述した1回目の開放と同一となり、図11に示すように第2大入賞口15の2回目の開放期間(2)も全て特定領域106への入球を見込める期間となる。なお、第2大入賞口15の初回の1秒の開放中に入球した遊技球は、閉鎖状態中の振分羽根105に規制されるため、特定領域106への入球は期待できない。これは、第2開放パターンにおいても同一の条件となる。
第2開放パターンにおいては、図10に示すように、振分羽根105は第1開放パターンと同様に15ラウンド開始から6秒経過した時点より5秒間開放状態を保持するが、第2大入賞口15は15ラウンドの開始から8秒経過した時点より1回目の4秒間の開放を実施する。従って、図11(2)のタイミングチャートに示すように、第2大入賞口15は振分羽根105が開放動作を開始してから2秒後に開放動作を開始することになる。
更に、第2大入賞口15が開放動作を開始してから3秒後(第2大入賞口15の閉鎖時よりも1秒前)には振分羽根105は閉鎖状態に変化するが、第2大入賞口15に入球した遊技球が第2ワープ出口103に到達するまで、即ち振分羽根105による振分部に到達するまでにはT2のタイムラグがあるため、振分羽根105が閉鎖状態に変化する時点から少なくともT2期間以前に第2大入賞口15に遊技球が入球しないと特定領域106への入球は見込めない。
これにより、第2開放パターン実施時においては、第2大入賞口15の開放時間4秒から、振分羽根105が閉鎖状態に変化した後の第2大入賞口15の開放時間1秒と、上記したタイムラグT2とを引いた期間(3)が特定領域106への入球が見込める開放期間となる。
また、第2開放パターンにおいて、第2大入賞口15の2回目の4秒間の開放は、大当り動作の15ラウンド開始から18秒経過してから実施されるが、振分羽根105の2回目の開放動作は15ラウンド開始から16秒経過してから実施されるため、作動開始タイミングに2秒の差が生じる。このため1回目の4秒間の開放動作と同じ条件となり、(4)の期間が特定領域106への入球が見込める第2大入賞口15の開放期間となる。
上記した内容から、第1開放パターンでは、第2大入賞口15の4秒間の2回の開放動作中は全て特定領域106への入球が見込めるが、第2開放パターンでは、第2大入賞口15の2回の開放とも4秒間よりも短い期間が特定領域106への入球が見込める期間となる((1)+(2)>(3)+(4))。これは本発明の「前記第1の開放態様と前記第2の開放態様とは、最大開放時間を同一としながらも、前記規制制御手段による前記入球規制手段の変位タイミングとの時間差を異ならせて、前記特定領域への遊技球が入球する難易度を異ならせた」という構成に該当する。
本実施例では、開放パターンによって第2大入賞口15への入球が期待できる開放動作(4秒間の開放動作)の開始タイミングを異ならせることにより、振分羽根105の作動との時間差を異ならせており、例えば第2大入賞口15の1回目の1秒の開放終了から次の4秒開放までの閉鎖期間を9秒とする(第2開放パターンよりも2秒長くする)ことで、上記した第2開放パターンよりも特定領域106への入球が見込める期間が短い開放パターンとなる。これにより、第1開放パターンとの特定領域106への入球の難易度の差を更に大きくすることができる。
また、本実施例の第1開放パターンと第2開放パターンとでは、第2大入賞口15の入球が期待できる開放動作の開始タイミングが異なるだけで、2回の開放動作と開放間インターバルは同一の設定時間としたが、最大開放時間(各開放動作の合計時間)を同一としたうえで、複数回の開放動作の開放時間及び開放間インターバルを異なる時間に設定する構成も考えられる。この構成を図12を用いて変形例として説明する。
変形例とした図12は、第1開放パターンと第2開放パターンとにおける第2大入賞口15の作動内容と、振分羽根105の作動内容と、特定領域106の有効期間とを示すタイミングチャートとなる。この変形例においても、振分羽根105の動作内容は開放パターンの種類にかかわらず同一内容となっている(本発明の態様決定手段により決定された開放態様にかかわらず、前記入球規制手段を所定のタイミングで変位させる規制制御手段に該当)。具体的には、どちらの開放パターンにおいても、15ラウンドの開始から所定時間が経過すると、特定領域106へ入球が可能な開放状態(期間A)へ変位し、閉鎖状態を経て期間Aと期間Bの開放状態を実施する(計3回の開放状態)。
対して第1開放パターンの第2大入賞口15は、3回の開放動作を実施し、それぞれの開放期間はt1、t2、t3とどれも同一期間となっている。また、第2開放パターンの第2大入賞口15も3回の開放動作t4、t5、t6を実施するが、t4は第1開放パターンの1回の開放期間よりも短く(t4<t1、t2、t3)、t5とt6は第1開放パターンの1回の開放期間よりも長い(t5、t6>t1、t2、t3)。但し、第1開放パターンの第2大入賞口15の開放期間の合計と、第2開放パターンの第2大入賞口15の開放期間の合計とは同一となっている(t1+t2+t3=t4+t5+t6)(最大開放時間が同一)。
図12のt7の期間は、第2大入賞口15に遊技球が入球してから特定領域106への入球の障害がない位置に到達するまでの平均時間、即ち振分羽根105をクリアして特定領域106へ通じる流路へと導かれるまでの平均時間を示している(上記した図11のT2と同一内容)。
従って、この変形例の場合、どちらの開放パターンでも第2大入賞口15に入球した遊技球が特定領域106への入球が見込める期間は、第2大入賞口15の開放期間において、振分羽根105の開放状態への作動開始からt7期間以前から第2大入賞口15の開放動作終了時までとなる。具体的に、第1開放パターンにおいて特定領域106への入球が見込める期間は(5)+(6)+(7)となり、第2開放パターンでは(8)+(9)+(10)となる。
第1開放パターンの特定領域106への入球が見込める期間((5)+(6)+(7))に対して、第2開放パターンの特定領域106への入球が見込める期間((8)+(9)+(10))は、第2開放パターンの1回目の開放期間t4が第1開放パターンの1回目の開放期間t1よりも短く(閉鎖するタイミングが早く)なり、更に第2開放パターンの開放間インターバルt13とt14とが、第1開放パターンの開放間インターバルt10とt11とに比べ短縮されているため、振分羽根105の開放状態期間(A又はB)と第2大入賞口15の開放期間とが重複する期間が短くなる。これにより第1開放パターンに比べ第2開放パターンの方が特定領域106への入球が見込める期間が短くなっている((5)+(6)+(7)>(8)+(9)+(10))。
以上が実施例の説明となる。実施例及び変形例では、大当り動作15ラウンドの第2大入賞口15は、開放パターンの種類に拘らず同一回数の開放動作を実施したが、最大開放時間(開放時間の合計)が同一であれば、各々の開放パターンの開放回数は異なっていてもよい。
また、一方の開放パターンにおいて第2大入賞口15自体への入球を困難にすることにより、結果的に特定領域へ遊技球が入球する難易度を異ならせる構成も考えられる。但し、この場合も振分羽根105の作動内容はどの開放パターンにおいても同一とすることによって、実施例と同一の効果を奏すると共に、特定領域106に入球するか否かの前に大入賞口へ入球するか否かのゲーム性を加えることができる(2段階のゲーム性)。
また、実施例と同一の効果を得るために、大当り図柄に応じて振分羽根105の作動内容を変化させることによって、開放パターンごとに第2大入賞口15との開放動作のタイミングをずらす構成も考えられる。
第1曖昧図柄又は第2曖昧図柄で当選した場合は、サブ統合制御装置83及び演出図柄制御装置82の制御によって、演出図柄表示装置6に受信したコマンドに応じた演出用の大当り図柄が表示されるが、この場合、演出用の大当り図柄によって特定領域106への入球の難易度を報知する構成としてもよいし、演出図柄の種類では難易度が判別できない構成としてもよく、難易度を報知する場合は、遊技者に安心感又は挑戦心を与え、報知しない場合は、大入賞口に入賞する遊技球の転動状況に一喜一憂させるゲーム性を付加することができる。
以上のように、本発明の遊技機によれば、大当り遊技中に大入賞口に設けた特定領域に遊技球が入球するか否かによって大当り遊技終了後の遊技状態を決定する構成となっている。従って、大当り遊技中の特定領域への入球によって大当り遊技終了後の遊技状態を決定する遊技機に適用することができる。
11 第1始動口
12 第2始動口
14 第1大入賞口
15 第2大入賞口
80 主制御装置
105 振分羽根
106 特定領域

Claims (1)

  1. 始動口と、
    特定領域を有する大入賞口と、
    前記特定領域への遊技球の入球を不能とする閉位置又は入球を可能とする開位置に変位可能な入球規制手段と、
    前記始動口への入賞に起因して当否乱数及び図柄乱数を抽出する乱数抽出手段と、
    前記当否乱数に基づいて、大当り遊技を生起するか否かの当否判定を、通常遊技状態又は該通常遊技状態よりも遊技者に有利な特典遊技状態のいずれかの遊技状態で行なう当否判定手段と、
    前記特定領域への遊技球の入球の有無に応じて大当り遊技終了後の前記遊技状態を決定する遊技状態決定手段と、
    前記図柄乱数に基づいて大当り遊技を生起するか否かを報知する図柄を決定する図柄決定手段と、
    該図柄決定手段により決定された図柄に基づいて、生起する大当り遊技における前記大入賞口の開放態様を決定する態様決定手段と、
    該態様決定手段により決定された開放態様にかかわらず、前記入球規制手段を所定のタイミングで変位させる規制制御手段と、
    を備え、
    前記図柄決定手段により決定される図柄は、大当り遊技が生起しないことを示す外れ図柄と、大当り遊技が生起することを示す大当り図柄とを有し、
    該大当り図柄は、大当たり遊技の終了後に確変遊技を付与するか否かが確定していない第1の曖昧図柄及び第2の曖昧図柄を含んで構成され、
    前記態様決定手段は、前記図柄決定手段により前記第1の曖昧図柄が決定されると第1の開放態様を、前記第2の曖昧図柄が決定されると第2の開放態様を、それぞれ前記大入賞口の開放態様として決定するように構成され、
    前記第1の開放態様と前記第2の開放態様とは、最大開放時間を同一としながらも、前記規制制御手段による前記入球規制手段の変位タイミングとの時間差を異ならせた
    ことを特徴とする遊技機。
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