JP2015006068A - 無接点給電方法 - Google Patents

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邦幸 橘高
靖博 飯嶋
Yasuhiro Iijima
靖博 飯嶋
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Abstract

【課題】金属異物が存在する等の状態があっても、充電を継続できる充電方法を提供することを目的とする。【解決手段】無接点給電方法は、前記携帯機器50は、所定の周期で前記給電台10から給電される受電電力を要求電力に比較して、受電電力が要求電力よりも小さいと前記増減要求信号として増加要求信号を前記給電台10に伝送し、受電電力が要求電力よりも大きいと前記増減要求信号として減少要求信号を前記給電台10に伝送し、前記増加要求信号が継続するとき、目標電力値を下げることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、送電コイルと受電コイルとを電磁結合するように互いに接近して配置し、送電コイルから受電コイルに電磁誘導作用で給電する無接点給電方法に関する。
送電コイルを内蔵する給電台に、受電コイルを内蔵する携帯機器をセットして、送電コイルから受電コイルに電力搬送する無接点給電方法は開発されている。(特許文献1参照)
この無接点給電方法は、給電台を充電台とし、携帯機器を電池内蔵機器として、充電台から電池内蔵機器に電力搬送して、電池内蔵機器の電池を充電する。無接点充電するために、給電台の送電コイルに、携帯機器の受電コイルを接近させて、送電コイルから受電コイルに給電する。受電コイルに誘導される電力で内蔵電池が充電される。この給電方法は、コネクタを介して携帯機器を給電台に接続する必要がなく、無接点方式で携帯機器に電力搬送できる。
この給電方法は、給電台から給電している状態で、給電台にクリップなどの金属片からなる異物が載せられると、異物に誘電電流が流れてジュール熱で発熱する弊害がある。また、異物に誘導電流が流れて無駄に電力を消費するので、給電台から携帯機器に効率よく給電できない欠点もある。この欠点を解消するために、特許文献1の充電台は、異物を検出する温度センサを上面に縦横に並べて多数に配置している。温度センサは、充電台に載せられて異物が発熱するのを検出する。この充電台は、上に金属製の異物を載せる状態で、送電コイルに交流電力を供給すると、異物に誘電電流が流れて発熱するので、この異物の発熱を、近くに配置している温度センサで検出する。
特開2008−17562号公報
以上の充電台は、異物を検出するための温度センサと、この温度センサの検出温度から異物判定する判定回路を設け、異物検出したとき、充電を停止している。
本発明は、金属異物が存在する等の状態があっても、充電を継続できる充電方法を提供することを目的とする。
本願発明の無接点給電方法は、送電コイル11を備える給電台10に、受電コイル51を内蔵する携帯機器50をセットし、前記給電台10の送電コイル11に前記携帯機器50の受電コイル51を電磁結合して、前記送電コイル11から前記受電コイル51に電磁誘導作用で電力搬送すると共に、前記携帯機器50から前記給電台10に、電力を調整する電力の増減要求信号を伝送して、前記給電台10が前記増減要求信号に基づいて前記送電コイル11の出力を調整して、前記携帯機器50の要求電力を給電するようにしてなる無接点給電方法であって、前記携帯機器50は、所定の周期で前記給電台10から給電される受電電力を要求電力に比較して、受電電力が要求電力よりも小さいと前記増減要求信号として増加要求信号を前記給電台10に伝送し、受電電力が要求電力よりも大きいと前記増減要求信号として減少要求信号を前
記給電台10に伝送し、前記増加要求信号が継続するとき、目標電力値を下げることを特徴とする。
また、前記携帯機器50から出力される増加要求信号が、あらかじめ設定している設定時間継続することを検出して、目標電力値を下げる。
前記携帯機器50から出力される増加要求信号の大きさを、積算して、積算した値が所定値以上のとき、目標電力値を下げる。
前記目標電力値を下げる回数が、所定回数以上のとき、充電を停止する。
前記目標電力値が、目標電流値、または、目標電圧値である。
増加要求信号が継続するとき、目標電流値を下げることにより、金属異物が存在する場合、加熱され高温となることを防止できる。加えて、充電を継続することができる。
また、無接点給電方法は、送電コイルと受電コイルとを電磁結合して電力搬送するので、受電コイルと送電コイルとの相対位置がずれると送電効率が低下する欠点がある。この状態は、たとえば、給電台から携帯機器に電力搬送している状態で、携帯機器が振動などが原因で位置ずれすることで発生する。送電効率が低下すると、携帯機器の受電電力が低下し、増加要求信号が継続するとき、目標電力値を下げることにより、位置ずれが生じた状態においても、送電効率が低下しているものの、充電を継続することができる。
本発明の一実施例にかかる無接点給電方法で電力搬送する給電台と携帯機器のブロック図である。 位置決め部機構で定位置にセットされる携帯機器と給電台を示す概略断面図である。 異物がセットされない状態または位置ずれがない状態で携帯機器から出力される増減要求信号と受電電力の変化を示す図である。 異物がセットされる状態または位置ずれがある状態で携帯機器から出力される増加要求信号と受電電力の変化を示す図である。 本発明の一実施例のフローチャートである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための無接点給電方法を例示するものであって、本発明は無接点給電方法を以下の方法や回路構成に特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1は、本発明の無接点給電方法で電力搬送する給電台と携帯機器を示すブロック図である。この図は、給電台10の上に携帯機器50を載せて、給電台10から携帯機器50に給電する状態を示している。以下の実施例は、給電台10を充電台10Aとし、携帯機器50を電池内蔵機器50Aとして、充電台10Aから電池内蔵機器50Aに給電して、電池内蔵機器50Aの電池52を充電する状態を示している。
ただし、本発明は、給電台を充電台として、携帯機器を電池内蔵機器に特定するものではない。携帯機器は照明器具や充電アダプタとして、給電台から携帯機器に給電して、携帯機器に電力供給することができる。照明の携帯機器は、給電台から給電される電力で光源を点灯し、充電アダプタの携帯機器は、給電台から給電される電力でもって、充電アダプタに接続される電池内蔵機器に電池の充電電力を供給して、電池内蔵機器の電池を充電する。また、携帯機器は、パック電池であっても良い。
給電台10は、ケース20の上面に、携帯機器50を一定の位置にセットして載せる上面プレート21を設けて、この上面プレート21の内側に送電コイル11を配置している。送電コイル11は、交流電源12を接続して、交流電源12をコントロール回路13で制御している。
コントロール回路13は、携帯機器50から伝送される増減要求信号で交流電源12を制御して、送電コイル11に供給する電力を調整する。コントロール回路13は、受信回路14から入力される増加要求信号で交流電源12から送電コイル11への出力電力を大きくし、減少要求信号で送電コイル11への出力を小さくして、携帯機器50から要求された要求電力を給電する。コントロール回路13は、交流電源12の出力を最大出力に以下に調整し、あるいはあらかじめ設定している設定電力以下に調整する。コントロール回路13は、増加要求信号によって交流電源12の出力を増加させるが、交流電源12の出力が最大電力に、あるいは設定電力まで増加される状態においては、増加要求信号を検出しても、交流電源12の出力を増加させない。
給電台10は、送電コイル11を受電コイル51に電磁結合して、送電コイル11から受電コイル51に電力搬送、すなわち給電する。携帯機器50を上面プレート21の自由な位置にセットして、電池52を充電する給電台10は、送電コイル11を受電コイル51に接近するように移動させる移動機構16を内蔵している。この給電台10は、送電コイル11をケース20の上面プレート21の下に配設して、上面プレート21に沿って移動させて受電コイル51に接近させる。
給電台10と携帯機器50は、携帯機器50を給電台10の定位置にセットする位置決め部機構を設けて、携帯機器50を給電台10の定位置にセットすることができる。位置決め部機構は、受電コイル51を送電コイル11に接近させるように、携帯機器50を給電台10の定位置にセットする。送電コイル11に接近する受電コイル51は、電磁誘導作用で送電コイル11から受電コイル51に電力搬送して給電する。
図2の位置決め部機構22は、給電台10の定位置に携帯機器50をセットする嵌合構造である。図2の嵌合構造は、給電台10の上面に携帯機器50を嵌入する嵌入凹部23を設けて、嵌入凹部23に携帯機器50を入れて定位置にセットしている。図示しないが、位置決め部機構は、給電台と携帯機器との対向面に嵌合構造の凹凸を設けて、携帯機器を給電台の定位置にセットすることもできる。嵌合構造は、携帯機器の位置ずれを防止できる。しかしながら、この構造の給電台も、携帯機器との間に異物がセットされることがあり、また給電中に携帯機器の近傍に金属製の異物がセットされることがあるので、エラー検出して、異物検出や異常判定する必要はある。
送電コイル11は、上面プレート21と平行な面で渦巻き状に巻いてなる平面コイルで、上面プレート21の上方に交流磁束を放射する。この送電コイル11は、上面プレート21に直交する交流磁束を上面プレート21の上方に放射する。送電コイル11は、交流電源12から交流電力が供給されて、上面プレート21の上方に交流磁束を放射する。送電コイル11は、磁性材からなるコア(図示せず)に線材を巻いてインダクタンスを大きくできる。コアのある送電コイルは、磁束を特定部分に集束して、効率よく電力を受電コイルに伝送できる。ただ、送電コイルは、必ずしもコアを設ける必要はなく、空芯コイルとすることもできる。空芯コイルは軽いので、送電コイルを上面プレートの内面で移動させる構造にあっては、移動機構を簡単にできる。送電コイル11は、受電コイル51の外径にほぼ等しくして、受電コイル51に効率よく電力搬送する。
交流電源12は、コントロール回路13でもって送電コイル11に供給する電力が調整
されて、たとえば、20kHz〜1MHzの高周波電力を送電コイル11に供給する。送電コイル11を受電コイル51に接近するように移動させる給電台10は、交流電源12を、可撓性のリード線を介して送電コイル11に接続している。交流電源12は、発振回路と、この発振回路から出力される交流を電力増幅するパワーアンプと備える。
給電台10は、送電コイル11を受電コイル51に接近させた状態で、交流電源12で送電コイル11に交流電力を供給する。送電コイル11の交流電力は、受電コイル51に搬送されて、電池52を充電する。給電台10は、電池52が満充電され、あるいは異物検出し、あるいはまた異常判定する状態で、携帯機器50から伝送される信号で送電コイル11への電力供給を停止して、電池52の充電を停止する。
図1と図2の携帯機器50は電池内蔵機器50Aで、この携帯機器50は、給電台10の送電コイル11に電磁結合される受電コイル51を内蔵している。受電コイル51に誘導される受電電力で電池52を充電する。したがって、図1の携帯機器50は、電池52と、受電コイル51と、この受電コイル51に誘導される交流を直流に変換する整流回路56と、整流回路56から出力される直流で電池52を充電する充電電流や電圧を調整する充電制御回路53と、携帯機器50の情報信号を給電台10に伝送する伝送回路54と、整流回路56の出力から受電電力を検出して、受電電力を、電池52を充電するために必要な電力である要求電力に比較して増減要求信号を検出すると共に、この増減要求信号から異物検出する検出回路55とを備える。
電池52は、リチウムイオン電池又はリチウムポリマー電池である。ただし、電池は、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池などの充電できる全ての電池とすることができる。携帯機器50は、1個ないし複数の電池52を内蔵している。複数の電池52は、直列又は並列に接続され、あるいは直列と並列に接続される。
整流回路56は、図示しないが、受電コイル51に誘導される交流をダイオードブリッジで全波整流して脈流を平滑コンデンサーで平滑化する。整流回路は、ダイオードブリッジで交流を整流するが、整流回路には、FETをブリッジに接続して、交流に同期してFETをオンオフに切り換えて整流する同期整流回路も使用できる。FETの同期整流回路はオン抵抗が小さく、整流回路の発熱を少なくして、携帯機器のケース内温度の上昇を少なくできる。また、平滑コンデンサーは必ずしも必要でなく、ダイオードブリッジや同期整流回路の出力で電池を充電することもできる。
充電制御回路53は、リチウムイオン電池やリチウムポリマー電池等を定電圧・定電流充電し、またニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池を定電流充電する。さらに、充電制御回路53は、電池52の満充電を検出して、満充電信号を伝送回路54を介して給電台10に伝送する。給電台10は、伝送回路54から伝送される満充電信号や携帯機器50の情報信号を受信回路14で検出する。給電台10は、携帯機器50からの情報信号を検出し、コントロール回路13で交流電源12を制御する。給電台10は、満充電信号を検出すると、送電コイル11への電力供給を停止させる。
伝送回路54は、携帯機器50から給電台10に、給電台10の出力を増加又は減少するための増加要求信号と減少要求信号からなる増減要求信号、電池52の満充電信号、充電している電池52の電圧、充電電流、電池温度、電池のシリアル番号、電池の充電電流を特定する許容充電電流、電池の充電をコントロールする許容温度等の電池情報などの種々の情報信号を給電台10に伝送する。伝送回路54は、受電コイル51の負荷インピーダンスを変化させて、送電コイル11に種々の情報信号を伝送する。この伝送回路54は、図示しないが、受電コイル51に変調回路を接続している。変調回路は、コンデンサーや抵抗等の負荷とスイッチング素子とを直列に接続して、スイッチング素子のオンオフを
制御して種々の情報信号を給電台10に伝送する。
給電台10の受信回路14は、送電コイル11のインピーダンス変化、電圧変化、電流変化等を検出して、伝送回路54から伝送される情報信号を検出する。受電コイル51の負荷インピーダンスが変化すると、これに電磁結合している送電コイル11のインピーダンスや電圧や電流が変化するので、受信回路14は、これ等の変化を検出して、携帯機器50の情報信号を検出することができる。
ただし、伝送回路は、搬送波を変調して伝送する回路、すなわち送信機とすることもできる。この伝送回路から伝送される情報信号の受信回路は、搬送波を受信して、情報信号を検出する受信器である。伝送回路と受信回路とは、携帯機器から給電台に情報信号を伝送できる全ての回路構成とすることができる。
検出回路55は、所定の周期で、整流回路56から出力される受電電力を要求電力に比較して増減要求信号を出力する比較部55Aと、比較部55Aの増加要求信号から判定する判定部55Bとを備える。
比較部55Aは、整流回路56の出力電圧と電流の積から受電電力を検出し、検出する受電電力を要求電力に比較して増減要求信号を出力する。比較部55Aは、電池52を充電するために必要な電力を要求電力として検出する。比較部55Aは、電池52の種類、電池電圧、充電する電流等を検出して、電池52を充電するために必要な電力、すなわち要求電力を検出する。リチウムイオン電池やリチウムポリマー電池は、定電圧・定電流特性で充電されるので、電池52が満充電に近づくにしたがって充電電流は減少する。したがって、電池52が満充電に近づくにしたがって要求電力を小さくする。図1と図2は、携帯機器50を電池内蔵機器50Aとして、消費電力で電池52を充電する。この携帯機器50は、要求電力を電池52の充電電力とするが、携帯機器は必ずしも電池内蔵機器には限定しない。電池内蔵機器でない携帯機器は、要求電力を負荷の消費電力や定格電力として検出する。
増減要求信号は、給電台10の出力を増加させる増加要求信号と、出力を小さくする減少要求信号である。比較部55Aは、受電電力が要求電力よりも小さいことを検出して増加要求信号を出力し、受電電力が要求電力よりも大きいことを検出して減少要求信号を出力する。比較部55Aは、負荷に最適な電力を供給できるように、受電電力を要求電力に比較して、増加要求信号又は減少要求信号からなる増減要求信号を出力する。
比較部55Aは、要求電力と受電電力との差の大きさを含む増減要求信号を出力する。増減要求信号は給電台10に伝送されて、給電台10の出力を増加し、あるいは減少して出力を調整する。
判定部55Bは、比較部55Aから出力される増減要求信号より、目標電力値(目標電流値または目標電圧値)を下げるかどうか、充電を停止するかどうかを判定する。
本実施例においては、判定部55Bは、以下のように、増加要求信号が継続するとき、目標電力値(目標電流値または目標電圧値)を下げる。
(1)増加要求信号が、あらかじめ設定している設定時間継続することを検出するとき。
(2)増加要求信号の大きさ(大きさに対応したポイント)を、積算して、積算した値(ポイント)が所定値以上になったとき。
図3は、給電台10に正常にセットされた携帯機器50が増加要求信号と減少要求信号とを給電台10に出力して、受電電力(曲線Aで表示)を要求電力とする状態を示している。この図に示すように、携帯機器50は、受電電力と要求電力とを比較して、受電電力
が要求電力よりも小さい状態では増加要求信号を出力し、受電電力が要求電力よりも大きくなると減少要求信号を出力する。すなわち、携帯機器50は増加要求信号と減少要求信号とを交互に出力することで、給電台10の出力を調整して受電電力を要求電力に維持する。このとき、判定部55Bは、減少要求信号を検出することで、給電台10から携帯機器50への送電効率が高く、異物がセットされない状態と判定することもできる。
ここで、具体的には、電池52がリチウムイオン電池の場合には、充電制御回路53は、電池52を定電圧・定電流充電する。給電台10は、携帯機器50の電池52の電圧、電流等の電池情報により、例えば、最大4.2Vで充電する場合、電池電圧が4.2V以下のときは所定の定電流となるように、受信回路14が受信する増減要求信号に基づいてコントロール回路13が交流電源12を制御して、送電コイル11への出力を調整(詳細には、出力アップ要求と、出力ダウン要求が交互に出る)する。送電コイル11への出力が調整されて、充電される電池電圧が4.2Vとなると、給電台10は、電池電圧を4.2Vに維持できるように、受信回路14が受信する増減要求信号に基づいてコントロール回路13が交流電源12を制御して、送電コイル11への出力を調整(詳細には、出力アップ要求と、出力ダウン要求が交互に出る)する。
これに対して、携帯機器50と一緒に異物がセットされると、異物が送電コイル11の電力を吸収して送電効率が低下する。この状態において、携帯機器50の受電電力は、要求電力まで増加しない。給電台10の出力が最大値まで増加し
、あるいはあらかじめ設定している所定の電力に制限されるからである。この状態において、受電電力が要求電力よりも小さいので、携帯機器50の比較部55Aは、継続して増加要求信号を出力する。
図4は、携帯機器50と一緒に異物が載せられて、金属の異物が送電コイル11の電力の一部を吸収する状態で携帯機器50が増加要求信号を出力する状態を示している。この状態において、送電コイル11の電力の一部が異物に吸収されるので、電力の送電効率が低下する。したがって、送電コイル11の出力電力は有効に受電コイル51に給電されず、携帯機器50の受電電力が低下する。携帯機器50は受電電力(曲線Bで表示)が要求電力よりも小さいことを検出して増加要求信号を出力する。増加要求信号を検出した給電台10は出力を増加させるが、送電コイル11の電力が異物に吸収されて、携帯機器50の受電電力は要求電力に至らない。
また、無接点給電方法は、送電コイルと受電コイルとを電磁結合して電力搬送するので、受電コイルと送電コイルとの相対位置がずれると送電効率が低下する欠点がある。この状態は、たとえば、給電台から携帯機器に電力搬送している状態で、携帯機器が振動などが原因で位置ずれすることで発生する。送電効率が低下すると、携帯機器の受電電力が低下し、携帯機器50の受電電力は要求電力に至らない。
したがって、携帯機器50は増加要求信号を継続して給電台10に出力する。出力される増加要求信号は、その継続する時間、積算される値(ポイント)が増加する。判定部55Bは、継続される時間が所定時間以上となるとき、積算されるポイント値が所定値以上となるとき、異物がセットされた、または、位置ずれが生じたと判定する。
ここで、送電効率とは、給電台10から携帯機器50に電力搬送される効率、すなわち給電台10の出力電力に対する携帯機器50の受電電力の比率であって、携帯機器50側における電池電圧と充電電流の積を、給電台10側における出力電圧と出力電流の積で割り算した値に相当する。給電台10に異物がセットされる状態では、この送電効率は低下する。給電台10の出力電力に対して携帯機器50の受電電力が低下するからである。受電電力が低下して送電効率が低下する状態になると、携帯機器50から増加要求信号が継続して出力される。このように、増加要求信号が継続して出力される状態は、送電効率が低下している状態であって、異物がセットされた、または、位置ずれが生じたと判定され
る。
この増加要求信号の継続判定がされるとき、検出回路55において目標電力値(電流値)を下げることにより、異物が存在するような状態でも、位置ずれが生じた状態においても、送電効率が低下しているものの、目標電力値(電流値、電圧値)が小さいので、充電を継続することができる。
以上の検出回路55は、図5に示すように、一実施例においては、以下に示すフローチャートで、充電することができる。
[n=1、2のステップ]
携帯機器50が給電台10にセットされて給電台10から携帯機器50に給電、充電が開始されると、増減要求信号を出力、送信する。
増加要求信号が継続するとき、増加要求信号の大きさ(大きさに対応したポイント)を、積算する。
[n=3、4のステップ]
積算されたポイントが、所定値以上かどうかが判定される。Yesのとき、n=4の
ステップで、目標電流値(または、目標電力値、目標電圧値)を下げる。Noのとき、n=1のステップにジャンプする。
[n=5、6のステップ]
目標電流値(または目標電力値)を下げる工程を、所定回数以上、行ったかどうかが判定される。所定回数未満であるなら、n=1のステップにジャンプする。
所定回数以上であるなら、位置ずれが大きい、または、金属異物が大きい等として、エラーを送信し、給電台10からの送電、充電を停止する。
ただ、給電台10と携帯機器50は、携帯機器50から給電台10に受電電力と増減要求信号を伝送し、給電台10が増減要求信号を検出して出力をコントロールすると共に、給電台10側において、携帯機器50から伝送される増減要求信号を検出することもできる。この給電台10と携帯機器50は、図1と図2の鎖線で示すように、給電台10側に設けた検出回路15で、携帯機器50から伝送される増減要求信号を検出し、また異常判定してエラー検出する。
10…給電台 10A…充電台
11…送電コイル
12…交流電源
13…コントロール回路
14…受信回路
15…検出回路
16…移動機構
20…ケース
21…上面プレート
22…位置決め部機構
23…嵌入凹部
50…携帯機器 50A…電池内蔵機器
51…受電コイル
52…電池
53…充電制御回路
54…伝送回路
55…検出回路 55A…比較部
55B…判定部
56…整流回路

Claims (5)

  1. 送電コイル(11)を備える給電台(10)に、受電コイル(51)を内蔵する携帯機器(50)をセットし、前記給電台(10)の送電コイル(11)に前記携帯機器(50)の受電コイル(51)を電磁結合して、前記送電コイル(11)から前記受電コイル(51)に電磁誘導作用で電力搬送すると共に、前記携帯機器(50)から前記給電台(10)に、電力を調整する電力の増減要求信号を伝送して、前記給電台(10)が前記増減要求信号に基づいて前記送電コイル(11)の出力を調整して、前記携帯機器(50)の要求電力を給電するようにしてなる無接点給電方法であって、
    前記携帯機器(50)は、所定の周期で前記給電台(10)から給電される受電電力を要求電力に比較して、受電電力が要求電力よりも小さいと前記増減要求信号として増加要求信号を前記給電台(10)に伝送し、受電電力が要求電力よりも大きいと前記増減要求信号として減少要求信号を前記給電台(10)に伝送し、
    前記増加要求信号が継続するとき、目標電力値を下げることを特徴とする無接点給電方法。
  2. 前記携帯機器(50)から出力される増加要求信号が、あらかじめ設定している設定時間継続することを検出して、目標電力値を下げる請求項1の無接点給電方法。
  3. 前記携帯機器(50)から出力される増加要求信号の大きさを、積算して、積算した値が所定値以上のとき、目標電力値を下げる請求項1の無接点給電方法。
  4. 前記目標電力値を下げる回数が、所定回数以上のとき、充電を停止する請求項1の無接点給電方法。
  5. 前記目標電力値が、目標電流値、または、目標電圧値である請求項1から請求項4のいずれかの無接点給電方法。
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