JP6655505B2 - 吐出器 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出器に関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、上下方向に延びるシリンダ部を備える固定部材と、シリンダ部内に上下方向に摺動可能に配設されたピストン部、ピストン部の上方に上方付勢状態で下降移動可能に配設され、ピストン部の上下動に連係する作動部、及び作動部を覆い、下降移動可能に配設された押下ヘッドを有する可動部材と、を備える吐出器が知られている。
特開2013−95442号公報
しかしながら、前記従来の吐出器では、内容物を吐出させる際の、押下ヘッドの押下力を低減することに改善の余地があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、内容物を吐出させる際の、押下ヘッドの押下力を低減することができる吐出器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る吐出器は、上下方向に延びるシリンダ部を備える固定部材と、シリンダ部内に上下方向に摺動可能に配設されたピストン部、前記ピストン部の上方に上方付勢状態で下降移動可能に配設され、前記ピストン部の上下動に連係する作動部、及び前記作動部を覆い、下降移動可能に配設された押下ヘッドを有する可動部材と、を備える吐出器であって、長手方向における一方側の端部が前記押下ヘッドに連結され、かつ他方側の端部が前記固定部材に連結された帯体を備え、前記帯体における前記一方側の端部と、前記他方側の端部と、の間の中間部が、前記作動部に係合され、前記一方側の端部は、前記他方側の端部より、シリンダ軸方向から見てシリンダ軸に直交するシリンダ径方向の内側に位置していることを特徴とする。
この発明によれば、帯体において、押下ヘッドに連結された前記一方側の端部と、固定部材に連結された前記他方側の端部と、の間の前記中間部が作動部に係合されているので、押下ヘッドを押下すると、帯体における前記他方側の端部が固定された状態で、前記一方側の端部が前記中間部とともに下降移動する。これにより、作動部が、帯体の前記中間部により下降移動させられ、ピストン部がシリンダ部内を下降移動する。
したがって、帯体のうち、前記一方側の端部が力点として、前記他方側の端部が支点として、前記中間部が作用点として、それぞれ機能することとなり、押下ヘッドに加えた押下力を、梃子の原理により増幅させて前記中間部を介して作動部に及ぼすことができる。これにより、内容物を吐出させる際の、押下ヘッドの押下力を低減することができる。
また、以上の過程において、帯体における前記中間部のうち、作動部を押下する作用点部分と、力点である前記一方側の端部と、の距離が漸次長くなる一方、帯体における前記中間部の作用点部分と、支点である前記他方側の端部と、の距離が漸次短くなる。したがって、内容物を吐出する過程において、押下ヘッドに加える押下力を漸次低減することも可能になり、優れた操作性を具備させることができる。
また、帯体において、力点である前記一方側の端部が、支点である前記他方側の端部よりシリンダ径方向の内側に位置しているので、構造を複雑にせず簡易な構成で前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
また、前記作動部は上下方向に延びる筒状に形成され、前記押下ヘッドには、下方に向けて突出する支持突部が形成され、前記帯体の前記一方側の端部は、前記支持突部に連結され、前記押下ヘッドの下降移動に伴い、前記作動部の内側を下方に向けて進入してもよい。
この場合には、支持突部に連結された帯体の前記一方側の端部が、押下ヘッドの下降移動に伴い、筒状に形成された作動部の内側を下方に向けて進入するので、押下ヘッドの下降移動時に、力点である前記一方側の端部が、シリンダ径方向に変位しにくい状態で下方に向けて案内されることとなる。したがって、押下ヘッドの下降移動時に、帯体の前記一方側の端部が引っ掛かるのを抑制することが可能になり、押下ヘッドを円滑に下降移動させることができる。
また、前記帯体において、前記一方側の端部、及び前記他方側の端部はそれぞれ、前記中間部よりも下方に位置し、前記一方側の端部は、前記他方側の端部より上方に位置してもよい。
この場合には、帯体のうち、支点である前記他方側の端部、及び力点である前記一方側の端部がそれぞれ、作用点である前記中間部よりも下方に位置しているので、押下ヘッドに加えた押下力を、梃子の原理により増幅させて前記中間部を介して作動部に確実に及ぼすことができる。
また、力点である前記一方側の端部が、支点である前記他方側の端部よりも上方に位置しているので、押下ヘッドの押下ストロークを確保しやすく、一度の押下操作によって、大量の内容物を吐出することを容易に実現することができる。
また、前記帯体は、前記シリンダ軸周りに沿うシリンダ周方向に間隔をあけて複数配設されてもよい。
この場合には、帯体がシリンダ周方向に間隔をあけて複数配設されているので、押下ヘッドに加えた押下力を、前記中間部を介して、シリンダ周方向に偏り少なく作動部に及ぼすことができる。
本発明によれば、内容物を吐出させる際の、押下ヘッドの押下力を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る吐出器を示す縦断面図である。 図1に示す吐出器において、押下ヘッドを押下した状態を示す図である。 図1に示す吐出器において、押下ヘッドが最下端に位置した状態を示す図である。 図3に示す吐出器におけるA−A線矢視断面図である。 本発明の他の実施形態に係る吐出器が備える帯体の(a)上面図、及び(b)(a)におけるB−B線矢視断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る吐出器の一実施形態について説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
図1に示すように、吐出器1は、内側に容器本体11内の内容物を貯留する液室32が形成されたシリンダ部3を備えた固定部材10と、シリンダ部3内に配設されたピストン部4、ピストン部4に連係する作動部5、及び作動部5を覆う押下ヘッド15を有する可動部材20と、を備えている。
以下、シリンダ軸Oに沿って、押下ヘッド15側を上側、ピストン部4側を下側という。また、上下方向から見た平面視において、シリンダ軸Oに直交する方向をシリンダ径方向といい、シリンダ軸O回りに周回する方向をシリンダ周方向という。
固定部材10は、容器本体11の口部11aに装着された装着キャップ2と、有底筒状に形成されたシリンダ部3の上端部に被着された中蓋12と、内容物を吐出する吐出口8aを有し、シリンダ部3の側方に向かって突出するとともに、シリンダ部3に直結されてシリンダ部3内の液室32に連通された筒状のノズル部8と、を備えている。
容器本体11は、例えばガラス瓶、合成樹脂製ボトル等であり、内部に図示しない内容物が収容される。容器本体11の口部11aは筒状に形成され、シリンダ軸Oと同軸に配置されている。口部11aの外周面には、雄ねじ18が形成されている。口部11aの内側には、中栓13が装着されている。
中栓13は、円筒形状の筒状部材であり、シリンダ軸Oと同軸に配設されている。
中栓13の上下方向の中間部における外周面には、シリンダ径方向の外側に向けて突出したフランジ部14が形成されている。このフランジ部14は、シリンダ周方向の全周にわたって延びる円環状の板部である。このフランジ部14は、中栓13を支持するための支持部であり、口部11aの上端開口縁上に載置されている。
装着キャップ2は、円筒形状に形成され、シリンダ軸Oと同軸に配設されている。装着キャップ2の内周面には、口部11aの雄ねじ18に螺合された雌ねじ19が形成されている。
シリンダ部3は、上下方向に延びる有底筒状に形成され、容器本体11の上方に配置されている。
シリンダ部3には、装着キャップ2に接続され、口部11aに装着された装着筒部30が設けられている。装着筒部30は、シリンダ部3の底壁部31から下方に向けて延在し、シリンダ軸Oと同軸に配置されている。装着筒部30の下端部には、装着キャップ2の上端部内にアンダーカット嵌合され、前述した中栓13におけるフランジ部14上に載置された支持フランジ部30aが形成されている。
シリンダ部3の上部における外周面には、被係止部34がシリンダ径方向の外側に向けて突設されている。なお、被係止部34は、シリンダ部3の外周面において、シリンダ軸Oをシリンダ径方向に挟んで互いに反対となる位置に各別に形成されている。但し、被係止部34の数は2つに限定されるものではない。
中蓋12は、シリンダ軸Oと同軸に配設された円環状の天壁部12aと、天壁部12aの外縁から下方に向けて延びる外筒部12bと、天壁部12aの内縁から下方に向けて延びる支持筒部12cと、支持筒部12cの下端部からシリンダ径方向の内側に向けて延びる円環状の底壁部12dと、底壁部12dの内縁から上方に向けて延びるガイド筒部12eと、を備えている。
天壁部12aは、シリンダ部3の上方に配置され、シリンダ部3の上端開口縁上に載置されている。
外筒部12bは、シリンダ部3の上端部の外周に周設された円筒形状の筒部であり、シリンダ軸Oと同軸に配置されているとともに、シリンダ部3の上端部にアンダーカット嵌合されている。外筒部12bの外周面には、上下方向に沿って延び、シリンダ径方向の外側に向けて突出する縦リブ12gがシリンダ周方向に間隔を空けて複数形成されている。
支持筒部12cは、シリンダ部3の上端部の内側に配設された略円筒形状の筒部であり、シリンダ軸Oと同軸に配置されている。
底壁部12dは、シリンダ軸Oと同軸に配設された円環状の板部である。また、底壁部12dの下面には、後述する連結筒部51の嵌合フランジ部51bの上面に当接するストッパ12fが設けられている。ガイド筒部12eは、支持筒部12cの内側に配設された円筒形状の直筒部材であり、シリンダ軸Oと同軸に配置されている。ガイド筒部12eの内周面には、上下方向に延びる内周溝12hがシリンダ周方向に間隔をあけて複数形成されている。内周溝12hは、ガイド筒部12eにおける上下方向の全長にわたって形成されている。内周溝12hは、ガイド筒部12eの上端開口縁及び下端開口縁に各別に開口している。
シリンダ部3には、容器本体11内の内容物をシリンダ部3内の液室32に吸込む吸込み部6が配設されている。吸込み部6の内側は、シリンダ部3内の液室32に連通されている。吸込み部6は、シリンダ部3の底壁部31の下面から下方に向かって延びているとともに液室32に連通した接続筒部60と、接続筒部60に接続されたディップチューブ61と、を備えている。
接続筒部60は、シリンダ部3における装着筒部30の内側に配設されているとともに、シリンダ軸Oと同軸に配設されている。接続筒部60のうち、上端部は他の部分よりも拡径されている。すなわち、接続筒部60は、液室32に向けて開口された大径の上筒部62と、上筒部62の下方に段差を介して連設された小径の下筒部63と、を備えている。
下筒部63の上端部の内周面には、全周にわたって延びるとともに、シリンダ径方向の内側に向けて突出した円環状の弁座部64が形成されている。また、接続筒部60は、シリンダ部3と一体に形成されている。下筒部63の下端部は、中栓13内に嵌合されている。
ディップチューブ61は、容器本体11の内側に配置されて容器本体11内の内容物を吸い上げるためのチューブであり、例えば可撓性を有するフレキシブルチューブからなる。なお、ディップチューブ61は、単なる円筒状のパイプであってもよい。ディップチューブ61の下端開口は、容器本体11内に開放されており、ディップチューブ61の上端開口は、接続筒部60の内側に嵌合されて上筒部62内を通して液室32に連通されている。
吸込み部6の内側に、ピストン部4の動作に伴って容器本体11内と液室32との連通、及びその遮断を切換える吸込み弁7が配設されている。吸込み弁7は、吸込み部6の上筒部62内に嵌合された周壁部70と、周壁部70の内側に配設されて弁座部64の内側を開閉する板状の弁体部71と、弁体部71の外周面と周壁部70の内周面とを連結する弾性変形可能な連結片72と、を備えている。
周壁部70は、吸込み部6の上筒部62内にアンダーカット嵌合されている。弁体部71は、弁座部64の上面に密に当接している。連結片72は、例えばシリンダ周方向に間欠的に複数配設され、弁体部71の外周面と周壁部70の内周面とを繋いでいる。
なお、吸込み弁7は、1つの連結片72で弁体部71を支持した一点弁でもよい。さらに、本実施形態では、弁座部64に着座する弁体部71を利用することで吸込み部6の内側を開閉する吸込み弁7を例に挙げたが、この場合に限定されるものではなく、例えばボール弁を吸込み弁として採用しても構わない。
ノズル部8は、シリンダ部3内の液室32に貯留された内容物を外部に吐出させるための筒状部材である。なお、図1から図3にLで示す一点鎖線は、ノズル部8の中心軸線を示しており、以下、ノズル軸Lという。また、ノズル軸Lに沿った方向をノズル軸方向といい、ノズル軸方向から見てノズル軸Lに直交する方向をノズル径方向といい、ノズル軸L回りの方向をノズル周方向という。さらに、ノズル軸方向のうち、吐出口8a側を前側といい、シリンダ部3側を後側という。
ノズル部8は、後側に位置する根元筒部82と、前側に位置し、根元筒部82に外嵌されたノズル筒部81と、を備えている。
根元筒部82は、シリンダ部3と一体に形成されている。根元筒部82の後端部は、端壁部82aによって閉塞されている。根元筒部82の後端部の上部は、シリンダ部3の内部に向けて開口されている。
また、根元筒部82の内側には、ノズル軸Lに対して直交する隔壁部83が配設されている。
隔壁部83には、ノズル軸方向に貫通する挿通孔83aが形成されている。挿通孔83aは、ノズル軸Lを中心軸線にして隔壁部83の中央部分に形成されている。挿通孔83aは、前側に向かうに従い漸次拡径するテーパー状に形成されている。
また、隔壁部83には、ノズル軸方向に貫通する複数の流通孔83bが形成されている。流通孔83bは、内容物が流通する流路であり、挿通孔83aの周囲に間欠的に形成されている。
ノズル筒部81は、内容物を吐出するための筒部材であり、内容物を吐出する吐出口8aを有している。ノズル筒部81は、根元筒部82をノズル径方向に囲繞する外装筒部81aと、外装筒部81aの前端部からノズル軸方向に延びる延出筒部81bと、延出筒部81bの前端部から下方に向けて延び、下端開口が吐出口8aとされた屈曲筒部81dと、を備えている。延出筒部81b及び屈曲筒部81dそれぞれの外径及び内径は、互いに同等となっている。
ノズル部8の内側に、吐出弁9が配設されている。吐出弁9は、ノズル部8内からシリンダ部3の液室32への内容物及び空気の流入を止める逆止弁であり、ピストン部4の押込み動作(下降移動)に連動して開けられる。
吐出弁9は、ノズル部8の内側に取付けられる弁基部90と、弾性変形することにより液室32と吐出口8aとの連通及びその遮断を切り替える弁部91と、を備えている。
弁部91は、弁基部90から前側に向けて延びる筒状に形成されている。
弁基部90は、隔壁部83の前側に配設され、挿通孔83aより大径に形成された基部本体92と、基部本体92から後側に向けて突出し、挿通孔83aに挿通された挿通部93と、を備えている。挿通部93は筒状に形成され、ノズル軸Lと同軸に配設されている。
挿通部93のうち、隔壁部83より後側に位置する後端部には、ノズル径方向の外側に向けて突出する係止部94が形成されている。挿通部93は、挿通孔83aに前後動自在に挿通される。吐出弁9が前進端位置に位置したときに、係止部94が隔壁部83の後面に当接し、吐出弁9が後退端位置に位置したときに、基部本体92が隔壁部83の前面に当接する。
係止部94は、後側に向かうに従い漸次、縮径された円錐台形状に形成されており、上述したテーパー状の挿通孔83aの前側から挿通孔83a内に挿入させることで、吐出弁9が挿通孔83aに装着されている。基部本体92は、柱状に形成され、ノズル軸Lと同軸に配設されている。
弁部91は、前側に向かって漸次拡径されたテーパー状の筒形状をなし、弁基部90の基部本体92の外周縁から、前側に向かって突出している。弁部91の前端部は、根元筒部82の内周面に全周にわたって密に当接している。
ピストン部4は、シリンダ部3内を上下方向に摺動可能に配設され、液室32を画成している。
ピストン部4は、図1に示すように、シリンダ軸Oに直交する底壁部40と、底壁部40の外縁から上方に向けて延びる周壁部41と、周壁部41をシリンダ径方向の外側から囲繞し、かつシリンダ部3内に摺動自在に嵌合された筒状の摺接部43と、を備えている。
底壁部40は、液室32に面する平面視円形の壁部であり、シリンダ部3の底壁部31に対して上方に間隔をあけて配置されている。底壁部40の外周部の上面には後述する連結筒部51の嵌合フランジ部51bが当接されており、嵌合フランジ部51bによって底壁部40が上方から押さえられている。
周壁部41は、円筒形状の筒部であり、シリンダ軸Oと同軸に配設されている。摺接部43は、シリンダ軸Oと同軸に配設された略円筒形状の筒部であり、摺接部43の上下方向の中間部は、周壁部41の上端部に連結されている。摺接部43の上端部は、上側に向かうに従い漸次拡径されたテーパー形状に形成されている。また、摺接部43の下端部は、下側に向かうに従い漸次拡径されたテーパー形状に形成されている。そして、これら摺接部43の上下端部は、それぞれシリンダ部3の内周面に全周にわたって密に摺動自在に当接している。
作動部5は、ピストン部4の上方に上方付勢状態で下降移動可能に配設され、ピストン部4の上下動に連係する。作動部5は、シリンダ軸Oと同軸に配設された作動筒部50と、作動筒部50とピストン部4とを連結する連結筒部51と、を備えている。作動筒部50及び連結筒部51は、シリンダ部3に対して相対的に押し下げ可能となっている。
作動筒部50は円筒形状をなし、シリンダ軸Oと同軸に配設されている。作動筒部50の下端部は、中蓋12のガイド筒部12e内に下降移動可能に挿入されている。作動筒部50の上端部には、シリンダ径方向の外側に向けて延びる環状の係合フランジ部50aが形成されている。係合フランジ部50aはシリンダ軸Oと同軸に配設されている。
係合フランジ部50aの上面における内周縁部及び外周縁部は、縦断面視において径方向の外側に向けて突の曲面状に面取りされている。係合フランジ部50aの下面には、後述するコイルスプリング52が保持されるスプリング保持部50bが形成されている。
スプリング保持部50bは、コイルスプリング52の上端部を保持する円筒形状の筒部である。係合フランジ部50aの下面のうち、スプリング保持部50bよりもシリンダ径方向の内側に位置する部分は、シリンダ径方向の外側に位置する部分よりも上方に位置している。
作動筒部50の上端部における内周面には、シリンダ径方向の内側に向けて突出し、連結筒部51を係止する係止突片50cが形成されている。係止突片50cは、全周にわたって連続して延びている。
図4に示すように、作動筒部50の外周面には、シリンダ径方向の外側に向けて突出し、上下方向に延びる外周突部50dが形成されている。外周突部50dは、シリンダ周方向に間隔をあけて複数形成されている。複数の外周突部50dは、中蓋12のガイド筒部12eの内周面に形成された複数の内周溝12hに各別に挿入される。
図1に示すように、連結筒部51は、作動筒部50内に嵌合された嵌合筒部51aと、嵌合筒部51aの下端部からシリンダ径方向の外側に向けて延びる嵌合フランジ部51bと、を備えている。
嵌合筒部51aはシリンダ軸Oと同軸に配設されている。嵌合筒部51aの上端部には、内径及び外径が縮径した縮径部51cが形成されている。縮径部51cは、内径が上方に向かうに従い漸次、拡径した先細り形状となっている。
嵌合筒部51aの縮径部51cにおける外周面には、作動筒部50の係止突片50cに係止された被係止部51dが形成されている。被係止部51dは、全周にわたって連続して延びるとともに、シリンダ径方向の内側に向けて窪む溝状をなしている。
嵌合フランジ部51bは、ピストン部4の底壁部40の上面に載置されているとともにピストン部4の周壁部41の内側にアンダーカット嵌合されている。
また、嵌合フランジ部51bは、中蓋12の底壁部12dの下面に設けられたストッパ12fと当接可能とされており、これにより、作動部5の上昇端位置が決められている。
中蓋12と作動筒部50との間にコイルスプリング52が介装されている。コイルスプリング52は、作動筒部50を上方に付勢し、押下されたピストン部4を上方に引き戻す付勢力を作動筒部50に付与する。
コイルスプリング52は、作動筒部50をシリンダ径方向の外側から囲っており、コイルスプリング52の下端は、中蓋12の底壁部12dの上面に係止され、コイルスプリング52の上端は、作動筒部50のスプリング保持部50bの内側に嵌合されて、作動筒部50の係合フランジ部50aの下面に係止されている。コイルスプリング52の下端は、中蓋12における支持筒部12cとガイド筒部12eとのシリンダ径方向の間に挿入されて、中蓋12の底壁部12dの上面に係止されている。
押下ヘッド15は下降移動可能に配設されている。押下ヘッド15は、シリンダ軸Oと同軸に配設された円環状の頂壁部15aと、頂壁部15aの外縁から下方に向けて延びる周壁部15bと、頂壁部15aの内縁から下方に向かって突出する支持突部15cと、を備えている。頂壁部15aは、中蓋12の天壁部12aの上方に配設されている。
周壁部15bは、中蓋12の外筒部12b及びシリンダ部3の上端部をシリンダ径方向の外側から囲う円筒形状の直筒部材であり、シリンダ軸Oと同軸に配置されている。
周壁部15bの内周面には、上下方向に延びる回転規制溝15dがシリンダ周方向に間隔を空けて複数形成されている。回転規制溝15dは、周壁部15bにおける上下方向の全長にわたって形成され、周壁部15bの下端開口縁に開口している。
周壁部15bには、周壁部15bをシリンダ径方向に貫く開口部15eが形成されている。開口部15eは、周壁部15bのうち、ノズル部8に上下方向で対向する部分に形成されている。開口部15eはシリンダ径方向から見て下方に向けて開放され、上方に向けて突の曲線状に形成されている。
支持突部15cは、周壁部15bの内側に配設された円筒形状の直筒部材であり、シリンダ軸Oと同軸に配置されている。
図4に示すように、支持突部15cの外周面には、後述する帯体21が収容可能な収容凹部15fが形成されている。収容凹部15fは、支持突部15cの外周面に、シリンダ周方向に間隔をあけて複数形成されている。収容凹部15fはシリンダ軸Oに直交する横断面視で矩形状をなし、支持突部15cにおける上下方向の全長にわたって形成されている。収容凹部15fのシリンダ周方向の大きさは、帯体21のシリンダ周方向の大きさよりも大きく、収容凹部15fのシリンダ径方向の大きさは、帯体21のシリンダ径方向の大きさよりも大きくなっている。
支持突部15cの外径は、作動部5の連結筒部51における嵌合筒部51aの内径よりも小径となっている。支持突部15cは、押下ヘッド15の下降移動に伴い、嵌合筒部51aの内側を下方に向けて進入する。
支持突部15c内には、支持軸部16が嵌合されている。支持軸部16は上下方向に延びる軸部材である。支持軸部16の下端部は、支持突部15cの下端部から下方に向けて突出している。支持軸部16の下端部は、嵌合筒部51aの上端部内に挿入されている。支持突部15cの上端部内に、支持軸部16の上端部がアンダーカット嵌合されており、支持軸部16の上端面は、押下ヘッド15の頂壁部15aの上面と面一となっている。
支持軸部16の下端部には、シリンダ径方向の外側に向けて延びる連結フランジ部16aが形成されている。連結フランジ部16aの外周縁部には、上方に向けて突出する連結壁部16bが形成されている。連結フランジ部16aの上面と、支持突部15cの下端縁と、の間に上下方向の隙間が設けられている。
そして、本実施形態では、吐出器1は、長手方向における一方側の端部21aが押下ヘッド15に連結され、かつ他方側の端部21bが固定部材10に連結された帯体21を備えている。帯体21は、長手方向に直交する断面視において、偏平な矩形状をなす帯状部材であり、可撓性を備えている。
帯体21における前記一方側の端部21aと、前記他方側の端部21bと、の間の中間部21cが、作動部5に係合されている。図示の例では、前記中間部21cは、作動筒部50の係合フランジ部50aの上面に当接して係合している。
また本実施形態では、帯体21における前記一方側の端部21aは、前記他方側の端部21bよりシリンダ径方向の内側に位置している。
帯体21はシリンダ周方向に間隔を空けて複数配設されている。
複数の帯体21における前記一方側の端部21a同士は、内側接続筒部22を介して互いに連結されている。内側接続筒部22は、支持軸部16の連結フランジ部16aと、押下ヘッド15の支持突部15cと、の間の上下方向の隙間に配設され、これらの連結フランジ部16aと支持突部15cとにより上下方向に挟みこまれている。帯体21の一方側の端部21aは、内側接続筒部22の上端部に接続されている。これにより、帯体21の前記一方側の端部21aが、支持突部15cに連結されている。
また、複数の帯体21における前記他方側の端部21b同士は、外側接続筒部23を介して互いに連結されている。外側接続筒部23は、押下ヘッド15の周壁部15bと、中蓋12の外筒部12bと、の間のシリンダ径方向の隙間に配設されている。帯体21の前記他方側の端部21bは、外側接続筒部23の内周面に接続されている。図示の例では4つの帯体21がシリンダ周方向に等間隔をあけて配設されている。
帯体21の前記他方側の端部21bは、外側接続筒部23の内周面のうち、上下方向の中央部よりも上方に位置する部分に接続されている。前記他方側の端部21bは、外側接続筒部23の内周面に形成された接続縁部23aを介して、外側接続筒部23の内周面に接続されている。接続縁部23aは、外側接続筒部23の内周面に全周にわたって連続して形成されている。接続縁部23aは、中蓋12の外筒部12bの上面に当接している。
外側接続筒部23の内周面において、接続縁部23aの下方に位置する部分には、上下方向に延びる縦溝23bがシリンダ周方向に間隔を空けて複数形成されている。縦溝23bと中蓋12の外筒部12bに形成された縦リブ12gとが係合することで、外側接続筒部23と中蓋12とのシリンダ軸O回りの相対回転が規制されている。
外側接続筒部23の外周面には、シリンダ径方向の外側に向けて突出し、上下方向に延びる回転規制リブ23cがシリンダ周方向に間隔を空けて複数形成されている。回転規制リブ23cと押下ヘッド15の周壁部15bに形成された回転規制溝15dとが係合することで、外側接続筒部23と押下ヘッド15とのシリンダ軸O回りの相対回転が規制されている。
外側接続筒部23の下端部は、中蓋12の外筒部12bにアンダーカット嵌合されている。これにより、帯体21の前記他方側の端部21bが、固定部材10に連結されている。
そして本実施形態では、帯体21において、前記一方側の端部21a、及び前記他方側の端部21bがそれぞれ、前記中間部21cよりも下方に位置し、前記一方側の端部21aは、前記他方側の端部21bより上方に位置している。帯体21の前記中間部21cにおいて、係合フランジ部50a上に位置している部分におけるシリンダ径方向の内端部は、シリンダ径方向の外端部よりも縦断面視における曲率半径が大きくなっている。
上記した吐出器1を用いて内容物を吐出する際には、図2に示すように、液室32に内容物が貯留された状態で、押下ヘッド15の頂壁部15aの上面を押圧し、コイルスプリング52の付勢力に抗して押下ヘッド15を押し下げる。
これに伴い、押下ヘッド15の支持突部15cに連結された帯体21の前記一方側の端部21aが、支持突部15cとともに、作動部5の連結筒部51における嵌合筒部51aの内側を下方に向けて進入する。これにより、帯体21の前記中間部21cが順次、作動筒部50の内側に引き込まれるとともに、帯体21の前記中間部21cの下面が、作動筒部50の係合フランジ部50aの上面を下方に向けて押下する。
以上の過程において、帯体21の前記中間部21cのうち、係合フランジ部50aを押下する作用点部分は、前記一方側の端部21a側に位置する部分から、前記他方側の端部21b側に位置する部分に向けて順次移動してゆく。なおこの際、帯体21は、前記一方側の端部21a側から前記他方側の端部21b側に向けて順次、支持突部15cの収容凹部15f内に下側から上側に向けて収容されていく。
さらにこの際、コイルスプリング52が上下方向に圧縮されるとともに、連結筒部51を介して作動筒部50に連結されたピストン部4が、作動筒部50とともにシリンダ部3に対して相対的に下降して、液室32が減容される。
その後、図3に示すように、作動筒部50の係合フランジ部50aの下面が、中蓋12の天壁部12aの上面に当接或いは近接した際に、ピストン部4の底壁部40の下面が、シリンダ部3の底壁部31の上面に当接する。
次に、液室32の減容化によって液室32の内圧が所定の正圧まで上昇することで、その内圧によって弁部91が弾性的に縮径変形し、弁部91の前端部と根元筒部82の内周面との間に隙間が形成されて吐出弁9が開かれる。
これにより、液室32内の内容物が根元筒部82の後方に流入した後、隔壁部83の流通孔83bを通って根元筒部82内を前側に向かって流通し、さらに、根元筒部82内からノズル筒部81内に流入し、ノズル筒部81内を通って吐出口8aから外部に吐出される。
そして、押下ヘッド15の押し下げ操作を止めてピストン部4の下降移動を停止させると、弁部91が弾性により復元変形して拡径される。これにより、弁部91の前端部がノズル本体80の内周面に全周にわたって再び密に当接して吐出弁9が閉じられ、その結果、ノズル部8の吐出口8aからの内容物の吐出が停止される。
次に、押下ヘッド15への押下操作を解除すると、コイルスプリング52の付勢力によって作動筒部50が押し上げられ、連結筒部51を介して作動筒部50に連結されたピストン部4が、作動筒部50とともにシリンダ部3に対して相対的に上昇してシリンダ部3の上端側に引き戻され、液室32の容積が増大される。
なおこの際、作動筒部50の上昇に伴い、作動筒部50の係合フランジ部50aの上面が、帯体21の前記中間部21cを押し上げる。これにより帯体21の前記一方側の端部21aが押下ヘッド15の支持突部15cとともに上昇移動し、支持突部15cの、作動筒部50及び連結筒部51の内側から上方に向けた突出量が増大する。
また、上述したように液室32の内圧が負圧となると、その内圧によって吸込み弁7の弁体部71が引っ張られ、吸込み弁7の連結片72を弾性変形させながら弁体部71が引き上げられ、弁体部71が弁座部64から離間して吸込み弁7が開かれる。
これにより、容器本体11内の内容物がディップチューブ61内に流入してディップチューブ61内を上方に向かって流通し、弁座部64の内側を通って吸込み弁7の周壁部70の内側に流入する。そして、その内容物は、周壁部70と弁体部71との間の隙間を通って流通し、接続筒部60の上筒部62の内側を通過して液室32内に吸込まれる。
そして、図1に示すように、連結筒部51の嵌合フランジ部51bの上面が、中蓋12の底壁部12dの下面のストッパ12fに当接することで、押下ヘッド15の上昇が停止してピストン部4の引戻し動作が停止する。これにより、吸込み弁7の連結片72の弾性によって弁体部71が引き下げられ、弁体部71が弁座部64に着座して密に当接して吸込み弁7が閉じられ、その結果、液室32内への内容物の吸込みが停止される。
以上説明したように、本実施形態に係る吐出器1によれば、帯体21において、押下ヘッド15に連結された前記一方側の端部21aと、固定部材10に連結された前記他方側の端部21bと、の間の前記中間部21cが作動部5に係合されているので、押下ヘッド15を押下すると、帯体21における前記他方側の端部21bが固定された状態で、前記一方側の端部21aが前記中間部21cとともに下降移動する。これにより、作動部5が、帯体21の前記中間部21cにより下降移動させられ、ピストン部4がシリンダ部3内を下降移動する。
したがって、帯体21のうち、前記一方側の端部21aが力点として、前記他方側の端部21bが支点として、前記中間部21cが作用点として、それぞれ機能することとなり、押下ヘッド15に加えた押下力を、梃子の原理により増幅させて前記中間部21cを介して作動部5に及ぼすことができる。これにより、内容物を吐出させる際の、押下ヘッド15の押下力を低減することができる。
また、以上の過程において、帯体21における前記中間部21cのうち、作動部5を押下する作用点部分と、力点である前記一方側の端部21aと、の距離が漸次長くなる一方、帯体21における前記中間部21cの作用点部分と、支点である前記他方側の端部21bと、の距離が漸次短くなる。したがって、内容物を吐出する過程において、押下ヘッド15に加える押下力を漸次低減することも可能になり、優れた操作性を具備させることができる。
また、帯体21において、力点である前記一方側の端部21aが、支点である前記他方側の端部21bよりシリンダ径方向の内側に位置しているので、構造を複雑にせず簡易な構成で前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
また、支持突部15cに連結された帯体21の前記一方側の端部21aが、押下ヘッド15の下降移動に伴い、筒状に形成された作動部5の内側を下方に向けて進入するので、押下ヘッド15の下降移動時に、力点である前記一方側の端部21aが、シリンダ径方向に変位しにくい状態で下方に向けて案内されることとなる。したがって、押下ヘッド15の下降移動時に、帯体21の前記一方側の端部21aが引っ掛かるのを抑制することが可能になり、押下ヘッド15を円滑に下降移動させることができる。
また、帯体21のうち、支点である前記他方側の端部21b、及び力点である前記一方側の端部21aがそれぞれ、作用点である前記中間部21cよりも下方に位置しているので、押下ヘッド15に加えた押下力を、前記中間部21cを介して作動部5に確実に及ぼすことができる。
また、力点である前記一方側の端部21aが、支点である前記他方側の端部21bよりも上方に位置しているので、押下ヘッド15の押下ストロークを確保しやすく、一度の押下操作によって、大量の内容物を吐出することを容易に実現することができる。
また、帯体21がシリンダ周方向に間隔をあけて複数配設されているので、押下ヘッド15からの押下力を、シリンダ周方向に偏り少なく作動部5に伝達することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、帯体21が4つ配設された構成を示したが、帯体21の数量についてはこのような態様に限られない。例えば図5に示すように、シリンダ周方向に3つの帯体21を配設してもよいし、2つ又は5つ以上の帯体を配設してもよい。
また、上記実施形態においては、帯体21は、シリンダ周方向に間隔をあけて複数配設されている構成を示したが、このような態様に限られない。帯体が1つ配設されてもよい。
また、上記実施形態においては、帯体21の前記一方側の端部21aが、押下ヘッド15に連結された構成を示したが、このような態様に限られない。帯体の前記一方側の端部21aは作動部における連結筒部に連結されてもよい。
また、上記実施形態においては、帯体21の前記他方側の端部21bが、中蓋12に連結された構成を示したが、このような態様に限られない。帯体の前記他方側の端部21bは、固定部材における装着筒部、シリンダ部、及びノズル部のうちのいずれかに連結されてもよい。
また、上記実施形態においては、帯体21が、長手方向に直交する断面視において、偏平な矩形状をなす帯状部材である構成を示したが、このような態様に限られない。帯体は断面視において円形状やその他の形状をなしてもよいし、前記中間部21cで複数に分岐するような構成であってもよい。
また、上記実施形態においては、帯体21の前記中間部は、作動部5の作動筒部50における係合フランジ部50aの上面に当接して係合している構成を示したが、このような態様に限られない。前記中間部21cは、作動筒部の側面に係合してもよいし、作動部における連結筒部に係合してもよい。
また、上記実施形態においては、帯体21の前記一方側の端部21aが、押下ヘッド15に形成された支持突部15cに連結され、押下ヘッド15の下降移動に伴い、上下方向に延びる筒状に形成された作動部5の内側に下方に向けて進入する構成を示したが、このような態様に限られない。帯体の前記一方側の端部21aは、押下ヘッドの天壁部や周壁部に連結されてもよいし、押下ヘッドの下降移動に伴い、作動部の外側を下降してもよい。また作動部は、筒形状以外の形状であってもよい。
また、上記実施形態においては、帯体21において、前記一方側の端部21a、及び前記他方側の端部21bはそれぞれ、前記中間部21cよりも下方に位置し、前記一方側の端部21aは、前記他方側の端部21bより上方に位置している構成を示したが、このような態様に限られない。帯体における前記一方側の端部21a、前記他方側の端部21b、及び前記中間部21cそれぞれの上下方向の位置は、任意に変更可能である。
また、上記実施形態においては、ノズル部8が、シリンダ部3の側方に向かって突出するとともに、シリンダ部3に直結されてシリンダ部3内の液室32に連通された構成を示したが、このような態様に限られない。ノズル部は、側方以外の方向に向かって突出してもよいし、シリンダ部と直結されなくてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 吐出器
3 シリンダ部
4 ピストン部
5 作動部
10 固定部材
15 押下ヘッド
15c 支持突部
20 可動部材
21 帯体
21a 一方側の端部
21b 他方側の端部
21c 中間部

Claims (4)

  1. 上下方向に延びるシリンダ部を備える固定部材と、
    シリンダ部内に上下方向に摺動可能に配設されたピストン部、前記ピストン部の上方に上方付勢状態で下降移動可能に配設され、前記ピストン部の上下動に連係する作動部、及び前記作動部を覆い、下降移動可能に配設された押下ヘッドを有する可動部材と、を備える吐出器であって、
    長手方向における一方側の端部が前記押下ヘッドに連結され、かつ他方側の端部が前記固定部材に連結された帯体を備え、
    前記帯体における前記一方側の端部と、前記他方側の端部と、の間の中間部が、前記作動部に係合され、
    前記一方側の端部は、前記他方側の端部より、シリンダ軸方向から見てシリンダ軸に直交するシリンダ径方向の内側に位置していることを特徴とする吐出器。
  2. 前記作動部は上下方向に延びる筒状に形成され、
    前記押下ヘッドには、下方に向けて突出する支持突部が形成され、
    前記帯体の前記一方側の端部は、前記支持突部に連結され、前記押下ヘッドの下降移動に伴い、前記作動部の内側を下方に向けて進入することを特徴とする請求項1に記載の吐出器。
  3. 前記帯体において、前記一方側の端部、及び前記他方側の端部はそれぞれ、前記中間部よりも下方に位置し、前記一方側の端部は、前記他方側の端部より上方に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の吐出器。
  4. 前記帯体は、前記シリンダ軸周りに沿うシリンダ周方向に間隔をあけて複数配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出器。
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