JP2013247261A - ガスレーザ発振装置 - Google Patents

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Takayuki Yamashita
隆之 山下
Tomohiro Mochiyama
智浩 持山
Satoshi Eguchi
聡 江口
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Abstract

【課題】従来技術においては、放電開始時の点弧特性を改善する補助電極機構が放電管の外周に、レーザ媒質と直接接触せずに設けられていたため、電界強度が弱く、放電開始電圧のばらつきが大きくなり放電が不安定になる問題があった。また補助電極とレーザ媒質間に放電管があり、電界がかかることにより短時間で放電管を交換する必要もあった。
【解決手段】放電管に複数の貫通穴を設け、複数の補助電極と電極間を高耐圧抵抗で接続し補助電極を直接レーザ媒質に接触させることで、電界強度を強め放電の安定化及び、注入電力を上げることができる。また放電管の経時劣化を低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電管に封入したレーザ媒質を放電励起してレーザ光を発生し、放電開始電圧の絶対値及びばらつきを低減させるガスレーザ発振装置の技術に関するものである。
一般にガスレーザ発振器を用いた板金加工装置は薄板から厚板、または板材の種類、軟鋼、アルミニウム、ステンレス等、異なるものを無段取りで切断、溶接できることが望まれている。
図3に従来のガスレーザ発振装置の概略構成の一例として軸流型ガスレーザ装置の例を示す。以下、図3を参照しながら従来のガスレーザ発振装置を説明する。
この図に於いて、131、141はそれぞれガラスなどの誘電体よりなる放電管であり、132、133、142,143はそれぞれ放電管131、141周辺に設けられた電極、斜線部134、144はそれぞれ電極132,133、142,143間に挟まれ放電空間である。
本図において放電空間134,144は放電管131、141と区別するために斜線にて表わしている。このように通常は電極にはさまれた放電管が複数本あり、放電管131、141は一点鎖線で表わしたレーザ光の光軸191に沿って配置される。
105はほぼ全反射する終段鏡、106は部分反射する出力鏡であり、この終段鏡105,出力鏡106は光軸(一点鎖線で表わしている)191上に配置された放電空間全体の両端に配置され、光共振器を形成している。また通常電極部は数10kVの高電圧が印加され、終段鏡、出力鏡は、電極との間にガラスなどの誘電体からなる無放電管151、161を設けて絶縁を行っている。
121,122の矢印はレーザガスの流れる方向を示している。111と112はそれぞれ放電管131,141にレーザ媒質ガスを分配して送り込む給気配管ブロック、113は放電管131,141から流れ出るレーザ媒質ガスを集める排気配管ブロックである。
161、162は放電電極に電圧を印加する高圧電源であり、図には示していないが、給気配管ブロック111,112、排気配管ブロック113に10〜30kPa程度の圧力でレーザ媒質ガスを冷却循環させる熱交換器および循環ポンプが設けられている。
以上が従来のガスレーザ発振装置の構成であり、次にその動作について説明する。
給気配管ブロック111を通ったレーザ媒質ガス121は、放電管131内へ導入される。この状態で電極142,143から放電エネルギーを得て励起され放電空間144に放電が発生する。
放電空間144内のレーザ媒質ガスは、排気配管ブロック113に流れこみレーザ媒質ガス123となって前記循環ポンプへと戻っていく。このとき無放電管151にはガスの流れはなく、放電は発生せず放電空間144と終段鏡105との絶縁を保持している。また補助電極163を設けることにより放電開始時の点弧を確実に行っている。
同様にレーザ媒質ガス122は、それぞれ放電管131へ導入され放電管141と同様に放電空間134を形成する。
これら励起されたレーザ媒質ガスは出力鏡106および終段鏡105で形成される光共振器で共振状態となり、出力鏡106からレーザ光109が出力される。
特開平2−267982号公報
上記のような従来の技術を用いた場合、放電管141の外周にスパイラル状の補助電極163を設けているため、放電開始電圧のばらつきが大きく、場合によっては放電管141に放電せず無放電管151に放電する場合が発生する。
その場合、放電管141は放電しないためレーザ媒質に放電エネルギーを供給することができずレーザ出力の低下の発生および、場合によっては無放電管151に放電し、レーザ媒質が流れていないため無放電管151の温度上昇が発生し、無放電管151の溶融といった不具合が発生する。そこで放電管141に確実に放電空間144を形成するために、無放電管長を延ばし無放電管のインピーダンスをあげ発振器を大型化するか、放電管のガス圧を下げ放電管の開始電圧を下げレーザ出力を低減させなければならなかった。
また、放電管の外周に補助電極163を設けているため、誘電体からなる放電管を介し補助電極とレーザ媒質間に電界が発生するために、経時的に放電管が劣化し短時間で放電管を交換する必要があった。
本発明は、上記のような従来の課題に鑑み、放電開始電圧の絶対値及びばらつきを低減し、小型で大出力のレーザ発振装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のガスレーザ発振装置では、補助電極と電極間を高耐圧抵抗で接続し、放電管には貫通穴を開け補助電極とレーザ媒質を接触させる。また補助電極はOリングなどのシール材でシールを行い、放電管への大気の流入を防止している。
これらの構成により、放電開始時に電極及び補助電極近傍に電離状態が容易に形成され、点弧が確実に行われる。また放電管を介して補助電極間とレーザ媒質間に電界がかからないため、放電管の劣化はほとんどなく短時間で交換する必要がない。これにより放電の安定したガスレーザ発振装置を実現することができる。
また補助電極を一本の放電管に複数設置することで、電離状態のレーザガスをより多く生成することができ点弧がよりしやすくなる。このことで、より放電管に高い電圧をかけることができるため、放電管への注入電力を上げることが可能となり、同じ放電管でも高出力のレーザ光を得られることができる。
また貫通穴を複数も受けることで電離状態のレーザガスが流れる断面で均一に生成されるためより放電が安定させることができ、レーザ出力の安定が図れる。
以上のように、本発明によると放電開始時の点弧は確実に行うことができ、径時的な放電管の補助電極部の劣化を低減することが可能である。これにより、より長期に安定したレーザ加工を提供するとともに、メンテナンス期間をより長くすることができる。
本発明の実施の形態におけるレーザ発振装置の概略構成図 本発明の実施の形態におけるレーザ発振装置の概略構成図 従来の技術におけるレーザ発振装置の概略構成図
以下に本発明の実施の形態を図面によって説明する。図1に発明の実施の形態を示す。
図1は本発明のガスレーザ発振装置の概略構成図であり以下、図1を参照しながら説明する。
この図に於いて、31、41はそれぞれガラスなどの誘電体よりなる放電管であり、32、33、42,43はそれぞれ放電管31、41周辺に設けられた電極、斜線部34、44はそれぞれ電極32,33、42,43間に挟まれ放電空間である。本図において放電空間34,44は放電管31、41と区別するために斜線にて表わしている。このように通常は電極にはさまれた放電管が複数本あり、放電管31、41は一点鎖線で表わしたレーザ光の光軸91に沿って配置される。
5はほぼ全反射する終段鏡、6は部分反射する出力鏡であり、この終段鏡5,出力鏡6は光軸(一点鎖線で表わしている)91上に配置された放電空間全体の両端に配置され、光共振器を形成している。
また通常電極部は数10kVの高電圧が印加され、終段鏡、出力鏡は、電極との間にガラスなどの誘電体からなる無放電管51、61を設けて絶縁を行っている。21,22の矢印はレーザガスの流れる方向を示している。
11と12はそれぞれ放電管31,41にレーザ媒質ガスを分配して送り込む給気配管ブロック、13は放電管31,41から流れ出るレーザ媒質ガスを集める排気配管ブロックである。
61、62は放電電極に電圧を印加する高圧電源であり、図には示していないが、給気配管ブロック11,12、排気配管ブロック13に10〜30kPa程度の圧力でレーザ媒質ガスを冷却循環させる熱交換器および循環ポンプが設けられている。
以上が従来のガスレーザ発振装置の構成であり、次にその動作について説明する。
給気配管ブロック11を通ったレーザ媒質ガス21は、放電管31内へ導入される。この状態で電極42,43から放電エネルギーを得て励起され放電空間44に放電が発生する。放電空間44内のレーザ媒質ガスは、排気配管ブロック13に流れこみレーザ媒質ガス23となって前記循環ポンプへと戻っていく。このとき無放電管51にはガスの流れはなく、放電は発生せず放電空間44と終段鏡05との絶縁を保持している。
同様にレーザ媒質ガス22は、それぞれ放電管31へ導入され放電管41と同様に放電空間34を形成する。
これら励起されたレーザ媒質ガスは出力鏡6および終段鏡5で形成される光共振器で共振状態となり、出力鏡6からレーザ光9が出力される。
また放電管41には貫通穴1があいており、その外周に補助電極2を設置している。この補助電極は高耐圧抵抗8を介し電極43と接続されている。また3はOリング、4はOリング押さえであり、Oリング3によりシールを行い放電管の貫通穴1からの大気の流入を防止している。
上述の様な構成をとることにより、補助電極とレーザ媒質間に放電管が存在せず、補助電極とレーザ媒質が直接接触しているので、補助電極近傍の電界強度は強くなり、放電開始電圧はより低く抑えることができばらつきも低減され安定した放電を達成することができる。
そして図1では1本の放電管につき2個の補助電極を用いているが、複数の補助電極を用いることにより電離したガスが増加させることが可能となり、より放電がつきやすくなる。
また図2には補助電極をガスの流れの方向から閉めいたものである。この図は貫通穴は4個設けているが、複数箇所設けることで、週方向に均一に電離したガスが分布するため放電の偏りがなく、ビーム品質の優れたレーザ光が得られる。上述の構成により、本発明の構成の成立が可能である。
本発明にかかるガスレーザ発振装置は、より長期に安定したレーザ加工を提供するとともに、メンテナンス期間をより長くすることができるものであり、ガスレーザ発振装置等において有用である。
5 終段鏡
6 出力鏡
9 レーザ光
21、22、23 レーザ媒質の流れる方向
31、41 放電管
32,33、42,43 電極
34、44 放電空間

Claims (7)

  1. 放電管内のレーザ媒質を放電励起するための電源と、前記電源と接続された電極と、放電の点弧を補助する補助電極を備え、前記補助電極は放電管を介さず直接レーザガスに接触する位置に設けたガスレーザ発振装置。
  2. 補助電極は電極と抵抗で接続された請求項1記載のガスレーザ発振装置。
  3. 補助電極は放電管1本に対し複数個設置した請求項1または2記載のガスレーザ発振装置。
  4. 補助電極とレーザガスに接触させる位置を複数設けた請求項1から3に記載のガスレーザ発振装置。
  5. 補助電極と電極間に接続された抵抗は放電管近傍に設置した請求項1から3のいずれかに記載のガスレーザ発振装置。
  6. 複数の補助電極はアノード側電極と接続された請求項1から4のいずれかに記載のガスレーザ発振装置。
  7. 補助電極材料として銅を使用した請求項1から5のいずれかに記載のガスレーザ発振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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