JP2013252204A - 凍結血漿解凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】凍結血漿バッグに貯蔵された凍結血漿を温水を使用することなく安全かつ衛生的に短時間に解凍できるとともに、構成が簡単でありコンパクトで使い勝手が良く、温度管理の信頼性が高く耐久性があり低価格の凍結血漿解凍装置を提供する。
【解決手段】本装置は、凍結血漿バッグ2に貯蔵された凍結血漿を解凍する凍結血漿解凍装置1であって、高熱伝導率を有する材料からなり、凍結血漿バッグを挟み込む一対の融解プレート3a、3bと、凍結血漿バッグを挟み込んだ一対の融解プレートのうちの少なくとも一方の融解プレートを揺動させる揺動手段と、を備え、一対の融解プレートのそれぞれには、融解プレートを加熱するヒータ5a、5b及び融解プレートの温度を検出する温度センサ6a、6bが設けられ、温度センサの検出値に基づいてヒータの供給電力を調整して融解プレートを所定の温度に調節する温度調節手段31を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、凍結血漿解凍装置に関し、さらに詳しくは、凍結血漿バッグに貯蔵された凍結血漿を温水を使用することなく安全かつ衛生的に短時間に解凍できるとともに、構成が簡単でありコンパクトで使い勝手が良く、温度管理の信頼性が高く耐久性があり低価格の凍結血漿解凍装置に関する。
従来より、凍結血漿バッグに貯蔵された凍結血漿の解凍は、凍結血漿バッグを恒温水槽に浸漬して行われている。このような温水を用いた解凍方法は、衛生的に問題があった。装置も恒温槽を設けるため大きくなるのと、解凍時間も温水を作る時間を含めると30分程度かかっていた。また、衛生上この温水も定期的に交換しなければならないというメンテナンスがかかっていた。
そこで温水を使用しないで衛生的に凍結血漿を解凍する装置が開発され特開2007−61245号公開に開示された凍結血漿解凍装置が提案された。これは凍結血漿バッグを熱媒体バッグにより上下で挟み込み、その外側に板状ヒータを備えた凍結血漿ケースと板状ヒータを制御する温度調節器とモータおよびカムを利用し、前記凍結血漿ケースを揺動させる手段を構成するものである。熱媒体バッグは可とう性樹脂シートを製袋したバッグに流動性熱媒体が貯蔵されたものである。原理的には熱伝導性を利用した凍結血漿解凍装置である。しかしながら、可とう性樹脂シートおよび流動性熱媒体の熱伝導率は、どんなに熱伝導性の良いものを選定しても固体金属に比べ2桁ほど低いものである。参考に、電子部品の冷却に使用される放熱シート、放熱グリースの最も熱伝導性の良いものはシリコン樹脂系で1〜3W/(mk)であり、アルミは236W/(mk)、銅は398W/(mk)である。これらを使用している限り解凍時間が早くならずあまり改善されないのと、温度制御にもタイムラグができ温度制御も精度良くできないこと、また、作業者が誤って鋭角のものを当てた場合可とう性樹脂シートが破れ流動性熱媒体が流れ出すことになるし、使用頻度を増せば、擦れて破れるといった耐久性にも問題であった。
特開2007−61245号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、凍結血漿バッグに貯蔵された凍結血漿を温水を使用することなく安全かつ衛生的に短時間に解凍できるとともに、構成が簡単でありコンパクトで使い勝手が良く、温度管理の信頼性が高く耐久性があり低価格の凍結血漿解凍装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、凍結血漿バッグに貯蔵された凍結血漿を解凍する凍結血漿解凍装置であって、高熱伝導率を有する材料からなり、前記凍結血漿バッグを挟み込む一対の融解プレートと、前記凍結血漿バッグを挟み込んだ前記一対の融解プレートのうちの少なくとも一方の融解プレートを揺動させる揺動手段を備え、前記一対の融解プレートのそれぞれには、該融解プレートを加熱するヒータ及び該融解プレートの温度を検出する温度センサが設けられ、前記温度センサの検出値に基づいて前記ヒータの供給電力を調整して前記一対の融解プレートを所定の温度に調節する温度調節手段を備えることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記融解プレートは、アルミニウム、銅、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素又はカーボンを用いてなることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載において、前記一対の融解プレートのうちの一方の融解プレートは、他方の融解プレートに対して揺動自在に支持されており、前記揺動手段は、前記凍結血漿バッグを挟み込んだ前記一対の融解プレートのうちの前記一方の融解プレートを揺動させることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載において、前記融解プレートには、前記凍結血漿バッグと接触する表面側に凹部が形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載において、前記温度センサは、前記融解プレートの前記凍結血漿バッグと接触する表面側の近傍に埋設されており、前記温度調節手段は、前記温度センサの検出値に基づいて前記ヒータの供給電力を調整して前記一対の融解プレートを30℃〜40℃の範囲内で所定の温度に調節することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載において、前記温度センサの検出値が予め決められた上限値を超えた場合、又は前記一対の融解プレートのそれぞれの前記温度センサの検出値の差が予め決められた所定値以上となった場合に、前記ヒータの供給電力を停止し且つ異常を報知する安全手段を備えることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載において、前記凍結血漿バッグの加熱動作中及び加熱動作終了後に、表示部に前記温度センサの検出値を表示する温度表示手段を備えることを要旨とする。
本発明の凍結血漿解凍装置によると、高熱伝導率を有する材料からなり、凍結血漿バッグを挟み込む一対の融解プレートと、凍結血漿バッグを挟み込んだ一対の融解プレートのうちの少なくとも一方の融解プレートを揺動させる揺動手段を備え、一対の融解プレートのそれぞれには、融解プレートを加熱するヒータ及び融解プレートの温度を検出する温度センサが設けられ、温度センサの検出値に基づいてヒータの供給電力を調整して一対の融解プレートを所定の温度に調節する温度調節手段を備えるので、温度調節手段により一対の融解プレートが所定の温度に調節されるとともに、揺動手段により少なくとも一方の融解プレートが揺動される。そして、一対の融解プレートの間に挟み込まれた凍結血漿バッグは、一対の融解プレートとの接触による熱伝導で凍結血漿の成分や組織を破壊することなく解凍される。これにより、凍結血漿バッグに貯蔵された凍結血漿を温水を使用することなく安全かつ衛生的に短時間で解凍できるとともに、構成が簡単でありコンパクトで使い勝手が良く、温度管理の信頼性が高く耐久性があり低価格の装置とすることができる。
また、前記融解プレートが、アルミニウム、銅、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素又はカーボンを用いてなる場合は、高熱伝導率を有する金属材料やセラミック材料からなる融解プレートとされる。よって、凍結血漿の解凍時間を更に短くできる。
また、前記一対の融解プレートのうちの一方の融解プレートが、他方の融解プレートに対して揺動自在に支持されており、前記揺動手段は、前記凍結血漿バッグを挟み込んだ前記一対の融解プレートのうちの前記一方の融解プレートを揺動させる場合は、凍結血漿バッグは、揺動する一方の融解プレートと固定的な他方の融解プレートとの間で揉み込まれる。これにより、凍結血漿バッグ内で溶けた液体が回遊されるため、凍結血漿の解凍時間を更に短くできる。
また、前記融解プレートに、前記凍結血漿バッグと接触する表面側に凹部が形成されている場合は、凍結血漿バッグは、一対の融解プレートの各凹部の間に挟み込まれる。これにより、加熱動作中に凍結血漿バッグの位置が固定され融解プレートから外れてしまうことが防止される。また、凹部により凍結血漿バッグと融解プレートとの接触面積が増加するため、凍結血漿の解凍時間を更に短くできる。
また、前記温度センサが、前記融解プレートの前記凍結血漿バッグと接触する表面側の近傍に埋設されており、前記温度調節手段は、前記温度センサの検出値に基づいて前記ヒータの供給電力を調整して前記融解プレートを30℃〜40℃の範囲内で所定の温度に調節する場合は、温度管理の信頼性が更に高められる。
また、前記温度センサの検出値が予め決められた上限値を超えた場合、又は前記一対の融解プレートのそれぞれの前記温度センサの検出値の差が予め決められた所定値以上となった場合に、前記ヒータの供給電力を停止し且つ異常を報知する安全手段を備える場合は、融解プレートを加熱制御する機構の暴走を防止することができる。
さらに、前記凍結血漿バッグの加熱動作中及び加熱動作終了後に、表示部に前記温度センサの検出値を表示する温度表示手段を備える場合は、凍結血漿バッグの加熱動作中及び加熱動作終了後も表示部に融解プレートの温度が表示される。よって、凍結血漿バッグを利用する際に適切な温度であるかを把握することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る凍結血漿解凍装置を模式的に示す縦断面図である。 上記凍結血漿解凍装置の斜視図であり、(a)は開閉カバーを閉鎖した状態を示し、(b)は開閉カバーを開放した状態を示す。 実施例に係る制御部を説明するためのブロック図である。 上記凍結血漿解凍装置の作用説明図である。 上記凍結血漿解凍装置による凍結血漿バッグの昇温特性を示すグラフである。 上記凍結血漿解凍装置の正面パネルの正面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.凍結血漿解凍装置
本実施形態1.に係る凍結血漿解凍装置は、凍結血漿バッグ(2)に貯蔵された凍結血漿を解凍する凍結血漿解凍装置(1)であって、高熱伝導率を有する材料からなり、凍結血漿バッグを挟み込む一対の融解プレート(3a、3b)と、凍結血漿バッグを挟み込んだ一対の融解プレートのうちの少なくとも一方の融解プレートを揺動させる揺動手段と、を備え、一対の融解プレートのそれぞれには、融解プレートを加熱するヒータ(5a、5b)及び融解プレートの温度を検出する温度センサ(6a、6b)が設けられ、温度センサの検出値に基づいてヒータの供給電力を調整して融解プレートを所定の温度に調節する温度調節手段(31)を備えることを特徴とする(例えば、図1及び図3等参照)。
上記融解プレート(3a、3b)は、例えば、その厚みが3mm以上で40mm以下であることができる。これにより、融解プレートの熱伝導性を良くできるとともに、融解プレートひいては装置全体の重量を抑えることができる。
本実施形態1.に係る凍結血漿解凍装置としては、例えば、上記融解プレート(3a、3b)は、アルミニウム、銅、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素又はカーボンを用いてなる形態を挙げることができる。これらのうち、高熱伝導率といった観点から、上記融解プレート(3a、3b)が、アルミニウム板、銅板、又はアルミニウム板と銅板とを貼り合わせた複合板からなることが好ましい。
本実施形態1.に係る凍結血漿解凍装置としては、例えば、上記一対の融解プレート(3a、3b)のうちの一方の融解プレート(3a)は、他方の融解プレート(3b)に対して揺動自在に支持されており、上記揺動手段は、凍結血漿バッグを挟み込んだ一対の融解プレートのうちの一方の融解プレート(3a)を揺動させる形態(例えば、図1等参照)を挙げることができる。この場合、例えば、上記揺動手段は、モータやシリンダ等の駆動源(13)と、駆動源を駆動させる揺動指令手段(32)と、駆動原の駆動により昇降され融解プレートに当接して融解プレートを揺動させる揉みローラ(17)と、を備えることができる。これにより、揺動手段ひいては装置全体を簡易且つ安価な構造とすることができる。
本実施形態1.に係る凍結血漿解凍装置としては、例えば、上記融解プレート(3a、3b)には、凍結血漿バッグ(2)と接触する表面側に凹部(22)が形成されている形態(例えば、図2(b)等参照)を挙げることができる。この場合、例えば、凹部の深さは1mm〜5mmであることができる。また、例えば、凹部の周縁と融解プレートの表面とは円弧部(23)で連結されていることができる(例えば、図4等参照)。これらにより、緩やかな凹部として、融解プレートの表面に存在するアルコールや消毒液等を一拭きで清掃でき衛生的に良い。
本実施形態1.に係る凍結血漿解凍装置としては、例えば、上記融解プレート(3a、3b)には、凍結血漿バッグ(2)と接触しない表面側に断熱材(25a、25b)が設けられている形態(例えば、図1等参照)を挙げることができる。これにより、融解プレートを短時間で所定の温度まで加熱できる。なお、上記断熱材としては、例えば、グラスウール、ロックウール等の繊維材やウレタンフォーム等の発泡材等を挙げることができる。
本実施形態1.に係る凍結血漿解凍装置としては、例えば、上記温度センサ(6a、6b)は、融解プレート(3a、3b)の凍結血漿バッグ(2)と接触する表面側の近傍に埋設されており、上記温度調節手段(31)は、温度センサの検出値に基づいてヒータ(5a、5b)の供給電力を調整して融解プレートを30℃〜40℃の範囲内で所定の温度に調節する形態(例えば、図1及び図3等参照)を挙げることができる。
本実施形態1.に係る凍結血漿解凍装置としては、例えば、上記温度センサ(6a、6b)の検出値が予め決められた上限値(例えば、40℃等)を超えた場合、又は融解プレート(3a、3b)の温度センサ(6a、6b)の検出値の差が予め決められた所定値(例えば、5℃等)以上となった場合に、ヒータ(5a、5b)の供給電力を停止し且つ異常を報知する安全手段(33)を備える形態(例えば、図1及び図3等参照)を挙げることができる。この場合、例えば、上記安全手段は、温度センサが断線した場合、ヒータの供給電力を停止し且つ異常を報知することができる。これにより、加熱制御機構の暴走をより確実に防止できる。なお、上記異常の報知形態としては、例えば、音声の発生、光源の点灯又は点滅、表示パネルでの異常報知等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを挙げることができる。
本実施形態1.に係る凍結血漿解凍装置としては、例えば、上記凍結血漿バッグ(2)の加熱動作中及び加熱動作終了後に、表示部(36)に温度センサ(6a、6b)の検出値を表示する温度表示手段(34)を備える形態(例えば、図1及び図3等参照)を挙げることができる。この場合、例えば、簡素化するため温度センサ(6a、6b)のどちらか一方の温度表示とする。なお、上記表示部としては、例えば、液晶表示パネル、セブンセグメント表示器、LEDドット表示器、音声表示器等を挙げることができる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)凍結血漿解凍装置の構成
本実施例に係る凍結血漿解凍装置1は、図1に示すように、凍結血漿バッグ2に貯蔵された凍結血漿を解凍する装置である。この凍結血漿解凍装置1は、凍結血漿バッグ2を上下方向に挟み込む上部融解プレート3a及び下部融解プレート3bを備えている。
なお、本実施例では、上記融解プレート3a、3bとして、その厚みが3mm以上で40mm以下の、切削または鋳造によるアルミ板または銅板を使用する。上記融解プレート3a、3bとしては、例えば、アルミ板と銅板を貼り合わせた複合材料、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、炭化ケイ素(SiC)、窒化ケイ素(Si)又はカーボンといった熱伝導が良いセラミック材料を使用してもよい。
ここで、血漿バッグが凍結している時は溶けて液体状態にある場合より4〜5倍熱伝導率が高い。従って凍結したものを融解させるには熱伝導を利用するのが効果的である。融解プレート3a、3bの厚みが3mm以上で40mm以下としたのは、下記熱設計に寄る。凍結血漿の成分は90%以上水分なので、熱量計算は水(1)および氷(0.46)で仮定した。通常、凍結血漿は、−20℃で保管され0℃(凍った状態)になるまでの熱量は、約8280calである(450g×2(血漿バッグ2バッグ)×0.46(比熱)×20(温度上昇))。20℃のアルミ板(35×32cm)でこの熱量を吸収できる厚みTは(35×32×T(厚み)×2.72(比重)×0.2(比熱)×2(上下2枚)×20(アルミ板の温度))、約3.4mmと算出される。また、凍結血漿パックを液体状態まで融解させるとなると約80280cal(8280+900(血漿バッグ2バッグ)×80(水の融解熱))となる。若干余裕を持たせ約90000calの場合のアルミ板の厚みは、32.8mm必要になる。アルミ板の厚みが厚いほど、解凍を早くすることができるが、40mmを超える厚みとするとアルミ板の重さが24kg以上となり装置全体が重く取扱者の使い勝手が悪く現実的でないのと、ヒータにかける供給電力も多くなる。従って、融解プレートの厚みは3mm以上で40mm以下が適当である。
上記上部融解プレート3aには、融解プレート3aを加熱する第1ヒータ5a及び融解プレート3aの温度を検出する第1温度センサ6aが埋設されている。また、下部融解プレート3bには、融解プレート3bを加熱する第2ヒータ5b及び融解プレート3bの温度を検出する第2温度センサ6bが埋設されている。これら各温度センサ6a、6bは、各融解プレート3a、3bの凍結血漿バッグ2と接触する表面側の近傍(例えば、表面から約1mmの部位)に埋設されている。なお、上記ヒータ5a、5bとしては、シーズヒータ、カートリッジヒータ、平面ヒータ等を採用できる。
本体カバー8の上部には、下部融解プレート3bが固定的に設置されている。また、本体カバー8の後部に設けられたアーム支持台9には、支持軸10a回りに開閉アーム10が回動自在に支持されている。この開閉アーム10には、支持軸11a回りに開閉カバー11が揺動自在に吊下支持されている。この開閉カバー11には、上部融解プレート3aが固定的に設置されている。よって、上部融解プレート3aは、下部融解プレート3bに対して揺動自在に支持されている。また、本体カバー8内に設けられたモータ13のモータシャフト13aには、回転板14が取り付けられている。この回転板14には、連結シャフト15の下端側が接続されている。この連結シャフト15の上端側は、その中間部が本体に対して軸支された揺動アーム16の一端側に接続されている。この揺動アーム16の他端側には、上部融解プレート3aの下面に当接する揉みローラ17が回転自在に支持されている。よって、揉みローラ17は、モータ13の駆動により昇降されて上部融解プレート3aの下面との当接で上部融解プレート3aを揺動させる。
上記開閉カバー11の下面には、本体カバー8に設けられた位置決めピン19に当接する高さ調整バネ20が設けられている。そして、凍結血漿バック2は解凍が進み液体部分が出来てくると容積が減るため、高さ調整バネ20で設定した位置まで上部融解プレート3aが下がり、荷重がかかり常に凍結血漿バック2とは接触する。また、上記開閉カバー11は、開閉操作することで、融解プレート3a、3bの間で凍結血漿バッグ2を挟み込み得る閉鎖位置A(図2(a)参照)と融解プレート3a、3bの表面側が露出される開放位置B(図2(b)参照)との間で移動される。
上記融解プレート3a、3bには、図2(b)に示すように、凍結血漿バッグ2と接触する表面側に凹部22が形成されている。この凹部22の深さは1mm〜5mmとされている。また、凹部22の周縁と融解プレート3a、3bの表面とは円弧部23(図4参照)で連結されている。これらにより、緩やかな凹部22とされている。また、上記融解プレート3a、3bには、図1に示すように、凍結血漿バッグ2と接触しない表面側に断熱材25a、25bが設けられている。
上記凍結血漿解凍装置1は、図3に示すように、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータからなる制御部30を備えている。この制御部30は、温度調節手段31、揺動指令手段32、安全手段33及び温度表示手段34の各処理に対応するプログラムをROMに記憶しながら、各手段31〜34に対応する各処理をCPUに実行させる。また、制御部30は、ヒータ5a,5b、温度センサ6a,6b、モータ13、警報ランプ35及び表示パネル36(本発明に係る「表示部」として例示する。)に接続されている。
上記温度調節手段31は、温度センサ6a、6bの検出値に基づいて温度調節器37でヒータ5a、5bの供給電力を調整して融解プレート3a、3bの温度を30℃〜40℃の範囲内で所定の温度に調節する。また、上記揺動指令手段32は、スイッチ操作等により融解プレート3aを揺動させるモータ13を駆動する。また、上記安全手段33は、温度センサ6a、6bの検出値が予め決められた上限値(例えば、40℃等)を超えた場合、温度センサ6a、6bが断線した場合、又は温度センサ6a、6bの検出値の差が所定値(例えば、5℃等)以上となった場合に、ヒータ5a、5bの供給電力を停止するとともに、警報ランプ35を点灯させたりアラームを鳴らしたりして異常を報知する。さらに、上記温度表示手段34は、凍結血漿バッグ2の加熱動作中及び加熱動作終了後に、表示パネル36に各温度センサ6a、6bの検出値を表示する。この場合、表示パネル36が2つでも良いが、簡素化から温度センサ6a、6bのどちらか一方の表示とする。
なお、上記揺動指令手段32、モータ13及び揉みローラ17等により本発明に係る「揺動手段」が構成されている。また、上記各手段31〜34の処理は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれか又は両者により実現される。また、上記本体カバー8の正面パネル41には、図6に示すように、電源スイッチ42、表示パネル36、警報ランプ35、予熱完了ランプ43及びスタートスイッチ44が配置されている。
(2)凍結血漿解凍装置の作用
次に、上記構成の凍結血漿解凍装置1の作用について説明する。先ず、温度センサ6a、6bの検出値に基づいてヒータ5a、5bの供給電力が調整されて融解プレート3a、3bの温度が30℃〜40℃の範囲内で所定の温度に調節される。この状態において、モータ13の駆動により揉みローラ17が昇降されて下部融解プレート3bに対して上部融解プレート3aが揺動される。すると、図4に示すように、一対の融解プレート3a、3bの間に挟み込まれた凍結血漿バッグ2は、揺動する上部融解プレート3aの自重が印加されつつ各融解プレート3a、3bの間で揉み込まれる。このとき、凍結血漿バッグ2の冷凍熱は、融解プレート3a、3bに急速に伝導され吸熱されて熱拡散される。
ここで、図6に示すように、正面パネルの電源スイッチ42を入れ正常であれば予熱完了ランプ43が点灯して終了するが、温度センサ6a、6bの検出値が予め決められた上限値を超えた場合、温度センサ6a、6bが断線した場合、及び温度センサ6a、6bの検出値の差が所定値以上となった場合には、制御部30が異常と判断し、ヒータ5a、5bの供給電力が停止されるとともに、警報ランプ35を点灯したりアラームを鳴らしたりして異常が報知される。さらに、凍結血漿バッグ2の加熱動作中及び加熱動作終了(予熱完了ランプ43が点灯)後には、表示パネル36に温度センサ6a、6bの検出値のどちらか一方が表示される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例の凍結血漿解凍装置1によると、高熱伝導率を有する材料からなり、凍結血漿バッグ2を挟み込む一対の融解プレート3a、3bと、凍結血漿バッグ2を挟み込んだ一対の融解プレート3a、3bのうちの少なくとも一方の融解プレート3aを揺動させる揺動手段と、を備え、一対の融解プレート3a、3bのそれぞれには、融解プレート3a、3bを加熱するヒータ5a、5b及び融解プレート3a、3bの温度を検出する温度センサ6a、6bが設けられ、温度センサ6a、6bの検出値に基づいてヒータ5a、5bの供給電力を調整して融解プレート3a、3bを所定の温度に調節する温度調節手段31を備えるので、温度調節手段31により一対の融解プレート3a、3bが所定の温度に調節されるとともに、揺動手段により少なくとも一方の融解プレート3aが揺動される。そして、一対の融解プレート3a、3bの間に挟み込まれた凍結血漿バッグ2は、一対の融解プレート3a、3bとの接触による熱伝導で凍結血漿の成分や組織を破壊することなく解凍される。これにより、凍結血漿バッグ2に貯蔵された凍結血漿を温水を使用することなく安全かつ衛生的に短時間で解凍できるとともに、構成が簡単でありコンパクトで使い勝手が良く、温度管理の信頼性が高く耐久性があり低価格の装置とすることができる。
特に、本実施例では、凍結血漿バック2の設置や取り外しは鍵や固定のネジなどが無いが、上部融解プレート3aの荷重のため外れることもなく、外す場合も開閉カバー11を持ち上げるだけなので、出し入れがしやすい。また、湯煎などの液体を使用しないドライな解凍方式で、水の交換や水槽の洗浄作業を軽減するとともに、雑菌との接触を少なくしている。さらに、恒温水槽などの水槽を使用しないため、移動や振動に対しても配慮しなくても解凍を遂行出来る。
また、本実施例では、融解プレート3a、3bは、その厚みが3mm以上で40mm以下であるので、融解プレート3a、3bの熱伝導性を良くできるとともに、融解プレート3a、3bひいては装置全体の重量を抑えることができる。
また、本実施例では、融解プレート3a、3bは、アルミニウム又は銅を用いてなるので、高熱伝導率を有する金属材料からなる融解プレート3a、3bとされる。よって、凍結血漿の解凍時間を更に短くできる。
また、本実施例では、上部融解プレート3aは、下部融解プレート3bに対して揺動自在に支持されており、揺動手段は、凍結血漿バッグ2を挟み込んだ一対の融解プレート3a、3bのうちの上部融解プレート3aを揺動させるので、凍結血漿バッグ2は、揺動する上部融解プレート3aと固定的な下部融解プレート3bとの間で揉み込まれる。これにより、凍結血漿バッグ2内で溶けた液体が回遊されるため、凍結血漿の解凍時間を更に短くできる。
また、本実施例では、揺動手段は、モータ13と、モータを駆動させる揺動指令手段32と、モータ13の駆動により昇降されて融解プレート3aに当接して融解プレート3aを揺動させる揉みローラ17と、を備えるので、揺動手段ひいては装置全体を簡易且つ安価な構造とすることができる。
また、本実施例では、融解プレート3a、3bには、凍結血漿バッグ2と接触する表面側に凹部22が形成されているので、凍結血漿バッグ2は、融解プレート3a、3bの各凹部22の間に挟み込まれる。これにより、加熱処理中の凍結血漿バッグ2の位置が固定され融解プレート3a、3bから外れてしまうことが防止される。また、凹部22により凍結血漿バッグ2と融解プレート3a、3bとの接触面積が増加するため、凍結血漿の解凍時間を更に短くできる。
また、本実施例では、凹部22の深さは1mm〜5mmであり、凹部22の周縁と融解プレート3a、3bの表面とは円弧部23で連結されているので、緩やかな凹部22として、融解プレート3a、3bの表面に存在するアルコールや消毒液等を一拭きで清掃でき衛生的に良い。
また、本実施例では、融解プレート3a、3bには、凍結血漿バッグ2と接触しない表面側に断熱材25a、25bが設けられているので、融解プレート3a、3bを短時間で所定の温度まで加熱できる。
また、本実施例では、温度センサ6a、6bは、融解プレート3a、3bの凍結血漿バッグ2と接触する表面側の近傍に埋設されており、温度調節手段31は、温度センサ6a、6bの検出値に基づいてヒータ5a、5bの供給電力を調整して融解プレート3a、3bを30℃〜40℃の範囲内で所定の温度に調節するので、温度管理の信頼性が更に高められる。
また、本実施例では、温度センサ6a、6bの検出値が予め決められた上限値を超えた場合、又は温度センサ6a、6bの検出値の差が予め決められた所定値以上となった場合に、ヒータ5a、5bの供給電力を停止し且つ異常を報知する安全手段33を備えるので、融解プレート3a、3bを加熱制御する機構の暴走を防止することができる。特に、本実施例では、安全手段33は、温度センサ6a、6bが断線した場合にも、ヒータ5a、5bの供給電力を停止し且つ異常を報知するので、加熱制御機構の暴走をより確実に防止できる。
さらに、本実施例では、凍結血漿バッグ2の加熱動作中及び加熱動作終了後に、表示パネル36に温度センサ6a、6bの検出値を表示する温度表示手段34を備えるので、凍結血漿バッグ2の加熱動作中及び加熱動作終了後も表示パネル36に融解プレート3a、3bの温度が表示される。よって、凍結血漿バッグ2を利用する際に適切な温度であるかを把握することができる。
ここで、融解プレート3a、3bが熱伝導の良いものを使用していること揺動していることにより凍結血漿バック2内の血漿温度と融解プレート3a、3b温度はわずかなタイムラグはあるがほぼ一致していることが実験で確かめられている。図5に凍結血漿バッグ2の昇温特性を示すが、15分以内に所定の温度(30〜35℃)に達することができ、温度上昇時のオーバーランがなく安定に所定温度を維持することが示されている。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、凍結血漿バッグ2を上下方向から挟み込む一対の融解プレート3a、3bを例示したが、これに限定されず、例えば、凍結血漿バッグ2を左右方向から挟み込む一対の融解プレートとしてもよい。
また、上記実施例では、固定的な下部融解プレート3bに対して上部融解プレート3aを揺動させるようにしたが、これに限定されず、例えば、固定的な上部融解プレートに対して下部融解プレートを揺動させるようにしてもよい。また、例えば、一対の融解プレートを同じ方向又は異なる方向に揺動させるようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、融解プレート3a、3b内にヒータ5a、5bを埋設するようにしたが、これに限定されず、例えば、融解プレートの表面側にヒータを配置するようにしてもよい。また、上記実施例では、融解プレート3a、3b内に温度センサ6a、6bを埋設するようにしたが、これに限定されず、例えば、融解プレートの表面側に温度センサを配置するようにしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
凍結血漿バッグに貯蔵された凍結血漿を解凍する技術として広く利用される。
1;凍結血漿解凍装置、2;凍結血漿バッグ、3a;上部融解プレート、3b;下部融解プレート、5a;第1ヒータ、5b;第2ヒータ、6a;第1温度センサ、6b;第2温度センサ、22;凹部、31;温度調節手段、33;安全手段、34;温度表示手段。

Claims (7)

  1. 凍結血漿バッグに貯蔵された凍結血漿を解凍する凍結血漿解凍装置であって、
    高熱伝導率を有する材料からなり、前記凍結血漿バッグを挟み込む一対の融解プレートと、
    前記凍結血漿バッグを挟み込んだ前記一対の融解プレートのうちの少なくとも一方の融解プレートを揺動させる揺動手段を備え、
    前記一対の融解プレートのそれぞれには、該融解プレートを加熱するヒータ及び該融解プレートの温度を検出する温度センサが設けられ、
    前記温度センサの検出値に基づいて前記ヒータの供給電力を調整して前記一対の融解プレートを所定の温度に調節する温度調節手段を備えることを特徴とする凍結血漿解凍装置。
  2. 前記融解プレートは、アルミニウム、銅、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素又はカーボンを用いてなる請求項1記載の凍結血漿解凍装置。
  3. 前記一対の融解プレートのうちの一方の融解プレートは、他方の融解プレートに対して揺動自在に支持されており、前記揺動手段は、前記凍結血漿バッグを挟み込んだ前記一対の融解プレートのうちの前記一方の融解プレートを揺動させる請求項1又は2に記載の凍結血漿解凍装置。
  4. 前記融解プレートには、前記凍結血漿バッグと接触する表面側に凹部が形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の凍結血漿解凍装置。
  5. 前記温度センサは、前記融解プレートの前記凍結血漿バッグと接触する表面側の近傍に埋設されており、前記温度調節手段は、前記温度センサの検出値に基づいて前記ヒータの供給電力を調整して前記一対の融解プレートを30℃〜40℃の範囲内で所定の温度に調節する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の凍結血漿解凍装置。
  6. 前記温度センサの検出値が予め決められた上限値を超えた場合、又は前記一対の融解プレートのそれぞれの前記温度センサの検出値の差が予め決められた所定値以上となった場合に、前記ヒータの供給電力を停止し且つ異常を報知する安全手段を備える請求項1乃至5のいずれか一項に記載の凍結血漿解凍装置。
  7. 前記凍結血漿バッグの加熱動作中及び加熱動作終了後に、表示部に前記温度センサの検出値を表示する温度表示手段を備える請求項1乃至6のいずれか一項に記載の凍結血漿解凍装置。
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