JP2013243456A - 固体撮像装置、固体撮像装置の制御方法、および撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の制御方法、および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数枚のチップを接続することによって構成される固体撮像装置において、長時間露光を行う場合でも、暗電流よる画素欠陥の影響が周辺に及んだ大きな欠陥が発生しない良好な画像を取得することができる固体撮像装置、固体撮像装置の制御方法、および撮像装置を提供する。
【解決手段】第1の基板と第2の基板とを電気的に接続する接続部によって、第1の基板と第2の基板とを電気的に接続する固体撮像装置であって、当該固体撮像装置が有する画素部は、第1の基板に含まれ、入射光を信号電荷に変換し蓄積する光電変換素子を具備する画素と、光電変換素子で発生した信号電荷に応じた画素信号を、接続部を介して第2の基板に供給する信号線と、第2の基板に含まれ、信号線を経由して供給された画素信号を積分する信号積分部と、信号積分部によって積分された画素信号を、該画素部からの出力信号として出力する信号出力部と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の制御方法、および撮像装置に関する。
近年、固体撮像装置としてCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)型固体撮像装置(以下、「MOS型固体撮像装置」という)が注目され、実用化されている。
このMOS型固体撮像装置は、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)型固体撮像装置と異なり、単一電源で駆動することが可能である。また、CCD型固体撮像装置では、専用の製造プロセスを必要とするのに対し、MOS型固体撮像装置は、他のLSIと同じ製造プロセスを用いて製造することができることからSOC(System On Chip)への対応が容易であり、固体撮像装置の多機能化を可能としている。
また、MOS型固体撮像装置は、各画素に増幅回路を備えることによって画素内で信号電荷を増幅しているため、信号の伝達経路からのノイズの影響を受けづらい構成になっている。さらに、各画素の信号電荷を選択して取り出す(選択方式)ことが可能であり、原理上、信号の蓄積時間や読み出し順序を画素毎に自由に制御することができるという特徴がある。
従来から、一般的なMOS型固体撮像装置(以下、「固体撮像装置」ともいう)の露光方式として、ライン露光方式と、グローバル露光方式とが知られている。ライン露光方式は、固体撮像装置内に2次元に配列された多数の画素を、行毎に異なるタイミングで露光する。そして、ある単位の行の露光を行った後に、その行の画素内の光電変換素子が発生した信号電荷を順次読み出すことによって、被写体の映像信号を得る方式である。ライン露光方式の場合、行単位で露光と読み出しとを連続して行うことが可能である。このため、光電変換素子が発生した信号電荷を蓄積する蓄積部で発生するノイズの影響を最小限に抑えた状態で、被写体の映像信号を得ることができる。しかし、ライン露光方式で移動する被写体を撮影した場合には、行毎で露光のタイミングが異なることに起因して、被写体を正しく撮像することができない。すなわち、ライン露光方式では、被写体が移動する方向によっては、被写体が歪曲した映像が得られてしまうという不具合が発生する。
一方、グローバル露光方式は、固体撮像装置内に2次元に配列された全ての画素を、同時のタイミングで露光する方式である。グローバル露光方式の場合は、全ての画素が同時のタイミングで露光を行うため、移動する被写体を撮影する際にも、歪曲した映像が得られてしまうという不具合が発生することはない。しかし、グローバル露光方式では、全ての画素の露光を行った後に、画素内の光電変換素子が発生した信号電荷を順次読み出すため、露光が終了してから信号電荷の読み出しを開始するまでに時間を要する画素では、蓄積部で発生するノイズの影響を抑えることが困難である。このため、グローバル露光方式の固体撮像装置では、ライン露光方式の固体撮像装置に比べて、ノイズの多い映像信号が得られる場合が多い。
グローバル露光方式の固体撮像装置では、上述したような蓄積部で発生するノイズの影響を抑圧する回路を固体撮像装置に付加することによって、グローバル露光方式を採用した固体撮像装置でも、ノイズの影響を最小限に抑えた映像信号を得ることができる。しかしながら、このようなノイズの影響を抑圧する回路を固体撮像装置に付加することによって、固体撮像装置の全体の面積が増加し、固体撮像装置自体が大型化してしまうという問題が発生する。
このような問題を解決するための技術として、例えば、特許文献1のように、MOS型固体撮像装置の画素回路部を画素回路チップとして作製し、一方信号処理部を信号処理チップとして作製し、別々に作製したこれらのチップを重ねる方法が開示されている。特許文献1で開示された技術では、別々に作製した画素回路チップと信号処理チップとを、バンプを介して接続している。
特開2006−49361号公報
ところで、MOS型固体撮像装置では、暗い場所で撮影する場合や、照度の低い被写体を撮影する場合などにおいて、MOS型固体撮像装置に十分な光量を供給するために、長時間露光を行う場合がある。しかし、長時間露光を行うと、MOS型固体撮像装置の温度が上昇し、暗電流よる画素欠陥の影響によって画像が劣化してしまう。このため、後の画像処理によって、暗電流による画素欠陥の補正が行われる。
また、特許文献1で開示されたようなチップを張り合わせた形式のMOS型固体撮像装置では、光電変換部を含む基板(画素回路チップ)が、裏面照射(BSI:BackSide illumination)型となっている場合が多い。光電変換部を含む基板を裏面照射型にすることによって、光電変換部により多くの光量を供給することができる。しかしながら、裏面照射型は、その構造から、電荷のクロストークが大きい。このため、裏面照射型のMOS型固体撮像装置では、暗電流による画素欠陥が存在すると、長時間露光のときに、画素欠陥の電荷が周辺の画素にまで漏れ込むことによって欠陥が広がり、大きな欠陥となってしまう。この大きな欠陥は、後の画像処理で補正することが困難であるため、画像の劣化が激しくなるという課題がある。
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、複数枚のチップを接続することによって構成される固体撮像装置において、長時間露光を行う場合でも、暗電流よる画素欠陥の影響が周辺に及んだ大きな欠陥が発生しない良好な画像を取得することができる固体撮像装置、固体撮像装置の制御方法、および撮像装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の固体撮像装置は、第1の基板と第2の基板とを電気的に接続する接続部によって、前記第1の基板と前記第2の基板とを電気的に接続する固体撮像装置であって、当該固体撮像装置が有する画素部は、前記第1の基板に含まれ、入射光を信号電荷に変換し蓄積する光電変換素子を具備する画素と、前記光電変換素子で発生した前記信号電荷に応じた画素信号を、前記接続部を介して前記第2の基板に供給する信号線と、前記第2の基板に含まれ、前記信号線を経由して供給された前記画素信号を積分する信号積分部と、前記信号積分部によって積分された前記画素信号を、該画素部からの出力信号として出力する信号出力部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の固体撮像装置は、前記光電変換素子によって前記信号電荷を発生させる時間および回数を制御し、該制御に応じて前記画素が発生したそれぞれの前記画素信号を、前記信号線に順次供給させる信号供給回数制御部、をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明の固体撮像装置は、前記第1の基板の温度を検出する温度検出部、をさらに備え、前記信号供給回数制御部は、前記温度検出部が検出した前記第1の基板の温度に基づいて、前記時間および前記回数を決定し、該決定した時間で前記光電変換素子が発生した前記信号電荷に応じた画素信号を、該決定した回数だけ前記信号線に供給させる、ことを特徴とする。
また、本発明の前記信号線には、電流源負荷が接続されている、ことを特徴とする。
また、本発明の前記画素は、前記光電変換素子が発生した前記信号電荷を蓄積する信号電荷蓄積部と、前記信号電荷蓄積部に貯められた電荷をリセットするリセット部と、前記信号電荷蓄積部に前記信号電荷を転送する転送部と、前記信号電荷蓄積部に蓄積された電荷を増幅し、前記画素信号として出力する増幅部と、をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明の前記信号積分部は、前記画素信号を増幅した増幅画素信号を出力する画素信号増幅部と、前記画素信号増幅部の入力端子に挿入され、該信号積分部に供給された前記画素信号を一旦蓄積する画素信号蓄積部と、前記画素信号増幅部の出力端子と入力端子との間に挿入され、前記増幅画素信号を順次積分して蓄積する積分蓄積部と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明の固体撮像装置の制御方法は、第1の基板と第2の基板とを電気的に接続する接続部によって、前記第1の基板と前記第2の基板とを電気的に接続する固体撮像装置の制御方法であって、当該固体撮像装置が有する画素部の前記第1の基板に含まれ、入射光を信号電荷に変換し蓄積する光電変換素子で発生した前記信号電荷に応じた画素信号を、前記接続部を介して前記第2の基板に供給する信号線に出力させるステップと、前記第2の基板に含まれる信号積分部に、前記信号線を経由して供給された前記画素信号を積分させるステップと、該画素部の信号出力部から、前記信号積分部によって積分された前記画素信号を出力信号として出力させるステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、第1の基板と第2の基板とを電気的に接続する接続部によって、前記第1の基板と前記第2の基板とを電気的に接続する撮像装置であって、当該撮像装置が有する画素部は、前記第1の基板に含まれ、入射光を信号電荷に変換し蓄積する光電変換素子を具備する画素と、前記光電変換素子で発生した前記信号電荷に応じた画素信号を、前記接続部を介して前記第2の基板に供給する信号線と、前記第2の基板に含まれ、前記信号線を経由して供給された前記画素信号を積分する信号積分部と、前記信号積分部によって積分された前記画素信号を、該画素部からの出力信号として出力する信号出力部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数枚のチップを接続することによって構成される固体撮像装置において、長時間露光を行う場合でも、暗電流よる画素欠陥の影響が周辺に及んだ大きな欠陥が発生しない良好な画像を取得することができる固体撮像装置、固体撮像装置の制御方法、および撮像装置を提供することができるという効果が得られる。
本発明の実施形態によるデジタルカメラの概略構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるイメージセンサの概略構成を示した概観図である。 本第1の実施形態のイメージセンサ内の画素チップの概略構成を示した回路図である。 本第1の実施形態のイメージセンサ内の画素信号処理チップの概略構成を示した回路図である。 本第1の実施形態のイメージセンサに備えた画素チップ内の単位画素の概略構成を示した回路図である。 本第1の実施形態のイメージセンサに備えた画素信号処理チップ内の単位メモリの概略構成を示した回路図である。 本第1の実施形態のイメージセンサにおいて長時間露光を行う動作シーケンスの概略を示したシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態のイメージセンサ内の画素チップの概略構成を示した回路図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明は、例示のために特定の詳細な内容が含まれている。しかし、当業者であれば、以下に説明する詳細な内容に様々な変更を加えた場合であっても、本発明の範囲を超えないことは理解できるであろう。従って、以下に説明する本発明の例示的な実施形態は、権利を請求された発明に対して、一般性を失わせることなく、また、何ら限定をすることもなく、述べられたものである。
図1は、本実施形態によるデジタルカメラ(例えば、一眼レフデジタルカメラ)の概略構成を示したブロック図である。ここに示した各構成要素は、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子で実現することができ、ソフトウェア的にはコンピュータプログラムなどによって実現されるものであるが、ここでは、これらの連携によって実現される機能ブロックとして示している。従って、これらの機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェアの組合せによって、様々な形式で実現できるということは、当業者には理解できるであろう。
図1に示したデジタルカメラ1は、レンズユニット部2、イメージセンサ3、発光装置4、メモリ5、記録装置6、表示装置7、画像信号処理回路8、レンズ制御装置9、イメージセンサ制御装置10、発光制御装置11、カメラ制御装置12から構成される。
レンズユニット部2は、レンズ制御装置9によってズーム、フォーカス、絞りなどが駆動制御され、被写体像をイメージセンサ3に結像させる。
イメージセンサ3は、イメージセンサ制御装置10によって駆動、制御され、レンズユニット部2を介してイメージセンサ3に入射した被写体光を画像信号に変換するMOS型固体撮像装置である。以下の説明において、イメージセンサという場合には、MOS型固体撮像装置を示すこととする。なお、このイメージセンサ3に関する詳細な説明は、後述する。
発光装置4は、発光制御装置11によって駆動、制御され、発光装置4から発せられる光を被写体に当てることにより、被写体から反射する光を調節するストロボやフラッシュなどの装置である。
画像信号処理回路8は、イメージセンサ3から出力された画像信号に対して、信号の増幅、画像データへの変換および各種の補正、画像データの圧縮などの処理を行う。なお、画像信号処理回路8は、各処理における画像データの一時記憶手段としてメモリ5を利用する。
記録装置6は、半導体メモリなどの着脱可能な記録媒体であり、画像データの記録または読み出しを行う。
表示装置7は、イメージセンサ3に結像され、画像信号処理回路8によって処理された画像データ、または記録装置6から読み出された画像データに基づく画像を表示する液晶などの表示装置である。
カメラ制御装置12は、デジタルカメラ1の全体の制御を行う制御装置である。また、カメラ制御装置12は、イメージセンサ制御装置10と発光制御装置11とを制御することによって、イメージセンサ3と、発光装置4とを協調制御する。
<第1の実施形態>
次に、本実施形態のデジタルカメラ1に搭載した第1の実施形態のイメージセンサ3について説明する。図2は、本第1の実施形態によるイメージセンサ3の概略構成を示した概観図である。図2において、イメージセンサ3は、画素チップ31、画素信号処理チップ32、チップ接続部33、外部配線接続部34から構成される。
画素チップ31は、後述する光電変換部を含む画素が2次元状に配列され、入射した被写体光を電気信号に変換するチップである。画素チップ31は、画素チップ31内の信号、あるいは画素信号処理チップ32から送信された信号によって駆動、制御される。そして、画素チップ31は、変換した電気信号を画素信号処理チップ32に送信する。
画素信号処理チップ32は、画素チップ31から送信されてきた電気信号の一時的な記憶(保持)や積分、電気信号に対する簡単な演算などの処理を行うチップである。また、画素信号処理チップ32は、画素チップ31を駆動、制御するための信号を画素チップ31に送信する。
チップ接続部33は、画素チップ31と画素信号処理チップ32とを電気的に接続するための接続部である。チップ接続部33は、例えば、蒸着法、めっき法で作製されるバンプなどを用いる。なお、画素チップ31と画素信号処理チップ32との間に存在する空間には、接着剤などの絶縁部材を充填させてもよい。画素チップ31と画素信号処理チップ32とは、チップ接続部33を介して信号の送受信を行う。
外部配線接続部34は、イメージセンサ3と他のブロックを電気的に接続するための接続部である。外部配線接続部34を介して、イメージセンサ3の入出力信号を、デジタルカメラ1内の他の構成要素(ブロック)と送受信する。例えば、イメージセンサ3を保護するためのパッケージ(図示せず)と、外部配線接続部34とをワイヤで接続し、パッケージの外にイメージセンサ3の入出力信号を送受信する構成などが考えられる。
次に、本第1の実施形態の画素チップ31について説明する。図3は、本第1の実施形態のイメージセンサ3内の画素チップ31の概略構成を示した回路図である。図3において、画素チップ31は、画素チップ垂直走査回路311、画素アレイ部312、単位画素313、画素信号線314、画素チップ垂直走査回路信号線315、画素リセット線316、画素転送線317、画素選択線318から構成される。なお、図3に示した画素チップ31では、複数の単位画素313が、10行10列に2次元的に配置された画素アレイ部312の例を示している。この画素チップ31の構成によって、後述する読み出しタイミングでの動作を行う。
なお、図3に示した画素チップ31において、各符号の後に表す“():括弧”内の数字および記号は、画素チップ31内に配置されている単位画素313に対応した行番号と列番号とを表す。そして、“():括弧”内の最初の数字は行番号、最後の数字は列番号を示す。例えば、2行3列目の単位画素313は、単位画素313(2,3)と表す。また、行番号または列番号のいずれか一方のみ、すなわち、同一の行番号または列番号を表す場合には、同一の行番号または列番号を数字で表し、同一ではない行番号または列番号を“*:アスタリスク”で表す。例えば、3行目の画素リセット線316は、画素リセット線316(3,*)と表す。また、行番号および列番号の両方を特定しない場合には、各符号の後の“():括弧”を表記しない。
画素チップ垂直走査回路311は、画素アレイ部312内のそれぞれの単位画素313を制御し、各単位画素313の画素信号を画素信号線314に出力させる。画素チップ垂直走査回路311は、制御信号線(画素リセット線316、画素転送線317、画素選択線318)に、単位画素313を制御するための制御信号を、画素アレイ部312に配置された単位画素313の行毎に出力する。
画素アレイ部312内のそれぞれの単位画素313は、リセットされたときのリセット信号、および入射した被写体光の受光量に応じた電気信号を、画素信号として画素信号線314に出力する。
画素信号線314および画素チップ垂直走査回路信号線315は、チップ接続部33を介して画素信号処理チップ32に接続される。画素チップ31と画素信号処理チップ32とは、画素信号線314および画素チップ垂直走査回路信号線315によって、画素チップ31の駆動、制御に必要な各種信号、および画素チップ31内のそれぞれの単位画素313が出力する画素信号の送受信を行う。
次に、本第1の実施形態の画素信号処理チップ32について説明する。図4は、本第1の実施形態のイメージセンサ3内の画素信号処理チップ32の概略構成を示した回路図である。図4において、画素信号処理チップ32は、画素信号処理チップ垂直走査回路321、メモリアレイ部322、単位メモリ323、メモリ信号線324、画素信号処理チップ垂直信号線325、画素信号処理チップ列処理回路326、画素信号処理チップ水平走査回路327、画素信号処理チップ水平走査回路信号線328、イメージセンサ制御回路329、イメージセンサ制御回路信号線3210、メモリ選択線3211、第2のメモリホールド線3212、第2のメモリサンプリング線3213、第1のメモリホールド線3214、第1のメモリサンプリング線3215から構成される。なお、図4に示した画素信号処理チップ32では、複数の単位メモリ323が、10行10列に2次元的に配置されたメモリアレイ部322の例を示している。この画素信号処理チップ32の構成によって、後述する読み出しタイミングでの動作を行う。
なお、図4に示した画素信号処理チップ32において、各符号の後に表す“():括弧”内の数字および記号は、画素信号処理チップ32内に配置されている単位メモリ323に対応した行番号と列番号とを表し、その表し方は、図3に示した画素チップ31と同様である。
画素信号処理チップ垂直走査回路321は、メモリアレイ部322内のそれぞれの単位メモリ323を制御し、各単位メモリ323のメモリ信号を画素信号処理チップ垂直信号線325に出力させる。画素信号処理チップ垂直走査回路321は、制御信号線(メモリ選択線3211、第2のメモリホールド線3212、第2のメモリサンプリング線3213、第1のメモリホールド線3214、第1のメモリサンプリング線3215)に、単位メモリ323を制御するための制御信号を、メモリアレイ部322に配置された単位メモリ323の行毎に出力する。
メモリアレイ部322内のそれぞれの単位メモリ323には、画素チップ31に備えた画素アレイ部312内のそれぞれの単位画素313からチップ接続部33を介してメモリ信号線324に送信された画素信号が入力される。そして、それぞれの単位メモリ323は、入力された画素信号に応じた電気信号を、メモリ信号として画素信号処理チップ垂直信号線325に出力する。
画素信号処理チップ列処理回路326は、単位メモリ323から送信されたメモリ信号に対する処理を行う。画素信号処理チップ列処理回路326によるメモリ信号に対する処理では、イメージセンサ制御回路329から入力されたクランプパルスΦCLおよびサンプルホールドパルスΦSHに基づいて、信号の減算(差分処理)が行われる。さらに、画素信号処理チップ列処理回路326による処理には、信号の増幅、比較などの処理が含まれる。また、画素信号処理チップ列処理回路326は、画素信号処理チップ垂直信号線325に接続される電流源負荷を含んでいる。
画素信号処理チップ水平走査回路327は、イメージセンサ制御回路329から入力された水平走査パルスΦHに基づいて、画素信号処理チップ列処理回路326から出力された処理後の信号を順次読み出す。
イメージセンサ制御回路329は、画素信号処理チップ垂直走査回路321、画素信号処理チップ列処理回路326、画素信号処理チップ水平走査回路327、および画素チップ31内の画素チップ垂直走査回路311を制御する。
メモリ信号線324およびイメージセンサ制御回路信号線3210は、チップ接続部33を介して画素チップ31に接続される。画素チップ31と画素信号処理チップ32とは、メモリ信号線324およびイメージセンサ制御回路信号線3210によって、画素チップ31の駆動、制御に必要な各種信号、および画素チップ31内のそれぞれの単位画素313が出力する画素信号の送受信を行う。
このイメージセンサ制御回路329、画素信号処理チップ垂直走査回路321、画素信号処理チップ列処理回路326、画素信号処理チップ水平走査回路327、および画素チップ垂直走査回路311による制御によって、イメージセンサ3は、入射した被写体光の画像信号を出力する。
次に、本第1の実施形態のイメージセンサ3内の画素チップ31に備えた単位画素313について説明する。図5は、本第1の実施形態のイメージセンサ3に備えた画素チップ31内の単位画素313の概略構成を示した回路図である。単位画素313は、入射した光を電気信号に変換し、画素信号線314に出力する回路である。単位画素313は、それぞれ、フォトダイオードPD、画素電荷蓄積部FD、画素転送トランジスタPM1、画素リセットトランジスタPM2、画素増幅トランジスタPM3、画素選択トランジスタPM4から構成される。
画素電荷蓄積部FDは、画素増幅トランジスタPM3のゲート端子に接続されたノードに付随する容量であり、図5に示した単位画素313の概略構成においては、キャパシタの記号で示す。図5に示した単位画素313の概略構成は、従来のイメージセンサの単位画素と同様の構成である。
フォトダイオードPDは、入射した光を光電変換して信号電荷を発生する光電変換部(光電変換素子)である。
画素電荷蓄積部FDは、信号電荷を蓄積する容量である。
画素転送トランジスタPM1は、画素チップ垂直走査回路311から入力された画素転送パルスΦPTに基づいて、フォトダイオードPDが発生した信号電荷を、画素増幅トランジスタPM3のゲート端子に接続された画素電荷蓄積部FDに転送する。画素転送トランジスタPM1によって転送された信号電荷は、画素電荷蓄積部FDに蓄積される。
画素増幅トランジスタPM3は、画素電荷蓄積部FDに蓄積された信号電荷に応じた電圧を出力する。
画素リセットトランジスタPM2は、画素チップ垂直走査回路311から入力される画素リセットパルスΦPRに基づいて、画素電荷蓄積部FDを電源電位VDDPにリセットする。
画素選択トランジスタPM4は、画素チップ垂直走査回路311から入力された画素選択パルスΦPSに基づいて、画素増幅トランジスタPM3が出力した電圧を、単位画素313が出力する画素信号として画素信号線314に出力する。
画素信号線314は、チップ接続部33に接続される。
次に、本第1の実施形態のイメージセンサ3内の画素信号処理チップ32に備えた単位メモリ323について説明する。図6は、本第1の実施形態のイメージセンサ3に備えた画素信号処理チップ32内の単位メモリ323の概略構成を示した回路図である。単位メモリ323は、メモリ信号線324から入力された信号を保持し、さらに積分して、画素信号処理チップ垂直信号線325に出力する回路である。単位メモリ323は、それぞれ、第1のメモリ結合容量CC1、第1のメモリ電荷蓄積部CF1、第1の信号増幅回路Amp1、第2のメモリ結合容量CC2、第2のメモリ電荷蓄積部CF2、第2の信号増幅回路Amp2、第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3、第4のスイッチSW4、第5のスイッチSW5、第6のスイッチSW6、メモリ選択スイッチSW7、メモリ電流負荷CSから構成される。
第1のメモリ電荷蓄積部CF1は、一方が第1の増幅回路Amp1の出力に接続され、もう一方が第1の増幅回路Amp1の負の入力側に接続された容量であり、図6に示した単位メモリ323の概略構成においては、キャパシタの記号で示す。
第1のメモリ結合容量CC1は、一方がメモリ信号線324に接続され、もう一方が第1の増幅回路Amp1の負の入力に接続された容量である。
第1の増幅回路Amp1は、出力が第3のスイッチSW3に接続され、正の入力がグラウンドに接続され、負の入力が第1のメモリ結合容量CC1に接続された増幅回路である。
第1のスイッチSW1は、一方がグラウンドに接続され、もう一方が第1のメモリ結合容量CC1に接続されたスイッチである。
第2のスイッチSW2は、一方が第1の増幅回路Amp1の負の入力に接続され、もう一方が第1の増幅回路Amp1の出力に接続されたスイッチである。
単位メモリ323では、第1のメモリ電荷蓄積部CF1と、第1のメモリ結合容量CC1と、第1の増幅回路Amp1と、第1のスイッチSW1と、第2のスイッチSW2とによって、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)回路を構成している。
第2のメモリ電荷蓄積部CF2は、一方が第1の増幅回路Amp2の出力に接続され、もう一方が第2の増幅回路Amp2の負の入力側に接続された容量であり、図6に示した単位メモリ323の概略構成においては、キャパシタの記号で示す。
第2のメモリ結合容量CC2は、一方が第3のスイッチSW3に接続され、もう一方が第5のスイッチSW5に接続された容量である。
第2の増幅回路Amp2は、出力がメモリ選択スイッチSW7に接続され、正の入力がグラウンドに接続され、負の入力が第6のスイッチSW6に接続された増幅回路である。
第3のスイッチSW3は、一方が第1の増幅回路Amp1の出力に接続され、もう一方が第2のメモリ結合容量CC2に接続されたスイッチである。
第4のスイッチSW4は、一方が第2のメモリ結合容量CC2に接続され、もう一方がグラウンドに接続されたスイッチである。
第5のスイッチSW5は、一方が第2のメモリ結合容量CC2に接続され、もう一方がグラウンドに接続されたスイッチである。
第6のスイッチSW6は、一方第2のメモリ結合容量CC2に接続され、もう一方が第2の増幅回路Amp2の負の入力に接続されたスイッチである。
単位メモリ323では、第2のメモリ電荷蓄積部CF2と、第2のメモリ結合容量CC2と、第2の増幅回路Amp2と、第3のスイッチSW3と、第4のスイッチSW4と、第5のスイッチSW5と、第6のスイッチSW6とによって、積分回路を構成している。
メモリ選択スイッチSW7は、一方が第2の増幅回路Amp2の出力に接続され、もう一方が画素信号処理チップ垂直信号線325に接続されたスイッチである。
メモリ電流負荷CSは、一方がメモリ信号線324に接続され、もう一方が画素信号処理チップ32のグラウンドに接続される電流源である。メモリ電流負荷CSは、チップ接続部33に接続された信号線を一定の電流で駆動する。メモリ信号線324は、チップ接続部33に接続される。なお、メモリ電流負荷CSは、一方が画素チップ31の画素信号線314に接続され、もう一方が画素チップ31のグラウンドに接続される構成でもよい。
ここで、単位メモリ323の動作について説明する。CDS回路において、第1のスイッチSW1は、画素信号処理チップ垂直走査回路321から入力された第1のメモリサンプリングパルスΦMSa1が“High”レベルのとき導通するように制御される。また、第2のスイッチSW2は、画素信号処理チップ垂直走査回路321から入力された第1のメモリホールドパルスΦMH1が“High”レベルのとき導通するように制御される。
CDS回路の動作において、画素信号処理チップ垂直走査回路321は、チップ接続部33を介してメモリ信号線324に送信された単位画素313が出力した画素信号がリセットレベルのとき、第1のメモリサンプリングパルスΦMsa1を“High”レベルにして、サンプリング動作を開始させる。その後、画素信号処理チップ垂直走査回路321は、メモリ信号線324に送信された画素信号が信号レベルのとき、第1のメモリホールドパルスΦMH1を“High”レベルにして、ホールド動作を開始させる。これにより、単位画素313が出力した画素信号のリセットレベルと信号レベルの差の電圧が、第1の増幅回路Amp1、つまり、CDS回路から出力される。
また、積分回路において、第3のスイッチSW3および第5のスイッチSW5は、画素信号処理チップ垂直走査回路321から入力された第2のメモリサンプリングパルスΦMSa2が“High”レベルのとき導通するように制御される。また、第4のスイッチSW4および第6のスイッチSW6は、画素信号処理チップ垂直走査回路321から入力された第2のメモリホールドパルスΦMH2が“High”レベルのとき導通するように制御される。
積分回路の動作において、画素信号処理チップ垂直走査回路321は、メモリ信号線324に送信された画素信号がリセットレベルのとき、第2のメモリサンプリングパルスΦMSa2を“High”レベルにして、サンプリング動作を開始させる。その後、画素信号処理チップ垂直走査回路321は、メモリ信号線324に送信された画素信号が信号レベルのとき、第2のメモリホールドパルスΦMH2を“High”レベルにして、ホールド動作を開始させる。これにより、CDS回路から出力された、画素信号のリセットレベルと信号レベルの差の電圧が、第2のメモリホールドパルスΦMH2が“High”レベルのタイミングで、第2のメモリ電荷蓄積部CF2に積分される。
このように、画素信号処理チップ垂直走査回路321は、CDS回路によるサンプリング動作およびホールド動作と、積分回路による積分動作(サンプリング動作およびホールド動作)と、を交互に行うことによって、第2のメモリホールドパルスΦMH2が“High”レベルになった時刻でのレベル差の電圧を、積分回路に積分させる。
また、単位メモリ323において、メモリ選択スイッチSW7は、画素信号処理チップ垂直走査回路321から入力されたメモリ選択パルスΦMSが“High”レベルのとき導通するように制御される。
画素信号処理チップ垂直走査回路321は、積分回路による任意の回数の積分が終了したのち、メモリ選択パルスΦMSを“High”レベルにして、積分回路が積分したレベル差の電圧を、画素信号処理チップ垂直信号線325に出力する。このようにして、画素信号処理チップ垂直走査回路321は、単位メモリ323が出力するメモリ信号を、画素信号処理チップ列処理回路326に送信する。
本第1の実施形態のイメージセンサ3では、上述したように、画素チップ31内のそれぞれの単位画素313に備えたフォトダイオードPDが、入射した被写体光に応じて発生した信号電荷に基づいた画素信号を、チップ接続部33を介して画素信号処理チップ32に出力する。そして、画素信号処理チップ32は、画素チップ31から入力された画素信号を一時的に記憶(保持)しながら積分したメモリ信号に対して、さらに差分処理などの処理を行って、順次出力する。
なお、図2〜図4に示したように、イメージセンサ3は、画素アレイ部312内のそれぞれの単位画素313と、メモリアレイ部322内のそれぞれの単位メモリ323とが、対応するそれぞれのチップ接続部33を介して接続されている。すなわち、イメージセンサ3は、1画素毎にチップ接続部33を備えた構成である。しかし、イメージセンサ3の構成は、図2〜図4に示したイメージセンサ3の構成に限定されるものではなく、予め定めた数の画素毎にチップ接続部33を備えた構成とすることもできる。
次に、本第1の実施形態のイメージセンサ3の動作シーケンスについて説明する。図7は、本第1の実施形態のイメージセンサ3において長時間露光を行う動作シーケンスの概略を示したシーケンス図である。図7に示した長時間露光の動作シーケンスでは、長時間露光を2回に分けて行う場合の一例を示している。
図7において、横軸tは時間を示し、縦軸rowはイメージセンサ3の行を示している。そして、シーケンス1001は全画素同時リセット動作を示し、シーケンス1002および1003は全画素同時転送動作を示し、シーケンス1004は全画素読み出し動作を示している。また、第1の分割露光期間1005は、全画素同時リセット動作から全画素同時転送動作までの1回目の露光期間を示し、第2の分割露光期間1006は、全画素同時転送動作から全画素同時転送動作までの2回目の露光期間を示している。図7に示した長時間露光の動作シーケンスでは、第1の分割露光期間1005と第2の分割露光期間1006とを合わせた露光期間が、長時間露光における全露光期間1007である。なお、全露光期間1007は、フォトダイオードPDに1回で信号電荷を発生させると、暗電流による画素欠陥が生じてしまう蓄積時間(露光時間)であるが、第1の分割露光期間1005および第2の分割露光期間1006のそれぞれは、暗電流による画素欠陥が生じない蓄積時間である。
イメージセンサ3の長時間露光の動作シーケンスでは、まず、シーケンス1001に示した全画素同時リセット動作を行う。シーケンス1001の全画素同時リセット動作では、画素チップ31において、画素チップ31に備えた全ての単位画素313内のフォトダイオードPDおよび電荷蓄積部FDに蓄積された信号電荷を同時に排出(リセット)する。より具体的には、画素チップ垂直走査回路311は、画素リセットパルスΦPRおよび画素転送パルスΦPTを“High”レベルにすることにより、単位画素313の画素リセットトランジスタPM2および画素転送トランジスタPM1をON状態にする。これにより、単位画素313内のフォトダイオードPDおよび電荷蓄積部FDをリセットする。その後、画素チップ垂直走査回路311は、画素リセットパルスΦPRおよび画素転送パルスΦPTを“Low”レベルにすることにより、単位画素313の画素リセットトランジスタPM2および画素転送トランジスタPM1をOFF状態にし、フォトダイオードPDおよび電荷蓄積部FDのリセットを終了する。
また、シーケンス1001の全画素同時リセット動作では、画素信号処理チップ32において、画素信号処理チップ32に備えた全ての単位メモリ323内の第2のメモリ結合容量CC2および第2のメモリ電荷蓄積部CF2に蓄積された電荷を同時に排出(リセット)する。より具体的には、画素信号処理チップ垂直走査回路321は、第2のメモリサンプリングパルスΦMSa2を“High”レベルにすることにより、単位メモリ323の第3のスイッチSW3および第5のスイッチSW5を導通させる。また、第2のメモリホールドパルスΦMH2を“High”レベルにすることにより、単位メモリ323の第4のスイッチSW4および第6のスイッチSW6を導通させる。また、メモリ選択パルスΦMSを“High”レベルにすることにより、第7のスイッチSW7を導通させる。画素信号処理チップ垂直信号線325は、予め画素信号処理チップ列処理回路326によってグラウンドに接続されるようにしておく。これにより、単位メモリ323内の第2のメモリ結合容量CC2および第2のメモリ電荷蓄積部CF2をリセットする。また、第1のメモリサンプリングパルスΦMSa1、第1のメモリホールドパルスΦMH1を“High”レベルにすることにより、単位メモリ323の第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2を導通させる。これにより、単位メモリ323内の第1のメモリ結合容量CC1および第1のメモリ電荷蓄積部CF1をリセットする。
続いて、予め定めた第1の分割露光期間1005が経過したときに、シーケンス1002に示した全画素同時転送動作を行う。シーケンス1002の全画素同時転送動作では、画素チップ31において、それぞれの単位画素313内のフォトダイオードPDが発生した信号電荷を、それぞれの画素電荷蓄積部FDに同時に転送することによって、それぞれの単位画素313が出力する画素信号を単位メモリ323に送信する。より具体的には、画素チップ垂直走査回路311は、画素転送パルスΦPTを“High”レベルにすることにより、単位画素313の画素転送トランジスタPM1をON状態にする。これにより、単位画素313内のフォトダイオードPDが発生した信号電荷が画素電荷蓄積部FDに転送され、保持される。そして、画素チップ垂直走査回路311は、画素転送パルスΦPTを“Low”レベルにすることにより、単位画素313の画素転送トランジスタPM1をOFF状態にする。これにより、フォトダイオードPDは、信号電荷の発生を再開する。また、画素チップ垂直走査回路311は、画素選択パルスΦPSを“High”レベルにする。これにより、画素増幅トランジスタPM3が出力する画素電荷蓄積部FDに蓄積された信号電荷に応じた電圧が、画素信号線314に出力され、チップ接続部33を介して単位メモリ323のメモリ信号線324に送信される。
そして、シーケンス1002の全画素同時転送動作では、画素信号処理チップ32において、それぞれの単位画素313から転送されたそれぞれの画素信号に対して、それぞれの単位メモリ323内のCDS回路がCDS処理を行い、CDS処理した電圧を、それぞれの単位メモリ323内の積分回路の第2のメモリ電荷蓄積部CF2に保持する。
続いて、予め定めた第2の分割露光期間1006が経過したときに、シーケンス1003に示した全画素同時転送動作を行う。シーケンス1003の全画素同時転送動作では、画素チップ31において、シーケンス1002の全画素同時転送動作と同様に、それぞれの単位画素313内のフォトダイオードPDが発生した信号電荷を、それぞれの画素電荷蓄積部FDに同時に転送し、それぞれの単位画素313が出力する画素信号を単位メモリ323に送信する。そして、画素信号処理チップ32において、それぞれの単位画素313から転送されたそれぞれの画素信号をCDS処理した電圧を、シーケンス1002においてすでに第2のメモリ電荷蓄積部CF2に保持していた電圧に積分して、それぞれの単位メモリ323内の第2のメモリ電荷蓄積部CF2に保持する。
このようにして、長時間露光の動作シーケンスでは、第1の分割露光期間1005および第2の分割露光期間1006のそれぞれの露光期間で、単位画素313内に備えたフォトダイオードPDが発生した信号電荷による出力を、順次、チップ接続部33を介して単位メモリ323に送信する。そして、単位画素313から送信された信号を、単位メモリ323内に備えた対応する積分回路で順次積分することにより、第1の分割露光期間1005と第2の分割露光期間1006とを合わせた全露光期間1007で、それぞれの単位画素313内のフォトダイオードPDが発生した信号電荷に応じたメモリ信号が、単位メモリ323に保持される。
その後、シーケンス1004に示した全画素読み出し動作を行う。シーケンス1004の全画素読み出し動作では、画素信号処理チップ32において、シーケンス1002および1003によってそれぞれの単位メモリ323が積分したメモリ信号を、画素信号処理チップ垂直信号線325に順次出力する。これにより、全露光期間1007でそれぞれの単位画素313内のフォトダイオードPDが発生した信号電荷に応じたメモリ信号が、画素信号処理チップ列処理回路326に順次送信される。さらに、画素信号処理チップ32において、単位メモリ323から送信されたそれぞれのメモリ信号に対して画素信号処理チップ列処理回路326が順次差分処理を行った信号を、イメージセンサ3が出力する画像信号として順次出力する。
上記に述べたように、本第1の実施形態のイメージセンサ3では、長時間露光におけるフォトダイオードの光量の供給を、暗電流による画素欠陥が生じない複数回の露光期間(本第1の実施形態においては、第1の分割露光期間1005と第2の分割露光期間1006との2回)に分けて行う。そして、それぞれの露光期間で得た画素信号を積分して、最終的な画素信号(メモリ信号)とする。これにより、本第1の実施形態のイメージセンサ3では、暗電流よる画素欠陥の影響を低減することができる。すなわち、本第1の実施形態のイメージセンサ3では、1回の露光期間を、予め暗電流による画素欠陥が生じない蓄積時間(露光時間)に設定し、長時間露光における全露光期間を、設定した蓄積時間で分割することによって、暗電流よる画素欠陥の影響が周辺に及んだ大きな欠陥の発生を抑えることができる。
なお、長時間露光における全露光期間の分割は、例えば、イメージセンサ制御回路329が、予め設定した露光期間で分割する方法が考えられるが、例えば、デジタルカメラ1のイメージセンサ制御装置10が分割する方法や、カメラ制御装置12が分割した露光期間となるようにイメージセンサ制御装置10を制御する方法なども考えられる。また、予め設定した露光期間は、イメージセンサ3の温度に基づいて変更することもできる。
<第2の実施形態>
次に、本実施形態のデジタルカメラ1に搭載した第2の実施形態のイメージセンサ3について説明する。なお、本第2の実施形態のイメージセンサ3は、温度に基づいて露光期間を変更することができるイメージセンサである。本第2の実施形態のイメージセンサ3では、図3に示した第1実施形態のイメージセンサ3における画素チップ31が変更されている。本第2の実施形態のイメージセンサ3におけるその他の構成要素や動作シーケンスは、第1の実施形態のイメージセンサ3と同様である。従って、本第2の実施形態のイメージセンサ3の構成要素において、第1の実施形態のイメージセンサ3と異なる構成要素のみを説明し、第1の実施形態のイメージセンサ3と同様の構成要素には、同一の符号を付加して詳細な説明は省略する。
図8は、本第2の実施形態のイメージセンサ3内の画素チップの概略構成を示した回路図である。図8において、画素チップ35は、画素チップ垂直走査回路311、画素アレイ部312、単位画素313、画素信号線314、画素チップ垂直走査回路信号線315、画素リセット線316、画素転送線317、画素選択線318、温度センサ319から構成される。なお、図8に示した画素チップ35でも、図3に示した画素チップ31と同様に、複数の単位画素313が、10行10列に2次元的に配置された画素アレイ部312の例を示している。この画素チップ35の構成によって、上述した第1の実施形態と同様の読み出しタイミングでの動作を行う。
図8を見てわかるように、画素チップ35は、図3に示した画素チップ31に温度センサ319が追加された構成である。温度センサ319は、画素チップ35の温度を計測する。温度センサ319が計測した温度は、電気信号として出力され、チップ接続部33を介して画素信号処理チップ32内のイメージセンサ制御回路329に送信される。
本第2の実施形態のイメージセンサ3では、イメージセンサ制御回路329が、温度センサ319から送信されてきた画素チップ35の温度に基づいて、暗電流による画素欠陥が生じない1回の露光期間(例えば、図7に示した第1の実施形態で説明した第1の分割露光期間1005や第2の分割露光期間1006)を決定する。例えば、温度センサ319から送信されてきた画素チップ35の温度が高い場合には、1回の露光期間を短い蓄積時間にする。そして、イメージセンサ制御回路329は、長時間露光における全露光期間を、決定した露光期間で複数回に分割し、分割したそれぞれの露光期間における画素信号処理チップ垂直走査回路321、画素信号処理チップ列処理回路326、画素信号処理チップ水平走査回路327、および画素チップ31内の画素チップ垂直走査回路311の動作を制御する。
なお、温度センサ319が計測した画素チップ35の温度と露光期間との関係は、本第2の実施形態のイメージセンサ3の工場出荷時などに、予めイメージセンサ制御回路329に設定されている。
上記に述べたように、本第2の実施形態のイメージセンサ3では、温度センサ319が計測した画素チップ35の温度に基づいて、暗電流による画素欠陥が生じない1回の露光期間を決定する。そして、長時間露光におけるフォトダイオードの光量の供給を、決定した露光期間の複数回の露光に分けて行い、それぞれの露光期間で得た画素信号を積分して、最終的な画素信号(メモリ信号)とする。これにより、本第2の実施形態のイメージセンサ3でも、第1の実施形態のイメージセンサ3と同様に、暗電流よる画素欠陥の影響が周辺に及んだ大きな欠陥の発生を抑えることができる。
さらに、本第2の実施形態のイメージセンサ3では、温度センサ319が計測した画素チップ35の温度に基づいて、1回の露光期間を最適な蓄積時間にすることができる。これにより、本第2の実施形態のイメージセンサ3では、1枚の画像を取得する際の全画素同時転送動作の回数を適切な回数にすることができ、全画素同時転送動作におけるイメージセンサ3の消費電力を、第1の実施形態のイメージセンサ3よりも低減することができる可能性がある。
なお、本第2の実施形態のイメージセンサ3では、温度センサ319が計測した画素チップ35の温度をイメージセンサ制御回路329に送信し、イメージセンサ制御回路329が1回の露光期間を決定する場合について説明した。しかし、温度センサ319が計測した画素チップ35の温度を、例えば、デジタルカメラ1のイメージセンサ制御装置10やカメラ制御装置12が取得し、取得した画素チップ35の温度に基づいて、イメージセンサ制御装置10やカメラ制御装置12が1回の露光期間を決定する構成にすることもできる。
上記に述べたように、本発明を実施するための形態によれば、長時間露光におけるフォトダイオードの光量の供給を、暗電流による画素欠陥が生じない露光期間で、複数回に分けて行い、それぞれの露光期間で得た画素信号を積分して、最終的な画素信号とする。これにより、複数枚のチップを接続することによって構成される固体撮像装置において、長時間露光を行う場合でも、暗電流よる画素欠陥の影響が周辺に及んだ大きな欠陥が発生しない良好な画像を取得することができる。
なお、本実施形態においては、長時間露光を2回に分けて行う場合について説明した。しかし、長時間露光の露光期間を分割する回数は、本発明を実施するための形態に限定されるものではなく、例えば、長時間露光の露光期間をさらに分割して、3回や4回などに分けて行うこともできる。また、長時間露光のみではなく、例えば、画素チップの温度が高いと判定される場合には、通常の露光においても、本発明の考え方を適用することができる。
なお、本実施形態においては、単位メモリ323内に第1の増幅回路Amp1を含む構成のCDS回路を備えた場合について説明したが、単位メモリ323の構成は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、単位メモリ内に、図6に示した単位メモリ323と異なる構成のCDS回路を備えることや、単位メモリ内にCDS回路を備えない構成にすることもできる。
また、本発明における回路構成および駆動方法の具体的な構成は、本発明を実施するための形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更をすることができる。例えば、単位画素や単位メモリの構成要素や駆動方法が変更された場合においても、変更された単位画素や単位メモリの構成要素や回路構成に応じて駆動方法を変更することによって対応することができる。また、例えば、分割露光期間の分割数、画素数、動作シーケンス、各単位画素に対応する単位メモリの数、単位メモリに含まれる増幅回路の数、各単位画素や単位メモリに使用される増幅回路などの素子の共有数、共有手段などは、適宜変更して対応することができる。
また、単位画素や単位メモリの行方向および列方向の配置は、本発明を実施するための形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において単位画素や単位メモリを配置する行方向および列方向の数を変更することができる。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
また、本発明の実施形態に係る固体撮像装置は、2枚の基板が接続部により接続されていてもよいし、3枚以上の基板が接続部で接続されていてもよい。3枚以上の基板が接続部で接続される固体撮像装置の場合、そのうちの2枚が請求項に係る第1の基板と第2の基板に相当する。
1・・・デジタルカメラ(撮像装置)
2・・・レンズユニット部
3・・・イメージセンサ(固体撮像装置)
4・・・発光装置
5・・・メモリ
6・・・記録装置
7・・・表示装置
8・・・画像信号処理回路
9・・・レンズ制御装置
10・・・イメージセンサ制御装置(信号供給回数制御部)
11・・・発光制御装置
12・・・カメラ制御装置(信号供給回数制御部)
31・・・画素チップ(第1の基板)
32・・・画素信号処理チップ(第2の基板)
33・・・チップ接続部(接続部)
34・・・外部配線接続部
311・・・画素チップ垂直走査回路(信号供給回数制御部)
312・・・画素アレイ部(画素部)
313・・・単位画素(画素)
314・・・画素信号線(信号線)
315・・・画素チップ垂直走査回路信号線
316・・・画素リセット線
317・・・画素転送線
318・・・画素選択線
321・・・画素信号処理チップ垂直走査回路(信号供給回数制御部)
322・・・メモリアレイ部(画素部)
323・・・単位メモリ(画素)
324・・・メモリ信号線(信号線)
325・・・画素信号処理チップ垂直信号線(信号出力部)
326・・・画素信号処理チップ列処理回路
327・・・画素信号処理チップ水平走査回路
328・・・画素信号処理チップ水平走査回路信号線
329・・・イメージセンサ制御回路(信号供給回数制御部)
3210・・・イメージセンサ制御回路信号線
3211・・・メモリ選択線
3212・・・第2のメモリホールド線
3213・・・第2のメモリサンプリング線
3214・・・第1のメモリホールド線
3215・・・第1のメモリサンプリング線
PD・・・フォトダイオード(画素,光電変換素子)
FD・・・画素電荷蓄積部(画素,信号電荷蓄積部)
PM1・・・画素転送トランジスタ(画素,転送部)
PM2・・・画素リセットトランジスタ(画素,リセット部)
PM3・・・画素増幅トランジスタ(画素,増幅部)
PM4・・・画素選択トランジスタ(画素)
CC1・・・第1のメモリ結合容量
CF1・・・第1のメモリ電荷蓄積部
Amp1・・・第1の信号増幅回路
CC2・・・第2のメモリ結合容量(信号積分部,画素信号蓄積部)
CF2・・・第2のメモリ電荷蓄積部(信号積分部,積分蓄積部)
Amp2・・・第2の信号増幅回路(信号積分部,画素信号増幅部)
SW1・・・第1のスイッチ
SW2・・・第2のスイッチ
SW3・・・第3のスイッチ(信号積分部)
SW4・・・第4のスイッチ(信号積分部)
SW5・・・第5のスイッチ(信号積分部)
SW6・・・第6のスイッチ(信号積分部)
SW7・・・メモリ選択スイッチ(信号出力部)
CS・・・メモリ電流負荷(電流源負荷)
319・・・温度センサ(温度検出部)

Claims (8)

  1. 第1の基板と第2の基板とを電気的に接続する接続部によって、前記第1の基板と前記第2の基板とを電気的に接続する固体撮像装置であって、
    当該固体撮像装置が有する画素部は、
    前記第1の基板に含まれ、入射光を信号電荷に変換し蓄積する光電変換素子を具備する画素と、
    前記光電変換素子で発生した前記信号電荷に応じた画素信号を、前記接続部を介して前記第2の基板に供給する信号線と、
    前記第2の基板に含まれ、前記信号線を経由して供給された前記画素信号を積分する信号積分部と、
    前記信号積分部によって積分された前記画素信号を、該画素部からの出力信号として出力する信号出力部と、
    を備えることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記光電変換素子によって前記信号電荷を発生させる時間および回数を制御し、該制御に応じて前記画素が発生したそれぞれの前記画素信号を、前記信号線に順次供給させる信号供給回数制御部、
    をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記第1の基板の温度を検出する温度検出部、
    をさらに備え、
    前記信号供給回数制御部は、
    前記温度検出部が検出した前記第1の基板の温度に基づいて、前記時間および前記回数を決定し、該決定した時間で前記光電変換素子が発生した前記信号電荷に応じた画素信号を、該決定した回数だけ前記信号線に供給させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記信号線には、電流源負荷が接続されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1の項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記画素は、
    前記光電変換素子が発生した前記信号電荷を蓄積する信号電荷蓄積部と、
    前記信号電荷蓄積部に貯められた電荷をリセットするリセット部と、
    前記信号電荷蓄積部に前記信号電荷を転送する転送部と、
    前記信号電荷蓄積部に蓄積された電荷を増幅し、前記画素信号として出力する増幅部と、
    をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1の項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記信号積分部は、
    前記画素信号を増幅した増幅画素信号を出力する画素信号増幅部と、
    前記画素信号増幅部の入力端子に挿入され、該信号積分部に供給された前記画素信号を一旦蓄積する画素信号蓄積部と、
    前記画素信号増幅部の出力端子と入力端子との間に挿入され、前記増幅画素信号を順次積分して蓄積する積分蓄積部と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1の項に記載の固体撮像装置。
  7. 第1の基板と第2の基板とを電気的に接続する接続部によって、前記第1の基板と前記第2の基板とを電気的に接続する固体撮像装置の制御方法であって、
    当該固体撮像装置が有する画素部の前記第1の基板に含まれ、入射光を信号電荷に変換し蓄積する光電変換素子で発生した前記信号電荷に応じた画素信号を、前記接続部を介して前記第2の基板に供給する信号線に出力させるステップと、
    前記第2の基板に含まれる信号積分部に、前記信号線を経由して供給された前記画素信号を積分させるステップと、
    該画素部の信号出力部から、前記信号積分部によって積分された前記画素信号を出力信号として出力させるステップと、
    を含むことを特徴とする固体撮像装置の制御方法。
  8. 第1の基板と第2の基板とを電気的に接続する接続部によって、前記第1の基板と前記第2の基板とを電気的に接続する撮像装置であって、
    当該撮像装置が有する画素部は、
    前記第1の基板に含まれ、入射光を信号電荷に変換し蓄積する光電変換素子を具備する画素と、
    前記光電変換素子で発生した前記信号電荷に応じた画素信号を、前記接続部を介して前記第2の基板に供給する信号線と、
    前記第2の基板に含まれ、前記信号線を経由して供給された前記画素信号を積分する信号積分部と、
    前記信号積分部によって積分された前記画素信号を、該画素部からの出力信号として出力する信号出力部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
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