JP2013243647A - 電子機器、および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無効な設定や制限されている設定に従う処理の実行を防止すること。
【解決手段】制御部7はソフトウエアを実行することにより、ユーザによる電子機器の機能が設定された場合に、機能を設定するためのコマンドを発行する。撮像部1内のISO設定部1a、シャッタ速度設定部1bや、画像処理部2内の画質設定部2a、再生効果設定部2bなどの機能ブロック部は、制御部7により発行されたコマンドに応じた機能に係る処理を実行する。記憶部12は無効な機能に関する情報を記憶している。無効機能検出部13は、記憶部12に記憶された情報に基づいて、制御部7の発行したコマンドが無効な機能を設定するためのコマンドであることを検出する。無効な機能を設定するためのコマンドが検出された場合、制御部7はコマンドに対応する機能ブロック部がユーザにより設定された機能に係る処理を実行しないように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置等の電子機器に関し、特に、各種の機能に関する設定値の制御に関するものである。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置では、ソフトウエアに動作するCPUにより撮影動作やその他の処理を制御している。このCPUを動作させるためのソフトウエアはファームウエアとも呼ばれ、通常、フラッシュROM等の不揮発性メモリに記憶されている。また、ユーザが撮像装置を購入した後、メーカが提供する新たなファームウエアによって、撮像装置に記憶されているファームウエアを更新(アップデート)する機能が一般的になっている。
また、従来、撮像装置においては、ユーザがメニューにより撮影に関する機能等の設定値を変更できる構成となっている。このとき、撮影処理等に支障をきたさないように、シャッタ速度やISO感度の上限の設定値が決められている。こうすることで、機器を保護し、或いは、動作性能を保証することができる。
しかし、メーカから正規に提供されるファームウエア以外のファームウエア等の適切でないファームウエアにより撮像装置のファームウエアが更新されてしまうことがある。このような適切でないファームウエアにより、ユーザが設定値を変更可能な機能について、本来は設定できない値が設定されてしまうことがある。
このように、本来は設定できない値が設定されてしまったことによる装置の誤動作の保護や動作性能の保証のため、各種の処理機能を制限することも行われている。
例えば、機器の不正な機能の利用の可能性を低減させるために、機器の利用情報やメモリの消費情報をログに残して、予め有効化されている機能以外の機能が使用されていないか検出する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−37589号公報
しかしながら、従来技術では、機器の利用情報やメモリの消費情報をログ情報として残す必要があるため、不適切な機能の利用について常時検出して即座に措置を講じることができないという課題があった。
本発明は、無効な機能や制限されている機能に係る処理が実行されることを防止することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電子機器は、ソフトウエアを実行することにより、ユーザによる前記電子機器の機能が設定された場合に、前記機能を設定するためのコマンドを発行する制御手段と、前記制御手段により発行されたコマンドに応じて、前記機能に係る処理を実行する実行手段と、無効な機能に関する情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶された情報に基づいて、前記制御手段により発行されたコマンドが、前記無効な機能を設定するためのコマンドであることを検出する検出手段とを備え、前記制御手段は、前記検出手段により、前記無効な機能を設定するためのコマンドであることが検出された場合に、前記実行手段が前記ユーザにより設定された機能に係る処理を実行しないように制御する。
本発明によれば、無効な設定や制限されている設定に従う処理が実行されることを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の処理を示すフローチャートである。 例外処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る処理を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る処理を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る処理を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係る処理を示すフローチャートである。 本発明の第7実施形態に係る撮像装置の制御部の構成を示す図である。 本発明の第7実施形態に係る処理を示すフローチャートである。 無効な機能に関する情報を示す図である。
以下に、本発明の各実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態では、本発明を撮像装置に適用した場合について説明する。なお、本発明の技術思想は、他の電子機器にも適用することができる。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。図1は撮像装置100の機能構成を示すブロック図である。図1において、撮像部1はレンズ、シャッタおよび絞り、撮像素子等を含む。撮像部1は被写体の光を電気信号に変換し、画像信号を出力する。本実施形態では、撮影待機状態にて、撮像部1が動画信号を生成して出力する。また、ユーザによる撮影指示があった場合、撮影指示に応じた1画面の静止画信号を出力する。撮像部1は、制御部7からのコマンドを受ける機能ブロック部として、ISO設定部1aと、シャッタ速度設定部1bとを有するが、これ以外の機能ブロック部を持つことも可能である。画像処理部2は、撮影時においては、撮像部1から出力された画像信号に所定の画像処理を施す。例えば、画像処理部2は、撮像部1から出力された静止画信号に対し、JPEG等の圧縮処理を施す。また、画像処理部2は、再生時においては、再生された画像信号に対し、伸長処理や再生効果処理等を施す。画像処理部2は、制御部7からのコマンドを受ける機能ブロック部として、画質設定部2aと、再生効果設定部2bとを有するが、これ以外の機能ブロック部を持つことも可能である。
記録再生部3は、撮影時においては、画像処理部2により圧縮された静止画信号を記録媒体4に記録する。また、記録再生部3は、再生時においては、記録媒体4から静止画信号を読み出し、画像処理部2に出力する。記録媒体4はメモリカード等のランダムアクセス可能な記録媒体である。記録媒体4は、不図示の装着、排出機構により、撮像装置100に対して容易に装着、排出が可能である。
表示制御部5は、撮影待機状態では、撮像部1から出力された動画信号に従って動画像を表示部6に表示し、撮影指示があった場合は、撮影指示に応じて撮像部1から出力された静止画信号に応じて静止画像を表示部6に表示させる。また、表示制御部5は、再生時においては、記録媒体4から再生された静止画、或いは、記録媒体4に記録された複数の静止画信号の縮小画像を含むインデックス画面等を表示部6に表示させる。また、表示制御部5は、制御部7からの指示により、メニュー画面等の各種の情報を表示部6に表示する。表示部6は、液晶パネルや有機ELデバイス等を含む。
制御部7はCPU(中央演算処理装置)やその他の回路を有し、撮像装置100の各部の動作を制御する。制御部7は、フラッシュROM9に記憶されたソフトウエア(ファームウエア)を解釈して実行することにより撮像装置100を制御する。フラッシュROM9は不揮発性メモリであり、ファームウエアを記憶する。また、ユーザは、ROM9に記憶されたファームウエアを更新(アップデート)することが可能である。制御部7は、各機能ブロック部に対し、撮像装置の機能設定を行うためのアドレス及びデータからなるコマンドを発行する。
各機能ブロック部は、制御部7から出力されたコマンドに含まれるデータを記憶するためのレジスタを有する。また、各機能ブロック部におけるレジスタのアドレスは、機能ブロック部毎に決められている。
操作部8は、電源スイッチや撮影を指示するシャッタボタン等の各種の操作スイッチを含む。また、操作部8に含まれるスイッチの一部をタッチパネルにより構成することも可能である。ユーザは操作部8を操作することにより、撮像装置100に撮影を指示することができる。また、ユーザは操作部8を操作することにより、撮影や再生に関する各種の機能の設定値を変更することができる。メモリ10は例えば、DRAM等の揮発性メモリであり、記録時や再生時等に画像信号を記憶する。また、メモリ10は、制御部7による制御のための各種のデータを記憶するためにも用いられる。
DMA(Direct Memory Access)部11は、各機能ブロック部のレジスタに記憶されたデータを読み出し、読み出したデータをレジスタのアドレスと共に無効機能検出部13に対して転送する。また、DMA部11は、制御部7からコマンド転送の指示があった場合に、各機能ブロック部からデータを読み出して無効機能検出部13に転送するための、専用の機能を持つものである。
記憶部12は、無効とされている機能、または制限されている機能である、所定の機能に対応したアドレス及びデータからなるコマンド情報を記憶している。以下、この無効な機能のコマンド情報を無効値と呼ぶ。記憶部12は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)やヒューズ等で構成される。無効機能検出部13は、DMA部11により転送されたアドレスおよびデータと、記憶部12に記憶されているアドレスおよびデータとに基づいて、そのコマンドによる機能が無効であるか否かを判別する。そして、その判別結果と、無効とされた機能を示す情報とを、制御部7に出力する。バス14は、撮像装置100の各部の間でデータやコマンド等を送受信するために用いられる。
次に、各機能ブロック部について説明する。ISO設定部1aは、撮像部1により撮影される画像信号のISO感度を制御する。撮像部1は、ISO設定部1aにより設定された値に従い、撮影する画像信号のISO感度を設定する。例えば、ISO感度を大きくしすぎた場合、撮影された静止画のノイズが増加してしまう。そのため、ユーザが設定できるISO感度に制限を設けている場合がある。
シャッタ速度設定部1bは、撮像部1による撮影のためのシャッタ速度を制御する。撮像部1は、シャッタ速度設定部1bにより設定された設定値に従い、シャッタ速度を設定する。シャッタ速度が速すぎる場合、撮像部1におけるシャッタ部品が正常に動作しない等、撮像装置100の動作保証に支障が生じる可能性がある。そのため、ユーザが設定可能なシャッタ速度に制限を設けている場合がある。
画質設定部2aは、記録される静止画信号の画質を制御する。画像処理部2は、画質設定部2aにより設定された設定値に従い、記録される静止画信号を圧縮するための圧縮率を設定する。ここでは、撮像部1により撮影された静止画信号の圧縮前のデータ量と、圧縮後のデータ量との比率を圧縮率と定義する。例えば、圧縮後のデータ量が圧縮前の1/5である場合は、圧縮率を1/5とする。圧縮率が大きい場合は、圧縮後の静止画データのデータ量が増加してしまい、例えば、連写時に記録媒体4に記録できなくなることがある。そのため、ユーザが設定できる圧縮率(画質)を制限している場合がある。
再生効果設定部2bは、再生された画像に対して施される再生効果を制御する。画像処理部2は、再生効果設定部2bにより設定された設定値に応じて、再生された画像に対して特殊効果処理を施す。適切ではないファームウエアにより、画像処理部2が実行可能な特殊効果処理とは異なる特殊効果が設定された場合、ユーザが特殊効果を設定したにもかかわらず実行できないことになる。
次に、ファームウエアの更新について説明する。撮像装置100は、ROM9に記憶されたファームウエアを更新する機能を持つ。ファームウエアを更新する場合、ユーザは、更新後のファームウエアが記憶された記録媒体4を撮像装置100に装着する。そして、ユーザは、操作部8を操作して、ファームウエアの更新を指示する。
制御部7は、ファームウエアの更新指示があった場合、記録再生部3を制御して、記録媒体4からファームウエアのデータを読み出し、メモリ10に記憶する。そして、メモリ10に記憶された、更新用のファームウエアによりROM9に記憶された更新前のファームウエアを書き替える。なお、更新処理の実行を制御するためのプログラムも記録媒体4に記録されており、制御部7はこの実行プログラムに従い、ROM9に記憶されたファームウエアを更新する。
このようにROM9に記憶されたファームウエアが更新された後、ユーザが操作部8を操作して、電源をオンにすると、更新されたファームウエアによる処理が有効となる。
ユーザは、撮影や再生に関する各種の機能の設定を変更する場合、操作部8を操作し、メニュー画面を表示部6に表示させる。そして、ユーザは、このメニュー画面を利用して、所望の機能を設定する。制御部7は、ユーザにより機能が設定された場合、設定された機能に応じたアドレスとデータを含むコマンドを、対応する機能ブロック部に対して出力する。各機能ブロック部は、制御部7から受けたコマンドに含まれるアドレスに基づき、設定値のデータを記憶する。
例えば、ユーザによりISO感度として3200が設定された場合、制御部7は、ISO感度設定機能に対応したアドレスと、3200という値を示すデータとを含むコマンドをISO設定部1aに出力する。また、ユーザによりシャッタ速度として1/100秒が設定された場合、制御部7は、シャッタ速度設定機能に対応したアドレスと、1/100という設定値を示すデータとを含むコマンドをシャッタ速度設定部1bに出力する。また、ユーザにより静止画信号の画質として、高画質が設定された場合、制御部7は、画質設定機能に対応したアドレスと、高画質に応じた設定値を示すデータとを含むコマンドを画質設定部2aに出力する。また、ユーザにより再生効果としてモノクロ効果が設定された場合、制御部7は、再生効果設定機能に対応したアドレスと、モノクロ効果に応じた設定値を示すデータとを含むコマンドを再生効果設定部2bに出力する。
例えば、前述のようにROM9に記憶されたファームウエアを更新した結果、更新後のファームウエアが適切なものでなく、ある機能について、本来は無効とされている機能が設定可能となってしまうことが考えられる。
例えば、シャッタ速度として1/3200秒を設定する機能が禁止されていたにもかかわらず、更新後のファームウエアにより、シャッタ速度として1/3200秒を設定することができるように改変されてしまうことが考えられる。
そこで、本実施形態では、無効とされた機能に対応したアドレス及びデータからなるコマンド情報を無効値として記憶部12に記憶しておき、記憶部12に記憶されたコマンド情報に基づいて、撮像装置100による処理を制御する。
図2および図3は、撮影時や再生時における処理を示すフローチャートである。図2、図3の処理では、無効とされた機能または制限されている機能に係るコマンド情報(無効値)を検出して、例外処理を行う。図2、図3の処理は、制御部7におけるCPUがROM9に記憶されたファームウエアを実行することにより行われる。また、図2、図3の一部の処理は、制御部7以外のブロックにより実行される。なお、例外処理とは、適切でないファームウエアによる不適切な機能設定に対して、この機能の利用を防止することで撮像装置を保護し、または動作を保証するための処理である。例外処理は、例えば、以下に示す動作や機能の無効化または制限を含む。
・予め決められている機能を無効とすること、または当該機能を制限すること。
・撮像装置の動作を停止し、または制限すること。
・無効とされている機能、または、制限されている機能に係る設定値を補正して処理内容を変更すること。
・警告処理によって、望ましくない改造等を抑止すること。
図11(A)は、記憶部12に記憶されている、無効とされた機能に応じたアドレスとデータを含む無効値を示している。図11(A)の1列目は無効な機能に対応したアドレスであり、2列目はこのアドレスに対応するデータである。図11(A)では、一例として、撮像部1による撮影処理のためのシャッタ速度の設定機能に対応したアドレスとそのデータを示している。これ以外にも、他の撮影機能のうち、無効な機能のアドレス及びデータや、再生処理の機能のうち、無効な機能のアドレス及びデータが記憶部12に記憶される。
例えば、図11(A)に示すように、シャッタ速度を設定するためのコマンドのアドレスとして0x20000000が記憶部12に記憶されている。このアドレス0x20000000に対して、予め設定されているシャッタ速度1/8000秒を示すデータとして0x00306000が記憶されている。なお、これらの数値は例示に過ぎず、他の値とすることも可能である。また、シャッタ速度1/4000秒、1/2000秒を示すデータとして、0x00304000、0x00302000がそれぞれ記憶されている。
前述のように、メニュー画面により各機能の設定値がユーザにより設定されると、制御部7より、対応した機能ブロック部に対し、アドレスとデータが送信される。この状態で、操作部8より撮影指示や、再生指示が出力された場合、図2の処理が開始される。
図2において、制御部7は、DMA部11に対し、各機能ブロック部からのコマンドデータの転送を開始するように指示する(S201)。DMA部11は、複数の機能ブロック部のうち、無効とされた機能に対応した機能ブロック部からデータを読み出す。DMA部11は、この機能に対応したアドレスを生成し、読み出したデータと共に、無効機能検出部13に転送する(S202)。このとき、DMA部11は、撮影指示により図2のフローが開始された場合、複数の機能ブロック部のうち、撮影処理に関連した機能ブロック部からデータを読み出し、アドレスと共に無効機能検出部13に転送する。このように、DMA部11が転送するコマンドには、アドレスとデータとが含まれる。無効とされた機能が複数ある場合、DMA部11は、この複数の機能に対応した複数の機能ブロック部から、データを読み出し、各機能に対応したアドレスと共に無効機能検出部13に転送する。
無効機能検出部13は、DMA部11により転送されたアドレスおよびデータと、記憶部12に記憶されているアドレスおよびデータとを比較する(S203)。無効機能検出部13は、この比較の結果、制御部7により発行されたコマンドに対応した機能が、無効とされている機能であるか否かを判別する(S204)。本実施形態では、DMA部11より転送されたアドレス及びデータが、記憶部12に記憶された無効値と一致した場合、その機能が無効であると判断する。また、DMA部11より転送されたアドレス及びデータが、記憶部12に記憶された無効値と一致しない場合、その機能が有効であると判断する。
設定された機能が無効でなかった場合、無効機能検出部13は、その機能を有効とする(S205)。一方、設定された機能が無効であった場合、無効機能検出部13は、その機能を無効とする(S206)。
次に、無効機能検出部13は、DMA部11より転送されたコマンドの残りがあるか否かを判別し(S207)、残りのコマンドがある場合はS203に戻って処理を繰り返す。
また、DMA部11より転送された全てのコマンドについて、有効か無効かの判断が終了した場合、無効機能検出部13は、無効とされた機能があるか否かを判別し、判別結果を示す情報を制御部7に出力する(S208)。また、無効機能検出部13は、無効とされた機能があった場合には、更に、その機能を示す情報も制御部7に送る。
制御部7は、無効機能検出部13より、無効とされた機能が無かった旨の情報を受けた場合、引き続き、ファームウエアに従って処理を実行する(S209)。例えば、ユーザにより撮影が指示された場合、撮影処理を実行する。また、制御部7は、無効機能検出部13より、無効とされた機能があった旨の情報を受けた場合、制御部7は、例外処理を実行する(S210)。
図3は、図2のS210における例外処理を示すフローチャートである。まず、制御部7は、無効機能検出部13より送られた情報に基づき、無効とされた機能を判別する(S301)。そして、この機能に対応した例外処理が、撮像装置100の動作を停止し、撮像装置100の無効化を実行するものであるか否かを判定する(S302)。本実施形態では、各機能に応じた例外処理が予め決められており、この各機能に対応した例外処理を示す情報が記憶部12に記憶されている。例外処理が、撮像装置100の無効化の処理である場合、制御部7は、撮像装置100の電源をオフし、撮像装置100の動作を停止させる(S303)。この後、ユーザは撮像装置100を使用することができなくなる。
一方、例外処理が、撮像装置の無効化の処理でない場合、制御部7は、例外処理が、設定値を制御部7が、その機能に関する設定値を補正する処理であるか否かを判別する(S304)。例外処理が、設定値を制御部7が補正する処理でない場合、制御部7は、無効とされている設定値が設定されたため、処理が停止されることをユーザに知らせるための警告処理を実行する(S305)。本実施形態では、例えば、表示部6に警告のためのメッセージ等が表示される。また、不図示のスピーカから音声が出力される。このように警告処理を実行した後、制御部7は、処理を停止する(S306)。例えば、ユーザが撮影を指示した場合、S306の処理により、撮影動作が禁止される。ユーザは、S305による警告のためのメッセージを確認することで、無効とされた機能がわかるので、この機能のための設定値を有効な値に変更すれば、撮影を行うことができる。
また、S304において、例外処理が、設定値を制御部7が補正する処理であった場合、制御部7は、ユーザにより設定された設定値を所定値に変更する(S307)。ここでは、制御部7は、例えば、無効とされていない所定値を設定する。この所定値は、各機能によって予め決められている。例えば、シャッタ速度の設定機能については、設定値として上限値よりも速い値が設定されていた場合、上限値に設定される。次に、制御部7は、無効値が設定された機能の残りがあるか否かを判別し(S308)、残りの機能がある場合はS301に戻って処理を続ける。一方、残りの機能が無い場合、制御部7は、ファームウエアに従って処理を実行する(S309)。
例えば、図11(A)によれば、シャッタ速度を1/8000秒に設定する機能は無効とされているが、適切ではないファームウエアにより、シャッタ速度として1/8000秒が設定された場合について説明する。
ユーザによりシャッタ速度として1/8000秒が設定された場合、制御部7は、シャッタ速度設定部1bに対し、シャッタ速度の設定のためのアドレス0x20000000とデータ0x00306000を含むコマンドを送信する。そして、ユーザから撮影指示が出力された場合、DMA部11により、シャッタ速度設定部1bからデータが読み出され、シャッタ速度の設定機能に対応したアドレスと共に、読み出されたデータが無効機能検出部13に転送される。転送されたアドレス0x20000000とデータ0x00306000は、記憶部12に記憶されているアドレスおよびデータと比較される。
転送されたアドレスは、図11(A)に示す値と一致するので、無効機能検出部13は、このコマンドに対応した機能が無効であり、更に、シャッタ速度の設定が無効である旨の情報を制御部7に通知する。その結果、制御部7は、撮影動作を停止する例外処理を実行する。
このように、第1実施形態によれば、適切でないファームウエアにより設定された設定値に従った処理の実行を防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態においても、撮像装置100の構成や基本的な処理は第1実施形態と同じである。本実施形態では、所定の機能について、その設定値を変更する場合に、一つのコマンドではなく、複数のコマンドが制御部7から発行される。また、別の所定の機能については、その設定値を変更する場合に、複数のコマンドの何れかが制御部7から発行される。
図11(B)は、記憶部12に記憶されている、無効とされている機能または制限されている機能に対応したコマンドのアドレスとデータを示している。図11(B)では、一例として、撮像部1による撮影処理のためのシャッタ速度の設定機能、及び、ISO感度の設定機能に関するコマンドのアドレスとデータを示している。図11(B)の1列目はアドレス、2列目はデータを示し、これらは図11(A)と同様である。図11(B)の3列目、4列目は付加情報であり、無効とされた機能または制限されている機能を設定するためのコマンドに含まれるアドレスおよびデータの組み合わせ情報を示している。
例えば、シャッタ速度を設定するためには、図11(B)のグループ1に示す三つのアドレスを含む三つのコマンドが発行される。そして、ユーザがシャッタ速度を設定した場合、これら三つのアドレスに対して、それぞれ、ユーザが設定したシャッタ速度に対応した値がデータとして付加され、コマンドとして送信される。図11(B)の3列目は、このように、一つの機能を設定するためのコマンドの組を示すグループ情報である。また、図11(B)の4列目は、各グループのコマンドによる機能の設定条件を示す情報(条件ビット)である。例えば、シャッタ速度を変更する場合、三つのアドレス及びデータを含むコマンドを全て発行する必要があるため、設定条件がAND(論理積)となっている。そのため、シャッタ速度として1/8000秒を設定するための機能に対応したコマンドのアドレスとして、0x20000000、0x20000004、0x20000008が記憶部12に記憶される。その際、それぞれ対応するデータ0x00306000、0x05060007、0x03257007が併せて記憶部12に記憶される。更に、設定条件としてANDが登録される。
一方、ISO感度の設定機能については、グループ内の複数のアドレス及びデータのうち、何れか一つのアドレス及びデータを含むコマンドが発行される。ISO感度を変更する場合、これら二つのコマンドのアドレスの何れかのデータを変更すればよいので、設定条件がOR(論理和)となっている。ISO感度として3200を設定するための機能に対応したコマンドのアドレスとして、0x30000000、0x30000004と、それぞれ対応するデータ0x00060075、0x00340056が記憶部12に記憶される。更に、設定条件としてORが登録される。
図4は、第2実施形態における撮影、或いは再生処理を示すフローチャートである。図4の処理では、図2と同様、無効とされた機能または制限されている機能に係る無効値を検出して、例外処理を行う。図4の処理は、制御部7における制御部7がROM9に記憶されたファームウエアを実行することにより行われる。また、図4の一部の処理は、制御部7以外のブロックにより実行される。
前述のように、メニュー画面により機能が設定されると、制御部7より、対応した機能ブロック部に対し、アドレスとデータを含むコマンドが送信される。この状態で、操作部8より撮影指示や、再生指示が出力された場合、図4の処理が開始される。
図4において、制御部7は、DMA部11に対し、各機能ブロック部からのコマンドデータの転送を開始するように指示する(S401)。DMA部11は、無効とされた機能に対応した機能ブロック部からデータを読み出し、機能に対応したアドレスと共に無効機能検出部13に転送する(S402)。DMA部11が転送するデータには、一つの機能について、複数のアドレスとデータとが含まれる。無効とされた機能が複数ある場合、DMA部11は、この複数の機能に対応した複数の機能ブロック部からデータを読み出し、アドレスと共に無効機能検出部13に転送する。
無効機能検出部13は、転送されたコマンドにグループが設定されているか否かを判別する(S403)。例えば、転送されたコマンドにグループが設定されておらず、一つのアドレスとデータにより機能が設定されるコマンドである場合、S404に処理を進める。S404で無効機能検出部13は、DMA部11により転送されたアドレスおよびデータと、記憶部12に記憶されているアドレスおよびデータを比較する。無効機能検出部13は、この比較の結果、ユーザにより設定された機能が無効とされているか否かを判別する(S405)。
無効な機能でなかった場合、無効機能検出部13は、その機能を有効とする(406)。一方、無効な機能であった場合、無効機能検出部13は、その機能を無効とする(S411)。
また、S403において、コマンドのグループが設定されている場合、無効機能検出部13は、そのコマンドを含むグループのアドレスを検出し(S407)、更に、グループに対応する条件を判別する(S408)。条件がANDであった場合、無効機能検出部13は、DMA部11より転送された、グループの複数のアドレスとデータとを、記憶部12に記憶されているアドレスおよびデータとを比較する(S409)。無効機能検出部13は、この比較の結果、機能が無効であるか否かを判別する(S410)。無効機能検出部13は、全てのアドレスとデータが一致した場合は、その機能を無効と判別し(S411)。また、何れかのデータが一致しない場合、ユーザにより設定された機能を有効と判別する(S414)。
また、S408で、条件がORであった場合、無効機能検出部13は、DMA部11より転送された、グループの複数のアドレスとデータとを、記憶部12に記憶されているアドレスおよびデータとを比較する(S412)。無効機能検出部13は、この比較の結果、機能が無効であるか否かを判別する(S413)。無効機能検出部13は、何れかのアドレスとデータが一致した場合は、その機能を無効と判別し(S415)、また、何れのアドレス及びデータも一致しない場合、ユーザにより設定された機能を有効と判別する(S414)。
次に、無効機能検出部13は、DMA部11より転送されたコマンドデータの残りがあるか否かを判別し(S416)、コマンドデータの残りがある場合にはS403に戻って処理を繰り返す。また、DMA部11より転送された全てのコマンドデータについて、有効か無効かの判断が終了した場合、無効機能検出部13は、無効とされた機能があるか否かを判別し、判別結果を示す情報を制御部7に出力する(S417)。また、無効機能検出部13は、無効とされた機能があった場合には、更に、その機能を示す情報も制御部7に送る。
制御部7は、無効機能検出部13より、無効とされた機能が無かった旨の情報を受けた場合、引き続き、ファームウエアに従って処理を実行する(S418)。制御部7は、無効機能検出部13より、無効とされた機能があった旨の情報を受けた場合、制御部7は、図3に示す例外処理を実行する(S419)。
例えば、図11(B)によれば、シャッタ速度を1/8000秒に設定する機能は無効であるが、適切ではないファームウエアにより、シャッタ速度として1/8000秒が設定された場合について説明する。
ユーザによりシャッタ速度として1/8000秒が設定された場合、制御部7は、シャッタ速度設定部1bに対し、シャッタ速度の設定のためのアドレス0x20000000及びデータ0x00306000を設定する。また、制御部7は、アドレス0x20000004にデータ0x05060007を設定し、アドレス0x20000008にデータ0x03257007を設定する。そして、制御部7は、これらのアドレスとデータを含むコマンドを送信する。
ユーザから撮影指示が出力された場合、DMA部11により、シャッタ速度設定部1bに対して発行されたコマンドのアドレスとデータとが無効機能検出部13に転送される。転送された各アドレスおよびデータは、記憶部12に記憶されている、図11(B)のアドレスおよびデータと比較される。また、シャッタ速度の設定機能に関するコマンドは、グループ1と判定され、その設定条件がANDであることが判定される。そのため無効機能検出部13により、全てのアドレスおよびデータが一致するか否かが判別される。転送されたアドレスは図11(B)に示す値と一致するので、無効機能検出部13は、無効とされた機能があり、更に、シャッタ速度の設定が無効である旨の情報を制御部7に通知する。その結果、制御部7は、撮影動作を停止する例外処理を実行する。
また、図11(B)によれば、ISO感度として3200を設定する機能は無効であるが、適切ではないファームウエアにより、ISO感度として3200が設定された場合について説明する。
ユーザによりISO感度として3200が設定された場合、制御部7は、ISO設定部1aに対し、ISO感度の設定のためのアドレス0x30000000にデータ0x00060075を設定する。そして、制御部7は、これらのアドレスとデータを含むコマンドを送信する。
ユーザから撮影指示が出力された場合、DMA部11により、ISO設定部1aに対して発行されたコマンドのアドレスとデータとが無効機能検出部13に転送される。転送されたアドレスおよびデータは、記憶部12に記憶されている、図11(B)のアドレスおよびデータと比較される。また、ISO感度の設定機能に関するコマンドは、グループ2と判定され、その設定条件がORであることが判定される。そのため無効機能検出部13により、記憶部12に記憶された何れかのアドレスおよびデータと、転送されたアドレス及びデータが一致するか否かが判別される。転送されたアドレスは図11(B)に示す値と一致するので、無効機能検出部13は、無効とされた機能があり、更に、シャッタ速度の設定が無効である旨の情報を制御部7に通知する。その結果、制御部7は、撮影動作を停止する例外処理を実行する。
このように、第2実施形態によれば、適切でないファームウエアにより設定された設定値に従った処理の実行を防止することができる。また、無効化された機能について、無効値を設定するために複数のコマンドが発行される場合にも、この無効値に従った処理の実行を防止することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。本実施形態においても、撮像装置100の構成や基本的な処理は第1実施形態と同じである。
図11(C)は、記憶部12に記憶されている、無効とされた機能または制限されている機能に対応したコマンドのアドレスとデータを示している。図11(C)では、一例として、撮像部1による撮影処理のためのシャッタ速度の設定機能に関するコマンドのアドレスとデータを示している。図11(C)の1列目はアドレス、2列目はデータを示し、これらは図11(A)と同様である。図11(B)の3列目は、ユーザにより設定された機能が無効であるか否かを判別するための条件を示している。本実施形態では、以下に示す、ユーザにより設定された設定値Xと記憶部12に記憶されたデータYの大小関係に関する五つの条件の何れかが設定される。
1.X=Y(等しい)
2.X>Y(より大きい)
3.X≧Y(以上)
4.X<Y(より小さい)
5.X≦Y(以下)
例えば、図11(C)では、シャッタ速度を設定するためのアドレス0x20000000と、これに対応するデータとして0x00306000が記憶されている。また、条件として、XとYが等しい、という条件が設定されている。また、シャッタ速度を設定するためのアドレス0x20000000と、これに対応するデータとして0x00304000が記憶されている。また、条件として、XがY以上、という条件が設定されている。また、シャッタ速度を設定するためのアドレス0x20000000と、これに対応するデータとして0x00302000が記憶されている。また、条件として、XはY以下である、という条件が設定されている。
図5は、第3実施形態における撮影、或いは再生処理を示すフローチャートである。図5の処理では、図2と同様、無効とされた機能または制限されている機能に係る設定値を検出して、例外処理を行う。図5の処理は、制御部7におけるCPUがROM9に記憶されたファームウエアを実行することにより行われる。
前述のように、メニュー画面により機能が設定されると、制御部7より、対応した機能ブロック部に対し、アドレスとデータが送信される。この状態で、操作部8より撮影指示や再生指示が出力された場合、図5の処理が開始される。
図5において、制御部7は、DMA部11に対し、各機能ブロック部からのコマンドの転送を開始するように指示する(S501)。DMA部11は、複数の機能ブロック部のうち、無効とされた機能に対応した機能ブロック部からデータを読み出し、アドレスと共に無効機能検出部13に転送する(S502)。無効とされた機能が複数ある場合、DMA部11は、この複数の機能に対応した複数の機能ブロック部からデータを読み出し、アドレスと共に無効機能検出部13に転送する。
無効機能検出部13は、転送されたアドレスとデータに基づいて対応した機能を判別する(S503)。そして、無効機能検出部13は、記憶部12に記憶された情報に基づいて、判別された機能に対応した条件を検出する(S504)。無効機能検出部13は、条件として、XとYが等しいことが設定されているか否かを判別する(S505)。「等しい」が条件として設定されていた場合、無効機能検出部13はその条件に対応したデータYと、転送されたコマンドに含まれるデータXとが等しいか否かを判別する(S506)。XとYとが等しい場合、無効機能検出部13は、その設定値を無効とする(S514)。
また、S505において、「等しい」条件が設定されていない場合、及び、S506で転送されたデータXと記憶されたデータYとが等しくなかった場合、S507に進む。S507で無効機能検出部13は、条件として、XがY以上であることが設定されているか否かを判別する。条件として、XがY以上であることが設定されていた場合、無効機能検出部13は、XがY以上であるか否かを判別する(S508)。転送されたデータXが記憶されたデータY以上である場合、無効機能検出部13は、その機能を無効とする(S514)。
また、S507において、「以上」が条件として設定されていない場合、及び、S508でXがY以上でなかった場合、無効機能検出部13は、条件として、XがYより大きいことが設定されているか否かを判別する(S509)。条件として、XがYより大きいことが設定されていた場合、無効機能検出部13は、転送されたデータXが、記憶されたデータYより大きいか否かを判別する(S510)。XがYより大きい場合、無効機能検出部13は、その機能を無効とする(S514)。
また、S509において、「より大きい」が条件として設定されていない場合、及び、S510でXがYより大きくない場合、無効機能検出部13は、条件として、XがY以下であることが設定されているか否かを判別する(S511)。条件として、XがY以下であることが設定されていた場合、無効機能検出部13は、転送されたデータXが、記憶されたデータY以下であるか否かを判別する(S512)。XがY以下である場合、無効機能検出部13は、その機能を無効とする(S514)。
また、S511において、「以下」が条件として設定されていない場合、及び、S512でXがY以下でない場合、無効機能検出部13は、転送されたデータXが、記憶されたデータYより小さいか否かを判別する(S513)。XがYより小さい場合、無効機能検出部13は、その機能を無効とする(S514)。
また、S513において、XがYよりも小さくない場合、無効機能検出部13は、その機能を有効とする(S515)。
次に、無効機能検出部13は、DMA部11より転送されたコマンドの残りがあるか否かを判別し(S516)、残りのコマンドがある場合はS503に戻って処理を繰り返す。
また、DMA部11より転送された全てのコマンドについて、有効か無効かの判断が終了した場合、無効機能検出部13は、無効とされた機能があるか否かを判別し、判別結果を示す情報を制御部7に出力する(S517)。また、無効機能検出部13は、無効とされた機能があった場合には、更に、その機能を示す情報も制御部7に送る。
制御部7は、無効機能検出部13より、無効とされた機能が無かった旨の情報を受けた場合、引き続き、ファームウエアに従って処理を実行する(S518)。制御部7は、無効機能検出部13より、無効とされた機能があった旨の情報を受けた場合、制御部7は、図3に示す例外処理を実行する(S519)。
例えば、図11(C)によれば、シャッタ速度の設定機能について、1/8000秒、1/4000秒、1/2000秒が設定されている。更に、各無効値の条件として、「等しい」、「以上」、「以下」という条件が設定されている。
ユーザによりシャッタ速度として1/8000秒が設定された場合、制御部7はシャッタ速度設定部1bに対し、シャッタ速度の設定のためのアドレス0x20000000にデータ0x00306000を設定する。
ユーザから撮影指示が出力された場合、DMA部11により、シャッタ速度設定部1bに設定されたアドレスとデータとを含むコマンドが無効機能検出部13に転送される。転送されたアドレスおよびデータは、記憶部12に記憶されている、図11(C)のアドレスおよびデータと、その条件に従って比較される。シャッタ速度として1/8000秒が設定された場合、転送されたデータは、図11(C)に示すデータ0x00306000と一致する。そのため、無効機能検出部13は、無効とされた機能があり、更に、シャッタ速度の設定が無効である旨の情報を制御部7に通知する。その結果、制御部7は、撮影動作を停止する例外処理を実行する。
また、DMA部11から、アドレス0x20000000と対応するデータ0x00304001が無効機能検出部13に転送された場合、この0x00304001は、条件「以上」に対応した無効値0x00304000以上である。そのため、無効機能検出部13は、このアドレス及びデータを含むコマンドに対応した機能が無効であると判断する。
また、DMA部11から、アドレス0x20000000と対応するデータ0x00301FFFが無効機能検出部13に転送された場合、この0x00301FFFは、条件「以下」に対応した無効値0x00302000以下である。そのため、無効機能検出部13は、このアドレス及びデータを含むコマンドに対応した機能が無効であると判断する。
このように、第3実施形態によれば、適切でないファームウエアにより設定された設定値に従った処理の実行を防止することができる。また、無効化された設定値を判別するための条件に基づいて、設定値が無効か否かについて判別されるので、記憶部12に記憶された無効値以外の値が設定された場合にも、適切に無効値の判別が可能となる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態を説明する。本実施形態においても、撮像装置100の構成や基本的な処理は第1実施形態と同じである。本実施形態では、所定の機能について、その設定値を変更する場合に、制御部7は、アドレスに対応した複数ビットのデジタルデータのうちの一部に、設定値に対応した値を設定する。
図11(D)は、記憶部12に記憶されている、無効とされた機能または制限されている機能に対応したコマンドのアドレスとデータを示している。図11(D)では、一例として、撮像部1による撮影処理のためのシャッタ速度の設定機能に関するコマンドのアドレスとデータを示している。図11(D)の1列目はアドレス、2列目はデータを示し、これらは図11(A)と同様である。図11(D)の3列目はマスクデータであり、複数ビットのデータの一部をマスクするために使用し、マスクされた一部以外のビットが比較対象となる。つまりマスクデータは、機能に関連したビット以外の一部のビットが使用されないようにするための情報である。
例えば、図11(D)では、シャッタ速度として1/8000秒を設定する機能のためのアドレス0x20000000と、対応するデータとして0x00006000、マスクデータとして0x0000ff00が登録されている。また、シャッタ速度として1/4000秒を設定する機能のためのアドレスに0x20000000と、対応するデータとして0x00000007、マスクデータとして0x000000ffが登録されている。また、シャッタ速度として1/2000秒を設定する機能のためのアドレス0x20000000と、対応するデータとして0x00302000、マスクデータとして0x00ff0000が登録されている。
図6は、第4実施形態における撮影、或いは再生処理を示すフローチャートである。図6の処理では、図2と同様、無効とされた機能または制限されている機能に係る設定値を検出して、例外処理を行う。図6の処理は、制御部7におけるCPUがROM9に記憶されたファームウエアを実行することにより行われる。
前述のように、メニュー画面により機能が設定されると、制御部7より、対応した機能ブロック部に対し、アドレスとデータが送信される。この状態で、操作部8より撮影指示や、再生指示が出力された場合、図6の処理が開始される。
図6において、制御部7は、DMA部11に対し、各機能ブロック部からのコマンドデータの転送を開始するように指示する(S601)。DMA部11は、複数の機能ブロック部のうち、無効値が設定された機能に対応した機能ブロック部からデータを読み出し、アドレスと共に無効機能検出部13に転送する(S602)。
無効機能検出部13は、記憶部12に記憶されたマスクデータに基づいて、DMA部11により転送されたデータの一部のビットをマスクしたマスクデータを生成する(S603)。具体的には、無効機能検出部13は、記憶部12に記憶された無効化機能のアドレスから、転送されたアドレスと同じものを検出する。そして、無効機能検出部13は、転送されたアドレスと同じアドレスに対して登録されたデータと、そのマスクデータを検出する。例えば、転送されたアドレスが0x20000000である場合、無効機能検出部13は、図11(D)から、このアドレスに対応した三つのマスクデータを検出する。そして、転送されたデータを、これら三つのマスクデータによりそれぞれマスクすることにより、三つのマスクデータを生成する。
次に、無効機能検出部13は、生成された各マスクデータと、記憶部12に記憶された各データとをそれぞれ比較する(S604)。無効機能検出部13は、この比較の結果、ユーザにより設定された機能が無効であるか否かを判別する(S605)。
無効な機能でなかった場合、無効機能検出部13は、その機能を有効とする(S606)。一方、無効な機能であった場合、無効機能検出部13は、その機能を無効とする(S607)。次に、無効機能検出部13は、DMA部11より転送されたコマンドの残りがあるか否かを判別し(S608)、残りのコマンドがある場合はS603に戻って処理を繰り返す。
また、DMA部11より転送された全てのコマンドについて、有効か無効かの判断が終了した場合、無効機能検出部13は、設定値が無効とされた機能があるか否かを判別し、判別結果を示す情報を制御部7に出力する(S609)。また、無効機能検出部13は、設定値が無効とされた機能があった場合には、更に、その機能を示す情報も制御部7に送る。
制御部7は、無効機能検出部13より、無効とされた機能が無かった旨の情報を受けた場合、引き続き、ファームウエアに従って処理を実行する(S610)。例えば、ユーザにより撮影が指示された場合、撮影処理を実行する。また、制御部7は、無効機能検出部13より、無効とされた機能があった旨の情報を受けた場合、制御部7は、図3の例外処理を実行する(S611)。
例えば、ユーザによりシャッタ速度として1/8000秒が設定された場合、制御部7は、シャッタ速度設定部1bに対し、シャッタ速度の設定のためのアドレス0x20000000とデータ0x00306000を含むコマンドを発行する。
ユーザから撮影指示が出力された場合、DMA部11により、シャッタ速度設定部1bに設定されたデータと、アドレスを含むコマンドが無効機能検出部13に転送される。シャッタ速度として1/8000秒が設定された場合、転送されたアドレスは0x20000000である。無効機能検出部13は、図11(D)に示すアドレス0x20000000に対応した三つのマスクデータに基づいて、転送されたデータ0x00306000をマスクし、三つのマスクされたデータを生成する。
具体的には、0x00306000を0x00ff0000でマスクすることにより、0x00300000が得られる。0x00306000を0x0000ff00でマスクすることにより、0x00006000が得られる。0x00306000を0x000000ffでマスクすることにより、0x00000000が得られる。
無効機能検出部13は、このように得られた三つのデータを、図11(D)に示すデータと比較し、一致するか否かを判別する。0x00306000を0x0000ff00でマスクすることにより得られた0x00006000は、このマスクデータに対応したデータ0x00006000と一致する。そのため、無効機能検出部13は、無効とされた機能があり、更に、シャッタ速度の設定が無効である旨の情報を制御部7に通知する。その結果、制御部7は、撮影動作を停止する例外処理を実行する。
このように、第4実施形態によれば、適切でないファームウエアにより設定された設定値に従った処理の実行を防止することができる。また、複数ビットのデータの一部が設定値として使用される場合にも、適切に無効値の判別が可能となる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態を説明する。本実施形態においても、撮像装置100の構成や基本的な処理は第1実施形態と同じである。本実施形態では、製品出荷時に記憶部12に記憶されていた、無効化対象の機能を、無効にするか否かを製品出荷後に変更できる構成とした。
図11(E)は、記憶部12に記憶されている、無効とされた機能または制限されている機能に対応したコマンドのアドレスとデータを示している。図11(E)では、一例として、撮像部1による撮影処理のためのシャッタ速度の設定機能に関するコマンドのアドレスとデータを示している。図11(E)の1列目はアドレス、2列目はデータを示し、これらは図11(A)と同様である。図12(E)の3列目は無効化ビットであり、対応する機能に対する無効の設定が有効か否かを示す情報である。無効化ビットの値が第1の値(ここでは1)の場合、無効の設定が無効であり、その機能は有効であることを示す。また、無効化ビットの値が第2の値(ここでは0)の場合、無効の設定が有効であり、その機能が無効であることを示す。
記憶部12に記憶された、この無効化ビットは、前述のような、ファームウエアの更新処理では変更されない。例えば、ユーザは、撮像装置100の製造メーカのサービスセンタ等に撮像装置100を持ち込むことにより、この無効化ビットを変更することが可能である。
図7は、第5実施形態における撮影、或いは再生処理を示すフローチャートである。図7の処理では、図2と同様、無効とされた機能または制限されている機能を検出して、例外処理を行う。図7の処理は、制御部7におけるCPUがROM9に記憶されたファームウエアを実行することにより行われる。
前述のように、メニュー画面により機能が設定されると、制御部7より、対応した機能ブロック部に対し、アドレスとデータが送信される。この状態で、操作部8より撮影指示や、再生指示が出力された場合、図7の処理が開始される。
図7において、制御部7は、DMA部11に対し、各機能ブロック部からのコマンドの転送を開始するように指示する(S701)。DMA部11は、無効値が設定された機能に対応した機能ブロック部からデータを読み出し、アドレスと共に無効機能検出部13に転送する(S702)。
無効機能検出部13は、記憶部12に記憶された無効化ビットに基づいて、無効化されている機能に対応したコマンドのアドレスとデータとを検出する(S703)。次に、無効機能検出部13は、検出されたアドレス及びデータと、転送されたアドレス及びデータとを比較する(S704)。この比較の結果、ユーザにより設定された機能が無効であるか否かを判別する(S705)。
機能が無効でなかった場合、無効機能検出部13は、その機能を有効とする(S706)。一方、無効な機能であった場合、無効機能検出部13は、その機能を無効とする(S707)。次に、無効機能検出部13は、DMA部11より転送されたコマンドの残りがあるか否かを判別し(S708)、残りのコマンドがある場合はS703に戻って処理を繰り返す。
また、DMA部11より転送された全てのコマンドについて、有効か無効かの判断が終了した場合、無効機能検出部13は、無効とされた機能があるか否かを判別し、判別結果を示す情報を制御部7に出力する(S709)。また、無効機能検出部13は、設定値が無効とされた機能があった場合には、更に、その機能を示す情報も制御部7に送る。
制御部7は、無効機能検出部13より、無効とされた機能が無かった旨の情報を受けた場合、引き続き、ファームウエアに従って処理を実行する(S710)。例えば、ユーザにより撮影が指示された場合、撮影処理を実行する。また、制御部7は、無効機能検出部13より、無効とされた機能があった旨の情報を受けた場合、制御部7は、図3の例外処理を実行する(S711)。
例えば、ユーザによりシャッタ速度として1/8000秒が設定された場合、制御部7はシャッタ速度設定部1bに対し、シャッタ速度の設定のためのアドレス0x20000000とデータ0x00306000を出力する。
ユーザから撮影指示が出力された場合、DMA部11により、シャッタ速度設定部1bに設定されたアドレスとデータとを含むコマンドが無効機能検出部13に転送される。シャッタ速度として1/8000秒が設定された場合、転送されたアドレスは0x20000000である。無効機能検出部13は、図11(E)に示すアドレス0x20000000に対応した三つの無効値に対応した無効化ビットの値を検出する。
図11(E)では、データ0x00306000と0x00304000の無効化ビットが0である。無効機能検出部13は、このように無効化ビットが0であるデータを、転送されたデータと比較し、一致するか否かを判別する。0x00306000は、図11(E)の無効化ビットにより無効と判別されたデータ0x00306000と一致する。そのため、無効機能検出部13は、無効とされた機能があり、更に、シャッタ速度の設定が無効である旨の情報を制御部7に通知する。その結果、制御部7は、撮影動作を停止する例外処理を実行する。
このように、第5実施形態によれば、適切でないファームウエアにより設定された設定値に従った処理の実行を防止することができる。また、撮像装置を出荷した後で、無効値を有効な値に変更した場合や、逆に、新たに無効な値を設定した場合にも、この無効値に従った処理の実行を防止することができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態を説明する。第1ないし第5実施形態では、記憶部12に対し、予め図11(A)ないし(E)に示すような無効化機能を設定するためのコマンドに含まれるアドレスとその無効値とが記憶されていた。本実施形態では、電源投入時に、制御部7がROM9に記憶されたプログラム(ファームウエア)を実行することにより、記憶部12に対し、無効化されている機能のアドレスと無効値のデータとを書き込む。
記憶部12には、所定の機能が無効とされているか否かを示す情報(機能割り当てビット)が記憶されている。また、各機能割り当てビットが記憶されたアドレスは、機能毎に予め決められている。図11(F)は、シャッタ速度として1/8000秒、1/4000秒、1/2000秒をそれぞれ設定する機能が無効であるか否かを示す機能割り当てビットの例を示している。
制御部7は、第1実施形態にて説明した機能に加え、電源投入時に記憶部12に記憶された、図11(F)に示すような機能割り当てビットの情報に基づいて、無効化機能を設定するためのアドレスおよびデータを記憶部12に書き込む。制御部7により記憶部12に書き込まれるアドレスとデータは、例えば、図11(A)と同様の情報である。
図11(F)に示すように、機能割り当てビットの値が第1の値(ここでは1)の場合、対応する機能について無効化の設定が有効、つまり、当該機能は無効である。また、機能割り当てビットの値が第2の値(ここでは0)の場合、対応する機能は有効である。
例えば、図11(F)の1行目に示す機能割り当てビットの値は1であるので、シャッタ速度を1/8000秒に設定する機能は無効である。また、図11(F)の2行目および3行目では、機能割り当てビットの値が0であるので、シャッタ速度を1/4000秒に設定する機能と1/2000秒に設定する機能は有効である。
また、ROM9に記憶されたファームウエアには、所定の機能に対応したコマンドのアドレスおよびデータが予め登録されている。更に、ROM9に記憶されたファームウエアには、各機能に対応した機能割り当てビットが記憶されている、記憶部12におけるアドレスの情報が予め登録されている。
図8は、電源投入時に制御部7により実行される、無効化機能のアドレス及びデータの書き込み処理を示すフローチャートである。
操作部8により電源が投入されると、制御部7はROM9に記憶されたファームウエアを実行し、記憶部12に記憶された、各機能に対応した機能割り当てビットをチェックする(S801)。そして、制御部7は、機能割り当てビットの値に基づいて、対応する機能が無効とされているか否かを判定する。そして、機能割り当てビットの値が1であることが判定された場合、無効とする機能に対応したアドレスおよびデータを記憶部12に書き込む(S802)。なお、記憶部12は、制御部7が無効とする機能のアドレスおよびデータを記憶するための領域を有する。
このように制御部7により、全ての無効化機能について、その設定用のアドレス及びデータが記憶部12に書き込まれる。その後、第1実施形態と同様の処理が実行される。
例えば、図11(F)の1行目に示す機能割り当てビットの値は1であるので、シャッタ速度を1/8000秒に設定する機能が無効化されていることが判定される。そのため、制御部7がファームウエアを実行することよって、シャッタ速度を1/8000秒に設定するためのアドレス0x20000000とデータ0x00306000を、記憶部12に書き込む。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態を説明する。図9は、第7実施形態に係る撮像装置100の構成を示すブロック図である。図1と同じ構成については、同じ符号を付加してその詳細な説明は省略する。第1ないし第6実施形態では、制御部7により、撮影指示や再生指示等があった場合に、無効とされる機能が設定されているか否かを判別し、例外処理を実行していた。
本実施形態では、コマンドモニタ部15を備える。コマンドモニタ部15は、制御部7から発行されるアドレスおよびデータのうち、無効とされている機能に対応したコマンドのアドレスとデータを取り出して無効機能検出部13に転送する。
前述のように、メニュー画面により機能が設定されると、制御部7より、対応した機能ブロック部に対し、アドレスとデータが送信される。図10は、このように制御部7からコマンドが発行された場合に実行される処理を示すフローチャートである。図10の処理は、制御部7におけるCPUがROM9に記憶されたファームウエアを実行することにより行われる。
図10において、制御部7からコマンドが発行されると、コマンドモニタ部15は、発行されたコマンドを取得する。そして、記憶部12に記憶された、無効とされた機能のコマンド情報に基づいて、取得したコマンドが、無効とされた機能のためのコマンドであるか否かを判別する(S1001)。ここでは、コマンドモニタ部15により、制御部7から発行されたアドレスと、記憶部12に記憶されたアドレスとを比較し、これらが一致した場合に、無効とされた機能のコマンドであると判別される。無効とされた機能に関するコマンドではなかった場合、そのまま処理が終了する。
無効とされた機能に関するコマンドであった場合、コマンドモニタ部15は、取得したアドレスとデータとを、無効機能検出部13に転送する(S1002)。無効機能検出部13は、コマンドモニタ部15により転送されたアドレスおよびデータと、記憶部12に記憶されているアドレスおよびデータとを比較する(S1003)。無効機能検出部13は、この比較の結果、ユーザにより設定された機能が無効であるか否かを判別する(S1004)。機能が無効でなかった場合、無効機能検出部13は、その機能を有効と判別し、判別結果を示す情報を制御部7に送る(S1005)。
一方、機能が無効であった場合、無効機能検出部13は、その機能を無効と判別し、判別結果を示す情報と、その機能を示す情報とを制御部7に送る(S1006)。制御部7は、無効機能検出部13より送られた情報に基づき、無効とされた機能を判別する。そして、この機能に対応した例外処理にて、撮像装置100の動作を停止し、撮像装置100の無効化を実行するものであるか否かが判定される(S1007)。本実施形態では、各機能に応じた例外処理が予め決められており、この各機能に対応した例外処理を示す情報が記憶部12に記憶されている。例外処理が、撮像装置100の無効化の処理である場合、制御部7は、撮像装置100の電源をオフし、撮像装置100の動作を停止させる(S1008)。この後、ユーザは撮像装置100を使用することができなくなる。
一方、例外処理が、撮像装置の無効化の処理でない場合、制御部7は、例外処理が、設定値を制御部7が補正する処理であるか否かを判別する(S1009)。例外処理が、設定値を制御部7が補正する処理であった場合、制御部7は、ユーザにより設定された設定値を所定値に変更する(S1010)。そして、制御部7は、ユーザが設定した設定値を所定値に変更した旨の警告情報を表示部6に表示する(S1011)。
また、S1009において、例外処理が、設定値を制御部7が補正する処理でない場合、制御部7は、無効とされている設定値が設定されたため、ユーザの設定が無効となったことをユーザに知らせるための警告処理を実行する(S1012)。本実施形態では、例えば、表示部6に警告のためのメッセージ等が表示される。このように警告することにより、ユーザは、ユーザが設定した機能が無効となったことがわかる。
例えば、図11(A)に示すコマンド情報が記憶部12に記憶されている場合について説明する。
ユーザによりシャッタ速度として1/8000秒が設定された場合、制御部7は、シャッタ速度設定部1bに対し、シャッタ速度の設定のためのアドレス0x20000000とデータ0x00306000を含むコマンドを送信する。コマンドモニタ部15は、このアドレスとデータを取得し、アドレス0x20000000が記憶部12に記憶されたアドレスであると判定する。そのため、コマンドモニタ部15は、このアドレス0x20000000とデータ0x00306000を無効機能検出部13に転送する。無効機能検出部13は、転送されたアドレス0x20000000とデータ0x00306000を、記憶部12に記憶されているアドレスおよびデータと比較する。
転送されたアドレスとデータは、図11(A)に示す値と一致するので、無効機能検出部13は、無効とされた機能があり、更に、シャッタ速度の設定が無効である旨の情報を制御部7に通知する。その結果、制御部7は、設定が無効であることをユーザに警告するか、或いは、撮影装置の動作を停止する等の例外処理を実行する。
このように、第7実施形態によれば、適切でないファームウエアにより設定された設定値に従った処理の実行を防止することができる。また、本実施形態では、ユーザが撮影指示や再生指示を行う前に、無効な設定を行ったことをユーザに知らせることが可能となる。
本実施形態では、コマンドモニタ部15は、制御部7から出力されたアドレスとデータとを無効機能検出部13に転送していた。これ以外にも、例えば、コマンドモニタ部15は、制御部7は発行したアドレスが無効化機能に関するものである場合、コマンドが発行された機能ブロック部からデータを読み出し、アドレスと共に無効機能検出部13に対して転送する構成としてもよい。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態を説明する。本実施形態においても、撮像装置100の構成や基本的な処理は第7実施形態と同じである。また、本実施形態では、第6実施形態と同様、電源投入時に、制御部7が図8の処理を実行することにより、記憶部12に対し、無効化されている機能のアドレスと無効値のデータとを書き込む。その後、第7実施形態と同じく、制御部7から無効化機能に関するコマンドが発行された場合に、図10の処理が実行される。
なお、前記の各実施形態では、撮像装置に対して本発明を適用した場合について説明したが、ソフトウエアを実行することにより各種の機能を制御する構成を持つ電子機器に対し、同様に本発明を適用することが可能である。
1 撮像部
2 画像処理部
3 記録再生部
7 制御部
12 記憶部
13 無効機能検出部

Claims (20)

  1. 電子機器であって、
    ソフトウエアを実行することにより、ユーザによる前記電子機器の機能が設定された場合に、前記機能を設定するためのコマンドを発行する制御手段と、
    前記制御手段により発行されたコマンドに応じて、前記機能に係る処理を実行する実行手段と、
    無効な機能に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された情報に基づいて、前記制御手段により発行されたコマンドが、前記無効な機能を設定するためのコマンドであることを検出する検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により、前記無効な機能を設定するためのコマンドであることが検出された場合に、前記実行手段が前記ユーザにより設定された機能に係る処理を実行しないように制御することを特徴とする電子機器。
  2. 前記実行手段から前記コマンドを読み出して、前記検出手段に転送する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記検出手段は、前記制御手段により発行された複数のコマンドがそれぞれ、無効な機能を設定するためのコマンドであるか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記制御手段により前記コマンドが発行されたことに応じて、前記制御手段により発行されたコマンドを前記検出手段に転送する転送手段を備え、前記検出手段は、前記転送手段により転送されたコマンドが、前記無効な機能を設定するためのコマンドであることを検出することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記検出手段は、前記制御手段により発行されたコマンドと、前記記憶手段に記憶された情報とを比較することにより、前記制御手段により発行されたコマンドが前記無効な機能を設定するためのコマンドであるか否かを判別することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の電子機器。
  6. 前記制御手段は、一つの前記機能を設定するための複数のコマンドを発行し、前記検出手段は、前記一つの機能を設定するために前記制御手段から発行された複数のコマンドと、複数の前記無効な機能に関する情報とを比較することにより、前記制御手段により発行されたコマンドが前記無効な機能を設定するためのコマンドであるか否かを判別することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記記憶手段は、複数の前記無効な機能に関する情報がそれぞれ有効となっているか否かを判別するための付加情報を記憶し、前記検出手段は、前記付加情報により無効であることが示される機能に関する情報に基づいて、前記制御手段により発行されたコマンドが、前記無効な機能を設定するためのコマンドであることを検出することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記記憶手段は、前記無効な機能に関する情報と前記コマンドに含まれるデータとの大小関係の条件に関する情報を記憶し、前記検出手段は、前記制御手段により発行されたコマンドに含まれる前記データと前記記憶手段に記憶された前記無効な機能に関する情報との比較の結果と、前記大小関係の条件とに基づいて、前記制御手段により発行されたコマンドが前記無効な機能を設定するためのコマンドであるか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記制御手段により発行されたコマンドと、前記記憶手段に記憶された前記無効な機能に関する情報はそれぞれ複数ビットのデータであり、前記記憶手段は、前記複数ビットの一部をマスクする情報を記憶し、前記検出手段は、前記制御手段により発行されたコマンドにおける前記一部以外のビットと、前記記憶手段に記憶された前記無効な機能に関する情報とを比較することにより、前記制御手段により発行されたコマンドが前記無効な機能を設定するためのコマンドであるか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  10. 前記制御手段は、前記ソフトウエアを実行することにより、前記無効な機能を示す情報を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  11. 撮像装置であって、
    ソフトウエアを実行することにより、ユーザによる前記撮像装置の機能が設定された場合に、前記機能を設定するためのコマンドを発行する制御手段と、
    前記制御手段により発行されたコマンドに応じて、前記機能に係る処理を実行する実行手段と、
    無効な機能に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された情報に基づいて、前記制御手段により発行されたコマンドが、前記無効な機能を設定するためのコマンドであることを検出する検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により、前記無効な機能を設定するためのコマンドであることが検出された場合に、前記実行手段が前記ユーザにより設定された機能に係る処理を実行しないように制御することを特徴とする撮像装置。
  12. 前記制御手段は、撮影指示に応じて、前記検出手段による検出の処理を実行させることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記実行手段は、前記制御手段により発行されたコマンドを記憶する記憶部を有し、
    前記撮影指示に応じて、前記実行手段における記憶部から前記コマンドを読み出して、前記検出手段に転送する手段を備えたことを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記検出手段は、前記撮影指示に応じて、前記制御手段により発行された複数のコマンドがそれぞれ、無効な機能を設定するためのコマンドであるか否かを判別することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  15. 前記制御手段により前記コマンドが発行されたことに応じて、前記制御手段により発行されたコマンドを前記検出手段に転送する転送手段を備え、前記検出手段は、前記転送手段により転送されたコマンドが、前記無効な機能を設定するためのコマンドであることを検出することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  16. 前記検出手段は、前記制御手段により発行されたコマンドと、前記記憶手段に記憶された情報とを比較することにより、前記制御手段により発行されたコマンドが前記無効な機能を設定するためのコマンドであるか否かを判別することを特徴とする請求項11から15の何れか1項に記載の撮像装置。
  17. 前記制御手段は、一つの前記機能を設定するための複数のコマンドを発行し、前記検出手段は、前記一つの機能を設定するために前記制御手段から発行された複数のコマンドと、複数の前記無効な機能に関する情報とを比較することにより、前記制御手段により発行されたコマンドが前記無効な機能を設定するためのコマンドであるか否かを判別することを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記制御手段は、前記ソフトウエアを実行することにより、前記無効な機能を示す情報を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  19. 前記実行手段は、撮像手段と、前記撮像手段により得られた画像信号を処理する処理手段と、前記処理手段により得られた画像信号を記録媒体に記録し、前記記録媒体から画像信号を再生する記録再生手段とを有することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  20. 前記ソフトウエアを記憶するメモリを備え、
    前記制御手段は、更新用のソフトウエアにより、前記メモリに記憶されたソフトウエアを更新することを特徴とする請求項11から19の何れか1項に記載の撮像装置。
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