JP2013250599A - 修理マニュアル作成システム、修理マニュアル作成方法、及び、修理マニュアル作成プログラム - Google Patents

修理マニュアル作成システム、修理マニュアル作成方法、及び、修理マニュアル作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】修理マニュアルの作成システム、作成方法、及び作成プログラムにおいて、修理環境に応じた修理作業内容を提示する。
【解決手段】修理マニュアル作成システム1は、修理マニュアル4を作成する修理マニュアル作成システム1において、製品を構成する部品及び複数の上記部品からなるユニットの階層構造を記憶する製品構成表データベース31と、上記階層構造を含む修理手順を記憶する修理手順データベース38と、修理拠点ごとの修理条件を記憶する修理拠点情報データベース37と、上記修理手順の実行が上記修理拠点の上記修理条件により妨げられる要素の有無を条件に、分解組立可能な階層の深さを決定し、上記修理拠点に対応する条件別修理手順を生成する条件別修理手順生成部12と、上記条件別修理手順を元に条件別の修理マニュアル4を作成する修理マニュアル作成部15と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、修理拠点ごとの修理条件別の修理マニュアルを作成するシステム、方法、及びプログラムに関する。
従来、修理作業を支援する修理作業支援端末が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記の修理作業支援端末では、装置のエラーコードを取得し、エラーコードが示す故障内容の修理において交換又は補修が必要となる修理対象部品を特定する処理などが行われる。
特開2010−182083号公報
ところで、修理対象となる装置の設置場所などの設備が整っていない環境で修理作業を行う場合、ユニット(親ユニット)を分解する作業は、作業工程が増え、部品破損等の作業ミスが発生する可能性が高くなる。しかし、品質及び作業効率の観点から一律に故障部品を含むユニットを交換することにすると、ユニットまでを組み立てるコストがかかる。また、ユニット交換の費用が故障部品の交換の費用に比べて高価になる。
そのため、設備が整っていない環境での修理作業向けの修理手順を作成する場合、修理環境の制約により実施できない修理作業を修理手順から選別することが望ましいが、上記特許文献1記載の修理作業支援端末では、修理環境の条件に応じた作業内容を提示することができない。
本発明は、修理環境に応じた修理作業内容を提示することができる修理マニュアルの作成システム、作成方法、及び作成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の修理マニュアル作成システムは、修理マニュアルを作成する修理マニュアル作成システムにおいて、製品を構成する部品及び複数の上記部品からなるユニットの階層構造を記憶する製品構成表データベースと、上記階層構造を含む修理手順を記憶する修理手順データベースと、修理拠点ごとの修理条件を記憶する修理拠点情報データベースと、上記修理手順の実行が上記修理拠点の上記修理条件により妨げられる要素の有無を条件に、分解組立可能な階層の深さを決定し、上記修理拠点に対応する条件別修理手順を生成する条件別修理手順生成部と、上記条件別修理手順を元に条件別の修理マニュアルを作成する修理マニュアル作成部と、を備える。
本発明の修理マニュアル作成方法は、コンピュータを用いて修理マニュアルを作成する修理マニュアル作成方法において、製品を構成する部品及び複数の上記部品からなるユニットの階層構造を含む修理手順の実行が修理拠点の修理条件により妨げられる要素の有無を条件に、分解組立可能な階層の深さを決定し、上記修理拠点に対応する条件別修理手順を生成し、上記条件別修理手順を元に条件別の修理マニュアルを作成する。
本発明の修理マニュアル作成プログラムは、コンピュータを用いた修理マニュアルの作成をコンピュータに行わせるための修理マニュアル作成プログラムにおいて、製品を構成する部品及び複数の上記部品からなるユニットの階層構造を含む修理手順の実行が修理拠点の修理条件により妨げられる要素の有無を条件に、分解組立可能な階層の深さを決定し、上記修理拠点に対応する条件別修理手順を生成する機能と、上記条件別修理手順を元に条件別の修理マニュアルを作成する機能と、をコンピュータに実現させる。
本発明によれば、修理環境に応じた修理作業内容を提示することができる。
本発明の第1実施形態に係る修理マニュアル作成システム1を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に適用することのできるコンピュータの例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における条件別修理マニュアルの作成処理を表すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における製品構成図の一例である。 本発明の第1実施形態におけるER図の一例である。 本発明の第1実施形態における製品構成表データベースのデータ構成の一例である。 本発明の第1実施形態における要素作業データベースのデータ構成の一例である。 本発明の第1実施形態における製造手順データベースのデータ構成の一例である。 本発明の第1実施形態における分解・組立要素作業関連データベースのデータ構成の一例である。 本発明の第1実施形態における治工具データベースのデータ構成の一例である。 本発明の第1実施形態における要素作業・スキル関連データベースのデータ構成の一例である。 本発明の第1実施形態における修理拠点情報データベースのデータ構成の一例である。 本発明の第1実施形態における修理手順を作成する処理を表すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における修理手順データベースのデータ構成の一例である。 本発明の第1実施形態における条件別修理手順を作成する処理を表すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における修理条件入力画面の一例である。 本発明の第1実施形態における条件別修理手順の作成例である。 本発明の第1実施形態における修理マニュアル作成画面の一例である。 本発明の第2実施形態における修理コストを反映する処理を表すフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるユニットコストデータベースのデータ構成の一例である。 本発明の第2実施形態における修理実績データベースのデータ構成の一例である。 本発明の第2実施形態における過去の修理実績データの一例である。 本発明の第3実施形態における製造情報の変更を反映する処理を表すフローチャートである。 本発明の第3実施形態における製造手順データベースのデータ構成(製造情報変更後)の一例である。 本発明の第3実施形態における修理手順データベースのデータ構成(製造情報変更後)の一例である。 本発明の第3実施形態における条件別修理手順の作成例(製造情報変更後)である。 本発明の第4実施形態における不足スキルを抽出する処理を表すフローチャートである。 本発明の第4実施形態における条件別修理手順データベース39のデータ構成(修理対象外を登録)の一例である。 本発明の第4実施形態における修理拠点別不足スキル一覧の一例である。
以下、本発明の実施の形態に係る、修理マニュアル作成システム1、修理マニュアル作成方法、及び修理マニュアル作成プログラムについて、図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1に示すように、修理マニュアル作成システム1は、修理手順生成部11と、条件別修理手順生成部12と、条件入力部13と、既存データ流用部14と、修理マニュアル作成部15と、修理内容指示部16と、修理実績登録部17と、修理コスト算出部18と、変更箇所抽出部19と、影響可否判断部20と、各種のデータベースと、を備える。修理マニュアル作成システム1には、表示装置2及び入力装置3が接続される。
また、修理マニュアル作成システム1は、データベースとしては、製品構成表データベース31と、要素作業データベース32と、製造手順データベース33と、分解・組立要素作業関連データベース34と、治工具データベース35と、要素作業・スキル関連データベース36と、修理拠点情報データベース37と、修理手順データベース38と、条件別修理手順データベース39と、修理実績データベース40と、ユニットコストデータベース41と、を備える。
修理手順生成部11は、図8にデータ構成の一例を示す製造手順データベース33及び図9にデータ構成の一例を示す分解・組立要素作業関連データベース34に記憶されている手順情報(製造手順(組立手順)及び分解手順の要素作業)を元に製品を構成する複数の部品からなるユニットの階層構造を含めた修理手順を生成し、修理手順データベース38に登録する。
条件別修理手順生成部12は、詳しくは後述するが、要素作業・スキル関連データベース36に記憶されている特定スキルの要否、治工具データベース35に記憶されている市販品以外の治工具の要否といった条件を元に(修理手順の実行が修理拠点の修理条件により妨げられる要素の有無を条件に)、修理手順データベース38から分解組立可能な階層の深さを決定し、修理拠点に対応する条件別修理手順を生成し、条件別修理手順データベース39に登録する。
条件入力部13は、修理マニュアル作成の対象となる製品コード及び修理拠点コードの入力を、例えば図16に示す修理条件入力画面からユーザに選択させることで、或いは、ユーザに入力させることで、受け付ける。
既存データ流用部14は、修理マニュアルの作成時に既に条件別修理手順データベース39に記憶されている条件別修理手順の情報を流用する。
修理マニュアル作成部15は、条件別修理手順データベース39に記憶された条件別修理手順を元に条件別の修理マニュアル4を作成する。
修理内容指示部16は、生成された修理マニュアル4を表示装置2に表示して修理作業者に提示する制御を行うことで、修理作業者に修理内容を指示する。
修理実績登録部17は、修理に掛かった時間(実績工数)等を修理実績データベース40に登録する。
修理コスト算出部18は、階層構造を元に、ユニットコストデータベース41に記憶された部材のコストと、修理実績データベース40に記憶された標準工数及び過去の修理実績工数のデータの相関関数とから各ユニットのトータルコストを求め、最適な修理対象ユニットを設定する。
変更箇所抽出部19は、製造手順データベース33に記憶された製造手順情報に変更が発生した際に、修理手順データベース38及び条件別修理手順データベース39の変更箇所を抽出する。
影響可否判断部20は、変更箇所抽出部19により抽出された変更箇所が、作成済みの条件別修理マニュアル4へ影響があるか判断する。
製品構成表データベース31のレコードは、図6に示すように、製品コード(例えば「P001」)、製品を構成する部品及びユニットの階層(例えば、「1」〜「3」)、ユニット名(例えば、「ユニット1」〜「ユニット4」,「−」)、部品名(例えば、「−」,「部品1」〜「部品8」)、部品が所属するユニット名、ユニットの上(1つ上)の階層となる親ユニット名を示している。
要素作業データベース32のレコードは、図7に示すように、製造及び修理作業における作業単位を構成する要素作業の要素作業コード(例えば、「W001」〜「W103」)、名称である要素作業名(例えば、「洗浄」,「組付け」,「接着」,「はんだ」,「分解」,「剥がし」)、要素作業に機密情報が含まれているか否かの区分である機密性区分(例えば、「機密」,「−」)を示している。
製造手順データベース33のレコードは、図8に示すように、製品コード(例えば「P001」)、製品を製造するための要素作業の対象となるユニットの階層(例えば、「2」,「1」)、作業順である要素作業の順番(例えば、「1」,「2」)、要素作業コード(例えば、「W003」,「W002」)、作業対象のユニット名(例えば、「ユニット2」,「ユニット1」)、要素作業で使用する部品の情報である部品名(例えば、「部品1、部品2」,「部品3、部品4」)、要素作業で使用する治工具の情報である治工具コード(例えば、「J010」,「J001」)などの製造手順を示している。
分解・組立要素作業関連データベース34のレコードは、図9に示すように、組立要素作業のコード(例えば、「W002」,「W003」)、組立手順(組立要素作業)に対応する分解手順(分解要素作業)のコード(例えば、「W102」,「W103」)を示している。
治工具データベース35のレコードは、図10に示すように、治工具コード(例えば、「J001」〜「J003」)、名称である治工具名(例えば、「トルクドライバー」,「トルクドライバーピット」,「変形ドライバー」)、市販品であるか否かの区分である市販区分(例えば、「市販」,「社内」)、機密情報が含まれているか否かの区分である機密性区分(例えば、「機密」,「−」)などの治工具情報を示している。
要素作業・スキル関連データベース36のレコードは、図11に示すように、修理作業における作業単位を構成する要素作業のコード(例えば、「W001」〜「W004」)及び作業名(例えば、「洗浄」,「組付け」,「接着」,「はんだ」)、要素作業に必要なスキル(特定のスキル)のコード(例えば、「−」,「S001」,「S002」)及び名称(例えば、「−」,「接着技能認定」,「はんだ技能認定」)を示している。
修理拠点情報データベース37のレコードは、図12に示すように、修理拠点のコード(例えば、「H−A」,「H−B」)、名称である拠点名(例えば、「A病院」,「B病院」)、修理拠点で保有している保有治工具(修理拠点ごとの修理条件の一例)のコード(例えば、「J001」,「J002」)、修理拠点の作業者が保有している保有スキル(修理拠点ごとの修理条件の一例)のコード(例えば、「−」,「S002」)を示している。
修理手順データベース38のレコードは、図14に示すように、製品コード(例えば、「P001」)、作業対象ユニットの階層(階層構造)(例えば、「1」,「2」)、作業順である順番(例えば、「1」〜「4」)、修理内容の種類である作業種別(例えば、「分解」,「組立」)、要素作業コード(例えば、「W002」〜「W103」)、名称である作業名(例えば、「分解」,「剥がし」,「接着」,「組付け」)、ユニット名(例えば、「ユニット1」,「ユニット2」)、部品名(例えば、「部品1、部品2」,「部品3、部品4」)、治工具コード(例えば、「J001」,「−」,「JK010」)、要素作業又は治工具に機密情報が含まれているか否かの区分である機密性区分(例えば、「機密」,「−」)などの修理手順を示している。
条件別修理手順データベース39のレコードは、図17の下側のデータ構成の一例に示すように、製品コード(例えば、「P001」)、作業対象ユニットの階層(例えば、「1」,「2」)、作業順である順番(例えば、「1」〜「3」)、修理内容の種類である作業種別(例えば、「分解」,「交換」,「組立」)、要素作業コード(例えば、「W102」,「−」,「W002」)、名称である作業名(例えば、「分解」,「−」,「組付け」)、ユニット名(例えば、「ユニット1」,「ユニット2」)、部品名(例えば、「部品1、部品2」,「部品3、部品4」)、治工具コード(例えば、「J001,T002」、「−」,「J001」)を示している。
修理実績データベース40のレコードは、図21に示すように、修理拠点の拠点コード(例えば、「H−A」)、製品コード(例えば、「P001」)、要素作業コード(例えば、「W105」)、部品・ユニット名(例えば、「部品8」)、要素作業(修理)を実施した際の工数として予め定められる標準工数(例えば、「10」分)、要素作業(修理)を実施した際に実際に掛かる実績工数(例えば、「15」分)などの修理実績を示している。
ユニットコストデータベース41のレコードは、図20に示すように、ユニット名(例えば、「ユニット1」〜「ユニット4」)、ユニットごとの部材のコストである単価(例えば、「100,000」円,「50,000」円,「30,000」円,「10,000」円)、ユニットの分解・組立に掛かる標準工数(例えば、「10」分,「20」分,「30」分,「40」分)を示している。
以下、本実施の形態の修理マニュアルの作成方法について説明する。
なお、後述する処理には、ごく標準的な構成を有するコンピュータ、すなわち、図2に示すように、CPU51と、記憶部52と、入力部53と、出力部54と、I/F部55と、を備える情報処理端末50を用いることができる。
CPU51は、制御プログラムを実行することで各構成要素を制御する。
記憶部52は、ROMやRAM及び磁気記録媒体などからなり、CPU51に各構成要素を制御させる制御プログラムの記憶や、CPU51が制御プログラムを実行する際のワークエリアあるいは各種データの記憶領域として使用される。
入力部53は、入力装置3に対応し、ユーザによる操作に対応する各種のデータを取得する。
出力部54は、ディスプレイ(表示装置2に対応)などに各種のデータを提示してユーザに通知する。
I/F部55は、他の機器とのデータ授受のためのインターフェース機能を提供する。
また、修理マニュアルの作成の処理を情報処理端末50に行わせるには、後述する手順の処理を情報処理端末50に行わせる制御プログラム(修理マニュアル作成プログラム)を作成して、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記憶させておき、その制御プログラムを例えば記録媒体から情報処理端末50に読み出させて実行させればよい。この結果、情報処理端末50は図1に示すサービスマニュアル作成システム1として機能する。
図3は、本発明の第1実施形態における条件別修理マニュアルの作成処理を表すフローチャートである。
本実施形態の修理マニュアル方法及びプログラムは、製造情報を元に修理手順を作成する処理(ステップS11)と、修理手順と特定スキルの要否、市販品以外の治工具の要否といった条件とを元に条件別修理手順を作成する処理(ステップS12)と、作成された条件別修理手順を元に条件別の修理マニュアルを作成する処理(ステップS13)と、を含む。なお、修理手順については、予め他のシステムにより作成されているものを修理マニュアル作成システム1が取得するようにしてもよい。
〔1.マスタデータの登録〕
図5は、修理マニュアル作成システム1を構成するデータの関係性を表すER図(Entity Relationship Diagram)である。
図5に示すように、ER図では、「製品構成表」、「要素作業」「製造手順」、「分解・組立要素作業関連」、「治工具」、「要素作業・スキル関連」、「修理拠点」、「修理手順」、「条件別修理手順」、「修理実績」,「ユニットコスト」のデータ間の関係性を示している。
例えば図4に示すような製品構成図で表される製品について、部品及びユニットの階層構造(一覧表)が図6の製品構成表データベースへ予め登録されている。
階層は、階層構造の最上位を「0」とする。つまり、図4に示す製品構成図では、製品を構成するユニット1及びユニット3の階層が「1」となり、ユニット1を構成する部品1、部品2、及びユニット2、並びに、ユニット3を構成する部品5、部品6、及びユニット4の階層が「2」となり、ユニット2を構成する部品3及び部品4、並びに、ユニット4を構成する部品7及び部品8の階層が「3」となる。
製造手順生成時には、図7にデータ構成の一例を示す要素作業データベース32へ、製造及び修理作業における作業単位を構成する要素作業(要素作業コード及び要素作業名)と、社外に非公開な機密情報であることを区別する機密性区分とが予め登録される。
また、図8にデータ構成の一例を示す製造手順データベース33へ、特定の製品を製造するための要素作業の階層構造を持った順番と、個々の要素作業で使用する部品の情報(部品名)及び治工具の情報(治工具コード)が予め登録される。図8の例では、製造手順データベース33の要素作業に1つのユニットを紐付けているが、要素作業に1つの部品を紐付けて管理することも可能とする。
また、図9にデータ構成の一例を示す分解・組立要素作業関連データベース34へ、組立要素作業(組立要素作業コード)と、これに対応する分解要素作業(分解要素作業コード)との関係が予め登録される。
また、図10にデータ構成の一例を示す治工具データベース35へ、治工具コード、治工具名、市販品か否かの市販区分と、機密情報であることを区別する機密性区分が予め登録される。
また、図11にデータ構成の一例を示す要素作業・スキル関連データベース36へ、分解・組立作業を構成する個々の要素作業(要素作業コード及び作業名)について特定のスキルの要否(スキルコード及びスキル名称)が予め登録される。
また、図12にデータ構成の一例を示す修理拠点情報データベース37へ、修理拠点(拠点コード及び拠点名)毎に修理拠点で保有している治工具情報(保有治工具コード)及び修理作業者が保有しているスキル(保有スキルコード)が予め登録される。
〔2.修理手順の作成〕
修理手順を作成する処理(図3のステップS11)を図13のフローを用いて説明する。
なお、通常の修理手順は、階層が上位のユニット(図4の例ではユニット1及びユニット3)から分解して故障箇所の修理・部品交換等を行い、製造手順と同様に下位の階層から組み立てる。
修理手順生成部11は、製造手順情報データベース33から製造手順(組立手順)を取得(ステップS21)し、分解・組立要素作業関連データベース34から組立手順に関連付く分解手順を取得する(ステップS22)。
また、修理手順生成部11は、製造手順データベース33の階層が小さい組立手順から、組立手順の逆順で修理手順を生成し、図14の修理手順データベース38に登録する(ステップS23)。
修理手順を生成するとき、修理作業における作業単位を構成する個々の要素作業は製造手順を元に作成されるため、治工具情報(治工具コード)やスキル要否の情報との関係を持つようにする。修理手順を修正した場合(ステップS24がYes)、修理手順生成部11は、修正した内容を修理手順データベース38及び分解・組立要素作業関連データベース34へ登録する(ステップS25)。
〔3.条件別修理手順の作成〕
条件別修理手順を作成する処理(図3のステップS12)を図15のフローを用いて説明する。
条件入力部13は、図16に示すような修理条件入力画面で製品コード及び拠点コードの入力を受け付ける(ステップS31)。図16に示す修理条件入力画面の例では、修理マニュアル作成システム1のユーザ(修理作業者を含む)は、製品コード及び拠点コードを選択し、[マニュアル生成]ボタンを押す。
条件別修理手順生成部12は、入力された拠点コードを元に、修理拠点情報データベース37から修理拠点で保有している治工具(保有治工具コード)、及び、作業者が保有しているスキル(保有スキルコード)を取得する(ステップS32)。
また、条件別修理手順生成部12は、入力された製品コードを元に、修理手順データベース38より、製品構成の上位の階層から修理手順及び分解手順に関連付く組立手順を取得する(ステップS33)。
また、条件別修理手順生成部12は、分解手順又は組立手順に機密情報が含まれているか否か、修理手順データベース38を参照して判断し(ステップS34)、含まれている場合(ステップS34がYes)はその作業(要素作業コード「W003」)は修理対象外とする(ステップS37a−1)。
また、条件別修理手順生成部12は、機密情報が含まれていない手順(ステップS34がNo)について、分解又は組立手順で利用する治工具が市販品か社内独自の治工具か治工具データベース35を参照して判断し(ステップS35)、社内の場合(市販品でない場合(ステップS35がNo))、その作業は修理対象外とする(ステップS37a−1)。
また、条件別修理手順生成部12は、治工具が市販品の場合は、修理拠点で治工具が保有され、且つ分解・組立の要素作業で特定スキルが必要なときは拠点にスキル保有者がいるか判断し(ステップS36)、両方の条件を満たす場合(ステップS36がYes)に修理の対象とする(ステップS37)。
一方、修理拠点で治工具が保有されていない場合やスキルの保有者がいない場合(ステップS36がNo)は修理対象外となり(ステップS37a−1)、修理対象外となった場合は、その手順に対応するユニット(図17ではユニット2)の他の作業が存在する場合は、その作業も修理対象外となる(ステップS37a−2)。
修理不可と判断されたユニットは、修理する代わりに交換する手順に置き換えられる(ステップS37a−3)。修理対象の場合は、最下位の階層である最後の修理手順まで(ステップS38がNoからYesになるまで)、同様な処理(ステップS33〜S37)が繰り返される。
条件別修理手順生成部12は、上述のように修理手順の実行が修理拠点の修理条件により妨げられる要素の有無を、スキルの要否及び治工具の情報の両方(少なくとも一方の一例)を判断条件として、修理手順データベース38の修理手順から、図4の製品構成図における分解組立可能な階層(修理対象となる手順の対象部品・対象ユニットの階層)の深さを決定する。
そして、条件別修理手順生成部12は、図17の下側にデータ構成の一例を示す条件別修理手順データベース39に、修理対象として抽出された手順及び交換対象となった手順を登録する(ステップS39)。
図17の例では、分解(階層2)は、組立(階層2)の作業(要素作業コード「W003」)で図14に示すように機密情報が含まれるため、組立(階層2)と同様に、拠点”H-A”の条件では修理対象外となり、交換の手順となる。
〔4.修理マニュアルの作成〕
修理マニュアルを作成する処理(図3のステップS13)については、修理マニュアル作成部15が、条件別修理手順データベース39に登録された条件別修理手順を図18に示す修理マニュアル作成画面に反映し、修理マニュアルを作成する。
部品や治工具の追加、手順の修正等を行う場合、例えば、修理マニュアル作成画面上において、ユーザが部品欄の部品や治工具欄の治工具を修理マニュアル欄にドラッグアンドドロップなどの操作により配置したりユーザが修理マニュアル欄の変更内容を直接入力したりできるようにするとよい。修理マニュアルの登録後、条件別修理手順データベース39に記憶された条件別修理手順に変更内容を反映する。
変更例としては、例えば、図18に示す修理マニュアル作成画面上で「治具2(T002)」を追加する操作が行われた場合、図17に示す条件別修理手順の治工具コードに「T002」が追加される。
なお、既に同じ要素作業が条件別修理手順データベース39に登録されている場合は、既存データ流用部14が登録済み手順情報を取得することで、条件別修理手順の修正、治工具追加等の作業を省略できる。
修理マニュアルは、修理マニュアル作成画面のうち、「手順」(例えば、「分解1」)、「作業図、部品・ユニット」(例えば、「図1」,「部品1」,「部品2」,「ユニット2」)、「作業内容、治工具」(例えば、「ユニット1の分解」、「トルクドライバー(J001)」,治具2(T002))などの情報を含むものが一例として挙げられるが、修理作業者に修理内容を提示するものであればよい。
以上説明した第1実施形態では、製品構成表データベース31は、製品を構成する部品及び複数の部品からなるユニットの階層構造を記憶する。修理手順データベース38は、階層構造を含む修理手順を記憶する。修理拠点情報データベース37は、修理拠点ごとの修理条件を記憶する。条件別修理手順生成部12は、修理手順の実行が修理拠点の修理条件により妨げられる要素の有無を条件に、分解組立可能な階層の深さを決定し、修理拠点に対応する条件別修理手順を生成する。修理マニュアル作成部15は、条件別修理手順を元に条件別の修理マニュアルを作成する。
そのため、修理拠点の修理条件で行える範囲の条件別修正作業内容を元に修理マニュアルを作成することができる。よって、本実施形態によれば、修理環境に応じた修理作業内容を提示することができる。
また、本実施形態では、要素作業・スキル関連データベース36は、修理作業における作業単位を構成する要素作業について特定のスキルを記憶する。治工具データベース35は、治工具の情報を記憶する。条件別修理手順生成部12は、修理拠点の修理条件により妨げられる要素の有無を、スキルの要否及び治工具の情報のうち少なくとも一方を判断条件として条件別修理手順を生成する。
そのため、より一層、修理環境に適した修理作業内容を提示することができる。
また、本実施形態では、要素作業データベース32は、修理作業における作業単位を構成する要素作業を記憶する。治工具データベース35は、治工具の情報を記憶する。要素作業データベース32及び治工具データベース35は、要素作業及び治工具が機密情報であることを示す機密性区分を記憶する。条件別修理手順生成部12は、修理拠点の修理条件により妨げられる要素の有無を、修理手順データベース38に記憶された要素作業及び治工具の機密性区分の有無を判断条件として条件別修理手順を生成する。
そのため、より一層、修理環境に適した修理作業内容を提示することができる。
また、本実施形態では、条件別修理手順データベース39には、条件別修理手順生成部12により条件別修理手順が登録される。既存データ流用部14は、修理マニュアルの作成時に既に条件別修理手順データベース39に記憶されている条件別修理手順の情報を流用する。
そのため、修理環境に適した修理作業内容の提示を容易に行うことができる。
<第2実施形態>
本実施形態の修理マニュアル作成システムは、上述の第1実施形態の修理マニュアル作成システム1と同様である。また、本実施形態の修理マニュアル方法及びプログラムは、第1実施形態の修理マニュアル方法及びプログラムを含み、さらに、交換対象部品を含む保守ユニット単位の構成に対し、各ユニット単位での部材のコスト及び分解・組立作業時間と作業実績に基づく品質状況を考慮したトータルコストを求め、最適な修理対象ユニットを導き出すものである。
図19は、本発明の第2実施形態における修理コストを反映する処理を表すフローチャートである。
本実施の形態の修理マニュアル作成方法及び修理マニュアル作成プログラムは、修理実績を登録する処理(ステップS41)と、各ユニット単位での部材のコストと分解・組立作業時間及び修理実績とに基づくトータルコストを算出する処理(ステップS42)と、トータルコストより最適な修理対象ユニットを設定する処理(ステップS43)と、を含む。
〔1.マスタデータの登録〕
図20にデータ構成の一例を示すユニットコストデータベース41へ、製品のユニットごとに部材のコスト(単価)及び分解・組立の標準工数が予め登録される。
〔2.修理実績の登録〕
修理作業が終了した際に、修理実績登録部17は、修理対象部品又はユニットと、その修理作業の標準時間及び実績時間とを、図21にデータ構成の一例を示す修理実績データベース40に登録する。
〔3.トータルコストの算出〕
修理コスト算出部18は、交換対象部品から図4及び図6の製品構成表データより、対象部品を含むユニット及びその親ユニットを最上位まで求める。例えば、部品8が修理対象部品の場合は、部品8を含むユニット4と、このユニット4を含むユニット3とが対象となる。
次に、修理コスト算出部18は、各ユニットの図20にデータ構成の一例を示すユニットコストデータ41より、単価と分解・組立作業の標準工数を得る。また、修理コスト算出部18は、図22に示す過去の修理実績データから、修理の標準工数に対して作業ミス等が含まれる実際に掛かった工数を反映した相関関数(f(標準工数))を、例えば、プロットから平均値をとることで求められる所定の倍数を標準工数に掛けることで求める。また、修理コスト算出部18は、各ユニットの分解・組立の標準工数に対して相関関数で求めた時間と、賃率(単位時間当たりの賃金)とを掛けたものとにユニット単価を加え、各ユニット交換時のトータルコスト(下記の式1(トータルコスト算出式))とする。標準工数と実績工数との相関関数からは、新規の修理対象ユニットの実績(予定)工数についても算出できる。なお、相関関数は、製品ごとの修理実績データに基づくもの、或いは、ユニットごとの修理実績データに基づくものであってもよい。

各ユニットのトータルコスト = 単価 + f(標準工数)× 賃率・・・式(1)
〔4.交換対象ユニットの選定〕
例えば条件別修理手順生成部12は、各ユニットのトータルコストの中から、最も低いコストのユニットを交換対象ユニットとし、条件別修理手順データベース39へ反映させる。例えば、部品8まで修理対象であったがユニット4のトータルコストが低い場合は、ユニット4を交換対象とし、条件別修理手順データベース39へ反映する。また、修理費用の制約のみではなく、修理費用の制約及び修理時間の制約(例えば、修理時間の合計を一定時間内に抑えるという制約)のうち少なくとも一方を用いればよい。
以上説明した第2実施形態では、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、ユニットコストデータベース41は、ユニットごとに、部材のコストと分解・組立の標準工数とを記憶する。修理実績データベース40は、修理を実施した際の標準工数と実績工数とを含む修理実績を記憶する。修理コスト算出部18は、階層構造を元に、部材のコストと、標準工数及び過去の修理実績工数のデータの相関関数とから各ユニットのトータルコストを求める。条件別修理手順生成部12は、修理時間の制約及び修理費用の制約のうち少なくとも一方に基づいて最適な修理対象ユニットを設定する。
そのため、より一層、修理環境に適した修理作業内容を提示することができる。
<第3実施形態>
本実施形態の修理マニュアル作成システムは、上述の第1実施形態の修理マニュアル作成システム1と同様である。また、本実施形態の修理マニュアル方法及びプログラムは、第1及び第2実施形態の修理マニュアル方法及びプログラムを含み、さらに、製造情報に変更が発生した際に、修理マニュアルの更新を行うものである。
図23は、本発明の第3実施形態における製造情報の変更を反映する処理を表すフローチャートである。
本実施の形態の修理マニュアル作成方法及び修理マニュアル作成プログラムは、製造情報に変更が発生した際に修理手順を変更する処理(ステップS51)と、変更後の修理手順情報より条件別修理手順への影響判断を行い、修理マニュアルを変更する処理(ステップS52)と、を含む。
〔1.修理手順の変更〕
図24のように製造情報に変更が発生した場合(図24では、手順2の治工具コードが「J003」に変更)、変更箇所抽出部19は、分解・組立要素作業関連データベース34を元に製造手順に関連付く修理手順への影響箇所を図25に示すように特定する(図25では、順番1,4の治工具コードが「J003」に変更)。ユーザが修正箇所の反映を行う場合は、修理手順生成部11は、修理手順を更新する。
〔2.修理マニュアルの変更〕
修理手順が変更された場合、影響可否判断部20は、変更された要素作業が条件別修理手順データベース39に登録され、作成済みの修理マニュアル4へ影響があるか判断する。
登録されている場合、影響可否判断部20は、更に条件別修理手順に変更内容が反映可能か否か判断し、反映可能な場合、修理マニュアル作成部15は、修理マニュアルへ反映する。例えば、図26の例では治工具が市販品ではなく社内の治工具(治工具コード「J003」)になったため、ユニット1に関する要素作業は修理対象外に変更され、ユニット1は交換される。
以上説明した第3実施形態では、第1及び第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、要素作業データベース32は、修理作業における作業単位を構成する要素作業を記憶する。製造手順データベース33は、製品を製造するための要素作業の対象となる部品又はユニットの階層構造と、要素作業の順番と、要素作業で使用する部品及び治工具の情報とを含む製造手順情報を記憶する。分解・組立要素作業関連データベース34は、製造手順データベース33に記憶された要素作業である組立要素作業と、この組立要素作業に対応する要素作業である分解要素作業との関係を記憶する。変更箇所抽出部19は、製造手順情報の変更時に修理手順データベース38に記憶された修理手順の変更箇所を抽出する。影響可否判断部20は、上記の変更箇所が修理マニュアルへの影響可否を判断する。
そのため、修理環境に適した修理作業内容の提示を、容易に行うことができるとともに、修理マニュアルの修正漏れを防止することもできる。
<第4実施形態>
本実施形態の修理マニュアル作成システムは、上述の第1実施形態の修理マニュアル作成システム1と同様である。また、本実施形態の修理マニュアル方法及びプログラムは、第1〜第3実施形態の修理マニュアル方法及びプログラムを含み、さらに、修理実績データベース40に記憶された修理実績より必要なスキルを特定し、修理拠点情報データベース37より修理拠点に必要なスキル情報を特定する。
図27は、本発明の第4実施形態における不足スキルを抽出する処理を表すフローチャートである。
本実施の形態の修理マニュアル作成方法及び修理マニュアル作成プログラムは、修理実績を登録する処理(ステップS61)と、修理拠点毎に不足しているスキルを特定する処理(ステップS62)と、を含む。
〔1.条件別修理手順の生成〕
条件別修理手順生成部12は、条件別修理手順を生成する際に、スキル保有者の不足等の原因で修理対象外となる作業についても、図28に示すように、「修理対象」の「対象」又は「対象外」として、条件別修理手順データベース39へ登録する。
〔2.修理実績の登録〕
修理作業が終了した際に、修理実績登録部17は、図21に示すように、修理を行った作業の情報である製品コード、実績工数などを修理実績データベース40へ登録する。
〔3.拠点毎の不足スキルの特定〕
例えば条件別修理手順生成部12は、修理実績データベース40に登録された製品コードを元に、条件別修理手順データベース39より修理対象外となった作業を抽出する。
条件別修理手順生成部12は、修理対象外となった作業で必要なスキルを要素作業・スキル関連データベース36より抽出し、図29に示すように件数が多いスキル(スキルコード)を修理拠点(拠点コード)毎に特定する。例えば図28の条件別修理手順の例では製品「P001」の修理を行う際は、ユニット2の作業はスキル不足が原因で拠点”H-A”では修理対象外となったが、同じ拠点で同じスキルが必要な修理が多数発生した場合に、そのスキルを修理拠点情報データベース37より修理拠点毎に記憶しておくことが出来るようにする。
以上説明した第4実施形態では、第1〜第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、条件別修理手順データベース39は、条件別修理手順生成部12により条件別修理手順を登録される。修理実績データベース40は、修理を実施した際の標準工数と実績工数とを含む修理実績を記憶する。条件別修理手順生成部12は、条件別修理手順の生成時に修理対象外の作業を条件別修理手順データベース39に登録する。また、条件別修理手順生成部12は、修理実績データベース40へ登録された修理実績より修理対象外となった原因である不足要素を特定し、修理拠点情報データベース37より修理拠点に必要な不足要素を特定する。
そのため、より一層、修理環境に適した修理作業内容を提示することができる。
1 修理マニュアル作成システム
2 表示装置
3 入力装置
4 修理マニュアル
11 修理手順生成部
12 条件別修理手順生成部
13 条件入力部
14 既存データ流用部
15 修理マニュアル作成部
16 修理内容指示部
17 修理実績登録部
18 修理コスト算出部
19 変更箇所抽出部
20 影響可否判断部
31 製品構成表データベース
32 要素作業データベース
33 製造手順データベース
34 分解・組立要素作業関連データベース
35 治工具データベース
36 要素作業・スキル関連データベース
37 修理拠点情報データベース
38 修理手順データベース
39 条件別修理手順データベース
40 修理実績データベース
41 ユニットコストデータベース
50 情報処理端末
51 CPU
52 記憶部
53 入力部
54 出力部
55 I/F部

Claims (9)

  1. 修理マニュアルを作成する修理マニュアル作成システムにおいて、
    製品を構成する部品及び複数の該部品からなるユニットの階層構造を記憶する製品構成表データベースと、
    前記階層構造を含む修理手順を記憶する修理手順データベースと、
    修理拠点ごとの修理条件を記憶する修理拠点情報データベースと、
    前記修理手順の実行が前記修理拠点の前記修理条件により妨げられる要素の有無を条件に、分解組立可能な階層の深さを決定し、前記修理拠点に対応する条件別修理手順を生成する条件別修理手順生成部と、
    前記条件別修理手順を元に条件別の修理マニュアルを作成する修理マニュアル作成部と、
    を備えることを特徴とする修理マニュアル作成システム。
  2. 前記ユニットごとに、部材のコストと分解・組立の標準工数とを記憶するユニットコストデータベースと、
    修理を実施した際の標準工数と実績工数とを含む修理実績を記憶する修理実績データベースと、
    前記階層構造を元に、前記部材のコストと、標準工数及び過去の前記修理実績工数のデータの相関関数とから各ユニットのトータルコストを求める修理コスト算出部と、を更に備え、
    前記条件別修理手順生成部は、修理時間の制約及び修理費用の制約のうち少なくとも一方に基づいて最適な修理対象ユニットを設定する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の修理マニュアル作成システム。
  3. 修理作業における作業単位を構成する要素作業について特定のスキルを記憶する要素作業・スキル関連データベースと、
    治工具の情報を記憶する治工具データベースと、を更に備え、
    前記条件別修理手順生成部は、前記修理拠点の前記修理条件により妨げられる要素の有無を、前記スキルの要否及び前記治工具の情報のうち少なくとも一方を判断条件として前記条件別修理手順を生成する、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の修理マニュアル作成システム。
  4. 修理作業における作業単位を構成する要素作業を記憶する要素作業データベースと、
    治工具の情報を記憶する治工具データベースと、を更に備え、
    前記要素作業データベース及び前記治工具データベースは、要素作業及び治工具が機密情報であることを示す機密性区分を記憶し、
    前記条件別修理手順生成部は、前記修理拠点の前記修理条件により妨げられる要素の有無を、前記修理手順データベースに記憶された前記要素作業及び前記治工具の前記機密性区分の有無を判断条件として前記条件別修理手順を生成する、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の修理マニュアル作成システム。
  5. 前記条件別修理手順生成部により前記条件別修理手順を登録される条件別修理手順データベースと、
    前記修理マニュアルの作成時に既に前記条件別修理手順データベースに記憶されている前記条件別修理手順の情報を流用する既存データ流用部と、
    を更に備えることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項記載の修理マニュアル作成システム。
  6. 修理作業における作業単位を構成する要素作業を記憶する要素作業データベースと、
    前記製品を製造するための前記要素作業の対象となる前記部品又は前記ユニットの階層構造と、前記要素作業の順番と、前記要素作業で使用する部品及び治工具の情報とを含む製造手順情報を記憶する製造手順データベースと、
    前記製造手順データベースに記憶された前記要素作業である組立要素作業と、該組立要素作業に対応する前記要素作業である分解要素作業との関係を記憶する分解・組立要素作業関連データベースと、
    前記製造手順情報の変更時に前記修理手順データベースに記憶された前記修理手順の変更箇所を抽出する変更箇所抽出部と、
    前記変更箇所が修理マニュアルへの影響可否を判断する影響可否判断部と、
    を更に備えることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項記載の修理マニュアル作成システム。
  7. 前記条件別修理手順生成部により前記条件別修理手順を登録される条件別修理手順データベースと、
    修理を実施した際の標準工数と実績工数とを含む修理実績を記憶する修理実績データベースと、を更に備え、
    前記条件別修理手順生成部は、前記条件別修理手順の生成時に修理対象外の作業を前記条件別修理手順データベースに登録し、
    前記条件別修理手順生成部は、前記修理実績データベースへ登録された前記修理実績より修理対象外となった原因である不足要素を特定し、前記修理拠点情報データベースより前記修理拠点に必要な不足要素を特定する、
    ことを特徴とする、請求項1記載の修理マニュアル作成システム。
  8. コンピュータを用いて修理マニュアルを作成する修理マニュアル作成方法において、
    製品を構成する部品及び複数の該部品からなるユニットの階層構造を含む修理手順の実行が修理拠点の修理条件により妨げられる要素の有無を条件に、分解組立可能な階層の深さを決定し、前記修理拠点に対応する条件別修理手順を生成し、
    前記条件別修理手順を元に条件別の修理マニュアルを作成する、
    ことを特徴とする修理マニュアル作成方法。
  9. コンピュータを用いた修理マニュアルの作成をコンピュータに行わせるための修理マニュアル作成プログラムにおいて、
    製品を構成する部品及び複数の該部品からなるユニットの階層構造を含む修理手順の実行が修理拠点の修理条件により妨げられる要素の有無を条件に、分解組立可能な階層の深さを決定し、前記修理拠点に対応する条件別修理手順を生成する機能と、
    前記条件別修理手順を元に条件別の修理マニュアルを作成する機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする修理マニュアル作成プログラム。
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