JP2013251954A - 電力搬送方法とこの電力搬送方法で電力搬送する携帯機器と電源台 - Google Patents

電力搬送方法とこの電力搬送方法で電力搬送する携帯機器と電源台 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構造で受電コイルの位置を検出しながら、送電コイルから受電コイルに効率よく電力搬送する。検出コイルと検出コイルに誘導されるエコー信号の処理回路を簡素化し、品点数を削減して製造コストを低減する。
【解決手段】電力搬送方法は、電源台10の送電コイル11から電源台10の所定の範囲にセットされる携帯機器50の受電コイル51に電磁誘導作用で電力搬送する。電源台10に携帯機器50を検知する検知手段17を設けて、この検知手段17で携帯機器50の有無を判定し、さらに、交流電力が供給される送電コイル11を移動して、携帯機器50の受電コイル51に誘導される電力を検出し、検出する電力信号の信号レベルから送電コイル11が受電コイル51に接近する接近位置を検出して、接近位置に送電コイル11を配置して、送電コイル11から受電コイル51に電力搬送する。
【選択図】図2

Description

本発明は、互いに電磁結合する位置に配置してなる送電コイルから受電コイルに電磁誘導作用で電力搬送する電力搬送方法とこの電力搬送方法で電力搬送する携帯機器と電源台に関し、とくに、携帯機器に内蔵している受電コイルの位置に送電コイルを接近させて、送電コイルから受電コイルに効率よく電力搬送する電力搬送方法とこの電力搬送方法で電力搬送する携帯機器と電源台に関する。
電磁誘導の作用で送電コイルから受電コイルに電力搬送する携帯機器と電源台は開発されている。(特許文献1参照)
この公報に記載される携帯機器と電源台は、携帯機器を電池内蔵機器とし、電源台を充電台として、充電台から電池内蔵機器に、送電コイルから受電コイルに電力搬送して、電池内蔵機器の電池を無接点で充電する。充電台は、図1に示すように、セットされる電池内蔵機器150の受電コイル151の位置を検出するために、複数の検出コイル130を位置をずらせて設けている。各々の検出コイル130は、パルス信号を出力して受電コイル151を励起する。パルス信号に励起される受電コイル151は、検出コイル130にエコー信号を出力する。充電台は、各検出コイル130に誘導されるエコー信号の信号レベルから受電コイル151の位置を判別する識別回路133を備えている。識別回路133は、受電コイル151の位置に対する、各々の検出コイル130に誘導されるエコー信号のレベルを記憶しており、各々の検出コイル130に誘導されるエコー信号のレベルを、記憶しているエコー信号のレベルに比較して、受電コイル151の位置を検出する。
さらに、以上の充電台は、検出コイル130で受電コイル151の位置を粗検出した後、受電コイル151の位置をさらに精密検出して送電コイル111を受電コイル151に接近させる。精密検出は、送電コイル111に接続している交流電源112を自励式の発振回路として、この発振回路の発振周波数から受電コイル151の位置を検出し、あるいは送電コイル111を移動させて、送電コイル111の電圧、電流、消費電力の変化から位置を検出する。
特開2009−247194号公報
以上のように、複数の検出コイルを所定の間隔で設けて、各々の検出コイルに誘導されるエコー信号のレベルから受電コイルの位置を検出する充電台は、受電コイルの位置を検出するために多数の検出コイルを設ける必要がある。このため、検出コイルが複雑となる。また、各々の検出コイルに誘導されるエコー信号のレベルから受電コイルの位置を判別するので判別回路の回路構成も複雑になって部品点数が多くなる欠点がある。また、携帯機器がセットされる位置に複数の検出コイルを配置するので、送電コイルと受電コイルとの間に検出コイルが配置される。ここに配置される検出コイルは、送電コイルを受電コイルに接近させるのを難しくして、送電コイルから受電コイルに効率よく電力搬送するのが難しくなる。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、簡単な構造で受電コイルの位置を検出しながら、送電コイルから受電コイルに効率よく電力搬送できる電力搬送方法とこの電力搬送方法で電力搬送する携帯機器と電源台を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、検出コイルを簡単な構造とし、さらに検出コイルに誘導されるエコー信号の処理回路も簡単な回路構成として、部品点数を削減して製造コストを低減できる電力搬送方法とこの電力搬送方法で電力搬送する携帯機器と電源台を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の目的は、検出コイルの形状を、送電コイルが受電コイルに接近するのを阻害しない形状として、送電コイルから受電コイルに効率よく電力搬送できる電力搬送方法とこの電力搬送方法で電力搬送する携帯機器と電源台を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の電力搬送方法は、電源台10の送電コイル11から、電源台10の所定の範囲に脱着自在にセットされる携帯機器50の受電コイル51に電磁誘導作用で電力搬送する。電力搬送方法は、電源台10に携帯機器50を検知する検知手段17を設けて、この検知手段17で携帯機器50の有無を判定し、さらに、交流電力が供給される送電コイル11を移動して、携帯機器50の受電コイル51に誘導される電力を検出し、検出する電力信号の信号レベルから送電コイル11が受電コイル51に接近する接近位置を検出して、接近位置に送電コイル11を配置して、送電コイル11から受電コイル51に電力搬送する。
以上の電力搬送方法は、簡単な構造で受電コイルの位置を検出しながら、送電コイルから受電コイルに効率よく電力搬送できる特徴がある。それは、この電力搬送方法が、電源台に設けた検知手段で、電源台に携帯機器がセットされたかどうかを判定し、送電コイルが受電コイルに接近する接近位置は、送電コイルを移動させて、受電コイルに誘導される信号レベルから検出するからである。充電台に設けられる検知手段は、電源台に携帯機器がセットされたかどうかのみを判定するので、従来のように、携帯機器がセットされる位置に複数の検出コイルを配置する複雑な構造とする必要はない。このため、この電力搬送方法は、送電コイルと受電コイルとの間に複数の検出コイルを配置することなく、検知手段を簡単な構造として、送電コイルから受電コイルに効率よく電力搬送できる。さらに、この電力搬送方法では、携帯機器が電力信号を検出して信号レベルを電源台に伝送し、電源台が携帯機器から伝送される信号レベルから、送電コイルと受電コイルの接近位置を簡単に検出できる。それは、携帯機器が検出する電力信号の信号レベルが最も大きくなる送電コイルの位置を、受電コイルに最も接近する接近位置と判定できるからである。
本発明の電力搬送方法は、検知手段17が、電源台10に設けた検出コイル30を備えて、この検出コイル30から携帯機器50の受電コイル51に励起信号を出力し、励起信号で励起された受電コイル51からのエコー信号を検出コイル30で検出し、検出コイル30で検出されるエコー信号で携帯機器50の有無を判定することができる。
以上の電力搬送方法は、携帯機器の有無を判定するための検出コイルを簡単な構造にできると共に、検出コイルが検出するエコー信号の処理も簡単にできる。このため、部品点数を削減して製造コストを低減できる特徴がある。それは、検出コイルが携帯機器の受電コイルの位置を検出するのではなく、電源台に携帯機器がセットされたかどうかを判定するからである。
本発明の電力搬送方法は、検出コイル30から出力される励起信号をパルス信号とすることができる。
この電力搬送方法は、検出コイルに誘導されるエコー信号を安定に検出できる。それは、エコー信号がパルス信号から特定の時間遅れて検出されるので、パルス信号から設定時間後に検出する信号をエコー信号として判定できるからである。
本発明の電力搬送方法は、送電コイル11をDCモータ24で直線状に移動して、送電コイル11と受電コイル51の接近位置を検出することができる。
この電力搬送方法は、送電コイルの位置をステッピングモータなどの高価なモータで制御する必要がないので、送電コイルを安価なモータで移動できる。
本発明の電力搬送方法は、携帯機器50が電力信号を検出して電源台10に伝送し、電源台10が電源台10から伝送される電力信号の信号レベルで送電コイル11と受電コイル51の接近位置を検出することができる。
この電力搬送方法は、携帯機器から電源台に電力信号を伝送するので、電源台は伝送される電力信号の信号レベルから、送電コイルと受電コイルの接近位置を検出して、送電コイルを受電コイルに接近できる。
本発明の携帯機器と電源台は、電磁誘導作用で電力搬送される受電コイル51と、この受電コイル51の誘導電力を検出するパワー検出回路53とを備える携帯機器50と、この携帯機器50が脱着自在にセットされて、受電コイル51に電磁誘導作用で電力搬送する送電コイル11を備える電源台10とからなる。電源台10は、送電コイル11に交流電力を供給する交流電源12と、携帯機器50の受電コイル51に励起信号を出力して、励起信号で励起された受電コイル51から出力されるエコー信号を検出する検出コイル30と、この検出コイル30に誘導されるエコー信号から電源台10に携帯機器50がセットされたかどうかを判定する判定回路15と、送電コイル11を移動させる移動機構13、13’と、この移動機構13、13’で移動され、かつ交流電源12から送電コイル11に交流電力が供給される送電コイル11の移動状態において、パワー検出回路53が検出する電力信号のレベルで、送電コイル11が受電コイル51に接近する接近位置を検出する位置検出回路14とを備えている。携帯機器と電源台は、判定回路15が、検出コイル30に誘導されるエコー信号から携帯機器50のセット状態を判定し、さらに、位置検出回路14が、交流電力が供給される送電コイル11の移動状態において、パワー検出回路53で検出される電力信号の信号レベルでもって送電コイル11と受電コイル51の接近位置を検出し、移動機構13、13’が、位置検出回路14で検出される接近位置に送電コイル11を移動して、送電コイル11から受電コイル51に電力搬送する。
以上の携帯機器と電源台は、検出コイルを簡単な構造にできると共に、検出コイルに誘導されるエコー信号の処理回路も簡単な回路構成にできる。このため、部品点数を削減して製造コストを低減できる特徴がある。それは、検出コイルが従来のように携帯機器の位置を検出することなく、電源台にセットされたかどうかを判定し、送電コイルと受電コイルの接近位置は、移動機構が送電コイルを移動させながら受電コイルに電力搬送し、この状態で受電コイルに誘導される電力をパワー検出回路で検出し、パワー検出回路で検出される電力信号でもって、位置検出回路が接近位置を検出して、接近位置に送電コイルを移動させるからである。
本発明の携帯機器と電源台は、検出コイル30から電源台10に出力される励起信号をパルス信号として、検出コイル30のエコー信号を、パルス信号で励起される受電コイル51からのエコー信号とすることができる。
本発明の携帯機器と電源台は、位置検出回路14が、パワー検出回路53で検出される電力信号の最大レベルを検出して、送電コイル11と受電コイル51の接近位置を判定することができる。
本発明の携帯機器と電源台は、位置制御機構が、送電コイル11を直線状に往復運動させるモータを備える駆動機構と、パワー検出回路53で検出される電力信号の信号レベルで駆動機構を制御して、送電コイル11を受電コイル51に接近させる位置検出回路14とを備えることができる。
本発明の携帯機器と電源台は、携帯機器50を、充電できる電池52を備える電池内蔵機器50Aとして、電源台10を、電池内蔵機器50Aの電池52を充電する充電台10Aとすることができる。
従来の電力搬送装置のブロック図である。 本発明の実施例に係る電源台と携帯機器の概略一部断面平面図である。 図2に示す電源台と携帯機器のブロック図である。 図3に示す電源台と携帯機器の回路図である。 電源台の移動機構が送電コイルを移動する軌跡の他の一例を示す平面図である。 検出コイルに励起信号から遅れてエコー信号が誘導される状態を示すグラフである。 送電コイルを受電コイルの接近位置に移動して、送電コイルから受電コイルに電力搬送するフローチャート図である。 送電コイルを受電コイルの接近位置に移動して、送電コイルから受電コイルに電力搬送する他のフローチャート図である。 送電コイルを受電コイルの接近位置に移動して、送電コイルから受電コイルに電力搬送する他のフローチャート図である。 送電コイルを受電コイルの接近位置に移動して、送電コイルから受電コイルに電力搬送する他のフローチャート図である。 図10のフローチャートで送電コイルを移動して、受電コイルの電力信号の信号レベルが変化する状態を示すグラフである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電力搬送方法とこの電力搬送方法で電力搬送する携帯機器と電源台を例示するものであって、本発明は電力搬送方法や携帯機器と電源台を以下のものには特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図2ないし図4は、電源台10を充電台10Aとして、携帯機器50を電池内蔵機器50Aとする概略構成図及びブロック図を示している。充電台10Aである電源台10は、図2の平面図に示すように、電源台10の上に電池内蔵機器50Aである携帯機器50を脱着自在に載せて、電源台10から携帯機器50に電磁誘導作用で電力搬送する。
携帯機器50は、送電コイル11に電磁結合される受電コイル51を内蔵している。さらに、携帯機器50は、受電コイル51に誘導される電力で充電される電池52を内蔵している。電池内蔵機器50Aである携帯機器50は、パック電池や携帯電話である。ただし、本発明は、電源台と携帯機器を充電台10Aと電池内蔵機器50Aとに特定しない。たとえば、電源台にセットされる携帯機器を充電アダプターとし、電源台から充電アダプターに電力搬送し、充電アダプターからこれに接続する電池内蔵機器に電力を供給することもできる。
図3と図4に示す携帯機器50は、受電コイル51に誘導される交流の電力を検出するパワー検出回路53と、このパワー検出回路53で検出される電力信号を電源台10に伝送する伝送回路54と、受電コイル51から出力される交流を整流するダイオード55と、整流された脈流を平滑化する平滑コンデンサー56とからなる整流回路57と、この整流回路57から出力される直流で電池52を充電する充電制御回路58とを備える。充電制御回路58は、電池52の満充電を検出して充電を停止する。
パワー検出回路53は、受電コイル51に誘導される交流の電圧を検出して、交流電源12に誘導される電力を検出する。図4のパワー検出回路53は、整流回路57の出力電圧で受電コイル51に誘導される電力を検出する。このパワー検出回路53は、簡単な回路構成で受電コイル51に誘導される電力を検出できる。ただ、パワー検出回路は、整流回路の出力電力や出力電流を検出して、受電コイルに誘導される電力を検出することもできる。受電コイルに誘導される電力が大きくなると電圧と電流が大きくなるからである。また、受電コイルの出力側、すなわち整流回路の入力側で交流の電圧、電流、電力を検出して、受電コイルに誘導される電力を検出することもできる。
伝送回路54は、パワー検出回路53で検出する電力信号を電源台10に伝送する。図3と図4の伝送回路54は、互いに電磁結合される受電コイル51と送電コイル11を介して電力信号を電源台10に伝送する。この伝送回路54は、たとえば受電コイル51の負荷インピーダンスを変化して、電力信号を受電コイル51と送電コイル11を介して電源台10に伝送する。ただし、伝送回路は、全ての方式、たとえば無線伝送して電力信号を電源台に伝送することもできる
充電制御回路58は、充電している電池52が満充電されると、満充電信号を伝送回路54を介して電源台10に伝送する。電源台10は、満充電信号を検出して、送電コイル11への電力供給を停止して、携帯機器50への電力搬送を停止する。
電源台10は、送電コイル11に交流電力を供給する交流電源12と、電源台10に携帯機器50がセットされたかどうかを検知する検知手段17と、送電コイル11を内蔵して、上面には携帯機器50を載せる上面プレート21を有するケース20と、このケース20に内蔵されて、送電コイル11を移動させる移動機構13と、この移動機構13で移動され、かつ交流電源12から送電コイル11に交流電力が供給される送電コイル11の移動状態において、受電コイル51に誘導される電力を検出するパワー検出回路53が検出する電力信号のレベルで、上面プレート21に載せられる携帯機器50の受電コイル51が送電コイル11に接近する接近位置を検出する位置検出回路14とを備えている。電源台10は、送電コイル11と、交流電源12と、移動機構13と、位置検出回路14とをケース20に内蔵している。
この電源台10は、以下の動作で携帯機器50に電力搬送して、携帯機器50である電池内蔵機器50Aの内蔵電池52を充電する。
(1)ケース20の上面プレート21に携帯機器50が載せられると、最初に検知手段17でもって、携帯機器50がセットされたかどうかが判定される。
(2)携帯機器50がセットされると、送電コイル11を移動して、送電コイル11が受電コイル51に接近する接近位置を位置検出回路14で検出して、移動機構13で送電コイル11を受電コイル51に接近する位置に移動させる。
(3)受電コイル51に接近する送電コイル11は、電磁誘導作用で受電コイル51に電力搬送する。
(4)携帯機器50の電池内蔵機器50Aは、受電コイル51の交流電力を整流して直流に変換し、この直流で内蔵電池52を充電する。
以上の動作で携帯機器50に電力搬送する電源台10は、交流電源12に接続している送電コイル11をケース20に内蔵している。送電コイル11は、ケース20の上面プレート21の下に配設されて、上面プレート21に沿って移動する。送電コイル11から受電コイル51への電力搬送の効率は、送電コイル11を受電コイル51に接近させて向上できる。したがって、送電コイル11は、上面プレート21の下にあって、できるかぎり上面プレート21に接近して配設される。送電コイル11は、上面プレート21の上に載せられる携帯機器50の受電コイル51に接近するように移動するので、上面プレート21の下面に沿って移動できるように配設される。
送電コイル11を内蔵するケース20は、携帯機器50を載せる平面状の上面プレート21を上面に設けている。図の電源台10は、上面プレート21全体を平面状として水平に配設している。図の上面プレート21は、携帯機器50の受電コイル51が直線上に位置ずれする位置に配置する。上面プレート21は、その周囲に周壁(図示せず)を設けて周壁の内側に携帯機器50をセットする構造として、受電コイル51の位置が直線上に位置ずれするように携帯機器50を配置できる。
送電コイル11は、上面プレート21と平行な面で渦巻き状に巻かれて、上面プレート21の上方に交流磁束を放射する。この送電コイル11は、上面プレート21に直交する交流磁束を上面プレート21の上方に放射する。送電コイル11は、交流電源12から交流電力が供給されて、上面プレート21の上方に交流磁束を放射する。送電コイル11は、磁性材からなるコアに線材を巻いてインダクタンスを大きくできる。コアのある送電コイル11は、磁束を特定部分に集束して、効率よく電力を受電コイル51に伝送できる。ただ、送電コイル11は、必ずしもコアを設ける必要はなく、空芯コイルとすることもできる。送電コイル11は、受電コイル51の外径にほぼ等しくして、受電コイル51に効率よく電力搬送する。
交流電源12は、たとえば、20kHz〜1MHzの高周波電力を送電コイル11に供給する。交流電源12は、可撓性のリード線(図示せず)を介して送電コイル11に接続される。送電コイル11が上面プレート21に載せられる携帯機器50の受電コイル51に接近するように移動されるからである。
送電コイル11は、移動機構13で受電コイル51に接近するように移動される。図2の移動機構13は、送電コイル11を、ネジ棒23に沿って直線状に移動させる。図の移動機構13は、DCモータ24でネジ棒23を回転して、ネジ棒23にねじ込んでいる移動台25を移動させる。移動台25は、ガイド(図示せず)を介して、回転することなくネジ棒23に沿って移動される。DCモータ24は、位置検出回路14に制御されてネジ棒23を正逆に回転させる。
この移動機構13は、DCモータ24でネジ棒23を回転させると、移動台25がネジ棒23に沿って移動する。移動台25は回転することなくネジ棒23に沿って移動して、送電コイル11を水平な姿勢で直線状に移動させる。この移動機構13は、DCモータ24を位置検出回路14で制御して、送電コイル11を直線状に移動させる。ただし、本発明は、移動機構を以上のメカニズムには特定しない。移動機構には、送電コイルを受電コイルに接近できるように、たとえば、図5に示すように、送電コイル11をジグザグ状に移動できる移動機構13’など、他の全ての機構を利用できるからである。
移動機構13を制御する位置検出回路14は、電源台10に携帯機器50がセットされたことを検出して、送電コイル11を受電コイル51に接近させる。電源台10に携帯機器50がセットされたかどうかは、検知手段17で検知される。
検知手段17は、電源台10に携帯機器50がセットされたかどうか、すなわち、携帯機器50の有無を判定する。図2ないし図4に示す検知手段17は、携帯機器50の受電コイル51に励起信号を出力して、励起信号で励起された受電コイル51から出力されるエコー信号を検出する検出コイル30と、この検出コイル30に誘導されるエコー信号から電源台10に携帯機器50がセットされたかどうかを判定する判定回路15とを備えている。
検出コイル30は、携帯機器50が電源台10にセットされたかどうかを検出するために、携帯機器50の受電コイル51に所定の周期で励起信号を出力する。励起信号はパルス信号で、判定回路15から検出コイル30に出力される。ただ、励起信号はパルス信号でなく交流信号とすることもできる。検出コイル30から出力される励起信号は、携帯機器50の受電コイル51を励起する。励起信号で励起された受電コイル51は、流れる電流のエネルギーでエコー信号を検出コイル30に出力する。したがって、電源台10に携帯機器50がセットされると、検出コイル30にはエコー信号が誘導される。エコー信号は、図6に示すように、励起信号であるパルス信号が入力された後、所定の時間遅れて、検出コイル30に誘導される。検出コイル30に誘導されるエコー信号は、判定回路15で検出される。判定回路15は、エコー信号を検出して、電源台10に携帯機器50がセットされたことを検出する。電源台10に携帯機器50がセットされない状態では、エコー信号が検出コイル30に誘導されないからである。
検出コイル30は、電源台10にセットされる携帯機器50の受電コイル51を励起信号で励起できるように、上面プレート21の周囲に配置している。この検出コイル30は、携帯機器50が上面プレート21のどの位置にセットされても、受電コイル51を励起信号で励起できる。また、励起信号で励起された受電コイル51からのエコー信号を検出できる。
判定回路15は、励起信号から所定の時間遅れて誘導されるエコー信号を検出して、携帯機器50がセットされたことを検出する。エコー信号は、励起信号から所定のタイミング、たとえば数μsec〜数百μsec遅れた信号となる。エコー信号が励起信号から遅れる遅延時間は、一定の時間であるから、励起信号から所定の遅延時間後の信号をエコー信号とし、このエコー信号の検出の有無で、携帯機器50がセットされたかどうかを判定する。判定回路15は、エコー信号を検出すると携帯機器50がセットされたと判定し、エコー信号を検出できないと、携帯機器50がセットされないと判定する。
以上の検知手段17は、携帯機器50の有無を、検出コイル30と判定回路15で検出している。ただ、本発明は、携帯機器の有無を判定する検知手段を、検出コイルを使用する方法や機構には特定しない。検知手段には、電源台に携帯機器がセットされたことを検知できる様々な物体検知センサを使用することもできる。さらに、検知手段として、上面プレートにリミットスイッチ等を設け、セットされる携帯機器でリミットスイッチを切り換えることで、携帯機器がセットされたことを検出することもできる。
位置検出回路14は、上面プレート21に載せられた携帯機器50の受電コイル51に送電コイル11を接近させる接近位置を検出する。位置検出回路14は、交流電源12と移動機構13を制御して、交流電力を供給する送電コイル11を移動させて、携帯機器50の受電コイル51に誘導される電力の信号レベルから、送電コイル11が受電コイル51に接近する接近位置を検出する。送電コイル11が受電コイル51に接近すると、受電コイル51に誘導される電力が大きくなるからである。
図2と図3の電源台10と携帯機器50は、受電コイル51に誘導される電力を電力信号として、携帯機器50から電源台10に伝送し、電源台10の受信回路16で電力信号を検出して、位置検出回路14が送電コイル11と受電コイル51の接近位置を検出する。この携帯機器50は、パワー検出回路53で受電コイル51に誘導される電力を検出し、検出する電力信号を伝送回路54から電源台10の受信回路16に伝送する。電源台10は、受信回路16で検出する電力信号の信号レベルが最も大きくなる送電コイル11の位置を、受電コイル51に最も接近する接近位置と判定する。
図7は、位置検出回路14が接近位置を判定するフローチャートを示す。このフローチャートは、以下のステップで送電コイル11を受電コイル51に接近させて、電源台10から携帯機器50に電力搬送する。
[n=1のステップ]
位置検出回路14が、移動機構13を制御して、送電コイル11を一端に移動させる。この状態で、交流電源12は送電コイル11に交流電力を供給しない。
[n=2のステップ]
このステップで、検出コイル30から励起信号を出力する。
[n=3のステップ]
このステップで、検出コイル30に誘導されるエコー信号が検出されるかどうかを判定する。エコー信号が検出されるまで、n=2、3のステップをループする。
エコー信号を検出すると携帯機器50がセットされたと判定して、次のステップに進む。
[n=4〜6のステップ]
携帯機器50がセットされたと判定すると、送電コイル11に交流電力を供給して電力信号を検出し、所定の信号レベルの電力信号が検出されないと、移動機構13で送電コイル11を1ステップ移動させる。所定の信号レベルの電力信号が検出されるまで、n=4〜6のステップをループする。
[n=7のステップ]
所定の信号レベルの電力信号が検出されると、送電コイル11が受電コイル51に接近されたと判定して、すなわち、送電コイル11が接近位置に移動されたと判定して、電源台10から携帯機器50に電力搬送して、携帯機器50に内蔵している電池52の充電を開始する。
[n=8のステップ]
携帯機器50の電池が満充電されると、携帯機器50から電源台10に満充電信号が伝送されて、送電コイル11への電力供給を停止して、充電を終了する。
以上のフローチャートで送電コイル11を制御する電力搬送方法は、受電コイル51が電力信号を検出すると、送電コイル11が受電コイル51の接近位置に移動されたと判定して、電源台10から携帯機器50に電力搬送する。
図8は、交流電力を供給する送電コイル11を一端から他の可動端まで1ステップずつ移動して、移動される各ステップの移動位置において、受電コイル51に誘導される電力信号の信号レベルを記憶し、記憶される電力信号が最大レベルとなる位置を接近位置として、送電コイル11を接近位置に移動させるフローチャートを示す。このフローチャートは、以下のステップで送電コイル11を受電コイル51に接近させて、電源台10から携帯機器50に電力搬送する。
[n=1のステップ]
位置検出回路14が、移動機構13を制御して、送電コイル11を一端に移動させる。この状態で、交流電源12は送電コイル11に交流電力を供給しない。
[n=2のステップ]
このステップで、検出コイル30から励起信号を出力する。
[n=3のステップ]
このステップで、検出コイル30に誘導されるエコー信号が検出されるかどうかを判定する。エコー信号が検出されるまで、n=2、3のステップをループする。
エコー信号を検出すると携帯機器50がセットされたと判定して、次のステップに進む。
[n=4〜6のステップ]
携帯機器50がセットされたと判定すると、送電コイル11に交流電力を供給して電力信号を検出して、信号レベルを記憶する。
[n=7、8のステップ]
移動機構13が送電コイル11の位置を1ステップ移動して、送電コイル11が可動端に移動したかどうかを判定し、可動端に移動していないと、n=5のステップのステップにジャンプする。すなわち、送電コイル11が一端から可動端に移動するまで、n=5〜8のステップをループして、各ステップにおける電力信号の信号レベルを記憶する。
[n=9のステップ]
このステップで、位置検出回路14は、電力信号の信号レベルが最大レベルとなる送電コイル11の位置をどのステップにあるかを判定し、最大レベルとなるステップ位置を接近位置として、接近位置に送電コイル11に移動させる。
[n=10のステップ]
送電コイル11が受電コイル51の接近位置に移動される状態で、電源台10から携帯機器50に電力搬送して、携帯機器50に内蔵している電池52の充電を開始する。
[n=11のステップ]
携帯機器50の電池52が満充電されると、携帯機器50から電源台10に満充電信号が伝送されて、送電コイル11への電力供給を停止して、充電を終了する。
図9は、交流電源12を供給する送電コイル11を一端から他端に向かって移動しながら、電力信号の信号レベルを検出し、信号レベルが最大レベルから低下すると、1ステップ戻して送電コイル11を接近位置に配置するフローチャートを示す。このフローチャートは、以下のステップで送電コイル11を受電コイル51に接近させて、電源台10から携帯機器50に電力搬送する。
[n=1のステップ]
位置検出回路14が、移動機構13を制御して、送電コイル11を一端に移動させる。この状態で、電源回路は送電コイル11に交流電力を供給しない。
[n=2のステップ]
このステップで、記憶する信号レベルをリセットする。
[n=3のステップ]
このステップで、検出コイル30から励起信号を出力する。
[n=4のステップ]
このステップで、検出コイル30に誘導されるエコー信号が検出されるかどうかを判定する。エコー信号が検出されるまで、n=3、4のステップをループする。
エコー信号を検出すると携帯機器50がセットされたと判定して、次のステップに進む。
[n=5、6のステップ]
携帯機器50がセットされたと判定すると、送電コイル11に交流電力を供給して電力信号を検出して信号レベルを記憶する。
[n=7〜10のステップ]
移動機構13で送電コイル11の位置を1ステップ移動させた後、電力信号を検出し、検出された電力信号の信号レベルが記憶している前回の信号レベルよりも減少したかどうかを判定する。
検出される電力信号の信号レベルが記憶している前回の信号レベルよりも減少していない場合は、n=6のステップに戻って、記憶する信号レベルを、n=8のステップで検出された電力信号の信号レベルに書き換える。
検出される電力信号の信号レベルが記憶している前回の信号レベルよりも減少すると、電力信号が最大レベルから低下したと判定して、n=10のステップに進み、移動機構13で送電コイル11の位置を1ステップ戻して、送電コイル11を受電コイル51の接近位置に配置する。
[n=11のステップ]
送電コイル11が受電コイル51の接近位置に移動される状態で、電源台10から携帯機器50に電力搬送して、携帯機器50に内蔵している電池52の充電を開始する。
[n=12のステップ]
携帯機器50の電池52が満充電されると、携帯機器50から電源台10に満充電信号が伝送されて、送電コイル11への電力供給を停止して、充電を終了する。
図10は、短時間で正確に送電コイル11を受電コイル51に接近できるフローチャートを示す。このフローチャートは、交流電力を供給する送電コイル11を一端から他端に向かって移動しながら、電力信号の信号レベルを検出し、信号レベルが最大レベルから低下すると、送電コイル11を戻して送電コイル11を接近位置に配置するが、送電コイル11を戻す移動距離を小さくして、正確に送電コイル11を受電コイル51に接近させる。
このフローチャートは、以下のステップで送電コイル11を受電コイル51に接近させて、電源台10から携帯機器50に電力搬送する。
[n=1〜9のステップ]
このステップは、図9のフローチャートと同じ。
[n=10〜12のステップ]
検出される電力信号の信号レベルが記憶している前回の信号レベルよりも減少すると、記憶している信号レベルをクリアした後、送電コイル11に交流電力を供給する状態で、検出する電力信号の信号レベルを記憶する。
[n=13〜16のステップ]
移動機構13で送電コイル11を1ステップよりも小さい微少距離、たとえば0.1ステップ戻した後、電力信号を検出し、n=15のステップにおいて、検出された電力信号の信号レベルを記憶している信号レベルに比較する。
検出される電力信号の信号レベルが、記憶している前回の信号レベルよりも減少していない場合は、n=12のステップに戻って、記憶する信号レベルを、n=14のステップで検出された電力信号の信号レベルに書き換える。
検出される電力信号の信号レベルが記憶している前回の信号レベルよりも減少すると、電力信号が最大レベルから低下したと判定して、n=16のステップに進み、移動機構13で送電コイル11を微少距離前進させる。送電コイル11が微少距離前進すると、電力信号の信号レベルは最大値となり、送電コイル11は受電コイル51に接近する位置となる。
n=5〜16のステップで、送電コイル11を受電コイル51に接近する状態を図11に示している。n=6〜9のステップにおいて、送電コイル11は1ステップ毎に移動される。図11において、送電コイル11がA点、B点、C点に移動すると、B点からC点に移動して、検出する電力信号のレベルが減少する。電力信号のレベルが低下すると、n=9のステップで記憶する電力信号のレベルがクリアされる。その後、n=11のステップで送電コイル11に交流電力を供給する状態とし、n=12のステップでC点における電力信号の信号レベルを記憶して、n=13のステップで送電コイル11を微少距離後退させる。後退する送電コイル11は、a点に移動して、n=14のステップでa点における電力信号の信号レベルを検出して、n=15のステップで、電力信号の信号レベルが減少したかどうかを判定する。n=15のステップにおいて、電力信号の信号レベルが減少するまで、同様に、b点、c点、d点、e点、f点、g点と後退しながら、電力信号の信号レベルが減少したかどうかを判定する。図11において、送電コイル11がf点からg点に移動すると、電力信号のレベルは減少する。電力信号の信号レベルが減少すると、n=16のステップで、送電コイル11をg点からf点に前進させる。f点に前進して、送電コイル11の電力信号レベルは最大となり、送電コイル11は受電コイル51の接近位置に移動される。その後、以下のステップで送電コイル11から受電コイル51に電力搬送して、携帯機器50の電池を充電する。
[n=17のステップ]
送電コイル11が受電コイル51の接近位置に移動される状態で、電源台10から携帯機器50に電力搬送して、携帯機器50に内蔵している電池52の充電を開始する。
[n=18のステップ]
携帯機器50の電池52が満充電されると、携帯機器50から電源台10に満充電信号が伝送されて、送電コイル11への電力供給を停止して、充電を終了する。
本発明の電力搬送方法は、電磁誘導作用で電力搬送される電源台と携帯機器のように、互いに電磁結合する位置に配置される送電コイルから受電コイルに電力搬送する用途に好適に使用できる
10…電源台 10A…充電台
11…送電コイル
12…交流電源
13…移動機構 13’…移動機構
14…位置検出回路
15…判定回路
16…受信回路
17…検知手段
20…ケース
21…上面プレート
23…ネジ棒
24…DCモータ
25…移動台
30…検出コイル
50…携帯機器 50A…電池内蔵機器
51…受電コイル
52…電池
53…パワー検出回路
54…伝送回路
55…ダイオード
56…平滑コンデンサー
57…整流回路
58…充電制御回路
111…送電コイル
112…交流電源
130…検出コイル
133…識別回路
150…電池内蔵機器
151…受電コイル

Claims (10)

  1. 電源台(10)の送電コイル(11)から、電源台(10)の所定の範囲に脱着自在にセットされる携帯機器(50)の受電コイル(51)に電磁誘導作用で電力搬送する電力搬送方法であって、
    前記電源台(10)に前記携帯機器(50)を検知する検知手段(17)を設けて、該検知手段(17)で前記携帯機器(50)の有無を判定し、
    さらに、交流電力が供給される送電コイル(11)を移動して、携帯機器(50)の受電コイル(51)に誘導される電力を検出し、検出する電力信号の信号レベルから送電コイル(11)が受電コイル(51)に接近する接近位置を検出して、接近位置に送電コイル(11)を配置して、送電コイル(11)から受電コイル(51)に電力搬送する電力搬送方法。
  2. 前記検知手段(17)が、前記電源台(10)に設けた検出コイル(30)を備え、該検出コイル(30)から前記携帯機器(50)の受電コイル(51)に励起信号を出力し、励起信号で励起された受電コイル(51)からのエコー信号を前記検出コイル(30)で検出し、該検出コイル(30)で検出されるエコー信号で携帯機器(50)の有無を判定する請求項1に記載される電力搬送方法。
  3. 前記検出コイル(30)から出力される励起信号がパルス信号である請求項2に記載される電力搬送方法。
  4. 前記送電コイル(11)をDCモータ(24)で直線状に移動して、送電コイル(11)と受電コイル(51)の接近位置を検出する請求項1ないし3のいずれかに記載される電力搬送方法。
  5. 前記携帯機器(50)が電力信号を検出して電源台(10)に伝送し、前記電源台(10)が電源台(10)から伝送される電力信号の信号レベルで送電コイル(11)と受電コイル(51)の接近位置を検出する請求項1ないし4のいずれかに記載される電力搬送方法。
  6. 電磁誘導作用で電力搬送される受電コイル(51)と、この受電コイル(51)の誘導電力を検出するパワー検出回路(53)とを備える携帯機器(50)と、
    この携帯機器(50)が脱着自在にセットされて、前記受電コイル(51)に電磁誘導作用で電力搬送する送電コイル(11)を備える電源台(10)とを備え、
    前記電源台(10)は、前記送電コイル(11)に交流電力を供給する交流電源(12)と、
    前記携帯機器(50)の受電コイル(51)に励起信号を出力して、励起信号で励起された受電コイル(51)から出力されるエコー信号を検出する検出コイル(30)と、
    この検出コイル(30)に誘導されるエコー信号から電源台(10)に携帯機器(50)がセットされたかどうかを判定する判定回路(15)と、
    前記送電コイル(11)を移動させる移動機構(13;13')と、
    この移動機構(13;13')で移動され、かつ前記交流電源(12)から送電コイル(11)に交流電力が供給される送電コイル(11)の移動状態において、前記パワー検出回路(53)が検出する電力信号のレベルで、送電コイル(11)が受電コイル(51)に接近する接近位置を検出する位置検出回路(14)とを備えており、
    前記判定回路(15)が、前記検出コイル(30)に誘導されるエコー信号から携帯機器(50)のセット状態を判定し、
    さらに、前記位置検出回路(14)が、交流電力が供給される送電コイル(11)の移動状態において、パワー検出回路(53)で検出される電力信号の信号レベルでもって送電コイル(11)と受電コイル(51)の接近位置を検出し、前記移動機構(13;13')が、前記位置検出回路(14)で検出される接近位置に送電コイル(11)を移動して、送電コイル(11)から受電コイル(51)に電力搬送するようにしてなる携帯機器と電源台。
  7. 前記検出コイル(30)から電源台(10)に出力される励起信号がパルス信号で、検出コイル(30)のエコー信号が、パルス信号で励起される受電コイル(51)からのエコー信号である請求項6に記載される携帯機器と電源台。
  8. 前記位置検出回路(14)が、前記パワー検出回路(53)で検出される電力信号の最大レベルを検出して、送電コイル(11)と受電コイル(51)の接近位置を判定する請求項6又は7に記載される携帯機器と電源台。
  9. 前記移動機構(13)が、送電コイル(11)を直線状に往復運動させるDCモータ(24)を備えており、前記位置検出回路(14)が、前記パワー検出回路(53)で検出される電力信号の信号レベルで移動機構(13)を制御して、送電コイル(11)を受電コイル(51)に接近させる請求項6ないし8のいずれかに記載される携帯機器と電源台。
  10. 前記携帯機器(50)が、充電できる電池(52)を備える電池内蔵機器(50A)で、前記電源台(10)が電池内蔵機器(50A)の電池(52)を充電する充電台(10A)である請求項6ないし9のいずれかに記載される携帯機器と電源台。
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