JP2013253353A - 紡績機 - Google Patents

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正毅 岡
Kenichi Ueda
健一 上田
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Abstract

【課題】 風綿による不具合の発生を防止することができる紡績機を提供する。
【解決手段】 ドラフト装置7及び空気紡績装置9のうち少なくとも一方を含む給糸部が備えられた複数の紡績ユニット2と、複数の紡績ユニット2間を走行する糸継台車3とを備える紡績機1であって、糸継台車3は、紡績ユニット2に設けられたユニット側通信部60と通信を行う台車側通信部30と、ドラフト装置7及び空気紡績装置9と台車側通信部30との間に設けられ、風綿を受けるカバー32と、が設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の紡績ユニットと複数の紡績ユニット間を走行する作業台車とを備える紡績機に関する。
糸を生成する紡績機として、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この紡績機は、複数の紡績ユニットと、複数の紡績ユニット間を走行する複数の作業台車とを備えている。各作業台車は、紡績ユニットにおいて糸の切断が生じた場合に、糸の切断が生じた紡績ユニットまで走行し、切断された糸の糸継ぎを行う。この作業台車には、他の作業台車との衝突を防止するセンサが設けられている。
特開2005−330596号公報
紡績ユニットでは、糸を生成する過程において風綿(繊維屑)が生じることがある。この風綿が、作業台車に設けられたセンサ等の上に堆積した場合には、センサ等の不具合が生じる恐れがある。
そこで、本発明は、風綿による不具合の発生を防止する紡績機を提供することを目的とする。
本発明の紡績機は、複数の紡績ユニットと、作業台車とを含む。複数の紡績ユニットは、それぞれ、ドラフト部、及び、紡績部の少なくとも一方を含む給糸部を備える。作業台車は、複数の紡績ユニット間を走行するものである。作業台車は、紡績ユニットに設けられたユニット側通信部と通信を行う台車側通信部と、通信部カバーと、を備える。通信部カバーは、給糸部と台車側通信部との間に設けられ、風綿を受ける風綿受け面を有する。
この発明によれば、通信部カバーの風綿受け面によって風綿が受け止められることで、台車側通信部側への風綿の移動が遮断され、台車側通信部に風綿が付着することを防止できる。これにより、台車側通信部とユニット側通信部との間の通信において、風綿による不具合の発生を防止することができる。また、通信部カバーを設けて風綿を受ける構成としたので、台車側通信部の形状に関わりなく台車側通信部に風綿が付着することを防止できる。従って、台車側通信部の形状が制約を受けることがない。
通信部カバーは、少なくとも、ユニット側通信部と台車側通信部との通信時において、ユニット側通信部と台車側通信部とを繋ぐ直線と交差する位置が透明である、ことが好ましい。この場合には、ユニット側通信部と台車側通信部との通信において光が用いられる場合であっても、ユニット側通信部と台車側通信部との間で送受信される光が通信部カバー部によって遮断されることがなくなり、より確実に通信を行うことができる。
作業台車は、風綿受け面を清掃する清掃部を更に備える、ことが好ましい。この場合には、清掃部によって風綿受け面上に堆積する風綿を清掃することができる。これにより、より確実に、風綿による不具合の発生を防止することができる。
清掃部は、風綿受け面に空気を吹き付けるブローノズルと、ブローノズルに空気を供給する空気供給部と、空気供給部からブローノズルへの空気の供給及び空気の供給の遮断の切り替えを行う切替部と、切替部における空気の供給及び空気の供給の遮断の切り替えを制御する制御部と、を備えることが好ましい。この場合には、ブローノズルから吹き出される空気によって、風綿受け面上に堆積する風綿を容易に除去することができる。
ブローノズルは、給糸部から供給された糸が通る糸道と反対側方向に向けて、風綿受け面に空気を吹き付けるように配置されている、ことが好ましい。この場合には、ブローノズルから吹き出された空気によって吹き飛ばされた風綿が、給糸部から供給された糸に付着してしまうことを防止できる。
作業台車として、給糸部から供給された糸の糸継ぎを行う糸継台車を用いることができる。この場合には、糸継台車と紡績ユニットとの間でより確実に通信を行うことができ、例えば、糸継ぎに必要な情報等の送受信を行うことができる。
作業台車が給糸部から供給された糸の糸継ぎを行う糸継台車である場合、清掃部は、作業台車による糸継ぎ動作時に、風綿受け面の清掃を行う、ことが好ましい。作業台車が糸継ぎ動作を行っているときは、紡績ユニット側と不具合が生じることなく通信が可能である状態が好ましい。従って、糸継ぎ動作時に風綿受け面の清掃を行うことで、作業台車が糸継ぎ動作を行っているときに、紡績ユニットとより確実に通信を行うことができる。また、給糸部では、糸継ぎ動作中に風綿の除去を行う場合がある。この給糸部で行われる風綿の除去の際に、除去しきれなかった風綿が飛散し、風綿受け面上に落下することがある。従って、糸継ぎ動作中に風綿受け面の清掃を行うことで、給糸部の清掃によって飛散した風綿が風綿受け面上に堆積することを防止できる。
給糸部は、機台高さ方向において、作業台車の上部に設けられている、ことが好ましい。この場合には、給糸部から、下方に位置する作業台車に風綿が落下したとしても、通信部カバーによって風綿が受け止められ、風綿による不具合の発生を防止することができる。
通信部カバーは、台車側通信部の側方を更に囲んでいることが好ましい。この場合には、台車側通信部に風綿が付着することをより確実に防止することができる。これにより、風綿による不具合の発生をより確実に防止することができる。
本発明によれば、風綿による不具合の発生を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る紡績機の正面図である。 図1の紡績機の縦断面図である。 糸継台車の通信部周りを示す上面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書において「上流」及び「下流」とは、紡績時での糸の走行方向における上流及び下流を意味する。
図1に示す繊維機械としての紡績機1は、並設された多数の紡績ユニット2を備えている。この紡績機1は、糸継台車(作業台車)3と、ブロアボックス80と、原動機ボックス5と、を備えている。なお、紡績機1が設置される工場では、糸継台車3に対して紡績糸10の糸道側に、紡績ユニット2の配列方向に延びる作業者通路が設けられる。作業者は、作業者通路側から、各紡績ユニット2の操作や監視等を行うことができる。
図1に示すように、各紡績ユニット2は、上流から下流へ向かって順に、ドラフト装置(ドラフト部)7と、空気紡績装置(紡績部)9と、糸貯留装置12と、ワキシング装置14と、巻取装置13と、を備えている。ドラフト装置7及び空気紡績装置9により、巻取装置13に紡績糸10を供給する給糸部が構成される。
ドラフト装置7は、紡績機1の機台高さ方向において、紡績機1の筐体6の上端近傍に設けられている。このドラフト装置7から送られてくる繊維束8(図2参照)は空気紡績装置9で紡績される。空気紡績装置9から送出された紡績糸10はヤーンクリアラ52を通過した後、糸貯留装置12で更に下方に送られてワキシング装置14でワックスが付与される。その後、紡績糸10は、巻取装置13によって巻き取られ、これによりパッケージ45が形成される。
ドラフト装置7は、スライバ15を延伸して繊維束8にする。このドラフト装置7は図2に示すように、バックローラ対16、サードローラ対17、エプロンベルト18を装架したミドルローラ対19、及びフロントローラ対20の4つのローラ対を備えている。各ローラ対16,17,19及び20のボトムローラは、原動機ボックス5又は個別に設けられた不図示の駆動源からの動力により駆動される。各ローラ対16,17,19及び20は、回転速度を異ならせて駆動され、この結果、上流側から供給されたスライバ15を延伸して繊維束8にし、下流側の空気紡績装置9に送ることができる。
空気紡績装置9は、旋回気流を利用して繊維束8に撚りを与え、紡績糸10を生成する。空気紡績装置9は、詳細な説明や図示は省略するが、繊維案内部と、旋回流発生ノズルと、中空ガイド軸体と、を備えている。繊維案内部は、ドラフト装置7から送られた繊維束8を、空気紡績装置9の内部に形成される紡績室に案内する。旋回流発生ノズルは、繊維束8の経路の周囲に配置され、紡績室内に旋回流を発生させる。この旋回流によって、紡績室内の繊維束8の繊維端が反転され旋回する。中空ガイド軸体は、紡績された紡績糸10を紡績室から空気紡績装置9の外部へと案内する。
空気紡績装置9の下流には、糸貯留装置12が設けられている。この糸貯留装置12は、紡績糸10に所定の張力を与えて空気紡績装置9から引き出す機能と、糸継台車3による糸継ぎ時などに空気紡績装置9から送出される紡績糸10を滞留させて紡績糸10の弛みを防止する機能と、巻取装置13側の張力の変動が空気紡績装置9側に伝わらないように張力を調節する機能と、を有している。図2に示すように、糸貯留装置12は、糸貯留ローラ21と、糸掛け部材22と、上流側ガイド23と、電動モータ25と、下流側ガイド26とを備えている。
糸掛け部材22は、紡績糸10に係合する(引っ掛ける)ことが可能に構成されており、紡績糸10に係合した状態で糸貯留ローラ21と一体回転することにより、当該糸貯留ローラ21の外周面に紡績糸10を巻き付けることができる。
糸貯留ローラ21は、その外周面に紡績糸10を一定量巻き付けて貯留することができる。また、糸貯留ローラ21は、電動モータ25によって回転駆動される。糸貯留ローラ21の外周面に巻き付けられた紡績糸10は、糸貯留ローラ21が回転することにより当該糸貯留ローラ21を締め付けるようにして巻かれ、糸貯留装置12よりも上流側の紡績糸10を引っ張る。即ち、外周面に紡績糸10を巻き付けた状態の糸貯留ローラ21を所定の回転速度で回転させることで、糸貯留装置12は、紡績糸10に所定の張力を与えて空気紡績装置9から紡績糸10を所定の速度で引き出し、所定の速度で下流側に搬送することができる。
糸貯留ローラ21の外周面に所定量の紡績糸10を巻き付けることで、糸貯留ローラ21と紡績糸10との間で所定の接触面積を確保することができる。これにより、糸貯留ローラ21が十分な力で紡績糸10を保持して引っ張ることが可能となり、糸貯留装置12はスリップ等を発生させることなく空気紡績装置9から安定した速度で紡績糸10を引き出すことができる。
上流側ガイド23は糸貯留ローラ21のやや上流側に配置される。上流側ガイド23は、糸貯留ローラ21の外周面に対して紡績糸10を適切に案内する。上流側ガイド23は、空気紡績装置9から伝播してくる紡績糸10の撚りが当該上流側ガイド23よりも下流側に伝わることを防止する。
紡績機1の筐体6の前面側であって空気紡績装置9と糸貯留装置12との間の位置には、ヤーンクリアラ52が設けられている。空気紡績装置9で紡出された紡績糸10は、糸貯留装置12で巻き取られる前にヤーンクリアラ52を通過する。ヤーンクリアラ52は走行する紡績糸10の太さ及び/又は紡績糸10に含まれる異物の有無を監視し、紡績糸10の糸欠点を検出した場合に、糸欠点検出信号を紡績ユニット2に設けられたユニット側制御部53へ送信する。
上記ユニット側制御部53は、糸欠点検出信号を受信すると、直ちに、空気紡績装置9の旋回気流発生ノズルからの圧空の噴出を停止させる。これにより、旋回気流が停止して繊維束8の加撚が停止すると共に空気紡績装置9への繊維束8の導入も停止する。そして、空気紡績装置9において繊維の連続状態が分断され、紡績糸10が切断される。その後、ユニット側制御部53は、更にドラフト装置7等を停止させる。また、ユニット側制御部53は糸継台車3に制御信号を送り、当該紡績ユニット2の前まで糸継台車3を走行させる。その後、空気紡績装置9等を再び駆動し、糸継台車3に糸継ぎを行わせて巻取りを再開させる。このとき、糸貯留装置12は、空気紡績装置9が紡績を再開してから巻取りが再開されるまでの間、空気紡績装置9から連続的に送出される紡績糸10を糸貯留ローラ21に滞留させて紡績糸10の弛みを取る。
糸継台車3は、図1及び図2に示すように、ドラフト装置7及び空気紡績装置9等の下方側を、紡績ユニット2の並び方向に沿って走行する。糸継台車3は、スプライサ(糸継装置)43と、サクションパイプ44と、サクションマウス46と、を備えている。糸継台車3は、ある紡績ユニット2で糸切れ又は糸切断が発生すると、レール41に沿って当該紡績ユニット2まで走行し、停止する。サクションパイプ44は、軸を中心に上下方向に回動しながら、空気紡績装置9から送出される糸端を吸い込みつつ捕捉してスプライサ43へ案内する。サクションマウス46は、軸を中心に上下方向に回動しながら、巻取装置13に支持されたパッケージ45から糸端を吸引しつつ捕捉してスプライサ43へ案内する。スプライサ43は、案内された糸端同士の糸継ぎを行う。
筐体6における紡績糸10の糸道と反対側の面には、糸継台車3の上面と対向する位置に、光通信を行うためのユニット側通信部60が設けられている。また、糸継台車3の上面には、光通信を行うための台車側通信部30が設けられている。このユニット側通信部60と台車側通信部30とが光通信を行うことで、紡績ユニット2と糸継台車3との間で情報交換が行われる。
糸貯留装置12の下流には、ワキシング装置14が設けられている。ワキシング装置14は、糸貯留装置12から巻取装置13に向けて走行する紡績糸10に、ワックスを付与する。
巻取装置13は、支軸70まわりに揺動可能に支持されたクレードルアーム71を備える。このクレードルアーム71は、紡績糸10を巻回するためのボビン48を回転可能に支持する。
また、巻取装置13は、巻取ドラム72と、トラバース装置75と、を備えている。巻取ドラム72は、ボビン48の外周面又は紡績糸10を巻回して形成されるパッケージ45の外周面に接触して駆動できる。トラバース装置75は、紡績糸10に係合可能なトラバースガイド76を備えている。巻取装置13は、トラバースガイド76を図略の駆動手段によって往復動させながら巻取ドラム72を図略の電動モータによって駆動することで、巻取ドラム72に接触するパッケージ45を回転させ、紡績糸10を綾振りしつつパッケージ45に紡績糸10を巻き取る。なお、トラバース装置75のトラバースガイド76は、複数の紡績ユニット2で共有されるシャフトにより、各紡績ユニット2で共通に駆動される。
ブロアボックス80には、紡績ユニット2の各部又は糸継台車3等に供給するエアーを発生させるエアー供給部(空気供給部・清掃部)81が格納されている。
次に、糸継台車3の上部に設けられた台車側通信部30の取り付け構造の詳細について説明する。図2及び図3に示すように、糸継台車3を形成する筐体31の上板31aには、紡績ユニット2のユニット側通信部60と対向する位置に窪みXが設けられている。窪みXは、糸継台車3の移動方向両側に位置する側壁31cと、窪みXにおける紡績糸10の糸道と反対側に位置する後壁31bとによって囲まれている。後壁31bは、鉛直方向に対して傾斜している。窪みXは、上方側及び紡績糸10の糸道側が開口している。台車側通信部30は、上板31aの窪みX内に設置される。具体的には、台車側通信部30は、後壁31bに取り付けられる。
上板31aの上側面には、窪みXを覆うようにして平板状に形成された透明のカバー(通信部カバー)32が水平に載置される。カバー32は、ドラフト装置7及び空気紡績装置9と、台車側通信部30との間に位置している。カバー32は、ボルト33によって上板31aに固定される。これにより、窪みXの上方側の開口が、カバー32によって封止される。カバー32は、ドラフト装置7及び空気紡績装置9等から落下する風綿を受ける。
カバー32は、ユニット側通信部60と台車側通信部30との通信時において、ユニット側通信部60と台車側通信部30とを繋ぐ直線と交差している。即ち、カバー32はユニット側通信部60と台車側通信部30との間に配置される。ユニット側通信部60と台車側通信部30とはカバー32を介して通信を行う。
窪みXにおける、紡績糸10の糸道側の開口部を覆うように、平板状に形成されたブラケット34が上板31aに固定される。これにより、台車側通信部30は、カバー32によって上部が覆われる。また、台車側通信部30は、ブラケット34、後壁31b及び側壁31cによって、側方が囲まれる。このように、ブラケット34、後壁31b及び側壁31cが、台車側通信部30の側方を囲む通信部カバーとして機能する。
ブラケット34は、上端がカバー32よりも上方に延びている。ブラケット34の上端部近傍には、空気を吹き付けるブローノズル(清掃部)35が固定される。ブローノズル35は、カバー32の上面(風綿受け面)Wに空気を吹き付ける。また、ブローノズル35は、カバー32に対して紡績糸10の糸道と反対側に向けて空気を吹き付ける。
ブローノズル35には、配管36を介して切替部(清掃部)37が接続される。配管36には、エアー供給部81からの圧縮空気が供給される。切替部37は、エアー供給部81からブローノズル35への空気の供給、及び、空気の供給の遮断の切り替えを行う。なお、ブロアボックス80に設けられたエアー供給部81からの圧縮空気をブローノズル35から吹き出す以外にも、糸継台車3にエアー供給部を設けてもよい。
糸継台車3には、糸継台車3の走行の制御、台車側通信部30を用いた紡績ユニット2との通信の制御、及びスプライサ43による糸継ぎの制御の少なくともいずれかを行う台車側制御部(清掃部)38が設けられる。台車側制御部38は、切替部37における、エアー供給部81からブローノズル35への空気の供給と空気の供給の遮断との切り替え動作を制御する。
台車側制御部38は、スプライサ43による糸継ぎ動作時に、ブローノズル35からカバー32の上面Wに向けて空気が吹き出されるように切替部37を制御する。なお、糸継ぎ動作時とは、スプライサ43による糸継ぎ動作の開始時、糸継ぎ動作中、糸継ぎ動作終了時の少なくともいずれかの時を含む。
本実施形態は以上のように構成され、ドラフト装置7及び空気紡績装置9と、台車側通信部30と、の間にカバー32を配置する。これにより、ドラフト装置7及び空気紡績装置9から風綿が落下したとしても、カバー32の上面Wによって風綿が受け止められることで、台車側通信部30側への風綿の移動が遮断され、台車側通信部30に風綿が付着することを防止できる。従って、ユニット側通信部60と台車側通信部30との間の通信において、風綿による不具合の発生を防止することができる。
また、カバー32を設けて風綿を受ける構成としたので、台車側通信部30の形状に関わりなく台車側通信部30に風綿が付着することが防止できる。従って、例えば、風綿が付着することを防止するために凹凸のない形状の通信部を用いる等の必要がなく、様々な形状の台車側通信部30を用いることができる。
カバー32は透明であるので、ユニット側通信部60と台車側通信部30との通信において光が用いられる場合であっても、ユニット側通信部60と台車側通信部30との間で送受信される光がカバー32によって遮断されることがなくなり、より確実に通信を行うことができる。
糸継台車3に、カバー32の上面Wに空気を吹き付けるブローノズル35を設けたので、ブローノズル35から吹き出される空気によって、カバー32上に堆積する風綿を容易に清掃することができる。これにより、より確実に、風綿による不具合の発生を防止することができる。
ブローノズル35は、カバー32に対して紡績糸10の糸道と反対側方向に向けてカバー32の上面Wに空気を吹き付ける。これにより、ブローノズル35から吹き出された空気によって吹き飛ばされた風綿が、紡績糸10に付着してしまうことを防止できる。
糸継台車3による糸継ぎ動作中は、糸継ぎの対象となる紡績ユニット2と不具合が生じることなく通信が可能である状態が好ましい。従って、糸継台車3の台車側制御部38は、糸継ぎ動作時にブローノズル35から空気が吹き出されるように切替部37を制御し、カバー32の上面Wの清掃を行うことで、糸継台車3が糸継ぎ動作を行っているときに、紡績ユニット2とより確実に通信を行うことができる。
ドラフト装置7及び/又は空気紡績装置9では、糸継台車3による糸継ぎ動作中に風綿の除去を行う場合がある。このドラフト装置7及び/又は空気紡績装置9で行われる風綿の除去の際に、除去しきれなかった風綿が飛散し、ドラフト装置7等の下方に位置する糸継台車3のカバー32上に落下することがある。従って、台車側制御部38は、スプライサ43による糸継ぎ動作時にカバー32の上面Wに空気が吹き出されるように切替部37を制御することで、ドラフト装置7等の清掃によって飛散した風綿がカバー32上に堆積することを防止できる。
糸継台車3の台車側通信部30は、カバー32、ブラケット34、後壁31b及び側壁31cによって、上部及び側方が囲まれる。これにより、台車側通信部30に風綿が付着することをより確実に防止することができ、風綿による不具合の発生をより確実に防止することができる。カバー32によって台車側通信部30の上方を覆うことに加え、ブラケット34、後壁31b及び側壁31cによって台車側通信部30の側方を囲むことによって、糸継台車3と通信を行う紡績ユニット2に隣接する紡績ユニット2等からの風綿が台車側通信部30に付着することを防止することができる。特に、側壁31cは、隣接する紡績ユニット2のドラフト装置7及び空気紡績装置9と、台車側通信部30との間に位置し、隣接する紡績ユニット2のドラフト装置7等からの風綿が台車側通信部30に付着することを防止している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、カバー32は、ドラフト装置7及び空気紡績装置9と、台車側通信部30との間に位置しているものとしたが、ドラフト装置7及び空気紡績装置9の少なくとも一方と、台車側通信部30との間に位置していてもよい。
カバー32は、透明であるものとしたが、少なくとも、ユニット側通信部60と台車側通信部30との通信時において、ユニット側通信部60と台車側通信部30とを繋ぐ直線と交差する位置が透明であればよい。
カバー32を、上板31aの上面に水平に載置するものとしたが、水平に対して傾斜させて設置しても良い。傾斜をつけてカバー32を設置することにより、カバー32上に風綿を堆積し難くすることができる。
カバー32上の風綿を、ブローノズル35から吹き出された空気によって除去するものとしたが、空気の吹き出しによって除去するものに限定されない。例えば、ブローノズル35に代えて吸引ノズルを設け、吸引ノズルによる吸引によって、カバー32上の風綿を除去することもできる。また、例えば、紡績ユニット2の筐体6に取り付けられたブラシによって、カバー32上の風綿を除去することもできる。
糸継台車3に設けられた台車側通信部30に風綿が付着することを防止するためにカバー32を設けるものとしたが、糸継台車3以外にも、他の作業台車に設けられた通信部等のセンサに風綿が付着することを防止するために、上記実施形態で説明したカバー32等を用いることができる。
糸継ぎ動作時に、カバー32の上面Wに空気を吹き付けるものとしたが、このタイミングに限定されない。
また、台車側通信部30は、カバー32、後壁31b、側壁31c及びブラケット34によって、上方及び側方が覆われるものとしたが、少なくとも、カバー32によって台車側通信部30の上方が覆われていれば良い。即ち、ドラフト装置7及び空気紡績装置9と、台車側通信部30との間にカバー32が配置されていれば良い。
台車側通信部30とユニット側通信部60とは光を用いて通信を行うものとしたが、これ以外の方法によって通信を行うこともできる。
上記実施形態では、1つの紡績機1に対して1つの糸継台車3が設けられているが、紡績ユニット2の数に応じて、複数の糸継台車3を設けてもよい。
1…紡績機、2…紡績ユニット、3…糸継台車(作業台車)、7…ドラフト装置(ドラフト部・給糸部)、9…空気紡績装置(紡績部・給糸部)、10…紡績糸(糸)、30…台車側通信部、32…カバー(通信部カバー)、35…ブローノズル(清掃部)、37…切替部(清掃部)、38…台車側制御部(清掃部)、60…ユニット側通信部、81…エアー供給部(清掃部・空気供給部)、W…上面(風綿受け面)。

Claims (9)

  1. ドラフト部及び紡績部の少なくとも一方を含む給糸部が備えられた複数の紡績ユニットと、前記複数の紡績ユニット間を走行する作業台車とを備える紡績機であって、
    前記作業台車は、
    前記紡績ユニットに設けられたユニット側通信部と通信を行う台車側通信部と、
    前記給糸部と前記台車側通信部との間に設けられ、風綿を受ける風綿受け面を有する通信部カバーと、
    を備える、紡績機。
  2. 前記通信部カバーは、少なくとも、前記ユニット側通信部と前記台車側通信部との通信時において、前記ユニット側通信部と前記台車側通信部とを繋ぐ直線と交差する位置が透明である、請求項1に記載の紡績機。
  3. 前記作業台車は、前記風綿受け面を清掃する清掃部を更に備える、請求項1に記載の紡績機。
  4. 前記清掃部は、
    前記風綿受け面に空気を吹き付けるブローノズルと、
    前記ブローノズルに空気を供給する空気供給部と、
    前記空気供給部から前記ブローノズルへの空気の供給及び空気の供給の遮断の切り替えを行う切替部と、
    前記切替部における前記空気の供給及び前記空気の供給の遮断の切り替えを制御する制御部と、
    を備える請求項3に記載の紡績機。
  5. 前記ブローノズルは、前記給糸部から供給された糸が通る糸道と反対側方向に向けて、前記風綿受け面に空気を吹き付けるように配置されている、請求項4に記載の紡績機。
  6. 前記作業台車は、前記給糸部から供給された糸の糸継ぎを行う糸継台車である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の紡績機。
  7. 前記作業台車は、前記給糸部から供給された糸の糸継ぎを行う糸継台車であり、
    前記清掃部は、前記作業台車による糸継ぎ動作時に、前記風綿受け面の清掃を行う、請求項3〜5のいずれか一項に記載の紡績機。
  8. 前記給糸部は、機台高さ方向において、前記作業台車の上部に設けられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の紡績機。
  9. 前記通信部カバーは、前記台車側通信部の側方を更に囲む、請求項8に記載の紡績機。
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