JP6368608B2 - 定量吐出器 - Google Patents
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Description
(1)本発明に係る定量吐出器は、シリンダ部と、前記シリンダ部の内周面に沿ってシリンダ軸方向に摺動可能なピストン部と、前記ピストン部を操作するピストン操作部と、前記シリンダ部内の液室に連通された管状の吸込み部と、前記吸込み部の内側に配設され、前記ピストン部の引戻し動作に連動して開けられる開閉可能な吸込み弁と、前記シリンダ部の側方に向かって突出していると共に、前記シリンダ部に直結されて前記液室に連通された筒状のノズル部と、前記ノズル部の内側に配設され、前記ピストン部の押込み動作に連動して開けられる開閉可能な吐出弁と、を備え、前記ピストン操作部は、前記シリンダ部の上端部に被着された中蓋と、前記中蓋を覆うと共に前記ピストン部に接続され、且つ前記中蓋及び前記シリンダ部に対して相対的に押し下げ可能とされた押下ヘッドと、前記押下ヘッドを前記中蓋に対して上方に付勢する付勢手段と、を備え、前記押下ヘッドは、前記中蓋及び前記シリンダ部に対してシリンダ軸回りに回転自在とされ、前記押下ヘッド及び前記中蓋のうちのいずれか一方には、前記中蓋及び前記シリンダ部に対して前記押下ヘッドをシリンダ軸回りに回転させた際、前記押下ヘッドの押し下げに伴って、他方に設けられた規制部に対してシリンダ軸方向に沿って当接するストッパ部が設けられ、前記規制部及び前記ストッパ部は、前記押下ヘッドの内側に配置されていることを特徴とする。
以下、本発明に係る定量吐出器の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
<定量吐出器の構成>
図1に示すように、定量吐出器1は、容器本体10の口部11に装着される装着キャップ2と、装着キャップ2に連結されたシリンダ部3と、シリンダ部3内に摺動可能に配設されたピストン部4と、このピストン部4を操作するピストン操作部5と、シリンダ部3内の液室32に連通された管状の吸込み部6と、吸込み部6の内側に配設された吸込み弁7と、シリンダ部3の側方に向かって突出すると共にシリンダ部3に直結されてシリンダ部3内の液室32に連通された筒状のノズル部8と、ノズル部8の内側に配設された吐出弁9と、を備えている。
容器本体10は、例えばガラス瓶、ペットボトルや合成樹脂製ボトル等であり、内部に図示しない内容物が収容される。容器本体10の口部11の外周面には、雄ねじ12が形成されている。
装着キャップ2は、円筒形状に形成され、シリンダ軸Oと同軸に配設されている。装着キャップ2の内周面には、口部11の雄ねじ12に螺合される雌ねじ20が形成されている。
シリンダ部3は、有底筒状に形成され、その内側に容器本体10内の内容物を貯留する液室32が形成されると共に、容器本体10の上方に配置されている。
シリンダ部3には、装着キャップ2に接続され、口部11に装着される装着筒部30が設けられている。装着筒部30は、シリンダ部3の底壁部31から下方に向けて延在し、シリンダ軸Oと同軸に配置されている。装着筒部30の下端部は、装着キャップ2の上端部内にアンダーカット嵌合されている。装着筒部30には、口部11の上端開口縁上に配置される支持フランジ部30aが形成されている。
なお、被係止部34は、シリンダ部3の外周面において、シリンダ軸Oを径方向に挟んで互いに反対となる位置に各別に形成されている。但し、被係止部34の数は2つに限定されるものではない。
ピストン部4は、シリンダ部3内に配設されて上記液室32を画成している。
このピストン部4は、図1及び図2に示すように、シリンダ軸Oに直交する底壁部40と、底壁部40の外縁から上方に向けて延びる周壁部41と、周壁部41を径方向の外側から囲繞し、且つシリンダ部3内に摺動自在に嵌合された筒状の摺接部43と、を備えている。
摺接部43の上端部と周壁部41の上端部とは連結されている。摺接部43は、上方から下方に向かうに従い漸次拡径するように形成されており、シリンダ部3の内周面に全周に亘って気密に摺動自在に当接している。
底壁部40における径方向の中央部には、上方に向けて連結筒部44が立設されている。この連結筒部44は、シリンダ部3よりも上方に突出するように形成されている。
ピストン操作部5は、シリンダ部3の上端部に被着された中蓋50と、中蓋50を覆うと共に、中蓋50及びシリンダ部3に対して相対的にシリンダ軸O方向に沿って押し下げ可能に中蓋50に装着された押下ヘッド51と、押下ヘッド51を中蓋50に対して上方に付勢するコイルスプリング(付勢手段)52と、を備えている。
底壁部50dには、ピストン部4の底壁部40の上面が係止される支持突起53が下方に向けて突設されている。これにより、押下ヘッド51及びピストン部4のこれ以上の上昇が規制されている。底壁部50dの上面は、コイルスプリング52の下端部を保持している。
この操作片55は、シリンダ部3の被係止部34に係止され、シリンダ部3に対する中蓋50の移動を規制する係止孔(係止部)55aと、係止孔55aと被係止部34との係止が解除されるように、操作片55を弾性変位させる操作ボタン(操作部)55bと、を備えている。
中蓋50の外筒部50bのうち、シリンダ部3に形成された被係止部34に対して径方向に対向する部分には、径方向から見た側面視で四角状の開口部56が形成されている。操作片55は、この開口部56の内側に配置されている。従って、操作片55は被係止部34に対応して2つ設けられている。また、操作片55と開口部56とはヒンジ軸57を介して周方向に接続されている。これにより、操作片55はヒンジ軸57を中心として径方向に揺動するように弾性変位可能とされている。
従って、操作ボタン55bを径方向の内側に向けて押圧することで、ヒンジ軸57を中心に操作片55を弾性変位させて、係止孔55aを径方向の外側に向けて移動させることが可能とされる。
これにより、係止孔55aを被係止部34から離脱させることができ、両者の係止を解除することが可能とされている。
また、周壁部51bは、中蓋50の外筒部50bを径方向の外側から囲んでいる。これにより、押下ヘッド51は、中蓋50及びシリンダ部3を上方から覆うと共に径方向の外側からも覆っている。
よって、必要に応じて押下ヘッド51をシリンダ軸O回りに回転させることで、窓孔51fを通じて操作片55を外部に露出させることが可能とされている。
詳細に説明する。
上記規制部58は、中蓋50における内筒部50cの内周面から径方向の内側に突出し、且つシリンダ軸O方向に沿って延在するように形成されている。なお、図示の例では、規制部58は、3つの縦リブが周方向に間隔をあけて並んだ構成とされている。但し、規制部58の形状はこの場合に限定されるものではない。
図示の例では、ストッパ部59Aが最も下方に突出するように形成されており、このストッパ部59Aから周方向に向けて段階的に下方への突出量が低くなるように、残りのストッパ部59B、59C、59Dが形成されている。
本実施形態の場合には、図4に示すように、ストローク量を4段階に変更することが可能とされている。つまり、最も小さいストローク量L1から、ストローク量L2、ストローク量L3、最も大きいストローク量L4の順に4段階に変更することが可能である。
押下ヘッド51における外装着筒部51eの外周面には、上記摺接突起100が周方向に沿って間隔をあけて複数形成されている。各摺接突起100は、径方向の外側に向けて突出すると共に、シリンダ軸O方向に沿って延在した2つの縦リブ100aによって形成されている。そして、これら複数の摺接突起100は、上述した複数のストッパ部59A〜59D及び窓孔51fに対応するように、ストッパ部59A〜59D及び窓孔51fの径方向の内側にそれぞれ配置されるように形成されている。
なお、係合突起101は、規制部58及び操作片55に対して径方向の内側に位置するように形成されている。
図1に示すように、吸込み部6は、シリンダ部3の底壁部31から下方に向けて延設されると共にシリンダ部3内に連通した接続筒部60と、接続筒部60に連結されたディップチューブ61と、を備えている。
下筒部63の上端部の内周面には、全周に亘って径方向内側に突出した円環状の弁座部64が形成されている。
なお、接続筒部60はシリンダ部3と一体に形成されている。
ディップチューブ61の下端部は、容器本体10内に開放されており、ディップチューブ61の上端部は、接続筒部60内に嵌合され、上筒部62を介してシリンダ部3の内部に連通されている。
吸込み弁7は、吸込み部6の上筒部62内に嵌合された周壁部70と、周壁部70の内側に配設されて弁座部64の内側を開閉する板状の弁体部71と、弁体部71の外周面と周壁部70の内周面とを連結する弾性変形可能な連結片72と、を備えている。
なお、吸込み弁7は、1つの連結片72で弁体部71を支持した一点弁でもよい。さらに、本実施形態では、弁座部64に着座する弁体部71を利用することで吸込み部6の内側を開閉する吸込み弁7を例に挙げたが、この場合に限定されるものではなく、例えばボール弁を吸込み弁として採用しても構わない。
ノズル部8は、シリンダ部3の底壁部31の下面、及び装着筒部30の外周面の双方から一体に側方(シリンダ軸Oに交差する方向)に向かって突出し、シリンダ部3内及び装着筒部30内に連通している。
このノズル部8は、シリンダ部3及び装着筒部30に接続されたノズル本体8Aと、先端開口が吐出孔80とされ、ノズル本体8Aに該ノズル本体8Aにおけるノズル軸O1方向に沿って進退自在に装着された補助ノズル8Bとを備えている。
また、図7に示すように、装着部83aの外周面には、滑り止め用のリブ84cがノズル軸O1方向に間隔をあけて複数形成されている。
吐出部83bは、補助ノズル8Bをノズル本体8Aに対して最前進位置に移動させた際、容器本体10の外面よりも径方向の外側に突出する位置に配置され(図1参照)、補助ノズル8Bをノズル本体8Aに対して最後退位置に移動させた際、容器本体10の外面と面一或いは外面よりも径方向の内側に位置するように配置される(図6参照)。
図1、図6及び図8に示すように、この栓体85は、装着部83aと吐出部83bとの接続部分に配置されており、連結片85aを介して装着部83aの内周面に連結されている。連結片85aは、ノズル軸O1回りに沿うノズル周方向に間隔をあけて複数配設されている。従って、周方向に隣り合う連結片85aの間は流通孔86とされている。
図1及び図6に示すように、吐出弁9は、端壁部82の開口内に挿通された挿通部90と、挿通部90の両端部に設けられた一対の係止部91、92と、ノズル本体8Aの内周面に全周に亘って気密に密接する弁体部93と、を備え、シリンダ部3の液室32と吐出孔80との連通、及びその遮断を切り替え可能に形成されている。
一対の係止部91、92のうち、端壁部82のノズル基端側に位置する一方の係止部91は、ノズル基端側に向かうに従い漸次縮径された円錐台形状に形成されている。これにより、端壁部82の開口内に、一方の係止部91をノズル先端側から挿入することで、吐出弁9が端壁部82に装着される。
そして、吐出弁9には、ノズル部8内と装着筒部30内とを連通する導入孔94が形成されている。
次に、上記した構成からなる定量吐出器1の作用について説明する。
容器本体10の内容物を吐出する場合には、図1に示すように、補助ノズル8Bをノズル本体8Aに対して前進させることで、ノズル本体8Aの先端開口から栓体85を離脱させて、該先端開口の閉塞を解除しておく。このとき、ノズル本体8Aの先端開口が解除されていれば良く、補助ノズル8Bを最前進位置にセットしておく必要はない。従って、ノズル部8全体のノズル長を任意に調整して構わない。
これにより、容器本体10内の内容物がディップチューブ61内に流入してディップチューブ61内を上方に向かって流通し、弁座部64の内側を通って吸込み弁7の周壁部70の内側に流入する。そして、その内容物は、周壁部70と弁体部71との間の隙間を通って流通し、接続筒部60の上筒部62の内側を通過して液室32内に吸い込まれる。
これにより、液室32内に決まった量の内容物を貯留することができ、次のピストン部4の押し込みによって定量の内容物を吐出することができる。
この場合には、押下ヘッド51をシリンダ軸O回りに回転操作する。これにより、図4に示すように、押下ヘッド51に形成された複数のストッパ部59A〜59Dを周方向に移動させることができ、いずれかのストッパ部59A〜59Dに、中蓋50に形成された規制部58がシリンダ軸O方向に沿って対向するように、該規制部58の位置を相対的に変更することができる。
本実施形態では、吐出量を4段階に変更することが可能であるので、4段階のうちのいずれかの吐出量に速やかに変更することができる。
上記第1実施形態では、規制部58を中蓋50側に形成し、複数のストッパ部59A〜59Dを押下ヘッド51側に形成したが、これとは逆に、規制部58を押下ヘッド51側に形成し、複数のストッパ部59A〜59Dを中蓋50側に形成しても構わない。この場合であっても、同様の作用効果を奏功することができる。
いずれにしても、中蓋50及び押下ヘッド51のうちのいずれか一方に規制部58を係止し、他方に複数のストッパ部59A〜59Dを形成すれば良い。
従って、中蓋50及び押下ヘッド51のうちのいずれか一方に摺接突起100を形成し、他方に係合突起101を形成すれば良い。
また、この場合において、例えば中蓋50の天壁部50aに規制部58の位置を示すメモリ(指示マーク等)を形成し、このメモリを利用しながら規制部58を、いずれかのストッパ部59A〜59Dに対してシリンダ軸O方向に対向させても良い。
さらに、例えば各ストッパ部59A〜59Dに、例えば吐出量(計量)を明示しても良い。このようにすることで、内容物の吐出量を所望する量にさらに正確に変更し易い。
例えば、押下ヘッド51の周壁部51bに、複数のストッパ部59A〜59Dにそれぞれ対応した複数の第1メモリ(指示マーク等)を形成し、中蓋50の外筒部50b或いはシリンダ部3の側壁面に、規制部58に対応した第2メモリ(指示マーク等)を形成しても良い。
この場合には、押下ヘッド51の回転時、いずれかの第1メモリに第2メモリを一致させることで、規制部58とストッパ部59A〜59Dとのシリンダ軸O方向の位置合わせを行うことができる。従って、この場合であっても、内容物の吐出量を所望する量に正確に変更し易い。しかもこの場合には、押下ヘッド51を透明或いは半透明材料で形成する必要がない。
加えて、この場合において、複数の第1メモリを、例えば吐出量(計量)を明示するメモリとしても良い。この場合には、内容物の吐出量を所望する量にさらに正確に変更し易い。
次に、本発明に係る定量吐出器の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、4つのストッパ部59A〜59Dを設けることで、押下ヘッド51を押し下げる際のストローク量を4段階に変更可能とし、これにより吐出量を4段階に調整することができる場合を例に挙げて説明した。これに対して、第2実施形態では、ストッパ部を1つだけ設け、押下ヘッドの回転操作によってストッパ部の位置を、規制部に当接しない位置と、当接する位置とに切り換え可能とされている。これにより、押下ヘッドを押し下げる際のストローク量を2段階に変更し、これにより吐出量を2段階に調整することができる定量吐出器とされている。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1ピストン部202Aは、底壁部40、周壁部41及び摺接部43備えている。なお、底壁部40における径方向の中央部には、上方に向けて有頂筒状に膨出した膨出部40aが形成されている。第2ピストン部202Bは、膨出部40aに外嵌された有頂筒状の第1連結筒部212と、第1連結筒部212の下端部から径方向の外側に向かって突出した環状部213と、を備えている。環状部213は、底壁部40の上面に配置されていると共に、外周縁が周壁部41の内周面に対してアンダーカット嵌合されている。
天壁部221aの中央部には、ピストン部202における第1連結筒部212の天壁部を露出させる開口部221cが形成されていると共に、この開口部221cの周縁部から下方に向かって延び、第1連結筒部212を径方向の外側から囲繞する第2連結筒部221dが形成されている。
これにより、押下ヘッド221はシリンダ軸O方向に位置決めがされた状態で、中蓋220及びシリンダ部201に対してシリンダ軸O回りに回転可能とされた状態で組み合わされている。
なお、第2連結筒部221dの下端部は、第1連結筒部212と中蓋220における第2内筒部220eとの間に配置されている。
はじめに、定量吐出器200をシリンダ軸O方向から見た上面視において、周方向のうちシリンダ軸Oを時計回りに周回する方向を第1周方向T1、その反対方向を第2周方向T2という。
中蓋220における外筒部220bには、径方向の外側に向けて突出すると共に周方向に沿って延びた規制部240が形成されている。規制部240は、外筒部220bの全周のうち略1/4周に相当する長さで形成されていると共に、シリンダ軸Oを挟んで径方向に向かい合うように形成されている。
これに対して、第2吐出位置P2で押下ヘッド221を押し下げた場合には、ストッパ部243が規制部240に対して上方から当接して、それ以上の押し下げが規制される(図15参照)。これにより、ストッパ部243の下端部が規制部240に接触するまでのストローク量L6(ストローク量L5よりも小さい)で、押下ヘッド221の押し下げが可能とされている。
図示の例では、指標部の一例として、ストローク量L5、L6に応じた内容物の吐出量が形成されている。即ち、押下ヘッド221が第1吐出位置P1に位置していることを示す第1指標部250、及び押下ヘッド221が第2吐出位置P2に位置していることを示す第2指標部251が形成されている。第1指標部250は内容物が例えば30ml吐出されることを意味する「30」と表示され、第2指標部251は内容物が例えば15ml吐出されることを意味する「15」と表示されている。
これら第1指標部250及び第2指標部251のいずれかがノズル部204の上方に位置していることで、押下ヘッド221が第1吐出位置P1又は第2吐出位置P2に位置していることを正確に把握することが可能とされている。
ノズル部204は、シリンダ部201及び装着筒部30に、斜め下向きに接続されたノズル本体204Aと、先端開口が吐出孔80とされ、ノズル本体204Aに装着された補助ノズル204Bとを備えている。
吐出部256は、装着部255との接続部分からノズル先端側に向かうに従い下方に向けて屈曲している。そのため、吐出孔80は下方に向けて開口している。
本実施形態の定量吐出器200によれば、図12に示すように、押下ヘッド221が第1吐出位置P1に位置している状態で押下ヘッド221を押し下げ操作すると、ストッパ部243の下方に規制部240が位置していないので、図14に示すように、押下ヘッド221の天壁部221aが中蓋220の天壁部220aに近接するまでのストローク量L5で押し下げを行うことができる。これにより、例えば30mlの吐出量で内容物を吐出することができる。
特に、押下ヘッド221の天壁部221aを中蓋220の天壁部220aに近接させるまで、押下ヘッド221を押し下げることができるので、押下ヘッド221内のデッドスペースをなくすことができる。
上記第2実施形態において、押下ヘッド221を透明或いは半透明材料で形成し、外部から押下ヘッド221の内部を視認することができるように構成しても構わない。このようにすることで、押下ヘッド221が第1吐出位置P1又は第2吐出位置P2のいずれかに位置していることを把握することができ、内容物の吐出量を所望する量に正確に変更し易い。
1、200…定量吐出器
3、201…シリンダ部
4、202…ピストン部
5、203…ピストン操作部
6…吸込み部6
7…吸込み弁7
8、204…ノズル部
9…吐出弁9
10…容器本体
11…容器本体の口部
30…装着筒部
32…液室
50、220…中蓋
51、221…押下ヘッド
52…コイルスプリング(付勢手段)
58、240…規制部
59A、59B、59C、59D、243…ストッパ部
100…摺接突起
101…係合突起
Claims (3)
- シリンダ部と、
前記シリンダ部の内周面に沿ってシリンダ軸方向に摺動可能なピストン部と、
前記ピストン部を操作するピストン操作部と、
前記シリンダ部内の液室に連通された管状の吸込み部と、
前記吸込み部の内側に配設され、前記ピストン部の引戻し動作に連動して開けられる開閉可能な吸込み弁と、
前記シリンダ部の側方に向かって突出していると共に、前記シリンダ部に直結されて前記液室に連通された筒状のノズル部と、
前記ノズル部の内側に配設され、前記ピストン部の押込み動作に連動して開けられる開閉可能な吐出弁と、を備え、
前記ピストン操作部は、
前記シリンダ部の上端部に被着された中蓋と、
前記中蓋を覆うと共に前記ピストン部に接続され、且つ前記中蓋及び前記シリンダ部に対して相対的に押し下げ可能とされた押下ヘッドと、
前記押下ヘッドを前記中蓋に対して上方に付勢する付勢手段と、を備え、
前記押下ヘッドは、前記中蓋及び前記シリンダ部に対してシリンダ軸回りに回転自在とされ、
前記押下ヘッド及び前記中蓋のうちのいずれか一方には、前記中蓋及び前記シリンダ部に対して前記押下ヘッドをシリンダ軸回りに回転させた際、前記押下ヘッドの押し下げに伴って、他方に設けられた規制部に対してシリンダ軸方向に沿って当接するストッパ部が設けられ、
前記規制部及び前記ストッパ部は、前記押下ヘッドの内側に配置されていることを特徴とする定量吐出器。 - 請求項1に記載の定量吐出器において、
前記ストッパ部は、周方向に沿って複数設けられ、且つ前記規制部側の先端部の位置がシリンダ軸方向に互いに異なっていることを特徴とする定量吐出器。 - 請求項2に記載の定量吐出器において、
前記押下ヘッド及び前記中蓋のうちのいずれか一方には、周方向に沿って複数の摺接突起が形成され、
前記押下ヘッド及び前記中蓋のうちの残りの他方には、前記押下ヘッド及び前記中蓋の相対的なシリンダ軸回りの回転移動に伴って、前記摺接突起に摺接する係合突起が形成され、
前記係合突起は、前記押下ヘッド及び前記中蓋の相対的なシリンダ軸回りの回転移動に伴って、前記規制部が前記ストッパ部に対してシリンダ軸方向に対向し合う毎に、前記摺接突起に対して係合されることを特徴とする定量吐出器。
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- 2014-09-30 JP JP2014200809A patent/JP6368608B2/ja active Active
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CN108820531A (zh) * | 2018-07-12 | 2018-11-16 | 王认认 | 用于控制按压式洗护用品挤出量的辅助装置 |
CN108820531B (zh) * | 2018-07-12 | 2019-11-15 | 福州思琪科技有限公司 | 用于控制按压式洗护用品挤出量的辅助装置 |
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