JP2013252407A - 手術用針付き縫合糸 - Google Patents

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Junko Watanabe
淳子 渡邊
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Abstract

【課題】外科手術に際し結び目の形成を容易にした、特に、内視鏡手術に用いて好適な手術用縫合糸を提供する。
【解決手段】糸付き縫合針2の一部にコイル状の多重ループ5と、その糸端をかかる多重ループの最初のループ4に予め通して半結節が形成されている手術用縫合糸。
【選択図】図1

Description

産業上の技術分野
本考案は、心臓血管外科、一般外科、特に、腹腔内や胸腔内の内視鏡手術やロボット手術に用いて最適な手術用縫合糸の提供に関するものである。
近年、患者の負担を軽減する目的において内視鏡やロボットを用いた手術が広く行われるようになってきている。
切開部が小さく傷跡が目立たないこと、手術侵襲が少なく、治癒期間が短くて済むこと等、多くの利点がある反面、体腔内で外科的処置を施すため、特に、縫合糸によって患部を縫合したり、吻合したりする作業に高度の熟練を要した。
即ち、外科の創世記より一般的に行われる器械結紮法は、術部に刺入させた縫合糸を鉗子に数回巻き付けて輪をつくり、かかる巻き付けられた輪の中に他方の糸端を引き込んで更に引っ張ることによって結び目を形成しているのであるが、特に、前記した内視鏡による手術においては体腔内の、しかも術野が狭く、その動きが制限された中で鉗子を回転させて縫合糸を巻つけていたためその作業の確実性に問題があり、特に、縫合糸が滑ってループを形成し難いこと、とりわけ内視鏡下の当該分野で多用されているモノフィラメント縫合糸は緩みやすいこと、また糸の剛性が大きいため、かかる現象が顕著であることから、その作業に熟練と時間を要し、緩むことで目的を完遂し得ない場合もあり、場合によっては切開部を広げ用的に結紮する必要も生じた。
考案が解決しようとする課題
本考案は、かかる従来の欠点を解消したもので、特に、すでに結び目を部分的につつくっておき手術時に緩まない結節を形成し易く、しかもこれを確実に行うことのできる新規な縫合糸を提供したものである。
課題を解決するための手段
しかるに本考案は、その構成において、糸の一部にコイル状の多重ループが形成さらに、糸端をかかるループの一部に予め交差させ、半結節を形成されて成ることに特徴を有する手術用縫合糸に関する。
作用
本考案は、前記したように縫合糸自体にコイル状のループを複数形成して成るため、手術時に、縫合針を組織に刺入貫通した後、多重ループに通して糸を牽引するだけで、従来のように鉗子を回転させる等してこれを巻き付ける必要がなく、また、結ぶという作業をせずとも容易に確実に結紮を行うことができるものである。
本考案を構成する縫合糸は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、フッ素樹脂系等の合成繊維、キチン、カプロラクトン、ρ−ジオキサノン、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリグリコール酸とポリ乳酸の共重合体、或はブレンド物等より成る生体分解吸収性繊維、金属、或は、絹等、従来より汎用されている縫合糸等に広く適用可能であり、また、その縫合糸の形態も合糸されたもの、合撚されたもの、ブレード糸、モノ、或は、マルチフィラメント糸等何れでもよい。
しかしながら、その効果が顕著であり、また、コイル状ループの形成加工が容易であること、体内に放置して異物として残存しないこと等の観点より、生体分解吸収性素材によるモノフィラメント糸にて構成された縫合糸を、特に、内視鏡手術用とするのが好適である。しかしながら、その素材、用法についてはこれに限定されるものではなく心臓血管外科においては生体分解吸収性素材を用いることは出来ないことはいうまでもない。
なお、形成されるコイル状のループは、例えば、適宜の樹脂を付着させた後、芯材に螺旋状に巻き付けてその形状を付着させた樹脂によって固定したり、熱可塑性素材であれば単に芯材に巻き付け、適宜の温度で熱処理することによってこれを熱固定したり、両法を併用したり、その方法は適用する素材の特性に応じて任意の方法を選択できる。
また、形成されるループは少なくとも、引張された張力が除去された後においてもその形状が維持されることが望ましく、そのループ形成の位置、形状、大きさ等はこれに適用する鉗子のサイズ、形状等に応じて適宜設定すればよい。
更に、形成されるループの数は少なくとも2個あれば結び目の形成は可能であるが、強固な結び目の形成と、あまり結び目が大きくなり過ぎない等の観点より2〜5個の範囲にあるのが好ましい。
以下、例示した図面をもとにその構成と使用方法について説明する。
図1には本考案縫合糸1の構成を示したが、これは、一端にスエージングによって縫合針2が取りつけられ、また3−6個の螺旋状のループ5およびモノフィラメント縫合糸の針のついていない遠位端6を予め先述のループ5の最終ループ4に交差させた複合ループが形成されたモノフィラメント縫合糸を例示したものである。
これの使用法については図2に示すように本考案縫合糸1をそのまま患部に導き、別の鉗子8によって縫合針2を組織9に貫通させて保持(図2参照)した後、かかる縫合糸の縫合針2を鉗子8で掴んでループ5の中に引き込み、更にこれを引っ張ることによって結び目10を形成する。(図3,4参照)
考案の効果
本考案構成によると当初より螺旋状のループが形成されており、これを鉗子等にて縫合針を組織に刺入貫通した後、多重ループに通して糸を牽引するだけで、従来のように鉗子を回転させる等してこれを巻き付ける必要がなく、また、結ぶという作業をせずとも容易に確実に結紮を行うことができる。従来のように狭い術野で鉗子を回転させてループを形成する必要がなく、また、余分な切開部を設ける必要もない。また多重の結節が一回の縫合でできあがるので、従来のように何度も繰り返し機械結びを行うことは必要ない。特に、滑ったり剛性によってループ形成が困難である従来の欠点が解消でき、更に、鉗子によって縫合糸を患部まで案内する際においても糸が絡んだりもつれたりするトラブルを生じない。
よって、結ぶという作業に到るまで迅速、且つ、正確にこれを行うことができ、従来のように高度な技術も必要とせず、また、手術時間を大幅に短縮することができるため患者の手術侵襲を和らげることができる等、多大の効果を奏するものである。
なお、本考案縫合糸は、内視鏡手術のみならず、他の器械結紮法による一般的手術にも広く適用できるものであることは前記したとおりである。
図の説明
本考案の構成を例示した斜視図。 使用状態を示した斜視図。 使用状態を示した斜視図。 使用状態を示した斜視図。
1 本考案縫合糸
2 縫合針

4 ループ
5 ループ
6 糸
7 糸端
8 鉗子
9 人体組織

Claims (1)

  1. 針付きの縫合糸であって、少なくともその一部にコイル状の多重ループと糸端にかかるループに予め交差させ、半結節が形成されていることを特徴とする手術用縫合糸。
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