JP2013248917A - 鞍乗り型車両の燃料タンク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料タンク本体12から上方に延びる筒状の燃料注入管41の内側に、給油時に給油ノズル75が挿入されるノズル挿入穴55を有し燃料注入管41内を燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラー53が挿入され、このフューエルフィラー53に、燃料タンク側の空気を外気側に戻す孔56、56が開けられ、これらの孔56、56に対向する位置にてフューエルフィラー53に、吹き返し防止板57、57が配置される。ノズル挿入穴55の下部にてフューエルフィラー53に、ノズルが燃料注入管41に挿入される量を規制するガンストッパー54が設けられている。
【選択図】図4
Description
給油の際に、燃料タンク内に燃料が満たされた後に、燃料の油面は燃料注入管内を上昇する。このとき、注油ノズルに付設したセンサが、燃料の検出を行い、注油をストップする。しかし、注油ノズルが給油口に差し込まれる差込量のばらつき等によって、油面の検出が遅れると、隙間(δ)から燃料が吹き返す可能性がある。
鞍乗り型車両に適用可能な、燃料の吹き返しを防止する技術が望まれる。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11に設けられる燃料タンク本体12と、車体フレーム11の前部に操向可能に設けられ上部にハンドル23が取付けられ下部に前輪24が取付けられる前輪操向部21と、車体フレーム11に後方に延びるように揺動可能に取付けられる駆動源としてのパワーユニット25及びこのパワーユニット25により駆動される後輪26を有する後輪駆動部22と、この後輪駆動部22と車体フレーム11の間に介在されるクッションユニット27と、前輪操向部21の後方にてハンドル23に臨むように配置され乗員が座るシート28と、を主要素とするスクータ型車両である。スクータ型車両は、前輪24と後輪26の間にシート28を備え、このシート28に乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両の一形態である。
図3に示すように、燃料注入管41は、下部燃料注入管42と、この下部燃料注入管の上端42aに接続される上部燃料注入管43とからなる。下部燃料注入管42は、弾性部材で構成され、上部燃料注入管43は、金属部材を成形した部材である。
図4に示すように、フューエルフィラー53に、下方からガンストッパー54が取付けられる。次いで、燃料注入管41内に、ガンストッパー54を一体化したフューエルフィラー53が挿入され取付けられる。
図5に示すように、フューエルフィラー53は、外周面61aが上部燃料注入管(図4、符号43)の内面に当接した状態で取付けられる円断面状の外筒61と、この外筒61からノズル挿入穴55の径方向内方に延びている縮径部62と、この縮径部62の内端から図上方に延びて給油ノズルが通るノズル挿入穴55を有する内筒63とからなる。
図6に示すように、縮径部62の凹部64、64(図手前側の符号64のみ示す。)を覆うように、ガンストッパーの外延部68L、68Rが溶接される。溶接箇所は、その外延部68L、68Rにおいて、ノズル挿入穴55の径方向に沿った両端部の辺69、70が、フューエルフィラー53の縮径部62に溶接される一方で、燃料注入管41の周方向に沿った辺71は溶接されていない。加えて、フューエルフィラー53の下方の空気が、孔56、56を通って上方に抜けることができるように、周方向に沿った辺71は外周面61aよりも若干内側に位置している。
図7に示すように、ガンストッパーの外延部68Lの両端部の辺69、70が、縮径部62に形成した凹部64を覆うように接合されている。外延部68Lは、ガンストッパー54をフューエルフィラー53に固定すると共に、吹き返し防止板57を兼ねる部位である。なお、ガンストッパーの外延部68Rの両端部の構造も上記と同様なものであり説明を省略する。
図8に示すように、上端に給油口44を有する燃料タンクの燃料注入管41の高さ方向中間部に、空気は通すがノズル挿入穴55を一旦通った燃料は通さないで燃料注入管41内を燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラー53が取付けられる。フューエルフィラー53は、給油ノズル75が通るノズル挿入穴55と、燃料タンク側の空気を外気側に戻す2つの孔56とを有する。なお、本実施例では、孔の数は2つであるが、1つ又は、3つ、4つ、5つ、6つ又はそれ以上の任意の数でも差し支えない。
燃料注入管41内に、フューエルフィラー53が取付けられ、このフューエルフィラー53に、2つの孔56が開けられ、これらの2つの孔56に対向する位置にてフューエルフィラーの下面83に、2つの吹き返し防止板57が取付けられる。
本発明では、燃料注入管内にフューエルフィラー53を挿入し、このフューエルフィラー53に2つの孔56を開け、2つの孔56に対向する位置で、フューエルフィラー53に、注入した燃料が吹き返すことを防止する吹き返し防止板(外延部68L、68R)を配置した。この外延部68L、68Rによって、4輪車に比べて内径の小さい鞍乗り型車両の給油口であっても、孔56から注入した燃料が勢い良く吹き返すことを防止することができる。
図3にて、燃料注入管41のうち、下部燃料注入管42を弾性部材で構成したので、給油口44の高さを容易に調整することができる。
Claims (6)
- 燃料を貯留する燃料タンク本体(12)と、この燃料タンク本体(12)から上方に延びる筒状の燃料注入管(41)と、この燃料注入管(41)の先に開口する給油口(44)と、を有し、前輪(24)と後輪(26)の間にシート(28)を備えこのシート(28)に乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両の燃料タンクにおいて、
前記燃料注入管(41)内に、給油時に給油ノズル(75)が挿入されるノズル挿入穴(55)を有し前記燃料注入管(41)内を前記燃料タンク側と外気側とに仕切るフューエルフィラー(53)が取付けられ、
このフューエルフィラー(53)に、前記燃料タンク側の空気を外気側に戻す孔(56)が開けられ、
前記孔(56)に対向する位置にて前記フューエルフィラーの下面(83)に、注入した燃料が吹き返すことを防止する吹き返し防止板(57)が取付けられることを特徴とする鞍乗り型車両の燃料タンク。 - 前記フューエルフィラー(53)に、前記燃料注入管径から給油ガンのノズル径まで縮小する縮径部(62)が形成され、この縮径部(62)に前記孔(56)が配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
- 前記ノズル挿入穴(55)の下部にて前記フューエルフィラー(53)に、前記ノズルの先端(76)が当たることで前記ノズル(75)が挿入される量を規制するガンストッパー(54)が設けられ、
このガンストッパー(54)に、前記吹き返し防止板(57)が一体に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。 - 前記ガンストッパー(54)は、前記燃料注入管(41)を横切り前記ノズルの先端(76)が当たるノズル当接部(66)と、このノズル当接部(66)から上方へ延びる腕部(67L、67R)と、この腕部(67L、67R)の上端から前記燃料注入管(41)の径方向外方に延び前記フューエルフィラー(53)に溶接される板状の外延部(68L、68R)とを備え、
前記外延部(68L、68R)の両端部(69、70)が、前記フューエルフィラー(53)に溶接されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。 - 前記ガンストッパー(54)は、前記フューエルフィラー(53)に取付けられた状態で、周方向外側から見たときに、上向きに開放した略コ字状を呈していることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
- 前記鞍乗り型車両は、乗員が足を置くステップ(36)を有するスクータ型車両であって、
前記給油口(44)は、前記ステップ(36)の前方且つ上方に位置し乗員の脚部を覆うレッグシールド(37)に配置され、
前記燃料タンク本体(12)は、前記ステップ(36)の下方に配置され、
前記燃料注入管(41)は、前記燃料タンク本体(12)から延び弾性部材で構成される下部燃料注入管(42)と、この下部燃料注入管(42)の上端に接続され金属部材を成形した前記フューエルフィラー(53)を備える上部燃料注入管(43)と、からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鞍乗り型車両の燃料タンク。
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