JP2013248138A - 化粧品容器及びコンパクトケース - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧品を収納する気密状態が保持された化粧品容器内の気密状態を解除して、軽い力で蓋体を開けることができるとともに、化粧品容器及びこの化粧品容器を収納するコンパクトケース全体の厚みを薄くすることができる化粧品容器及びコンパクトケースを提供すること。
【解決手段】容器本体2と、容器本体2に枢着された蓋体3と、容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態にする気密部材Sとを備え、空気導通孔40を有し、蓋体3を閉じた状態で、かつ、空気導通孔40の開口部40aが閉鎖されることによって化粧品容器1内と外部との空気の流通を遮断し、空気導通孔40の開口部40aが開放されることによって化粧品容器1内と外部との空気の流通を許容する弾性材料からなるバルブ4を、容器本体2の側壁部20に形成した貫通孔21に装着する。
【選択図】図2

Description

本発明は、化粧品容器及びコンパクトケースに関し、特に、化粧品を収納する気密状態が保持された化粧品容器内の気密状態を解除して、軽い力で蓋体を開けることができる化粧品容器及びこの化粧品容器を収納するコンパクトケースに関するものである。
一般に、化粧品容器として、容器本体と、容器本体に枢着された蓋体と、容器本体と蓋体との接合面を気密状態にする気密部材とを備えたものが用いられている。
この容器本体は、底部及び底部の周縁から立設される側壁部からなり、蓋体を容器本体の後端側に枢着部を介して開閉可能に取り付け、容器本体と前端側の係合部を介して蓋体を係合し、側壁部と蓋体との間(容器本体と蓋体との接合面)に、Oリングやガスケット等の環状の気密部材を配設し、内部を気密状態に保持できるようにしている(例えば、特許文献1〜2参照。)。
ところで、この化粧品容器は、蓋体を閉じた状態では、容器本体と蓋体との間で気密部材が押圧されて変形した状態で気密状態にしているため、容器本体の係合部との係合を解除して蓋体を開けようとしても、気密部材が復元しながら気密状態が維持され、容器内部に外部の空気が流入せずに容器内部が負圧状態となり、蓋体をスムーズに開けることができないという問題があった。
係る問題点に対処するため、特許文献3に開示された化粧品容器においては、化粧品を収納する化粧品収納容器体及びこの化粧品収納容器体を開閉する蓋体を共通の枢軸を介して容器本体に枢着するようにし、蓋体の内面から垂設した吸盤の下端縁を、化粧品収納容器体の側壁部の上面に吸着させることで化粧品収納容器体を気密に被覆し、化粧品収納容器体の底部に通気路を開口するとともに、容器本体の底部にこの通気路を閉鎖する弁部材を埋設し、蓋体を閉じた状態の化粧品収納容器体を容器本体に収納した場合には、通気路を弁部材が閉鎖して化粧品収納容器体内の気密状態を保持するようにされている。
そして、この化粧品容器は、化粧品を使用する場合、化粧品収納容器体の蓋体を開ける際に、化粧品収納容器体を蓋体と共に容器本体に対して揺動させることで通気路の開口部を弁部材から離間させ、通気路を開放するようにして化粧品収納容器体内を外部と連通することで化粧品収納容器体内への空気の流入を許容し、蓋体を開ける際に容器内部が負圧にならず、蓋体をスムーズに開けることができる。
ところで、この化粧品容器は、容器本体に対して蓋体以外に化粧品収納容器体を枢着する必要があるとともに、化粧品収納容器体の通気路を閉鎖する弁部材を容器本体の底部に埋設する必要があるため、構造が複雑になり、また、化粧品容器として全体の厚みを薄くすることができないという問題があった。
特許第4698057号公報 実開平01−164916号公報 実用新案登録第2518313号公報
本発明は、上記従来の化粧品容器の有する問題点に鑑み、化粧品を収納する気密状態が保持された化粧品容器内の気密状態を解除して、軽い力で蓋体を開けることができるとともに、化粧品容器及びこの化粧品容器を収納するコンパクトケース全体の厚みを薄くすることができる化粧品容器及びコンパクトケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の化粧品容器は、容器本体と、該容器本体に枢着された蓋体と、容器本体と蓋体との接合面を気密状態にする気密部材とを備えた化粧品容器において、空気導通孔を有し、前記蓋体を閉じた状態で、かつ、前記空気導通孔の開口部が閉鎖されることによって化粧品容器内と外部との空気の流通を遮断し、前記空気導通孔の開口部が開放されることによって化粧品容器内と外部との空気の流通を許容する弾性材料からなるバルブを、前記容器本体の側壁部に形成した貫通孔に装着したことを特徴とする。
また、同じ目的を達成するため、本発明のコンパクトケースは、前記化粧品容器と、該化粧品容器を内部に収納した収納ケース本体と、該収納ケース本体に枢着されたケース蓋とを備えたコンパクトケースであって、前記ケース蓋を閉じた状態のとき、前記ケース蓋が前記バルブの空気導通孔の開口面に当接することによって前記空気導通孔の開口部を閉鎖するようにするとともに、前記ケース蓋を開けた状態のとき、前記当接状態が解除されることによって前記バルブの空気導通孔の開口部を開放するようにしたことを特徴とする。
この場合において、前記ケース蓋の収納ケース本体との枢着部の近傍部分が、前記バルブの空気導通孔の開口面に当接するようにするとともに、前記空気導通孔の開口部を閉鎖した状態のとき、バルブの弾発力がケース蓋にかかるようにすることができる。
また、前記化粧品容器において、前記蓋体を閉じた状態のとき、蓋体が前記バルブの空気導通孔の開口面に当接することによって前記空気導通孔の開口部を閉鎖するようにするとともに、前記蓋体を開けるとき、前記当接状態が解除されることによって前記バルブの空気導通孔の開口部を開放するようにすることができる。
本発明の化粧品容器によれば、空気導通孔を有し、前記蓋体を閉じた状態で、かつ、前記空気導通孔の開口部が閉鎖されることによって化粧品容器内と外部との空気の流通を遮断し、前記空気導通孔の開口部が開放されることによって化粧品容器内と外部との空気の流通を許容する弾性材料からなるバルブを、前記容器本体の側壁部に形成した貫通孔に装着するようにすることにより、空気導通孔の開口部を閉鎖することで化粧品容器内の気密状態が保持されるようにすることで化粧品が外部に漏れ出すことがなく、また、化粧品容器内に外部の空気が流入することがないから、化粧品が乾燥したり劣化したりすることがない。
そして、空気導通孔の開口部を開放することで外部の空気が空気導通孔を通って化粧品容器内に流入し、蓋体を軽い力で開けることができる。
また、容器本体の側壁部に貫通孔を形成し、この貫通孔にバルブを装着するようにすることで、容器本体の底部に特別な加工を施す必要がなく、化粧品容器の厚みを薄くすることができる。
また、本発明のコンパクトケースは、化粧品容器と、該化粧品容器を内部に収納した収納ケース本体と、該収納ケース本体に枢着されたケース蓋とを備えたコンパクトケースであって、前記ケース蓋を閉じた状態のとき、前記ケース蓋が前記バルブの空気導通孔の開口面に当接することによって前記空気導通孔の開口部を閉鎖するようにするとともに、前記ケース蓋を開けた状態のとき、前記当接状態が解除されることによって前記バルブの空気導通孔の開口部を開放するようにすることにより、コンパクトケースのケース蓋で、化粧品容器のバルブの空気導通孔の開口部の開閉を行うことができ、ケース蓋を閉じることで、化粧品容器内の気密状態が保持され、化粧品容器内に外部の空気が流入することがないから、化粧品が乾燥したり劣化したりすることがない。
また、前記ケース蓋の収納ケース本体との枢着部の近傍部分が、前記バルブの空気導通孔の開口面に当接するようにするとともに、前記空気導通孔の開口部を閉鎖した状態のとき、バルブの弾発力がケース蓋にかかるようにすることにより、コンパクトケースの構造の簡素化を図ることができるとともに、弾発力を有するバルブを、ケース蓋を開放する方向に付勢する付勢手段とすることができる。
また、前記化粧品容器において、前記蓋体を閉じた状態のとき、蓋体が前記バルブの空気導通孔の開口面に当接することによって前記空気導通孔の開口部を閉鎖するようにするとともに、前記蓋体を開けるとき、前記当接状態が解除されることによって前記バルブの空気導通孔の開口部を開放するようにすることにより、空気導通孔の開口部を開閉する部材を蓋体として、化粧品容器の構造の簡素化を図ることができる。
本発明のコンパクトケースの一実施例を示す平面図である。 同コンパクトケースを示す、図1の一部切り欠きのX−X断面図である。 同コンパクトケースに収納する化粧品容器を示し、(a)は側面図、(b)は(a)のY−Y断面図でバルブを取り外した状態、(c)は(b)のZ−Z断面図、(d)は(b)のW方向から見た矢視図である。 化粧品容器に装着するバルブを示し、(a1)は平面図、(a2)は正面図、(b1)は第1変形例の平面図、(b2)は同正面図、(c1)は第2変形例の平面図、(c2)は同正面図である。 同コンパクトケースに収納した化粧品容器のバルブの空気導通孔の開閉状態を説明する一部切り欠き断面の説明図で、(a)は空気導通孔の開口部を閉鎖した状態、(b)は空気導通孔の開口部を開放した状態を示す。 本発明の化粧品容器の一実施例を示す平面図である。 同化粧品容器を示し、(a)は一部切り欠きの正面図、(b)は空気導通孔の開口部を閉鎖した状態の(a)のV−V断面図、(c)は空気導通孔の開口部を開放した状態の(a)のV−V断面図である。
以下、本発明の化粧品容器及びコンパクトケースの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図5に、本発明のコンパクトケース及び化粧品容器の一実施例を示す。
このコンパクトケース5に収納されている化粧品容器1は、容器本体2と、容器本体2に枢着された蓋体3と、容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態にする気密部材Sとを備え、空気導通孔40を有し、蓋体3を閉じた状態で、かつ、空気導通孔40の開口部40aが閉鎖されることによって化粧品容器1内と外部との空気の流通を遮断し、空気導通孔40の開口部40aが開放されることによって化粧品容器1内と外部との空気の流通を許容する弾性材料からなるバルブ4を、容器本体2の側壁部20に形成した貫通孔21に装着するようにしている。
容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態にする気密部材Sは、容器本体2の側壁部20の上面に形成された環状の溝部20aに装着されるOリングやガスケット等の弾性材料で構成されている。
そして、蓋体3の内面側から溝部20aに対向するように垂設した環状突条部30が、蓋体3を閉じた状態のとき、気密部材Sに当接して容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態に保持するようにしている。
また、容器本体2と蓋体3とは、それぞれの枢着部2A、3Aの孔部を一致させこの孔部に枢軸を嵌入することで容器本体2に対して蓋体3が揺動自在となるように構成されている。なお、容器本体2と蓋体3との枢着構造は、凹凸状の嵌合構造とすることもできる。
貫通孔21に装着されるバルブ4は、図4(a1)〜図4(a2)に示すように、円柱状の胴部42の一端に胴部42よりも大径のバルブ本体41を形成するとともに、他端側に胴部42及び後述する貫通孔21の孔部23よりも大径となる環状の係合片43を形成するようにしている。
バルブ本体41は、胴部42側に環状シール部44を突出して形成するとともに、この環状シール部44よりも内側で胴部42よりも外側に空気導通孔40を形成し、バルブ本体41の胴部42の反対側の面を、空気導通孔40の開口部40aが形成される空気導通孔40の開口面となるようにしている。
バルブ4に形成する空気導通孔40の数は特に限定されるものではなく、本実施例においては、2箇所に形成するようにしている。
また、空気導通孔40を、図4(b1)〜図4(b2)に示すように、バルブ本体41、胴部42及び係合片43を貫通するようにバルブ4の略中心に形成することもでき、この場合、後述する貫通孔21に凸状部25を形成する必要はない。
さらに、図4(c1)〜図4(c2)に示すように、空気導通孔40を、バルブ本体41の略中心の表面から、胴部42の長手方向に対して直交する方向に貫通した孔部に到達するように構成することもできる。
容器本体2の側壁部20に形成する貫通孔21は、図3(b)に示すように、側壁部20の外面にバルブ4のバルブ本体41に形成される環状シール部44が当接する環状当接面22と、環状当接面22の中心と軸心を揃えて形成されるバルブ4の胴部42より若干大径となる孔部23と、孔部23に連なる孔部23より大径で容器本体2内に開口する大径孔部24とから構成される。
大径孔部24と孔部23との環状段差部分には、図3(d)に示すように、バルブ4の環状の係合片43の内側が当接する複数(本実施例においては、4箇所)の凸状部25を形成し、凸状部25間に形成される凹状溝26を通して空気が流通するようにしている。
一方、コンパクトケース5は、図1に示すように、上記化粧品容器1と、化粧品容器1を内部に収納した収納ケース本体6と、収納ケース本体6に枢着されたケース蓋7とを備え、ケース蓋7を閉じた状態のとき、ケース蓋7がバルブ4の空気導通孔40の開口面に当接することによって空気導通孔40の開口部40aを閉鎖するようにするとともに、ケース蓋7を開けた状態のとき、当接状態が解除されることによってバルブ4の空気導通孔40の開口部40aを開放するようしている。
収納ケース本体6は、化粧品容器1が収納される第1収納部61及び化粧品塗布用のパフ等が収納される第2収納部62を形成するようにしている。
第1収納部61は、バルブ4の空気導通孔40が露出するように、枢着部60側で側壁部を一部切り欠くようにしている。
収納ケース本体6とケース蓋7とは、それぞれの後部に形成した枢着部60、70の孔部を一致させ、この孔部に枢軸を嵌入することで収納ケース本体6に対してケース蓋7が揺動自在となるように構成されている。
また、収納ケース本体6の前部に形成した係合部63が、ケース蓋7の前部に形成した係合部73と係合し、閉じた状態のケース蓋7を固定するようにしている。
そして、揺動するケース蓋7の一部が、より具体的には、ケース蓋7の収納ケース本体6との枢着部70の近傍部分70Aが、バルブ4の空気導通孔40の開口面に当接するようにするとともに、開口部40aを閉鎖した状態のとき、弾性材料からなるバルブ4の弾発力がケース蓋7(枢着部70の近傍部分70A)にかかるようにして、開口部40aを確実に閉鎖するとともに、バルブ4をケース蓋7を開放する方向に付勢する付勢手段とするようにしている。
より具体的には、ケース蓋7は、図2の二点鎖線に示すように、収納ケース本体6の底部の周縁から立設される側壁部の上面と当接する側壁部71を、天部72の周縁から立設するように形成し、この側壁部71の一部を延設することで収納ケース本体6の枢着部60と枢着する枢着部70を構成するようにしている。
そして、枢着部70の近傍部分70Aの内側の面がケース蓋7を閉じたときに、バルブ4のバルブ本体41に当接し、バルブ本体41に形成した空気導通孔40の開口部40aを閉鎖するようにしている。
また、ケース蓋7の内面側(天部72の裏側)には、必要に応じて鏡Mを配設するようにしている。
次に、このコンパクトケース5を開閉動作について、図5に基づいて説明する。
図5(a)に示すように、使用しないときは、コンパクトケース5の収納ケース本体6に蓋体3を閉じた化粧品容器1を収納し、ケース蓋7を閉じた状態で保管する。
このとき、ケース蓋7の枢着部70の近傍部分70A(具体的には、近傍部分70Aの内側の面)が、バルブ4のバルブ本体41の表面である空気導通孔40の開口面に当接し、バルブ4の弾発力が枢着部70の近傍部分70Aにかかることでバルブ本体41に形成した空気導通孔40の開口部40aが閉鎖されることとなり、化粧品容器1内の気密状態が保持され、化粧品容器1内に外部の空気が流入することがないから、化粧品が乾燥したり劣化したりすることがない。
次に、図5(b)に示すように、ケース蓋7を開けることでケース蓋7の枢着部70の近傍部分70Aが、バルブ4から離間し、バルブ4の空気導通孔40の開口部40aが開放され、外部の空気が空気導通孔40を通って化粧品容器1内に流入することで、蓋体3を軽い力で開けることができる。
また、バルブ4の弾発力によってケース蓋7は開放する方向に付勢されるから、収納ケース本体6の前部に形成した係合部63と、ケース蓋7の前部に形成した係合部73との係合を解除することで、ケース蓋7は開放方向に揺動し、容易にケース蓋7を開放することができる。
図6〜図7に、本発明の化粧品容器の一実施例を示す。
この化粧品容器1は、容器本体2と、容器本体2に枢着された蓋体3と、容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態にする気密部材Sとを備え、空気導通孔40を有し、蓋体3を閉じた状態で、かつ、空気導通孔40の開口部40aが閉鎖されることによって化粧品容器1内と外部との空気の流通を遮断し、空気導通孔40の開口部40aが開放されることによって化粧品容器1内と外部との空気の流通を許容する弾性材料からなるバルブ4を、容器本体2の側壁部20に形成した貫通孔21に装着し、蓋体3を閉じた状態のとき、蓋体3がバルブ4の空気導通孔40の開口面に当接することによって空気導通孔40の開口部40aを閉鎖するようにするとともに、蓋体3を開けるとき、蓋体3のバルブ4への当接状態が解除されることによってバルブ4の空気導通孔40の開口部40aを開放するようにしている。
容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態にする気密部材Sは、実施例1と同様に、容器本体2の側壁部20の上面に形成された環状の溝部20aに装着されるOリングやガスケット等の弾性材料で構成されている。
そして、蓋体3の内面側から溝部20aに対向するように垂設した環状突条部30が、蓋体を閉じた状態のとき、気密部材Sに当接して容器本体2と蓋体3との接合面を気密状態に保持するようにしている。
また、容器本体2と蓋体3とは、それぞれの枢着部2A、3Aの孔部を一致させこの孔部に枢軸を嵌入することで容器本体2に対して蓋体3が揺動自在となるように構成されている。
また、蓋体3の内面側には、必要に応じて鏡Mを配設するようにしている。
また、貫通孔21に装着されるバルブ4は、図4(a1)〜図4(a2)に記載したものを使用するようにしている。
貫通孔21は、容器本体2の側壁部20のうち、蓋体3の係合爪32と係合する係合爪27を形成した側壁部20に実施例1と同様の構成で形成するようにしている。
そして、空気導通孔40の開口部40aが形成される空気導通孔40の開口面(バルブ本体41の表面)と当接する蓋体3の当接箇所は、蓋体3の係合爪32を形成した延設部31の内面側となるようにしている。
この延設部31は、図6〜図7に示すように、蓋体3の一方に形成される枢着部3Aの他方に形成され、正面視T字で上部の2箇所に対向するように係合爪32を形成するとともに、係合爪32の下側に段差面33を形成するようにしている。
そして、延設部31は、蓋体3を閉じた状態で、後述する押圧部材8内に入り込み、中央の下部の内側の面がバルブ4の空気導通孔40の開口面に当接することによって空気導通孔40の開口部40aを閉鎖するようにしている。
押圧部材8は、容器本体2の側壁部20に形成した係合爪27と延設部31に形成した係合爪32との係合を解除するもので、容器本体2の貫通孔21を形成した側壁部20の外側に、側壁部20に対して直交する方向に摺動可能となるように配設するようにしている。
そして、この押圧部材8には、押圧部材8を側壁部20側に押し込んだときに、貫通孔21の両脇に上面が傾斜するように突出して形成した突出部28の傾斜した上面に下面側が、段差面33に上面側が当接する屈曲部80が形成されている。
この屈曲部80は、図7(b)〜図7(c)に示すように、押圧部材8との接合部分は薄肉で先端側が厚肉になっており、押圧部材8を押し込んでいないときは、厚肉部分の下面が突出部28の傾斜する上面に、厚肉部分の上面が延設部31の段差面33に当接又は僅かな隙間を空けて静止している。
そして、押圧部材8を側壁部20側に押し込むことで厚肉部分の下面が突出部28の傾斜する上面に当接し薄肉部分が屈曲して、厚肉部分の上面が延設部31の段差面33を押圧し、延設部31の係合爪32を、側壁部20の係合爪27との係合状態を解除する方向に押し上げるとともに、押圧部材8の下端に形成される摺動部81の先端81aが、弾性材料からなるバルブ4のバルブ本体41を押圧して空気導通孔40の開口部40aが下側に向かって開放されるように弾性変形させ、外部の空気が空気導通孔40を通って化粧品容器1内に流入することで容器本体2と蓋体3との接合面の気密状態を解除して、係合爪32と係合爪27との係合状態が解除されている蓋体3を軽い力で開けることができるようにしている。
この化粧品容器1に装着するバルブ4は、実施例1のコンパクトケース5に収納する化粧品容器1と同様に、図4(a1)〜図4(a2)に示すように、環状シール部44よりも中心側で胴部42よりも外側の2箇所に空気導通孔40を形成するようにしているが、図4(b1)〜図4(b2)や図4(c1)〜図4(c2)に示すように、バルブ4の略中心の1箇所に空気導通孔40を形成することで、空気導通孔40の開口部40aの位置を調整することなく、確実に空気導通孔40の開口部40aを閉鎖することができる。
以上、本発明の化粧品容器及びコンパクトケースについて、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の化粧品容器及びコンパクトケースは、化粧品を収納する気密状態が保持された化粧品容器内の気密状態を解除して、軽い力で蓋体を開けることができるとともに、化粧品容器及びこの化粧品容器を収納するコンパクトケース全体の厚みを薄くすることができることから、コンパクトケース及びそのコンパクトケース内に収納する詰替用の化粧品容器として好適に用いることができるほか、単体で使用する化粧品容器としても好適に用いることができる。
1 化粧品容器
2 容器本体
20 側壁部
21 貫通孔
3 蓋体
4 バルブ
40 空気導通孔
40a 開口部
5 コンパクトケース
6 収納ケース本体
60 枢着部
7 ケース蓋
70 枢着部
S 気密部材

Claims (4)

  1. 容器本体と、該容器本体に枢着された蓋体と、容器本体と蓋体との接合面を気密状態にする気密部材とを備えた化粧品容器において、空気導通孔を有し、前記蓋体を閉じた状態で、かつ、前記空気導通孔の開口部が閉鎖されることによって化粧品容器内と外部との空気の流通を遮断し、前記空気導通孔の開口部が開放されることによって化粧品容器内と外部との空気の流通を許容する弾性材料からなるバルブを、前記容器本体の側壁部に形成した貫通孔に装着したことを特徴とする化粧品容器。
  2. 請求項1記載の化粧品容器と、該化粧品容器を内部に収納した収納ケース本体と、該収納ケース本体に枢着されたケース蓋とを備えたコンパクトケースであって、前記ケース蓋を閉じた状態のとき、前記ケース蓋が前記バルブの空気導通孔の開口面に当接することによって前記空気導通孔の開口部を閉鎖するようにするとともに、前記ケース蓋を開けた状態のとき、前記当接状態が解除されることによって前記バルブの空気導通孔の開口部を開放するようにしたことを特徴とするコンパクトケース。
  3. 前記ケース蓋の収納ケース本体との枢着部の近傍部分が、前記バルブの空気導通孔の開口面に当接するようにするとともに、前記空気導通孔の開口部を閉鎖した状態のとき、バルブの弾発力がケース蓋にかかるようにしたことを特徴とする請求項2記載のコンパクトケース。
  4. 前記蓋体を閉じた状態のとき、蓋体が前記バルブの空気導通孔の開口面に当接することによって前記空気導通孔の開口部を閉鎖するようにするとともに、前記蓋体を開けるとき、前記当接状態が解除されることによって前記バルブの空気導通孔の開口部を開放するようにしたことを特徴とする請求項1記載の化粧品容器。
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