JP2000259379A

JP2000259379A - プリンタの電源制御方法及びシステム

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Publication number: JP2000259379A
Application number: JP11066791A
Authority: JP
Inventors: Makoto Matsuo; 誠松尾
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1999-03-12
Filing date: 1999-03-12
Publication date: 2000-09-22

Abstract

(57)【要約】【課題】ネットワーク接続した複数のプリンタの電源制
御の操作を簡易化し電源制御に要する時間を短縮すると
ともにプリンタの電源オン・オフの設定をし忘れたりす
ることを防止できる方法及びシステムの提供。【解決手段】ネットワークに所定のアナプタ及びプリン
タインタフェースを介して接続された複数のプリンタ装
置と、ネットワークに接続されたホストコンピュータ
と、を備え、前記ホストコンピュータが、前記複数のプ
リンタ装置について、プリンタ装置のスタテータス情報
から電源オン又はオフに設定可能なプリンタ装置を認識
して表示装置の画面上に、電源オン又はオフに設定可能
なプリンタ装置を一覧表示する手段と、前記画面上で、
電源オン又はオフに設定する複数のプリンタ装置が選択
された際に、前記選択された１又は複数のプリンタ装置
について、前記ネットワークを介して前記プリンタ装置
の電源のオン又はオフ制御を実行するように制御する手
段と、を含む電源制御手段備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタの電源制
御方法及びシステムに関し、特にネットワークに接続さ
れたプリンタのリモート電源制御方法及びシステムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】ＬＡＮ（ローカルエリアネットワーク）
等に接続されたプリンタに対する従来のリモート電源制
御の方法として、ＬＡＮに接続されたホストコンピュー
タのプリンタ電源制御手段により、例えば図１２に示す
ような処理フローで行われていた。

【０００３】図１２に示すフローチャートの各処理を説
明するため、図１に示すシステム構成を例に説明する。
図１に示すように、ホストＰＣ１と、第１乃至第５のプ
リンタ３、５、７、９、１１は同じＬＡＮ１２上に接続
されているものとする。第１乃至第４のＬＡＮアダプタ
２、４、６、８は電源制御付きＬＡＮアダプタであり、
第５のＬＡＮアダプタは電源制御無しＬＡＮアダプタで
あり、第１乃至第５のプリンタ３、５、７、９、１１
は、第１乃至第５のＬＡＮアダプタ２、３、６、８、１
０に、プリンタインタフェースを介してそれぞれ接続さ
れている。

【０００４】ホストＰＣ１のプリンタ電源制御手段１０
１を起動すると、ホストＰＣ１の表示装置の画面上に、
例えば図５に示すように、接続されているプリンタの一
覧が表示される。このプリンタ一覧表示画面上で、電源
制御を行うプリンタを１台選択する（ステップＡ３
１）。

【０００５】図９に示すように、選択したプリンタのス
テータスを選択する（ステップＡ３２）。

【０００６】プリンタ電源制御手段１０１は、選択され
たプリンタに接続されているＬＡＮアダプタに対して、
状態確認のパケットを送信し（ステップＡ３３）、プリ
ンタの状態を格納したパケットをＬＡＮアダプタより応
答パケットとして受信する（ステップＡ３４）。

【０００７】プリンタ電源制御手段１０１は、応答パケ
ットの情報を解析して、選択されたプリンタの電源がオ
ンかどうか判断し（ステップＡ３５）、オンである場
合、図１１に示すように、電源がオフできるプリンタ
（この場合、プリンタ３）のステータス（状態）を画面
表示する（ステップＡ３６）。

【０００８】画面上に表示されたステータスで電源オフ
（ＯＦＦ）のボタンが押されたか否かを判断し（ステッ
プＡ３７）、電源オフのボタンが押下された場合、当該
プリンタに接続されているＬＡＮアダプタ（この例の場
合、第３の電源制御付きＬＡＮアダプタ６）に対して電
源オフを指示するパケットを送信し（ステップＡ３
８）、ＬＡＮアダプタは該パケットを受信すると、プリ
ンタに供給している電源を停止し、プリンタの電源をオ
フする（この例の場合、第３のプリンタ６の電源をオフ
する）。

【０００９】一方、ステップＡ３５における判断の結
果、選択されたプリンタの電源がオフである場合、図１
０に示すように、電源がオンできるプリンタのステータ
スを画面表示する（ステップＡ４０）。

【００１０】図１０に示すステータスで電源オンボタン
が押されたか否か判断し（ステップＡ４１）、電源オン
のボタンが押下されたら、当該プリンタに接続されてい
るＬＡＮアダプタ（この例の場合、第１の電源制御付き
ＬＡＮアダプタ２）に対して電源オンするパケットを送
信し（ステップＡ４２）、ＬＡＮアダプタがそのパケッ
トを受信すると、プリンタへの電源供給を開始し、プリ
ンタの電源をオンする（この例の場合第１のプリンタ３
の電源をオンする）。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術では、１台ごとにプリンタを選択し、ステ
ータス表示させた後、プリンタの電源オン／オフの制御
を行うため、複数のプリンタがＬＡＮに接続されている
場合には、１台ごとにプリンタ電源制御の操作をする必
要があった。

【００１２】このため、ＬＡＮに接続されたプリンタが
多数存在する場合は、電源制御の操作が煩雑となり、作
業負担も増大し、人為ミス等により、プリンタの電源の
制御を徒過してしまうという事態が発生する可能性もあ
る。

【００１３】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、ネットワーク接続
した複数のプリンタの電源制御の操作を簡易化し電源制
御に要する時間を短縮するとともに、プリンタの電源オ
ン・オフの設定をし忘れたりすることを防止できる方法
及びシステムを提供することにある。

【００１４】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、ホストコンピュータにネットワーク接続された複
数のプリンタ装置の電源制御方法であって、前記ホスト
コンピュータの表示装置の画面上に電源オン又はオフに
設定可能なプリンタ装置の情報を一覧表示し、前記画面
上で、電源オン又はオフに設定するプリンタ装置を一括
して選択し、前記選択された１又は複数のプリンタ装置
について電源のオン又はオフ制御を一斉に実行する。本
発明においては、前記選択された複数のプリンタ装置に
ついて電源のオン制御を行なう際に、予め定められた所
定の間隔をおいてプリンタ装置を順次電源オンするよう
にしてもよい。

【００１５】また本発明は、ネットワークに所定のネッ
トワークインタフェースを介して接続された複数のプリ
ンタ装置と、前記ネットワークに接続されたホストコン
ピュータと、を備えてなるネットワークシステムにおけ
る複数のプリンタ装置の電源制御システムであって、前
記ホストコンピュータが、前記複数のプリンタ装置につ
いて、プリンタ装置のステータス情報から電源オン又は
オフに設定可能なプリンタ装置を認識して表示装置の画
面上に、電源オン又はオフに設定可能なプリンタ装置情
報を一覧表示する手段と、前記画面上で、電源オン又は
オフに設定する複数のプリンタ装置が選択された際に、
前記選択された１又は複数のプリンタ装置に接続するネ
ットワークインタフェース手段に対して、前記ネットワ
ークを介して前記プリンタ装置の電源のオン又はオフ制
御を実行するように指示する制御信号を送信する手段
と、を含む電源制御手段を備える。

【００１６】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、ＬＡＮ等のネットワークに所定のネッ
トワークアダプタ及びインタフェースを介して接続され
た複数のプリンタ装置と、ネットワークに接続されたホ
ストコンピュータと、を備えてなるネットワークシステ
ムにおける複数のプリンタ装置の電源制御システムであ
って、ホストコンピュータが、前記複数のプリンタ装置
について、プリンタ装置のステータス情報から電源オン
又はオフに設定可能なプリンタ装置を認識して表示装置
の画面上に、電源オン又はオフに設定可能なプリンタ装
置を一覧表示する手段と、前記画面上で、電源オン又は
オフに設定する複数のプリンタ装置が選択された際に、
前記選択された１又は複数のプリンタ装置に接続するネ
ットワークアダプタに対して、前記ネットワークを介し
て前記プリンタ装置の電源のオン又はオフ制御を実行す
るように指示する制御情報を送信する手段と、を備えて
構成されている。

【００１７】本発明において、複数のプリンタ装置のう
ち少なくとも一つは、ホストコンピュータからネットワ
ークを介して送信された電源オン又はオフを指示する制
御情報を受信した際に、前記プリンタ装置に対して電源
供給又は電源停止を行なうように制御するネットワーク
アダプタ装置を介して前記ネットワークに接続されてい
る。

【００１８】本発明において、ホストコンピュータの電
源制御手段は、表示装置の画面上で電源オン操作が選択
された際に、ネットワークに接続された複数のプリンタ
装置側から返送されるステータス情報を解析して、ネッ
トワークに接続された複数のプリンタ装置のうち現在電
源オフ状態にあり且つ電源オンに設定制御可能なプリン
タ装置を選別して、表示装置の画面上に一覧表示する。

【００１９】本発明においては、ホストコンピュータの
電源制御手段は、前記表示装置の画面上で電源オン操作
が選択された際に、前記ネットワークに接続された複数
のプリンタ装置側から返送されたステータス情報を解析
して、前記ネットワークに接続された複数のプリンタ装
置のうち現在電源オン状態にあり且つ電源オフに設定制
御可能なプリンタ装置を選別して、前記表示装置の画面
上に一覧表示する。

【００２０】本発明においては、ホストコンピュータの
電源制御手段は、前記選択された複数のプリンタ装置に
ついて電源のオン制御を行なう際に、予め定められた所
定の間隔をおいてプリンタ装置を順次電源オンする。

【００２１】本発明の実施の形態において、ホストコン
ピュータの電源制御手段は、（ａ）前記複数のプリンタ
装置について、プリンタ装置のステータス情報から電源
オン又はオフに設定可能なプリンタ装置を認識して表示
装置の画面上に、電源オン又はオフに設定可能なプリン
タ装置情報を一覧表示する処理と、（ｂ）前記画面上
で、電源オン又はオフに設定する複数のプリンタ装置が
選択された際に、前記選択された１又は複数のプリンタ
装置に接続するネットワークアダプタに対して、前記ネ
ットワークを介して前記プリンタ装置の電源のオン又は
オフ制御を実行するように指示する制御情報を送信する
処理と、を備え、前記（ａ）及び（ｂ）の各処理は前記
ホストコンピュータ上で実行されるプログラムで実現さ
れる。この場合、該プログラムを記録した記録媒体から
所定の読み出し装置を介して該プログラムをホストコン
ピュータにロードし実行することで本発明を実施するこ
とができる。

【００２２】本発明の実施の形態について具体的に説明
する。本発明は、ＬＡＮに接続されたホストパーソナル
コンピュータ（以下「ホストＰＣ」という）において、
該ＬＡＮに接続されている複数のプリンタの電源のオン
／オフの設定を、複数のプリンタに対して一括で行う。

【００２３】図１を参照すると、ホストＰＣ１と、第１
乃至第４の電源制御付きＬＡＮアダプタ２、４、６、８
と、電源制御無しＬＡＮアダプタ１０とは、同一ＬＡＮ
１２上にネットワーク接続されており、第１乃至第５の
ＬＡＮアダプタ２、３、６、８、１０と、第１乃至第５
のプリンタ３、５、７、９、１１はそれぞれプリンタイ
ンタフェースで接続されている。

【００２４】また第１乃至第４のプリンタの電源は、第
１乃至第４のＬＡＮアダプタを経由して供給され、第１
乃至第４の電源制御付きＬＡＮアダプタでは、プリンタ
への電源供給／停止を切り替え、接続するプリンタの電
源のオン／オフを行う。

【００２５】通常ホストＰＣ１から第１乃至第５のプリ
ンタへ印刷データを送信する場合、ホストＰＣ１より印
刷データのブロック単位にパケットデータとして、印刷
を行うプリンタに接続されているＬＡＮアダプタに送信
し、自装置宛てのパケットを受信したＬＡＮアダプタ
は、パケットに格納されたデータをプリンタへ送信可能
なデータに変換した後、プリンタインタフェースを介し
て、プリンタに印刷データを送信して、印刷を実行す
る。

【００２６】また、プリンタ電源のオン／オフをＬＡＮ
上から実行する場合は、まず電源をオンする場合には、
ホストＰＣ１から、電源オンとするプリンタに接続され
ている電源制御付きＬＡＮアダプタ宛てに、プリンタ電
源オンを指示するコマンドを格納したパケットを送信す
る。

【００２７】プリンタ電源オンコマンドが格納されたパ
ケットを受信した電源制御付きＬＡＮアダプタは、接続
されているプリンタに対して電源の供給を開始し、プリ
ンタの電源をオンにする。

【００２８】プリンタの電源をオフする場合は、ホスト
ＰＣ１から電源オフとするプリンタに接続されている電
源制御付きＬＡＮアダプタ宛てに、プリンタ電源オフを
指示するコマンドを格納したパケットを送信する。

【００２９】プリンタ電源オフのパケットを受信した電
源制御付きＬＡＮアダプタは、接続されているプリンタ
に対し電源の供給を停止し、プリンタの電源をオフにす
る。

【００３０】複数のプリンタの電源オン／オフを制御す
る場合、従来の装置では、プリンタを１台づつ選択し、
１台ごとに電源オン／オフの制御を行っていたが、本発
明では、プリンタ電源オンする場合には、電源オン可能
なプリンタの表示装置の画面上に一覧表示し、画面上で
電源をオンとするプリンタを複数選択し、電源オンの操
作をすることで、一度に複数プリンタの電源をオンする
ことが可能となる。

【００３１】また、電源オフする場合は、電源オフでき
るプリンタの一覧表示を行い、そこから電源をオフした
いプリンタを複数選択し、電源オフの操作をすること
で、一度に複数プリンタの電源をオフすることが可能と
なる。

【００３２】

【実施例】本発明の実施例について図面を参照して以下
に説明する。図１は、本発明の一実施例のシステム構成
を示す図である。なお、図１においてプリンタの接続台
数等はあくまで説明のためのものであり、本発明はかか
る構成に限定されるものでない。

【００３３】図１を参照すると、本実施例は、プリンタ
電源制御手段１０１を含みＬＡＮに接続されたホストＰ
Ｃ１と、ＬＡＮに接続された第１乃至第４の電源制御付
きＬＡＮアダプタ２、４、６、８と、ＬＡＮアダプタ
２、４、６、８にプリンタインタフェースを介して接続
される第１乃至第４のプリンタ３、５、７、９と、を備
え、ＬＡＮには第５のＬＡＮアダプタとして、電源制御
無しＬＡＮアダプタ１０が接続されており、この電源制
御無しＬＡＮアダプタ１０にはプリンタインタフェース
を介して第５のプリンタ１１が接続されている。

【００３４】第１乃至第５のプリンタ３、５、７、９、
１１の電源は、第１乃至第５ＬＡＮアダプタ２、４、
６、８、１０よりそれぞれ供給されており、第１乃至第
４の電源制御付きＬＡＮアダプタ２、４、６、８は、ホ
ストＰＣ１から送られるプリンタ電源オン／オフの制御
パケットにより、プリンタへ３、５、７、９の電源供給
を制御することで、プリンタ３、５、７、９の電源オン
／オフの制御が可能である。

【００３５】電源制御なしＬＡＮアダプタ１０はプリン
タ１１への電源供給制御機能を具備していず、ＬＡＮ上
からのプリンタ１０の電源オン／オフ制御は行えない。

【００３６】図２は、本発明の一実施例において複数の
プリンタの電源オンを行う、プリンタ電源制御手段１０
１の処理を説明するためのフローチャートである。

【００３７】図３は、本発明の一実施例において複数の
プリンタの電源オフを行う、プリンタ電源制御手段１０
１の処理を表すフローチャートである。なお、プリンタ
電源制御手段１０１はホストＰＣ１上で実行されるプロ
グラムによりその機能が実現される。

【００３８】次に図１乃至図３、図５乃至図８を参照し
て、本実施例の動作について詳細に説明する。

【００３９】図１において、第１、第２のプリンタ３、
５の電源がオフ（ＯＦＦ）であり、第３〜第５のプリン
タ７、９、１１の電源がオン（ＯＮ）であるものとす
る。

【００４０】プリンタ電源制御手段１０１を起動する
と、ホストＰＣ１の表示装置の画面には、ＬＡＮに接続
されているプリンタの一覧が図５に示すように表示され
る。この画面表示よりプリンタのメニューを選択する
と、図６に示すような画面が表示され、このメニューか
ら電源制御オン・オフを選択する（図２のステップＡ１
１）。

【００４１】電源オンのメニューを選択すると（図２の
ステップＡ１２）、プリンタ電源制御手段１０１は、Ｌ
ＡＮ上に接続された第１のＬＡＮアダプタ２から第５の
ＬＡＮアダプタ１０に対して、プリンタの状態を確認す
るパケットを送信する（図２のステップＡ１３）。

【００４２】第１のＬＡＮアダプタ２から第５のＬＡＮ
アダプタ１０のいずれかもしくは全てからプリンタの状
態を確認するパケットに対する応答パケットを受け取っ
た場合、プリンタ電源制御手段１０１は応答パケット情
報を解析して、電源オンに設定可能なプリンタを判別し
て表示装置の画面に出力する。すなわち第１、第２のの
電源制御付きＬＡＮアダプタ２、４に接続されている第
１、第２のプリンタ３、５は電源オフであるため、プリ
ンタ電源制御手段１０１で検索され（図２のステップＡ
１３）、図７に示すように、電源オンに設定可能なプリ
ンタを一覧表示する（図２のステップＡ１４）。

【００４３】第３、第４のプリンタ７、９は電源オンで
あるため、画面には一覧表示されない。また、第５のプ
リンタ１１に接続されている第５のＬＡＮアダプタ１０
は電源制御できないので、第５のプリンタ１１は画面上
に一覧表示されない。

【００４４】電源オンに設定可能なプリンタの一覧画面
表示より、電源オンに設定するプリンタを選択する（図
２のステップＡ１５）。

【００４５】電源オンするプリンタが選択され、確認ボ
タンが押下されたら（図２のステップＡ１６）、選択さ
れたプリンタに接続されたＬＡＮアダプタに対して、１
台づつ電源オンのパケットを送信する（図２のステップ
Ａ１７）。

【００４６】ここで、第１、第２のプリンタ３、５が選
択され、確認ボタンが押下されたとすると、まず、第１
のプリンタ３に接続されている第１の電源制御付きＬＡ
Ｎアダプタ１に電源オンのパケットが送信され、次に第
２のプリンタ５に接続されている第２の電源制御付きＬ
ＡＮアダプタ４に電源オンのパケットが送信される。

【００４７】電源オンのパケットを受信した第１、第２
のＬＡＮアダプタは、第１、第２のプリンタ３、５に対
する電源供給を開始して第１、第２のプリンタ３、５の
電源をオンにする。

【００４８】ステップＡ１８において、図７に示すよう
な、電源オンプリンタの一覧からプリンタを選択してＯ
Ｋボタンを押さずに、キャンセルボタンを押した場合
は、電源オンの処理は実行せず、図５に示すような最初
の画面に戻る。

【００４９】次に、本発明の一実施例において複数のプ
リンタの電源をオフする場合について説明する。

【００５０】電源オフする場合も、電源オンする場合と
同様に、図６に示した電源制御メニューを開く。

【００５１】ここで電源オフを選択すると（図３のステ
ップＡ２２）、プリンタ電源制御手段１０１より、ＬＡ
Ｎ上に接続された第１〜第５のＬＡＮアダプタ２、４、
６、８、１０に対して、プリンタの状態を確認するパケ
ットを送信する（図３のステップＡ２３）。

【００５２】第３、第４の電源制御付きＬＡＮアダプタ
６、８に接続されている第３、第４のプリンタ７、９は
電源オンであるため、プリンタ電源制御手段１０１で検
索され（図３のステップＡ２３）、図８に示すように、
電源オフできるプリンタを一覧表示する（図３のステッ
プＡ２４）。

【００５３】ここで、第１、第２のプリンタ３、５は電
源オフであるため一覧表示されない。また、第５のプリ
ンタ１１に接続されている第５のＬＡＮアダプタ１０は
電源制御できないので一覧表示されない。

【００５４】図８に示すような電源オフできるプリンタ
の一覧画面表示から実際に電源オフするプリンタを選択
する（図３のステップＡ２５）。

【００５５】図８に示す画面で、電源オフするプリンタ
が選択され、確認ボタンが押下されたら（図３のステッ
プＡ２６）、選択されたプリンタに接続されたＬＡＮア
ダプタに対して、１台づつ電源オフのパケットを送信す
る（図３のステップＡ２７）。

【００５６】ここでは、第３、第４のプリンタ７、９が
選択され、確認ボタンが押下されたとすると、まず第３
のプリンタ７に接続されている第３の電源制御付きＬＡ
Ｎアダプタ６に電源オフのパケットが送信され、次に第
４のプリンタ９に接続されている第４の電源制御付きＬ
ＡＮアダプタ８に電源オフのパケットが送信される。

【００５７】電源オフのパケットを受信した第３、第４
のＬＡＮアダプタは、第３、第４のプリンタへの電源供
給を停止し、プリンタの電源をオフにする。

【００５８】ステップＡ２８において、図８の電源オフ
プリンタの一覧からプリンタを選択してＯＫボタンを押
さずに、キャンセルボタンを押した場合には、電源オフ
の処理は実行せず、図５に示すような最初の画面に戻
る。

【００５９】次に、本発明の第２の実施例について説明
する。図４は、本発明の第２の実施例のプリンタ電源制
御手段１０１の処理を説明するためのフローチャートで
ある。図４を参照すると、本発明の第２の実施例は、図
２を参照して説明した前記実施例のステップＡ１７のプ
リンタ電源オンするパケットを送信する処理を、ステッ
プＢ１１からＢ１３の処理に置き換え、電源オンのパケ
ットの送信の間に待ち時間を設けている。

【００６０】前記実施例では、電源オンする複数のプリ
ンタに接続されたＬＡＮアダプタに送信するパケット
は、１つのＬＡＮアダプタに電源オンのパケットを送信
し、当該パケットがＬＡＮアダプタに受信されたことを
確認すると、次のＬＡＮアダプタに対して電源オンのパ
ケットを送信していた。

【００６１】このように複数のプリンタの電源のオン設
定をほぼ同時に、一斉に行うと、プリンタの電源オン時
の突入電流等により、プリンタを使用している場所の電
源ブレーカーが落ちてしまい電源供給が停止するという
事態が発生する場合もある。

【００６２】本発明の第２の実施例においては、ステッ
プＢ１１，Ｂ１２，Ｂ１３のように、最初に、第１のプ
リンタ３に接続された第１のＬＡＮアダプタ２に対して
電源オンのパケットを送信した（ステップＢ１１）後
に、予め定められた一定の時間、もしくはオペレータに
よって設定された時間の経過を待ち（ステップＢ１
２）、該時間が経過した後に、次の第２のプリンタ５に
接続された第２のＬＡＮアダプタ４に対して電源オンの
パケットを送信して、第２のプリンタ５の電源をオンに
する。

【００６３】この他にも、電源オンするプリンタがある
場合は、同様に指定時間経過した後にプリンタ電源オン
のパケットを送信する。

【００６４】このように、プリンタ電源オンのパケット
を送信する間に、一定の時間をおくことにより、ほぼ同
時に複数のプリンタの電源がオンされることがなく、電
源ブレーカーが落ちることを回避している。

【００６５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。

【００６６】本発明の第一の効果は、ＰＣ上の画面表示
された複数のプリンタの一覧より、電源制御したい複数
のプリンタを選択し、電源制御を一括して行うため、１
台づつプリンタを選択して１台毎にプリンタの電源制御
を行うという従来方式に比べて、操作を簡易化し、作業
負担を軽減し、電源制御に要する時間も短縮する、とい
うことである。

【００６７】本発明の第二の効果は、ＰＣ上の画面表示
された複数のプリンタの一覧より、電源制御対象の複数
のプリンタを選択して確認の上、一斉に電源制御を行う
ため、複数プリンタがある場合に、プリンタの電源のオ
ン、オフの設定を忘れたりすることが防止できる、とい
うことである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のシステム構成を示す図であ
る。

【図２】本発明の一実施例の電源オン制御の処理フロー
を説明するための流れ図である。

【図３】本発明の一実施例の電源オフ制御の処理フロー
を説明するための流れ図である。

【図４】本発明の第２の実施例の電源オン制御の処理フ
ローを説明するための流れ図である。

【図５】本発明の一実施例における画面表示の一例を示
す図である。

【図６】本発明の一実施例における画面表示の一例を示
す図である。

【図７】本発明の一実施例における画面表示の一例を示
す図である。

【図８】本発明の一実施例における画面表示の一例を示
す図である。

【図９】従来のシステムにおける画面表示の一例を示す
図である。

【図１０】従来のシステムにおける画面表示の一例を示
す図である。

【図１１】従来のシステムにおける画面表示の一例を示
す図である。

【図１２】従来の電源制御の処理を説明するための流れ
図である。

【符号の説明】

１ホストコンピュータ（ホストＰＣ）２、４、６、８電源制御付きＬＡＮアダプタ３、５、７、９、１１プリンタ１０電源制御なしＬＡＮアダプタ１２ＬＡＮ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ホストコンピュータにネットワーク接続さ
れた複数のプリンタ装置の電源制御方法であって、前記ホストコンピュータの表示装置の画面上に電源オン
又はオフに設定可能なプリンタ装置に関する情報を一覧
表示し、前記画面上で、電源オン又はオフに設定するプ
リンタ装置を選択し、前記画面上で選択されたプリンタ
装置について電源のオン又はオフ制御を一括して実行す
る、ことを特徴とするプリンタ装置の電源制御方法。
【請求項２】前記選択された複数のプリンタ装置につい
て電源のオン制御を行なう際に、一のプリンタ装置の電
源オンのタイミングと、つづいて別のプリンタ装置を電
源オンするタイミングとの間に、所定の間隔を設け、前
記所定の間隔をおいて前記複数のプリンタ装置を順次電
源オンする、ことを特徴とする請求項１記載のプリンタ
装置の電源制御方法。
【請求項３】ネットワークに所定のネットワークインタ
フェース手段を介して接続された複数のプリンタ装置
と、前記ネットワークに接続されたホストコンピュータ
と、を備えてなるネットワークシステムにおける複数の
プリンタ装置の電源制御システムであって、前記ホストコンピュータが、前記複数のプリンタ装置に
ついて、プリンタ装置のステータス情報から電源オン又
はオフに設定可能なプリンタ装置を認識して表示装置の
画面上に、電源オン又はオフに設定可能なプリンタ装置
の情報を一覧表示する手段と、前記画面上で、電源オン又はオフに設定する複数のプリ
ンタ装置が選択された際に、前記選択された複数のプリ
ンタ装置にそれぞれ接続するネットワークインタフェー
ス手段に対して、前記ネットワークを介して前記プリン
タ装置の電源のオン又はオフ制御を実行するように指示
する制御情報を送信する手段と、を含む電源制御手段を
備えたことを特徴とするプリンタ装置の電源制御システ
ム。
【請求項４】前記ホストコンピュータの前記電源制御手
段が、前記選択された複数のプリンタ装置について電源
のオン制御を行なう際に、一のプリンタ装置の電源オン
のタイミングと、つづいて別のプリンタ装置を電源オン
するタイミングとの間に、所定の間隔を設け、前記所定
の間隔をおいて前記複数のプリンタ装置を順次電源オン
する、ことを特徴とする請求項３記載のプリンタ装置の
電源制御システム。
【請求項５】前記ホストコンピュータの前記電源制御手
段が、前記表示装置の画面上で電源オン操作が選択され
た際に、前記ネットワークに接続された複数のプリンタ
装置側から返送されたステータス情報を解析して、前記
ネットワークに接続された複数のプリンタ装置のうち現
在電源オフ状態にあり且つ電源オンに設定制御可能なプ
リンタ装置を選別して、前記表示装置の画面上に一覧表
示する、ことを特徴とする請求項３記載のプリンタ装置
の電源制御システム。
【請求項６】前記ホストコンピュータの電源制御手段
が、前記表示装置の画面上で電源オン操作が選択された
際に、前記ネットワークに接続された複数のプリンタ装
置側から返送されたステータス情報を解析して、前記ネ
ットワークに接続された複数のプリンタ装置のうち現在
電源オン状態にあり且つ電源オフに設定制御可能なプリ
ンタ装置を選別して、前記表示装置の画面上に一覧表示
する、ことを特徴とする請求項３記載のプリンタ装置の
電源制御システム。
【請求項７】前記ネットワークインタフェース手段のう
ち少なくとも一つが、前記ホストコンピュータから前記
ネットワークを介して送信された電源オン又はオフを指
示する制御情報を受信した際に、接続するプリンタ装置
に対して、電源供給又は電源停止を行なうように制御す
るネットワークアダプタ装置を備えている、ことを特徴
とする請求項３記載のプリンタ装置の電源制御システ
ム。
【請求項８】ネットワークに所定のネットワークインタ
フェースを介して接続された複数のプリンタ装置と前記
ネットワークに接続されたホストコンピュータとを備え
てなるネットワークシステムにおける複数のプリンタ装
置の電源制御システムであって、前記ホストコンピュータが、（ａ）前記複数のプリンタ装置について、プリンタ装置
のステータス情報から電源オン又はオフに設定可能なプ
リンタ装置を認識して表示装置の画面上に、電源オン又
はオフに設定可能なプリンタ装置の情報を一覧表示する
処理と、（ｂ）前記画面上で、電源オン又はオフに設定する複数
のプリンタ装置が選択された際に、前記選択された１又
は複数のプリンタ装置が接続するネットワークインタフ
ェース手段に対して、前記ネットワークを介して前記プ
リンタ装置の電源のオン又はオフ制御を実行するように
指示する制御情報を送信する処理と、を備え、前記（ａ）及び（ｂ）の各処理を前記ホストコ
ンピュータ上で実行するためのプログラムを記録した記
録媒体。