JP2013254425A - 販売時点情報管理装置及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】マスター機のPOSターミナルによって、各機器の電源オン/オフを選択的にリモート制御することができる販売時点情報管理装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る販売時点情報管理装置は、内部データ通信回線網を介して接続されたサテライト用のPOSターミナル及び複数の情報処理端末を含む複数の機器と通信する通信部と、複数の機器から送信された機器固有のアドレス情報を記憶する記憶部と、複数の機器の電源オン/オフの制御及び複数の機器の状況を確認する管理用の画面を表示する表示部と、管理用の画面を使用して複数の機器のうち選択された機器に対して電源オン/オフを制御する制御信号を生成し、記憶部に記憶した機器固有のアドレス情報をもとに、制御信号を選択された機器に送信する制御部と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、客が買上げる商品の販売データを処理する販売時点情報管理装置及び制御プログラムに関する。
従来、ファミリーレストランなどの飲食店においては、POS(Point of Sales)ターミナルと呼ばれる販売時点情報管理装置やオーダーエントリシステム(OES)用の機器が使用されており、顧客の注文を速やかに処理できるようにしている。
例えば、飲食店用のオーダーエントリシステムでは、POSターミナルのほかに、厨房に設置されたキッチンディスプレイやキッチンプリンタ、テーブル単位のオーダー情報を管理するオーダーステーション、接客係が携帯するハンディターミナルと無線通信する無線アクセスポイント、等の機器が内部データ通信回線網(例えばLAN:Local Area Network)を介して接続されている。各機器の設置場所は、店舗内に点在しているため、店舗スタッフは各機器の電源オン/オフを、店舗内を歩き回って行う必要がある。
特許文献1には、複数のPOSターミナルのうち1台をマスター機とし、他のPOSターミナルをサテライト機として使用し、マスター機によってサテライト機の電源オンを遠隔制御する例が記載されている。
しかしながら、オーダーエントリシステム用の多くの機器の電源オン/オフをリモート制御することは困難なため、店舗スタッフの負担が増加している。
特開平4−344998号公報
発明が解決しようとする課題は、POSターミナルのうち1台をマスター機として、各機器の電源オン/オフを選択的にリモート制御することができる販売時点情報管理装置を提供することにある。
実施形態に係る販売時点情報管理装置は、内部データ通信回線網を介して接続されたサテライト用のPOSターミナル及び複数の情報処理端末を含む複数の機器と通信する通信部と、前記複数の機器から送信された機器固有のアドレス情報を記憶する記憶部と、前記複数の機器の電源オン/オフの制御及び前記複数の機器の状況を確認する管理用の画面を表示する表示部と、前記管理用の画面を使用して前記複数の機器のうち選択された機器に対して電源オン/オフを制御する制御信号を生成し、前記記憶部に記憶した機器固有のアドレス情報をもとに、前記制御信号を選択された機器に送信する制御部と、を具備する。
一実施形態に係るオーダーエントリシステムを示すシステム構成図。 一実施形態に係る販売時点情報管理装置(POSターミナル)の構成を示すブロック図。 一実施形態におけるPOSターミナルに表示される業務選択画面の一例を示す説明図。 一実施形態におけるPOSターミナルに表示される電源制御画面の一例を示す説明図。 一実施形態におけるPOSターミナルに表示される状況確認画面の一例を示す説明図。
以下、発明を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付す。
(第1の実施形態)
図1は、一実施形態に係るオーダーエントリシステム(OES)の全体的な構成を示すシステム構成図である。尚、図1ではファミリーレストランのような飲食店におけるオーダーエントリシステムを例にして説明する。
オーダーエントリシステム100は、マスター機であるPOSターミナル10と、サテライト機であるPOSターミナル50が内部データ通信回線網(LAN)102に接続されている。POSターミナル10は、販売時点情報管理装置であり、管理部101に含まれている。LAN102には、厨房に設置されるキッチンプリンタ51、厨房に設置されるキッチンディスプレイ52、テーブル単位のオーダー情報を管理するオーダーステーション53、天井等に設置される無線アクセスポイント54がそれぞれ接続されている。無線アクセスポイント54は、接客係が携帯するハンディターミナル55と無線通信が可能である。
また、オーダーエントリシステム100は、コンタクトセンター200の端末装置201とインターネット202を介して接続されており、コンタクトセンター200からの指示を受信したり、コンタクトセンター200に各種の情報を送ることができる。
尚、図1では便宜上、サテライト機であるPOSターミナル50や、情報処理端末であるキッチンプリンタ51、キッチンディスプレイ52、オーダーステーション53、無線アクセスポイント54、ハンディターミナル55をそれぞれ1台ずつ配置した例を示しているが、これらの機器は複数台ずつ備えてもよい。
POSターミナル10を含む管理部101は、プリンタ30、及び記憶部を構成するサーバ40を有している。尚、POSターミナル10としては、プリンタと一体のものもある。またPOSターミナル10には、ドロワ、キーボード等を接続可能であるが、図1では、図示を省略している。
ハンディターミナル55は、接客係がテーブルコードと対応付けてメニューコード及びその数量等の注文情報を入力するものである。ハンディターミナル55に入力された注文情報は、無線通信により無線アクセスポイント54に送信され、無線アクセスポイント54からオーダーステーション53に通知される。
オーダーステーション53は、ハンディターミナル55から無線送信された注文情報を管理する。またオーダーステーション53は、受信した注文情報をキッチンディスプレイ52、キッチンプリンタ51、POS端末10,50に送信する。キッチンディスプレイ52は、受信した注文情報等を表示する。キッチンプリンタ51は、受信した注文情報に応じた内容の伝票を印字発行し、注文されたメニュー品目を厨房の調理担当者に提示する。POS端末10,50は、顧客との間での注文情報に基づく会計処理などの販売データの処理を行う。
次にマスター機であるPOSターミナル10の構成を説明する。POSターミナル10は、現金等を収納するドロワの上に載置されており、このドロワの開閉を制御する。 また、POSターミナル10は、タッチパネル式のディスプレイ23(以下、タッチパネル23と呼ぶ)と、客用の表示器24等を備えている。また、POSターミナル10は、プリンタ30に接続しており、プリンタ30は、レシート発行口31を有する。
タッチパネル23は、数値データを置数する置数キーのほかに各種のキーを表示し、売上登録処理された商品の商品名、販売点数及び販売金額や、合計金額、預かり金額、釣り銭金額などを表示するGUI(Graphical User Interface)として機能する。客用表示器24にも同様に、売上登録処理された商品の商品名、販売点数及び販売金額や、合計金額、預かり金額、釣り銭金額などが表示される。またタッチパネル23には、LAN102に接続された各機器の電源をオン/オフ制御する際に管理用の画面を表示する。
またタッチパネル23には、モードスイッチが表示される。モードスイッチは、「登録」、「点検」、「精算」、「設定」等の各種業務モードを選択的に切換える。「登録」モードでは、商品の販売データを記憶部に売上登録する。「点検」モードでは、「登録」によって記憶部に売上登録された販売データの累計データを点検レポートとして出力する。「精算」モードでは、「点検」と同様に記憶部の累計データを精算レポートとして出力する。「設定」モードでは、各種業務を実行するのに必要なデータを記憶部に予め設定する。
プリンタ30は、1取引の明細をレシート用紙に印字する。プリンタ30によって印字されたレシート用紙は、レシート発行口31から出力される。またPOSターミナル10には、キーボード(図示せず)を接続することもできる。
図2は、POSターミナル10の構成を示すブロック図である。POSターミナル10は、コンピュータを構成するものであり、図2に示すように、中央処理装置(CPU)11を含む。CPU11は、POSターミナル10の制御部を構成し、データバス等のバスライン12に接続されている。バスライン12には、CPU11を制御するコンピュータプログラムなど固定データを格納するROM(Read Only Memory)13、各種データを格納し、ワークエリアとして機能し、商品販売データを売上登録処理するRAM14(Random Access Memory)が接続されている。
またバスライン12には、日時を計時する計時回路15、通信部を構成する通信インターフェース16、I/Oポート17、タッチパネルコントローラ18、表示器コントローラ19、プリンタコントローラ20及びキーボードコントローラ21が接続されている。
CPU11は、時計回路15が計時した日時を確認し、計時された日時を、レシート用紙などに印字させるよう制御する。またCPU11は、通信インターフェース17を制御し、LAN102を介して接続された各機器(図1)とデータ通信を行う。またCPU11は、I/Oポート17を介してドロワ開放装置23に駆動信号を出力し、ドロワ開放装置23に接続されるドロワ(図示せず)を自動開放するように制御する。
またCPU11は、タッチパネルコントローラ18に対して表示命令を出し、タッチパネル23に登録画面等を表示させる。またタッチパネル23が操作されたときに画面上の位置信号を取り込むよう、タッチパネルコントローラ18を制御する。またCPU11は、表示器コントローラ19に対して客用表示器24の画面表示を行うよう指示する。
さらに、CPU11は、プリンタコントローラ20に対し、プリンタ30を制御させるように指示し、印字データに対応する文字等をレシート用紙及びジャーナル用紙に印字させるよう命令する。またPOSターミナル10にキーボード25が接続されたとき、CPU11は、キーボードコントローラ21を制御し、操作入力されたキーに対応するキー信号を取込むよう指示する。尚、バスライン12には管理サーバ40が接続されている。管理サーバ40の機能については後述する。 POSターミナル50もPOSターミナル10と同様の構成を有している。
以下、POSターミナル10を含む管理部101による電源のリモート制御について説明する。
オーダーエントリシステム(OES)を飲食店に設けた場合、POSターミナル10のほかに、サテライト機であるPOSターミナル50や、情報処理端末であるキッチンプリンタ51、キッチンディスプレイ52、オーダーステーション53、無線アクセスポイント54等の各機器が複数個所に設置される。したがって、店舗スタッフの負担を軽減するため、リモート制御で電源のオン/オフや電源の状態を確認できるようにすることが本実施形態の主旨である。
リモート電源制御の基本動作について説明する。先ず、POSターミナル50、キッチンプリンタ51、キッチンディスプレイ52、オーダーステーション53、無線アクセスポイント54の各機器は、起動時に自身のIPアドレス(Internet Protocol Address)及びMACアドレス(Media Access Control Address)をPOSターミナル10に通知する。即ち、セットアップ時、もしくは機器の設置時に、自身のIPアドレスとMACアドレスをPOSターミナル10に送信し、管理サーバ40に記憶させる。
IPアドレスは、ネットワーク上の各機器に割り当てられたID番号である。またMACアドレスは、ネットワークカードに割り当てられた固有の物理アドレスであり、LANで利用する通信回線に必要とさるもので、各機器にセットされたLANボードを識別するアドレスである。
POSターミナル10からのリモート電源オンは、管理サーバ40内に記憶されたMACアドレスを使用して、POSターミナル10から対象の機器に、例えばマジックパケットを送信して電源をオンする。また、リモート電源オフは、POSターミナル10から対象の機器にアプリケーション伝文を送信して行う。
即ち、LAN102に繋がっている機器の電源オン・オフをリモート操作する場合、マスターコンピュータ(本実施形態では、POSターミナル10)から、操作したい機器のネットワークカードにマジックバケット(Magic Packet)と呼ばれる特殊な信号を送信する。一方、電源操作される側の機器は、マジックパケットを受け取ることで電源が入り起動を開始することになる。したがって、電源を操作される側の機器は、マジックパケットを受信するためのハードウェアとソフトウェア(ソフト)を搭載する必要がある。
例えば、図1において、POSターミナル50、キッチンプリンタ51、オーダーステーション53がマジックパケットを受信可能であるとすると、管理サーバ40に記憶されたMACアドレスをもとに、POSターミナル10からPOSターミナル50、キッチンプリンタ51、オーダーステーション53にマジックパケットを送信して電源をオンすることができる。
また電源をオフする場合は、POSターミナル10からPOSターミナル50、キッチンプリンタ51、オーダーステーション53に対して、電源オフのアプリケーション伝文が送られ、アプリケーション伝文を受け取った機器は電源をオフする。尚、電源オンの制御信号(マジックパケット)及び電源オフの制御信号(アプリケーション伝文)は、CPU11によって行われ、通信インターフェース16を介して各機器に送信される。
POSターミナル10からのリモート制御による電源オン・オフは、例えば、図3〜図5に示すような業務選択画面、電源制御画面、状況確認画面を表示して行う。
図3は、POSターミナル10のタッチパネル23に表示された業務選択画面61の一例を示す。業務選択画面61は、電源ON、電源OFF、状況確認の選択が可能であり、電源ONボタン71、電源OFFボタン72、状況確認ボタン73が表示され、いずれかの業務を選択することができる。
図3において、電源ONボタン71が選択(タッチ)されると、対象機器の画面74が表示され、LAN102に接続された機器の内、リモート電源制御が可能な機器、即ちマジックパケットの受信が可能な機器(ターミナル、ステーション、KCP)の一覧画面75が表示される。尚、ターミナルは、サテライト機であるPOSターミナル50を意味し、ステーションは、オーダーステーション53を意味し、KCPは、キッチンプリンタ51を意味する。
ターミナル、ステーション、KCPに相当する機器が複数ある場合は、一覧画面75に例えば、ターミナル01、ターミナル02…、ステーション、KCP01、KCP02…のように番号を付して表示される。選択機器情報の画面76には、選択した機器(例えばステーション)のIPアドレスやMACアドレスが表示される。尚、業務選択画面61には、確認ボタン81、直前訂正ボタン82、終了ボタン83が表示される。
図4は、電源制御画面62を示す。即ち、図3の画面において、電源オンボタン71が操作されると、図4の画面表示に切り替わる。例えば、対象機器の画面74の中からターミナルボタンが選択されると、LAN102に接続可能なPOSターミナルの一覧77が表示され、実際に接続されているPOSターミナル(ターミナル01〜ターミナル06)が強調表示される。尚、ターミナル01は、マスター機であるPOSターミナル10に相当する。POターミナル10は、上位側には機器がないためリモート電源コントロールの対象外となる。
さらに、ターミナル02〜ターミナル06の内、電源オンを指示したいターミナルを選択することができる。またターミナル02を選択すれば、選択機器情報の画面76には、選択した機器(ターミナル02)のIPアドレスやMACアドレスが表示される。
同様に対象機器の画面74のステーションボタンを選択すればステーション(オーダーステーション53)の電源オンを指示することができる。また、KCPボタンを押せばキッチンプリンタ(KCP1〜KCP6)の電源オンを指示することができる。
こうして、電源オンを実行する機器を選択すると、一覧画面75には電源オンを実行する機器名の横に「実行する」と表示され、確認ボタン81を押すと、選択した機器に対して電源オンの制御信号が送信され、電源オンを実行することができる。電源オンの制御信号は、マジックパケットを生成して送信する。
また直前訂正ボタン82を操作すれば業務を中断し、終了ボタン83を押せば業務を終了することができる。またリモート電源制御を実行しない機器については、「実行しない」と表示される。
また図4の電源制御画面62は、電源オンのための画面を説明したものであるが、図4の電源制御画面62を用いて電源オフの指示も行うことができる。即ち、図4において、電源OFFボタン72を選択して、電源をオフさせたい機器を選択することで、選択した機器に電源オフの制御信号が送信され、電源オフを実行することができる。電源オフの制御信号は、アプリケーション伝文を生成して送信する。
図5は、状況確認画面63を示す。例えば図3の画面において、状況確認ボタン73が操作されると、図5の画面表示に切り替わり、一覧画面75には各機器の現在の状況(電源ON・電源OFF)が表示される。また対象機器の画面74から確認したい機器(例えばKCP)を選択すると、LAN102に接続可能なキッチンプリンタやキッチンディスプレイの一覧77が表示される。実際に接続されているキッチンプリンタやキッチンディスプレイが、KCP01,KCP03,KCP05であるとすると、それらのボタンが強調表示される。
また一覧画面77から個別に機器を選択することで、選択機器情報の画面76には、選択した機器(KCP01)のIPアドレスやMACアドレスが表示され、確認することができる。尚、キッチンディスプレイ(KD02)は、リモート電源制御ができない機器(マジックパケットの受信ができない機器)であるため、一覧画面75には表示されない。
上記したように、POSターミナル10は、各機器をリモートで選択的に電源オン/オフすることができるが、電源管理の形態は様々である。以下、飲食店での電源管理(いつ、どのような場合に電源をオン/オフするか)の形態について説明する。
先ず、オーダーエントリシステムには接続されているが、営業中に電源オフする可能性のある機器について考える。マスター機であるPOSターミナル10は、運用上、電源オフはしない。サテライト機であるPOSターミナル(POS02、POS03…)は運用上、電源オフする可能性がある。またオーダーステーション53(ステーション)は運用上、電源オフはしない。さらにキッチンプリンタ(KCP01、KCP02…)については、使用しない機器は電源オフとする。
また、POSターミナル50、オーダーステーション53、キッチンプリンタ51から、POSターミナル10にMACアドレスやIPアドレスを送信する場合は、当然POSターミナル50、オーダーステーション53、キッチンプリンタ51の電源をオンする必要があるし、POSターミナル10から、POSターミナル50、オーダーステーション53、キッチンプリンタ51にプログラムを送信する場合は、POSターミナル50、オーダーステーション53、キッチンプリンタ51の電源をオンにする。この場合は、マニュアル操作で電源オンしておくべきである。
次にリモート電源オン/オフが必要か否かを考える。例えば、図1に示すようにPOSターミナル10によって、POSターミナル50、オーダーステーション53、キッチンプリンタ51の電源オン/オフを行う場合を想定する。
24時間営業であれば、POSターミナル50、オーダーステーション53、キッチンプリンタ51は、全て電源オンとする。また週末、夜間、昼間(ランチタイム)など多忙な時間帯と、それ以外の時間帯に応じて電源オンする機器と電源オフする機器を選択するようにしてもよい。
また1日の営業を開始する開局時には、POSターミナル50、オーダーステーション53、キッチンプリンタ51を電源オンとし、営業を終了して日計清算を終了したときには、電源オフとすることもできる。さらに時刻を設定し、予め設定した時刻になったときにオーダーステーション53の電源をオンにするといった運用もできる。また各機器の点検時は、POSターミナル50やオーダーステーション53の電源をオンとするといった運用も可能である。
さらに、予め設定したプログラムにしたがって、電源のオン/オフを行うようにすることもでき、機器ごとに種々の場合を想定して電源オン/オフの指示データを記憶部のテーブルに用意しておき、テーブルのデータをもとに必要な場合に電源オン又は電源オフを実行するようにしてもよい。
また実施形態においては、図1に示すように、コンタクトセンター200の端末装置201と管理部101のPOSターミナル10とがインターネットなどのネットワーク202を介して通信可能である。したがって、コンタクトセンター200からの指示にしたがって、POSターミナル10,50、キッチンプリンタ51、オーダーステーション53の電源オン/オフや状態確認をすることもできる。コンタクトセンター200は、例えば補修サービスを行うセンターである。
コンタクトセンター200の端末装置201は、例えばVNC(Virtual Network Computing)でPOSターミナル50に乗り入れ、リモート電源管理によりPOSターミナル10の配下のPOSターミナル50、オーダーステーション53、キッチンプリンタ51の電源オン/オフを行うことができる。
VNCは、ネットワーク上の離れたコンピュータをリモート操作するためのソフトウェアであり、図1の例では、リモートされる側(POSターミナル10)のサーバソフトとビューア側(端末装置201)のビューアソフトに分かれており、リモートされる側のサーバを立ち上げておき、リモートする側からビューアソフトによってリモート操作を行うものである。したがって、コンタクトセンター200の端末装置201を操作することで電源オン/オフや状況確認、さらにはプログラム更新などのメンテナンスを行うことができる。
以上説明した実施形態によれば、リモート制御によりLAN102に接続された各機器の電源をオン/オフすることができるため、店舗スタッフが店内を回って電源を制御する必要がない。したがって、店舗スタッフの負担を軽減することができる。また各機器の電源オフ/オンをコンタクトセンターからリモート操作することができ、各機器の電源オン/オフや状況把握を行うことができる。またプログラム更新などのメンテナンスがしやすくなる。
尚、以上の説明においては、POSターミナル10によって、POSターミナル50、オーダーステーション53、キッチンプリンタ51の電源オン/オフをリモート操作する例を述べたが、他の機器、例えばキッチンディスプレイ52等にマジックパケットを受信するためのハードウェアとソフトウェアを搭載すれば、リモート操作が可能である。
またタッチパネル23にタッチすることで電源オン、電源オフ等の各種のアイテムを選択する例を説明したが、マウスやキーボードの操作により表示画面上のアイテムを選択するようにしても良い。また管理用画面の表示形態も図3〜図5に示す例に捉われず、他の表示形態であっても良い。
また飲食店での使用例について説明したが、スーパーマーケットや百貨店等の販売店において使用することもできる。
尚、本発明のいくつかの実施形態を述べたが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100…オーターエントリシステム
101…管理部
102…LAN(ネットワーク)
200…コンタクトセンター
201…端末装置
202…インターネット
10…POSターミナル(マスター機)
11…CPU(制御部)
12…バスライン
13…ROM
14…RAM
15…時計回路
16…通信インターフェース(I/F)
18…タッチパネルコントローラ
23…タッチパネル
30…プリンタ
40…管理サーバ(記憶部)
50…POSターミナル(サテライト機)
51…キッチンプリンタ
52…キッチンディスプレイ
53…オーダーステーション
54…無線アクセスポイント
55…ハンディターミナル

Claims (6)

  1. 内部データ通信回線網を介して接続されたサテライト用のPOSターミナル及び複数の情報処理端末を含む複数の機器と通信する通信部と、
    前記複数の機器から送信された機器固有のアドレス情報を記憶する記憶部と、
    前記複数の機器の電源オン/オフの制御及び前記複数の機器の状況を確認する管理用の画面を表示する表示部と、
    前記管理用の画面を使用して前記複数の機器のうち選択された機器に対して電源オン/オフを制御する制御信号を生成し、前記記憶部に記憶した機器固有のアドレス情報をもとに、前記制御信号を選択された機器に送信する制御部と、
    を備える販売時点情報管理装置。
  2. 前記制御部は、前記電源オン用の制御信号はマジックパケットを生成して送信し、電源オフ用の制御信号はアプリケーション伝文を生成して送信する請求項1記載の販売時点情報管理装置。
  3. 前記複数の情報処理端末は、前記マジックパケットの受信が可能な機器である請求項1記載の販売時点情報管理装置。
  4. 前記表示部は、前記管理用画面として、電源をオン/オフする前記複数の機器を選択するための第1の画面と、前記選択した機器の電源オン/オフを実行するための第2の画面と、前記複数の機器の電源オン・オフ状況を確認するための第3の画面を表示可能である請求項1記載の販売時点情報管理装置。
  5. 前記通信部は、ネットワークを介してコンタクトセンターと通信し、
    前記制御部は、前記コンタクトセンターからの指示によって前記複数の機器の電源をオン/オフ制御する制御信号を生成する請求項1記載の販売時点情報管理装置。
  6. 内部データ通信回線網を介して接続されたサテライト用のPOSターミナル及び複数の情報処理端末を含む複数の機器の電源を制御する制御プログラムであって、コンピュータに、
    前記複数の機器から送信された機器固有のアドレス情報を記憶部に記憶させる記憶機能と、
    前記複数の機器の電源オン/オフの制御及び前記複数の機器の状況を確認する管理用の画面を表示部に表示する表示機能と、
    前記管理用の画面を使用して前記複数の機器のうち選択された機器に対して電源オン/オフを制御する制御信号を生成する制御信号生成機能と、
    前記記憶部に記憶した機器固有のアドレス情報をもとに、前記制御信号を選択された機器に送信する送信機能と、を実現させるための制御プログラム。
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