JP2013247008A - スプリングピン型電気コネクタおよびスプリングピン型電気コネクタとワイヤーハーネスの接続構造 - Google Patents

スプリングピン型電気コネクタおよびスプリングピン型電気コネクタとワイヤーハーネスの接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスとの接続に用いるのに適した構造のスプリングピン型コンタクトを備えた多芯の電気コネクタを提案すること。
【解決手段】スプリングピン型コンタクト12を備えたスプリングピン型電気コネクタ1では、各スプリングピン型コンタクト12におけるスプリングピン13をスライド可能な状態で保持しているチューブ15の後端から延びている端子ピン14の外周面に、ワイヤーハーネス3の電線31の端部31aに取り付けたメス側端子金具35との係合用段面14dを形成してある。ワイヤーハーネス3の各電線31の側のメス側端子金具35に端子ピン14を押し込むことで、これらの間が抜け防止状態で嵌合して、電気的に接続される。ハンダ付けが不要となるので、多芯のスプリングピン型電気コネクタをワイヤーハーネス3に接続する作業が簡単になり、配線修正作業も容易になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、スプリングピン型コンタクトを備えた多芯のスプリングピン型電気コネクタに関し、特に、ワイヤーハーネスとの接続に用いるスプリングピン型電気コネクタに関する。
多芯の電気コネクタとしては、バネ力によってピンを接続対象の接点に圧接して接続状態を形成するスプリングピン型コンタクトを備えたものが知られている。スプリングピン型コンタクトでは、スプリングピン、コンタクトピン、プローブピンあるいはポゴピンなどと呼ばれる接続端子用のピン(以下、「スプリングピン」と呼ぶ。)が、円筒状のチューブにスライド可能な状態で装着されている。スプリングピンはチューブ内に装着されているコイルスプリングによって付勢されて、その先端側の部分がチューブの前端開口から前方に突出した状態に保持されている。
特許文献1には、このようなスプリングピン型コンタクトを備えた電気接続用コネクタが記載されている。また、特許文献2には複数のスプリングピン型コンタクトを備えた多芯電気コネクタが記載されている。
実開平06−62474号公報 特開2005−50738号公報
スプリングピン型コンタクトでは、スプリングピンは相手側の接点に対して弾圧力によって電気的な接続が形成されるので、ハンダ付けなどの結線作業が不要である。しかしながら、スプリングピンをスライド可能な状態で保持しているチューブの側においては、その後端側の部位をハンダ付けにより回路基板上の配線部分あるいは電線等に接続する結線作業が必要である。
このため、多芯の電気コネクタの場合には、それを構成している複数本のスプリングピン型コンタクトのそれぞれに対する結線作業が必要であり、配線修正あるいは変更を行う場合の作業も面倒である。
例えば、スプリングピン型コンタクトからなる多芯の電気コネクタを、多数の接点とワイヤーハーネスとの間を接続するための中継用のコネクタなどとして用いることが考えられる。この場合には、多芯の電気コネクタにおける各スプリングピン型コンタクトとワイヤーハーネスの各電線との間をハンダ付けによって結線する必要があり、作業が面倒である。また、結線状態の変更を簡単な作業によって行うことができない。しかしながら、従来においては、スプリングピン型コンタクトを用いた多芯の電気コネクタをワイヤーハーネスとの接続に用いることについては何ら着目されておらず、また、これらの間の接続を簡単に行うための提案も何らなされていない。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ワイヤーハーネスとの接続に用いるのに適した構造を備えたスプリングピン型コンタクトからなる多芯の電気コネクタを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のスプリングピン型コンタクトを備えたスプリングピン型電気コネクタでは、各スプリングピン型コンタクトにおけるスプリングピンをスライド可能な状態で保持しているチューブの後端から延びている端子ピンの外周面に、ワイヤーハーネスの電線の端に取り付けたメス側端子金具との係合用段部を形成してある。ワイヤーハーネスの各電線の側のメス側端子金具に端子ピンを押し込むことで、これらの間が、抜け防止状態で嵌合して電気的に接続される。ハンダ付けが不要となるので、多芯のスプリングピン型電気コネクタをワイヤーハーネスに接続する作業が簡単になり、配線修正作業も容易になる。
このように、本発明では、スプリングピン型コンタクトにおけるチューブに形成されている端子ピンをワイヤーハーネスの各電線のメス側端子金具に嵌合させることで双方を電気的に接続することができる。したがって、スプリングピン型コンタクトからなる多芯の電気コネクタをワイヤーハーネスの各電線と接続する配線作業、配線の変更・修正作業等を簡単かつ効率良く行うことができる。
(a)は、スプリングピン型コンタクトを備えた電気コネクタ、パッドピン型コンタクトおよびワイヤーハーネスを用いた配線接続例を示す平面図であり、(b)はスプリングピン型コンタクトを備えた電気コネクタおよびワイヤーハーネスを示す斜視図であり、(c)はパッドピン型コンタクトを備えた電気コネクタを示す斜視図である。 (a)はスプリングピン型電気コネクタおよびワイヤーハーネスのメス側コネクタを示す平面図であり、(b)はスプリングピン型電気コネクタの正面図であり、(c)はその断面図であり、(d)はスプリングピン型コンタクトを示す側面図である。 スプリングピン型電気コネクタの別の例を示す斜視図である。 (a)はスプリングピン型電気コネクタおよびワイヤーハーネスの別の例を示す平面図であり、(b)はスプリングピン型電気コネクタの正面図であり、(c)はその断面図であり、(d)はスプリングピン型コンタクトを示す側面図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したスプリングピン型コンタクトを備えた電気コネクタおよび当該電気コネクタとワイヤーハーネスの接続構造の実施の形態を説明する。
図1(a)は、スプリングピン型コンタクトを備えた電気コネクタ、パッドピン型コンタクトおよびワイヤーハーネスを用いた配線接続例を示す平面図であり、図1(b)はスプリングピン型コンタクトを備えた電気コネクタおよびワイヤーハーネスを示す斜視図であり、図1(c)はパッドピン型コンタクトを備えた電気コネクタを示す斜視図である。
図1(a)に示す配線接続例では、スプリングピン型コンタクトを備えた電気コネクタ1(以下、「スプリングピン型電気コネクタ1」と呼ぶ。)が、パッドピン型コンタクトを備えた電気コネクタ2(以下、「パッドピン型電気コネクタ2」と呼ぶ。)とワイヤーハーネス3の間を電気的に接続するためのコネクタとして用いられている。また、パッドピン型電気コネクタ2にもワイヤーハーネス4が接続されている。
スプリングピン型電気コネクタ1は、コネクタハウジング11に、一定のピッチで配列された同一構成の3本のスプリングピン型コンタクト12が取り付けられている。スプリングピン型コンタクト12は、コネクタハウジング11の前側の端面11aから前方に突出しているスプリングピン13と、コネクタハウジング11の後側の端面11bから後方に突出している端子ピン14を備えている。
パッドピン型電気コネクタ2は、コネクタハウジング21に、上記のスプリングピン型コンタクト12と同一のピッチで配列された同一構成の3本のパッドピン型コンタクト22が取り付けられている。パッドピン型コンタクト22は、コネクタハウジング21の前側の端面21aに円盤状のパッド部分の平坦な円形先端面23aが露出しているパッドピン23と、コネクタハウジング21の後側の端面21bから後方に突出している端子ピン24を備えている。
スプリングピン型電気コネクタ1のスプリングピン型コンタクト12のスプリングピン13の先端13aは、対応するパッドピン型電気コネクタ2のパッドピン型コンタクト22のパッドピン23の円形先端面23aにそれぞれスプリング力によって圧接され、これらの間の電気的接続状態が形成されている。
スプリングピン型電気コネクタ1の反対側に接続されているワイヤーハーネス3は、一般的な構成のものであり、本例では、3本の電線31と、これらの一方の端部に取り付けられているメス側コネクタ32と、電線31の反対側の端部に取り付けられている例えばオス側コネクタ33とを備えている。メス側コネクタ32は、コネクタハウジング34と、ここに上述のスプリングピン型コンタクト12と同一のピッチで配列されている3個のメス側端子金具35とを備えている。メス側端子金具35にはその先端側から上述のスプリングピン型コンタクト12の端子ピン14を差し込み固定する(嵌合する)ことが可能である。これらのメス側端子金具35のそれぞれは電線31のそれぞれの一方の端部に固定されて当該電線31に電気的に接続されている。他方のオス側コネクタ33は、コネクタハウジング36と、ここに一定のピッチで配列された3個のオス側端子ピン37とを備えており、オス側端子ピン37のそれぞれは電線31のそれぞれの他方の端部に固定されて当該電線31に電気的に接続されている。
なお、パッドピン型電気コネクタ2の側に接続されているワイヤーハーネス4も、ワイヤーハーネス3と同様な構成であり、3本の電線41と、これらの電線41の一方の端部に取り付けられているメス側コネクタ42と電線41の反対側の端に取り付けられているコネクタ(図示せず)とを備えている。
図2(a)はスプリングピン型電気コネクタ1およびワイヤーハーネス3のメス側コネクタ32を示す平面図であり、内部構造が分かるように一部を断面で示してある。図2(b)はスプリングピン型電気コネクタ1の正面図であり、図2(c)はその断面図であり、図2(d)はスプリングピン型コンタクト12を示す側面図であり、内部構造が分かるように一部を断面で示してある。
まず、スプリングピン型電気コネクタ1のスプリングピン型コンタクト12は、図2(d)から分かるように、導電性の円筒状のチューブ15を備えている。このチューブ15には、その内部を軸線方向にスライド可能な状態でスプリングピン13が装着されている。スプリングピン13の先端側の部分がチューブ15の前側の開口15aから前方に突出している。チューブ15の後側の端は封鎖端15bとなっており、チューブ15内においては、この封鎖端15bの内側端面とスプリングピン13の後端面13bの間に、圧縮状態でコイルスプリング16が装着されている。スプリングピン13はコイルスプリング16のばね力によって常に前方に突出する方向に付勢されている。
チューブ15の外周面には、その開口15aの側の部位に、一定幅の大径のフランジ15cが形成されており、フランジ15cよりも前側の部分は全体として同一外径である。フランジ15cの後側の部分も全体としては略同一外径であるが、その軸線方向の途中の部位に、僅かに外径が大きくなっている圧入用大径部分15dが形成されている。チューブ15の後側の封鎖端15bにおける外側端面からは同軸状態で小径の端子ピン14が突出している。端子ピン14の先端部分14aは先細りの円錐形状をしている。また、端子ピン14には、その軸線方向における途中の部分において、前後の部分に比べて僅かに小径の小径部分14bが一定長さで形成されている。この小径部分14bと、これに連続している先端側のピン先端側部分14cとの間には、チューブ側を向く円環状の係合用段面14dが形成されている。
次に、スプリングピン型電気コネクタ1のコネクタハウジング11には、その前側の端面11aから後側の端面11bまで貫通して延びる貫通穴11cが一定のピッチで3つ形成されている。各貫通穴11cは、その前側の部分の内径が後側の部分よりも大きく、これらの間には位置決め用の円環状の段面11dが形成されている。各貫通穴11cには、その前側の端面11aの側から、スプリングピン型コンタクト12のチューブ15が圧入固定されている。チューブ15は、そのフランジ15cが位置決め用の段面11dに当るまで圧入されて位置決めされる。また、チューブ15の外周面に形成されている圧入用大径部分15dによって確実に圧入状態が形成される。
チューブ15の軸線方向の長さは貫通穴11cの長さと略同一であり、圧入固定した状態では、チューブ15の前端がコネクタハウジング11の前側の端面11aに位置し、スプリングピン13が前方に突出し、後側の端面11bからは端子ピン14が後方に突出する。
一方、ワイヤーハーネス3において、そのメス側コネクタ32のコネクタハウジング34は、前側の端面34aから後側の端面34bに貫通する3つの貫通穴34cが形成されている。貫通穴34cの内部に、電線31の端に固定したメス側端子金具35が装着固定されている。メス側端子金具35は、電線31の端部31aを両側から挟み込む状態で当該端部31aに圧着させた電線圧着部35aと、この前側に連続しているピン嵌合部35bとを備えている。ピン嵌合部35bは、その前端からスプリングピン型コンタクト12の端子ピン14を差し込むと、ピン嵌合部35bは弾性変形して左右に押し広げられて、端子ピン14を受け入れ可能となっている。
図2(a)に示すように、スプリングピン型電気コネクタ1の後側の端面11bから後方に突出している端子ピン14に対して、メス側コネクタ32の各貫通穴34cを位置決めし、この状態でメス側コネクタ32を前方に押し込む。これにより、端子ピン14がメス側端子金具35のピン嵌合部35bに差し込まれ、これらの間が電気的に接続された嵌合状態になる。端子ピン14のメス側端子金具35のピン嵌合部35bに対する差し込みは、コネクタハウジング11の後側の端面11bに、メス側コネクタ32のハウジング34の前側の端面34aが当接するまで行う。これらが当接した状態においては、ピン嵌合部35bにおける後側の端部35cが、端子ピン14に形成されている係合用段面14dに対して前側から係合した状態が形成される。これによって、ピン嵌合部35bに差し込み固定された端子ピン14の抜けが防止される。
このように、スプリングピン型電気コネクタ1は、ワイヤーハーネス3のメス側コネクタ32に差し込むことで、接続された状態が形成される。したがって、従来のように、スプリングピン型電気コネクタ1の各スプリングピン型コンタクト12の端子ピン14をハンダ付けによってワイヤーハーネス3の各電線に接続する作業が不要であり、結線作業を簡単かつ効率良く行うことができる。また、配線修正等作業も、ハンダ付け部分を切断あるいは除去する作業を行うことなく、単に、端子ピン14とメス側端子金具35の間の着脱作業を行うだけでよいので、極めて簡単になる。これに加えて、図2(d)において想像線で示すように、例えば、端子ピン14Aを折り曲げて先端側の部分の突出方向を変えることにより、配線引き出し方向(ワイヤーハーネスのメス側コネクタの接続方向)を自由に設定することができる。これにより配線の自由度が高まり、部品レイアウトが容易になる等の利点がある。
なお、スプリングピン型コンタクト12が不規則ピッチで配列されている場合には、図3に示すように、ワイヤーハーネス3のメス側コネクタ32として、ハウジングあるいはリテーナなどによって各メス側端子金具35の位置が固定されていない状態のものを用いればよい。この図においては、図2における各部位に対応する部位には同一の符号を付してある。
次に、図4(a)はスプリングピン型電気コネクタおよびワイヤーハーネスの別の例を示す平面図であり、内部構造を示すために一部を断面で示してある。図4(b)はスプリングピン型電気コネクタの正面図であり、図4(c)はその断面図であり、図4(d)はスプリングピン型コンタクトを示す側面図であり、内部構造を示すために一部を断面で示してある。図4に示す例も基本的な構成は図2に示す場合と同様であるので、以下に構成を簡単に説明する。
本例のスプリングピン型電気コネクタ50では、図4(b)から分かるにように、直線状に一定のピッチで複数本のスプリングピン型コンタクト52が配列されている。図示の例では上下に4本ずつ、スプリングピン型コンタクト52が配列されている。
図4(d)から分かるように、スプリングピン型コンタクト52は、導電性の円筒状のチューブ55を備えている。このチューブ55には、その内部を軸線方向にスライド可能な状態でスプリングピン53が装着されている。スプリングピン53の先端側の部分がチューブ55の前側の開口55aから前方に突出している。チューブ55の後側の端は封鎖端55bとなっており、チューブ55内においては、この封鎖端55bの内側端面とスプリングピン53の後端面53bの間に、圧縮状態でコイルスプリング56が装着されている。スプリングピン53はコイルスプリング56のばね力によって常に前方に突出する方向に付勢されている。
チューブ55の外周面には、その開口55aの側の部位に、一定幅の大径のフランジ55cが形成されており、フランジ55cよりも前側の部分は全体として同一外径である。フランジ55cの後側の部分も全体としては略同一外径であるが、その軸線方向の途中の部位に、僅かに外径が大きくなっている圧入用大径部分55dが形成されている。チューブ55の後側は封鎖端55bとなっており、この封鎖端55bの外側端面からは同軸状態で小径の端子ピン54が突出している。端子ピン54の先端部分54aは先細りの円錐形状をしている。また、端子ピン54には、その軸線方向における途中の部分において、前後の部分に比べて僅かに小径の小径部分54bが一定長さで形成されている。この小径部分54bと、これに連続している先端側のピン先端側部分54cとの間には、チューブ側を向く円環状の係合用段面54dが形成されている。
次に、スプリングピン型電気コネクタ50のコネクタハウジング51には、その前側の端面51aから後側の端面51bまで貫通して延びる貫通穴51cが、一定のピッチで円弧状に4つずつ2列分形成されており、両端には取付用のボルト穴51eが形成されている。各貫通穴51cは、その前側の部分の内径が後側の部分よりも大きく、これらの間には位置決め用の円環状の段面51dが形成されている。各貫通穴51cには、その前側の端面51aの側から、スプリングピン型コンタクト52のチューブ55が圧入固定されている。チューブ55は、そのフランジ55cが位置決め用の段面51dに当るまで圧入されて位置決めされる。また、チューブ55の外周面に形成されている圧入用大径部分55dによって確実に圧入状態が形成される。
チューブ55の軸線方向の長さは貫通穴51cの長さの略半分であり、圧入固定した状態では、チューブ55の前端がコネクタハウジング51の前側の端面51aに位置し、スプリングピン53が前方に突出している。これに対して、端子ピン54は、貫通穴51c内に位置しており、その先端が後側の端面51bの位置まで延びている。
一方、ワイヤーハーネス60は、例えば8本の電線61と、その一方の端部に取り付けたメス側端子金具65と、これを覆っているゴム栓66と、電線61の反対側の端に取り付けたコネクタ63とを備えている。メス側端子金具65は、電線61の端部61aを両側から挟み込む状態で当該端部61aに圧着させた圧着部分65aと、この前側に連続しているピン嵌合部65bとを備えている。ピン嵌合部65bは、その前端からスプリングピン型コンタクト52の端子ピン54を差し込むと、ピン嵌合部65bは弾性変形して左右に押し広げられて、端子ピン54を受け入れ可能となっている。
図4(c)に示すように、スプリングピン型電気コネクタ50の後側の端面51bに露出している貫通穴51cに対して、ワイヤーハーネス60の各電線61のメス側端子金具65を押し込む。これにより、貫通穴51c内の端子ピン54がメス側端子金具65のピン嵌合部65bに差し込まれ、これらの間が電気的に接続された嵌合状態になる。端子ピン54のメス側端子金具65のピン嵌合部65bに対する差し込みは、コネクタハウジング51の後側の端面51bに、メス側端子金具65のゴム栓66当接するまで行う。これらが当接した状態においては、ピン嵌合部65bにおける後側の端部65cが、端子ピン54に形成されている係合用段面54dに対して前側から係合した状態が形成される。これによって、ピン嵌合部65bに差し込み固定された端子ピン54の抜けが防止される。
1 スプリングピン型電気コネクタ
2 パッドピン型電気コネクタ
3、4 ワイヤーハーネス
11 コネクタハウジング
11a 前側の端面
11b 後側の端面
11c 貫通穴
11d 段面
12 スプリングピン型コンタクト
13 スプリングピン
14、14A 端子ピン
14a 先端部分
14b 小径部分
14c ピン先端側部分
14d 係合用段面
15 チューブ
15a 開口
15b 封鎖端
15c フランジ
15d 圧入用大径部分
16 コイルスプリング
21 コネクタハウジング
21a 前側の端面
21b 後側の端面
22 パッドピン型コンタクト
23 パッドピン
23a 円形先端面
24 端子ピン
31、41 電線
31a 端部
32、42 メス側コネクタ
33 オス側コネクタ
34 コネクタハウジング
34a 前側の端面
34b 後側の端面
34c 貫通穴
35 メス側端子金具
35a 電線圧着部
35b ピン嵌合部
35c 端部
36 コネクタハウジング
37 オス側端子ピン
50 スプリングピン型電気コネクタ
51 コネクタハウジング
51a 前側の端面
51b 後側の端面
51c 貫通穴
51d 段面
51e ボルト穴
52 スプリングピン型コンタクト
53 スプリングピン
54 端子ピン
54a 先端部分
54b 小径部分
54c ピン先端側部分
54d 係合用段面
55 チューブ
55a 開口
55b 封鎖端
55c フランジ
55d 圧入用大径部分
56 コイルスプリング
61 電線
61a 端部
63 コネクタ
65 メス側端子金具
65a 電線圧着部
65b ピン嵌合部
65c 端部
66 ゴム栓

Claims (2)

  1. スプリングピン型コンタクトを備えたスプリングピン型電気コネクタとワイヤーハーネスの接続構造であって、
    前記スプリングピン型電気コネクタは、複数本の前記スプリングピン型コンタクトと、前記スプリングピン型コンタクトが圧入固定されている複数個の貫通穴を備えた絶縁性素材からなるコンタクトハウジングとを有し、
    前記スプリングピン型コンタクトは、前記貫通穴に圧入固定した導電性のチューブと、前記チューブ内を軸線方向にスライド可能な状態で当該チューブに装着され、先端側の部分が前記チューブの前端開口から前方に突出しているスプリングピンと、前記スプリングピンを前記チューブから前方に突出する方向に付勢しているスプリングと、前記チューブの後端から同軸状態で後方に延びている端子ピンとを備えており、
    前記端子ピンは、その軸線方向の途中の部分を小径にすることで、ハウジング前方を向く円環状の係合用段面が形成されており、
    前記ワイヤーハーネスは各電線の一端に取り付けたメス側接続端子を有し、このメス側接続端子は、前記電線に圧着された電線圧着部と、前記端子ピンをハウジング前方から押し込むと弾性変形して左右に押し広げられて当該端子ピンに嵌合可能なピン嵌合部とを備えており、
    前記端子ピンを前記ピン嵌合部に対して押し込むと、前記ピン嵌合部におけるハウジング後側の端部が、前記端子ピンの前記係合用段面に対して、ハウジング前側から係合して、前記端子ピンの前記ピン嵌合部からの抜けが阻止された状態になることを特徴とするスプリングピン型電気コネクタとワイヤーハーネスの接続構造。
  2. 請求項1に記載のスプリングピン型電気コネクタであって、
    複数本のスプリングピン型コンタクトと、
    前記スプリングピン型コンタクトが圧入固定されている複数個の貫通穴を備えた絶縁性素材からなるコンタクトハウジングとを有し、
    前記スプリングピン型コンタクトのそれぞれは、
    前記貫通穴に圧入固定した導電性のチューブと、
    前記チューブ内を軸線方向にスライド可能な状態で当該チューブに装着され、先端側の部分が前記チューブの前端開口から前方に突出しているスプリングピンと、
    前記スプリングピンを前記チューブから前方に突出する方向に付勢しているスプリングと、
    前記チューブの後端から同軸状態で後方に延びている端子ピンとを備えており、
    前記端子ピンは、その軸線方向の途中の部分を小径にすることで、ハウジング前方を向く円環状の係合用段面が形成されていることを特徴とするスプリングピン型電気コネクタ。
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