JP2013253821A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】咬持対象物から簡単には外れないようにしたクリップの提供。
【解決手段】それぞれの先端側を咬持片部13,23とし、後端側を開操作片部15,25として相互を略中央部位置にて回動自在に連結する支軸43にばね材33を介装させて咬持片部13,23を常閉方向へと付勢して一体的に対向配置される絶縁性樹脂材からなる一方のクリップ片12と他方のクリップ片22とで構成され、これらのクリップ片12,22における少なくともいずれか一方の咬持片部13または23は、その先端側に突設された牙部14,24を備え、該牙部14,24を介することで断面略円形を呈する咬持対象部材51に対する脱落困難な安定した咬持力の付与を可能とした。また、牙部14,24の外側面には、凹曲面21を形成するのが望ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、咬持対象部材に咬持させるためのクリップに係り、特に、現場測定器を用いて咬持対象部材である被覆電線側から必要なデータを得ようとして該被覆電線に安定的に咬持させておく際に好適に用いることができるクリップに関する技術である。
測定現場に持ち込んで電気的な測定作業を行う際に用いられる現場測定器としては、その目的に応じて用意されるテスタ、絶縁抵抗計、接地抵抗計、検相器、検電器、クランプ電流計などがある。
これらのうち、検相器や検電器などの静電誘導検出器は、検査対象である帯電体としての交流電路から静電誘導により電荷を検出するためのセンサ電極が検知子として配設されており、特に、検相器については、電動機、発電機、継電器などの三相機器を操作したり設置する際における交流三相回路の相順(相回転)を表示する検出器として用いられている。
すなわち、例えばファンやポンプの三相誘電電動機を運転する場合には、予め検相器を用いて交流三相回路の相順を検知し、正しい接続が行われいるか否かを予め知っておくことで逆回転による傷害を事前に予防することができる。
この場合、検相器による交流三相回路の相順は、3本で構成される各被覆電線に対し例えば下記非特許文献1に記載されている検相器が備えるクリップを各別に咬持させた状態のもとで検知されることになる。
「2012 電気計測器総合カタログ(103頁)」日置電機株式会社発行
上記した非特許文献1に示されているクリップは、検知子であるセンサ電極の外側を絶縁性の合成樹脂ケースで囲い込むようにして覆った鰐口形状を呈する非接触タイプの構造を備えてその全体が形成されている。
この場合、上記クリップは、合成樹脂ケースが前端部側に備える上下の咬持部が常閉状態となるように付勢するねじりコイルばねを内蔵しているため、合成樹脂ケースがその後端部側に備える上下一対の開操作部を開操作しながら被覆電線を挟み込むように前記咬持部を送り込んだ上で、開操作部に対する開操作を解消することで被覆電線に咬持部を咬持させることができることになる。
しかし、非特許文献1に示されているクリップは、被覆電線の長さ方向と直交する方向から咬持部を送り込んで単に挟持させることで被覆電線に取り付けようとするものであることから、開操作部側に予期せぬ外力がかかったりした際に外れやすいという不都合があった。
本発明は、上記した従来技術の課題に鑑み、被覆電線等の咬持対象物に取り付けた後に予期せぬ外力が開操作片部側にかかっても簡単には外れないようにしたクリップを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、それぞれの先端側を咬持片部とし、後端側を開操作片部として相互を略中央部位置にて回動自在に連結する支軸にばね材を介装させて前記咬持片部を常閉方向へと付勢して一体的に対向配置される絶縁性樹脂材からなる一方のクリップ片と他方のクリップ片とで構成され、これらのクリップ片における少なくともいずれか一方の前記咬持片部は、その先端側に突設された牙部を備え、該牙部を介することで断面略円形を呈する咬持対象部材に対する脱落困難な安定した咬持力の付与を可能としたことを最も主要な特徴とする。
この場合、前記牙部は、その閉止時に相互に隣り合う位置関係のもとで一方の前記咬持片部と他方の前記咬持片部との両先端側に各別に具備させることもできる。また、前記牙部は、前記咬持片部の先端側における一端側と他端側とにおける少なくともいずれか一方の側に突設することもできる。さらに、前記牙部は、前記咬持片部の先端側の一端側と他端側とに一対となって突設するものであってもよい。
また、前記牙部の外側面には、その咬持時に前記咬持対象部材の長さ方向に対し斜め方向に傾こうとする際に面接触する凹曲面を設けておくのが好ましい。この場合、該凹曲面は、前記咬持対象部材の外径との関係で定まる曲率とするのが望ましい。また、前記凹曲面には、摩擦係数を高めるための滑動阻止部を設けておくこともできる。さらに、前記咬持部相互の対向面には、鋸歯状の歯部を各別に設けておくのが望ましい。
また、前記クリップ片のうち、少なくともいずれか一方のクリップ片の前記咬持片部内には、静電誘導により電荷を検知する検知子を内蔵させるとともに、該検知子にその一端部を接続させたコードを前記開操作片部の開放端側から引き出しておくこともできる。
請求項1の発明によれば、咬持対象部材に咬持させたクリップは、仮に咬持対象部材の長さ方向に対し斜め方向に傾いてしまうことがあっても、牙部を咬持対象部材側に線接触状態のもとで掛止させることができるので、外れにくい状態のもとで咬持させておくことができる。
請求項2の発明によれば、牙部は、その閉止時に相互に隣り合う位置関係のもとで一方の咬持片部と他方の咬持片部との両先端側に各別に設けられているので、咬持対象部材側に対しより外れにくい状態のもとで咬持させておくことができる。
請求項3の発明によれば、牙部は、咬持片部の先端の一端側と他端側とにおける少なくともいずれか一方の側に突設されているので、咬持対象部材に対し牙部をより近づけて配置して安定的に咬持させておくことができる。
請求項4の発明によれば、牙部は、咬持片部の先端側の一端側と他端側とに一対となって突設されているので、咬持対象部材に対し、より安定した咬持力を発揮させることができる。
請求項5の発明によれば、牙部の外側面に凹曲面を設けてあるので、咬持時に咬持対象部材の長さ方向に対し斜め方向に傾こうとする際に凹曲面を面接触させてその滑動を阻止することで、斜め方向に傾く動きを効果的に阻止することができる。その結果、咬持対象部材に対してのクリップの脱落防止効果を向上させることができる。
請求項6の発明によれば、凹曲面が咬持対象部材の外径との関係で定まる曲率が付与されて形成されているので、咬持対象部材との関係でより広い面接触領域を確保することができことから、さらに斜め方向に傾く動きを効果的に阻止することができる。したがって、咬持対象部材に対してのクリップの脱落防止効果をより向上させることができる。
請求項7の発明によれば、凹曲面にさらに摩擦係数を高めるための滑動阻止部材が付加形成されているので、咬持時に咬持対象部材の長さ方向に対し斜め方向に傾こうとする際に凹曲面を高い摩擦力を伴わせた状態のもとで面接触させてその滑動を阻止することで、斜め方向に傾く動きをより確実に阻止することができる。その結果、咬持対象部材に対してのクリップの脱落防止効果をより一層向上させることができる。
請求項8の発明によれば、咬持部相互の対向面には、鋸歯状の歯部が各別に設けられているので、これらの歯部相互間で咬持対象部材を強固に咬持させることで、咬持対象部材に対する咬持状態をより確実なものとすることができる。
請求項9の発明によれば、咬持部内に静電誘導により電荷を検知する検知する検知子が内蔵されており、該検知子にその一端部側を接続させたコードが開操作部の開放端側から引き出されているので、検相器などの静電誘導検出器用の非接触タイプのクリップとして好適に用いることができる。
本発明の第1の例を一部を省略して示す正面図。 図1に示す例についての縦断面図。 図1に示す例における咬持部を開状態のもとで示す要部斜視図。 図1に示す例を咬持対象物に咬持させた状態で示す説明図。 図4に示す咬持状態のもとで開操作部側に外力がかけられた際の状況を示す説明図。 本発明の第2の例につき、咬持部を開状態のもとで示す要部斜視図。 図6に示す第2の例を咬持対象物に咬持させた状態で示す説明図。 本発明の第3の例につき、咬持部を開状態のもとで示す要部斜視図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を第1の例〜第3の例との関係で具体的に説明する。まず、図1および図2によれば、本発明の第1の例は、それぞれの先端側を咬持片部13,23とし、後端側を開操作片部15,25として相互を長さ方向略中央部にて回動自在に連結する支軸43にねじりコイルばね34などからなるばね材33を介装させて咬持片部13,23を常閉方向へと付勢して一体的に対向配置される絶縁性樹脂材からなる一方のクリップ片12と他方のクリップ片22とでクリップ11の全体が構成されている。なお、図中の符号20,30は、手指が咬持片部13,23側に位置するのを阻止する障壁部を示す。
この場合、一方のクリップ片12と他方のクリップ片22とは、いずれも縦方向に二つ割されて形成されており、それぞれを対面合致させて一体化した際に内部に空間部19,29を確保することができるようにして形成されている。
また、図1において上側に位置する一方のクリップ片12は、障壁部20の前側近傍位置である略中央部に位置する両側面に対向配置された軸支孔16を備えているほか、咬持片部13において他方のクリップ片22の咬持片部23との対向面であるやや凹陥された面に鋸歯状に設けられた歯部17と、開操作片部15における手指接触面側に設けられた複数列の段部18とを備えて形成されている。
さらに、図1において下側に位置する他方のクリップ片22は、その略中央部に位置する両側面に対向配置された一対の軸受け部26,26を備えている。そして、各軸受け部26は、他方のクリップ片12と組み合わされた際にその軸支孔16と対面する位置に設けられた通孔26aを備えている。また、一対の軸受け部26,26相互間の前面側は、遮蔽部26bで覆われている。
また、他方のクリップ片22は、その咬持片部23において一方のクリップ片12の咬持片部13との対向面であるやや凹陥された面に鋸歯状に設けられた歯部27と、開操作片部25における手指接触面側に設けられた複数列の段部28とを備えて形成されている。
ばね材33としてのねじりコイルばね34は、支軸43が挿通されるコイル状部35と、該コイル状部35の一方端側から引き出されて一方のクリップ片12側に掛止される一側掛止腕部36と、同じくコイル部35の他方端側から引き出されて他方のクリップ片22側に掛止される他側掛止腕部37とを備えて形成されている。
このため、両クリップ片12,22は、咬持片部13,23相互が常閉方向へと付勢された状態のもとで支軸43を介して一体的に組み合わせることでクリップ11として用いることができることになる。
しかも、このような構成からなるクリップ11は、一方のクリップ片12における咬持片部13の先端側の一端側と他端側とに、図3に示すように他方のクリップ片22側に向けて突設された左右一対の牙部14,14を備えている。
また、他方のクリップ片22は、その閉止時に牙部14,14相互間に位置させるべく突設された牙部24と、閉止時に各牙部14を受け入れるための凹部31とを咬持片部23の先端側に備えている。
このため、クリップ11には、一方のクリップ片12における一対の牙部14,14と、他方のクリップ片22における牙部24とを介することで、図4に示すように断面略円形を呈する被覆電線52などの咬持対象部材51に対する離脱困難な安定した咬持力を付与することができることになる。また、クリップ11は、咬持対象部材51に図4に示すように咬持させた際に、図5にAとして示す方向に外力が作用しても外れることはなく、図5にBとして示す方向に外力が作用した場合であっても傾きはするもの外れにくい。
しかも、図1および図2からも明らかなように、他方のクリップ片22の咬持片部23内には、静電誘導により電荷を検知するセンサ電極などの検知子48が内蔵されており、該検知子48にその一端部側を接続させたコード49が開操作片部25の開放端25a側から引き出されている。なお、検知子48は、一方のクリップ片12の咬持片部23内のみに、あるいは両クリップ片12,22の咬持片部13,23内に内蔵させておくこともできる。
図6は、本発明の第2の例を示すものであり、図3に示す第1の例とは一対の牙部14,14の具体的な構成を異にするのみであり、クリップ11としての基本構成は第1の例と異ならないので、それぞれの対応部位には同じ符号を付してその説明を省略する。
すなわち、図6に示す本発明の第2の例においては、一方のクリップ片12が備える各牙部14の外側面に、その咬持時に被覆電線52などの咬持対象部材51の長さ方向に対し斜め方向に傾いた際に面接触する凹曲面21が設けられている。
この場合、各凹曲面21は、できるだけ広い面接触領域を確保する必要から、被覆電線52などの咬持対象部材51の具体的な外径との関係で定まる曲率を付与して形成するのが望ましい。
図8は、本発明の第3の例を示すものであり、これも図3に示す第1の例とは一対の牙部14,14の具体的な構成を異にするのみであり、クリップ11としての基本構成は第1の例と異ならないので、それぞれの対応部位には同じ符号を付してその説明を省略する。
すなわち、図8に示す本発明の第3の例においては、一方のクリップ片12が備える各牙部14の外側面に第2の例と同様な凹曲面21が設けられている。しかも、各凹曲面21の表面には、摩擦係数を高めるための滑動阻止部材45が配設されている。この場合における滑動阻止部材45は、目の粗いシボ加工を施したり、梨地仕上げなどによる細かい凹凸をつけたり鋸歯状のギザギザを付けたりする加工を施して形成することができるほか、例えばゴム材やウレタン樹脂材などのような摩擦係数の高い素材を凹曲面21に貼着するなどして形成することができる。
次に、本発明の作用・効果を説明すれば、不使用時には、図1および図2に示されているように、クリップ11の不使用時には、一方のクリップ片12と他方のクリップ片22とがねじりコイルばね34などのバネ材33により付勢されて、咬持持片部13,23相互が閉止された状態となっている。
一方、使用に際しては、一方のクリップ片12の開操作片部15と他方のクリップ片22の開操作片部25とを作業者がねじりコイルばね34などのばね材33の付勢力に抗して押し込むことで、それぞれの咬持片部13,23を必要開度まで拡開させることができる。
被覆電線52などの咬持対象部材51に対しては、このようにして拡開させた状態のもとでその長さ方向と略直交する方向から咬持片部13,23を挟むように送り込んだ上で、開操作片部15,25に対する押し込み力を解除することで、咬持片部13,23を図4に示すように咬持させることができる。
このとき、一方のクリップ片12が咬持片部13に備えている左右一対の牙部14,14は、図4からも明らかなように咬持片部13に咬持対象部材51の周方向に沿わせるようにして配置することができる。
このため、咬持対象部材51に咬持させたクリップ11は、図5に示すように仮に咬持対象部材51の長さ方向に対し斜め方向に傾いてしまうことがあっても、いずれか一方の牙部14を咬持対象部材51側に線接触状態のもとで掛止させることができるので、外れにくい状態のもとで咬持させておくことができる。
さらに、クリップ11における咬持部13のやや凹陥された面には鋸歯状部17が、咬持部23のやや凹陥された面には鋸歯状部27がそれぞれ列設されている場合には、鋸歯状部17と鋸歯状部27とで咬持対象部材51を摩擦を伴わせて包み込むように咬持させることで、咬持対象部材51に対する咬持状態をより確実なものとすることができる。
また、本発明の第2の例である図6に示すクリップ11は、一方のクリップ片12が咬持片部13に備えている左右一対の牙部14,14のそれぞれの外側面14aに凹曲面21を備えているので、咬持時に咬持対象部材51の長さ方向に対し斜め方向に傾こうとする際に凹曲面21を面接触させてその滑動を阻止することで、斜め方向に傾く動きを阻止することができる。その結果、咬持対象部材51に対してのクリップ11の脱落防止効果を向上させることができる。
しかも、該凹曲面21が咬持対象部材51の外径との関係で定まる曲率が付与されて形成されている場合には、咬持対象部材51との関係でより広い面接触領域を確保することができ、さらに斜め方向に傾く動きを効果的に阻止することができる。したがって、咬持対象部材51に対してのクリップ11の脱落防止効果をより向上させることができる。
さらに、本発明の第3の例である図8に示すクリップ11は、第2の例の凹曲面21にさらに摩擦係数を高めるための滑動阻止部材45が付加形成されているので、咬持時に咬持対象部材51の長さ方向に対し斜め方向に傾こうとする際に凹曲面21を高い摩擦力を伴わせた状態のもとで面接触させてその滑動を阻止することで、斜め方向に傾く動きをより確実に阻止することができる。その結果、咬持対象部材51に対してのクリップ11の脱落防止効果をより一層向上させることができる。
以上は、本発明を図示例に即して説明したものであり、その具体的な実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、牙部14,24は、その閉止時に相互に隣り合う位置関係のもとで一方の咬持片部13と他方の咬持片部23との両先端側に各別に具備させておくこともできる。また、牙部は、図1に示すような一方のクリップ片12の咬持片部13側における牙部14としてではなく、図3に示すように他方のクリップ片22の咬持片部23側に牙部24として設けておくこともできる。また、牙部14または24は、咬持片部13,23の先端側の中央部位を含む適宜位置に1本構成のもとで、あるいは先端の一端側と他端側とにおける少なくともいずれか一方の側に偏らせた1本構成のもとで突設しておくこともできる。また、図6〜8においては、一方のクリップ片12の牙部14に凹曲面21が形成されている例が示されているが、図6などに示されている他方のクリップ片22の牙部24にも同様の構成のもとで凹曲面を形成しておくことができる。さらに、ばね材34は、咬持部13,23相互を常閉方向へと付勢することができるものでさえあれば、ねじりコイルばね34以外の板ばね等であってもよい。
本発明に係るクリップは、断面略円形を呈する各種の咬持対象部材に咬持させる際に用いるものでさえあれば、検相器を含む静電誘導検出器用のクリップ以外の適宜の用途にも供することができる。
11 クリップ
12 クリップ片
13 咬持片部
13a 対向面
14 牙部
15 開操作片部
16 軸支孔
17 歯部
18 段部
19 空間部
20 障壁部
21 凹曲面
22 クリップ片
23 咬持片部
23a 対向面
24 牙部
25 開操作片部
25a 開放端
26 軸受け部
26a 通孔
26b 遮蔽部
27 歯部
28 段部
29 空間部
30 障壁部
31 凹部
33 ばね材
34 ねじりコイルばね
35 コイル状部
36 一側掛止腕部
37 他側掛止腕部
43 支軸
45 滑動防止部材
48 検知子
49 コード
51 咬持対象部材
52 被覆電線

Claims (9)

  1. それぞれの先端側を咬持片部とし、後端側を開操作片部として相互を略中央部位置にて回動自在に連結する支軸にばね材を介装させて前記咬持片部を常閉方向へと付勢して一体的に対向配置される絶縁性樹脂材からなる一方のクリップ片と他方のクリップ片とで構成され、
    これらのクリップ片における少なくともいずれか一方の前記咬持片部は、その先端側に突設された牙部を備え、
    該牙部を介することで断面略円形を呈する咬持対象部材に対する脱落困難な安定した咬持力の付与を可能としたことを特徴とするクリップ。
  2. 前記牙部は、その閉止時に相互に隣り合う位置関係のもとで一方の前記咬持片部と他方の前記咬持片部との両先端側に各別に具備させた請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記牙部は、前記咬持片部の先端側における一端側と他端側とにおける少なくともいずれか一方の側に突設した請求項1または2に記載のクリップ。
  4. 前記牙部は、前記咬持片部の先端側の一端側と他端側とに一対となって突設した請求項1ないし3のいずれかに記載のクリップ。
  5. 前記牙部の外側面には、その咬持時に前記咬持対象部材の長さ方向に対し斜め方向に傾こうとする際に面接触する凹曲面を設けた請求項1ないし4のいずれかに記載のクリップ。
  6. 前記凹曲面は、前記咬持対象部材の外径との関係で定まる曲率を付与して形成した請求項5に記載のクリップ。
  7. 前記凹曲面には、摩擦係数を高めるための滑動阻止部材を配設した請求項5または6に記載のクリップ。
  8. 前記咬持片部相互の対向面には、鋸歯状の歯部を各別に設けた請求項1ないし7のいずれかに記載のクリップ。
  9. 前記クリップ片のうち、少なくともいずれか一方のクリップ片の前記咬持片部内には、静電誘導により電荷を検知する検知子を内蔵させるとともに、該検知子にその一端部を接続させたコードを前記開操作片部の開放端側から引き出した請求項1ないし8のいずれかに記載のクリップ。
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