JP2013244941A - 燃料電池車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロアパネルの上方側からサービスプラグの操作を行うことが可能な燃料電池車両であって、サービスプラグの上方に形成されたフロアパネルの開口を覆うカバーのシール性を容易に確保することのできる燃料電池車両を提供すること。
【解決手段】この燃料電池車両に搭載された燃料電池システムは、フロアパネルFPに形成されたセンタートンネルCTの内部にDC−DCコンバータ4が配置されている。サービスプラグSPは、上面視でセンタートンネルCTとは離間した位置に配置されており、フロアパネルFPに形成された開口SPHを通じて、フロアパネルFPの上方側から操作可能となっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、燃料電池システムを搭載した燃料電池車両に関する。
燃料電池車両に搭載される燃料電池システムは、燃料電池スタックの出力電圧を昇圧して電力を出力する昇圧コンバータと、燃料電池スタックと昇圧コンバータとを接続する電流経路とを備えている。
このような燃料電池システムには、メンテナンス作業時等において電力を遮断することを目的として、電流経路の途上にサービスプラグが設けられる(例えば、下記特許文献1)。サービスプラグは、脱着可能な引き抜きプラグを備えており、当該引き抜きプラグを引き抜くことで、燃料電池スタックと昇圧コンバータとの間の電流経路を遮断することができるものである。
ところで、燃料電池車両の車室(乗員スペース)を広く確保するために、燃料電池システムはフロアパネルの下方の空間内に設置されるのが一般的である。特に昇圧コンバータは、フロアパネルに形成されたセンタートンネルの内部に設置されることが多い。サービスプラグは、昇圧コンバータの近くとなる位置において、少なくともその一部がフロアパネルの下方となるように設置される。
しかし、サービスプラグは、メンテナンス作業に先立って操作する必要があることから、燃料電池車両の車室内側、すなわち、フロアパネルの上方側から操作可能であることが作業の簡略化のため望ましい。このため、フロアパネルのうちサービスプラグの上方となる位置に開口を形成しておき、当該開口を通じてフロアパネルの上方側からサービスプラグの操作を行う構成とすることが考えられる。
特開2011−228076号公報
フロアパネルに開口を形成し、当該開口を通じてサービスプラグの操作を行うような構成においては、メンテナンス作業時以外においてサービスプラグにアクセスされてしまうことを防止するために、開口を塞ぐカバーを備える必要がある。このようなカバーは、フロアパネルの上方側から開口内に水等が浸入することも防止する必要があるため、高いシール性が求められる。
ところが、フロアパネルのうち例えばセンタートンネルを形成する部分に当該開口を形成した場合、当該部分は平坦ではないため、開口を覆うカバーのシール性を確保することは容易ではない。燃料電池システムをフロアパネルの下方に設置した際において、カバーのシール性を容易に確保できるようなサービスプラグの配置については、従来は何ら具体的な検討がなされていなかった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フロアパネルの上方側からサービスプラグの操作を行うことが可能な燃料電池車両であって、サービスプラグの上方に形成されたフロアパネルの開口を覆うカバーのシール性を容易に確保することのできる燃料電池車両を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る燃料電池車両は、燃料電池システムを搭載した燃料電池車両において、前記燃料電池システムは、複数の燃料電池セルを積層してなる燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックの出力電圧を昇圧して電力を出力する昇圧コンバータと、前記燃料電池スタックと前記昇圧コンバータとを接続する電流経路の途上に配置されたサービスプラグと、を備え、前記昇圧コンバータは、車両のフロアパネルに形成されたセンタートンネルの内部に配置されており、前記サービスプラグは、上面視で前記センタートンネルとは離間した位置に配置され、前記フロアパネルに形成された開口を通じて前記フロアパネルの上方側から操作可能であることを特徴としている。
本発明では、車両のフロアパネルに形成されたセンタートンネルの内部に昇圧コンバータを配置している。一方、サービスプラグは、上面視で前記センタートンネルとは離間した位置に配置されており、フロアパネルに形成された開口を通じてフロアパネルの上方側から操作可能となっている。
このような構成とすることによって、昇圧コンバータをセンタートンネルの内部に配置しながら、サービスプラグはセンタートンネルとは離間した位置、例えば燃料電池車両の助手席の下方等に配置される。その結果、サービスプラグの操作をフロアパネルの上方側から行うことを可能とするためにフロアパネルに形成される開口は、フロアパネルのうち比較的平坦な部分に形成されることとなる。従って、当該開口を塞ぐカバーを複雑な(平坦ではない)形状に沿って形成する必要がないため、カバーのシール性を容易に確保することが可能となる。
また本発明に係る燃料電池車両では、前記燃料電池スタックを内部に収納する燃料電池ケースを更に備え、前記サービスプラグは、前記燃料電池ケースに対して固定されていることも好ましい。
この好ましい態様では、燃料電池スタックを内部に収納する燃料電池ケースに対しサービスプラグが固定される。燃料電池ケースとサービスプラグとが一体となるため、フロアパネルの下方に燃料電池システムを設置する際において、所定の位置にサービスプラグを設置することが容易なものとなる。
また本発明に係る燃料電池車両では、前記燃料電池ケースのうち車両の左右方向に沿った一端側に配置され、補機類を内部に収納する補機ケースを更に備え、前記昇圧コンバータは、車両の左右方向において、前記燃料電池ケースと前記補機ケースとを含めた全体形状の略中央となる位置であり、且つ前記燃料電池ケースの一側面に隣接する位置に配置されており、前記サービスプラグは、前記燃料電池ケースの前記一側面側であって、且つ、前記昇圧コンバータを挟んで前記補機ケースとは反対側となる位置に配置されていることも好ましい。
燃料電池車両においては、補機類を内部に収納する補機ケースが、燃料電池ケースに対し車両の左右方向に沿った一端側に配置される。この場合、車両衝突時のボディ変形等から燃料電池スタックを守るために、燃料電池ケースと補機ケースとを含めた全体形状のうち積層方向の中央となる位置が、燃料電池車両の左右方向における中央位置と略一致するように配置される。従って、センタートンネルの内部に配置された昇圧コンバータの位置は、車両の左右方向において、燃料電池ケースと補機ケースとを含めた全体形状の略中央となる位置であり、且つ燃料電池ケースの一側面に隣接する位置となる。
この好ましい態様では、上記のような構成において、燃料電池ケースの上記一側面側であって、且つ、昇圧コンバータを挟んで補機ケースとは反対側となる位置に、サービスプラグを配置している。このような構成により、補機ケースに接続された多数の配管(排気管等)と干渉することなく、昇圧コンバータの近くにサービスプラグを配置することができる。また、燃料電池スタックとサービスプラグとを接続するバスバーの長さを短くすることができる。
本発明によれば、フロアパネルの上方側からサービスプラグの操作を行うことが可能な燃料電池車両であって、サービスプラグの上方に形成されたフロアパネルの開口を覆うカバーのシール性を容易に確保することのできる燃料電池車両を提供することができる。
本発明の一実施形態である燃料電池車両の構成を、上面視において模式的に示した図である。 図1に示した燃料電池車両に搭載される燃料電池システムの電気的な構成を説明するための模式図である。 図1に示した燃料電池車両に搭載される燃料電池システムのうち、燃料電池装置及びサービスプラグの外観を示した斜視図である。 図1に示した燃料電池車両に搭載される燃料電池システムの外観を示した上面図である。 図3に示したサービスプラグにおいて、引き抜きプラグが引き抜かれた状態を示した斜視図である。 図3に示したサービスプラグの内部におけるバスバーの配置を模式的に示した図である。 図1に示した燃料電池車両における燃料電池システムの配置を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態である燃料電池車両の構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態である燃料電池車両の構成を、上面視において模式的に示した図である。図1に示すように、燃料電池車両1は、燃料電池装置2と、燃料タンク3と、DC−DCコンバータ4と、インバータ5と、トラクションモーター6と、ラジエータ7を搭載している。
尚、以下の説明においては、特に断らない限り「前方」とは燃料電池車両1の前進方向(図1等においてFRとして示す方向)のことを示し、「後方」とは燃料電池車両1の後進方向のことを示す。また、「右側」とは燃料電池車両1の前進方向を向いた場合の右側のことを示し、「左側」とは燃料電池車両1の前進方向を向いた場合の左側のことを示す。
燃料電池装置2は、燃料電池車両1を走行させるための電力を発生させる装置であって、燃料電池車両1のフロアパネルFP(図1では図示せず)の下方に配置されている。燃料電池装置2は、複数の燃料電池セル(単セル)を積層し電気的に直列接続してなる燃料電池スタックFSTを、燃料電池ケース200の内部に収納した構成となっている。単セルは、例えば高分子電解質型燃料電池であって、イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面に空気極を有し、他方の面に燃料極を有し、さらに空気極および燃料極を両側から挟み込むように一対のセパレータを有する構造となっている。この場合、一方のセパレータの水素ガス通路に水素ガスが供給され、他方のセパレータの酸化ガス通路に酸化ガスが供給され、これらの反応ガスが化学反応することで電力が発生する。
複数の単セルは、燃料電池車両1の左右方向に沿って積層されている。燃料電池ケース200のうち単セルの積層方向の一端部(燃料電池車両1の右側における端部)には、燃料ガス供給ポンプ等の補機類を内部に収納した補機ユニットAU(補機ケース)が接続固定されている。
燃料タンク3は、燃料電池装置2に供給する水素ガスを貯えておくためのタンクであって、燃料電池車両1の後方に配置されている。燃料タンク3から燃料電池装置2に供給される水素ガスの流量は、アクセル開度等によって定まる要求電力に応じて、図示しない制御装置及び流量調整弁等により制御されている。
DC−DCコンバータ4は、直流の電圧変換器であり、燃料電池装置2から入力された電力を、その直流電圧(燃料電池スタックFSTの出力電圧)を昇圧してからインバータ5に出力する機能を有する。DC−DCコンバータ4は、燃料電池車両1のフロアパネルFPの下方で、且つ運転席8と助手席9との間に形成されたセンタートンネルCTの内部に配置されている。DC−DCコンバータ4は、FDC容器400の内部に収納された状態で、燃料電池装置2の前方に配置されている。
フロアパネルの下方には、側面衝突時における車両の変形を抑制するための保護柱PLが、燃料電池車両1の左右方向に沿って配置されている。保護柱PLは、燃料電池車両1の右側側面近傍から中央に向かって延びる右側柱PL1と、燃料電池車両1の左側側面近傍から中央に向かって延びる左側柱PL2とを備えている。燃料電池車両1の中央付近においては、右側柱PL1の先端と左側柱PL2の先端とが対向しており、両者は離間した状態となっている。これは、燃料電池ケース200とDC−DCコンバータ4とを接続するための空間を確保するためである。右側柱PL1の先端と左側柱PL2の先端とは、燃料電池ケース200とDC−DCコンバータ4との接続部分の上方において、図示しない接続柱により接続されている。
フロアパネルFPの下方の空間は、保護柱PLが存在することにより、燃料電池車両1の前後方向に沿って連続して広い空間を確保することができない。このため、図1に示したように、燃料電池ケース200は保護柱PLよりも後方側に配置する一方で、DC−DCコンバータ4は当該保護柱PLよりも前方側に配置している。すなわち、燃料電池ケース200とDC−DCコンバータ4は、保護柱PLを挟んだ状態で、燃料電池車両1の前後方向に沿って並ぶように配置されている。
図1においては、燃料電池ケース200とDC−DCコンバータ4との位置関係を模式的に示す便宜のため、両者が離間したように描いている。しかし実際には、DC−DCコンバータ4は、フロアパネルの下方の空間のうち保護柱PLよりも下方となる位置において、燃料電池ケース200に対し締結固定されている。また、このように締結固定された部分において、両者は電気的にも接続された状態となっている。
燃料電池ケース200の前面(前方側の側面)には、左側柱PL2の下方を前方に向かって突出するようにバスバー収納部BCが形成されている。また、バスバー収納部BCの前方側端部には、サービスプラグSPが接続固定されている。サービスプラグSPは安全装置の一つであって、作業者が引き抜きプラグSPP(図1では図示せず)を上方に引き抜くことで、燃料電池スタックFSTとDC−DCコンバータ4とを接続する電流経路を遮断することができるものである。サービスプラグSPの具体的な構成や配置等については、後に詳しく説明する。
インバータ5は、DC−DCコンバータ4から出力された直流電力を三相交流電力に変換し、トラクションモーター6に供給する機能を有する。インバータ5は、燃料電池装置2の出力電圧よりも大きい例えば650Vの入力電圧を受けて動作する仕様となっている。DC−DCコンバータ4は、燃料電池装置2とインバータ5との間に配置されることで、燃料電池装置2の出力電圧と、インバータ5が動作可能な入力電圧との差を埋める役割を果たしている。
トラクションモーター6は、インバータ5から出力される三相交流電力の供給を受け、燃料電池車両1を走行させるための駆動力を発生させる電磁モーターである。トラクションモーター6が発生させる駆動力は、図示しない制御装置がアクセル開度等に基づいて要求電力を算出し、かかる要求電力基づいて燃料電池装置2の出力電力及びインバータ5の出力電力を制御することにより調整される。
ラジエータ7は、燃料電池車両1に搭載された燃料電池装置2、DC−DCコンバータ4、トラクションモーター6等の冷却を行うための装置である。ラジエータ7は、冷却対象であるそれぞれの装置との間で、図1には図示しない配管を通じて冷媒を循環させるものである。燃料電池車両1のバンパフェイス部分に設けられた通風口10から導入した外気が、ラジエータ7を通過する冷媒から熱を奪うことにより、各装置の冷却が行われる。このため、ラジエータ7は車両の最前方に配置されている。
続いて、図2を参照しながら、本実施形態に係る燃料電池システムの電気的な構成を説明する。図2は、燃料電池車両1に搭載される燃料電池システムの電気的な構成を説明するための模式図である。燃料電池ケース200の内部に収納された燃料電池スタックFSTは、その積層方向における両端部に配置された第一集電部ET1及び第二集電部ET2によって挟まれている。第一集電部ET1及び第二集電部ET2は、いずれも燃料電池スタックFSTの断面形状と略同一の形状に形成された金属板である。
第一集電部ET1は、燃料電池スタックFSTのうち右側の端面に沿って配置され、右側端部に位置する単セルのカソード極と接続されている。第二集電部ET2は、燃料電池スタックFSTのうち左側の端面に沿って配置され、左側端部に位置する単セルのアノード極と接続されている。すなわち、第一集電部ET1及び第二集電部ET2は、燃料電池スタックFSTから電力を取り出すための、一対の電極端子として機能するものである。
燃料電池装置2は、燃料電池スタックFSTから取り出した電力を外部に出力するための2本の電流経路を有しており、それぞれの電流経路の末端において出力端子201、202が配置されている。出力端子201は、一方の電流経路によって第一集電部ET1と接続されており、出力端子202は、他方の電流経路によって第二集電部ET2と接続されている。
図2に示したように、第一集電部ET1と出力端子201とを接続する電流経路の途上には、第一集電部ET1側から順に第一リレーRL1、サービスプラグSP1が配置されている。また、第二集電部ET2と出力端子202とを接続する電流経路の途上には、第二集電部ET2側から順に第二リレーRL2、サービスプラグSP2が配置されている。
後に説明するように、サービスプラグSP1、SP2は一体形成されており、一つのサービスプラグSPを構成している。サービスプラグSPは安全装置の一つであって、作業者が引き抜きプラグSPP(図2では図示せず)を上方に引き抜くことで、第一集電部ET1と出力端子201との間、及び、第二集電部ET2と出力端子202との間を、いずれも電気的に遮断された状態とすることができるものである。
第一集電部ET1と第一リレーRL1とは集電バスバーCB1で接続されており、第二集電部ET2と第二リレーRL2とは集電バスバーCB2で接続されている。第一リレーRL1とサービスプラグSP1とは内部入力バスバーAB1で接続されており、第二リレーRL2とサービスプラグSP2とは内部入力バスバーAB2で接続されている。サービスプラグSP1と出力端子201とは内部出力バスバーOB1で接続されており、サービスプラグSP2と出力端子202とは内部出力バスバーOB2で接続されている。出力端子201、202は、DC−DCコンバータ4の入力端子425,426とそれぞれ接続されている。
続いて、図3を参照しながら、燃料電池装置2の具体的な形状について説明する。図3に示したように、燃料電池ケース200は略直方形状のケースであって、その長手方向が燃料電池車両1の左右方向に沿うように配置されている。燃料電池ケース200の内部には、複数の単セルが燃料電池車両1の左右方向に沿って積層された状態で収納されている。
燃料電池ケース200の側面に接続固定された補機ユニットAUは、燃料電池車両1の側面から見た場合において燃料電池ケース200と略同一の外形を有している。このため、燃料電池ケース200と補機ユニットAUとは、両者で一つの略直方形状をなしているということができる。
燃料電池ケース200のうち前方側の端部近傍には、燃料電池ケース200の上面よりも低い位置において水平なFC側シール面203が形成されている。FC側シール面203には、長辺が燃料電池車両1の左右方向に沿うように形成された略長方形状の貫通孔204が形成されている。燃料電池装置2が発電した電力をDC−DCコンバータ4に向けて出力するための出力端子201、202が、燃料電池車両1の左右方向に並ぶように配置されており、これらは貫通孔204から上方に向けて突出している。出力端子201、202の先端且つ中央寄りの部分には、それぞれ締結用ボルト穴220、221が形成されている。
燃料電池ケース200の前方側側面であって、左右方向の略中央となる位置には、出力バスバー収納部205が形成されている。出力バスバー収納部205の下部には、前方側に向けて延びるように水平部205cが形成されている。出力バスバー収納部205の内部には空間が形成されており、当該空間は燃料電池ケース200の内部空間(燃料電池スタックFST等が収納された空間)と連通している。
水平部205cには、先述のFC側シール面203及び貫通孔204がその上面に形成されている。貫通孔204から上方に突出する出力端子201、202は、水平部205cの内部空間内において、サービスプラグSPから延びる内部出力バスバーOB1、OB2とそれぞれ接続されている。
水平部205cの前方側側面には、水平部205cの内部空間に通じるサービスホールが形成されており、サービスカバー206が当該サービスホールを塞いでいる。サービスホールは、水平部205cの内部において、出力端子201等を内部出力バスバーOB1等に締結固定する作業を行うために形成された開口である。
サービスカバー206は、ボルトBT1、BT2により水平部205cに対して固定されている。このため、水平部205cの前方側側面からは、ボルトBT1、BT2が前方側に向かって突出している。
燃料電池ケース200には、水平部205cを左右両側から挟むように締結ベース207、208が形成されている。締結ベース207は、水平部205cの右側に位置しており、FC側シール面203と同一の高さにおいて水平な締結面209を有している。締結面209には、内部が雌螺子加工された二か所のボルト挿入穴210a、210cが形成されている。
締結ベース208(不図示)は、水平部205cの左側に位置しており、FC側シール面203と同一の高さにおいて水平な締結面213を有している。締結面213には、内部が雌螺子加工された二か所のボルト挿入穴214a、214cが形成されている。
ボルト挿入穴210a、210c、214a、214cは、DC−DCコンバータ4を燃料電池ケース200に締結固定する際、締結固定用のボルトを挿入するために形成されたものである。
図4は、燃料電池車両1に搭載される燃料電池システムの外観を示した上面図であって、DC−DCコンバータ4を燃料電池ケース200に締結固定した状態を示している。図4に示したように、DC−DCコンバータ4を内部に収納するFDC容器400は、後方側にFDCフランジ403を有している。FDCフランジ403には、ボルト挿入穴210a、210c、214a、214cと対応する位置において、それぞれボルト用貫通穴410a、410c、414a、414cが形成されている。
FDCフランジ403の下面を締結面209、213に上方から重ねた状態で、ボルト用貫通穴410a、410c、414a、414cに上方からボルトを挿入することで、FDCフランジ403と締結ベース207等とが締結固定されている。
燃料電池車両1の左右方向において、燃料電池ケース200と補機ユニットAUとを含めた全体形状の略中央となる位置は、燃料電池車両1の中央位置(センタートンネルCTが形成された位置)と一致している。従って、センタートンネルCTの内部に配置されたDC−DCコンバータ4は、燃料電池車両1の左右方向において、燃料電池ケース200と補機ユニットAUとを含めた全体形状の略中央となる位置であり、且つ燃料電池ケース200の一側面(前方側側面)に隣接する位置に配置されている。
再び図3に戻って説明を続ける。燃料電池ケース200の前方側側面には、2枚のFC側リブ217、218が、前方に向けて突出するように形成されている。FC側リブ217、218は互いに平行で且つ対向配置された薄板であって、締結ベース207及び締結ベース208を、その間に挟むような位置に形成されている。すなわち、FC側リブ217は締結ベース207よりも右側となる位置に形成されており、FC側リブ218は締結ベース208よりも左側となる位置に形成されている。
燃料電池ケース200の前方側は、図2に示したように階段状に形成されており、上面よりも低い位置において水平面FL1、FL2を有している。水平面FL1は燃料電池ケース200の前方側のうち右側に形成されており、その上部は右側柱PL1を配置するための空間となっている。右側柱PL1は、水平面FL1の上方において燃料電池車両1の右側から中央に向かって延び、その先端はFC側リブ217の近傍に位置している。
水平面FL2は燃料電池ケース200の前方側のうち左側に形成されており、その上部は左側柱PL2を配置するための空間となっている。左側柱PL2は、水平面FL2の上方において燃料電池車両1の左側から中央に向かって延び、その先端はFC側リブ218の近傍に位置している。
燃料電池ケース200の前方側側面のうち水平面FL2の下方となる位置(DC−DCコンバータ4を挟んで、補機ユニットAUとは反対側となる位置)には、左側柱PL2の下方を前方に向かって突出するようにバスバー収納部BCが形成されている。また、バスバー収納部BCの前方側端面には、サービスプラグSPが接続固定されている。バスバー収納部BCは内部に空間が形成されており、当該空間は、燃料電池ケース200の内部空間(燃料電池スタックFST等が収納された空間)、及びサービスプラグSPの内部空間の両方と連通している。バスバー収納部BCは、サービスプラグSPに繋がる4本のバスバー(内部入力バスバーAB1、AB2、内部出力バスバーOB1、OB2)を内部に収納している。
既に説明したように、サービスプラグSPは、二つのサービスプラグSP1、SP2を一体形成したものであって、作業者が引き抜きプラグSPPを上方に引き抜くことで、第一集電部ET1と出力端子201との間、及び、第二集電部ET2と出力端子202との間を、いずれも電気的に遮断された状態とすることができるものである。サービスプラグSPは、サービスプラグケースSPCと、サービスプラグベースSPBと、引き抜きプラグSPPと、インターロックINCとを有している。
サービスプラグケースSPCは、バスバー収納部BCの前方側端面の全体を覆うように形成されたフランジ部CFLと、フランジ部CFLから前方に向けて突出するように形成されたボックス部CBXとを有している。フランジ部CFLは、バスバー収納部BCの前方側端面に対し2本のボルトBTCにより締結固定されている。バスバー収納部BCの前方側端部、すなわち、フランジ部CFLと当接する部分には、平坦且つ鉛直方向と平行なシール面が形成されている。フランジ部CFLのうち上記シール面と当接する部分には、Oリングが挿入された溝が周状に形成されており、その内側には、ボックス部CBXの内部空間に繋がる開口が形成されている。このような構成により、バスバー収納部BCの内部に水が浸入することを防止している。
ボックス部CBXは、バスバーを収納するための空間が内部に形成されており、当該空間はバスバー収納部BCの内部空間と連通している。ボックス部CBXの内部には、バスバー収納部BCから延びる4つのバスバー(内部入力バスバーAB1、AB2、内部出力バスバーOB1、OB2)が収納されている。これら各バスバーは、サービスプラグベースSPBの内部に配置された4本の端子ST1、ST2、ST3、ST4に対して、それぞれ下方からボルトで締結されている。
サービスプラグベースSPBは、引き抜きプラグSPPを脱着可能に保持する部分であって、フランジ部BFLと、フランジ部BFLから上方に向けて突出するように形成された円筒部BCLとを有している。フランジ部BFLは、ボックス部CBXの上部に形成された開口を上方から封止するものであって、ボックス部CBXの上面に対し複数のボルトBTBにより締結固定されている。
図5は、サービスプラグSPにおいて、引き抜きプラグSPPが引き抜かれた状態を示した斜視図である。図5に示したように、円筒部BCLはその内部において、上方に向けて突出した略円筒形状の4つの端子ST1、ST2、ST3、ST4を有している。これらは、上面視で2行2列となるように配置されている。
図6は、サービスプラグSPの内部におけるバスバーの配置を模式的に示した図であって、サービスプラグSPを上方から見た場合における4つのバスバー(内部入力バスバーAB1、AB2、内部出力バスバーOB1、OB2)の配置を示している。尚、内部入力バスバーAB1等は、それぞれの全体が一本のバスバーで構成されているのではなく、複数のバスバーを締結し繋ぎ合せることによってそれぞれ構成されている。図6においては、内部入力バスバーAB1等をそれぞれ構成する複数のバスバーのうち、ボックス部CBXの内部に収納されるもののみを示している。
図6に示したように、内部入力バスバーAB1は、ボックス部CBXの内部を前方に向かって延びるように配置されており、その端部が端子ST1の下端に接続されている。内部出力バスバーOB1は、ボックス部CBXの内部を前方に向かって延びるように配置されており、その端部が端子ST2の下端に接続されている。内部入力バスバーAB2は、ボックス部CBXの内部を前方に向かって延びた後、左側に向かって延びるように配置されており、その先端が端子ST3の下端に接続されている。内部出力バスバーOB2は、ボックス部CBXの内部を前方に向かって延びた後、右側に向かって延びるように配置されており、その先端が端子ST4の下端に接続されている。
尚、ボックス部CBXは底部に開口を有しており、当該開口を下部カバーUCBが下方から覆っている。内部入力バスバーAB1等と端子ST1等との締結作業は、下部カバーUCBを取り外した状態で、下方からボックス部CBXの開口を通じて行われる。その際、まず内部入力バスバーAB1等と端子ST1等との締結作業を行った後に下部カバーUCBを取付け、その状態(フランジ部CFLから、後方に向けて4本のバスバーが突出した状態)で、サービスプラグケースSPCをバスバー収納部BCの前方側端面に取り付け、固定する。
このような作業は、先に4本のバスバーがバスバー収納部BCの前方側端面から前方に向けて突出した状態としておき、その後、バスバー収納部BCにサービスプラグケースSPCを取り付けるという手順で行ってもよい。しかし、この場合は、バスバー収納部BCにサービスプラグケースSPCを取り付ける直前において、4本のバスバーの突出量が大きく(長く)なるため、取り付け作業の作業性が悪くなる。従って、上記のように内部入力バスバーAB1等と端子ST1等との締結作業を先に行い、フランジ部CFLから、後方に向けて4本のバスバーが(短く)突出した状態としてから、サービスプラグケースSPCをバスバー収納部BCの前方側端面に取り付ける方が望ましい。
内部入力バスバーAB1、AB2、内部出力バスバーOB1、OB2のうち、バスバー収納部BC及びボックス部CBXに収納される部分は、全て同一の高さとなるように配置されている。このような配置とすることにより、バスバー収納部BCの高さ方向の寸法が小さくなっている。その結果、バスバー収納部BCの上方には広い空間が確保されるため、断面積の大きい(太い)左側柱PL2を配置することが可能となっている。
図5のように、円筒部BCLから引き抜きプラグSPPが引き抜かれた状態においては、端子ST1と端子ST2、及び、端子ST3と端子ST4はいずれも電気的に接続されていない状態であるから、第一集電部ET1と出力端子201との間、及び、第二集電部ET2と出力端子202との間は、いずれも電気的に遮断された状態となっている。
一方、図3に示したように、円筒部BCLに引き抜きプラグSPPが装着された状態においては、引き抜きプラグSPPの内部に備えられた接続バスバーIB1(図示せず)によって端子ST1と端子ST2とが電気的に接続された状態となり、引き抜きプラグSPPの内部に備えられた接続バスバーIB2(図示せず)によって端子ST3と端子ST4とが電気的に接続された状態となる。すなわち、図3の状態においては、第一集電部ET1と出力端子201との間、及び、第二集電部ET2と出力端子202との間は、いずれも電気的に接続された状態となっている。
以上のように、サービスプラグSPは、第一集電部ET1と出力端子201との間を接続又は遮断するサービスプラグSP1と、第二集電部ET2と出力端子202との間を接続又は遮断するサービスプラグSP2とが、一体形成されたものである。以上の説明で明らかなように、サービスプラグSP1は、サービスプラグSPのうち端子ST1、端子ST2、及び接続バスバーIB1によって構成される部分である。また、サービスプラグSP2は、サービスプラグSPのうち端子ST3、端子ST4、及び接続バスバーIB2によって構成される部分である。
引き抜きプラグSPPは、サービスプラグベースSPBの円筒部BCLに対し上方から装着されており、その上端部には把持部SPGが形成されている。作業者は、把持部SPGを掴むことにより、引き抜きプラグSPPを上方に引き抜くことが可能となっている。
引き抜きプラグSPPの上面には、換気膜AFが形成されている。換気膜AFは、樹脂により形成されたメッシュであって、水の浸入を防止しながら気体の通過を許容するものである。燃料電池スタックFSTから仮に水素ガスが漏洩したとしても、換気膜AFを通過して外部に流出するため、水素ガスがサービスプラグSPの内部に残留してしまうことが防止されている。
続いて、燃料電池車両1におけるサービスプラグSPの位置について、更に具体的に説明する。図7は、燃料電池車両1における燃料電池システムの配置を説明するための図であって、フロアパネルFPの下方に配置された燃料電池システムを、燃料電池車両1の前方側から見た状態を模式的に示している。
図7に示したように、フロアパネルFPのうち左右方向の略中央となる部分は、上方に向けた凸状となっており、センタートンネルCTを形成している。既に述べたように、センタートンネルCTの内部空間には、DC−DCコンバータ4が配置されている。
フロアパネルFPは、センタートンネルCTよりも右側の部分、及び左側の部分において、それぞれ略水平且つ平坦に形成された平坦部FLPを有している。サービスプラグSPは、左側に形成された平坦部FLPよりも下方となる位置にその大部分が配置されている。平坦部FLPのうち、上面視でサービスプラグSPと重なる位置には、略長方形の開口SPHが形成されており、引き抜きプラグSPPの一部が、開口SPHから上方に突出している。
このような構成により、燃料電池車両1の室内側(フロアパネルFPの上方側)から引き抜きプラグSPPにアクセスすることが可能となっている。ただし、平坦部FLPの上方には、引き抜きプラグSPP及び開口SHLを覆うような保護カバーPCVが装着されており、保護カバーPCVを取り外した後でなければ、燃料電池車両1の室内側から引き抜きプラグSPPにアクセスすることができないようになっている。保護カバーPCVは、その下面にOリングが装着されており、開口SHLの周囲全体を水密な状態でシールすることが可能となっている。フロアパネルFPのうち当該Oリングが当接する部分、すなわちシール面は、その全体が平坦部FLP上に形成される。
以上のように、本実施形態に係る燃料電池車両1においては、フロアパネルFPに形成されたセンタートンネルCTの内部にDC−DCコンバータ4を配置している。一方、サービスプラグSPは、上面視でセンタートンネルCTとは左右方向に離間した位置に配置されており、フロアパネルFPに形成された開口SHLを通じてフロアパネルFPの上方側から操作可能となっている。
このような構成とすることによって、DC−DCコンバータ4をセンタートンネルCTの内部に配置しながら、サービスプラグSPはセンタートンネルCTとは離間した位置(本実施形態では助手席9の下方となる位置)に配置している。その結果、サービスプラグSPの操作をフロアパネルFPの上方側から行うことを可能とするためにフロアパネルFPに形成される開口SHLは、フロアパネルFPのうち比較的平坦な部分である平坦部FLPに形成されている。従って、開口SHLを塞ぐ保護カバーPCVを複雑な(平坦ではない)形状に沿って形成する必要がないため、保護カバーPCVのシール性を容易に確保することが可能となっている。
尚、図7には図示していないが、サービスプラグベースSPBには、円筒部BCLの側面から左右方向に向けて突出するリブを形成してもよい。このようなリブは、平坦部FLPの下方となる位置に形成され、上面視において、それぞれの先端位置が開口SHLよりも外側となるように形成される。
ボルトBTBを外して、サービスプラグベースSPBを燃料電池車両1の室内側から上方に持ち上げようとした場合、上記リブの上部が平坦部FLPの下面に当たることとなる。すなわち、サービスプラグベースSPBは僅かにしか持ち上げることができなくなるため、燃料電池車両1の室内側から活電部に対してアクセスされることを防止することができる。
図3に戻って説明を続ける。図3に示した点線DLは、フランジ部BFLの上面を通る仮想平面に対し、開口SHLの縁の形状を鉛直下方に向けて投影して描いたものである。同図で明らかなように、点線DLは、複数のボルトBTBのうち1本(左側後方に配置されているもの)の内側を通っている。すなわち、ボルトBTBのうち1本が、上面視で開口SHLよりも外側となっているため、当該ボルトBTBを燃料電池車両1の室内側(センタートンネルCTの上方側)から取り外すことができないようになっている。
更に、複数のボルトBTBのうち1本(右側後方に配置されており、図3において不図示となっているもの)は、ボックス部CBXの内側から上方に向けて挿入されており、ボックス部CBXの内側から締結されている。このため、当該ボルトBTBについても、燃料電池車両1の室内側からは取り外すことができないようになっている。
インターロックINCは、引き抜きプラグSPPの状態(有無)を燃料電池車両1の制御装置が検知するためのセンサーであって、引き抜きプラグSPPの有無に応じてON/OFFが切り替わるスイッチを内蔵している。これにより、引き抜きプラグSPPが引き抜かれた状態であるにもかかわらず、燃料電池装置2の起動が行われてしまうこと等を防止することができる。
インターロックINCは、図示しないロック機構をも備えている。インターロックINCの下部はフランジ部BFLの上面に固定されており、上部は引き抜きプラグSPPの側面に対して固定されている。インターロックINCは、上記ロック機構が解除されていない状態においては、引き抜きプラグSPPが引き抜かれることを妨げるようになっている。
燃料電池車両1の室内から引き抜きプラグSPPを引き抜く際は、前席(運転席8又は助手席9)側から引き抜きプラグSPPにアクセスすることとなる。本実施形態では、サービスプラグSPの前方側にインターロックINCを配置しているため、前席から上記ロック機構を解除する作業や、引き抜きプラグSPPを引き抜く作業を容易に行うことが可能となっている。
尚、図4に示したように、燃料電池車両1は、前方からの衝突時において車体を保護するためのサイドフレームSFMを有している。サイドフレームSFMは、前後方向に沿って配置されたフレームであって、フロアパネルFPの下方において、左右方向に互いに離間して2本配置されている(図4では、左側のサイドフレームSFMの一部のみを描いている)。
サイドフレームSFMは、上面視で直線状とはなっておらず、前方側の部分が内側寄りとなるように一部が湾曲している。これは、前方側においては燃料電池車両の車輪の位置を避ける必要があるためである。また、サイドフレームSFMの内側には、衝突時にサイドフレームSFMが変形することを抑制するために配置されたサブフレームSFSの先端が固定されている。その結果、図4に示したように、フロアパネルFPの下方の空間のうち、サービスプラグSPが配置された部分は、後方側で広くなっており、前方側で狭くなっている。
サービスプラグSPは、前方側にインターロックINCを有しているため、上面視において、前方側の一部が突出した形状となっている。すなわち、サービスプラグSPの外形も、後方側で広くなっており、前方側で狭くなっているということができる。サービスプラグSPの形状が周囲の空間と同様な形状となっているため、インターロックINCがサイドフレームSFM等と干渉することがない。このように、インターロックINCの位置をサービスプラグの前方側とすることで、フロアパネルFP下方の限られた空間を有効に利用している。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1:燃料電池車両
2:燃料電池装置
3:燃料タンク
4:コンバータ
5:インバータ
6:トラクションモーター
7:ラジエータ
8:運転席
9:助手席
10:通風口
200:燃料電池ケース
201,202:出力端子
203:FC側シール面
204:貫通孔
205:出力バスバー収納部
205c:水平部
206:サービスカバー
207,208:締結ベース
209:締結面
210a,210c,214a,214c:ボルト挿入穴
213:締結面
217,218:FC側リブ
220:締結用ボルト穴
400:FDC容器
403:FDCフランジ403
410a,410c,414a,414c:ボルト用貫通穴
425,426:入力端子
AB1,AB2:内部入力バスバー
AF:換気膜
AU:補機ユニット
BC:バスバー収納部
BCL:円筒部
BFL:フランジ部
BT1:ボルト
BTB:ボルト
BTC:ボルト
CB1,CB2:集電バスバー
CBX:ボックス部
CFL:フランジ部
CT:センタートンネル
ET1:第一集電部
ET2:第二集電部
FL1,FL2:水平面
FLP:平坦部
FP:フロアパネル
FST:燃料電池スタック
IB1,IB2:接続バスバー
INC:インターロック
OB1,OB2:内部出力バスバー
PCV:保護カバー
PL:保護柱
PL1:右側柱
PL2:左側柱
RL1:第一リレー
RL2:第二リレー
SFM:サイドフレーム
SFS:サブフレーム
SHL:開口
SP,SP1,SP2:サービスプラグ
SPB:サービスプラグベース
SPC:サービスプラグケース
SPG:把持部
SPH:開口
SPP:プラグ
ST1,ST2,ST3,ST4:端子
UCB:下部カバー

Claims (3)

  1. 燃料電池システムを搭載した燃料電池車両において、
    前記燃料電池システムは、
    複数の燃料電池セルを積層してなる燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックの出力電圧を昇圧して電力を出力する昇圧コンバータと、
    前記燃料電池スタックと前記昇圧コンバータとを接続する電流経路の途上に配置されたサービスプラグと、を備え、
    前記昇圧コンバータは、車両のフロアパネルに形成されたセンタートンネルの内部に配置されており、
    前記サービスプラグは、上面視で前記センタートンネルとは離間した位置に配置され、前記フロアパネルに形成された開口を通じて前記フロアパネルの上方側から操作可能であることを特徴とする燃料電池車両。
  2. 前記燃料電池スタックを内部に収納する燃料電池ケースを更に備え、
    前記サービスプラグは、前記燃料電池ケースに対して固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の燃料電池車両。
  3. 前記燃料電池ケースのうち車両の左右方向に沿った一端側に配置され、補機類を内部に収納する補機ケースを更に備え、
    前記昇圧コンバータは、車両の左右方向において、前記燃料電池ケースと前記補機ケースとを含めた全体形状の略中央となる位置であり、且つ前記燃料電池ケースの一側面に隣接する位置に配置されており、
    前記サービスプラグは、前記燃料電池ケースの前記一側面側であって、且つ、前記昇圧コンバータを挟んで前記補機ケースとは反対側となる位置に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の燃料電池車両。
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