JP2013249661A - 作業機械 - Google Patents

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基行 薮内
Tadatoshi Shimamura
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Abstract

【課題】ファンを駆動する油圧モータへの流量を制御するスプール及び電磁比例弁を含む弁ブロックのディザ電流に関連する共振を防ぐことができるようにした。
【解決手段】本発明は、ギヤポンプ22から油圧モータ26に供給される流量を制御するスプール28、及びスプール28の作動を制御する電磁比例弁29を含む弁ブロック27と、電磁比例弁29を制御するコントローラ30とを備え、このコントローラ30が、ディザ電流に関連して発生する弁ブロック27の共振状態のときに、基準周波数として予め設定されるディザ電流のディザ周波数F1とは異なるディザ周波数F2のディザ電流を、制御電流に重畳させ制御信号として電磁比例弁29に出力するディザ周波数変更手段を含む構成にしてある。
【選択図】図3

Description

本発明は、車体に搭載された熱交換器に冷却風を送風するファンと、このファンを駆動するファン駆動回路を備えた油圧ショベル等の作業機械に関する。
この種の従来技術として特許文献1に示されるものがある。この特許文献1には、建設車両すなわち作業機械において、エンジンと、このエンジンによって駆動するファン駆動油圧ポンプと、このファン駆動油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する油圧駆動ファンモータとを備えた構成が開示されている。
また、この特許文献1には、ファン駆動油圧ポンプから油圧駆動ファンモータに供給される流量を制御するファン変速・逆転制御弁本体、すなわちスプールと、このファン変速・逆転制御弁本体の作動を制御するEPC弁(電磁パイロット制御弁)、すなわち電磁比例弁を含むファン変速・逆転制御弁、すなわち弁ブロックとが開示されている。
また、この特許文献1には、オイルクーラ、水クーラ、すなわち熱交換器と、油圧駆動ファンモータによって駆動され、オイルクーラ、水クーラに冷却風を送風するファンと、ファン変速・逆転制御弁本体の作動を制御する制御電流を制御信号として上述したEPC弁に出力するコントローラ、すなわち制御手段とが開示されている。
なお、特許文献1には開示されていないが、通常、スプールの応答性の改善等のために、すなわち特許文献1にあってはファン変速・逆転制御弁本体の応答性の改善等のために、電磁比例弁、すなわち特許文献1にあってはEPC弁に出力される制御信号にディザ電流を含ませることが行われている。つまり、スプールを作動させる制御電流にディザ電流を重畳させた制御信号を、制御手段を構成するコントローラから電磁比例弁、すなわち特許文献1にあってはEPC弁に出力することが行われている。
特開2004−251120号公報
上述した特許文献1に示される従来技術は、エンジンを駆動させて作業を行う間、EPC弁、すなわち電磁比例弁に出力される制御信号に含まれるディザ電流のディザ周波数に関連してファン変速・逆転制御弁、すなわち弁ブロックが共振する懸念がある。このような弁ブロックの共振を生じたときには、不快な異音が発生する。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、ファンを駆動する油圧モータへの流量を制御するスプール及び電磁比例弁を含む弁ブロックのディザ電流に関連する共振を防ぐことができる作業機械を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、車体と、この車体に取り付けられた作業装置と、上記車体に搭載されたエンジンと、このエンジンによって駆動するファン駆動油圧ポンプと、このファン駆動油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する油圧モータと、上記ファン駆動油圧ポンプから上記油圧モータに供給される流量を制御するスプール、及びこのスプールの作動を制御する電磁比例弁を含む弁ブロックと、上記車体に搭載された熱交換器と、上記油圧モータによって駆動され、上記熱交換器に冷却風を送風するファンと、上記スプールの作動を制御する制御電流にディザ電流を重畳させた制御信号を上記電磁比例弁に出力する制御手段とを備えた作業機械において、上記制御手段は、上記ディザ電流に関連して発生する上記弁ブロックの共振状態のときに、基準周波数として予め設定されるディザ電流のディザ周波数とは異なるディザ周波数のディザ電流を、上記制御電流に重畳させ上記制御信号として上記電磁比例弁に出力する処理を行うディザ周波数変更手段を含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、ファンを駆動する油圧モータに供給される流量を制御するスプール、及びこのスプールの作動を制御する電磁比例弁を含む弁ブロックがディザ電流に関連して共振状態となるときには、ディザ周波数変更手段によって、基準周波数として予め設定されるディザ電流のディザ周波数とは異なる周波数のディザ電流が、制御電流に重畳されて制御信号として弁ブロックの電磁比例弁に出力する処理が行われる。このようにディザ電流のディザ周波数が変更されることにより、スプール及び電磁比例弁を含む弁ブロックのディザ電流に関連する共振を防ぐことができる。
また本発明は、上記発明において、上記ディザ周波数変更手段は、基準周波数として予め設定されるディザ電流のディザ周波数とは異なるディザ周波数が設定される設定部と、上記弁ブロックの共振状態のときに、上記設定部で設定されたディザ周波数を選択し、この選択されたディザ周波数のディザ電流を上記制御電流に重畳させ上記制御信号として上記電磁比例弁に出力する処理を行う選択処理部とを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、弁ブロックがディザ電流に関連して共振状態となるときには、設定部で設定され、基準周波数として予め設定されるディザ周波数とは異なるディザ周波数が選択処理部で選択され、この選択処理部の処理により設定部で設定されたディザ周波数のディザ電流が制御電流に重畳されて制御信号として弁ブロックの電磁比例弁に出力される。
また本発明は、上記発明において、手動操作され、指示信号を出力するディザ周波数変更指示手段を備え、上記ディザ周波数変更指示手段の上記選択処理部は、上記指示信号に応じて上記設定部で設定されたディザ周波数を選択する処理を行うことを特徴としている。
このように構成した本発明は、共振状態となったことに気付いたオペレータの手動操作により、直ちに弁ブロックのディザ電流に関連する共振を防ぐことができる。
また本発明は、上記発明において、上記弁ブロックの共振状態を検出する共振検出手段を備え、上記ディザ周波数変更手段は、上記共振検出手段から出力される信号に基づいて上記弁ブロックが共振状態かどうか判別し、共振状態と判別したときに指示信号を上記選択処理部に出力する判別部を含み、上記選択処理部は、上記判別部から出力される指示信号に応じて上記設定部で設定されたディザ周波数を選択する処理を行うことを特徴としている。
このように構成した本発明は、共振検出手段による共振状態の検出に応じて、オペレータの手を煩わせることなく自動的に、弁ブロックのディザ電流に関連する共振を防ぐことができる。
また本発明は、上記発明において、上記共振検出手段は、上記エンジンの回転数を検出する回転数センサ、上記ファン駆動油圧ポンプに吸い込まれる圧油の温度を検出する油温センサ、及び上記ファン駆動油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサのうちの少なくとも1つから成ることを特徴としている。
このように構成した本発明は、作業機械の制御に関連して設けられることが多い回転数センサ、油温センサ、圧力センサを、弁ブロックの共振状態を検出する共振検出手段に兼用させることができる。
本発明は、ファンを駆動する油圧モータへの流量を制御するスプール及び電磁比例弁を含む弁ブロックの電磁比例弁の駆動を制御する制御手段に含まれるデイザ周波数変更手段によって、弁ブロックのディザ電流に関連する共振を防ぐことができる。これにより本発明は、弁ブロックの共振により従来生じる懸念のあつた不快な異音の発生を防ぐことができ、信頼性の高い作業機械を実現させることができる。
本発明に係る作業機械の第1実施形態を構成する油圧ショベルの側面図である。 第1実施形態に備えられるファン駆動回路を示す図である。 第1実施形態のファン駆動回路に備えられるコントローラの要部構成を示す図である。 第2実施形態に備えられるファン駆動回路を示す図である。 第2実施形態のファン駆動回路に備えられるコントローラの要部構成を示す図である。
以下、本発明に係る作業機械の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る作業機械の第1実施形態を構成する油圧ショベルの側面図、図2は第1実施形態に備えられるファン駆動回路を示す図、図3は第1実施形態のファン駆動回路に備えられるコントローラの要部構成を示す図である。
図1に示すように、本発明に係る作業機械の第1実施形態は、例えば油圧ショベルから成っている。この油圧ショベルは、走行体1と、この走行体1上に配置される旋回体2とを備えている。これらの走行体1と旋回体2は車体を構成している。また、この第1実施形態は、旋回体2に上下方向の回動可能に取り付けられる作業装置3を備えている。この作業装置3は、旋回体2に取り付けられるブーム4と、このブーム4の先端に取り付けられるアーム5と、このアーム5の先端に取り付けられるバケット6とを含んでいる。旋回体2の前側位置には運転室10が配置され、後側位置には重量バランスを確保するカウンタウェイト11が配置されている。また、運転室10とカウンタウェイト11との間にはエンジン室12が配置されている。
図2に示すように、第1実施形態は、旋回体2上のエンジン室12内に搭載されるエンジン20と、このエンジン20によって駆動するメインポンプ21、及びファン駆動油圧ポンプすなわちギヤポンプ22とを備えている。メインポンプ21から吐出された圧油はアクチュエータ駆動部23に供給される。このアクチュエータ駆動部23は、上述した作業装置3を作動させるブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9の他、図示しない左右走行モータ、旋回モータ等のアクチュエータを含んでいる。また、このアクチュエータ駆動部23は、上述した各アクチュエータをそれぞれ制御する複数の方向制御弁も含んでいる。
また、この第1実施形態は、旋回体2のエンジン室12内に搭載されたラジエータ、オイルクーラ等の熱交換器24と、この熱交換器24に冷却風を送風するファン25とを備えている。
同図2に示すように、この第1実施形態に備えられるファン駆動回路は、上述したエンジン20及びギヤポンプ22と、このギヤポンプ22から吐出される圧油によって駆動し、ファン25を回転させる油圧モータ20とを備えている。また、このファン駆動回路は、ギヤポンプ22から油圧モータ26に供給される流量を制御するスプール28、及びこのスプール28の作動を制御する電磁比例弁29を含む弁ブロック27を備えている。
さらに、このファン駆動回路は、スプールの作動を制御する制御電流にディザ電流を重畳させた制御信号を電磁比例弁29に出力する制御手段、例えば運転室10内に配置されるコントローラ30を備えている。
この第1実施形態に備えられるファン駆動回路のコントローラ30は、上述したディザ電流に関連して発生する弁ブロック27の共振状態のときに、基準周波数として予め設定されるディザ電流のディザ周波数F1とは異なるディザ周波数F2のディザ電流を、上述した制御電流に重畳させ制御信号として電磁比例弁29に出力する処理を行うディザ周波数変更手段を含んでいる。
図3に示すように、コントローラ30は、ディザ電流の基準周波数としてディザ周波数F1が予め設定される第1設定部30aと、上述のディザ周波数F1とは異なるディザ周波数F2が設定される第2設定部30bとを備えている。ディザ周波数F2は、基準周波数であるディザ周波数F1に比べて1パルスの出力時間が例えば長い周波数から成っている。なお、ディザ電流に関連して発生する弁ブロック27の共振状態は、例えばエンジン20の回転数Nが特定の回転数NAとなるときに発生しやすいことが、経験的に知られている。
同図3に示すように、コントローラ30は第1設定部30aで設定される基準周波数のディザ周波数F1と、第2設定部30bで設定され、ディザ周波数F1とは異なるディザ周波数F2のうちのいずれかを選択する選択処理部30cを備えている。この選択処理部30cは弁ブロック27の共振状態のときに、第2設定部30bで設定されたディザ周波数F2を選択し、この選択されたディザ周波数F2のディザ電流を制御電流に重畳させ制御信号として電磁比例弁29に出力する処理を行う。
上述した第2設定部30bと選択処理部30cとによって、ディザ周波数変更手段が構成されている。
また、この第1実施形態は、手動操作され、指示信号を出力するディザ周波数変更指示手段、例えばスイッチ31を備えている。ディザ周波数変更手段の選択処理部30cは、スイッチ31のON操作によって出力される指示信号に応じて、第2設定部30bで設定されたディザ周波数F2を選択する処理を行う。
このように構成した第1実施形態にあっては、エンジン20によってメインポンプ21が駆動され、このメインポンプ21からアクチュエータ駆動部23に圧油が供給されることにより、作業装置3による土砂の掘削作業等、あるいは走行体1の走行、旋回体2の旋回が行われる。
また、エンジン20によってギヤポンプ22が駆動されるとともに、コントローラ30から出力される制御信号によって電磁比例弁29が制御され、これによりスプール28の作動が制御されることにより、ギヤポンプ22から吐出される圧油がスプール28を介して油圧モータ26に供給される。これにより油圧モータ26が駆動し、これに伴ってファン25が回転する。ファン25の回転によって生起された冷却風は、熱交換器24に送風される。これにより熱交換器24は冷却される。
また、スイッチ31がOFFに保たれている状態で、コントローラ30の選択処理部30cから電磁比例弁29に与えられる制御信号に含まれるディザ電流、すなわち第1設定部30aで設定された基準周波数であるディザ周波数F1のディザ電流により、電磁比例弁29は微動を繰り返す。これにより、電磁比例弁29の焼き付き等が防止され、良好な応答性を確保できる。
このような各動作が実施される間、例えばエンジン20の回転数が特定の回転数NAとなると、上述したように弁ブロック27はディザ電流に関連する共振を生じやすい状態となる。共振状態となり、異音が発生し始めたときにはオペレータはスイッチ31をオンに手動操作する。これにより、コントローラ30の選択処理部30cは、第2設定部30bで設定されたディザ周波数、すなわち基準周波数であるそれまでのディザ周波数F1とは異なるディザ周波数F2を選択し、その選択したディザ周波数F2のディザ電流を制御電流に重畳させ、制御信号として電磁比例弁29に出力する処理を行う。
このようにディザ電流のディザ周波数が基準周波数であるディザ周波数F1から、このディザ周波数F1とは異なるディザ周波数F2に変更されることにより、例えばエンジン20の回転数NがNAとなったときに生じる弁ブロック27の共振を防ぐことができる。これにより第1実施形態は、弁ブロック27の共振に伴う不快な異音の発生を防ぐことができ、信頼性の高い油圧ショベルを実現させることができる。
また、この第1実施形態は、共振状態となったことに気付いたオペレータの手動操作により、直ちに弁ブロック27のディザ電流のディザ周波数F1に関連する共振を防ぐことができる。すなわち、オペレータの意思による弁ブロックの共振の防止を実現させることができる。
図4は第2実施形態に備えられるファン駆動回路を示す図、図5は第2実施形態のファン駆動回路に備えられるコントローラの要部構成を示す図である。
この第2実施形態に係る作業機械も、例えば上述した図1に示した油圧ショベルと同様の油圧ショベルから成っている。この第2実施形態は、弁ブロック27の共振状態を検出する共振検出手段、例えばエンジン20の回転数を検出する回転数センサ32を備えている。また、コントローラ30に備えられるディザ周波数変更手段が、回転数センサ32から出力される信号に基づいて弁ブロック27が共振状態かどうか判別し、共振状態と判別したときに指示信号を選択処理部30cに出力する判別部30dを含んでいる。選択処理部30cは、判別部30dから出力される指示信号に応じて第2設定部30bで設定されたディザ周波数F2を選択する処理を行う。その他の構成は上述した第1実施形態と同等である。
この第2実施形態にあっては、第2設定部30bと、判別部30dと、選択処理部30cとによって、ディザ周波数変更手段が構成されている。
この第2実施形態では、エンジン20の回転数Nがディザ電流に関係する弁ブロック27の共振を生じやすい特定の回転数NAとなったことが回転数センサ32で検出されたとき、コントローラ30の判別部30dは指示信号を選択処理部30cに出力する。この指示信号を受けた選択処理部30cは、第2設定部30bで設定されたディザ周波数F2のディザ電流を制御電流に重畳させ、制御信号として電磁比例弁29に出力する処理を行う。
このように構成した第2実施形態も第1実施形態と同様に、エンジン20の回転数Nが特定の回転数NAとなって生じる弁ブロック27の共振を防ぐことができる。これにより、この第2実施形態も、弁ブロック27の共振に伴う不快な異音の発生を防ぐことができ、信頼性の高い油圧ショベルを実現させることができる。
また、この第2実施形態は、回転数センサ32による共振状態の検出に応じて、オペレータの手を煩わせることなく自動的に弁ブロック27のディザ電流のディザ周波数F1に関連する共振を防ぐことができる。
なお、第1,第2実施形態は、コントローラ30の第2設定部30bで、基準周波数であるディザ周波数F1に比べて1パルスの出力時間が例えば長い周波数であるディザ周波数F2を設定したが、本発明は、第2設定部30bにこのようなディザ周波数F2を設定することには限られない。例えば、第2設定部30bで、基準周波数であるディザ周波数F1に比べて1パルスの出力時間が短い周波数であるディザ周波数F3を設定するようにしてもよい。
また、上記第2実施形態では、弁ブロック27の共振状態を検出する共振検出手段として、エンジン20の特定の回転数NAを検出する回転数センサ32を設けたが、本発明は、このように共振検出手段として回転数センサ32を設けることには限られない。ディザ電流に関連する弁ブロック27の共振は、ギヤポンプ22に吸い込まれる圧油の温度とか、ギヤポンプ22の吐出圧などにも関係することが経験的に知られている。したがって、共振検出手段として、回転数センサ32に代えて、あるいは回転数センサ32とともに、ギヤポンプ22に吸い込まれる圧油の温度を検出する油温センサやギヤポンプ22の吐出圧を検出する圧力センサを設けるようにしてもよい。すなわち本発明は、共振検出手段を、回転数センサ32、油温センサ、及び圧力センサのうちの少なくとも1つによって構成することができる。このように構成した場合には、当該油圧ショベルの各種制御に関連して設けられることが多い上述した回転数センサ32、油温センサ、圧力センサを、弁ブロック27の共振状態を検出する共振検出手段に兼用させることができる。
1 走行体(車体)
2 旋回体(車体)
3 作業装置
12 エンジン室
20 エンジン
22 ギヤポンプ(ファン駆動油圧ポンプ)
24 熱交換器
25 ファン
26 油圧モータ
27 弁ブロック
28 スプール
29 電磁比例弁
30 コントローラ(制御手段)
30a 第1設定部
30b 第2設定部
30c 選択処理部
30d 判別部
31 スイッチ(ディザ周波数変更指示手段)
32 回転数センサ(共振検出手段)

Claims (5)

  1. 車体と、この車体に取り付けられた作業装置と、上記車体に搭載されたエンジンと、このエンジンによって駆動するファン駆動油圧ポンプと、このファン駆動油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する油圧モータと、
    上記ファン駆動油圧ポンプから上記油圧モータに供給される流量を制御するスプール、及びこのスプールの作動を制御する電磁比例弁を含む弁ブロックと、
    上記車体に搭載された熱交換器と、上記油圧モータによって駆動され、上記熱交換器に冷却風を送風するファンと、
    上記スプールの作動を制御する制御電流にディザ電流を重畳させた制御信号を上記電磁比例弁に出力する制御手段とを備えた作業機械において、
    上記制御手段は、上記ディザ電流に関連して発生する上記弁ブロックの共振状態のときに、基準周波数として予め設定されるディザ電流のディザ周波数とは異なるディザ周波数のディザ電流を、上記制御電流に重畳させ上記制御信号として上記電磁比例弁に出力する処理を行うディザ周波数変更手段を含むことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    上記ディザ周波数変更手段は、
    基準周波数として予め設定されるディザ電流のディザ周波数とは異なるディザ周波数が設定される設定部と、
    上記弁ブロックの共振状態のときに、上記設定部で設定されたディザ周波数を選択し、この選択されたディザ周波数のディザ電流を上記制御電流に重畳させ上記制御信号として上記電磁比例弁に出力する処理を行う選択処理部とを含むことを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械において、
    手動操作され、指示信号を出力するディザ周波数変更指示手段を備え、
    上記ディザ周波数変更指示手段の上記選択処理部は、上記指示信号に応じて上記設定部で設定されたディザ周波数を選択する処理を行うことを特徴とする作業機械。
  4. 請求項2に記載の作業機械において、
    上記弁ブロックの共振状態を検出する共振検出手段を備え、
    上記ディザ周波数変更手段は、上記共振検出手段から出力される信号に基づいて上記弁ブロックが共振状態かどうか判別し、共振状態と判別したときに指示信号を上記選択処理部に出力する判別部を含み、
    上記選択処理部は、上記判別部から出力される指示信号に応じて上記設定部で設定されたディザ周波数を選択する処理を行うことを特徴とする作業機械。
  5. 請求項4に記載の作業機械において、
    上記共振検出手段は、上記エンジンの回転数を検出する回転数センサ、上記ファン駆動油圧ポンプに吸い込まれる圧油の温度を検出する油温センサ、及び上記ファン駆動油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサのうちの少なくとも1つから成ることを特徴とする作業機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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