JP2013251023A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013251023A
JP2013251023A JP2012125377A JP2012125377A JP2013251023A JP 2013251023 A JP2013251023 A JP 2013251023A JP 2012125377 A JP2012125377 A JP 2012125377A JP 2012125377 A JP2012125377 A JP 2012125377A JP 2013251023 A JP2013251023 A JP 2013251023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
disk
disk device
cut
central
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012125377A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Moribayashi
森林  健
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2012125377A priority Critical patent/JP2013251023A/ja
Publication of JP2013251023A publication Critical patent/JP2013251023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】ディスクの挿入口の外観を良好に維持しつつ、ダストの進入を適切に防止することができることができるディスク装置を提供する。
【解決手段】ダストカバー100には、ディスクが通過する通過部110が形成されており、通過部110は、ディスクの外側部分が通過する第1の外側スリット113aと、ディスクの中央部分が通過する中央スリット111と、ディスクの外側部分が通過する第2の外側スリット113bと、第1の外側スリット113aと中央スリット111との間の第1の非スリット部112aと、第2の外側スリット113bと中央スリット111との間の第2の非スリット部112bと、を備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、ディスク装置に関する。
円盤状の記録媒体であるディスクに記録された情報信号を再生したり、このディスクへ情報信号を記録したりするディスク装置が知られている。このディスクは、例えば、CD(コンパクトディスク、Compact Disc)、DVD(デジタル多目的ディスク、Digital Versatile Disc)及びBD(ブルーレイディスク、Blu-ray Disc)等である。このようなディスク装置には、スロットインローディング方式のディスク装置がある。
スロットインローディング方式のディスク装置では、ディスクがスリット状の挿入口に挿入されると、ディスク搬送機構が挿入されたディスクを再生/記録部まで搬送し、再生/記録部近傍に配置された装着部が搬送されたディスクを駆動部に装着する。
スロットインローディング方式のディスク装置には、ダストの進入を防止するため、挿入口を覆うダストカバーが取り付けられているものがある。このようなダストカバーは、スムーズにディスクを通過させるために、細長く、薄く形成され、かつスリットが形成される。従って、ダストカバーは、ディスク装置への取付時に歪みやすい。ダストカバーが歪んだ状態でディスク装置に取り付けられると、スリットが開いたままの状態になり、その隙間からダストが進入するとともに、挿入口の外観が損なわれる。
このような不具合を回避するための技術は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたダストカバーのスリット部分には、中央と左右の計3箇所に継ぎ目が設けられ、ダストカバーの取付時にスリットが閉状態に維持されることで、ダストカバーの歪みの発生が防止される。継ぎ目は、ディスク装置の出荷前検査において、メーカーの作業者がディスクを人手で押し込むことで切断される。
特開平4−245094号公報
しかしながら、引用文献1に開示された発明では、ダストカバーの中央の継ぎ目は、ディスクの先端によりディスクの挿入方向に引っ張られることで切断される。つまり、継ぎ目が切断されるまでは、ダストカバーが変形する。従って、ダストカバーの変形量が大きくなってから継ぎ目が切断されると、切断面が歪み、挿入口の外観が損なわれることがある。
本発明は、以上のような課題を鑑みてなされたものであり、ディスクの挿入口の外観を良好に維持しつつ、ダストの進入を適切に防止することができるディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るディスク装置は、
ディスク装置の内部にディスクを挿入するための挿入口が設けられた筐体と、
前記挿入口を覆うシート状のダストカバーと、を備え、
前記ダストカバーには、前記ディスクが通過する通過部が形成されており、
前記通過部は、前記ディスクの外側部分が通過する第1の外側スリットと、前記ディスクの中央部分が通過する中央スリットと、前記ディスクの外側部分が通過する第2の外側スリットと、前記第1の外側スリットと前記中央スリットとの間の第1の非スリット部と、前記第2の外側スリットと前記中央スリットとの間の第2の非スリット部と、を備え、
前記第1の外側スリットと、前記第1の非スリット部と、前記中央スリットと、前記第2の非スリット部と、前記第2の外側スリットとは、直線上に順に設けられており、
前記第1の非スリット部の長さと、前記中央スリットの長さと、前記第2の非スリット部の長さと、の和は、前記ディスクの外径よりも小さく、
前記第1の非スリット部と前記第2の非スリット部とは、前記挿入口に前記ディスクが押し込まれることにより切断される、
ことを特徴とする。
前記第1の非スリット部には、前記第1の外側スリットと前記中央スリットとを結ぶようにミシン目が形成されており、
前記ミシン目は、前記第1の非スリット部の表裏を貫通するカット部と、前記第1の非スリット部の表裏を貫通しない非カット部とが交互に配置されて構成されており、
前記非カット部の長さは、前記中央スリットから遠いものほど長くてもよい。
前記第1の非スリット部には、前記第1の外側スリットと前記中央スリットとを結ぶようにミシン目が形成されており、
前記ミシン目は、前記第1の非スリット部の表裏を貫通するカット部と、前記第1の非スリット部の表裏を貫通しない非カット部とが交互に配置されて構成されており、
前記カット部と前記非カット部とを結んだ線が前記ディスクの挿入方向から見て波目状になるように、前記カット部と前記非カット部とが形成されていてもよい。
前記中央スリットの長さは、前記ディスクの半径以上であってもよい。
前記第1の非スリット部と前記第2の非スリット部とが、前記挿入口に前記ディスクが人手で押し込まれることにより切断された後に、前記ディスクのローディングを開始するローディング部、をさらに備えていてもよい。
前記中央スリットは、前記通過部の中心に対して対称に形成されていてもよい。
前記通過部は、前記通過部の中心に対して対称に形成されていてもよい。
前記第1の外側スリットの長さと、前記第1の非スリット部の長さと、前記中央スリットの長さと、前記第2の非スリット部の長さと、の和は、前記ディスクの外径よりも小さくてもよい。
本発明によれば、ディスクの挿入口の外観を良好に維持しつつ、ダストの進入を適切に防止することができる。
本発明の実施形態に係るディスク装置のブロック図である。 本発明の実施形態に係るディスク装置の正面図である。 図2に示すA−A方向から見た断面図である。 図2に示すB−B方向から見た断面図である。 (a)〜(c)はダストカバーの取り付け方法を説明するための図である。 第1の実施形態のダストカバーをディスクの挿入方向から見た平面図である。 ディスクからダストカバーに作用する反力を説明するための図である。 第2の実施形態のダストカバーをディスクの挿入方向から見た平面図である。 図8に示すC部の拡大図である。 第3の実施形態のダストカバーの第1の非スリット部をディスクの挿入方向から見た図である。
以下、本発明の実施形態に係るディスク装置について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態では、本発明に係るディスク装置を、例えば、カーオーディオ機器として実現した場合を例に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるディスク装置1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、ディスク装置1は、筐体10と、搬送用ローラ11と、クランプ機構部12と、スピンドルモータ13と、検出部14と、制御部21と、記憶部22と、操作部23と、表示部24と、を備えている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)などから構成される。制御部21は、操作部23から伝達されたユーザからの操作指令や、検出部14から供給される信号に応答して、記憶部22に格納された各種動作の制御プログラムに従った種々の処理を実行する。記憶部22は、半導体記憶装置などから構成され、制御部21の動作を規定する所定の制御プログラムを格納する。
操作部23は、筐体10の前面に設置された再生ボタン、停止ボタン、イジェクトボタンなどの押しボタンから構成される。操作部23は、各操作ボタンによるユーザ操作に応答して、ディスク装置1に対する所望の操作指令を制御部21に供給する。
表示部24は、例えば、液晶ディスプレイなどからなる。表示部24は、制御部21による制御に従って、ディスク装置1の各種動作に関する情報などを表示する。
筐体10は、フレームやシャーシなどから構成されており、ディスク装置1を構成する各機器が配設されている。
筐体10内の構成を図2〜図4を参照しながら説明する。図2〜図4に示すように、筐体10の前面には、ディスクDを通過させるための矩形の挿入/排出口10aが、ディスクDの搬送方向(図3の左右方向)に垂直に設けられている。
この挿入/排出口10aには、筐体10の内側からフランジ10bが固定されている。フランジ10bには、ダストカバー100と取付枠15とが取り付けられている。
ダストカバー100は、不織布やスポンジなどのシート材、スエード調の人工皮革シート材などから構成されており、後述する図6に示すように、細長い矩形に形成されている。ダストカバー100には、長手方向に延びる一筋の通過部110が形成されている。ディスク装置1の製造中の段階では、通過部110は、図2に示すように、3つに分断されている。つまり、ダストカバー100の上唇と下唇とが2箇所で繋がっている。
搬送用ローラ11は、図3に示すように、ディスク装置1内のディスク搬送通路を挟んで対向する駆動ローラ11a及び補助ローラ11bから構成される。駆動ローラ11a及び補助ローラ11bの表面は、ゴムなどの弾性体でそれぞれ覆われており、また、図4に示すように、駆動ローラ11a及び補助ローラ11bの両端は、筐体10に設けられたシャーシ10cに回転自在に支持されている。
駆動ローラ11aと補助ローラ11bとの外周面同士の最短距離は、ディスクDの厚さ寸法よりやや狭く保つよう設定されている。このため、挿入/排出口10aから挿入されたディスクDの両平面は、駆動ローラ11aと、補助ローラ11bとに当接する。駆動ローラ11aは、図示しないモータの駆動により回転し、ディスクDを搬送する。補助ローラ11bは、搬送されるディスクDに当接し、ディスクDの搬送姿勢を維持する。
クランプ機構部12は、挿入/排出口10aから搬入されたディスクDを装填して保持するためのものである。クランプ機構部12は、平面を有するターンテーブル12aと、凸部12cが形成されたクランパ12bと、図示しないディスク位置決め機構とから構成される。ターンテーブル12aは、スピンドルモータ13に形成された駆動軸13aの先端に固定されており、スピンドルモータ13の駆動により回転する。
クランパ12bは、筐体10に設けられた昇降可能な回転軸受10dに回転自在に支持されている。また、クランパ12bは、対向するターンテーブル12aのディスク担持平面に向けてディスクDの中心部を押圧し、ディスクDをクランプする。クランパ12bに形成された凸部12cは、クランプされたディスクDの中央部に形成された円孔を挿通して、ターンテーブル12aの担持平面と当接する。ディスク位置決め機構は、搬入されたディスクDの中心と、ターンテーブル12aの中心(ディスクDの装填位置)とが同心になったことを検知する。
スピンドルモータ13は、クランプ機構部12にクランプされたディスクDを駆動軸13aにより回転させる。また、スピンドルモータ13は、光学式ピックアップなどから構成される再生機構(図示せず)とともに、ダンパなどの弾性体13bを介して筐体10に支持されている。弾性体13bによる減衰効果により、外部からの衝撃や振動が吸収され、ディスクDと再生機構との間の相対変位が小さくなる。
検出部14は、光学式のセンサであり、ディスク装置1内のディスク搬送通路を挟んで対向する発光素子14aと受光素子14bとから構成される。検出部14による検出は、例えば、発光素子14aから出射された光を受光素子14bが受光しているときにOFFになり、発光素子14aから出射された光を受光素子14b受光していないときにONになる。検出部14は、検出結果がOFFのときにOFF信号を、検出結果がONのときにON信号を制御部21に出力する。
検出部14は、ディスクDの挿入量が所定値に達するまでは、OFFの検出信号を出力し続ける。そして、検出部14は、ディスクDの挿入量が所定値に達すると、ONの検出信号を出力する。つまり、ディスクDの挿入量が所定値を超えたときに、OFF状態からON状態に切り換わる。
この所定量は、例えば、図4に示すように、ディスクDとダストカバー100とが重なる部分の長さ(弦の長さ)が、ディスクDの半径rの√2倍と等しいときの挿入量に相当する。すなわち、図4に示すように、弦の一端とディスクDの中心を結ぶ直線と、弦の他端とディスクDの中心を結ぶ直線とが成す角度θが90°になったときの挿入量に相当する。
次に、フランジ10bへのダストカバー100の取り付けを、図5を参照しながら説明する。図5は、フランジ10bを筐体10の内側から見た図である。まず、図5(a)に示すように、ダストカバー100を、ネジ孔などを基準としながら、フランジ10bの面に貼り付ける。次に、図5(b)に示すように、取付枠15を、ネジ孔などを基準としながら、ダストカバー100の上に重ねる。そして、図5(c)に示すように、各ネジ孔にネジをねじ込み、ダストカバー100と取付枠15とをフランジ10bに固定する。前述したように、ダストカバー100の通過部110は、上唇と下唇とが2箇所で繋がっているので、通過部110は口を閉じた状態に維持される。
次に、ディスク装置1内へのディスクDのローディング(搬入動作)について説明する。挿入/排出口10aに挿入されたディスクDの外周端が検出部14の配設された位置に至るまでユーザに押し込まれると、受光素子14bが、対向する発光素子14aから発光される検知光を受光できなくなるので、検出部14の検出はOFFからONに切り換わる。つまり、検出部14は、ディスク装置1内へのディスクDの挿入を検出し、制御部21にON信号を出力する。
制御部21は、検出部14からON信号を受けたことに応答して、記憶部22から制御プログラムを読み出し、ディスクDのローディングを開始する。具体的には、制御部21は、駆動源であるモータを駆動させ、搬送用ローラ11をディスク搬入方向に回転させる。制御部21は、ディスクDをディスク装置1内に搬入する旨を示す情報を、表示部24に表示する。
搬送用ローラ11の回転力により、挿入されたディスクDは、ディスク装置1内に搬入される。
制御部21は、搬送用ローラ11により搬入されたディスクDの中心が、ディスク装置1内のターンテーブル12aの中心(ディスク装填位置)と同心の位置に至ったことを、クランプ機構部12のディスク位置決め機構が検知するまで、搬送用ローラ11の駆動を継続する。
搬送用ローラ11により搬入されたディスクDの中心が、ディスク装置1内のターンテーブル12aの中心(ディスクDの装填位置)と同心の位置に至ったことを、クランプ機構部12のディスク位置決め機構が検知すると、制御部21に通知する。
制御部21は、この通知に応答して、駆動源であるモータを停止させることで、搬送用ローラ11の回転を停止させるとともに、ターンテーブル12aとクランパ12bとの間に、ディスクDをクランプする。制御部21は、ディスクDの装填が完了した旨を示す情報を、表示部24に表示する。
ここで、例えば、ユーザが、操作部23の再生ボタンを選択すると、制御部21は、スピンドルモータ13を駆動させ、クランプされたディスクDを回転させる。その際に、制御部21は、読み取り機構の光学式ピックアップをディスクDの情報記録面の径方向に走査させて、情報の再生を行う。制御部21は、ディスクDの再生中である旨を示す情報を、表示部24に表示する。
ディスクDのアンローディング(排出動作)は、上述したローディングと順番及び方向が逆になる。
ダストカバー100の通過部110の詳細な構成について、図6を参照しながら説明する。通過部110は、ダストカバー100の中心線AXに対して対称に形成されている。
通過部110は、ディスクDの外側部分が通過する第1の外側スリット113aと、ディスクDの中央部分が通過する中央スリット111と、ディスクDの外側部分が通過する第2の外側スリット113bと、第1の外側スリット113aと中央スリット111との間の第1の非スリット部112aと、第2の外側スリット113bと中央スリット111との間の第2の非スリット部112bと、を備えている。第1の外側スリット113aと、第1の非スリット部112aと、中央スリット111と、第2の非スリット部112bと、第2の外側スリット113bと、は、直線上に順に設けられている。
また、通過部110と直交する複数の切り込み116が所定の間隔(例えば20mm)ごとに形成されている。
中央スリット111の長さはd1(例えば62mm)に、第1及び第2の非スリット部112の長さは何れもd2(例えば6mm)に、第1及び第2の外側スリット113の長さは何れもd3(例えば33mm)になっている。これらの合計と等しい通過部110の全長は、ディスクDの直径よりもやや大きな値d4(例えば140mm)になっている。中央スリット111の長さd1は、ディスクDの半径r(60mm)よりも大きく、中央スリット111と、第1及び第2の非スリット部112a,112bと、を合わせた長さ(=d1+d2×2=74mm)は、ディスクDの半径rの√2倍(約85mm)よりも小さい。
第1及び第2の非スリット部112a,112bは、ディスク装置1の出荷前に行われるディスクDの読み取り・再生テストにおいて切断される。検査担当者が、検査用のディスクDの先端部を通過部110の中央スリット111に差し込み、ディスクDの周縁部が一方の非スリット部112に接すると、非スリット部112からディスクDに反力が作用する。その反力により、ディスクDがディスク装置1の搬入経路の中心線上に導かれる。
ディスクDの周縁部が第1及び第2の非スリット部112a,112bの両方に接すると、ディスクDの押し込みに応じて、第1及び第2の非スリット部112a,112bにディスクDからの反力Fが作用する。ダストカバー100は薄いので、ディスクDとの接触面の面積が小さく、接触面における面圧が高い。図7に示すように、接触面にディスクDからの反力FのX方向成分Fx(=Fsin(θ/2))が剪断力として作用し、中心線AX側から非スリット部112の切断が開始される。
前述のように中央スリット111と第1及び第2の非スリット部112a,112bとを合わせた長さは、ディスクDの半径rの√2倍よりも小さく、検出部14は図3に示す位置に配置されている。このため、第1及び第2の非スリット部112a,112bの切断が完了してから、ディスク装置1によるディスクDのローディングが開始される。
第1及び第2の非スリット部112a,112bは、中心線AXに対して対称に形成されているので、ディスクDには第1及び第2非スリット部112a,112bから同じ大きさの反力が作用する。したがって、第1及び第2の非スリット部112a,112bを切断している間も、ディスクDの中心の軌道は、ディスク装置1の搬入経路の中心線上に維持される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ダストカバー100は、ディスク装置1の読み取り・再生テストが行われるまでは、第1及び第2の非スリット部112a,112bによって上唇と下唇が繋がれている。それにより、取付作業時における捻れなどの変形が発生しにくく、ダストカバー100をディスク装置に適切に取り付けることができる。したがって、通過部110の密閉性が維持され、ディスク装置1内へのダストの進入を防止することができる。
中央スリット111の長さは、ディスクDの半径rよりも長いので、剪断力が大きい状態で第1及び第2の非スリット部112a,112bの切断が開始される。それにより、第1及び第2の非スリット部112a,112bの切断が滑らかに開始され、第1及び第2の非スリット部112a,112bの切断線をいずれも、通過部110に沿った直線的なものにすることができる。
また、ディスク装置1によるディスクDのローディングが開始される前に、第1及び第2の非スリット部112a,112bの切断が完了する。つまり、第1及び第2の非スリット部112a,112bの切断は全て人手で行われる。したがって、無理なローディングによるダストカバー100の変形や、ディスクDの引っかかりによる生産ラインの停止を防止することができる。
また、検査用のディスクDは、端面を通常のディスクより鋭利にすることで、ダストカバーのミシン目の切れを良くできるため、カット後の外観形状をより安定したものにすることができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態に係るダストカバー100について、図8及び図9を参照しながら説明する。
第2の実施形態は、上述した第1の実施形態と第1及び第2の非スリット部112a,112bの構成が異なる。ダストカバー100以外のディスク装置1の構成は、第1の実施形態と同じである。
図8に示すように、本実施形態では、中央スリット111の長さはd11(例えば62mm)に、各非スリット部112の長さはd12(例えば9mm)に、各外側スリット113の長さはd13(例えば30mm)になっている。これらの合計と等しい通過部110の全長は、第1の実施の形態と同じd4(140mm)になっている。
各非スリット部112には、中央スリット111の延長線上にミシン目が形成されている。図9に拡大して示すように、ミシン目は、非スリット部112の表裏を貫通するカット部114と、非スリット部112の表裏を貫通しない非カット部115とが交互に配置されて構成されている。カット部114は、第1のカット部114a及び第2のカット部114bから構成され、それらが中心線AX側から直線上に順に配置されている。非カット部115は、第1の非カット部115a、第2の非カット部115b及び第3の非カット部115cから構成され、それらが中心線AX側から直線上に順に配置されている。
各カット部114及び各非カット部115の長さは以下のようになっている。
・第1のカット部114a:x1(例えば1mm)
・第2のカット部114b:x2(例えば2mm)
・第1の非カット部115a:y1(例えば1mm)
・第2の非カット部115b:y2(例えば2mm)
・第3の非カット部115c:y3(例えば3mm)
第1〜第3の非カット部115a〜115cの長さの合計(=y1+y2+y3)は、前述した第1の実施形態の第1の非スリット部112の長さの合計(=d2)と等しい。すなわち、ディスクDの押し込みによって切断される長さは、第1の実施形態のそれと等しい。
上述のように、第1〜第3の非カット部115a〜115cの長さは、中心線AXから遠いほど、より長くなっている。これは以下の理由による。図7に示すθの値は、ディスクDの挿入量が多くなるほど、より大きくなる。それに伴い、非スリット部112に作用する反力のX方向成分Fsin(θ/2)も大きくなる。このように、切断容易性の順に、第1〜第3の非カット部115a〜115cの長さを設定しているので、第1〜第3の非カット部115a〜115cの長さが、上記の順になっている。
中央スリット111と、第1及び第2の非スリット部112a,112bと、を合わせた長さ(80mm)は、ディスクDの半径rの√2倍(約85mm)よりも小さいので、第1及び第2の非スリット部112a,112bが全て切断されてから、ディスクDのローディングが開始される。
以上説明したように、本実施形態によれば、非スリット部112にミシン目が形成されているので、非スリット部112の切断をより小さな力で滑らかに行うことができる。
非カット部115の長さが、中心線AXから遠いほど、より長くなっているので、非スリット部112の切断を一定の力で行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態によるダストカバー100について、図10を参照しながら説明する。図10は、本実施形態の第1の非スリット部112aをディスクDの挿入方向から見た図である。図示しないが、第2の非スリット部112bも同様に構成されている。
ダストカバー100以外のディスク装置1の構成は、第1及び2の実施形態と同じである。
第1の非スリット部112aには、ミシン目が形成されている。ミシン目は、第1の非スリット部112aの表裏を貫通するカット部114と、第1の非スリット部112aの表裏を貫通しない非カット部115とが交互に配置されて構成されている。図示しないが、第2の非スリット部112bは、第1の非スリット部112aと左右対称に形成されている。
図10に示すように、カット部114と非カット部115とを結んだ線がディスクDの挿入方向から見て波目状になるように、カット部114と非カット部115とが形成されている。5つの非カット部115の長さz1は互いに等しく、5つの非カット部115の長さの合計(=z1×5)は、前述した第1の実施形態の第1の非スリット部112aの長さ(=d2)に等しく、第2の実施形態の第1〜第3の非カット部115a〜115cの長さの合計(=y1+y2+y3)に等しい。すなわち、ディスクDの押し込みによって切断される長さは、第1〜第3の実施形態で互いに等しい。
上述したダストカバー100を備えたディスク装置1にディスクDを押し込み、非カット部115を切断すると、第1及び第2の非スリット部112a,112bが波目状になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、カット部114と非カット部115とを結んだ線がディスクDの挿入方向から見て波目状になるように、カット部114と非カット部115とが形成されている。従って、非カット部115の切断線がその波目の中に紛れることで目立たなくなり、通過部110の外観を良好に維持することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、ディスク装置1がカーオーディオ機器の場合を例に説明したが、本発明の構成は、カーオーディオ機器以外にも適用できる。
対象となるディスクDの径が、上述した実施形態の異なっていても、ダストカバー100等の寸法を適宜、変更すれば、対象となるディスクDの径は任意である。
また、非カット部115の切断を人手で行うとしたが、ローディング部のディスクDを引き込む力で十分な切断力が得られる場合には、ローディング部の搬送力で非カット部115を切断するようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 ディスク装置
10 筐体
10a 挿入/排出口
10b フランジ
10c シャーシ
10d 回転軸受
11 搬送用ローラ
11a 駆動ローラ
11b 補助ローラ
12 クランプ機構部
12a ターンテーブル
12b クランパ
12c 凸部
13 スピンドルモータ
13a 駆動軸
13b 弾性体
14 検出部
14a 発光素子
14b 受光素子
15 取付枠
21 制御部
22 記憶部
23 操作部
24 表示部
100 ダストカバー
110 通過部
111 中央スリット
112a 第1の非スリット部
112b 第2の非スリット部
113a 第1の外側スリット
113b 第2の外側スリット
114 カット部
114a 第1のカット部
114b 第2のカット部
115 非カット部
115a 第1の非カット部
115b 第2の非カット部
115c 第3の非カット部
116 切り込み
D ディスク

Claims (8)

  1. ディスク装置の内部にディスクを挿入するための挿入口が設けられた筐体と、
    前記挿入口を覆うシート状のダストカバーと、を備え、
    前記ダストカバーには、前記ディスクが通過する通過部が形成されており、
    前記通過部は、前記ディスクの外側部分が通過する第1の外側スリットと、前記ディスクの中央部分が通過する中央スリットと、前記ディスクの外側部分が通過する第2の外側スリットと、前記第1の外側スリットと前記中央スリットとの間の第1の非スリット部と、前記第2の外側スリットと前記中央スリットとの間の第2の非スリット部と、を備え、
    前記第1の外側スリットと、前記第1の非スリット部と、前記中央スリットと、前記第2の非スリット部と、前記第2の外側スリットとは、直線上に順に設けられており、
    前記第1の非スリット部の長さと、前記中央スリットの長さと、前記第2の非スリット部の長さと、の和は、前記ディスクの外径よりも小さく、
    前記第1の非スリット部と前記第2の非スリット部とは、前記挿入口に前記ディスクが押し込まれることにより切断される、
    ことを特徴とするディスク装置。
  2. 前記第1の非スリット部には、前記第1の外側スリットと前記中央スリットとを結ぶようにミシン目が形成されており、
    前記ミシン目は、前記第1の非スリット部の表裏を貫通するカット部と、前記第1の非スリット部の表裏を貫通しない非カット部とが交互に配置されて構成されており、
    前記非カット部の長さは、前記中央スリットから遠いものほど長い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記第1の非スリット部には、前記第1の外側スリットと前記中央スリットとを結ぶようにミシン目が形成されており、
    前記ミシン目は、前記第1の非スリット部の表裏を貫通するカット部と、前記第1の非スリット部の表裏を貫通しない非カット部とが交互に配置されて構成されており、
    前記カット部と前記非カット部とを結んだ線が前記ディスクの挿入方向から見て波目状になるように、前記カット部と前記非カット部とが形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  4. 前記中央スリットの長さは、前記ディスクの半径以上である、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のディスク装置。
  5. 前記第1の非スリット部と前記第2の非スリット部とが、前記挿入口に前記ディスクが人手で押し込まれることにより切断された後に、前記ディスクのローディングを開始するローディング部、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のディスク装置。
  6. 前記中央スリットは、前記通過部の中心に対して対称に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のディスク装置。
  7. 前記通過部は、前記通過部の中心に対して対称に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のディスク装置。
  8. 前記第1の外側スリットの長さと、前記第1の非スリット部の長さと、前記中央スリットの長さと、前記第2の非スリット部の長さと、の和は、前記ディスクの外径よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のディスク装置。
JP2012125377A 2012-05-31 2012-05-31 ディスク装置 Pending JP2013251023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012125377A JP2013251023A (ja) 2012-05-31 2012-05-31 ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012125377A JP2013251023A (ja) 2012-05-31 2012-05-31 ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013251023A true JP2013251023A (ja) 2013-12-12

Family

ID=49849552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012125377A Pending JP2013251023A (ja) 2012-05-31 2012-05-31 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013251023A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4302734B2 (ja) ディスク搬送機構およびディスクプレーヤ
JP2013251023A (ja) ディスク装置
JP4959000B2 (ja) 情報処理装置
WO2010122660A1 (ja) 記録媒体再生装置
JP5019062B2 (ja) ディスクトレイ、ディスク記録再生装置及びディスク媒体分離方法
JP2004139639A (ja) ディスク装置
US20110010730A1 (en) Disc apparatus
JP5136092B2 (ja) ディスク再生装置
JP2007058959A (ja) ディスク搬送装置、再生装置及び記録装置
WO2006038512A1 (ja) ディスク状記録媒体搬送装置
JP4554687B2 (ja) ディスク装置
JP4184285B2 (ja) ディスク装置
JP5027931B2 (ja) 情報処理装置
JP2008269740A (ja) 情報処理装置
JP2003141812A (ja) ディスクドライブ装置におけるディスク制動機構
JP4810983B2 (ja) ディスクローディング装置
JP2007207399A (ja) 記録媒体駆動装置及び電子機器
JP4472461B2 (ja) 光ディスク装置
JP2010225256A (ja) 情報処理装置
JP2006277788A (ja) 搬送ローラ清掃部材
JP2010040058A (ja) 情報処理装置
WO2010050052A1 (ja) 情報処理装置
JP2011100509A (ja) ディスク装置
JP2012108970A (ja) 光ディスク装置および光ディスク搬送機構
JP2006059483A (ja) 光ディスク装置