JP2013251728A - コネクタ装置、及び、電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に音声入出力状態に切り替えることのできるコネクタ装置、及び、電子装置を提供する。
【解決手段】コネクタ装置は、外部機器の識別抵抗器が接続される識別端子と、制御信号の状態に応じて前記識別端子の出力を切り替える出力切替回路とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタ装置、及び、電子装置に関する。
従来より、オーディオ機器のコネクタ装置として、3極タイプ又は4極タイプのジャックインターフェイスがある。このようなジャックインターフェイスは、携帯端末機等にも用いられている。
このコネクタ装置では、ジャックインターフェイスに接続されたプラグのLEFTチャンネル、RIGHTチャンネル、およびMIDDLEチャンネルの各極のインピーダンスは、変換回路で電圧値に変換される。変換された各電圧は、第1から第3の比較器で基準電圧と比較され、第1から第3の比較結果が出力される。制御部は、第1から第3の比較結果に基づいてジャックインターフェイスに接続されたオーディオ機器の種別を判定する。
特開2007−180742号公報
ところで、従来のようにジャックインターフェイスを用いるコネクタ装置とは別に、Micro−USB(Universal Serial Bus)を用いて、携帯電話端末機又はゲーム機等の端末機にヘッドフォン又はヘッドセットを接続するための規格として、例えば、米国のCEA−936−A規格がある。ここで、ヘッドセットとは、スピーカとマイクを含み、電話等で会話を行う際に用いるものである。
CEA−936−A規格によるMicro−USBは、5つの端子を有する。5つの端子は、電源用端子、ID(Identifier:識別子)端子、音声信号の入出力用の2つの音声入出力端子、及びGND(グランド)端子である。
このため、CEA−936−A規格によるMicro−USBのコネクタ装置にヘッドセットを接続し、ヘッドセットの左右のスピーカでステレオ音声を出力する際には、左右の両方のスピーカを2つの音声入出力端子にそれぞれ接続する。
また、ヘッドセットの左右のスピーカでステレオ音声を出力している状態から、マイクを利用する場合には、2つの音声入出力端子のうちのどちらか一方にマイクを接続する状態に切り替える。この場合に、左右のスピーカは両方とも他方の音声入出力端子に接続されるか、又は、左右のスピーカの一方を他方の音声入出力端子に接続される。
CEA−936−A規格によるMicro−USBの従来のコネクタ装置において、上述のような接続状態の切り替えを実現するには、ヘッドセットにUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)のチップを設ける必要があった。そして、ヘッドセット側のUARTのチップが出力するコマンドを音声信号に重畳し、端末機とヘッドセットとの間で通信を行うことにより、接続状態を切り替えている。
以上のように、CEA−936−A規格によるMicro−USBを用いた従来のコネクタ装置にヘッドセットを接続した状態において、マイクを使う音声入出力状態と、マイクを使わない音声出力状態とを切り替えるには、ヘッドセットがUARTのチップを含んで通信機能を有することが必要である。
これは、CEA−936−A規格によるMicro−USB以外のコネクタにおいても、左右のスピーカとマイクを2つの音声入出力端子に接続する場合には同様の問題がある。
このように、従来のコネクタ装置では、容易に音声入出力状態に切り替えることが困難であるという課題がある。
そこで、容易に音声入出力状態に切り替えることのできるコネクタ装置、及び、電子装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のコネクタ装置は、外部機器の識別抵抗器が接続される識別端子と、制御信号の状態に応じて前記識別端子の出力を切り替える出力切替回路とを含む。
容易に音声入出力状態に切り替えることのできるコネクタ装置、及び、電子装置を提供することができる。
実施の形態1のコネクタ装置、及び、電子装置を含む携帯電話端末機10を示す図である。 実施の形態1のコネクタ装置100を示す図である。 実施の形態1のコネクタ装置100の音声出力状態における接続状態を等価的に示す図である。 実施の形態1のコネクタ装置100の音声入出力状態における接続状態を等価的に示す図である。 実施の形態1のコネクタ装置100における音声出力状態と音声入出力状態との切替処理を示すフローチャートである。 実施の形態2のコネクタ装置200を示す図である。 実施の形態2のコネクタ装置200の音声出力状態における接続状態を等価的に示す図である。 実施の形態2のコネクタ装置200の音声入出力状態における接続状態を等価的に示す図である。 実施の形態3のコネクタ装置300を示す図である。 実施の形態3のコネクタ装置300の音声出力状態における接続状態を等価的に示す図である。 実施の形態3のコネクタ装置300の音声入出力状態における接続状態を等価的に示す図である。
以下、本発明のコネクタ装置、及び、電子装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1のコネクタ装置を含むスマートフォン端末機10及びヘッドセット20を示す斜視図である。
実施の形態1のコネクタ装置を含むスマートフォン端末機10は、正面側に配設されるタッチパネル11、操作ボタン12、通話用のスピーカ13、通話用のマイク14、デジタルカメラ15、及びMicro−USB端子16を含む。
なお、スマートフォン端末機10は、近接通信装置(赤外線通信装置、電子マネー用の通信装置等)又はカメラ等の付属装置を含んでもよい。
Micro−USB端子16には、例えば、ヘッドセット20を接続することができる。ヘッドセット20は、左右のスピーカ21L、21R、マイク22、フレーム23、Micro−USB端子24、及びケーブル25を含む外部機器の一例である。
ヘッドセット20は、ケーブル25の先端に接続されるMicro−USB端子24をスマートフォン端末機10のMicro−USB端子16に接続することにより、スピーカ21L、21Rでのステレオ音声の出力を行うことができる。このとき、スピーカ21L、21Rは、Micro−USB端子16及び24の5つの端子のうちの2つの音声入出力端子にそれぞれ接続されている。
また、スピーカ21L、21Rでステレオ音声を出力している際に、タッチパネル11に表示される通話ボタンが押された場合、又は、着信があった場合には、スピーカ21L、21Rは、Micro−USB端子16及び24に含まれる2つの音声入出力端子のうちの一方に接続される。また、マイク22は、Micro−USB端子16及び24に含まれる2つの音声入出力端子のうちの他方に接続される。
すなわち、ヘッドセット20をスマートフォン端末機10に接続すると、非通話状態ではスピーカ21L、21Rでステレオ音声を出力することができる。
また、通話状態では、スピーカ21L、21Rでモノラル音声を出力するとともに、マイク22に音声の入力を行うことができる。
ここで、通話状態とは、スマートフォン端末機10の電源がオンの状態で、スマートフォン端末機10で通話が行われている状態をいい、着信があった場合には、実際に通話が行われる前に着信音が吹鳴されている状態を含めてもよい。通話状態では、ヘッドセット20は、スピーカ21L、21Rでモノラル音声を出力するとともに、マイク22に音声の入力を行うことのできる音声入出力状態になる。
また、非通話状態とは、スマートフォン端末機10の電源がオンの状態で、通話状態ではない状態をいう。非通話状態では、ヘッドセット20は、マイク22はオフとなり、スピーカ21L、21Rでステレオ音声を出力する音声出力状態になる。
実施の形態1のコネクタ装置は、スマートフォン端末機10側のMicro−USB端子16と、ヘッドセット20側のMicro−USB端子24とによって実現される。
実施の形態1のコネクタ装置は、スマートフォン端末機10にヘッドセット20が接続されている状態において、上述のような通話状態と非通話状態を容易に切り替えることができる。
以下、通話状態と非通話状態を切り替える回路構成及び切替方法について説明する。
なお、図1には、端末機の一例としてスマートフォン端末機10を示すが、端末機は、スマートフォン端末機10に限定されず、例えば、携帯電話端末機、又は、ゲーム機等であってもよい。
図2は、実施の形態1のコネクタ装置100を示す図である。
実施の形態1のコネクタ装置100は、図1に示すスマートフォン端末機10のMicro−USB端子16と、ヘッドセット20のMicro−USB端子24とを含む。
Micro−USB端子16は、端子111〜115、プルアップ抵抗器120、出力切替回路130、及びID検出部140を含む。出力切替回路130及びID検出部140には、スマートフォン端末機10のCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)10Aが接続されている。CPU10Aは、一例として、スマートフォン端末機10の通話に関するデータ処理を行う制御部である。
Micro−USB端子24は、端子151〜155、プルダウン抵抗器160、及び接続切替回路170を含む。
図2では、理解しやすくするために、端子111〜115と端子151〜155とを離して示すが、端子111〜115と端子151〜155とは接続されているものとして説明を行う。
端子111〜115は、CEA−936−A規格によるMicro−USBの5つの端子であり、それぞれ、端子151〜155に接続される。
端子111は、スマートフォン端末機10の電源(VBUS)に接続されている。
端子112は、ID端子であり、出力切替回路130のトランジスタ131、132の中点を介して、ID検出部140に接続されている。以下では、端子112をID端子112と称す。
端子113は、アナログ信号の入出力を行う端子であり、スマートフォン端末機10の音声入出力部の一方の入出力端子に接続されている。端子113は、スマートフォン端末機10の音声信号(通話における音声、スマートフォン端末機10の操作に伴う音声、その他音楽等の音声を表す信号)を出力する。なお、端子113は、マイクを接続すればスマートフォン端末機10に音声を入力する端子にもなるが、実施の形態1では、音声を出力する端子として用いる。なお、端子113における出力をD−と表す。
端子114は、アナログ信号の入出力を行う端子であり、端子113と同様に、スマートフォン端末機10の音声入出力部の他方の入出力端子に接続されている。端子114は、スマートフォン端末機10の音声信号(通話における音声、スマートフォン端末機10の操作に伴う音声、その他音楽等の音声を表す信号)を出力する。なお、端子114は、ヘッドセット20のマイク22が接続されるとスマートフォン端末機10に音声を入力する端子になる。なお、端子113における出力をD+と表す。
端子113と端子114は、スマートフォン端末機10の非通話時には、ヘッドセット20のスピーカ21L、21Rがそれぞれ接続される。非通話時に端子113及び114にスピーカ21L及び21Rがそれぞれ接続されると、スピーカ21L及び21Rからステレオ音声が出力される。
端子115は、スマートフォン端末機10のGND(グランド)端子に接続されている。
プルアップ抵抗器120は、所定の出力電圧値を有する電源に接続されるとともに、出力切替回路130のトランジスタ131の主経路を介してID端子112に接続されている。プルアップ抵抗器120の抵抗値は、ID端子112に端子152を介してプルダウン抵抗器160が接続されると、ID端子112に所定の電圧値が生じる抵抗値に設定されている。
すなわち、ID端子112に端子152を介してプルダウン抵抗器160が接続されると、ID端子112には、プルアップ抵抗器120とプルダウン抵抗器160とによって分圧された電圧値が生じる。この電圧値は、スマートフォン端末機10にヘッドセット20が接続されたことを表す識別用の電圧値であり、ID検出部140によって検出される。
出力切替回路130は、トランジスタ131、132、及びインバータ132を含む。
トランジスタ131は、例えば、NMOS(N-type Metal Oxide Semiconductor)トランジスタであり、ドレインがプルアップ抵抗器120に接続され、ソースがトランジスタ132のドレインとID端子112とに接続され、ゲートがCPU10Aに接続されている。トランジスタ131は、第1出力切替スイッチ素子の一例である。
トランジスタ131は、CPU10Aからゲートに制御信号CNTが入力される。制御信号CNTがH(High)レベルのときは、トランジスタ131はオンになり、制御信号CNTがL(Low)レベルのときは、トランジスタ132はオフになる。
トランジスタ132は、例えば、NMOSトランジスタであり、ドレインがトランジスタ131のソースとID端子112とに接続され、ソースが接地され、ゲートがインバータ133を介してCPU10Aに接続されている。このため、トランジスタ131及び132は、ドレイン−ソース間の主経路がプルアップ抵抗器120と接地との間に接続されている。トランジスタ132は、第2出力切替スイッチ素子の一例である。
トランジスタ132は、CPU10Aからゲートに制御信号CNTの信号レベルがインバータ133で反転されて入力される。制御信号CNTがH(High)レベルのときは、トランジスタ132はオフになり、制御信号CNTがL(Low)レベルのときは、トランジスタ132はオンになる。すなわち、トランジスタ132は、トランジスタ131がオンのときにオフになり、トランジスタ131がオフのときにオンになる。
制御信号CNTがHレベルのときは、トランジスタ131がオンになるとともに、トランジスタ132がオフになることにより、ID端子112には識別用の電圧が生じる。一方、制御信号CNTがLレベルのときは、トランジスタ131がオフになるとともに、トランジスタ132がオンになるため、ID端子112は接地電位に保持される。
ID検出部140は、ID端子112の電位を検出する検出部の一例であり、例えば、コンパレータ又はADC(Analog to Digital Converter)を用いることができる。
ID検出部140の入力端子は、出力切替回路130のトランジスタ131及び132の中点を介して、ID端子112に接続されている。また、ID検出部140の出力端子は、CPU10Aに接続されている。
ID検出部140は、ID端子112に生じる電圧を検出する。上述のように、ID端子112に端子152を介してプルダウン抵抗器160が接続されると、ID端子112には、プルアップ抵抗器120とプルダウン抵抗器160とによって分圧された電圧値が生じる。この電圧値は、スマートフォン端末機10にヘッドセット20が接続されたことを表す電圧値であり、ID検出部140が検出する。
ID検出部140が検出した電圧値を表す信号は、CPU10Aに入力される。
端子151は、端子111に接続される端子であり、電源供給を受けるための端子である。実施の形態1のヘッドセット20は、スマートフォン端末機10から電力供給を受けないため、端子151は実際には利用されず、Micro−USB端子24の内部では結線されていない。このため、図2には、端子151の出力側をNC(Non-Connect)と表す。
端子152は、ID端子112に接続される。端子152には、プルダウン抵抗器160と、接続切替回路170のトランジスタ171のゲートとが接続される。
端子153は、ヘッドセット20の左側のスピーカ21Lと、接続切替回路170のトランジスタ175のソースに接続されている。
端子154は、接続切替回路170のトランジスタ171及び173のドレインに接続されている。
端子155は、接地電位に保持されるグランド線(GND)に接続されている。
プルダウン抵抗器160は、一方の端子(図2中の上側の端子)が端子152と、接続切替回路170のトランジスタ171のゲート、及び、インバータ172及び174の入力端子に接続されており、他方の端子(図2中の下側の端子)は接地されている。
プルダウン抵抗器160の抵抗値は、CEA−936−A規格に従って100kΩに設定される。
接続切替回路170は、トランジスタ171、インバータ172、トランジスタ173、、インバータ174、及びトランジスタ175を含む。
トランジスタ171は、例えば、NMOSトランジスタであり、ドレインが端子154に接続され、ソースがスピーカ21R(図1参照)に接続され、端子152に接続されている。トランジスタ171は、第1接続切替スイッチ素子の一例である。
インバータ172は、入力端子が端子152に接続され、出力端子がトランジスタ173のゲートに接続されている。
トランジスタ173は、ドレインが端子154に接続され、ソースがマイク22(図1参照)に接続され、ゲートがインバータ172の出力端子に接続されている。トランジスタ173は、第2接続切替スイッチ素子の一例である。
インバータ174は、入力端子が端子152に接続され、出力端子がトランジスタ175のゲートに接続されている。
トランジスタ175は、ドレインがトランジスタ171のソースとスピーカ21R(図1参照)とに接続され、ソースが端子153とスピーカ21L(図1参照)とに接続され、ゲートがインバータ174の出力端子に接続されている。トランジスタ175は、第3接続切替スイッチ素子の一例である。
接続切替回路170は、制御信号CNTがHレベルでID端子112から端子152に識別用の電圧が入力されると、トランジスタ171がオンになるとともに、トランジスタ173及び175がオフになる。このため、端子152には、プルダウン抵抗器160が接続された状態になる。
また、制御信号CNTがLレベルで端子152がID端子112を介して接地されると、トランジスタ171がオフになるとともに、トランジスタ173及び175がオンになる。このため、端子153にスピーカ21L及び21Rが接続されるとともに、端子154にマイク22が接続されることになる。
実施の形態1のコネクタ装置100は、制御信号CNTに応じて出力切替回路130及び接続切替回路170を切り替えることにより、音声出力状態と音声入出力状態を切り替える。以下、図2及び図3を用いて音声出力状態と音声入出力状態について説明する。
図3は、実施の形態1のコネクタ装置100の音声出力状態における接続状態を等価的に示す図である。
音声出力状態にする際には、制御信号CNTはHレベルにされる。制御信号CNTがHレベルになると、トランジスタ131がオンになるとともに、トランジスタ132がオフになる。このため、図3に示すように、出力切替回路130では、プルアップ抵抗器120とID検出部140がID端子112に接続される。
このとき、ID端子112に端子152を介してプルダウン抵抗器160が接続されるため、端子152に識別用の電圧が生じ、接続切替回路170は端子154とスピーカ21Rを接続する。
以上より、Micro−USB端子16及び24を接続した状態で、制御信号CNTをHレベルにすれば、スピーカ21Lは、端子153及び113を介してスマートフォン端末機10の音声入出力部の一方の入出力端子に接続される。また、このとき、スピーカ21Rは、端子154及び114を介して音声入出力部の他方の入出力端子に接続される。
従って、Micro−USB端子16及び24を接続した状態で、制御信号CNTをHレベルにすれば、スピーカ21L及び21Rでステレオ音声を出力することができる。
図4は、実施の形態1のコネクタ装置100の音声入出力状態における接続状態を等価的に示す図である。
音声入出力状態にする際には、制御信号CNTはLレベルにされる。制御信号CNTがLレベルになると、トランジスタ131がオフになるとともに、トランジスタ132がオンになる。このため、図4に示すように、出力切替回路130では、ID端子112とID検出部140の入力端子とが接地される。
このとき、端子152はID端子112を介して接地されるため、接続切替回路170は、端子153とスピーカ21L及び21Rとを接続するとともに、端子154とマイク22を接続する。
以上より、Micro−USB端子16及び24を接続した状態で、制御信号CNTをLレベルにすれば、スピーカ21L及び21Rは、端子153及び113を介してスマートフォン端末機10の音声入出力部の一方の入出力端子に接続される。また、このとき、マイク22は、端子154及び114を介して音声入出力部の他方の入出力端子に接続される。
従って、Micro−USB端子16及び24を接続した状態で、制御信号CNTをLレベルにすれば、スピーカ21L及び21Rでモノラル音声を出力するとともに、マイク22に入力された音声をスマートフォン端末機10の音声入出力部の他方の入出力端子に入力することができる。
次に、図5のフローチャートを用いて、実施の形態1のコネクタ装置100における音声出力状態と音声入出力状態との切替処理について説明する。
図5は、実施の形態1のコネクタ装置100における音声出力状態と音声入出力状態との切替処理を示すフローチャートである。図5に示す処理は、スマートフォン端末機10のCPU10Aによって実行される処理である。
まず、CPU10Aは、スマートフォン端末機10の電源がオンにされると、制御信号CNTをHレベルに設定する(ステップS1)。
次に、CPU10Aは、ID検出部140で分圧電圧を検出したか否かを判定する(ステップS2)。分圧電圧は、制御信号CNTがHレベルのときに、ID端子112に端子152を介してプルダウン抵抗器160が接続されることによってID端子112に生じる電圧である。
CPU10Aは、ステップS2でID検出部140で分圧電圧を検出した場合は、ヘッドセット20が接続されたことを認識する(ステップS3)。一方、ステップS2で分圧電圧を検出しない場合は、ヘッドセット20が接続されていないため、CPU10AはステップS2の処理を繰り返し実行する。
次に、CPU10Aは、通話状態であるか否かを判定する(ステップS4)。通話状態であれば、ヘッドセット20を音声入出力状態に切り替える必要があるからである。
なお、CPU10Aは、通話に関するデータ処理を行うCPUであるため、スマートフォン端末機10が通話状態にあるか否かは、通話ボタンが押されて通話が行われているか否か、又は、着信があって応答ボタンが押されて通話が行われているか否かを判定することによって判定される。
CPU10Aは、ステップS4において通話状態であると判定すると、制御信号CNTをLレベルに設定する(ステップS5)。ヘッドセット20を音声入出力状態に切り替えることにより、スピーカ21L、21RをCPU10Aの音声入出力部の一方の入出力端子に接続するとともに、マイク22を他方の入出力端子に接続するためである。
次に、CPU10Aは、非通話状態であるか否かを判定する(ステップS6)。通話が終了して非通話状態になっている場合は、ヘッドセット20を音声出力状態に切り替える必要があるからである。
なお、非通話状態であるか否かの判定は、通話の終了ボタンが押されたか否かをCPU10Aが判定することによって行われる。
CPU10Aは、ステップS6で非通話状態であると判定した場合は、制御信号CNTをHレベルに設定する(ステップS7)。これにより、ヘッドセット20のスピーカ21L、21Rは、CPU10Aの音声入出力部の2つの入出力端子にそれぞれ接続される。
次に、CPU10Aは、ID検出部140で分圧電圧を検出したか否かを判定する(ステップS8)。ヘッドセット20が接続されている状態が継続しているか否かを判定するためである。
CPU10Aは、ステップS8において分圧電圧を検出したと判定した場合は、フローをステップS3にリターンする。ヘッドセットの接続を認識し(ステップS4)、その後、通話状態にあるか否か(ステップS5)を判定するためである。
CPU10Aは、ステップS8において分圧電圧を検出しないと判定した場合は、スマートフォン端末機10の電源がオフにされたか否かを判定する(ステップS9)。スマートフォン端末機10の電源がオフされた場合は、制御信号CNTを切り替える必要がないからである。
CPU10Aは、ステップS9において電源がオフにされていないと判定した場合は、フローをステップS2にリターンさせ、分圧電圧を検出したか否かを判定する(ステップS2)。再びヘッドセット20が接続されたか否かを判定するためである。
CPU10Aは、ステップS9において電源がオフにされたと判定した場合は、一連の処理を終了する。
以上のように、実施の形態1のコネクタ装置100によれば、スマートフォン端末機10のCPU10Aが出力する制御信号CNTを切り替えるだけで、ヘッドセット20を音声出力状態から容易に音声入出力状態に切り替えることができる。
ヘッドセット20は、従来のようにUARTのチップを用いる必要はなく、通信機能を有しない簡単な構成で、音声出力状態から音声入出力状態への切替を実現することができる。また、通信機能を有しないため、UARTのチップのように電力を消費することがなく、スマートフォン端末機10の連続使用可能時間の長時間化に寄与する。
また、従来のUARTのチップを用いる場合のように、コマンドを音声信号に重畳しないため、音声信号にノイズ等が含まれることがない。
Micro−USB端子がスマートフォン又は携帯電話等の端末機に用いられる以前の従来の携帯電話端末機等には、ARIB規格による10端子の端子が用いられていた。しかしながら、端末機の小型化に伴い、5端子で小型のMicro−USB端子が端末機に用いられることが増えてきている。
Micro−USB端子は小型であるため、端末機の小型化、薄型化への寄与は大きいが、5端子であることによる制約もある。
しかしながら、実施の形態1のコネクタ装置100によれば、5端子のMicro−USB端子16、24を用いる場合であっても、音声出力状態から音声入出力状態に容易に切り替えることができる。
なお、以上では、接続切替回路170がトランジスタ175を含む形態について説明したが、接続切替回路170はトランジスタ175を含まなくてもよい。トランジスタ175を含まない場合は、音声入出力状態において、スピーカ21LだけがCPU10Aの音声入出力部に接続され、スピーカ21Rは音声を出力しない状態になる。すなわち、通話は、スピーカ21Lとマイク22を用いて行われることになる。
また、以上では、出力切替回路130がトランジスタ131、132としてNMOSトランジスタを用いる形態について説明したが、トランジスタ131、132は、PMOSトランジスタであってもよい。この場合は、制御信号CNTを上述の場合とは反転させて用いればよい。
また、以上では、出力切替回路130がインバータ133を用いてトランジスタ131、132を交互にる形態について説明したが、インバータ133を用いずに、トランジスタ132をPMOSトランジスタにしてもよい。
同様に、接続切替回路170のトランジスタ171、173、175をPMOSトランジスタにして、制御信号CNTを上述の場合とは反転させて用いてもよい。
また、インバータ172、174を用いずに、トランジスタ173、175としてPMOSトランジスタを用いてもよい。
また、以上では、CEA−936−A規格によるMicro−USB端子16、24を含むコネクタ装置100について説明したが、コネクタ装置100は、CEA−936−A規格によるMicro−USB端子16、24を含むものに限られるものではない。
すなわち、音声出力状態及び音声入出力状態において、ヘッドセット20のスピーカ21L、22R、及びマイク22を2つの端子で接続する形式のコネクタ装置であればよい。
<実施の形態2>
実施の形態2のコネクタ装置200は、出力切替回路の構成が実施の形態1のコネクタ装置100と異なる。その他の構成は、実施の形態1のコネクタ装置100と同様であるため、同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図6は、実施の形態2のコネクタ装置200を示す図である。
実施の形態2のコネクタ装置200は、実施の形態1のコネクタ装置100と同様に、Micro−USB端子16と、ヘッドセット20のMicro−USB端子24とを含む。
Micro−USB端子16は、端子111〜115、プルアップ抵抗器120、出力切替回路230、及びID検出部140を含む。出力切替回路230及びID検出部140には、スマートフォン端末機10のCPU10Aが接続されている。
端子111〜115のうちID端子112は、プルアップ抵抗器120、出力切替回路230、ID検出部140に接続されている。
プルアップ抵抗器120は、一端(図6中の上側の端子)が所定の出力電圧値を有する電源に接続されるとともに、他端(図6中の下側の端子)はID端子112、出力切替回路230の出力端子、及びID検出部140の入力端子に接続されている。
出力切替回路230は、スリーステートバッファであり、入力端子がCPU10Aに接続され、出力端子がID端子112に接続され、制御信号入力端子がCPU10Aに接続されている。
出力切替回路230の入力端子にはCPU10Aから制御信号CNTが入力され、制御信号入力端子には制御信号CNT2が入力される。制御信号CNTは実施の形態1の制御信号CNTと同様であり、制御信号CNT2は、スリーステートバッファの出力を切り替えるための制御信号である。
出力切替回路230は、制御信号CNT2がH(High)レベルになると、入力端子に入力される制御信号CNTをそのまま出力し、制御信号CNT2がL(Low)レベルになると、出力をハイインピーダンス(Hi-Z)にする。
CPU10Aは、制御信号CNTをHレベルにするときに、制御信号CNT2をLレベルにし、制御信号CNTをLレベルにするときに、制御信号CNT2をHレベルにする。
従って、CPU10AがHレベルの制御信号CNTと、Lレベルの制御信号CNT2とを出力すると、出力切替回路230の出力がハイインピーダンス(Hi-Z)になるため、ID端子112には、プルアップ抵抗器120とID検出部140の入力端子とが接続されている状態となる。これは、実施の形態1でCPU10Aが制御信号CNTをHレベルにした状態(図3参照)と同様である。
また、CPU10AがLレベルの制御信号CNTと、Hレベルの制御信号CNT2とを出力すると、出力切替回路230の出力がLレベルになるため、ID端子112は接地された状態となる。これは、実施の形態1でCPU10Aが制御信号CNTをLレベルにした状態(図4参照)と同様である。
ID検出部140の入力端子は、ID端子112と、出力切替回路230の出力端子に接続されている。
実施の形態2のコネクタ装置200は、制御信号CNT及び制御信号CNT2に応じて出力切替回路230及び接続切替回路170を切り替えることにより、音声出力状態と音声入出力状態を切り替える。以下、図6及び図7を用いて音声出力状態と音声入出力状態について説明する。
図7は、実施の形態2のコネクタ装置200の音声出力状態における接続状態を等価的に示す図である。
音声出力状態にする際には、制御信号CNTをHレベルにするとともに、制御信号CNT2をLレベルにする。
これにより、出力切替回路230の出力はハイインピーダンス(Hi-Z)になるため、ID端子112には、プルアップ抵抗器120とID検出部140の入力端子とが接続されている状態となる。
このとき、ID端子112に端子152を介してプルダウン抵抗器160が接続されるため、端子152に識別用の電圧が生じ、接続切替回路170は端子154とスピーカ21Rを接続する。
以上より、Micro−USB端子16及び24を接続した状態で、制御信号CNTをHレベルにするとともに、制御信号CNT2をLレベルにすれば、スピーカ21Lは、端子153及び113を介してスマートフォン端末機10の音声入出力部の一方の入出力端子に接続される。また、このとき、スピーカ21Rは、端子154及び114を介して音声入出力部の他方の入出力端子に接続される。
従って、Micro−USB端子16及び24を接続した状態で、制御信号CNTをHレベルにするとともに、制御信号CNT2をLレベルにすれば、スピーカ21L及び21Rでステレオ音声を出力することができる。
図8は、実施の形態2のコネクタ装置200の音声入出力状態における接続状態を等価的に示す図である。
音声入出力状態にする際には、制御信号CNTをLレベルにするとともに、制御信号CNT2をHレベルにする。
制御信号CNT2がHレベルになると、出力切替回路230の出力がLレベルになるため、図8に示すように、ID端子112とID検出部140の入力端子とが接地される。
このとき、端子152はID端子112を介して接地されるため、接続切替回路170は、端子153とスピーカ21L及び21Rとを接続するとともに、端子154とマイク22を接続する。
以上より、Micro−USB端子16及び24を接続した状態で、制御信号CNTをLレベルにするとともに、制御信号CNT2をHレベルにすれば、スピーカ21L及び21Rは、端子153及び113を介してスマートフォン端末機10の音声入出力部の一方の入出力端子に接続される。また、このとき、マイク22は、端子154及び114を介して音声入出力部の他方の入出力端子に接続される。
従って、Micro−USB端子16及び24を接続した状態で、制御信号CNTをLレベルにするとともに、制御信号CNT2をHレベルにすれば、スピーカ21L及び21Rでモノラル音声を出力するとともに、マイク22に入力された音声をスマートフォン端末機10の音声入出力部の他方の入出力端子に入力することができる。
<実施の形態3>
実施の形態3のコネクタ装置300は、出力切替回路の構成が実施の形態1のコネクタ装置100と異なる。その他の構成は、実施の形態1のコネクタ装置100と同様であるため、同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図9は、実施の形態3のコネクタ装置300を示す図である。
実施の形態3のコネクタ装置300は、実施の形態1のコネクタ装置100と同様に、Micro−USB端子16と、ヘッドセット20のMicro−USB端子24とを含む。
Micro−USB端子16は、端子111〜115、プルアップ抵抗器120、及び出力切替回路330を含む。
出力切替回路330は、CPU310Aがコンピュータプログラムを実行することによって実現される機能を回路として表現したものである。CPU310Aは、実施の形態1のCPU10Aに、出力切替回路330及びID検出部140としての機能を追加したものである。このため、実施の形態3のコネクタ装置100は、ID検出部140(図2参照)を含まず、分圧電圧の検出は、CPU310Aが行う。
端子111〜115のうちID端子112は、プルアップ抵抗器120、及びCPU310Aの出力切替回路330に接続されている。
プルアップ抵抗器120は、一端(図9中の上側の端子)が所定の出力電圧値を有する電源に接続されるとともに、他端(図9中の下側の端子)はID端子112、及びCPU310Aの出力切替回路330に接続されている。
出力切替回路330は、上述したように、CPU310Aがコンピュータプログラムを実行することによって実現される機能を回路として表現したものであり、信号入力用のバッファ330Aと、信号出力用のバッファ330Bを含む。
CPU310Aは、音声出力状態では、出力切替回路330のバッファ330Aを用いてID端子112に生じる電圧を検出する。バッファ330Aを用いるときは、ID端子112には、プルアップ抵抗器120が接続されている状態となる。これは、実施の形態1でCPU10Aが制御信号CNTをHレベルにした状態(図3参照)と同様である。
この状態で、CPU310Aは、ID端子112に生じる分圧電圧を検出する。これは、実施の形態1におけるID検出部140の機能と同様である。
また、CPU310Aは、音声入出力状態では、出力切替回路330のバッファ330Bを用いてID端子112を接地電位に保持する。
これは、実施の形態1でCPU10Aが制御信号CNTをLレベルにした状態(図4参照)と同様である。
実施の形態3のコネクタ装置300は、CPU310Aの出力切替回路330のバッファ330Aとバッファ330Bとを切り替えることにより、音声出力状態と音声入出力状態を切り替える。以下、図9及び図10を用いて音声出力状態と音声入出力状態について説明する。
図10は、実施の形態3のコネクタ装置300の音声出力状態における接続状態を等価的に示す図である。
音声出力状態にする際には、CPU310Aはバッファ310Aを用いるため、ID端子112には、プルアップ抵抗器120が接続されている状態となる。
このとき、ID端子112に端子152を介してプルダウン抵抗器160が接続されるため、端子152に識別用の電圧が生じ、接続切替回路170は端子154とスピーカ21Rを接続する。
以上より、Micro−USB端子16及び24を接続した状態で、CPU310Aがバッファ310Aを用いれば、スピーカ21Lは、端子153及び113を介してスマートフォン端末機10の音声入出力部の一方の入出力端子に接続される。また、このとき、スピーカ21Rは、端子154及び114を介して音声入出力部の他方の入出力端子に接続される。
従って、Micro−USB端子16及び24を接続した状態で、CPU310Aがバッファ310Aを用いれば、スピーカ21L及び21Rでステレオ音声を出力することができる。
図11は、実施の形態3のコネクタ装置300の音声入出力状態における接続状態を等価的に示す図である。
音声入出力状態にする際には、CPU310Aがバッファ330Bを用いてID端子112の電位を接地電位に保持する。図11には、バッファ330Bの出力側をGNDに接続する状態を等価的に示すが、実際には、バッファ330BがLレベルの信号を出力することによって実現される。このLレベルの信号は、ID端子112の電位を識別用の電位とは異なる電位に設定するとともに、接続切替回路170のトランジスタ171をオフにし、トランジスタ173及び175をオンにできる信号レベルのものであればよい。好ましくは、このLレベルの信号は、接地電位を表す信号であればよい。
CPU310Aがバッファ330Bを用いてID端子112の電位を接地電位に保持すると、図11に示すように、ID端子112が接地される。
このとき、端子152はID端子112を介して接地されるため、接続切替回路170は、端子153とスピーカ21L及び21Rとを接続するとともに、端子154とマイク22を接続する。
以上より、CPU310Aがバッファ330Bを用いてID端子112の電位を接地電位に保持すれば、スピーカ21L及び21Rは、端子153及び113を介してスマートフォン端末機10の音声入出力部の一方の入出力端子に接続される。また、このとき、マイク22は、端子154及び114を介して音声入出力部の他方の入出力端子に接続される。
従って、CPU310Aがバッファ330Bを用いてID端子112の電位を接地電位に保持すれば、スピーカ21L及び21Rでモノラル音声を出力するとともに、マイク22に入力された音声をスマートフォン端末機10の音声入出力部の他方の入出力端子に入力することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態のコネクタ装置、及び、電子装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
外部機器の識別抵抗器が接続される識別端子と、
制御信号の状態に応じて前記識別端子の出力を切り替える出力切替回路と、
を含む、コネクタ装置。
(付記2)
前記出力切替回路は、前記制御信号が第1の状態では、前記識別抵抗器の抵抗値読取り用の第1電位に前記識別端子を保持するとともに、前記制御信号が第2の状態では、前記第1電位よりも低い第2電位に前記識別端子を保持する、付記1記載のコネクタ装置。
(付記3)
前記出力切替回路は、
プルアップ抵抗器と前記識別端子との間に主経路が接続される第1出力切替スイッチ素子と、
所定の基準電位に保持される基準電位点と前記識別端子との間に主経路が接続される第2出力切替スイッチ素子と
を有し、前記制御信号が第1の状態のときに前記第1出力切替スイッチ素子をオンにするとともに前記第2出力切替スイッチ素子をオフにすることにより、前記識別端子の出力を前記第1電位に設定し、前記制御信号が第2の状態のときに前記第1出力切替スイッチ素子はオフにされるとともに前記第2出力切替スイッチ素子はオンにされることにより、前記識別端子の出力を前記第2電位に切り替える、付記2記載のコネクタ装置。
(付記4)
前記出力切替回路は、
前記識別端子に接続されるプルアップ抵抗器と、
前記識別端子に出力端子が接続されるスリーステートバッファと
を含み、
前記スリーステートバッファは、前記制御信号が第1の状態のときに前記出力端子をハイインピーダンスにすることにより前記識別端子の出力を前記第1電位に設定し、前記制御信号が第2の状態のときに前記出力端子を第2電位に保持することにより、前記識別端子の出力を前記第2電位に切り替える、付記2記載のコネクタ装置。
(付記5)
前記出力切替回路は、
前記識別端子に接続されるプルアップ抵抗器と、
前記識別端子に出力端子が接続される制御部と
を含み、
前記制御部は、前記制御信号が第1の状態のときに前記出力端子をハイインピーダンスにすることにより前記識別端子の出力を前記第1電位に設定し、前記制御信号が第2の状態のときに前記識別端子を第2電位に保持することにより、前記識別端子の出力を前記第2電位に切り替える、付記2記載のコネクタ装置。
(付記6)
端末機に接続される第1及び第2データ端子と、
前記第2データ端子に接続される第1及び第2のデータ線と、
識別抵抗器を前記端末機に接続する識別端子と
前記識別端子の信号レベルに応じて、前記第1及び第2のデータ線のどちらか一方を前記第2のデータ端子に接続する接続切替回路と
を含む、コネクタ装置。
(付記7)
付記1乃至6のいずれか一項に記載のコネクタ装置と、
前記コネクタ装置によって接続される前記端末機及び前記外部機器と
を含む、電子装置。
10 スマートフォン端末機
10A、310A CPU
16 Micro−USB端子
24 Micro−USB端子
100、200、300 コネクタ装置
111〜115 端子(112 ID端子)
120 プルアップ抵抗器
130、230、330 出力切替回路
140 ID検出部
151〜155 端子
160 プルダウン抵抗器
170 接続切替回路

Claims (7)

  1. 外部機器の識別抵抗器が接続される識別端子と、
    制御信号の状態に応じて前記識別端子の出力を切り替える出力切替回路と、
    を含む、コネクタ装置。
  2. 前記出力切替回路は、前記制御信号が第1の状態では、前記識別抵抗器の抵抗値読取り用の第1電位に前記識別端子を保持するとともに、前記制御信号が第2の状態では、前記第1電位よりも低い第2電位に前記識別端子を保持する、請求項1記載のコネクタ装置。
  3. 前記出力切替回路は、
    プルアップ抵抗器と前記識別端子との間に主経路が接続される第1出力切替スイッチ素子と、
    所定の基準電位に保持される基準電位点と前記識別端子との間に主経路が接続される第2出力切替スイッチ素子と
    を有し、前記制御信号が第1の状態のときに前記第1出力切替スイッチ素子をオンにするとともに前記第2出力切替スイッチ素子をオフにすることにより、前記識別端子の出力を前記第1電位に設定し、前記制御信号が第2の状態のときに前記第1出力切替スイッチ素子はオフにされるとともに前記第2出力切替スイッチ素子はオンにされることにより、前記識別端子の出力を前記第2電位に切り替える、請求項2記載のコネクタ装置。
  4. 前記出力切替回路は、
    前記識別端子に接続されるプルアップ抵抗器と、
    前記識別端子に出力端子が接続されるスリーステートバッファと
    を含み、
    前記スリーステートバッファは、前記制御信号が第1の状態のときに前記出力端子をハイインピーダンスにすることにより前記識別端子の出力を前記第1電位に設定し、前記制御信号が第2の状態のときに前記出力端子を第2電位に保持することにより、前記識別端子の出力を前記第2電位に切り替える、請求項2記載のコネクタ装置。
  5. 前記出力切替回路は、
    前記識別端子に接続されるプルアップ抵抗器と、
    前記識別端子に出力端子が接続される制御部と
    を含み、
    前記制御部は、前記制御信号が第1の状態のときに前記出力端子をハイインピーダンスにすることにより前記識別端子の出力を前記第1電位に設定し、前記制御信号が第2の状態のときに前記識別端子を第2電位に保持することにより、前記識別端子の出力を前記第2電位に切り替える、請求項2記載のコネクタ装置。
  6. 端末機に接続される第1及び第2データ端子と、
    前記第2データ端子に接続される第1及び第2のデータ線と、
    識別抵抗器を前記端末機に接続する識別端子と
    前記識別端子の信号レベルに応じて、前記第1及び第2のデータ線のどちらか一方を前記第2のデータ端子に接続する接続切替回路と
    を含む、コネクタ装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコネクタ装置と、
    前記コネクタ装置によって接続される前記端末機及び前記外部機器と
    を含む、電子装置。
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