JP2013248591A - 自動スプレーガン - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストン室の圧縮されたエアをピストン室から逃がすことができると共に粉塵のピストン室への侵入を防ぐことができるようにする。
【解決手段】ピストン室2を構成する周壁2aに、該周壁2aの一端の頂部2bに開口するエア逃がし穴3aからなるエア逃がし部3を上記頂部2bの周方向に複数形成する。エア逃がし部3は、スプレーガン本体1の外部とは繋がることなく、ピストン室2と繋がるように形成されているので、ピストン4の摺動によりピストン室2内のエアが圧縮されても、該圧縮された空気をピストン室2からエア逃がし部3へ逃がすことができるので、ピストン室2が高圧状態にならず、ピストン4はスプレーエアの作用によりピストン室2をスムーズに摺動することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スプレーエアによって液を霧化して対象物に吹付ける自動スプレーガンに関するものである。
一般に自動スプレーガンは、スプレーエアを用いて液を霧化し、対象物に吹付けるもので、安定した作動が可能であり、他の自動制御技術を加味して条件に応じたさまざまな噴霧制御が可能であるため、ロボットによる自動塗装、金型への離型油塗布、成型品を取り出す前の冷却、布や紙の防水加工など、様々な用途に用いられている。
上記自動スプレーガンとしては、従来から、自動スプレーガン本体のピストン室内に摺動自在に収納されたピストンと、上記ピストン室内における上記ピストンのピストン摺動方向の一側に配されるスプリングと、上記ピストン室を形成する周壁の一端の頂部に取り付けられ、上記ピストンと協働して上記スプリングを押えるスプリング押え板と、上記ピストン室内における上記ピストン摺動方向の他側に外部に貫通するように形成され、上記スプリングに抗して上記ピストンを一側へ移動させるために外部からエアを供給するためのエアラインと、を有する自動スプレーガンが知られている(たとえば、特許文献1)。
このような自動スプレーガンには、上記エアラインからピストン室内にエアが供給されたときに、上記ピストンが、ピストン室内における他側から一側へスプリングに抗して摺動させられることにより、該ピストン室内のエアが一側に圧縮され、該圧縮されたエアをピストン室から逃がすために、スプリング押え板にエア抜き穴が形成されている。
このような構成の場合は、上記のように、ピストンがピストン室内における他側から一側へ摺動された後、スプリングの弾性力により、ピストン室内における一側から他側へピストンが押し戻される際、ピストン室は負圧になる。そのため、スプリング押え板に形成されたエア抜き穴から外部のエアがピストン室に吸気されることになる。
ここで、自動スプレーガンは、粉塵が飛散するような環境で使用することが一般的であるため、上記のようにスプリング押え板に形成されたエア抜き穴から外部のエアがピストン室に吸気されるときに粉塵が吸い込まれてしまうことがある。
このピストン室に吸い込まれる粉塵は、ピストンを摺動作動するにつれて次第に量が多くなり、ピストン室内に堆積したり該粉塵に含まれる油分によってピストン室内のピストン等に付着し、固まってしまったりして正常にピストンが作動しなくなることや、エア抜き穴の周囲に付着することにより、エア抜き穴が詰まり、正常にピストン室から外部へエアが抜けなくなるなどの虞があり、自動スプレーガンの故障の原因になるという問題があった。また、このような故障を防ぐために、スプリング押え板をはずして、ピストン室内を掃除する必要も生じていた。
そのため、特許文献1に示されるように、スプリング押え板を2分割して2枚のスプリング押え板として、該2枚のスプリング押え板の間のエア抜き穴に対応する箇所にフィルタを介在させることで、ピストン室内に粉塵を吸いこむことを防ぐようにしていることが従来から提案されている。
このように、上記特許文献1に示されたものとすることで、フィルタの存在により、ピストン室内への粉塵の吸い込みを低減させることができる。
実用新案登録第3146271号公報
そこで、本発明は、特許文献1に示された構成に代えて、スプリング押え板にエア抜き穴を設けない他の構成として、ピストン室に供給されるエアによりピストンがスプリングに抗してピストン室の一側へ移動させられるときに生じる圧縮されたエアをピストン室から逃がすことができると共に、粉塵のピストン室への侵入を防ぐことができる自動スプレーガンを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して、ピストン室と、上記ピストン室内に摺動自在に収納されたピストンと、上記ピストン室内における上記ピストンのピストン摺動方向の一側に配され、該ピストンをピストン摺動方向の他側へ移動させるスプリングと、上記ピストン室を構成する周壁の一端の頂部に取り付けられ、上記ピストンと協働して上記スプリングを抑えるスプリング押え板と、上記ピストン室における上記ピストン摺動方向の他側の周壁に外部に貫通するように形成され、上記スプリングに抗して上記ピストンを一側へ移動させるために外部からエアを供給するためのエアラインと、を有する自動スプレーガンにおいて、上記周壁の一端に開口するエア逃がし部が上記周壁に形成されてなる自動スプレーガンとする。
また、上記構成において、ピストン室を構成する周壁は、一端が頂部と該頂部より内周側に傾斜する段差部とを有するように形成されており、エア逃がし部は、上記周壁の一端の頂部と段差部とに跨るように形成され、上記周壁の頂部にスプリング押え板を取り付けたときに、上記頂部と段差部とに跨るように形成されたエア逃がし部のうち、上記段差部側に開口するエア逃がし部が、上記ピストン室と繋がるようにされている構成とする。
更に、上記各構成において、ピストン室を構成する周壁に形成されたエア逃がし部が、複数個所に各々独立して形成された穴により構成されている構成、若しくは、ピストン室を構成する周壁に形成されたエア逃がし部が、上記周壁の周方向に延びる溝により構成されている構成とする。
また、前記の構成において、ピストン室を構成する周壁の周方向に延びるエア逃がし部を構成する溝は、上記周壁の周方向に連続又は不連続としてなる構成とする。
本発明の自動スプレーガンによれば、以下のような優れた効果を発揮する。
(1)自動スプレーガンのピストン室を構成する周壁の一端に開口するエア逃がし部が、上記周壁に形成されているので、ピストン室からスプレーガン本体の外部に貫通する箇所がなく、ピストン室がスプレーガン本体の外部から隔離されているので、粉塵が飛散するような環境で使用しても、粉塵をピストン室内に吸い込むことがなく、ピストン室内へ粉塵が侵入するのを未然に防止することができる。
(2)ピストン室内への粉塵の侵入を防ぐことで、粉塵の侵入に起因して生じる前記背景技術で述べたような自動スプレーガンの故障の原因も抑制することができる。
本発明の自動スプレーガンの第1の実施形態を示すもので、(a)は概略断面図、(b)は(a)のA−A方向矢視図である。 本発明の自動スプレーガンの第2の実施形態を示すもので、(a)は概略断面図、(b)は(a)のB−B方向矢視図である。 本発明の自動スプレーガンの第2の実施形態の変形例を示すもので、(a)は概略断面図、(b)は(a)のC−C方向矢視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
図1(a)(b)は本発明の自動スプレーガンの第1の実施形態を示すものである。
すなわち、本発明の自動スプレーガンは、スプレーガン本体1の一端側の軸心部に、該スプレーガン本体1の一端に開口したピストン室2が設けられており、該ピストン室2内には、ピストン4が摺動自在に収納されている。ピストン室2の内周壁とスプレーガン本体1の外側面との間のピストン室2構成用の周壁2aの一端は、頂部2bと該頂部2bから内周側に傾斜する段差部2cが形成されている。この周壁2aの頂部2b及び段差部2cに周方向に間隔を置いて、ピストン室2内の一側の圧縮されたエアを逃がすための穴3aからなるエア逃がし部3が周壁2aの軸心方向に複数開口して形成されている。
図中、5はスプレーガン本体1の一端の頂部2bに止ねじ6により着脱可能に取り付けられているスプリング押え板、7はピストン4の一側に形成されたスプリング8保持用の凹部で、該凹部7と上記スプリング押え板5との間にスプリング8が介装されている。
9はピストン室2の他端側の内側面とスプレーガン本体1の外側面との間を貫通するように設けられ、ピストン室2にスプレーエアを供給するエアラインである。該エアライン9からピストン室2にエアが供給されて、ピストン4がピストン室2内の一側へスプリング8に抗して摺動させられたときに、該ピストン室2の一側で圧縮されたエアを上記複数個のエア逃がし穴3aからなるエア逃がし部3に逃がすことにより、ピストン室2の一側の圧力上昇が抑えられるようにされている。
詳述すると、上記エア逃がし部3は、上記ピストン室2を構成する周壁2aの頂部2bから上記ピストン4の摺動方向(周壁2aの軸心方向)に深さを有する複数(図1では8個)の穴3aにより形成されている。
更に、図1(b)に示すように、上記エア逃がし部3を形成する各穴3aは、後述するスプレーガン本体1の一端の頂部2bの四隅に設けてあるねじ孔17付近における上記頂部2bと段差部2cとに跨るように形成されている。本実施形態においては、4つの上記ねじ孔17の周方向の各両側に、各々が独立した状態で形成され、計8個のエア逃がし穴3aがエア逃がし部3として形成されている。
そのため、上記頂部2bと上記段差部2cとに跨るように形成されているエア逃がし部3は、図1(a)のようにスプレーガン本体1の上記周壁2aの頂部2bにスプリング押え板5が取付けられている状態では、上記エア逃がし部3のうち頂部2bに対応する部分は、スプリング押え板5で閉塞されることになる。しかし、上記エア逃がし部3のうち段差部2cに対応する部分は、スプリング押え板5によって閉塞されずに、上記スプリング押え板5との間に隙間が生じることになるので、上記エア逃がし部3とピストン室2とが繋がっている状態となっている。
なお、本実施形態において、上記エア逃がし部3が上記ねじ孔17の位置を中心として周方向の両側に形成されているのは、上記周壁2aにねじ孔17を形成するためには、スプリング押さえ板5を固定するための止ねじ6を螺合させるためにある程度スペースがある箇所(たとえば、スプレーガン本体1の形状が角柱であれば、頂部2bの角部付近)にねじ孔17を形成することが好ましく、該ねじ孔17の付近(たとえば周方向の両側)であれば、エア逃がし部3を形成するためのスペースも比較的確保できるからである。勿論、上記周壁2aの頂部2bにおいて上記したねじ孔17付近以外の箇所にエア逃がし部3を形成してもよいこと、ピストン室2の圧縮されたエアを適正に逃がすことが可能であれば、エア逃がし部3を8個に限定することなく、8個未満若しくは8個以上形成してもよいことは言うまでもない。
更に、エア逃がし部3の大きさは、大きいほど効果が高まるが、該エア逃がし部3を形成するスペースを考慮すると、あまり大きいものは形成することができないので、上記ねじ孔17と同じ大きさか、該ねじ孔17よりも径が小さい方が好ましい(図1(b)では、エア逃がし部3の各穴3aの径の大きさがねじ孔17よりも小さいものを示している)。なお、スペースに問題がなければ、ねじ孔17よりも径の大きい穴3aとしてもよい。また、エア逃がし部3を形成する深さは、ピストン室2の圧縮されたエアを適正に逃がすことが可能であれば、特に限定されることなく、エア逃がし部3が形成される数や径の大きさによって適宜自在に設定可能である。
なお、図中、10は後述するノズル14が取り付けられるスプレーガン本体1の出口部、11はスプレーガン本体1に設けられ、出口部10に通じる液ライン、12はピストン室2と出口部10とを連通するエア分岐ライン、13はピストン4の他端側であり該ピストン4の摺動方向の他側に一体的に取り付けられたニードルピン、13aはニードルピン13の摺動部をシールするためのOリング、13bはニードルピン13の先端部に取り付けたOリング、14はスプレーガン本体1の出口部10に螺合して取付けられ、加圧された液を霧化して噴出させるノズル、15はOリング13aの押えリング、16はノズル14に設けた噴霧孔、17はスプリング押え板5を止ねじ6で上記スプレーガン本体1に固定するための上記周壁2aの頂部2bに形成されたねじ孔である。
また、上記ニードルピン13の先端部は、スプレーガン本体1に設けられた液ライン11の途中に位置し、ピストン4の摺動に伴うニードルピン13の移動により、液ライン11を開閉させるニードル弁としての機能を果たしている。
本発明の自動スプレーガンは、上記構成としてあるので、自動スプレーガンから液を噴霧する場合には、まず、エアライン9にスプレーエアが供給されることで、ピストン室2のピストン4がスプリング8に抗してスプリング押え板5側のピストン4の摺動方向の一側へ移動する。これにより、ニードルピン13の先端部のニードル弁も、ピストン4の移動に伴い図上の上方へ移動して、液ライン11が開となる。上記エアライン9に供給されたスプレーエアは、エア分岐ライン12を経てスプレーガン本体1の出口部10に供給され、該出口部10で液ライン11から供給される液と混合して、ノズル14の複数の噴霧孔16から液が噴霧される。
一方、自動スプレーガンから液を噴霧させない場合には、エアライン9へのスプレーエアの供給を停止すると、スプリング8の弾性力によりピストン4がピストン4の摺動方向の他側(図上の下方)へ付勢されることにより、ニードルピン13の先端部のニードル弁により液ライン11が閉の状態になり、液がスプレーガン本体1の出口部10に流れてノズル14から漏れないようになる。
上記において、スプレーガン本体1のピストン室2を構成する周壁2aに、頂部2bからピストン摺動方向に深さを有する穴3aによりエア逃がし部3が形成されており、しかも、該エア逃がし部3は、段差部2cの位置においてはスプリング押え板5に閉塞されることなく、ピストン室2と繋がるように形成されている。そのため、ピストン4がピストン摺動方向の一側へ移動することで、ピストン室2内のエアが圧縮されることになるが、該圧縮されたエアは、ピストン室2からエア逃がし部3へと逃がされるので、ピストン室2が高圧状態にならず、ピストン4はスプレーエアの作用によりスムーズに摺動し続けることができる。ピストン4がスプリング8の弾性力でピストン摺動方向の他側へ後退させられるときは、ピストン室2内は負圧になるが、エア逃がし部3に逃がされていたエアがピストン室2に流入される。この際、従来のエア抜き穴のように、ピストン室2からスプレーガン本体1の外部に貫通しているものではないので、粉塵が飛散するような環境で使用しても、粉塵をピストン室2内に吸い込むことがなく、ピストン室2内へ粉塵が侵入するのを未然に防止することができる。
次に、図2(a)(b)は、本発明の第2の実施形態を示すものである。
すなわち、本実施形態の自動スプレーガンは、図2(a)(b)に示すように、図1に示す第1の実施形態と同様の構成において、エア逃がし穴3aとしてのエア逃がし部3が、ねじ孔17付近に複数個所独立して形成されている構成に代えて、周壁2aの周方向全周に連続して延びる溝3bからなるエア逃がし部3を形成するようにしたものである。
具体的には、エア逃がし部3は、第1の実施形態に示す複数のエア逃がし穴3a同士を全て結ぶように、周壁2aの全周に亘ってリング状のエア逃がし溝3bとして形成されたものである。
その他の構成は、図1(a)(b)に示したものと同様であり、同一のものには同一の符号が付してある。
このような第2の実施形態の構成によっても、第1の実施形態の場合と同様に、エア逃がし部3が、ピストン室2を構成する周壁2aに、ピストン室2からスプレーガン本体1の外部に貫通しない構成として形成されているので、粉塵が飛散するような環境で使用しても、粉塵をピストン室2内に吸い込むことがなく、ピストン室2内へ粉塵が侵入するのを未然に防止することができる。
更に、エア逃がし部3は、段差部2cの位置においてピストン室2と繋がるように形成されているので、ピストン4がピストン摺動方向の一側へ移動することにより、ピストン室2内のエアは圧縮されることなくエア逃がし部3に逃げることができるので、ピストン室2が高圧状態にならず、ピストン4はスプレーエアの作用によりスムーズに摺動し続けることができる。
なお、図2(b)に示すように、本実施形態のエア逃がし部3を構成する溝3bは、第1の実施形態におけるエア逃がし部3を構成する穴3aに比べて開口面積が大きいので、エア逃がし部3を構成する溝3bの深さは、エア逃がし穴3aの深さよりも浅く形成することも可能になる。
次に、図3(a)(b)は、上記第2の実施形態の変形例を示すものである。
すなわち、本変形例の自動スプレーガンは、図3(a)(b)に示すように、図2に示す第2の実施形態と同様の構成において、エア逃がし部3がピストン室2を構成する周壁2aの全周に亘ってリング状のエア逃がし溝3bとして形成されている構成に代えて、上記周壁2aの全周に連続した形状ではなく、不連続のエア逃がし溝3cからなるエア逃がし部3としたものである。
具体的には、エア逃がし部3は、ねじ孔17の位置を周方向に挟んで該ねじ孔17の両側に形成された、第1の実施形態に示すエア逃がし穴3a同士を結んで、上記第2の実施形態に示した様に、エア逃がし溝3cとして形成されたものである。
すなわち、上記エア逃がし部3は、図3(b)に示すように、スプレーガン本体1の形状が角柱であれば、周壁2aの角部付近に形成されるようにしたものである。
このような本変形例の形成によっても、上記各実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、本変形例において、エア逃がし溝3cとしてのエア逃がし部3の形成箇所は、上記のように周壁2aの角部付近とされているが、上記周壁2aにおいて、上記角部を除いた部分に形成してもよいことは勿論である。
なお、本発明は、上記各実施形態及び変形例に限定されるものではなく、たとえば、スプレーガン本体1の形状が角柱である場合を示したが、その他の形状、たとえば円柱形状、エアライン9や液ライン11が形成される面のみ平坦な面にして他の面を曲面状にしたかまぼこ形状等であってもよく、その場合にも、上記各実施形態及び変形例のように、頂部2bと段差部2cとの跨るようにエア逃がし部3を形成することができる。また、ピストン室2の形状は、ピストン室2内でピストン4を摺動作動させることを考慮すると円柱状に形成されることが好ましいが、円柱状以外のその他の形状でもよい。
更に、上記各実施形態及び変形例では、エア逃がし部3は頂部2bと段差部2cとに跨るように形成されているが、上記エア逃がし部3の役割が、ピストン室2とスプレーガン本体1の外部とが貫通して繋がることなく、且つピストン室2内の圧縮されたエアを逃がすことができればよいという観点からすれば、上記エア逃がし部3は、段差部2cの位置のみに形成されるようにしてもよい。この場合でも、上記したような効果を奏することができる。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種変更が可能であることは勿論である。
1 スプレーガン本体
2 ピストン室
2a 周壁
2b 頂部
2c 段差部
3 エア逃がし部
3a 穴(エア逃がし穴)
3b 溝(エア逃がし溝)
3c 溝(エア逃がし溝)
4 ピストン
5 スプリング押え板
8 スプリング
17 ねじ孔

Claims (5)

  1. ピストン室と、上記ピストン室内に摺動自在に収納されたピストンと、上記ピストン室内における上記ピストンのピストン摺動方向の一側に配され、該ピストンをピストン摺動方向の他側へ移動させるスプリングと、上記ピストン室を構成する周壁の一端の頂部に取り付けられ、上記ピストンと協働して上記スプリングを押えるスプリング押え板と、上記ピストン室における上記ピストン摺動方向の他側の周壁に外部に貫通するように形成され、上記スプリングに抗して上記ピストンを一側へ移動させるために外部からエアを供給するためのエアラインと、を有する自動スプレーガンにおいて、上記周壁の一端に開口するエア逃がし部が上記周壁に形成されてなる構成を有することを特徴とする自動スプレーガン。
  2. ピストン室を構成する周壁は、一端が頂部と該頂部より内周側に傾斜する段差部とを有するように形成されており、エア逃がし部は、上記周壁の一端の頂部と段差部とに跨るように形成され、上記周壁の頂部にスプリング押え板を取り付けたときに、上記頂部と段差部とに跨るように形成されたエア逃がし部のうち、上記段差部側に開口するエア逃がし部が、上記ピストン室と繋がるようにされている請求項1記載の自動スプレーガン。
  3. ピストン室を構成する周壁に形成されたエア逃がし部が、複数個所に各々独立して形成された穴により構成されている請求項1又は2記載の自動スプレーガン。
  4. ピストン室を構成する周壁に形成されたエア逃がし部が、上記周壁の周方向に延びる溝により構成されている請求項1又は2記載の自動スプレーガン。
  5. ピストン室を構成する周壁の周方向に延びるエア逃がし部を構成する溝は、上記周壁の周方向に連続又は不連続としてなる請求項4記載の自動スプレーガン。
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