JP2013248163A - 可変計量器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内容物の流通孔が形成されたシリンジ12と、シリンジ12内に液密状態で上下摺動自在に嵌合され、内部が流通孔11に連通可能な筒状の外プランジャ13と、外プランジャ13内に液密状態で上下摺動自在に嵌合される内プランジャ14と、を備え、内プランジャ14の上端部は、外プランジャ13の上端部に外プランジャ13の上方から係合し、シリンジ12には、外プランジャ13がシリンジ12に対して上昇したときに係合して、それ以上の上昇を規制する規制部材26が配設され、内プランジャ14には、外プランジャ13に対する上昇移動に対応してシリンジ12内への内容物の吸引量が特定可能な表示部44が配設されていることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明に係る可変計量器具は、内容物の流通孔が形成されたシリンジと、前記シリンジ内に液密状態で上下摺動自在に嵌合され、内部が前記流通孔に連通可能な筒状の外プランジャと、前記外プランジャ内に液密状態で上下摺動自在に嵌合される内プランジャと、を備え、前記内プランジャの上端部は、前記外プランジャの上端部に前記外プランジャの上方から係合し、前記シリンジには、前記外プランジャが該シリンジに対して上昇したときに係合して、それ以上の上昇を規制する規制部材が配設され、前記内プランジャには、前記外プランジャに対する上昇移動に対応して前記シリンジ内への内容物の吸引量が特定可能な表示部が配設されていることを特徴としている。
としている。
さらに、基本量より多くの内容物が追加で必要な場合には、外プランジャの上昇が規制部材により規制された状態で、表示部を確認しながら、内プランジャを外プランジャに対して引き上げれば、基本量より多い内容物を必要な量だけシリンジ内に高精度に吸引できる。
したがって、基本量より多い内容物を可変して高精度に計量することができる。
図1に示すように、本実施形態における可変計量器具1は、気体や液体等の内容物の流通孔11が形成された筒状のシリンジ12と、シリンジ12内に液密状態で摺動自在に嵌合され、内部が流通孔11に連通可能な筒状の外プランジャ13と、外プランジャ13内に液密状態で摺動自在に嵌合される有底筒状の内プランジャ14と、を備えている。
なお、シリンジ12、及び各プランジャ13,14は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う流通孔11側を下側、流通孔11と反対側を上側という。さらに、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。なお、シリンジ12、及び各プランジャ13,14は、透明または半透明な合成樹脂材料等により形成されている。
ノズル筒部22は、収容筒部21と同軸上に配設され、その内部が収容筒部21内に連通する流通孔11となっている。そして、この流通孔11を通して、収容筒部21内への内容物の吸引、または収容筒部21に収容された内容物の注出が行われるようになっている。
指掛け部24は、バレル21bの上端開口縁上に支持され、バレル21bに対して径方向の外側に向けて突設されている。
装着筒25は、指掛け部24から下方に向けて延設され、バレル21bの上端部を径方向の外側から囲繞するとともに、バレル21bの上端部にアンダーカット嵌合されている。
第1ロッド31は、容器軸O方向の両側に開放された筒状に形成され、バレル21b内を容器軸O方向に移動自在に挿通されている。第1ロッド31における容器軸O方向に沿う中間部分には、径方向の外側に向けて突出するストッパ部35が全周に亘って形成されている。ストッパ部35は、外プランジャ13がシリンジ12に対して上昇したときに、上述した規制部材26の下端縁に係合(当接)して、外プランジャ13のそれ以上の上昇を規制する。
フランジ部36は、第1ロッド31に対して径方向の外側に向けて突設されている。なお、フランジ部36の内周縁は、第1ロッド31の内周面と面一に配設され、外周縁は上述した指掛け部24の外周縁よりも径方向の内側に位置している。
第2ロッド41は、容器軸O方向の両側に開放された筒状に形成され、第1ロッド31内を容器軸O方向に移動自在に挿通されている。第2ロッド41の上端開口縁には、径方向の外側に向けて突出するフランジ部40が周方向の全周に亘って形成されている。
また、第2ロッド41の下端部は、上端部に比べて小径の小径部45が形成され、この小径部45に上述した第2ピストン42が装着されている。
周壁部42aは、第2ロッド41の小径部45にアンダーカット嵌合されるとともに、外周面が第1ロッド31の内周面に上下摺動自在に密接している。また、周壁部42aには、径方向の外側に向けて突出する環状のシール突起42cが容器軸O方向に間隔をあけて複数(図示の例では2列)形成されている。
図2に示すように、まず可変計量器具1を初期状態とした後、シリンジ12の下端部(少なくともノズル筒部22)を内容物内に進入させる。
そして、内プランジャ14のリブ43が、外プランジャ13のフランジ部36に係合した後、内プランジャ14を継続して押し下げると、外プランジャ13が内プランジャ14とともに、シリンジ12に対して下方に向けて押し下げられる。
さらに、基本量より多くの内容物が追加で必要な場合には、外プランジャ13の上昇が規制部材26により規制された状態で、表示部44を確認しながら、内プランジャ14を外プランジャ13に対して引き上げれば、基本量より多い内容物を必要な量だけシリンジ12内に高精度に吸引できる。
したがって、基本量より多い内容物を可変して高精度に計量することができる。
装着筒125は、下端部がバレル21bにアンダーカット嵌合され、上端部がバレル21bよりも上方に向けて突出している。そして、装着筒125の上端縁に上述した指掛け部24が形成されている。
接続部127は、バレル21bの上端開口縁上に支持され、装着筒125と規制部材126とを接続している。
そして、フランジ部材123の接続部127と、第1操作部材133のフランジ部36との間に、シリンジ12と外プランジャ13とを容器軸O方向に離間させる方向に付勢する付勢部材101が介在している。これにより、外プランジャ13は、ストッパ部35が規制部材126に係合した状態で、上方に向けて付勢されている。
そして、図7に示すように、外プランジャ13の押し下げを解除すると、付勢部材101の付勢力によって各プランジャ13,14が一体となって上方に向けて押し上げられ、その後外プランジャ13のストッパ部35が規制部材126の下端縁に係合する。これにより、シリンジ12内には、規制部材126に当接するまでのストローク量に応じた基本量の内容物が吸引される。
以上により、シリンジ12内に基本量より多くの内容物を適量吸引できる。
さらに、上述した実施形態では、表示部44が目盛りになっている場合について形成したが、吸引量が特定可能であれば、矢印等、適宜設計変更が可能である。
Claims (2)
- 内容物の流通孔が形成されたシリンジと、
前記シリンジ内に液密状態で上下摺動自在に嵌合され、内部が前記流通孔に連通可能な筒状の外プランジャと、
前記外プランジャ内に液密状態で上下摺動自在に嵌合される内プランジャと、を備え、
前記内プランジャの上端部は、前記外プランジャの上端部に前記外プランジャの上方から係合し、
前記シリンジには、前記外プランジャが該シリンジに対して上昇したときに係合して、それ以上の上昇を規制する規制部材が配設され、
前記内プランジャには、前記外プランジャに対する上昇移動に対応して前記シリンジ内への内容物の吸引量が特定可能な表示部が配設されていることを特徴とする可変計量器具。 - 前記外プランジャは、上方付勢状態で前記規制部材に係合していることを特徴とする請求項1記載の可変計量器具。
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JP2012125084A JP5986805B2 (ja) | 2012-05-31 | 2012-05-31 | 可変計量器具 |
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JP2012125084A JP5986805B2 (ja) | 2012-05-31 | 2012-05-31 | 可変計量器具 |
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ID=49847474
Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019088555A (ja) * | 2017-11-15 | 2019-06-13 | 大成化工株式会社 | シリンジ用の吐出量調整具 |
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US3556353A (en) * | 1968-04-17 | 1971-01-19 | Harry A Echols | Apparatus for dispensing liquid |
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-
2012
- 2012-05-31 JP JP2012125084A patent/JP5986805B2/ja active Active
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JP7010464B2 (ja) | 2017-11-15 | 2022-01-26 | 大成化工株式会社 | シリンジ用の吐出量調整具 |
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---|---|
JP5986805B2 (ja) | 2016-09-06 |
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