JP2013248561A - 濾材凝着物除去装置及び濾材凝着物除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】濾材表面に強固に付着した汚れを効果的に除去して、濾材を効率よくリサイクルできる濾材凝着物除去装置の提供。
【解決手段】筒状ケーシング2と、筒状ケーシング2の内方に設けられ側壁に複数の通水孔が設けられた脱水用筒3と、脱水用筒3に挿通され回転駆動される撹拌軸4とを有し、脱水用筒3と撹拌軸4との間に供給された濾材を撹拌して濾材表面の凝着物を除去し、撹拌軸4は、外周面の少なくとも一部にらせん状の凸条42を備え、らせん状の凸条42は、撹拌軸4が回転駆動されると複数の通水孔の内側開口の周縁に濾材を擦りつけるよう構成された濾材凝着物除去装置1。
【選択図】図2

Description

この発明は、濾材を繰り返し使用するために、使用済みの濾材に凝着した凝着物を除去する濾材凝着物除去装置及び濾材凝着物除去方法に関する。
本出願の発明者は、上水用に河川水や地下水等を濾過する濾過塔や濾過池用の濾材を再生して繰り返し使用する取り組みを行っており、先の特許出願において、濾材に付着した汚れの除去を可能にすべく、筒状のケーシング内方に、通水壁を有する脱水用筒と、脱水用筒のさらに内側に中空かつ外周壁に濾材を撹拌する撹拌羽根を有する撹拌軸を設けた濾材洗浄装置を提案している(特許文献1参照)。
この特許文献1の濾材洗浄装置は、撹拌軸の回転により濾材を撹拌し、濾材と濾材とを擦り合わせることにより濾材表面に付着した汚れを除去するものである。
特開2011−140001号公報
しかし、特許文献1に係る濾材洗浄装置では、濾材同士を撹拌によって擦り合わせるのみであり、濾材全面に強固に凝着したマグネシウムやマンガン、鉄、カルシウム等の金属や二酸化マンガン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、二酸化ケイ素等の化合物の凝着物を十分に除去するのは、難しいという不都合が有る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、濾材表面に強固に凝着した凝着物を効果的に除去可能な濾材凝着物除去装置及び濾材凝着物除去方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、筒状ケーシングと、前記筒状ケーシングの内方に設けられ側壁に複数の通水孔が設けられた脱水用筒と、前記脱水用筒に挿通され回転駆動される撹拌軸とを有し、前記脱水用筒と前記撹拌軸の間に供給された濾材を撹拌して濾材表面に凝着した凝着物を除去する濾材凝着物除去装置であって、前記撹拌軸は、外周面の少なくとも一部にらせん状の凸条を備え、前記らせん状の凸条は、前記撹拌軸が回転駆動されると前記複数の通水孔の内側開口の周縁に濾材を擦りつけるよう構成されていることを特徴とする。
本発明に係る濾材凝着物除去装置は、撹拌軸の外周面に設けられたらせん状の凸条が、濾材を脱水用筒の通水孔の内側開口周縁に擦り付けるよう構成されていることで、濾材表面にこびりついたマグネシウム等の強固な凝着物を効果的に除去することができる。
本発明に係る濾材凝着物除去装置は、前記通水孔の外側開口から内側開口へ向けて高圧水を流送する高圧水流入口を備えることが好ましい。こうすることで、通水孔につまった濾材や通水孔内部に溜まった汚れを通水孔から除去することができる。
本発明に係る濾材凝着物除去装置は、前記高圧水流入口が、前記撹拌軸の回動時に、前記高圧水を前記らせん状の凸条と凸状の間に当てるよう構成されていることが好ましい。
こうすることで、らせん状の凸条の間に供給された濾材を高圧水によっても撹拌することができる。
本発明に係る濾材凝着物除去装置では、前記撹拌軸は、内部に濾材を洗浄するための軸内洗浄室と、前記軸内洗浄室に濾材を流入させる濾材流入口と、前記軸内洗浄室から濾材を流出させる濾材流出口とを備え、前記高圧水流入口は、前記撹拌軸の回動時に、前記高圧水を前記撹拌軸の濾材流出口に向けて流送するよう構成されていることが好ましい。こうすることで、高圧水により軸内洗浄室内の濾材を撹拌することができる。
本発明に係る濾材凝着物除去装置では、前記脱水用筒の側壁の少なくとも一部が、複数のウエッジワイヤをスクリーン状に配設して形成されており、前記通水孔が、隣接するウエッジワイヤの間隙からなることが好ましい。こうすることで、通水孔の内側開口の周縁線のうち、濾材の周回方向と交差する縦方向の周縁線が長くなり、効率よく濾材表面の汚れを除去することができる。
本発明の濾材の濾材凝着物除去方法は、複数の通水孔を側壁に設けた脱水用筒に、外周面の少なくとも一部にらせん状の凸条を設けた撹拌軸を挿通して、前記脱水用筒と前記撹拌軸の間に濾材を供給し、前記撹拌軸を回転駆動して前記らせん状の凸条により、前記複数の通水孔の内側開口周縁に濾材を擦りつけることを特徴とする。
以上述べたように、本発明の濾材凝着物除去装置及び濾材凝着物除去方法によれば、濾材表面に凝着した強固な凝着物を効果的に除去することができる。
(a)本発明の濾材凝着物除去装置を濾材リサイクルシステムに組み込んで使用する第1実施形態の概略図である。(b)本発明の濾材凝着物除去装置を組み込んだ第3分級洗浄装置を単独で使用する第2実施形態の概略図である。 図1の濾材凝着物除去装置の部分断面図である。 図2に示した濾材凝着物除去装置の脱水用筒の斜視図である。 図2に示した濾材凝着物除去装置の撹拌軸の(a)平面図、(b)正面図、(c)底面図である。 図2に示した濾材凝着物除去装置において、脱水用筒の通水孔の外側開口から内側開口へと流送される高圧水の作用を示す説明図である。
以下、適宜図面を用いながら、本発明の実施形態について詳述する。尚、本発明の濾材凝着物除去装置は、以下の実施形態に限られるものではない。
(第1実施形態)
図1(a)は、本発明の濾材凝着物除去装置1を濾材リサイクルシステム10に組み込んで使用する第1実施形態を示したものである。
濾材リサイクルシステム10は、濾過塔(又は濾過池)14から濾材Aを回収し、粒径ごとに分級・洗浄して再生するシステムである。
図1(a)に示すように、濾材リサイクルシステム10は、給水槽12と、給水槽12から給水される貯水部13と、濾材Aを洗浄し粒径ごとに分級する第1、第2分級洗浄部15、16と、第1分級洗浄部15で分級された細小径の濾材Aから水を分離するとともに細小径の濾材Aに強固に凝着した凝着物を除去する凝着物除去部17と、細小径の濾材から汚泥を洗い落とす細濾材分離装置18と、いわゆる混気ジェットポンプを利用して濾材Aを洗浄しながら搬送する洗浄・搬送手段11a,11bと、細濾材分離装置18で洗浄した濾材Aから洗い落した汚泥を混気ジェットポンプにより吸引排出する吸引・搬送手段11cとを備えている。図1(a)に示すように、本実施形態の濾材凝着物除去装置1は、凝着物除去部17に含まれる。
濾材凝着物除去装置1は、図2に示すように、筒状ケーシング2と、筒状ケーシング2の内方に設けられる脱水用筒3と、脱水用筒3に挿通される撹拌軸4とを主に備える他、撹拌軸4を回転駆動する駆動軸5を備えている。
筒状ケーシング2は、図2に示すように、上部筒21及び下部筒22からなる。上部筒21の側方には、凝着物の除去処理を行う濾材Aを当該筒状ケーシング2内へ供給する濾材供給口23が設けられるとともに下部筒22の下端には、処理した濾材Aを取り出す濾材取り出し口24が設けられている。下部筒22の下流側には、濾材取り出し口24から排出された濾材Aを濾材リサイクルシステム10の下流側へ搬送する濾材取り出し管6が設けられており、下部筒22は、上部筒21及び濾材取り出し管6とフランジにより連結されている。
下部筒22の側壁には、加圧ポンプ7(図1(a)参照)からの高圧水Wを下部筒22の内部へ流入する高圧水流入口25及び26が設けられている。
脱水用筒3は、図3に示すように、断面が略二等辺三角形状をなすウエッジワイヤ31,31…をスクリーン状に配設して側壁を形成した円筒状部材であり、上下端部に固定用のフランジ部32,33(図2参照、図3においては図示せず。)が設けられている。脱水用筒3は、下部筒22を上部筒21及び濾材取り出し管6へ連結するフランジに、フランジ部32,33を挟持されて固定されている。本実施形態では、このウエッジワイヤ31,31…間の間隙が、脱水用筒3の側壁の通水孔34に該当する。ウエッジワイヤ31は、図3に示すように、断面の二等辺三角形の頂点を外側に、底辺を内側に向けて、通水孔34が外方へ向けて広くなるよう配設されている。
撹拌軸4は、図2及び図4に示すように、円筒状の撹拌軸本体41と、撹拌軸本体41の外周面に設けられるらせん状の凸条42と、長板状の撹拌羽根43とを備えている。
撹拌軸本体41は、内部に濾材Aを洗浄するための軸内洗浄室41aと、軸内洗浄室41aに濾材Aを流入させる一対の略長方形の貫通孔からなる濾材流入口44,44と、軸内洗浄室41aから濾材Aを流出させる8個のスリット状の貫通孔からなる濾材流出口45,45,…とを備えている。濾材流出口45,45…は、撹拌軸本体41の軸芯方向に延びるようにして、周方向に等角度間隔で設けられている。
らせん状の凸条42は、濾材流入口44の直下から撹拌軸本体41の上下方向の概ね中間位置までの外周面に設けられている。撹拌羽根43,43,…は、スリット状の濾材流出口45の端縁に接するように撹拌軸本体41の外周面に放射状に立設されている。
撹拌軸4の上下端は、それぞれエンドスリーブ46及び47により蓋がされている。上側のエンドスリーブ46は、フランジの上下両側に円筒部が設けられており、下側エンドスリーブ47の円筒部上端は盲板48で塞がれている。下端側のエンドスリーブ47のフランジ部下面には、図4(b)、(c)に示すように一対の撹拌羽根49,49が設けられている。下側のエンドスリーブ47の盲板48には、駆動軸5を固定するボルトを通す貫通孔48aが設けられている。駆動軸5の下端にはボルトを螺入する雌ねじ孔(図示せず)が設けられており、駆動軸5は、上側のエンドスリーブ46の円筒部から貫入されて、下側のエンドスリーブ47の盲板48に当接し、ボルトにて下端を盲板48に固定される。駆動軸5は、駆動装置95(図1(a)参照)により、回転駆動され撹拌軸4を回転駆動する。
加圧ポンプ7により加圧され高圧水流入口25及び26から流入した高圧水Wは、脱水用筒3の通水孔34の外側開口から内側開口へ向けて流送される。高圧水流入口25は、図2に示すように、撹拌軸4が外周にらせん状の凸条42を備える高さに設けられており、撹拌軸4が回転すると、高圧水Wがらせん状の凸条42と凸条42の間の濾材Aに当たるように構成されている。
一方、高圧水流入口26は、撹拌軸4が濾材流出口45を備える高さに設けられており、撹拌軸4が回転すると、高圧水Wを濾材流出口45に流送するよう構成されている。
下部ケーシング22の濾材取り出し口24は、図2に示すように、開閉可能な閉塞具8で閉じられるよう構成されている。詳細には、閉塞具8は、脱水用筒3の下側開口部35を開閉する円板状部材81と、この円筒状部材81をねじ操作により上下動させて開閉操作する操作具82とを備えている。操作具82を操作して円板状部材81を下げると、脱水用筒3の下側開口部35側の内周縁と円板状部材81の外周縁との間に間隙が生じ、この間隙から濾材Aが取り出される。閉塞具8は、この下側開口部35の内周縁と円板状部材81の外周縁の間隙の大きさを調節することにより、濾材Aに付着した汚れを十分に除去することができた濾材Aのみを、この間隙から取り出して、濾材Aに付着した汚れがまだ十分に除去されず径の大きい濾材Aを脱水用筒3内部に残すことができるよう構成されている。
次に、濾材リサイクルシステム10、及び濾材凝着物除去装置1の作用について説明する。
図1(a)に示す濾材リサイクルシステム10において、まず、貯水部13の加圧ポンプ9を起動すると、貯水部13の水が加圧され、ジェットポンプを備えた洗浄・搬送手段11aに送給される。すると、濾過塔(又は濾過池)14から、濾材Aが、洗浄・搬送手段11aに吸引されて、洗浄されながら第1分級洗浄部15に流送される。
第1分級洗浄部15に流送された濾材Aは、第1分級洗浄部15から第2分級洗浄部16で、洗浄ノズル96から噴射される清水により洗浄されながら粒径ごとに分級されて集積用のボックス19に収納される。第1分級洗浄部15で分級された最小径の濾材Aは、洗浄する濾材Aの種類や濾材Aに付着する汚れ等によって、直接、細濾材分離装置18に送られて水洗されるか、又は細濾材分離装置18に送られる前に、第3分級洗浄装置17に送られてさらに洗浄される。凝着物除去部17に送られた濾材Aは、水分離部94で水を分離されたのち、濾材凝着物除去装置1に送られる。
濾材凝着物除去装置1に送られた濾材Aは、濾材供給口23から筒状ケーシング2内部へ供給され、脱水用筒3と撹拌軸4の間に、及び濾材流入口44から軸内洗浄室41aに供給される。軸内洗浄室41aに供給された濾材Aは、下方の濾材流出口45に流下する間に濾材A同士が擦れ合い、表面の凝着物が剥がされて分離する。
また、濾材凝着物除去装置1に送られた濾材Aは、脱水用筒3及び撹拌軸4の間の環状の空間にも供給されて環状に積み重なる。環状に積み重なった上部の濾材Aは、回転するらせん状の凸条42により下方に押圧されながら撹拌軸4の周りを周回することで、上下の濾材Aと擦り合って表面の凝着物を剥離させる。
さらに、環状に積み重なった濾材Aは、らせん状の凸条42により下方へ押圧されることにより、脱水用筒3と撹拌軸4の間で脱水用筒3の径方向に広がろうとする。上方の濾材Aは、らせん状の凸条42に押されて、下方の濾材Aは撹拌羽根43に押されて撹拌軸4の周りを周回運動する際、図5に示すように、脱水用筒のウエッジワイヤ31の角部31aに強く擦りつけられ、これによっても、表面の凝着物を剥離させる。
加圧ポンプ7により加圧され、高圧水流入口25,26から流入した高圧水Wは、図5に示すように、脱水用筒3のウエッジワイヤ31間の間隙(通水孔)34の外側開口から内側開口へ向けて流送される。こうして、高圧水Wは、濾材Aから除去されウエッジワイヤ31の間に挟まれた汚れ(濾材Aに付着していた汚れや凝着物)Dや、凝着物が剥離して小さくなりウエッジワイヤ31の間(通水孔34)に挟まれた濾材Aを脱出させる。また、高圧水流入口25から流入し、らせん状の凸条42に当たるよう流送された高圧水Wは、らせん状の凸条42が回転する間に、らせん状の凸条42に挟まれた濾材Aに衝突して、濾材Aを撹拌・洗浄する。
一方高圧水流入口26から流入した高圧水Wは、撹拌軸4の濾材流出口45に向けて流送され、濾材流出口45から撹拌軸4の内部に入り込み、撹拌軸4内部で遠心力により外方へ飛ばされる濾材Aを内方へ押し戻すよう作用して濾材Aを効果的に撹拌・洗浄する。
洗浄された濾材Aは、開閉具8を開くことにより、汚れDや濾材Aから欠け落ちた破片等と共に、脱水用筒3内壁と円板状部材81との間隙から濾材取り出し管6内へ排出される。この脱水用筒3内壁と円板状部材81との間の間隙の大きさを調接することにより、表面の汚れが剥離して小さくなった濾材Aだけをこの間隙から排出し、汚れが十分に剥離しない大きい濾材Aを脱水用筒3内部に留めておくことができる。
脱水用筒3と撹拌軸4の間から撹拌軸4の下側のスリーブエンド47と開閉具8の円板状部材81との間に潜り込んだ濾材Aは、撹拌羽根49により撹拌されるとともに、遠心力により円板状部材81と脱水用筒3との間の間隙に配送される。
斯くして、濾材取り出し管6に排出された濾材A及び汚れDやかけた微小な濾材Aの破片は、濾材Aに付着した水とともに洗浄・搬送手段11bで細濾材分離装置18に送られ、濾材Aは、水洗されて汚れDや破片を取り除かれ集積用のボックス19に回収される。
細濾材分離装置18は、濾材Aから分離して沈殿した汚泥を、取り出し部91から取り出せるよう構成されており、開閉弁92を開いて吸引・搬送手段11cを駆動すると、この汚泥が吸引されて、排出用ボックス93に放出される。
(第2実施形態)
第1実施形態では、濾材凝着物除去装置1が組み込まれた第3分級装置17を濾材リサイクルシステム10に組み込んで使用する場合を示したが、図1(b)に示した第2実施形態のように、第3分級装置17を濾材リサイクルシステム10から独立させて単独で使用することも可能である。
第2実施形態では、図1(b)に示すように高圧水流入口25,26から流入させる高圧水Wを加圧するための専用の加圧ポンプ97が別途設けられる。濾材Aは、濾材投入口97から投入する。第3分級装置17は、ふるい99のふるい網の目の大きさを調整して、凝着物の少ない小径の濾材Aを予め分級除去して集積用のボックス19に回収し、凝着物の多い大径の濾材Aのみを濾材凝着物除去装置1で処理するようにしている。このように予め凝着物の少ない濾材を除去しておくことで凝着物の除去が必要な濾材のみを処理することができるため、効率よく凝着物の除去処理を行うことができる。
本発明の濾材凝着物除去装置は、上記の実施形態に限られず、例えば、脱水用筒の側壁はウエッジワイヤの代わりに、いわゆるパンチングメタルや網材により形成してもよい。
また、開閉具の板状部材をウエッジワイヤやパンチングメタル、網材等でふるい状に形成して、汚れが除去されて小さくなった濾材をふるいにかけるようにして、濾材取り出し管へと排出するようにしてもよい。濾材流入口及び濾材流出口の形状は、上記の形状に限られず、また、濾材流入口又は濾材流出口とらせん状の凸条との位置関係も上記した位置関係に限られるものではない。
本発明の濾材凝着物除去装置及び濾材凝着物除去方法は、濾材表面の強な凝着物を効果的に除去できるため、湖水や河川水、地下水等の濾過を行う濾過塔や濾過池用の濾材のリサイクルに好適に用いることができる。
1 濾材凝着物除去装置
2 筒状ケーシング
21 上部筒
22 下部筒
23 濾材供給口
24 濾材取り出し口
25,26 高圧水流入口
3 脱水用筒
31 ウエッジワイヤ
31a 角部
34 ウエッジワイヤの間隙(通水孔)
35 下側開口部
4 撹拌軸
41a 軸内洗浄室
42 らせん状の凸条
43 撹拌羽根
44 濾材流入口
45 濾材流出口

Claims (6)

  1. 筒状ケーシングと、前記筒状ケーシングの内方に設けられ側壁に複数の通水孔が設けられた脱水用筒と、前記脱水用筒に挿通され回転駆動される撹拌軸とを有し、前記脱水用筒と前記撹拌軸の間に供給された濾材を撹拌して濾材表面に凝着した凝着物を除去する濾材凝着物除去装置であって、
    前記撹拌軸は、外周面の少なくとも一部にらせん状の凸条を備え、
    前記らせん状の凸条は、前記撹拌軸が回転駆動されると前記複数の通水孔の内側開口の周縁に濾材を擦りつけるよう構成されていることを特徴とする濾材凝着物除去装置。
  2. 前記通水孔の外側開口から内側開口へ向けて高圧水を流送する高圧水流入口を備える請求項1に記載の濾材凝着物除去装置。
  3. 前記高圧水流入口は、前記撹拌軸の回動時に、前記高圧水を前記らせん状の凸条と凸条の間に当てるよう構成されている請求項2に記載の濾材凝着物除去装置。
  4. 前記撹拌軸は、内部に濾材を洗浄するための軸内洗浄室と、前記軸内洗浄室に濾材を流入させる濾材流入口と、前記軸内洗浄室から濾材を流出させる濾材流出口とを備え、
    前記高圧水流入口は、前記撹拌軸の回動時に、前記高圧水を前記撹拌軸の濾材流出口に向けて流送するよう構成されている請求項2に記載の濾材凝着物除去装置。
  5. 前記脱水用筒の側壁の少なくとも一部が、複数のウエッジワイヤをスクリーン状に配設して形成されており、
    前記通水孔が、隣接するウエッジワイヤの間隙からなる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の濾材凝着物除去装置。
  6. 複数の通水孔を側壁に設けた脱水用筒に、外周面の少なくとも一部にらせん状の凸条を設けた撹拌軸を挿通して、前記脱水用筒と前記撹拌軸の間に濾材を供給し、前記撹拌軸を回転駆動して前記らせん状の凸条により、前記複数の通水孔の内側開口周縁に濾材を擦りつけることを特徴とする濾材凝着物除去方法。
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