JP2013255369A - 充電装置および充電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電機の発電電圧を有効利用することが可能な充電装置を提供すること。
【解決手段】車両に搭載され、二次電池(二次電池成分14d)とキャパシタ(キャパシタ成分14b)とが並列接続されて構成されるバッテリ(ハイブリッドバッテリ14)を充電する充電装置において、二次電池の端子電圧よりも高い振幅を有するパルス電圧を印加してキャパシタを充電し、キャパシタに蓄積された電荷によって二次電池を充電する制御を行う制御手段(制御部10)、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電装置および充電方法に関するものである。
特許文献1には、車両の減速モードにおいて、充電レベルが満充電状態であれば充電を停止させ、充電レベルが100%未満70%以上であれば発電機の調整電圧を14.4Vに設定し、充電レベルが70%未満であれば調整電圧を15.5Vに設定することにより、バッテリの寿命を損ねることなく充分な回生効果を得ることができるアイドリングストップアンドスタート車両用発電機の制御装置に関する技術が開示されている。
また、特許文献2には、車両減速時には発電機の目標値を高く変更してバッテリの速やかな充電を行い、車両の減速開始とともに内部カウンタのカウントアップを開始し、カウント値が所定値に達すると、目標値を低く変更することで、過充電を生じることなく車両の燃費向上を実現する技術が開示されている。
特開平07−143686号公報 特開2000−204995号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では最大の充電電圧は15Vとされ、特許文献2に開示された技術では最大の充電電圧は15.5Vとされている。これは、鉛蓄電池では、15V以上の高電圧を印加しても、充電反応電位以上の電圧は電解液に含まれる水の電気分解に費やされて無駄になってしまうためである。このため、特許文献1,2に記載の技術では、発電機の発電電圧を十分に有効利用することができないという問題点がある。
本発明は、発電機の発電電圧を有効利用することが可能な充電装置および充電方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、車両に搭載され、二次電池とキャパシタとが並列接続されて構成されるバッテリを充電する充電装置において、前記二次電池の端子電圧よりも高い振幅を有するパルス電圧を印加して前記キャパシタを充電し、前記キャパシタに蓄積された電荷によって前記二次電池を充電する制御を行う制御手段を有することを特徴とする。
このような構成によれば、発電機の発電電圧を有効利用することが可能な充電装置を提供することができる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記パルス電圧のパルス幅および/またはパルス間隔を制御することにより、前記二次電池に流れる充電電流を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、パルス幅およびパルス間隔の少なくとも一方を調整することにより、二次電池を効率良く充電することで、発電機の発電電圧を有効利用することができる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記パルス電圧の振幅を制御することにより、前記二次電池に流れる充電電流を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、パルス電圧の振幅を調整することにより、二次電池を効率良く充電することで、発電機の発電電圧を有効利用することができる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記二次電池の充電状態を検出する充電状態検出手段を有し、前記制御手段は、前記充電状態検出手段によって検出された前記二次電池の充電状態に応じて、前記二次電池に流れる充電電流を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、二次電池の充電状態に応じて、効率よく充電を行うことが可能になる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段を有し、前記制御手段は、前記走行状態検出手段によって検出された前記車両の走行状態に応じて、前記二次電池に流れる充電電流を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、車両の走行状態に応じて、効率よく充電を行うことが可能になる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記パルス電圧のパルス幅は1〜500msecの範囲であることを特徴とする。
このような構成によれば、パルス幅を1〜500msecの範囲に設定することで、キャパシタを確実に充電し、これにより二次電池を効率よく充電することが可能になる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記パルス電圧のパルス間隔は、1〜1000msecの範囲であることを特徴とする。
このような構成によれば、パルス電圧のパルス間隔を1〜1000msecの範囲とすることで、キャパシタを確実に放電し、これにより二次電池を効率よく充電することが可能になる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記バッテリは、電気化学反応を利用した二次電池と、電荷吸着現象を利用したキャパシタを複合形成することで形成されることを特徴とする。
このような構成によれば、二次電池とキャパシタが複合形成されたハイブリッドバッテリを用いることで、省スペース化を図ることができる。
また、本発明は、車両に搭載され、二次電池とキャパシタとが並列接続されて構成されるバッテリを充電する充電方法において、前記二次電池の端子電圧よりも高い振幅を有するパルス電圧を印加して前記キャパシタを充電し、前記キャパシタに蓄積された電荷によって前記二次電池を充電することを特徴とする。
このような方法によれば、発電機の発電電圧を有効利用することが可能な充電方法を提供することができる。
本発明によれば、発電機の発電電圧を有効利用することが可能な充電装置および充電方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る充電装置の構成例を示す図である。 図1のハイブリッドバッテリの等価回路を示す回路図である。 図1の制御部の詳細な構成例を示すブロック図である。 ハイブリッドバッテリに印加される充電電圧の時間的変化を示す図である。 ハイブリッドバッテリに流れる電流を示す図である。 図2に示すハイブリッドバッテリのキャパシタ成分に印加される電圧の時間的変化を示す図である。 図2に示すハイブリッドバッテリの二次電池成分に印加される電圧の時間的変化を示す図である。 図1に示す制御部において実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)実施形態の構成の説明
図1は、本発明の実施形態に係る充電装置を有する車両の電源系統を示す図である。この図において、充電装置1は、制御部10、電圧センサ11、電流センサ12、温度センサ13、および、電圧制御回路15を主要な構成要素としており、ハイブリッドバッテリ14に対する充電を制御する。ここで、制御部10は、電圧センサ11、電流センサ12、および、温度センサ13からの出力を参照し、ハイブリッドバッテリ14の状態を検出し、検出結果に基づいてハイブリッドバッテリ14を充電する。電圧センサ11は、ハイブリッドバッテリ14の端子電圧を検出し、制御部10に通知する。電流センサ12は、ハイブリッドバッテリ14に流れる電流を検出し、制御部10に通知する。温度センサ13は、ハイブリッドバッテリ14自体または周囲の環境温度を検出し、制御部10に通知する。電圧制御回路15は、例えば、オルタネータ16の励磁コイルに流れる電流を制御することで、オルタネータ16の発電電圧を制御する。
ハイブリッドバッテリ14は、鉛蓄電池の陰極にウルトラキャパシタをハイブリッド化して構成されるバッテリである。図2は、ハイブリッドバッテリ14の電気的等価回路を示す図である。この図に示すように、ハイブリッドバッテリ14は、抵抗成分14a、キャパシタ成分14b、抵抗成分14c、および、二次電池成分14dを有している。直列接続される抵抗成分14cと二次電池成分14dに対してキャパシタ成分14bが並列接続され、これらに対して抵抗成分14aが直列接続される。ハイブリッドバッテリ14は、オルタネータ16によって充電され、スタータモータ18を駆動してエンジン17を始動するとともに、負荷19に電力を供給する。オルタネータ16は、エンジン17によって駆動され、交流電力を発生して整流回路によって直流電力に変換し、ハイブリッドバッテリ14を充電する。
エンジン17は、例えば、ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジン等のレシプロエンジンまたはロータリーエンジン等によって構成され、スタータモータ18によって始動され、トランスミッションを介して駆動輪を駆動し車両に推進力を与えるとともに、オルタネータ16を駆動して電力を発生させる。スタータモータ18は、例えば、直流電動機によって構成され、ハイブリッドバッテリ14から供給される電力によって回転力を発生し、エンジン17を始動する。負荷19は、例えば、電動ステアリングモータ、デフォッガ、イグニッションコイル、カーオーディオ、および、カーナビゲーション等によって構成され、ハイブリッドバッテリ14からの電力によって動作する。
図3は、図1に示す制御部10の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、制御部10は、CPU(Central Processing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(Random Access Memory)10c、通信部10d、I/F(Interface)10eを有している。ここで、CPU10aは、ROM10bに格納されているプログラム10baに基づいて各部を制御する。ROM10bは、半導体メモリ等によって構成され、プログラム10ba等を格納している。RAM10cは、半導体メモリ等によって構成され、プログラムbaを実行する際に生成されるデータやパラメータ10caを格納する。通信部10dは、上位の装置であるECU(Engine Control Unit)等との間で通信を行う。I/F10eは、電圧センサ11、電流センサ12、および、温度センサ13から供給される信号をデジタル信号に変換して取り込むとともに、電圧制御回路15を制御して、オルタネータ16の発電電圧を制御する。
(B)実施形態の動作の説明
つぎに、図を参照して、実施形態の動作について説明する。図4はハイブリッドバッテリ14に印加される充電電圧の時間的変化を示す図である。この図4の例では、ハイブリッドバッテリ14に印加する充電電圧(図2のVt)は、矩形パルス波形とされている。より詳細には、矩形パルスの最大電圧(振幅)V1は18.0Vとされ、パルス幅T1は4msecとされている。また、パルス間隔T2は16msecとされ、最小電圧V2は約12.4Vとされている。なお、これらの数値は一例であって、ハイブリッドバッテリ14の種類や車両の走行状態によっては、これ以外の値であってもよいことはいうまでもない。
図5は、図4に示す矩形パルスを印加した場合にハイブリッドバッテリ14に流れる電流を示す図である。図5(A)に示すように、図4に示すT1の期間では、電圧V1の矩形パルス電圧が印加されると、抵抗成分14aを介してキャパシタ成分14bに電流I1が通じる。この結果、キャパシタ成分14bに電荷が蓄積される。このとき、キャパシタ成分14bのキャパシタンス値をCとするとき、定常状態になると(キャパシタ成分14bの充電が完了すると)、キャパシタ成分14bにはC・V1の電荷が蓄積されることになる。つづいて、図4に示すT2の期間では、図5(B)に示すように、キャパシタ成分14bに蓄積された電荷が、抵抗成分14cを介して電流I2として流れ、二次電池成分14dが充電される。このような電流I2は、キャパシタ成分14bの電圧が、二次電池成分14dの値と略同じになるまで継続する。
図6は、図4に示す矩形パルスを印加した場合における、キャパシタ成分14bの端子電圧Vcの時間的変化を示す図である。この図6に示すように、キャパシタ成分14bの電圧Vcは、T1の期間では増加して印加電圧である18.0Vに達し、T2の期間では放電によって電圧が減少し、二次電池成分14dと略等しい12.4Vまで下降する。
図7は、図4に示す矩形パルスを印加した場合における、二次電池成分14dの電圧Vbの時間的変化を示す図である。この図7に示すように、二次電池成分14dの電圧Vbは充電電圧(図2のVt)に追従して上下するが、キャパシタ成分14bの電圧Vcに比べて上下動の幅が小さい。ここで、二次電池成分14dは、15V以上の電圧が印加されると、電解液に含まれる水が電気分解されるため、電力の損失が生ずる。本実施形態では、図7に示すように、二次電池成分14dの電圧Vbは、破線で示す15.0V未満となっているので、水の電気分解を生じることなく、効率よく充電を行うことができる。すなわち、本実施形態では、キャパシタ成分14bに印加された電圧V1によってキャパシタ成分14bに電荷が蓄積され、この電荷は抵抗成分14cを介して徐々に放電されて二次電池成分14dを充電する。このため、電圧V1として18V近い電圧を印加した場合であっても、ハイブリッドバッテリ14における水の電気分解による損失の発生を抑制することができる。
なお、T1の期間においてキャパシタ成分14bに蓄積された電荷が、T2の期間において全て放電されたとすると、キャパシタ成分14bから二次電池成分14dに流れる電荷はC(V1−V2)となる。ここで、T1とT2の期間に流れる平均電流を求めると、C(V1−V2)/(T1+T2)を得る。具体例として、キャパシタ成分14bのキャパシタンス値が1Fであり、(T1+T2)=20msecである場合には、1×(18.0−12.4)/0.02=280A程度の電流が流れることになる。ここで、D23サイズのバッテリの場合、平均充電電流は約400Aとなるので、この場合、例えば、T1+T2を14msecとすることで、1×(18.0−12.4)/0.014=400Aとすることができる。
なお、内部抵抗成分14a,14cおよびキャパシタ成分14bの素子値にも依存するが、一般的なハイブリッドバッテリであれば、T1については、1〜500msecの範囲に設定することが望ましく、また、T2については1〜1000msecの範囲に設定することが望ましい。
なお、以上では、T1,T2として、キャパシタ成分14bに蓄積される電荷が定常状態に達する十分な時間を想定したが、定常状態に達しない場合には、以下のように表すことができる。まず、T1の期間終了時において、キャパシタ成分14bに蓄積される電荷をQ1とすると、Q1は以下の式によって表すことができる。
Q1=α・C・V1 ・・・(1)
ここで、αは抵抗成分14aの抵抗値Ra、キャパシタ成分14bのキャパシタンス値C、および、T1の値に応じて決まる定数であり、以下の式で表すことができる。なお、fα(Ra,C,T1)は、Ra,C,T1を変数とする関数を示している。
α=fα(Ra,C,T1) ・・・(2)
但し、0<α≦1
また、T2の期間終了時において、キャパシタ成分14bに残っている電荷をQ2とすると、Q2は以下の式によって表すことができる。
Q2=β・C・V2 ・・・(3)
ここで、βは抵抗成分14cの抵抗値Rc、キャパシタ成分14bのキャパシタンス値C、および、T2の値に応じて決まる定数であり、以下の式で表すことができる。なお、fβ(Rc,C,T2)は、Rc,C,T2を変数とする関数を示している。
β=fβ(Rc,C,T2) ・・・(4)
但し、1≦β<(V1/V2)
T2の期間において、キャパシタ成分14bから二次電池成分14dに流れる電荷をΔQとすると、このΔQは以下の式で求めることができる。
ΔQ=Q1−Q2=α・C・V1−β・C・V2 ・・・(5)
ここで、T1とT2の期間においてキャパシタ成分14bから二次電池成分14dに流れる平均電流は、ΔQ/(T1+T2)によって得ることができる。なお、C,Ra,Rc,V2は、ハイブリッドバッテリ14の種類によって定まるパラメータであるので、キャパシタ成分14bから二次電池成分14dにT1,T2の期間に流れる平均電流は、T1,T2,V1の値により、調整することができる。
従って、以上の式に基づいて、T1,T2,V1等のパラメータの値を設定することにより、キャパシタ成分14bから二次電池成分14dに流れる電流を設定することができる。
以上に説明したように、本実施形態では、制御部10が電圧制御回路15によりオルタネータ16が発生する電圧波形を、図4に示すように矩形パルスとすることにより、T1の期間においてキャパシタ成分14bを充電し、T2の期間においてキャパシタ成分14bに蓄積されている電荷により二次電池成分14dを徐々に充電することにより、水の電気分解の発生を抑制しつつ、二次電池成分14dを充電することができる。このため、充電効率を高めることができる。特に、車両に制動をかける場合(減速または停止する場合)には、電圧制御回路15によってオルタネータ16が発生する電圧を図4に示すように矩形パルス波形にすることにより、電力を効率よく回生することができる。
つぎに、図8を参照して、図1に示す制御部10において実行される処理の一例について説明する。図8に示す処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、CPU10aは、ハイブリッドバッテリ14の状態を検出する。具体的には、CPU10aは、電圧センサ11、電流センサ12、および、温度センサ13によって検出されるハイブリッドバッテリ14の電圧、電流、および、温度を参照し、ハイブリッドバッテリ14の充電率(SOC:State of Charge)を検出する。
ステップS11では、CPU10aは、I/F10eを介して、上位のECUから車両の状態を検出する。具体的には、例えば、車両が停車中であるか、加速中であるか、定速走行中であるか、または、減速中であるかを検出する。
ステップS12では、CPU10aは、車両が減速中、定速走行中、または、停車中であるか否かを判定し、減速中、定速走行中、または、停車中である場合(ステップS12:Yes)にはステップS13に進み、それ以外の場合(ステップS12:No)にはステップS10に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返す。具体的には、車両が減速中、定速走行中、または、停車中である場合にはステップS13に進み、加速中である場合にはステップS10に戻る。これにより、加速中である場合には、ハイブリッドバッテリ14への充電が保留される。
ステップS13では、CPU10aは、車両が減速中か否かを判定し、減速中である場合(ステップS13:Yes)にはステップS14に進み、それ以外の場合(ステップS13:No)にはステップS16に進む。具体的には、車両のアクセルが戻されるか、あるいは、ブレーキが操作された場合にはステップS14に進む。
ステップS14では、CPU10aは、ステップS10で検出したハイブリッドバッテリ14の状態およびステップS11で検出した車両の状態に応じて矩形パルス充電を行う際のデューティおよび電圧を決定する。具体的には、以下のいずれかの方法によりデューティおよび電圧を決定する。これにより、ハイブリッドバッテリ14への充電量を調整することができる。なお、ハイブリッドバッテリ14に対する充電量の設定方法としては、例えば、ハイブリッドバッテリ14の充電率に応じて決めるようにしたり、あるいは、車両の制動の大小に応じて決定したりすることができる。具体的には、ハイブリッドバッテリ14の充電率が低い場合には充電量が大きくなるように設定することができる。また、車両に急激な制動がかけられた場合には充電量が大きくなるように設定することができる。もちろん、これらを組み合わせるようにするようにしてもよい。
(1)電圧を固定とし、デューティを可変とする場合
矩形パルスの電圧V1は、例えば、18.0Vに固定の状態とし、T1,T2を可変することにより、ハイブリッドバッテリ14の充電量を調整することができる。より詳細には、前述した式(1)〜(5)において、T1,T2を調整することで、この期間において、キャパシタ成分14bから二次電池成分14dに流れる電流を制御することができる。なお、T1,T2を調整する方法としては、T1,T2の双方を可変する方法、一方を固定として他方を可変する方法が想定される。また、可変する際には、連続的に変化させるか、または、段階的に変化させる方法が想定される。
(2)電圧を可変とし、デューティを固定とする場合
T1,T2を所定の値に固定の状態とし、矩形パルスの電圧V1を調整することにより、ハイブリッドバッテリ14の充電量を調整することができる。より詳細には、前述した式(1)〜(5)において、T1,T2を固定の状態とし、電圧V1を調整することで、T1,T2の期間において、キャパシタ成分14bから二次電池成分14dに流れる電流を制御することができる。なお、V1を変化させる方法としては、例えば、連続的に変化させる方法と、段階的に変化させる方法が想定される。段階的に変化させる方法としては、例えば、2段階から選択する場合と、3段階以上から選択する方法が想定される。
(3)電圧とデューティの双方を可変とする場合
V1,T1,T2の全てを可変とすることにより、ハイブリッドバッテリ14の充電量を調整することができる。より詳細には、前述した式(1)〜(5)において、V1,T1,T2の全てを調整することで、T1,T2の期間において、キャパシタ成分14bから二次電池成分14dに流れる電流を制御することができる。なお、T1,T2,V1を可変とする方法としては、前述した方法の組み合わせによって実現することができる。
なお、以上では、V1,T1,T2の一部または全てを可変としたが、これら全てを固定とし、減速時には一定の充電電流が流れるようにしてもよい。
ステップS15では、CPU10aは、ステップS14で決定したデューティおよび電圧V1に基づいて、矩形パルスをハイブリッドバッテリ14に印加して充電する。より詳細には、CPU10aは、ステップS14で決定したパラメータに基づいて、電圧制御回路15を制御することで、図4に示すような矩形パルスがハイブリッドバッテリ14に印加され、これにより二次電池成分14dが充電される。
ステップS16では、CPU10aは、電圧制御回路15を制御し、定電圧によりハイブリッドバッテリ14を充電する。より詳細には、例えば、ハイブリッドバッテリ14の端子電圧よりも高い電圧(例えば、13.0V)の電圧を印加することにより、ハイブリッドバッテリ14を充電する。なお、定電圧による充電ではなく、定電流による充電を行うようにしてもよい。
ステップS17では、CPU10aは、処理を終了するか否かを判定し、処理を終了しないと判定した場合(ステップS17:No)にはステップS10に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS17:Yes)には処理を終了する。
以上の処理によれば、ハイブリッドバッテリ14の状態と、車両の状態に応じて、ハイブリッドバッテリ14を効率良く充電することができる。
(C)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の実施形態では、電圧制御回路15によってオルタネータ16が発生する電圧を制御することで、図4に示すような矩形パルス電圧を生成するようにしたが、オルタネータ16が発生する電圧を、レギュレータ等によって調整(昇圧または降圧)することで、矩形パルスを生成するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、図4に示す矩形パルスをハイブリッドバッテリ14に印加するようにしたが、矩形パルス以外の波形のパルスを印加するようにしてもよい。例えば、三角パルスや、台形パルスや、正弦波パルスを印加するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、矩形パルスは、一定周期としたが、例えば、周期を一定としないで、可変周期としてもよい。具体的には、矩形パルスの1周期毎に、図8に示す処理を実行し、ハイブリッドバッテリ14の状態および車両の状態に応じて、T1,T2をダイナミックに変化させるようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、ハイブリッドバッテリ14を用いるようにしたが、例えば、通常の二次電池(例えば、鉛蓄電池、ニッケルカドミウムバッテリ、リチウムイオンバッテリ)に、スーパーキャパシタ等を並列接続したものを使用するようにしてもよい。
また、図8に示すフローチャートでは、減速中にのみ矩形パルスによる充電を実行するようにしたが、例えば、ハイブリッドバッテリ14の充電率が低下した場合には、停車中または定速走行中に、矩形パルスによる充電を実行するようにしてもよい。もちろん、減速中であっても、ハイブリッドバッテリ14の充電率が高い場合には、定電圧充電を実行するか、あるいは、充電を行わないようにしてもよい。
1 二次電池状態検出装置
10 制御部
10a CPU(制御手段、充電状態検出手段の一部、走行状態検出手段)
10b ROM
10c RAM
10d 通信部
10e I/F
11 電圧センサ(充電状態検出手段の一部)
12 電流センサ(充電状態検出手段の一部)
13 温度センサ(充電状態検出手段の一部)
14 ハイブリッドバッテリ
15 電圧制御回路
16 オルタネータ
17 エンジン
18 スタータモータ
19 負荷

Claims (9)

  1. 車両に搭載され、二次電池とキャパシタとが並列接続されて構成されるバッテリを充電する充電装置において、
    前記二次電池の端子電圧よりも高い振幅を有するパルス電圧を印加して前記キャパシタを充電し、前記キャパシタに蓄積された電荷によって前記二次電池を充電する制御を行う制御手段、
    を有することを特徴とする充電装置。
  2. 前記パルス電圧のパルス幅および/またはパルス間隔を制御することにより、前記二次電池に流れる充電電流を制御することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記パルス電圧の振幅を制御することにより、前記二次電池に流れる充電電流を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の充電装置。
  4. 前記二次電池の充電状態を検出する充電状態検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記充電状態検出手段によって検出された前記二次電池の充電状態に応じて、前記二次電池に流れる充電電流を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の充電装置。
  5. 前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記走行状態検出手段によって検出された前記車両の走行状態に応じて、前記二次電池に流れる充電電流を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の充電装置。
  6. 前記パルス電圧のパルス幅は1〜500msecの範囲であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の充電装置。
  7. 前記パルス電圧のパルス間隔は、1〜1000msecの範囲であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の充電装置。
  8. 前記バッテリは、電気化学反応を利用した二次電池と、電荷吸着現象を利用したキャパシタを複合形成することで形成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の充電装置。
  9. 車両に搭載され、二次電池とキャパシタとが並列接続されて構成されるバッテリを充電する充電方法において、
    前記二次電池の端子電圧よりも高い振幅を有するパルス電圧を印加して前記キャパシタを充電し、前記キャパシタに蓄積された電荷によって前記二次電池を充電する、
    ことを特徴とする充電方法。
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