JP2013118719A - 充電台、電池駆動機器、充電システム及び充電方法 - Google Patents
充電台、電池駆動機器、充電システム及び充電方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013118719A JP2013118719A JP2011263654A JP2011263654A JP2013118719A JP 2013118719 A JP2013118719 A JP 2013118719A JP 2011263654 A JP2011263654 A JP 2011263654A JP 2011263654 A JP2011263654 A JP 2011263654A JP 2013118719 A JP2013118719 A JP 2013118719A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- battery
- battery pack
- coil
- induction coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】確実なコイルの位置合わせが可能な充電台、電池駆動機器、充電システム及び充電方法を提供する。
【解決手段】充電面21が傾斜面状に形成されており、さらに傾斜された充電面21の下り側端縁において、傾斜充電面21より突出させた土手22を形成しており、電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を、その長手方向の端縁が、土手22に当接する第一の姿勢で傾斜充電面21に載置した状態で、電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60側の、土手22と当接させた端縁から誘導コイル41、51、61の中心までの距離と、充電台側の、土手22から電源コイル11の中心までの距離とを一致させており、かつ電源コイル11を、傾斜充電面21の下り勾配と交差する方向に、移動機構13で移動可能に構成してなることができる。
【選択図】図1
【解決手段】充電面21が傾斜面状に形成されており、さらに傾斜された充電面21の下り側端縁において、傾斜充電面21より突出させた土手22を形成しており、電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を、その長手方向の端縁が、土手22に当接する第一の姿勢で傾斜充電面21に載置した状態で、電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60側の、土手22と当接させた端縁から誘導コイル41、51、61の中心までの距離と、充電台側の、土手22から電源コイル11の中心までの距離とを一致させており、かつ電源コイル11を、傾斜充電面21の下り勾配と交差する方向に、移動機構13で移動可能に構成してなることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯電話やスマートフォン、タブレット等の電池駆動機器に収納される電池パックに対して、電磁誘導作用で電力を搬送して無接点又はワイヤレスで充電可能な充電台、電池駆動機器、充電システム並びに充電方法に関する。
携帯電話やスマートフォン、タブレット、あるいは携帯音楽プレーヤやデジタルカメラ等のモバイル機器に代表される電池駆動機器は、携帯性を高めるため電池パックにより駆動されるものが多い。このような電池駆動機器に収納される電池パックを充電するには、電池駆動機器に電池パックを収納したまま、電池駆動機器を充電器にセットして、接点同士を物理的に接続した状態で行う。一方で、このような物理的な接続でなく、電磁誘導の作用を利用して充電台に内蔵された送電コイルから、電池パックに内蔵される受電コイルに対して電力を搬送して、電池パックを充電する充電台が開発されている(特許文献1参照)。
特許文献1は、充電台に、交流電源で励磁される電源コイルを内蔵し、電池パックには電源コイルに電磁結合される誘導コイルを内蔵する構造を開示している。さらに、電池パックは、誘導コイルに誘導される交流を整流し、これを電池に供給して充電する回路も内蔵する。この構造によると、充電台の上に電池パックを載せて、非接触状態で電池パックの電池を充電できる。
このような非接触、無接点による充電方式で電池パックの充電を行う際には、電源コイルを誘導コイルの位置に移動させる必要がある。このため、従来の無接点充電台では、充電台に載置された電池駆動機器の位置を検出し、この位置に電源コイルを移動させる移動機構を設けていた。例えば図12に示す充電台910Xでは、電源コイルをXY方向に移動させるため、2軸の移動機構としている。
この電源コイル911Xは、移動機構913Xで電池駆動機器950Xの誘導コイル951Xに接近するように移動される。移動機構913Xは、電源コイル911Xを、上面プレート921Xに沿って、X軸方向とY軸方向に移動させて誘導コイル951Xに接近させる。この移動機構913Xは、位置検出制御器で制御されるサーボモータでネジ棒923A、Bを回転して、ネジ棒923A、Bにねじ込んでいるナット材924Aを移動して、電源コイル911Xを誘導コイル951Xに接近させる。サーボモータは、電源コイル911XをX軸方向に移動させるX軸サーボモータ922Aと、Y軸方向に移動させるY軸サーボモータ922Bとを備える。ネジ棒は、電源コイル911XをX軸方向に移動させる一対のX軸ネジ棒923Aと、電源コイル911XをY軸方向に移動させるY軸ネジ棒923Bとを備える。一対のX軸ネジ棒923Aは、互いに平行に配設されて、ベルト925に駆動されてX軸サーボモータ922Aで一緒に回転される。ナット材は、各々のX軸ネジ棒923Aにねじ込んでいる一対のX軸ナット材924Aと、Y軸ネジ棒923Bにねじ込んでいるY軸ナット材からなる。Y軸ネジ棒923Bは、その両端を一対のX軸ナット材924Aに回転できるように連結している。電源コイル911XはY軸ナット材に連結している。
この構成では、各軸に移動用のモータを備える必要がある等、移動のための機構が複雑化しコストも高くなるという問題があった。また、XY方向への移動を考慮すれば、大面積化して、充電台のサイズも大型化する。
一方で、図12の例において誘導コイルを1軸だけの移動とすると、誘導コイルが置かれた位置に合わせて電源コイルを正確に位置合わせすることが困難となり、高い充電効率を維持できないという問題があった。特に無接点充電方式においては、電源コイルの中心を誘導コイルの中心と一致させないと、充電効率が極端に低下する。
本発明は、従来のこのような問題点を解決するためになされたものである。その主な目的は、より簡素な構成としつつも、コイルの位置合わせを確実に行えるようにした充電台、電池駆動機器、充電システム及び充電方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の側面に係る充電台によれば、電池駆動機器50、60を駆動する電池パックを充電するための充電台であって、上面に、電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を載置し充電するための充電面21を設けた本体ケース20と、前記充電面21に電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を載置した状態で、該電池パックに設けられた円形状の誘導コイル41、51、61と電磁結合可能とするよう、前記充電面21の内面で誘導コイル41、51、61と対向する姿勢にて前記本体ケース20に内蔵される電源コイル11と、前記電源コイル11を、前記充電面21の範囲で一方向にのみ移動させる移動機構13と、前記電源コイル11に対して電力を供給するための送電回路と、を備えており、前記充電面21が傾斜面状に形成されており、さらに傾斜された充電面21の下り側端縁において、該傾斜充電面21より突出させた土手22を形成しており、電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を、その長手方向の端縁が、前記土手22に当接する第一の姿勢で前記傾斜充電面21に載置した状態で、該電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60側の、該土手22と当接させた端縁から誘導コイル41、51、61の中心までの距離と、前記充電台側の、該土手22から前記電源コイル11の中心までの距離とを一致させており、かつ前記電源コイル11を、前記傾斜充電面21の下り勾配と交差する方向に、前記移動機構13で移動可能に構成することができる。
これにより、充電台の電源コイルと、充電対象の電池駆動機器等の誘導コイルとの位置決めを、傾斜充電面と土手で一方を規定し、さらにその交差方向においては電源コイルを水平移動させることで行える。したがって、電源コイルを一方向のみに移動させる構成としつつ、電源コイルと誘導コイルとの正確な電磁結合を図ることができ、充電台の小型化と簡素化が実現される。
これにより、充電台の電源コイルと、充電対象の電池駆動機器等の誘導コイルとの位置決めを、傾斜充電面と土手で一方を規定し、さらにその交差方向においては電源コイルを水平移動させることで行える。したがって、電源コイルを一方向のみに移動させる構成としつつ、電源コイルと誘導コイルとの正確な電磁結合を図ることができ、充電台の小型化と簡素化が実現される。
また、本発明の第2の側面に係る充電台によれば、前記傾斜充電面21に電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を、第一の姿勢と直交した第二の姿勢で載置した状態で、該電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60側の、該土手22と当接させた端縁から誘導コイル41、51、61の中心までの距離と、前記充電台側の、該土手22から前記電源コイル11の中心までの距離とを一致させることができる。
これにより、電池駆動機器等を縦置き、横置きのいずれの姿勢で傾斜充電面に載置しても、電源コイルを一方向に移動させるのみで正確に電源コイルと誘導コイルとの位置決めを図り、高い電磁結合効率を得ることができる。
これにより、電池駆動機器等を縦置き、横置きのいずれの姿勢で傾斜充電面に載置しても、電源コイルを一方向に移動させるのみで正確に電源コイルと誘導コイルとの位置決めを図り、高い電磁結合効率を得ることができる。
さらに、本発明の第3の側面に係る電池駆動機器によれば、充電台10に載置して、充電台10側の電源コイル11と誘導コイル41、51、61とを電磁結合させることで無接点充電可能な電池駆動機器であって、第一面及び該第一面と直交する第二面とを有する角形の機器ケース57、67と、前記機器ケース57、67に装着され、電池駆動機器50、60を駆動するための電力を供給するための電池パックと、外部から電力を受けて前記電池パックを充電するための、円形状の前記誘導コイル41、51、61と、を備えており、前記誘導コイル41、51、61は、その中心から前記第一面までの距離と、その中心から前記第二面までの距離とが、等しくなる位置に設けられており、前記機器ケース57、67を、前記第一面が底面になる姿勢で充電台10に載置した状態と、前記第二面が底面になる姿勢で充電台10に載置した状態とで、前記機器ケース57、67の底面から前記誘導コイル41、51、61の中心までの距離が一定となるよう構成することができる。
これにより、電池駆動機器を縦置き、横置きのいずれに姿勢で充電台に載置しても、誘導コイルの高さ方向の位置が一定に維持されるため、充電台側では誘導コイルに電磁結合させる電源コイルを水平方向にのみ移動させることで、誘導コイルと電源コイルとを効率よく電磁結合させることが可能となる。この結果、電源コイルの移動機構を一軸のみとすることができ、充電台の構造を簡素化できる利点が得られる。
これにより、電池駆動機器を縦置き、横置きのいずれに姿勢で充電台に載置しても、誘導コイルの高さ方向の位置が一定に維持されるため、充電台側では誘導コイルに電磁結合させる電源コイルを水平方向にのみ移動させることで、誘導コイルと電源コイルとを効率よく電磁結合させることが可能となる。この結果、電源コイルの移動機構を一軸のみとすることができ、充電台の構造を簡素化できる利点が得られる。
さらにまた、本発明の第4の側面に係る電池駆動機器によれば、充電台10に載置して、充電台10側の電源コイル11と誘導コイル41、51、61とを電磁結合させることで無接点充電可能な電池駆動機器であって、第一面及び該第一面と直交する第二面とを有する角形の機器ケース57、67と、前記機器ケース57、67の一部で、電池駆動機器50、60を駆動するための電力を供給するための電池パックを装着可能なパック装着部と、前記パック装着部に装着される電池パックを、外部から電力を受けて充電するための、円形状の前記誘導コイル41、51、61と、を備えており、前記誘導コイル41、51、61は、その中心から前記第一面までの距離と、その中心から前記第二面までの距離とが、等しくなる位置に設けられており、前記機器ケース57、67を、前記第一面が底面になる姿勢で充電台10に載置した状態と、前記第二面が底面になる姿勢で充電台10に載置した状態とで、前記機器ケース57、67の底面から前記誘導コイル41、51、61の中心までの距離が一定となるよう構成することができる。
これにより、電池駆動機器を縦置き、横置きのいずれに姿勢で充電台に載置しても、誘導コイルの高さ方向の位置が一定に維持されるため、充電台側では誘導コイルに電磁結合させる電源コイルを水平方向にのみ移動させることで、誘導コイルと電源コイルとを効率よく電磁結合させることが可能となる。この結果、電源コイルの移動機構を一軸のみとすることができ、充電台の構造を簡素化できる利点が得られる。
これにより、電池駆動機器を縦置き、横置きのいずれに姿勢で充電台に載置しても、誘導コイルの高さ方向の位置が一定に維持されるため、充電台側では誘導コイルに電磁結合させる電源コイルを水平方向にのみ移動させることで、誘導コイルと電源コイルとを効率よく電磁結合させることが可能となる。この結果、電源コイルの移動機構を一軸のみとすることができ、充電台の構造を簡素化できる利点が得られる。
さらにまた、本発明の第5の側面に係る電池駆動機器によれば、平行な第一面と第三面、及び該第一面及び第三面と直交する第二面及び第四面とを有する角形の機器ケース67と、前記機器ケース67に装着され、電池駆動機器60を駆動するための電力を供給するための電池パックと、外部から電力を受けて前記電池パックを充電するための、円形状の第一誘導コイル61及び第二誘導コイル61と、を備えており、前記第一誘導コイル61は、その中心から前記第一面までの距離と、その中心から前記第二面までの距離とが、等しくなる位置に設けられており、さらに、前記第二誘導コイル61は、その中心から前記第三面までの距離と、その中心から前記第四面までの距離とが、等しくなる位置に設けられており、前記機器ケース67を、前記第一面が底面になる姿勢で充電台10に載置した状態と、前記第二面が底面になる姿勢で充電台10に載置した状態と、前記第三面が底面になる姿勢で充電台10に載置した状態と、前記第四面が底面になる姿勢で充電台10に載置した状態とで、前記機器ケース67の底面から前記第一又は第二誘導コイル61の中心までの距離が一定となるよう構成することができる。
これにより、例えばタブレットPC型のような寸法の大きい電池駆動機器であっても、四辺のどの辺を充電台に載置しても、誘導コイルの高さ方向の位置が一定に維持されるため、充電台側では誘導コイルに電磁結合させる電源コイルを水平方向にのみ移動させることで、誘導コイルと電源コイルとを効率よく電磁結合させることが可能となる。この結果、電源コイルの移動機構を一軸のみとすることができ、充電台の構造を簡素化できる利点が得られる。
これにより、例えばタブレットPC型のような寸法の大きい電池駆動機器であっても、四辺のどの辺を充電台に載置しても、誘導コイルの高さ方向の位置が一定に維持されるため、充電台側では誘導コイルに電磁結合させる電源コイルを水平方向にのみ移動させることで、誘導コイルと電源コイルとを効率よく電磁結合させることが可能となる。この結果、電源コイルの移動機構を一軸のみとすることができ、充電台の構造を簡素化できる利点が得られる。
さらにまた、本発明の第6の側面に係る充電システムによれば、電池パック40、又は該電池パックを収納又は装着しており、前記電池パックで駆動される電池駆動機器50、60と、前記電池パックを充電するための充電台10と、で構成される充電システムであって、前記電池パックは、外部から電力を受けて前記電池パックを充電するための、円形状の誘導コイル41、51、61を備えており、前記充電台10は、上面に、前記電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を載置し充電するための充電面21を設けた本体ケース20と、前記充電面21に前記電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を載置した状態で、前記誘導コイル41、51、61と電磁結合可能とするよう、前記充電面21の内面で前記誘導コイル41、51、61と対向する姿勢にて前記本体ケース20に内蔵される電源コイル11と、前記電源コイル11を、前記充電面21の範囲で一方向にのみ移動させる移動機構13と、前記電源コイル11に対して電力を供給するための送電回路と、を備えており、前記充電面21が傾斜面状に形成されており、さらに傾斜された充電面21の下り側端縁において、該傾斜充電面21より突出させた土手22を形成しており、前記電池パック又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を、その長手方向の端縁が、前記土手22に当接する第一の姿勢で前記傾斜充電面21に載置した状態で、前記電池パック又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60側の、該土手22と当接させた端縁から前記誘導コイル41、51、61の中心までの距離と、前記充電台側の、該土手22から前記電源コイル11の中心までの距離とを一致させており、かつ前記電源コイル11を、前記傾斜充電面21の下り勾配と交差する方向に、前記移動機構13で移動可能に構成することができる。
これにより、充電台の電源コイルと、充電対象の電池駆動機器等の誘導コイルとの位置決めを、傾斜充電面と土手で一方を規定し、さらにその交差方向においては電源コイルを水平移動させることで行える。したがって、電源コイルを一方向のみに移動させる構成としつつ、電源コイルと誘導コイルとの正確な電磁結合を図ることができ、充電台の小型化と簡素化が実現される。
これにより、充電台の電源コイルと、充電対象の電池駆動機器等の誘導コイルとの位置決めを、傾斜充電面と土手で一方を規定し、さらにその交差方向においては電源コイルを水平移動させることで行える。したがって、電源コイルを一方向のみに移動させる構成としつつ、電源コイルと誘導コイルとの正確な電磁結合を図ることができ、充電台の小型化と簡素化が実現される。
さらにまた、本発明の第7に係る充電システムによれば、前記傾斜充電面21に前記電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を、第一の姿勢と直交した第二の姿勢で載置した状態で、該電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60側の、該土手22と当接させた端縁から前記誘導コイル41、51、61の中心までの距離と、前記充電台側の、該土手22から前記電源コイル11の中心までの距離とを一致させることができる。
これにより、電池駆動機器等を縦置き、横置きのいずれの姿勢で傾斜充電面に載置しても、電源コイルを一方向に移動させるのみで正確に電源コイルと誘導コイルとの位置決めを図り、高い電磁結合効率を得ることができる。
これにより、電池駆動機器等を縦置き、横置きのいずれの姿勢で傾斜充電面に載置しても、電源コイルを一方向に移動させるのみで正確に電源コイルと誘導コイルとの位置決めを図り、高い電磁結合効率を得ることができる。
さらにまた、本発明の第8に係る充電システムによれば、前記電池パック40の端縁から前記誘導コイル41の中心までの距離と、前記電池駆動機器50、60の端縁から前記誘導コイル51、61の中心までの距離とを一致させることができる。
これにより、電池パックを電池駆動機器に装着した状態で充電台に載置しても、電池パック単体で載置しても、電源コイルを一方向に移動させるのみでいずれの場合において正確に電源コイルと誘導コイルとの位置決めを行える。
これにより、電池パックを電池駆動機器に装着した状態で充電台に載置しても、電池パック単体で載置しても、電源コイルを一方向に移動させるのみでいずれの場合において正確に電源コイルと誘導コイルとの位置決めを行える。
さらにまた、本発明の第9に係る充電方法によれば、電池パック40又は前記電池パックで駆動される電池駆動機器50、60を充電台10で充電する充電方法であって、充電台10に内蔵される、一方向のみに移動可能な電源コイル11を、予め待避位置に移動させておく工程と、充電台10の上面に設けられた、電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60を載置し充電するための傾斜した充電面21と傾斜された下り側端縁に突出した土手22に、該電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60が当接されたことを検出する工程と、該電池パック40又は電池パックを装着した電池駆動機器50、60に備えられる誘導コイル41、51、61の位置を検出する工程と、該検出された位置に、前記電源コイル11を前記移動手段で移動させる工程と、前記電源コイル11から誘導コイル41、51、61に、電磁誘導により電力を送電し、該送電された電力でもって、電池パックを充電する工程と、を含むことができる。
これにより、電池駆動機器を充電台の土手に当接させるだけで、電源コイルが移動手段により一軸方向へ移動し、電池駆動機器の誘導コイルに近接させ、電磁結合させることができ、充電の操作を簡略化することができる。
これにより、電池駆動機器を充電台の土手に当接させるだけで、電源コイルが移動手段により一軸方向へ移動し、電池駆動機器の誘導コイルに近接させ、電磁結合させることができ、充電の操作を簡略化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための充電台、電池駆動機器、充電システム並びに充電方法を例示するものであって、本発明は充電台、電池駆動機器、充電システム並びに充電方法を以下のものに特定しない。さらに、本明細書においては、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
(充電台)
(充電台)
まず図1は、実施例1のスマートフォン型の電池駆動機器を縦置きで充電台に載置する状態の斜視図を示している。この無接点の充電台10は、本体ケース20の底面を水平とし、電池駆動機器50を載置する充電面21が図の手前に向かって下方に傾斜している。この充電面21を傾斜面とした下りの側端縁には、載置される電池駆動機器50等を堰き止めるための土手22を形成している。この土手22と傾斜面とは、電池駆動機器50の載置位置を規定させる機能を有する。すなわち、充電面21の傾斜面は、ここに載置される電池駆動機器50を、その自重により傾斜面に沿って下方にずり落ちさせる。さらに土手22は、傾斜面に沿ってずり落ちた電池駆動機器を当接部23でもって、堰き止めて保持する。土手22の当接部23は、充電面21の傾斜面に対し略直交している。これにより、傾斜された充電面21に載置された電池駆動機器50は、その底面である第一面57Aを土手22の当接部23に当接させる姿勢にて保持されることになる。なお傾斜面の傾斜角度は、ここに載置した電池駆動機器50が自重でずり落ちる程度の角度とする。角度の具体値は、電池駆動機器50の機器ケース57と充電台10の充電面21との摩擦係数や電池駆動機器50の重量などによって変化するが、例えば10°から80°、好ましくは20°から30°程度とする。また、傾斜面は、ここに載置される電池駆動機器の滑りをよくするため、平面状とすることが好ましく、また平滑面とする他、表面に微細な凹凸を設けて接触抵抗を低減する構成としてもよい。またテフロン(登録商標)などを被覆してもよい。
(電源コイル)
(電源コイル)
充電台10は、内部に誘導起電力を発生させる電源コイル11を備えている。電源コイル11は、充電面21の内面で傾斜面と対向する姿勢で本体ケース20に内蔵されている。また、充電面21に載置される電池駆動機器50は、電源コイル11から誘導される誘導起電力を受電可能な誘導コイル51を備えている。電源コイル11は、土手22の当接部23から一定の距離ALの位置に一致する高さで配置されている。また、電池駆動機器50は、一側面から一定の距離ALの位置で誘導コイル51が配置されている。そのため、電池駆動機器50の一側面を充電台10の当接部23に当接させることにより、電源コイル11と誘導コイル51とは、円状コイルの中心の位置の高さが略同等になるように配置される。さらに、電源コイル11は、図1に破線の矢印で示すように、水平方向にのみ移動可能な移動機構を備えており(詳細は後述)、誘導コイル51が置かれた任意の場所まで水平移動させることができる。一方で、上述した通り、高さ方向については、土手22の当接部23と傾斜面で位置決めがなされている。これにより、電源コイル11を水平方向の一軸方向にのみ移動させて誘導コイル51へ位置決めを行うことができる。この結果、電源コイル11は、誘導コイル51と結合効率を高めた状態で、電源コイル11に発生させる交流磁束により、近接した誘導コイル51に誘導起電力を発生させることができる。
この充電台10の土手22の上面には、後述するLED18が内蔵されている。LED18は、図1に示す2点破線のように水平移動を行う。さらにLED18の水平移動を、電源コイル11の水平移動に連動させることができる。土手22の上面は、LED18の光を透過できるようになっている。これにより、ユーザは、電源コイル11が配置された電池駆動機器50の誘導コイル51に近接し充電を開始したことを確認することができる。
(電池駆動機器50)
(電池駆動機器50)
充電台10に載置されるスマートフォン型の電池駆動機器50には、例えば載置方向を示すマークを表示させることができる。この実施例1の電池駆動機器50では、機器ケース57の底面にあたる第一面57A側に図1に示すような三角マーク56Aを印字している。これによって、ユーザは三角マーク56Aが付された第一面57Aを底面とする姿勢で、充電台10へ載置する方向として認識することができる。縦型にした電池駆動機器50は、機器ケース57の第一面57A側に記された三角マーク56Aの付いた底面から一定の距離ALの位置に誘導コイル51の中心が配置されている。さらに誘導コイル51は、電池駆動機器50の背面に位置する場所に配置されている。この電池駆動機器50は、第一面57Aを充電台10の当接部23に当接させる姿勢で、機器ケース57の背面を充電台10の充電面21に載置させる。この状態で、充電台10は、電池駆動機器50の誘導コイル51の位置を検出し、電源コイル11を水平方向へ移動させ、誘導コイル51の位置に合わせる。これにより、電源コイル11と誘導コイル51の中心軸を、充電面21を介して対向する姿勢で一致させることができる。この結果、充電台10の電源コイル11を電池駆動機器50の誘導コイル51と高い効率で電磁結合して、誘導起電力を発生させることができる。なお、この実施例1では、スマートフォン型の電池駆動機器50としているが、これに限るものではなく、例えば携帯電話等の電池駆動機器とすることもできる。
また、この電池駆動機器は、縦置きのみならず、横置きで充電台に設置して充電することもできる。この様子を図2に示す。図2では、スマートフォン型の電池駆動機器を横置きで充電台に載置する状態の斜視図を示している。電池駆動機器50には、機器ケース57の長手方向の側面にあたる第二面57B及び第四面57D側に、図に示すような三角マーク56B及び三角マーク56Dを印字している。この図の電池駆動機器50は、三角マーク56Dを付した第四面57Dを充電台10の当接部23に当接させる状態を示している。この電池駆動機器50は、第四面57Dから誘導コイル51の中心までの距離ALと、前述した第一面57Aから誘導コイル51の中心までの距離ALとを等しい長さとしている。また、電池駆動機器50は、三角マーク56Bを付した第二面57Bを充電台10の当接部に当接させて充電することもできる。この電池駆動機器50は、第四面57Dに平行な第二面57Bから誘導コイル51の中心までの距離ALも、第一面57Aから誘導コイル51の中心までの距離ALと等しい長さとしている。したがって、この電池駆動機器50の機器ケース57は、第一面57Aに加え、第二面57B又は第四面57Dのどちらを充電台10の当接部23に当接させたとしても、誘導コイル51を充電台10の電源コイル11と同等の高さに配置させることができる。この状態で、充電台10は、電池駆動機器50の誘導コイル51を検出し、電源コイル11を水平方向へ移動させ、誘導コイル51の位置に合わせる。これにより、電源コイル11と誘導コイル51の中心軸は、当接部23から一定の距離ALの位置で一致する。その結果、電池駆動機器50の誘導コイル51は、充電台10の電源コイル11からの電磁誘導を受信し、誘導起電力を発生させることができる。
さらに、スマートフォン型の電池駆動機器は、充電台への載置方向のみならず、充電台に縦置きで複数台同時に設置し順次充電させることもできる。この様子を図3に示す。図3では、2台のスマートフォン型の電池駆動機器を縦置きで充電台に載置する状態の斜視図を示している。両方の電池駆動機器50は、機器ケース57の周壁に三角マーク56Aが付いた第一面57Aから一定の距離ALの位置にそれぞれ誘導コイル51の中心が配置されている。この両方の電池駆動機器50の機器ケース57は、背面を充電面21に載置し、さらに三角マーク56Aが付いた第一面57Aを当接部23に当接させている。この両方の電池駆動機器50の誘導コイル51は、第一面57Aから一定の距離ALの位置に配置されており、同じく当接部23から一定の距離ALの位置に配置されている電源コイル11と同等の高さに配置される。この状態で、充電台10は、最初に検出された電池駆動機器50の誘導コイル51を検出し、電源コイル11を水平方向へ移動させ、誘導コイル51の位置に合わせる。これにより、充電台10は、最初に検出されたスマートフォン型の電池駆動機器50へ充電を開始する。充電台10は、一台目のスマートフォン型の電池駆動機器50が満充電を認識した時点で、自動的に二台目のスマートフォン型の電池駆動機器50の誘導コイル51まで、電源コイル11を移動させて位置決めを行い、充電を開始する。この結果、この充電台10は、複数の電池駆動機器50を同時に載置されたとしても、これらを順次充電させることができる。
(電池パック40)
(電池パック40)
さらにまた、この充電台は、電池駆動機器のみならず、電池駆動機器に内蔵される電池パック単体での無接点充電も可能とできる。図4は電池駆動機器に搭載可能な電池パックを充電台に載置した状態の斜視図を示している。電池駆動機器に着脱可能な電池パック40は、誘導コイル41と、充電可能な内蔵電池42及び整流回路等(図示せず)を配置している。この電池パック40は、正方形状とした箱形の形状で、箱の中心に誘導コイル41の中心軸が位置するよう配置する。ここで、誘導コイル41の中心から各辺に下ろした垂直二等分線の長さを、一定の距離ALとし、この距離ALを、上述した充電台10の当接部23から電源コイル11の中心までの距離ALと一致させることで、電池パック40のいずれの面を充電台10の当接部23に当接させても、電源コイル11を誘導コイル41と電磁結合させることができる。この結果、電池パック40は、電源コイル11からの交流磁束を誘導コイル41が受け誘導起電力を発生し、整流回路等を介して内蔵電池42を充電することができる。
(電池駆動機器60)
(電池駆動機器60)
さらにまた、上述の電池駆動機器50は、充電台10の当接部23に当接させて充電可能とする辺を第一面57A、第二面57B及び第四面57Dの三辺のいずれかとしているが、本発明はこれに限るものではない。例えば、電池駆動機器は、四角形の各辺を充電台の当接部に当接させたとしても充電可能とすることもできる。このような例を図5に示す。図5には、実施例2の電池駆動機器を充電台に載置する状態の斜視図を示す。この電池駆動機器60は、機器ケース67の内部で図の左上と右下に円状の破線で示した誘導コイル61を配置している。この電池駆動機器60は、四角形の形状をなし、第一面67A、第二面67B、第三面67C及び第四面67Dの四辺からなる側面を有している。この機器ケース67の左上の誘導コイル61の配置場所は、第三面67Cの上面から一定の距離ALの位置と、第四面67Dの左側面から一定の距離ALの位置との交点にコイルの中心が配置されている。同様に、機器ケース67の右下の誘導コイル61の配置場所は、第一面67Aの底面から一定の距離ALの位置と、第二面67Bの右側面から一定の距離ALの位置との交点にコイルの中心が配置されている。これにより、電池駆動機器60は、充電台10の土手22の当接部23に第一面67Aから第四面67Dのどの側面が当接されたとしても、言い換えれば縦置きでも横置きでも、あるいはこれらの逆向きでも、無接点充電を可能とすることができる。
(充電面21)
(充電面21)
図6は充電台の充電面側からの概略平面図を示し、さらに図7には、充電台に電池駆動機器を載置した状態での概略側面図を示している。充電台10は、充電面21の内部で土手22の当接部23の上部に、電源コイル11を配置している。電源コイル11は、充電面21と平行な面で渦巻き状に巻かれて、充電面21と直交する方向に交流磁束を放射する。また、電源コイル11は、交流電源12から交流電力が供給され交流磁束を放射する。さらに、電源コイル11は、磁性材からなるコア15に線材を巻いてインダクタンスを大きくできる。コア15は、透磁率が大きいフェライト等の磁性材料で、上方を開放する壺形としている。壺形のコア15は、渦巻き状に巻かれた電源コイル11の中心に配置する円柱部15Aと、外側に配置される円筒部15Bを底部で連結する形状としている。コア15のある電源コイル11は、磁束を特定部分に集束して、効率よく電力を誘導コイル51に伝送できる。ただ、電源コイルは、必ずしもコアを設ける必要はなく、空芯コイルとすることもできる。空芯コイルは軽いので、これを充電面の内面で移動する移動機構を簡単にできる。電源コイル11は、誘導コイル51の外径にほぼ等しくして、誘導コイル51に効率よく電力搬送する。この例では、誘導コイルをスマートフォン型の電池駆動機器50の誘導コイル51としているが、これに限るものではなく電池パック40に内蔵されている誘導コイル41やタブレットPC型の電池駆動機器60に内蔵された誘導コイル61とすることもできる。
電源コイル11を収納したコア15は、平行に配置されたネジ棒25及びガイドロッド27に取り付けられている。取付方法は、コア15の底部に面した箇所に、ネジ棒25にねじ込まれたナット材26と、ガイドロッド27が挿入されたガイド部28により固定されている。ナット材26は、ネジ棒25の回転に伴いネジ棒に沿って左右に移動する。ネジ棒25及びガイドロッド27は、当接部23に平行に配置されるように固定具29に固定され配置されている。当接部23から電源コイル11の中心までの距離は、一定な距離ALとした位置を保っている。電源コイル11を配置したコア15は、ネジ棒25がサーボモータ24の回転により回転し、ネジ棒25の回転と共に当接部23に対し平行に水平移動させることができる。コア15の移動位置は、位置検出制御器14により、誘導コイル51の位置を認識しサーボモータ24へ回転の指示を行っている。これにより、充電台10の電源コイル11は、電池駆動機器50の誘導コイル51へ近接させることができる。
充電台10の電源コイル11が近接した電池駆動機器50は、電源コイル11からの交流磁束を誘導コイル51が電磁誘導し、電力へと変換する。この電力により内蔵された二次電池への充電を行うことができる。
一方この充電台10は、電池駆動機器50への充電状況を示すLED18を表示させている。さらに、LED18は、内部の電源コイル11の水平位置をユーザが認識できるように内部の電源コイル11を配置したコア15と共に移動させることができる。表示場所は、土手22の上部面がLEDの光が透視できるようになっている。これにより、ユーザは、電池駆動機器50と充電台10が正確に位置決めをしたことを確認でき、充電完了の確認をすることができる。例えば、LEDは、橙色の点滅で移動中を示し、橙色の点灯で充電中を示し、さらに緑色の点灯で充電完了を示す表示を行うことができる。
(電池駆動機器50)
(電池駆動機器50)
図8では一実施例の電池パックを搭載している電池駆動機器と充電台のブロック図を示している。充電台10に載置された電池駆動機器50は、電源コイル11からの電磁誘導を受ける誘導コイル51と、誘導コイル51で発生した誘導起電力を直流電源へ変換するための全波整流回路53を備えている。全波整流回路53は、誘導コイル51に誘導される交流を整流して、充電回路54に出力する。図の電池駆動機器50は、誘導コイル51と全波整流回路53の間に直列コンデンサー55を接続しており、この直列コンデンサー55を介して、誘導コイル51に誘導される交流を全波整流回路53に入力している。直列コンデンサー55は、誘導コイル51と直列共振回路を構成して、誘導コイル51に誘導される交流を効率よく全波整流回路53に入力する。したがって、直列コンデンサー55の静電容量は、誘導コイル51のインダクタンスで、誘導される交流の周波数に近くなるように設定される。さらに、図の電池駆動機器50は、全波整流回路53の出力側に全波整流回路53から出力される脈流を平滑化する電解コンデンサー58を接続している。
さらに電池駆動機器50は、全波整流回路53の出力で内蔵電池52を充電する充電回路54と、異常時に全波整流回路53の出力側を短絡する短絡回路70を備えている。
内蔵電池52は、充電回路54の制御により定電圧又は定電流となるように充電される。全波整流回路53は、内蔵電池52の充電電圧、充電電流及び電池温度等を監視し、充電のON/OFFを出力スイッチ79で制御している。例えば内蔵電池52が満充電又は異常充電となった場合には、出力スイッチ79をOFFとし充電を停止させる。
出力スイッチ79がOFFとなると、全波整流回路53が無負荷状態となってしまい、誘導コイル51側の電圧が上昇してしまう。全波整流回路53は、半導体素子を利用して交流電力を直流電力へ変換させている。この半導体素子は、一定以上の電圧差が生じ耐圧を超えてしまうと劣化や破損の恐れがある。このため、保護回路として短絡回路70を備えている。短絡回路70は、全波整流回路53の半導体素子に過大な電圧が作用する異常時を検出して、半導体スイッチング素子71を制御する検出部73を備えている。検出部73は、異常時に半導体スイッチング素子71のFETをオン状態に、正常にオフ状態とする。オン状態の半導体スイッチング素子71は、全波整流回路53の出力側を短絡して、全波整流回路53の出力電力を耐圧未満に下げる。
また短絡回路70は、短絡抵抗72と半導体スイッチング素子71の直列回路を、全波整流回路53の出力側のプラス側とマイナス側との間に接続している。この短絡回路70は、異常時に半導体スイッチング素子71をオン状態として、短絡抵抗72を介して全波整流回路53の出力側のプラス側とマイナス側とを短絡する。半導体スイッチング素子71はFETである。ただし、半導体スイッチング素子には、トランジスタやサイリスタなどの半導体スイッチング素子も使用できる。半導体スイッチング素子71に短絡抵抗72を直列に接続している短絡回路70は、半導体スイッチング素子71のオン状態において、短絡抵抗72でショート電流を制限できる。短絡抵抗72は、電気抵抗を大きくしてショート電流を小さくし、電気抵抗を小さくして速やかに全波整流回路53の出力側を短絡できる。
さらに、図8の電池駆動機器50は、誘導コイル51と直列に接続しているPTC59を備える。PTC59は、通常のノーマル状態では電気抵抗が小さいが、過大な電流が流れて所定の温度まで温度上昇するとトリップして、電気抵抗を著しく大きくして、誘導コイル51の電流を実質的に遮断する。この電池駆動機器50は、前述のように短絡回路70がオンとなる状態で、誘導コイル51に誘導される電流が設定値よりも大きくなると、PTC59がトリップして誘導コイル51の電流を遮断する。このため、例えば電池駆動機器50が電磁調理器などに載せられても、誘導コイル51の電流を遮断して安全に使用できる。PTC59は、電池駆動機器50が電磁調理器から外されると、復帰して電気抵抗が小さくなる。このため、電磁調理器から外して、ふたたび充電台10にセットして、内蔵電池52を充電できる。
(位置検出制御器14)
(位置検出制御器14)
次に充電台10には、電源コイル11、移動機構13及び位置検出制御器14を内蔵している。また、位置検出制御器14には、交流電源12、満充電検出回路17及び第1の位置検出制御器14Aが含まれている。この充電台10では、交流電源12より高周波電力を電源コイル11へ印加することにより誘導起電力を発生させている。
この交流電源12は、たとえば、20kHz〜数MHzの高周波電力を電源コイル11に供給する。交流電源12は、図6に示す可撓性のリード線16を介して電源コイル11に接続される。可撓性のリード線16は、充電面21に載せられる電池駆動機器50の誘導コイル51へ電源コイル11の移動を柔軟に行うことができる。交流電源12は、図示しないが、自励式の発振回路と、この発振回路から出力される交流を電力増幅するパワーアンプとを備える。自励式の発振回路は、電源コイル11を発振コイルに併用している。したがって、この発振回路は、電源コイル11のインダクタンスで発振周波数が変化する。電源コイル11のインダクタンスは、電源コイル11と誘導コイル51との相対位置で変化する。電源コイル11と誘導コイル51との相互インダクタンスが、電源コイル11と誘導コイル51との相対位置で変化するからである。したがって、電源コイル11を発振コイルに使用する自励式の発振回路は、交流電源12が誘導コイル51に接近するにしたがって変化する。このため、自励式の発振回路は、発振周波数の変化で電源コイル11と誘導コイル51との相対位置を検出することができ、位置検出制御器14に併用できる。
位置検出制御器14は、充電面21に載せられた電池駆動機器50の位置を検出する。図8の位置検出制御器14は、電池駆動機器50に内蔵される誘導コイル51の位置を検出して、電源コイル11を誘導コイル51に接近させる。また、位置検出制御器14は、誘導コイル51の位置を粗検出する第1の位置検出制御器14Aと、誘導コイル51の位置を精密検出する第2の位置検出制御器14Bとを備える。この位置検出制御器14は、第1の位置検出制御器14Aで誘導コイル51の位置を粗検出すると共に、移動機構13を制御して電源コイル11の位置を誘導コイル51に接近させる。さらにその後に、位置検出制御器14は、第2の位置検出制御器14Bで誘導コイル51の位置を精密検出しながら移動機構13を制御して、電源コイル11の位置を正確に誘導コイル51に接近させる。この充電台10は、速やかに、しかも、より正確に電源コイル11を誘導コイル51に接近できる。
第1の位置検出制御器14Aは、図9の回路図に示すように、充電面21の内面に固定している複数の位置検出コイル30を備えている。また第1の位置検出制御器14Aは、この位置検出コイル30に位置検出信号を供給する検出信号発生回路31を備えている。さらに第1の位置検出制御器14Aは、検出信号発生回路31から位置検出コイル30に供給されるパルスに励起されて誘導コイル51から位置検出コイル30に出力されるエコー信号を受信する受信回路32を備えている。さらにまた第1の位置検出制御器14Aは、受信回路32が受信するエコー信号から電源コイル11の位置を判別する識別回路33とを備えている。
位置検出コイル30は複数列のコイルからなり、複数の位置検出コイル30を充電面21の内面に所定の間隔で固定している。各々の位置検出コイル30は、当接部23と垂直方向に細長いループ状を形成し、複数の位置検出コイル30は、所定の間隔で充電面21の内面に固定されている。隣接する位置検出コイル30の間隔(d)は、誘導コイル51の外径(D)よりも小さく、好ましくは位置検出コイル30の間隔(d)を誘導コイル51の外径(D)の1倍ないし1/4倍としている。位置検出コイル30は、間隔(d)を狭くして、誘導コイル51の位置を正確に検出できる。
検出信号発生回路31は、所定のタイミングで位置検出信号であるパルス信号を位置検出コイル30に出力する。位置検出信号が入力される位置検出コイル30は、位置検出信号で接近する誘導コイル51を励起する。励起された誘導コイル51は、流れる電流のエネルギーでエコー信号を位置検出コイル30に出力する。したがって、誘導コイル51の近くにある位置検出コイル30は、図10に示すグラフのように、位置検出信号が入力された後、所定の時間遅れて、誘導コイル51からのエコー信号が誘導される。位置検出コイル30に誘導されるエコー信号は、受信回路32で識別回路33に出力される。したがって、識別回路33は、受信回路32から入力されるエコー信号でもって、位置検出コイル30に誘導コイル51が接近しているかどうかを判定する。複数の位置検出コイル30にエコー信号が誘導されるとき、識別回路33は、エコー信号レベルの大きい位置検出コイル30にもっとも接近していると判定する。
図9に示す位置検出制御器14は、各々の位置検出コイル30を切換回路34を介して受信回路32に接続する。この位置検出制御器14は、入力を順番に切り換えて複数の位置検出コイル30に接続するので、ひとつの受信回路32で複数の位置検出コイル30のエコー信号を検出できる。ただし、各々の位置検出コイルに受信回路を接続してエコー信号を検出することもできる。
また位置検出制御器14は、識別回路33で制御される切換回路34で複数の位置検出コイル30を順番に切り換えて受信回路32に接続する。検出信号発生回路31は、切換回路34の出力側に接続されて、位置検出コイル30に位置検出信号を出力する。検出信号発生回路31から位置検出コイル30に出力される位置検出信号のレベルは、誘導コイル51からのエコー信号に比較して極めて大きい。受信回路32は、入力側にダイオードからなるリミッター回路35を接続している。リミッター回路35は、検出信号発生回路31から受信回路32に入力される位置検出信号の信号レベルを制限して受信回路32に入力する。信号レベルの小さいエコー信号は、制限されることなく受信回路32に入力される。受信回路32は、位置検出信号とエコー信号の両方を増幅して出力する。受信回路32から出力されるエコー信号は、位置検出信号から所定のタイミング、たとえば数μsec〜数百μsec遅れた信号となる。エコー信号が位置検出信号から遅れる遅延時間は、一定の時間であるから、位置検出信号から所定の遅延時間後の信号をエコー信号とし、このエコー信号のレベルから位置検出コイル30に誘導コイル51が接近しているかどうかを判定する。
受信回路32は、位置検出コイル30から入力されるエコー信号を増幅して出力するアンプである。受信回路32は、位置検出信号とエコー信号を出力する。識別回路33は、受信回路32から入力される位置検出信号とエコー信号から位置検出コイル30に誘導コイル51が接近してセットされるかどうかを判定する。識別回路33は、受信回路32から入力される信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ36を備えている。このA/Dコンバータ36から出力されるデジタル信号を演算してエコー信号を検出する。識別回路33は、位置検出信号から特定の遅延時間の後に入力される信号をエコー信号として検出し、さらにエコー信号のレベルから誘導コイル51が位置検出コイル30に接近しているかどうかを判定する。
識別回路33は、複数の位置検出コイル30を順番に受信回路32に接続するように切換回路34を制御して、誘導コイル51の位置を検出する。識別回路33は、各々の位置検出コイル30を受信回路32に接続する毎に、識別回路33に接続している位置検出コイル30に位置検出信号を出力する。また識別回路33は、位置検出信号から特定の遅延時間の後に、エコー信号が検出されるかどうかで、この位置検出コイル30に誘導コイル51が接近しているかどうかを判定する。さらに識別回路33は、全ての位置検出コイル30を受信回路32に接続して、各々の位置検出コイル30に誘導コイル51が接近しているかどうかを判定する。誘導コイル51がいずれかの位置検出コイル30に接近していると、この位置検出コイル30を受信回路32に接続する状態でエコー信号が検出される。したがって、識別回路33は、エコー信号を検出できる位置検出コイル30から誘導コイル51の位置を検出できる。誘導コイル51が複数の位置検出コイル30に跨って接近する状態では、複数の位置検出コイル30からエコー信号が検出される。この状態において、識別回路33はもっとも強いエコー信号、すなわちレベルの大きいエコー信号が検出される位置検出コイル30にもっとも接近していると判定する。
識別回路33は、移動機構13を制御して電源コイル11を誘導コイル51に接近する位置に移動させる。また識別回路33は、移動機構13のサーボモータ24を制御して、電源コイル11を誘導コイル51の位置に移動させる。
以上のようにして、第1の位置検出制御器14Aが電源コイル11を誘導コイル51に接近する位置に移動させる。充電台10は、第1の位置検出制御器14Aで電源コイル11を誘導コイル51に接近した後、電源コイル11から誘導コイル51に電力搬送して内蔵電池52を充電することができる。ただ、充電台10は、さらに電源コイル11の位置を正確に制御して誘導コイル51に接近させた後、電力搬送して内蔵電池52を充電することができる。電源コイル11は、第2の位置検出制御器14Bでより正確に誘導コイル51に接近される。
第2の位置検出制御器14Bは、交流電源12を自励式の発振回路として、自励式の発振回路の発振周波数から誘導コイル51の位置を正確に検出して移動機構13を制御する。第2の位置検出制御器14Bは、移動機構13のサーボモータ24を制御して、電源コイル11を移動させて、交流電源12の発振周波数を検出する。自励式の発振回路の発振周波数が変化する特性を図11に示している。この図は、電源コイル11と誘導コイル51の相対的な位置ずれに対する発振周波数の変化を示している。この図に示すように、自励式の発振回路の発振周波数は、電源コイル11が誘導コイル51に最も接近する位置でもっとも高くなり、相対位置がずれるにしたがって発振周波数が低くなる。したがって、第2の位置検出制御器14Bは、移動機構13のサーボモータ24を制御して電源コイル11を移動し、発振周波数が最も高くなる位置で停止する。第2の位置検出制御器14Bは、以上のようにして、電源コイル11を誘導コイル51に最も接近する位置に移動できる。ここで、第2の位置検出制御器14Bを省略して、第1の位置検出制御器14Aだけにより、電源コイル11を誘導コイル51に接近する位置に移動させることもできる。また、第1の位置検出制御器14Aを省略して、第2の位置検出制御器14Bだけで、電源コイル11を誘導コイル51に接近する位置に移動させることもできる。
本発明に係る充電台、電池駆動機器、充電システム及び充電方法は、タブレットPCやスマートフォン及び携帯電話等の充電等にも好適に利用できる。
10…充電台
11…電源コイル
12…交流電源
13…移動機構
14…位置検出制御器 14A…第1の位置検出制御器
14B…第2の位置検出制御器
15…コア 15A…円柱部
15B…円筒部
16…リード線
17…満充電検出回路
18…LED
20…本体ケース
21…充電面
22…土手
23…当接部
24…サーボモータ
25…ネジ棒
26…ナット材
27…ガイドロッド
28…ガイド部
29…固定具
30…位置検出コイル
31…検出信号発生回路
32…受信回路
33…識別回路
34…切換回路
35…リミッター回路
36…A/Dコンバータ
40…電池パック
41…誘導コイル
42…内蔵電池
50、60…電池駆動機器
51、61…誘導コイル
52…内蔵電池
53…全波整流回路
54…充電回路
55…直列コンデンサー
56A、56B、56D…三角マーク
57…機器ケース
57A…第一面 57B…第二面 57D…第四面
58…電解コンデンサー
59…PTC
67…機器ケース
67A…第一面 67B…第二面 67C…第三面 67D…第四面
70…短絡回路
71…半導体スイッチング素子
72…短絡抵抗
73…検出部
79…出力スイッチ
910X…充電台
911X…電源コイル
913X…移動機構
921X…上面プレート
922A…X軸サーボモータ 922B…Y軸サーボモータ
923A、923B…ネジ棒
924A…ナット材
925…ベルト
950X…電池駆動機器
951X…誘導コイル
AL…一定の距離
11…電源コイル
12…交流電源
13…移動機構
14…位置検出制御器 14A…第1の位置検出制御器
14B…第2の位置検出制御器
15…コア 15A…円柱部
15B…円筒部
16…リード線
17…満充電検出回路
18…LED
20…本体ケース
21…充電面
22…土手
23…当接部
24…サーボモータ
25…ネジ棒
26…ナット材
27…ガイドロッド
28…ガイド部
29…固定具
30…位置検出コイル
31…検出信号発生回路
32…受信回路
33…識別回路
34…切換回路
35…リミッター回路
36…A/Dコンバータ
40…電池パック
41…誘導コイル
42…内蔵電池
50、60…電池駆動機器
51、61…誘導コイル
52…内蔵電池
53…全波整流回路
54…充電回路
55…直列コンデンサー
56A、56B、56D…三角マーク
57…機器ケース
57A…第一面 57B…第二面 57D…第四面
58…電解コンデンサー
59…PTC
67…機器ケース
67A…第一面 67B…第二面 67C…第三面 67D…第四面
70…短絡回路
71…半導体スイッチング素子
72…短絡抵抗
73…検出部
79…出力スイッチ
910X…充電台
911X…電源コイル
913X…移動機構
921X…上面プレート
922A…X軸サーボモータ 922B…Y軸サーボモータ
923A、923B…ネジ棒
924A…ナット材
925…ベルト
950X…電池駆動機器
951X…誘導コイル
AL…一定の距離
Claims (9)
- 電池駆動機器(50;60)を駆動する電池パックを充電するための充電台であって、
上面に、電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)を載置し充電するための充電面(21)を設けた本体ケース(20)と、
前記充電面(21)に電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)を載置した状態で、該電池パックに設けられた円形状の誘導コイル(41;51;61)と電磁結合可能とするよう、前記充電面(21)の内面で誘導コイル(41;51;61)と対向する姿勢にて前記本体ケース(20)に内蔵される電源コイル(11)と、
前記電源コイル(11)を、前記充電面(21)の範囲で一方向にのみ移動させる移動機構(13)と、
前記電源コイル(11)に対して電力を供給するための送電回路と、
を備えており、
前記充電面(21)が傾斜面状に形成されており、さらに傾斜された充電面(21)の下り側端縁において、該傾斜充電面(21)より突出させた土手(22)を形成しており、
電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)を、その長手方向の端縁が、前記土手(22)に当接する第一の姿勢で前記傾斜充電面(21)に載置した状態で、
該電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)側の、該土手(22)と当接させた端縁から誘導コイル(41;51;61)の中心までの距離と、
前記充電台側の、該土手(22)から前記電源コイル(11)の中心までの距離とを一致させており、
かつ前記電源コイル(11)を、前記傾斜充電面(21)の下り勾配と交差する方向に、前記移動機構(13)で移動可能に構成してなることを特徴とする充電台。 - 請求項1に記載の充電台であって、
前記傾斜充電面(21)に電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)を、第一の姿勢と直交した第二の姿勢で載置した状態で、
該電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)側の、該土手(22)と当接させた端縁から誘導コイル(41;51;61)の中心までの距離と、
前記充電台側の、該土手(22)から前記電源コイル(11)の中心までの距離とを一致させてなることを特徴とする充電台。 - 充電台(10)に載置して、充電台(10)側の電源コイル(11)と誘導コイル(41;51;61)とを電磁結合させることで無接点充電可能な電池駆動機器であって、
第一面及び該第一面と直交する第二面とを有する角形の機器ケース(57;67)と、
前記機器ケース(57;67)に装着され、電池駆動機器(50;60)を駆動するための電力を供給するための電池パックと、
外部から電力を受けて前記電池パックを充電するための、円形状の前記誘導コイル(41;51;61)と、
を備えており、
前記誘導コイル(41;51;61)は、
その中心から前記第一面までの距離と、
その中心から前記第二面までの距離とが、等しくなる位置に設けられており、
前記機器ケース(57;67)を、
前記第一面が底面になる姿勢で充電台(10)に載置した状態と、
前記第二面が底面になる姿勢で充電台(10)に載置した状態とで、前記機器ケース(57;67)の底面から前記誘導コイル(41;51;61)の中心までの距離が一定となるよう構成してなることを特徴とする電池駆動機器。 - 充電台(10)に載置して、充電台(10)側の電源コイル(11)と誘導コイル(41;51;61)とを電磁結合させることで無接点充電可能な電池駆動機器であって、
第一面及び該第一面と直交する第二面とを有する角形の機器ケース(57;67)と、
前記機器ケース(57;67)の一部で、電池駆動機器(50;60)を駆動するための電力を供給するための電池パックを装着可能なパック装着部と、
前記パック装着部に装着される電池パックを、外部から電力を受けて充電するための、円形状の前記誘導コイル(41;51;61)と、
を備えており、
前記誘導コイル(41;51;61)は、
その中心から前記第一面までの距離と、
その中心から前記第二面までの距離とが、等しくなる位置に設けられており、
前記機器ケース(57;67)を、
前記第一面が底面になる姿勢で充電台(10)に載置した状態と、
前記第二面が底面になる姿勢で充電台(10)に載置した状態とで、前記機器ケース(57;67)の底面から前記誘導コイル(41;51;61)の中心までの距離が一定となるよう構成してなることを特徴とする電池駆動機器。 - 請求項3又は4に記載の電池駆動機器であって、
平行な第一面と第三面、及び該第一面及び第三面と直交する第二面及び第四面とを有する角形の機器ケース(67)と、
前記機器ケース(67)に装着され、電池駆動機器(60)を駆動するための電力を供給するための電池パックと、
外部から電力を受けて前記電池パックを充電するための、円形状の第一誘導コイル(61)及び第二誘導コイル(61)と、
を備えており、
前記第一誘導コイル(61)は、
その中心から前記第一面までの距離と、
その中心から前記第二面までの距離とが、等しくなる位置に設けられており、
さらに、前記第二誘導コイル(61)は、
その中心から前記第三面までの距離と、
その中心から前記第四面までの距離とが、等しくなる位置に設けられており、
前記機器ケース(67)を、
前記第一面が底面になる姿勢で充電台(10)に載置した状態と、
前記第二面が底面になる姿勢で充電台(10)に載置した状態と、
前記第三面が底面になる姿勢で充電台(10)に載置した状態と、
前記第四面が底面になる姿勢で充電台(10)に載置した状態とで、前記機器ケース(67)の底面から前記第一又は第二誘導コイル(61)の中心までの距離が一定となるよう構成してなることを特徴とする電池駆動機器。 - 電池パック(40)、又は該電池パックを収納又は装着しており、前記電池パックで駆動される電池駆動機器(50;60)と、
前記電池パックを充電するための充電台(10)と、
で構成される充電システムであって、
前記電池パックは、外部から電力を受けて前記電池パックを充電するための、円形状の誘導コイル(41;51;61)を備えており、
前記充電台(10)は、
上面に、前記電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)を載置し充電するための充電面(21)を設けた本体ケース(20)と、
前記充電面(21)に前記電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)を載置した状態で、前記誘導コイル(41;51;61)と電磁結合可能とするよう、前記充電面(21)の内面で前記誘導コイル(41;51;61)と対向する姿勢にて前記本体ケース(20)に内蔵される電源コイル(11)と、
前記電源コイル(11)を、前記充電面(21)の範囲で一方向にのみ移動させる移動機構(13)と、
前記電源コイル(11)に対して電力を供給するための送電回路と、
を備えており、
前記充電面(21)が傾斜面状に形成されており、さらに傾斜された充電面(21)の下り側端縁において、該傾斜充電面(21)より突出させた土手(22)を形成しており、
前記電池パック又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)を、その長手方向の端縁が、前記土手(22)に当接する第一の姿勢で前記傾斜充電面(21)に載置した状態で、
前記電池パック又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)側の、該土手(22)と当接させた端縁から前記誘導コイル(41;51;61)の中心までの距離と、
前記充電台側の、該土手(22)から前記電源コイル(11)の中心までの距離とを一致させており、
かつ前記電源コイル(11)を、前記傾斜充電面(21)の下り勾配と交差する方向に、前記移動機構(13)で移動可能に構成してなることを特徴とする充電システム。 - 請求項6に記載の充電システムであって、
前記傾斜充電面(21)に前記電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)を、第一の姿勢と直交した第二の姿勢で載置した状態で、
該電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)側の、該土手(22)と当接させた端縁から前記誘導コイル(41;51;61)の中心までの距離と、
前記充電台側の、該土手(22)から前記電源コイル(11)の中心までの距離とを一致させてなることを特徴とする充電システム。 - 請求項6又は7に記載の充電システムであって、
前記電池パック(40)の端縁から前記誘導コイル(41)の中心までの距離と、
前記電池駆動機器(50;60)の端縁から前記誘導コイル(51;61)の中心までの距離とを一致させてなることを特徴とする充電システム。 - 電池パック(40)又は前記電池パックで駆動される電池駆動機器(50;60)を充電台(10)で充電する充電方法であって、
充電台(10)に内蔵される、一方向のみに移動可能な電源コイル(11)を、予め待避位置に移動させておく工程と、
充電台(10)の上面に設けられた、電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)を載置し充電するための傾斜した充電面(21)と傾斜された下り側端縁に突出した土手(22)に、該電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)が当接されたことを検出する工程と、
該電池パック(40)又は電池パックを装着した電池駆動機器(50;60)に備えられる誘導コイル(41;51;61)の位置を検出する工程と、
該検出された位置に、前記電源コイル(11)を前記移動手段で移動させる工程と、
前記電源コイル(11)から誘導コイル(41;51;61)に、電磁誘導により電力を送電し、該送電された電力でもって、電池パックを充電する工程と、
を含むことを特徴とする充電方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011263654A JP2013118719A (ja) | 2011-12-01 | 2011-12-01 | 充電台、電池駆動機器、充電システム及び充電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011263654A JP2013118719A (ja) | 2011-12-01 | 2011-12-01 | 充電台、電池駆動機器、充電システム及び充電方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013118719A true JP2013118719A (ja) | 2013-06-13 |
Family
ID=48712895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011263654A Pending JP2013118719A (ja) | 2011-12-01 | 2011-12-01 | 充電台、電池駆動機器、充電システム及び充電方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013118719A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015002422A1 (en) * | 2013-07-01 | 2015-01-08 | Lg Electronics Inc. | Wireless power transmitting apparatus |
JP2015027241A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | タナシン電機株式会社 | コイル移動型無接点充電器 |
JP2015080324A (ja) * | 2013-10-16 | 2015-04-23 | 矢崎総業株式会社 | 非接触給電装置 |
WO2015088108A1 (en) * | 2013-12-13 | 2015-06-18 | Lg Electronics Inc. | Wireless charger for a mobile terminal |
WO2016002839A1 (ja) * | 2014-07-03 | 2016-01-07 | 株式会社Ihi | 受電装置、非接触給電システム及び送電装置 |
JP2016167914A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 株式会社日立ハイテクファインシステムズ | 充電装置 |
US10158243B2 (en) | 2015-09-22 | 2018-12-18 | Hyundai Motor Company | Wireless charger having automatic alignment function and method thereof |
US10218193B2 (en) | 2014-07-29 | 2019-02-26 | Nicoventures Holdings Limited | E-cigarette and re-charging pack |
US10396572B2 (en) | 2016-10-05 | 2019-08-27 | Lapis Semiconductor Co., Ltd. | Power transmission device and power transmission method |
JP2020061905A (ja) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | エレコム株式会社 | ワイヤレス充電器 |
JP7524771B2 (ja) | 2021-01-12 | 2024-07-30 | 株式会社豊田自動織機 | 車載用ワイヤレス充電装置 |
-
2011
- 2011-12-01 JP JP2011263654A patent/JP2013118719A/ja active Pending
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015002422A1 (en) * | 2013-07-01 | 2015-01-08 | Lg Electronics Inc. | Wireless power transmitting apparatus |
US9979236B2 (en) | 2013-07-01 | 2018-05-22 | Lg Electronics Inc. | Wireless power transmitting apparatus |
JP2015027241A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | タナシン電機株式会社 | コイル移動型無接点充電器 |
JP2015080324A (ja) * | 2013-10-16 | 2015-04-23 | 矢崎総業株式会社 | 非接触給電装置 |
EP3087659A4 (en) * | 2013-12-13 | 2017-08-23 | LG Electronics Inc. | Wireless charger for a mobile terminal |
WO2015088108A1 (en) * | 2013-12-13 | 2015-06-18 | Lg Electronics Inc. | Wireless charger for a mobile terminal |
CN104981965A (zh) * | 2013-12-13 | 2015-10-14 | Lg电子株式会社 | 用于移动终端的无线充电器 |
US9819214B2 (en) | 2013-12-13 | 2017-11-14 | Lg Electronics Inc. | Wireless charger for mobile terminal |
WO2016002839A1 (ja) * | 2014-07-03 | 2016-01-07 | 株式会社Ihi | 受電装置、非接触給電システム及び送電装置 |
CN106464018A (zh) * | 2014-07-03 | 2017-02-22 | 株式会社Ihi | 受电装置、非接触供电系统以及送电装置 |
US10218193B2 (en) | 2014-07-29 | 2019-02-26 | Nicoventures Holdings Limited | E-cigarette and re-charging pack |
US10536013B2 (en) | 2014-07-29 | 2020-01-14 | Nicoventures Holdings Limited | E-cigarette and re-charging pack |
US10873196B2 (en) | 2014-07-29 | 2020-12-22 | Nicoventures Holdings Limited | E-cigarette and re-charging pack |
US11811027B2 (en) | 2014-07-29 | 2023-11-07 | Nicoventures Trading Limited | E-cigarette and re-charging pack |
US12095052B2 (en) | 2014-07-29 | 2024-09-17 | Nicoventures Trading Limited | E-cigarette and re-charging pack |
JP2016167914A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 株式会社日立ハイテクファインシステムズ | 充電装置 |
US10158243B2 (en) | 2015-09-22 | 2018-12-18 | Hyundai Motor Company | Wireless charger having automatic alignment function and method thereof |
US10396572B2 (en) | 2016-10-05 | 2019-08-27 | Lapis Semiconductor Co., Ltd. | Power transmission device and power transmission method |
JP2020061905A (ja) * | 2018-10-12 | 2020-04-16 | エレコム株式会社 | ワイヤレス充電器 |
JP7524771B2 (ja) | 2021-01-12 | 2024-07-30 | 株式会社豊田自動織機 | 車載用ワイヤレス充電装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2013118719A (ja) | 充電台、電池駆動機器、充電システム及び充電方法 | |
JP5362330B2 (ja) | 充電台 | |
JP5340017B2 (ja) | 電池内蔵機器と充電台 | |
JP2011114985A (ja) | 電池内蔵機器と充電台 | |
JP5348183B2 (ja) | 電池内蔵機器と充電装置 | |
JP5362453B2 (ja) | 充電台 | |
JP5496553B2 (ja) | 充電台 | |
JP2012110135A (ja) | 充電台、充電システム及び充電方法 | |
US8410751B2 (en) | Device housing a battery and charging pad | |
JP2010183706A (ja) | 充電台 | |
JP2009273327A (ja) | 電池内蔵機器と充電台 | |
WO2013011906A1 (ja) | 電池内蔵機器と充電台、及び電池内蔵機器 | |
WO2013031589A1 (ja) | 電池充電器と充電台、及び電池充電器 | |
JP2011259534A (ja) | 電池内蔵機器と充電台 | |
JPWO2013011905A1 (ja) | 充電台、パック電池と充電台、及び、パック電池 | |
JP5579503B2 (ja) | 電池パック、電池駆動機器、充電台及び電池パックの充電方法 | |
WO2012132144A1 (ja) | 充電台 | |
JP5775614B2 (ja) | 充電台 | |
WO2012081519A1 (ja) | 充電台 | |
WO2013047260A1 (ja) | 電池内蔵機器と充電台、及び電池内蔵機器 | |
JP2012110085A (ja) | 電池内蔵機器及び電池内蔵機器と充電台 | |
JP5394135B2 (ja) | 充電台 | |
WO2012173128A1 (ja) | 充電台 | |
JP2013251954A (ja) | 電力搬送方法とこの電力搬送方法で電力搬送する携帯機器と電源台 |