JP2013247451A - ルータおよびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光パスを設定するインタフェースにネットワークアドレスを設定する。
【解決手段】本発明のルータは、複数のインタフェースと、インタフェースに光パスを設定する際に使用されるネットワークアドレスを記憶する記憶部と、光信号の宛先に応じて光信号を転送し、自装置が光ネットワークのエッジルータである場合には、宛先が光ネットワーク内の他のエッジルータである光信号のトラフィック量を検出する転送処理部と、トラフィック量が閾値以上である光信号を転送する場合には、記憶されているネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するとともに、該ネットワークアドレスおよび光パスの設定要求を光信号の宛先であるエッジルータに出力し、自装置宛の光パスの設定要求およびネットワークアドレスが入力された場合には、そのネットワークアドレスに応じたネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するパス制御部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ネットワーク内に設けられるルータおよびその制御方法に関する。
インターネットサービス事業者などにより構築されるIP(Internet Protocol)網には、図10に示すように、IPパケットの宛先に応じた転送処理を行うルータ201〜203と、ルータ間で信号を伝送する伝送装置211〜213と、が設けられる。
近年、ルータと伝送装置との間、また、伝送装置間を光ファイバにより接続した光ネットワークが検討されている。光ネットワークにおいては、伝送装置として、ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)あるいは光クロスコネクトと称される、光信号のAdd(追加)/Drop(取り出し)や光信号のスイッチングを柔軟に行うことができる伝送装置が用いられる。このような光ネットワークにおいては、IPパケットのパケットデータを含む光信号が光波長多重により伝送される。
以下では、ネットワーク200Aが光ネットワークであるとする。
図10において、ネットワーク200Aを介して、ネットワーク200B内のルータ221からネットワーク200C内のルータ231にIPパケットを転送する場合を考える。この場合、通常、ルータ221から出力されたパケットは、矢印251に示すように、ルータ201により伝送装置211および伝送装置212を介してルータ202に転送され、ルータ202により伝送装置212および伝送装置213を介してルータ203に転送され、ルータ203によりルータ231に転送される。
ルータによる転送処理はIPレイヤで行われるため、処理遅延やルータの処理負荷の増大が生じる。そこで、光ネットワークにおいては、2つのルータのインタフェースに光パスが設定される。
ここで、光パスとは、始点となるルータのインタフェースから終点となるルータのインタフェースに至る、2つのルータ間での光信号の伝送にのみ用いられる伝送路のことである。図10において、外部ネットワーク200Bと接続するエッジルータであるルータ201のインタフェースと外部ネットワーク200Cと接続するエッジルータであるルータ203のインタフェースとの間に光パスを設定されると、この光パス上では、ルータ201とルータ203との間の光信号のみが伝送されるので、ルータ202による転送処理が不要となる。そのため、矢印252に示すように、ルータ202を介することなく、ルータ201から伝送装置211、伝送装置212および伝送装置213を介して、ルータ203にIPパケットが転送されるので、ルータ202の転送処理による遅延や処理負荷の増大の抑制を図ることができる。
特許文献1(特開2006−279818号公報)には、2つのルータ間で伝送される光信号のトラフィック量を検出し、検出したトラフィック量が閾値以上となると、その2つのルータ間に光パスを設定する技術が開示されている。特許文献1に開示の技術によれば、ルータ間のトラフィック量に応じて動的に光パスが設定されるので、より効率的に転送処理による遅延や処理負荷の増大を抑制することができる。
特開2006−279818号公報
2つのルータのインタフェース間に設定された光パスを介してIPパケットのパケットデータを含む光信号を伝送するためには、光パスの始点と終点となるルータのインタフェースにそれぞれ、光パスを示すIPアドレスを設定する必要がある。IPアドレスは、ネットワークを識別するための情報が格納されるネットワーク部分と、ネットワーク内の機器を識別する情報が格納されるホスト部分とから構成される。光パスの始点と終点となるルータのインタフェースに設定されるIPアドレスは、ネットワーク部分が同じで、ホスト部分が異なる。
特許文献1に開示の技術においては、2つのルータそれぞれのインタフェースへのIPアドレスの設定については記載されていない。
そこで、ネットワークの管理者が、光パスの設定に応じて、各ルータのインタフェースにIPアドレスを設定することが考えられるが、手間がかかる。
本発明の目的は、トラフィック量に応じて動的に光パスを設定するとともに、光パスが設定されるルータのインタフェースにネットワークアドレスを設定することができるルータおよびその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明のルータは、
外部ネットワークを介して光信号が伝送される光ネットワーク内に複数設けられるルータであって、
他のルータとの間に光パスが設定可能な複数のインタフェースと、
前記インタフェースに前記光パスを設定する際に使用されるネットワークアドレスを記憶する記憶部と、
入力された光信号に含まれるパケットデータに示される宛先に応じて前記光信号を転送し、自装置が外部ネットワークに接続されるエッジルータである場合には、宛先が前記光ネットワーク内の他のエッジルータである光信号の単位時間当たりのトラフィック量を検出する転送処理部と、
前記転送処理部が検出したトラフィック量が予め定められた閾値以上である前記光信号を転送する場合には、前記記憶部に記憶されているネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するとともに、該ネットワークアドレスを含む光パスの設定要求を前記光信号の宛先であるエッジルータに出力し、自装置宛の光パスの設定要求が入力された場合には、該入力された設定要求に含まれるネットワークアドレスに応じたネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するパス制御部と、を有する。
上記目的を達成するために本発明のルータの制御方法は、
外部ネットワークを介して光信号が伝送される光ネットワーク内に複数設けられ、他のルータとの間に光パスが設定可能な複数のインタフェースを有するルータの制御方法であって、
前記インタフェースに前記光パスを設定する際に使用されるネットワークアドレスを記憶し、
入力された光信号に含まれるパケットデータに示される宛先に応じて前記光信号を転送し、自装置が外部ネットワークに接続されるエッジルータである場合には、宛先が前記光ネットワーク内の他のエッジルータである光信号の単位時間当たりのトラフィック量を検出し、
前記検出したトラフィック量が閾値以上である前記光信号を転送する場合には、前記記憶しているネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するとともに、該ネットワークアドレスを含む光パスの設定要求を前記光信号の宛先であるエッジルータに出力し、自装置宛の光パスの設定要求が入力された場合には、該入力された設定要求に含まれるネットワークアドレスに応じたネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定する。
本発明によれば、トラフィック量に応じて動的に光パスを設定するとともに、光パスが設定されるルータのインタフェースにネットワークアドレスを設定することができる。
本発明の一実施形態のルータおよび伝送装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すメモリに記憶されるフォワーディングテーブルの構成を示す図である。 図1に示すメモリに記憶されるカウンタテーブルの構成を示す図である。 図1に示すメモリに記憶されるスイッチテーブルの構成を示す図である。 図1に示すメモリに記憶されるインタフェーステーブルの構成を示す図である。 図1に示すルータの光パスの設定要否の判断時の動作を示すフローチャートである。 図1に示すルータの光パスの設定要求メッセージの受信時の動作を示すフローチャートである。 図1に示すルータの要求完了メッセージ、または、要求不可メッセージの受信時の動作を示すフローチャートである。 図1に示す転送処理部の動作を示すフローチャートである。 関連する光ネットワークの構成の一例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態のルータ100および伝送装置110の構成を示すブロック図である。ルータ100および伝送装置110はそれぞれ、光ネットワーク内に複数設けられる。
ルータ100は、IPパケットのパケットデータを含む光信号が入力されると、そのパケットデータに示される宛先に応じて転送処理を行う。また、ルータ100は、他のルータとの間に光パスを設定する。
伝送装置110は、ルータ100間に設けられ、光信号のスイッチングを行う。
次に、ルータ100および伝送装置110の構成について説明する。
ルータ100は、インタフェース(IF)101a〜101dと、ルーティング処理部102と、メモリ103と、転送処理部104と、パス制御部105と、を有する。
IF101a,101bは、伝送装置110との間で光信号を伝送するためのインタフェースである。なお、図1においては、ルータ100と伝送装置110との間のインタフェースが2つである例を用いて説明するが、3以上であってもよい。
IF101c,101dは、伝送装置110を介さずに他の装置と接続するためのインタフェースである。なお、図1においては、他の装置と接続するためのインタフェースが2つである例を用いて説明するが、3以上であってもよい。
ルーティング処理部102は、隣接するルータとの間で、OSPF(Open Short Path First)プロトコルを用いて経路情報の交換を行い、取得した経路情報に基づいて、ルーティングテーブルを作成する。また、ルーティング処理部102は、ルーティングテーブルに基づいて、フォワーディングテーブルを作成し、メモリ103に記憶させる。
メモリ103は、ルーティングテーブル、フォワーディングテーブル、カウンタテーブル、スイッチテーブル、および、インタフェースアドレステーブルを記憶する。
図2は、フォワーディングテーブルの構成を示す図である。フォワーディングテーブルは、光信号に含まれるパケットデータに示される宛先アドレス(IP Network Address)と、その光信号を出力するインタフェース(Interface)と、その光信号の光ネットワーク内での最終到達ルータの識別情報(Router-ID)と、を対応付けたテーブルである。Interfaceには、IF101a、101bのいずれかが設定される。
図3は、カウンタテーブルの構成を示す図である。カウンタテーブルは、最終到達ルータの識別情報(Router-ID)と、そのルータを最終到達先とするパケットデータを含む光信号の転送回数を示すHit値(Hit)と、Hit値が所定の閾値を超えた時間を示すTime値(Time)と、を対応付けたテーブルである。
図4は、スイッチテーブルの構成を示す図である。スイッチテーブルは、伝送装置110が有するインタフェース(Interface)と、そのインタフェースに入力された光信号をスイッチングするインタフェース(Connected Interface)と、そのインタフェースの使用状態(Status)と、その光信号の最終到達ルータの識別情報(Router-ID)と、を対応付けたテーブルである。Interfaceには、IF111c〜111fのいずれかが設定され、Connected Interfaceには、IF111a〜111fのいずれかが設定される。また、Statusには、Empty、Terminal、Transit、Reservedのいずれかが設定される。Emptyは、Interfaceに示されるインタフェースが未使用である状態を示し、Terminalは、そのインタフェースに対応付けてIF111aあるいはIF111bが設定されている状態を示し、Transitは、そのインタフェースに対応付けてIF111c〜111fのいずれかが設定されている状態を示し、Reservedは、そのインタフェースが光パスの設定のために一時的に予約されている状態を示す。
図5は、インタフェースアドレステーブルの構成を示す図である。インタフェースアドレステーブルは、光パスを設定する際に使用されるネットワークアドレスであるインタフェースアドレス(Interface Address)と、そのインタフェースアドレスにおいて、ネットワークを識別するための情報が格納されるネットワーク部分の長さ(Prefix Length)と、そのインタフェースアドレスを使用しているか否かを示すフラグ(Flag)と、を対応付けたテーブルである。Interface Addressに対応付けられたFlagが0であれば、そのInterface Addressは未使用であり、Interface Addressに対応付けられたFlagが1であれば、そのInterface Addressは使用されている。
再び、図1を参照すると、転送処理部104は、パケットデータを含む光信号が入力されると、フォワーディングテーブルを参照し、そのパケットデータに示される宛先アドレスに対応付けて記憶されているインタフェースおよびRouter-IDを特定する。転送処理部104は、特定したインタフェースをその光信号の出力先インタフェースとして決定し、光信号を出力する。また、転送処理部104は、カウンタテーブルにおける、特定したRouter-IDに対応付けられたHit値を増加させる。
また、転送処理部104は、タイマを有しており、周期的にカウンタテーブルのHit値の減算、および、Hit値が予め設定された閾値を超えた時間を計測する。転送処理部104は、Router-IDに対応付けられたHit値が閾値OHを超えた時間が閾値OTを超えると、そのRouter-IDに示されるルータとの間の光パスの設定指示をパス制御部105に出力する。
パス制御部105は、スイッチング部112による光信号のスイッチングの方路制御を行う。また、パス制御部105は、光パスの設定の制御を行う。
次に、伝送装置110の構成について説明する。
伝送装置110は、IF111a〜111fと、スイッチング部112と、を有する。
IF111a,111bは、ルータ100との間で光信号を伝送するためのインタフェースである。
IF111c〜111fは、隣接する伝送装置との間で光信号を伝送するためのインタフェースである。ここで、図1においては、IF111cとIF111dとは、物理的に同じ光ファイバに収容され、波長の異なる光信号を伝送するためのインタフェースである。同様に、IF111eとIF111fとは、物理的に同じ光ファイバに収容され、波長の異なる光信号を伝送するためのインタフェースである。なお、図1においては、隣接する伝送装置との間で光信号を伝送するためのインタフェースが4つである例を用いて説明するが、5以上であってもよい。
次に、本実施形態のルータ100および伝送装置110の動作について説明する。
まず、光パスの設定要否の判断時の動作を図6に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図6に示す動作は、光ネットワーク内のエッジルータにより実施されるものである。ここで、光ネットワーク内のルータのうち、エッジルータ以外のルータには、ネットワークの管理者による入力、あるいは、他の手段による入力により、図6に示す動作を無効とする設定が行われる。
IF111c〜111fのいずれかを介してパケットデータを含む光信号が入力されると、スイッチング部112は、スイッチテーブルを参照し、その光信号の出力先インタフェースを決定し(ステップS601)、決定した出力先インタフェースに光信号を出力する。ここで、スイッチテーブルにおいて、光信号が入力されたインタフェースに対応付けられたConnected InterfaceにIF111c〜111fのいずれかが設定されている場合には、ルータ100を介さず、その設定されているインタフェースに光信号が出力される。
転送処理部104は、スイッチング部112が出力した光信号を、IF101aまたはIF101bを介して受信する(ステップS602)。
次に、転送処理部104は、フォワーディングテーブルを参照し、光信号に含まれるパケットデータに示される宛先アドレスに対応付けられたインタフェース(Interface)およびRouter-IDを特定する(ステップS603)。
次に、転送処理部104は、カウンタテーブルにおけるステップS603で特定したRouter-IDに対応付けられたHit値を増加させる(ステップS604)。
次に、転送処理部104は、Hit値を増加させたRouter-IDに対応付けられたTime値が閾値OT以上であるか否かを判定する(ステップS605)。
Time値が閾値OT未満である場合には(ステップS605:No)、転送処理部104は、ステップS603で特定したインタフェースに光信号を出力する(ステップS606)。
Time値が閾値OT以上である場合には(ステップS605:Yes)、転送処理部104は、最終到達ルータのRouter-ID(ステップS603で特定したRouter-ID)、および、自装置のRouter-IDを含む光パスの設定指示をパス制御部105に出力する(ステップS607)。Time値が閾値OT以上である場合に、光パスの設定指示を出力することで、ルータ間での一時的なトラフィック量の増加により光パスが設定されることを防ぎ、また、継続的にトラフィック量が多いルータ間に光パスを設定されるので、効率的に転送処理による遅延や処理負荷の増大を抑制することができる。
パス制御部105は、光パスの設定指示を受けると、スイッチテーブルを参照して、ルータ100と伝送装置110とを接続するIF101a,101bに、空きがあるか否かを確認する。空きがあるか否かの確認は、スイッチテーブルのInterfaceに対応付けられたConnected InterfaceにIF111aあるいはIF111bが設定されているか否かに基づいて行われる。
次に、パス制御部105は、スイッチテーブルにおける、Connected InterfaceにIF111aまたはIF111bが設定されたエントリ(以下、空きのエントリと称する)におけるStatusをReservedに設定し、Router-IDにステップS603で特定したRouter-IDを設定する(ステップS609)。
次に、パス制御部105は、インタフェースアドレステーブルを参照して、Flagに0が設定されたインタフェースアドレスを特定し、そのFlagに1を設定する(ステップS610)。ここで、インタフェースアドレスは、光パスの始点となるルータおよび終点となるルータのインタフェースに設定されるサブネットアドレスである。例えば、IPv4の場合、192.168.100.1/24を割り振るとすると、Interface Addressが192.168.100.1となり、Prefix Lengthが24となる。IPv6の場合にも同様である。
次に、パス制御部105は、光パスの設定を要求する設定要求メッセージを最終到達ルータ(ステップS603で特定したRouter-IDのルータ)に出力する。ここで、パス制御部105は、光パスの設定指示に含まれる最終到達ルータのRouter-IDと、自装置(要求元)のRouter-IDと、ステップS610で取得したインタフェースアドレスと、を設定要求メッセージに含める。なお、パス制御部105は、ルーティングテーブルを参照し、最終到達ルータのRouter-IDに基づいて、設定要求メッセージを出力するインタフェースを決定する。
次に、設定要求メッセージの受信時の動作を図7に示すフローチャートを参照して説明する。
IF111c〜111fのいずれかが設定要求メッセージを受信すると(ステップS701)、パス制御部105は、設定要求に含まれる最終到達ルータのRouter-IDに基づいて、自装置が最終到達ルータであるか否かを判定する(ステップS702)。
自装置が最終到達ルータである場合には(ステップS702:Yes)、パス制御部105は、スイッチテーブルを参照して、ルータ100と伝送装置110とを接続するIF101a,101bに、空きがあるか否か、また、空きであると確認されたインタフェースと設定要求メッセージを受信したインタフェースとが接続可能であるか否かを確認する(ステップS703,S704)。
ルータ100と伝送装置110とを接続するインタフェースに空きがあり、かつ、そのインタフェースと設定要求メッセージを受信したインタフェースとが接続可能である場合には(ステップS704:Yes)、パス制御部105は、スイッチテーブルにおける、空きのエントリのStatusにTerminalを設定し、Router-IDに自装置のRouter-IDを設定する(ステップS705)。
次に、パス制御部105は、設定要求メッセージに含まれるインタフェースアドレスに応じたIPアドレスを、IF101a,101bのうち、空きであると確認されたインタフェースに設定する(ステップS706)。なお、光パスの設定要求に含まれるインタフェースアドレスは、光パスの設定要求元のルータのインタフェースに設定されるIPアドレスである。ここで、例えば、インタフェースアドレスが192.168.100.1/24である場合には、ネットワークを識別するための情報が格納されるネットワーク部分は192.168.100.0/24であり、ネットワーク内の機器を識別するための情報が格納されるホスト部分は1である。パス制御部105は、設定要求に含まれるIPアドレスに応じたIPアドレスとして、ネットワーク部分は同じで、ホスト部分を、例えば、2としたIPアドレスを設定する。なお、ホスト部分を2とするのはあくまでも一例であり、パス制御部105は、ネットワークの管理者などにより予め定められたルールに従って決定したIPアドレスを設定する。また、設定要求メッセージに、設定要求メッセージを受信したルータがインタフェースに設定すべきIPアドレス自体を含めるようにしてもよい。
次に、パス制御部105は、光パスの設定要求元のルータ宛の光パスの設定が完了した旨を示す設定完了メッセージを、設定要求メッセージを受信したインタフェースに出力する(ステップS707)。ここで、パス制御部105は、設定要求メッセージに含まれる設定要求元のルータのRouter-IDを要求完了メッセージに含める。
ルータ100と伝送装置110とを接続するインタフェースに空きがない、あるいは、ルータ100と伝送装置110とを接続するインタフェースに空きがあるが、そのインタフェースと光パスの設定要求を受信したインタフェースとが接続可能でない場合には(ステップS704:No)、パス制御部105は、光パスの設定要求元のルータ宛の光パスの設定が不可である旨を示す要求不可メッセージを、設定要求メッセージを受信したインタフェースに出力する(ステップS708)。ここで、パス制御部105は、設定要求メッセージに含まれる設定要求元のルータのRouter-IDを要求不可メッセージに含める。
自装置が最終到達ルータでない場合には(ステップS702:No)、パス制御部105は、ルーティングテーブルを参照し、設定要求メッセージに含まれる最終到達ルータのRouter-IDに応じて、設定要求メッセージの出力先インタフェースを特定する(ステップS709)。
次に、パス制御部105は、設定要求メッセージを受信したインタフェースとステップS709において特定した出力先インタフェースとが接続可能であるか否かを確認する(ステップS710,S711)。
設定要求メッセージを受信したインタフェースと特定した出力先インタフェースとが接続可能である場合には(ステップS711:Yes)、パス制御部105は、スイッチテーブルにおける、出力先インタフェースに対応付けられたStatusをReservedに設定する(ステップS712)。
次に、パス制御部105は、特定した出力先インタフェースに設定要求メッセージを出力する(ステップS713)。
設定要求メッセージを受信したインタフェースと特定した出力先インタフェースとが接続可能でない場合には(ステップS711:No)、パス制御部105は、要求不可メッセージを、光パスの設定要求元のルータに向けて、設定要求メッセージを受信したインタフェースに出力する(ステップS714)。
次に、要求完了メッセージまたは要求不可メッセージの受信時の動作を図8に示すフローチャートを参照して説明する。
隣接するルータから要求完了メッセージまたは要求不可メッセージを受信すると(ステップS801)、パス制御部105は、受信したメッセージに含まれる光パスの設定要求元のルータのRouter-IDに基づいて、自装置がその光パスの設定要求元であるか否かを判定する(ステップS802)。
自装置が光パスの設定要求元でない場合には(ステップS802:No)、パス制御部105は、スイッチテーブルにおける、受信したメッセージに含まれるRouter-IDに対応付けられたStatusの設定を行う。具体的には、パス制御部105は、受信したメッセージが要求完了メッセージである場合には、StatusにTransitを設定し、受信したメッセージが要求不可メッセージである場合には、StatusにEmptyを設定する(ステップS803)。
次に、パス制御部105は、受信したメッセージを、そのメッセージに含まれるRouter-IDに応じた出力先インタフェースに出力する(ステップS804)。
自装置が光パスの設定要求元である場合には(ステップS802:Yes)、パス制御部105は、受信したメッセージに含まれるRouter-IDに対応付けられたStatusにTerminalを設定する(ステップS805)。
次に、パス制御部105は、ステップS610で特定したインタフェースアドレスを、IF101a,101bのうち、設定要求メッセージを出力したインタフェースに設定する(ステップS806)。以上の処理により、光パスの設定要求元および設定要求先のルータのインタフェースにIPアドレスが設定され、光パスの設定が完了する。
次に、転送処理部104の動作を図9に示すフローチャートを参照して説明する。
転送処理部104は、所定の時間間隔で、カウンタテーブルのすべてのエントリのHit値を所定値だけ減算する(ステップS901)。ここで、転送処理部104は、減算の結果、Hit値が0未満となる場合には、Hit値を0とする。
次に、転送処理部104は、カウンタテーブルの各エントリについて、Hit値が予め定められた閾値HO以上であるか否かを判定する(ステップS902)。
エントリのHit値が閾値HO以上である場合には(ステップS902:Yes)、転送処理部104は、そのエントリのTime値を増加させる(ステップS903)。
エントリのHit値が閾値HO未満である場合には(ステップS902:No)、転送処理部104は、そのエントリのTime値を0に設定する(ステップS904)。また、転送処理部104は、そのエントリのRouter-IDに示されるルータとの間に光パスが設定されている場合には、光パスの削除を要求する旨を示す削除要求メッセージを、そのルータに向けて出力する(ステップS905)。
このように本実施形態によれば、ルータ10は、エッジルータである場合には、宛先が光ネットワーク内の他のエッジルータである光信号の単位時間当たりのトラフィック量を検出し、検出したトラフィック量が閾値以上である光信号を転送する場合には、自装置のインタフェースにIPアドレスを設定するとともに、設定したIPアドレスを含む光パスの設定要求メッセージを、その光信号の宛先であるエッジルータに出力する。また、ルータ10は、自装置宛の光パスの設定要求メッセージが入力されると、その設定要求メッセージに含まれるIPアドレスに応じたIPアドレスを自装置のインタフェースに設定する。
そのため、トラフィック量に応じて動的に光パスを設定することができるとともに、光パスが設定されるインタフェースにIPアドレスを設定することができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
外部ネットワークを介して光信号が伝送される光ネットワーク内に複数設けられるルータであって、
他のルータとの間に光パスが設定可能な複数のインタフェースと、
前記インタフェースに前記光パスを設定する際に使用されるネットワークアドレスを記憶する記憶部と、
入力された光信号に含まれるパケットデータに示される宛先に応じて前記光信号を転送し、自装置が外部ネットワークに接続されるエッジルータである場合には、宛先が前記光ネットワーク内の他のエッジルータである光信号の単位時間当たりのトラフィック量を検出する転送処理部と、
前記転送処理部が検出したトラフィック量が予め定められた閾値以上である前記光信号を転送する場合には、前記記憶部に記憶されているネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するとともに、該ネットワークアドレスを含む光パスの設定要求を前記光信号の宛先であるエッジルータに出力し、自装置宛の光パスの設定要求が入力された場合には、該入力された設定要求に含まれるネットワークアドレスに応じたネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するパス制御部と、を有することを特徴とするルータ。
(付記2)
付記1記載のルータにおいて、
前記転送処理部は、OSPFプロトコルを用いて隣接するルータから取得した経路情報に基づいて、前記パケットデータを含む光信号の最終到達先のルータを特定することを特徴とするルータ。
(付記3)
付記1または2記載のルータにおいて、
前記パス制御部は、前記トラフィック量が閾値以上である状態が所定時間以上続いた場合に、前記光パスの設定要求を出力することを特徴とするルータ。
(付記4)
外部ネットワークを介して光信号が伝送される光ネットワーク内に複数設けられ、他のルータとの間に光パスが設定可能な複数のインタフェースを有するルータの制御方法であって、
前記インタフェースに前記光パスを設定する際に使用されるネットワークアドレスを記憶し、
入力された光信号に含まれるパケットデータに示される宛先に応じて前記光信号を転送し、自装置が外部ネットワークに接続されるエッジルータである場合には、宛先が前記光ネットワーク内の他のエッジルータである光信号の単位時間当たりのトラフィック量を検出し、
前記検出したトラフィック量が閾値以上である前記光信号を転送する場合には、前記記憶しているネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するとともに、該ネットワークアドレスを含む光パスの設定要求を前記光信号の宛先であるエッジルータに出力し、自装置宛の光パスの設定要求が入力された場合には、該入力された設定要求に含まれるネットワークアドレスに応じたネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定することを特徴とするルータの制御方法。
(付記5)
付記4記載のルータの制御方法において、
OSPFプロトコルを用いて隣接するルータから取得した経路情報に基づいて、前記パケットデータを含む光信号の最終到達先のルータを特定することを特徴とするルータの制御方法。
(付記6)
付記4または5記載のルータの制御方法において、
前記トラフィック量が閾値以上である状態が所定時間以上続いた場合に、前記光パスの設定要求を出力することを特徴とするルータの制御方法。
100 ルータ
101a〜101d,111a〜111f インタフェース
102 ルーティング処理部
103 メモリ
104 転送処理部
105 パス制御部
110 伝送装置
112 スイッチング部

Claims (6)

  1. 外部ネットワークを介して光信号が伝送される光ネットワーク内に複数設けられるルータであって、
    他のルータとの間に光パスが設定可能な複数のインタフェースと、
    前記インタフェースに前記光パスを設定する際に使用されるネットワークアドレスを記憶する記憶部と、
    入力された光信号に含まれるパケットデータに示される宛先に応じて前記光信号を転送し、自装置が外部ネットワークに接続されるエッジルータである場合には、宛先が前記光ネットワーク内の他のエッジルータである光信号の単位時間当たりのトラフィック量を検出する転送処理部と、
    前記転送処理部が検出したトラフィック量が予め定められた閾値以上である前記光信号を転送する場合には、前記記憶部に記憶されているネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するとともに、該ネットワークアドレスを含む光パスの設定要求を前記光信号の宛先であるエッジルータに出力し、自装置宛の光パスの設定要求が入力された場合には、該入力された設定要求に含まれるネットワークアドレスに応じたネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するパス制御部と、を有することを特徴とするルータ。
  2. 請求項1記載のルータにおいて、
    前記転送処理部は、OSPFプロトコルを用いて隣接するルータから取得した経路情報に基づいて、前記パケットデータを含む光信号の最終到達先のルータを特定することを特徴とするルータ。
  3. 請求項1または2記載のルータにおいて、
    前記パス制御部は、前記トラフィック量が閾値以上である状態が所定時間以上続いた場合に、前記光パスの設定要求を出力することを特徴とするルータ。
  4. 外部ネットワークを介して光信号が伝送される光ネットワーク内に複数設けられ、他のルータとの間に光パスが設定可能な複数のインタフェースを有するルータの制御方法であって、
    前記インタフェースに前記光パスを設定する際に使用されるネットワークアドレスを記憶し、
    入力された光信号に含まれるパケットデータに示される宛先に応じて前記光信号を転送し、自装置が外部ネットワークに接続されるエッジルータである場合には、宛先が前記光ネットワーク内の他のエッジルータである光信号の単位時間当たりのトラフィック量を検出し、
    前記検出したトラフィック量が閾値以上である前記光信号を転送する場合には、前記記憶しているネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定するとともに、該ネットワークアドレスを含む光パスの設定要求を前記光信号の宛先であるエッジルータに出力し、自装置宛の光パスの設定要求が入力された場合には、該入力された設定要求に含まれるネットワークアドレスに応じたネットワークアドレスを自装置のインタフェースに設定することを特徴とするルータの制御方法。
  5. 請求項4記載のルータの制御方法において、
    OSPFプロトコルを用いて隣接するルータから取得した経路情報に基づいて、前記パケットデータを含む光信号の最終到達先のルータを特定することを特徴とするルータの制御方法。
  6. 請求項4または5記載のルータの制御方法において、
    前記トラフィック量が閾値以上である状態が所定時間以上続いた場合に、前記光パスの設定要求を出力することを特徴とするルータの制御方法。
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