JP2013243095A - カバー部材及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の絵柄が形成された壁面に設置されても壁面に対して違和感を生じにくくすることができると共に、光の利用効率の低下を抑えることができるカバー部材を提供する。
【解決手段】第1面21及び当該第1面21に対向する第2面22を有する基部20と、基部20の第2面22の側に設けられた複数の単位光学要素30と、基部20の第1面21または第2面22に部分的に配置された第1絵柄層40と、を備え、第1絵柄層40は、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置を少なくとも含む領域25に配置されている、カバー部材。
【選択図】図1

Description

本発明は、絵柄が形成されたカバー部材に関する。また、本発明は、このカバー部材と光源とを含む照明装置に関する。
光源と、当該光源を覆う照明ケースと、を備える照明装置が知られている。照明ケースは、光を拡散させることができるように構成されており、一般に乳白色として視認される。このような照明ケースが、所定の絵柄が形成された壁面に設置されると、両者のデザインの相違に起因した違和感が生じることがある。一方、照明ケースのデザインを壁面に調和させるべく、壁面の絵柄に類似した絵柄を照明ケースに形成することが提案されている(特許文献1参照)。
特開平6−44811号公報
しかしながら、絵柄が形成された照明ケースを用いる場合、光源からの光のうち絵柄が形成された部分に入射した光が吸収されてしまうため、光の利用効率を低下させてしまうことが考えられる。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、所定の絵柄が形成された壁面に設置されても壁面に対して違和感を生じにくくすることができると共に、光の利用効率の低下を抑えることができるカバー部材及び照明装置を提供することを目的とする。
本発明によるカバー部材は、
第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基部と、
前記基部の第2面の側に設けられた複数の単位光学要素と、
前記基部の第1面または第2面に部分的に配置された第1絵柄層と、を備え、
前記第1絵柄層は、前記基部の法線方向からみて隣り合う前記単位光学要素間の境界部と重なる位置を少なくとも含む領域に配置されている。
本発明によるカバー部材において、前記第1絵柄層は、前記基部の法線方向からみて前記単位光学要素の頂部からズレていてもよい。
本発明によるカバー部材において、前記単位光学要素は、自身に入射した光を反射させて前記基部に向けて偏向させる機能を有していてもよい。
本発明によるカバー部材において、前記基部の第1面または第2面に部分的に配置された第2絵柄層を更に備え、前記第2絵柄層の光透過率は、前記第1絵柄層の光透過率よりも大きくなっていてもよい。
本発明によるカバー部材において、前記第1絵柄層及び前記第2絵柄層は、前記基部の同一の面に配置されており、前記第2絵柄層は、前記基部の法線方向からみて前記単位光学要素の頂部と重なる位置を少なくとも含む領域に配置されていてもよい。
本発明によるカバー部材において、前記第1絵柄層は、互いから離間して配置された複数の第1絵柄部分を含み、前記第2絵柄層は、少なくとも隣り合う2つの第1絵柄部分の間に配置されていてもよい。
本発明によるカバー部材において、前記第1絵柄層に、凹部または凸部の少なくとも一方が形成されていてもよい。
本発明による照明装置は、
上述した本発明によるカバー部材のいずれかと、
前記単位光学要素の側から前記カバー部材に光を照射する光照射ユニットと、を備える。
本発明による照明装置において、前記光照射ユニットは、前記カバー部材に対向する位置に配置された導光板と、当該導光板の側方に配置された光源と、を有していてもよい。
本発明による照明装置において、前記導光板は、前記カバー部材に対向する側に複数の単位プリズム要素を有していてもよい。
本発明による照明装置において、前記導光板内には、光散乱粒子が分散されていてもよい。
本発明によれば、所定の絵柄が形成された壁面に設置されても違和感を生じにくくすることができると共に、絵柄層に吸収される光を大幅に低減することができるカバー部材が提供される。
本発明の第1の実施の形態による照明装置の概略正面図である。 図1の照明装置におけるカバー部材の部分拡大図である。 図1の照明装置において、第1絵柄層の他の配置例を示す概略正面図である。 本発明の第2の実施の形態による照明装置の概略正面図である。 本発明の第3の実施の形態による照明装置の概略正面図である。 図5の照明装置における導光板の他の形態を示す概略斜視図である。 図5の照明装置における導光板の更に他の形態を示す概略正面図である。 図7の照明装置における導光板の変形例を示す部分拡大斜視図である。 本発明の第4の実施の形態による照明装置の概略正面図である。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「シート」、「フィルム」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。一具体例として、「導光板」には、「導光シート」や「導光フィルム」等と呼ばれる部材も含まれ、「シート状のカバー部材」には、「フィルム状のカバー部材」や「板状のカバー部材」等と呼ばれる部材も含まれる。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、「平行」、「直交」、「三角形」等の用語については、厳密な意味に縛られることなく、同様の光学的機能を期待し得る程度の誤差を含めて解釈することとする。
以下、本実施の形態による照明装置1およびカバー部材10の構成および作用効果について図を参照して詳述していく。図1は、本発明の第1の実施の形態による照明装置の概略正面図である。図2は、図1の照明装置におけるカバー部材の部分拡大図である。照明装置1及びカバー部材10は、例えば、所定の絵柄が形成された壁面に設置されて用いられる。
図1に示すように、照明装置1は、カバー部材10を含む照明ケース2と、カバー部材10に光を照射する光照射ユニット60と、を備えている。照明ケース2は、光照射ユニット60を収容する直方体の部材として構成されている。照明ケース2のうち少なくとも一部分が、シート状のカバー部材10によって構成されている。そして、カバー部材10は、照明装置1の発光面をなす。また、カバー部材10は、光照射ユニット60からの光の進行方向を変化させ、輝度の角度分布を調整する。この結果、照明装置1は、予め期待された所望の配光特性での照明を実現することができる。
先ず、カバー部材10について図1及び図2を参照して説明する。図1に示すように、カバー部材10は、第1面21及び当該第1面に対向する第2面22を有するシート状の基部20と、当該基部20の第2面22の側に設けられた複数の単位光学要素30と、基部20の第1面21または第2面22に部分的に配置された第1絵柄層40と、を備えている。本実施の形態において、基部20の第1面21及び第2面22は、互いに平行であり、シート状の基部20の一対の主面をなしている。このうち第1面21は、照明ケース2のうち照明装置1の利用者から視認される側、いわゆる観察側に位置している。一方、第2面22は、照明ケース2のうち光源61からの光が入射する側、いわゆる光源側に位置している。なお、本明細書において、「基部20の法線方向nd」とは、シート状からなる基部20のシート面への法線方向のことを指す。また、基部20のシート面とは、基部20を全体的かつ大局的に見た場合において当該基部20の平面方向と一致する面のことであり、本実施の形態では、第1面21及び第2面22と平行な面となる。
基部20は、単位光学要素30及び第1絵柄層40を保持すると共に、光照射ユニット60からの光を透過させる機能を有している。基部20を構成する材料としては、光を十分に透過させるともに、適切な強度を有する材料が用いられる。例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂が用いられ得る。
好ましくは、基部20は、光照射ユニット60から基部20に入射した光を拡散させる光拡散機能を有している。例えば、図2に示すように、基部20内に、光を拡散させる拡散成分24が分散されていてもよい。これによって、光照射ユニット60から基部20に入射した光の進行方向を様々に変化させることができ、このことにより、カバー部材10の観察側の面における輝度分布を均一化することができる。
拡散成分24としては、例えば、基部20内を進む光に対し、反射や屈折等によって、当該光の進路方向を変化させる作用を及ぼすことができるものが用いられる。例えば、基部20を構成する上述の透明樹脂とは異なる屈折率を有する材料を用いて、拡散成分24が構成される。このような拡散成分24としては、例えば、平均粒径が0.5〜100μm程度であるシリカ(二酸化珪素)、アルミナ(酸化アルミニウム)、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂等の透明物質からなる粒子を用いることができる。また、拡散成分24は単なる気泡であってもよい。
基部20の厚みは、基部20に求められる透過率、拡散性能や強度などに基づいて適宜設定される。なお、基部20の厚みが大きくなるほど、基部20内に分散されている拡散成分24によって光が拡散される機会が多くなる。従って、拡散性能の観点からは、基部20の厚みが大きいことが好ましい。なお、図2以外の図面においては、拡散成分24の図示を省略している。
次に、単位光学要素30について説明する。図1及び図2に示すように、本実施の形態においては、複数の単位光学要素30が一方向に並べて配列されており、各単位光学要素30は、その配列方向(前記一方向)及び基部20の法線方向ndに直交する他方向に、直線状に延びている。各単位光学要素30は、光照射ユニット60から自身に入射した光を反射させて基部20に向けて偏向させるように構成されている。具体的な構成として、各単位光学要素30は、単位光学要素30の配列方向に平行であるとともに基部20の法線方向ndにも平行である断面において、基部20の第2面22側から突出する三角形形状、または、三角形の一以上の角を面取りしてなる形状を有している。このような単位光学要素30によれば、前記三角形の一つの辺をなす面から入射してきた光を、前記三角形の他の辺をなす面にて反射、とりわけ全反射させ、基部20の側へ向けることができる。すなわち、各単位光学要素30は、自身に入射した光を反射させて基部20に向けて偏向させる機能を有する、いわゆる単位プリズム要素である。図示する例において、複数の単位光学要素30は互いに同一に構成されている。なお、ここで説明した構成は単なる例示であって、この例に限定されることはなく、例えば単位光学要素30の断面形状が、図に示す二等辺三角形形状とは異なる形状であってもよい。あるいは、一部の単位光学要素30の形状とその他の単位光学要素30の形状とが異なっていてもよい。
次に、基部20の第1面21または第2面22に部分的に配置された第1絵柄層40について説明する。第1絵柄層40は、照明装置1のカバー部材10のデザインを、照明装置1が設置されている壁面のデザインなど、周囲のデザインと調和させるために設けられるものである。本実施の形態では、図1及び図2に示すように、第1絵柄層40は、基部20の第1面21に部分的に配置されている。例えば、第1絵柄層40は、壁面の絵柄パターンと同一または類似のピッチ及び同一または類似の色で形成され得る。具体的には、第1絵柄層40は、ストライプパターンや市松模様で形成され得る。なお「絵柄」とは、特定の情報を示す又は特定の情報を意味するものに限られることなく、図形、文字、模様、パターン、記号、柄、マーク、色彩等、特に限定されることなく広く含む。
第1絵柄層40を構成する材料は、周囲の壁面に形成されている絵柄のパターンや、基部20との親和性などを考慮して適切に選択される。例えば、第1絵柄層40を構成する材料として、壁面の絵柄のパターンに対応した色を再現する染料や顔料を含むインクなどが用いられ得る。
なお、周囲の壁面の絵柄パターンが、周囲の壁面に形成された凹部や凸部によって表現されている場合がある。この場合、周囲のデザインとの調和をさらに高めるため、インクなどから構成される第1絵柄層40に、凹部や凸部などが形成されていてもよい。このような凹部や凸部は、例えば、第1絵柄層40を構成するインクなどに対してエンボス加工を施すことにより形成され得る。
次に、第1絵柄層40と、上述した単位光学要素30との間の相対的な位置関係について説明する。ここで、図1及び図2に示すように、隣り合う単位光学要素30の間に、境界部31を規定する。上述したように、本実施の形態では、複数の単位光学要素30が一方向に並べて配列されるとともに、各単位光学要素30はその配列方向(前記一方向)及び基部20の法線方向ndに直交する他方向に直線状に延びている。従って、本実施の形態の境界部31は、単位光学要素30の配列方向に直交する前記他方向に直線状に延びる細長状領域または線状領域である。なお、境界部31は、本明細書において仮想的に規定される領域であり物体としてみた場合に当然に規定されるものではない。
ここで、図2に示すように、基部20の法線方向からみた場合の基部20の領域を、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置Pを少なくとも含む第1領域25と、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Qを含む第2領域26と、に区分けして考える。この場合、第1絵柄層40は、領域Pにのみ配置されている。すなわち、第1絵柄層40は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部からズレるよう配置されている。このように第1絵柄層40を配置することにより、後述するように、第1絵柄層40を設けることに起因して照明装置1の光の利用効率が低下することを抑えることができる。
次に、照明装置1の光照射ユニット60について説明する。光照射ユニット60は、基部20の法線方向ndから大きく傾斜した方向から、カバー部材10に光を照射するように構成されている。図示された例において、光照射ユニット60は、照明ケース2の側方に設けられた光源(発光部)61によって構成されている。より詳細には、図1に示すように、照明ケース2が、単位光学要素30の配列方向において対向する一対の側面を有しており、光源61は、当該側面のうちの一方に設けられている。光源61は、単位光学要素30の配列方向及び基部20の法線方向ndの両方向に直交する前記他方向に沿って延び、単位光学要素30の側からカバー部材10に光を照射するようになっている。光源61は、例えば、前記他方向に延びる線状の冷陰極管等の蛍光灯や、前記他方向に並べられた多数の点状のLED(発光ダイオード)や白熱電球等の種々の態様で構成され得る。本実施の形態において、光源61は、基部20の法線方向nd及び単位光学要素30の配列方向に直交する前記他方向に沿って並べて配置された多数の点状発光体、具体的には、多数の発光ダイオード(LED)によって構成されている。
次に、以上のような構成からなる照明装置1およびカバー部材10の作用について説明する。
光源61から照射された光は、単位光学要素30に入射する。図1には、一例として、光源61から単位光学要素30に光が入射する例が示されている。以下、この図1に示された例に基づいて照明装置1およびカバー部材10の作用について説明する。もっとも、この説明は、光源61から単位光学要素30に直接入射する光に限定されず、例えば照明ケース2により反射された光についても当てはまる。
図1に示すように、単位光学要素30に入射した光L11−L14は、単位光学要素30の観察側の面(プリズム面)において、反射、とりわけ単位光学要素30をなす材料と空気との屈折率差に起因して全反射される。この反射により、基部20の法線方向ndから傾斜した方向に進む光L11−L14の進行方向は、単位光学要素30に入射する際における光の進行方向と比較して、主として、基部20の法線方向ndに対する角度が小さくなるように曲げられる。このような作用により、単位光学要素30は、透過光の進行方向を基部20の法線方向ndに偏向させることができる。
ところで、光源61から単位光学要素30に直接入射する光は、基部20の法線方向ndからの傾斜角度が大きい光である(特に、図1の光L13及びL14を参照)。そして、1つの単位光学要素30に入射する光は、当該単位光学要素30よりも光源61側にある他の単位光学要素30に遮られなかった光である。結果として、図1に示されているように、光源61からの光は、単位光学要素30の頂部付近にしか入射し得ない。このような傾向は、単位光学要素30の配列方向に沿って光源61から離間した位置にある単位光学要素30において顕著となる。単位光学要素30の頂部付近に入射した光は、上述した単位光学要素30の偏向作用により、進行方向を基部20の法線方向ndに偏向され、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められる。そして、位置Q付近に集められた光は、基部20の拡散成分24により拡散されながら基部20を透過する。
一方、単位光学要素30の頂部付近に入射した光は、位置Q付近に集められるため、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置P付近には到達しにくい。特に、単位光学要素30の配列方向に対して光源61から離れた位置にある単位光学要素30において、この傾向は顕著となる。そのため、当該位置Pを含む第1領域25に配置された第1絵柄層40には、光が到達しにくい。
この結果、光源61から単位光学要素30に入射する光は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められて観察側に透過される一方で、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置Pを含む第1領域25には到達しにくい。従って、基部20上に、光が到達しやすい第2領域26と、光が到達しにくい第1領域25とを画定することができる。また、上述したように、第1絵柄層40は、第1領域25に配置されている。これにより、第1絵柄層40に光源61からの光が吸収されてしまうことを効果的に回避することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、カバー部材10の観察側の面が部分的に第1絵柄層40により構成されているため、カバー部材10が所定の絵柄が形成された壁面に設置されても、壁面に対して違和感が生じにくい。また、光源61から単位光学要素30に入射する光は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められて観察側に透過する一方で、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置Pを含む第1領域25には到達しにくく、この結果として、当該第1領域25に配置された第1絵柄層40に吸収されにくい。このため、第1絵柄層40を設けることにより光の利用効率が低下してしまうことを抑えることができる。
また、第1絵柄層40は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部からズレているため、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められた光を吸収することはない。すなわち、第1絵柄層40を設けることにより光の利用効率が低下してしまうことをより効果的に抑えることができる。
なお、本実施の形態の単位光学要素30の具体例として、基部20の第2面22上での単位光学要素30の配列方向に沿った、単位光学要素30の底面の幅W(図2参照)を0.05mm〜0.5mmとすることができる。また、底面の幅Wを広くすれば、第1絵柄層40のピッチを広げることができる。一方、基部20の法線方向ndに沿った基部20の第2面22からの単位光学要素30の突出高さH(図2参照)を0.03mm〜1.0mmとすることができる。
このようなカバー部材10の製造方法としては、それ自体既知の種々の製造方法が採用され得る。一例として、拡散成分24を予め混入された基部20上に単位光学要素30を賦型する方法が採用され得る。基部20として、透明樹脂からなるフィルムを用いて、基部20上に賦型される材料として、反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)が好適に使用され得る。この場合、単位光学要素30が、基部20の第2面22上に直接形成されてもよいし、基部20の第2面22上にシート状に賦型された樹脂部分(図3参照)を介して形成されてもよい。あるいは、射出成形乃至押出成形された単位光学要素30が基部20上に接合されてもよい。更に、射出成形乃至押出成形等によって、基部20と単位光学要素30とが一体的に形成されるようにしてもよい。そして、第1絵柄層40が、印刷等の公知の手段によって、基部20の第1面21上に形成される。
以上の実施の形態では、図1に示すように、第1絵柄層40が基部20の第1面21に部分的に配置された例を示したが、本発明はこのような例に限定されない。図3に、第1絵柄層40の他の配置例を示す。図3に示す例では、第1絵柄層40が基部20の第2面22に部分的に配置されており、単位光学要素30が基部20上にシート状に賦型された樹脂部分70を介して形成されている。そして、第1絵柄層40が、基部20の第2面22の第1領域25に配置されている。このような態様によっても、本実施の形態と同様の効果が得られる。
また、以上の実施の形態では、カバー部材10が照明装置として用いられる例を示したが、カバー部材10の用途が、光を透過させると共に周囲の絵柄と調和する用途であれば特に限定されない。例えば、カバー部材10を、発光可能な壁材、天井材、床材や、情報を表示するための表示装置等の用途に用いることも可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態について図4を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態による照明装置の概略正面図である。図4において、照明装置1は、第2光源62が光源61に対向するように設けられている。具体的には、第2光源62が、単位光学要素30の配列方向において対向する一対の側面のうちの他方の面に更に設けられている。その他の構成は、第1の実施形態と同様に構成することができる。図4において、図1に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。そして、このような構成により、カバー部材10及び光照射ユニット60は、単位光学要素30の配列方向における中央位置を中心として対称になっている。この対称性にともない、第2光源62から単位光学要素30に入射する光に対しても、第1の実施の形態の光源61から単位光学要素30に入射する光についての作用の説明が同様に当てはまる。従って、作用についても詳細な説明は省略する。
以上のように、本実施の形態によれば、カバー部材10の観察側の面が部分的に第1絵柄層40により構成されているため、カバー部材10が所定の絵柄が形成された壁面に設置されても、壁面に対して違和感が生じにくい。また、光源61から単位光学要素30に入射する光は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められて観察側に透過する一方で、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置Pを含む第1領域25には到達しにくく、この結果として、当該第1領域25に配置された第1絵柄層40に吸収されにくい。このため、第1絵柄層40を設けることにより光の利用効率が低下してしまうことを抑えることができる。また、カバー部材10及び光照射ユニット60が単位光学要素30の配列方向における中央位置を中心として対称になっているため、観察側に透過される光も単位光学要素30の配列方向における中央位置を中心として対称にすることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図5を参照して説明する。図5は、本発明の第3の実施の形態による照明装置の概略正面図である。図5に示された実施の形態は、光照射ユニット60がカバー部材10に対向する位置に配置された導光板63を有し、光源61が導光板63内に光を照射する点において異なる。その他の構成は、第1の実施形態と同様に構成することができる。図5において、図1に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
導光板63は、カバー部材10と対向する出光面64と、出光面64に向かい合う裏面65と、出光面64および裏面65の間を延びる側面と、を有している。導光板63の側面のうち、単位光学要素30の配列方向において対向する一対の面のうちの一方が入光面66であり、当該入光面66に対向するように光源61が配置されている。すなわち、光源61は、導光板63の側方に配置されている。また、裏面65は、光源61から離れるにつれてカバー部材10側に傾斜している。
導光板30は、光源61から照射されて入光面66を介して入射してきた光を、単位光学要素30の配列方向(導光方向)に導光するようになっている。この点から、導光板30は、優れた可視光透過性を有していることが好ましい。一例として、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂が好適に使用され得る。導光板30の厚みは、例えば、1mm〜10mmとすることができる。
次に、以上のような構成からなる照明装置1及びカバー部材10の作用について説明する。
図5に一例として示すように、光源61から照射された光は、入光面66を介し、導光板63に入射する。以下、この図5に示された例に基づいて照明装置1及びカバー部材10の作用について説明する。
図5に示すように、導光板63へ入射した光L21−L23は、導光板63の出光面64及び裏面65において、反射、とりわけ導光板63をなす材料と空気との屈折率差に起因した全反射を繰り返しながら、導光方向(単位光学要素30の配列方向)へ進んでいく。導光板63内を進む光は、傾斜した裏面65で反射する度に、出光面64への入射角度が小さくなっていく。このため、導光板63内を進んでいく光は、少しずつ、出光面64から出射していくようになる。これにより、導光板63の出光面64から出射する光の導光方向(単位光学要素30の配列方向)に沿った各位置から、光がある程度均一に出射するようになる。
導光板63の出光面64から出射して単位光学要素30に向かう光は、基部20の法線方向ndから大きく傾斜した方向に進む(図5の光L21−L23を参照)。そして、1つの単位光学要素30に入射する光は、当該単位光学要素30よりも光源61側にある他の単位光学要素30に遮られなかった光である。結果として、図5に示されているように、出光面64からの光は、単位光学要素30の頂部付近にしか入射し得ない。そして、単位光学要素30の頂部付近に入射した光は、単位光学要素30の偏向作用により、進行方向を基部20の法線方向ndに偏向され、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められる。そして、位置Q付近に集められた光は、基部20の拡散成分24により拡散されながら基部20を透過する。
一方、単位光学要素30の頂部付近に入射した光は、位置Q付近に集められるため、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置P付近には到達しにくい。すなわち、当該位置Pを含む第1領域25に配置された第1絵柄層40には、光が到達しにくい。
この結果、導光板63の出光面64から単位光学要素30に入射する光は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められて観察側に透過される一方で、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置Pを含む第1領域25には到達しにくい。これにより、第1領域25に配置された第1絵柄層40に出光面64からの光が吸収されてしまうことを効果的に回避することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、カバー部材10の観察側の面が部分的に第1絵柄層40により構成されているため、カバー部材10が所定の絵柄が形成された壁面に設置されても、壁面に対して違和感が生じにくい。また、導光板63の出光面64から単位光学要素30に入射する光は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められて観察側に透過する一方で、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置Pを含む第1領域25には到達しにくく、この結果として、当該第1領域25に配置された第1絵柄層40に吸収されにくい。このため、第1絵柄層40を設けることにより光の利用効率が低下してしまうことを抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、導光板63を設けることにより、導光方向に沿った明るさ及び輝度の角度分布を効果的に均一化することができる。
上述した実施の形態において、導光板63の裏面65が光源61から離れるにつれてカバー部材10側に傾斜した例を示したが、これに限られない。例えば、図6に示すように、導光板63の裏面65が、光源61から離れるにつれてカバー部材10側に傾斜する複数の傾斜面69を有していてもよい。この場合、傾斜面69の各々と出光面64との距離が互いに等しくなっていてもよい。これにより、上述した導光板に比べて、導光板63の厚さを薄く形成することができる。
また、上述した実施の形態において、単位光学要素30の配列方向において対向する一対の面のうちの一方が導光板63の入光面66であり、当該入光面66に対向するように光源61が配置された例を示したが、これに限られない。例えば、図7に示すように、単位光学要素30の配列方向において対向する一対の面のうちの両方が導光板63の入光面66、67であり、当該入光面66、67に対向するように一対の光源61及び第2光源62が配置されていてもよい。また、導光板63の裏面65を傾斜させる必要はなく、図7に示すように、導光板63の裏面65が出光面64に平行になっていてもよい。図7に示された例では、導光板63内には、拡散成分68が分散されている。そして、光源61乃至第2光源62から入光面66乃至入光面67を介して導光板63に入射する光は、拡散成分68により拡散されて出光面64から出射する。このような変形例によっても、第3の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、このような変形例によれば、カバー部材10及び光照射ユニット60が、単位光学要素30の配列方向における中央位置を中心として対称になるため、観察側の面に透過される光も、単位光学要素30の配列方向における中央位置を中心として対称になる。
また、この変形例において、具体的には言及されていないが導光板63の出光面64が平面からなるが、これに限られない。例えば、図8に示すように、導光板63の出光面64がカバー部材10の側に突出する複数の単位プリズム要素からなっていてもよい。この場合、導光板63の出光面64から光が出射し易くなり、導光板63内に分散される拡散成分68の量を減らすことも可能となる。
次に、本発明の第4の実施の形態について図9を参照して説明する。図9は、本発明の第4の実施の形態による照明装置の概略正面図である。図9において、照明装置1は、基部20の第1面21または第2面22に部分的に配置された第2絵柄層50を更に備えている。その他の構成は、第1の実施形態と同様に構成することができる。図9において、図1に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
上述の第1の実施の形態において、第1絵柄層40は、基部20の観察側に部分的に設けられている。すなわち、第1絵柄層40は、基部20の観察側の全域にわたって設けられてはいない。一方、照明装置1の周囲の壁面においては、壁面の全域にわたって絵柄のパターンが形成されている場合がある。この場合、第1絵柄層40によっては適切に壁面の絵柄のパターンを再現できないことが考えられる。すなわち、第1絵柄層40だけでは周囲とのデザイン的な調和を十分に実現できないことがある。
このような点を考慮して、本実施の形態では、第2絵柄層50が、基部20の第1面21に部分的に配置されている。換言すれば、第1絵柄層40及び第2絵柄層50は、基部20の同一の面に配置されている。また、本実施の形態の第1絵柄層40は、互いに離間して配置された複数の第1絵柄部分41を含み、第2絵柄層50は、互いに離間して配置された複数の第2絵柄部分51を含んでいる。また、各第2絵柄部分51は、隣り合う2つの第1絵柄部分40の間に配置されている。このような第2絵柄層50を設けることにより、基部20のほぼ全域にわたって所定の絵柄のパターンを表現することができる。例えば、壁面の絵柄のパターンが連続的なパターンである場合に、第1絵柄層40および第2絵柄層50の組合せによって、壁面の絵柄のパターンをより正確に再現するパターンをカバー部材10に形成することができる。これによって、照明装置1と壁面との間のデザイン上の調和性をさらに向上させることができる。
第2絵柄層50を構成する材料は、第1絵柄層40の場合と同様に、周囲の壁面に形成されている絵柄のパターンや、基部20との親和性などを考慮して適切に選択される。例えば、第2絵柄層50を構成する材料として、壁面の絵柄のパターンに対応した色を再現する染料や顔料を含むインクなどが用いられ得る。なお第1絵柄層40の場合と同様に、第2絵柄層50に凹部や凸部などが形成されていてもよい。
更に、第2絵柄層50は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Qを少なくとも含む第2領域26に配置されている。上述したように、光源61からの光は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められる。従って、位置Q付近に集められた光が基部20の第1面21側(観察側)に十分透過するように、第2絵柄層50の光透過率は、比較的大きくなっており、少なくとも第1絵柄層40の光透過率よりも大きくなっているのがよい。
次に、以上のような構成からなる照明装置1及びカバー部材10の作用について説明する。
光源61から照射された光は、単位光学要素30に入射する。図9には、一例として、光源61から単位光学要素30に光が入射する例が示されている。以下、この図9に示された例に基づいて照明装置1およびカバー部材10の作用について説明する。
図9に示すように、単位光学要素30に入射した光L31−L34は、単位光学要素30の観察側の面(プリズム面)において、反射、とりわけ単位光学要素30をなす材料と空気との屈折率差に起因して全反射する。この反射により、基部20の法線方向ndから傾斜した方向に進む光L31−L34の進行方向は、単位光学要素30に入射する際における光の進行方向と比較して、主として、基部20の法線方向ndに対する角度が小さくなるように曲げられる。このような作用により、単位光学要素30は、透過光の進行方向を基部20の法線方向ndに偏向させることができる。
ところで、光源61から当該単位光学要素30に直接入射する光は、基部20の法線方向ndからの傾斜角度が大きい光である(特に、図1の光L13及びL14を参照)。そして、1つの単位光学要素30に入射する光は、当該単位光学要素30よりも光源61側にある他の単位光学要素30に遮られなかった光である。結果として、図1に示されているように、光源61からの光は、単位光学要素30の頂部付近にしか入射し得ない。このような傾向は、単位光学要素30の配列方向に沿って光源61から離間した位置にある単位光学要素30において顕著となる。単位光学要素30の頂部付近に入射した光は、上述した単位光学要素30の偏向作用により、進行方向を基部20の法線方向ndに偏向され、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められる。そして、当該位置Qを含む第2領域26に配置された第2絵柄層50は、光透過率が比較的大きくなっているため、位置Q付近に集められた光は、基部20の拡散成分24により拡散されながら基部20及び第2絵柄層50を比較的高い透過率で透過する。
一方、単位光学要素30の頂部付近に入射した光は、位置Q付近に集められるため、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置P付近には到達しにくい。特に、単位光学要素30の配列方向に対して光源61から離れた位置にある単位光学要素30において、この傾向は顕著となる。そのため、当該位置Pを含む第1領域25に配置された第1絵柄層40には、光が到達しにくい。
この結果、光源61から単位光学要素30に入射する光は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められて第2絵柄層50を介して観察側に透過される一方で、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置Pを含む第1領域25には到達しにくい。これにより、第1領域25に配置された第1絵柄層40に光源61からの光が吸収されてしまうことを効果的に回避することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、カバー部材10の観察側の面が部分的に第1絵柄層40により構成されていることに加えて、カバー部材10の観察側の面が部分的に第2絵柄層50により構成されているため、カバー部材10が所定の絵柄が形成された壁面に設置されても、壁面に対してきわめて違和感が生じにくい。また、光源61から単位光学要素30に入射する光は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められて当該位置Qを含む第2領域26に配置された第2絵柄層50を介して観察側に透過する一方で、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置Pを含む第1領域25には到達しにくく、この結果として、当該第1領域25に配置された第1絵柄層40に吸収されにくい。このため、絵柄層を設けることにより光の利用効率が低下してしまうことを抑えることができる。
また、本実施の形態のカバー部材10及び照明装置1を用いて、第1絵柄層40と第2絵柄層50との組合せにより、優れた意匠性を有した表示を行う態様をも実現することができる。上述したように、光源61からの光は、基部20の法線方向ndからみて単位光学要素30の頂部と重なる位置Q付近に集められる一方で、基部20の法線方向ndからみて隣り合う単位光学要素30間の境界部31と重なる位置P付近に到達しにくい。従って、光が集められる位置Qを含む第2領域26に配置された第2絵柄層50には、多くの光が照射されて且つ多くの光が透過される一方で、光の到達が困難な位置Pを含む第1領域25に配置された第1絵柄層40には、光があまり照射されず且つ光があまり透過されない。この第1絵柄層40及び第2絵柄層50に透過される光の量の差を利用して、本実施の形態のカバー部材10及び照明装置1は、優れた意匠性を有した表示を行うことができる。
なお、本発明の複数の実施の形態およびそれらの変形例を説明してきたが、当然に、複数の実施の形態およびそれらの変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。例えば、上述した第1,第2または第3の実施の形態並びにそれらの変形例において、カバー部材10は、上述した第4の実施の形態で説明した第2絵柄層50をさらに有していてもよい。
1 照明装置
10 カバー部材
20 基部
21 第1面
22 第2面
24 拡散成分
25 第1領域
26 第2領域
30 単位光学要素
31 境界部
40 第1絵柄層
41 第1絵柄部分41
50 第2絵柄層
51 第2絵柄部分
60 光照射ユニット
61 光源
62 第2光源
63 導光板
64 出光面
65 裏面
66 入光面
67 入光面
68 拡散成分
69 傾斜面
70 樹脂部分

Claims (11)

  1. 第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基部と、
    前記基部の第2面の側に設けられた複数の単位光学要素と、
    前記基部の第1面または第2面に部分的に配置された第1絵柄層と、
    を備え、
    前記第1絵柄層は、前記基部の法線方向からみて隣り合う前記単位光学要素間の境界部と重なる位置を少なくとも含む領域に配置されている、カバー部材。
  2. 前記第1絵柄層は、前記基部の法線方向からみて前記単位光学要素の頂部からズレている、請求項1に記載のカバー部材。
  3. 前記単位光学要素は、自身に入射した光を反射させて前記基部に向けて偏向させる機能を有する、請求項1または2に記載のカバー部材。
  4. 前記基部の第1面または第2面に部分的に配置された第2絵柄層を更に備え、
    前記第2絵柄層の光透過率は、前記第1絵柄層の光透過率よりも大きくなっている、請求項1乃至3のいずれかに記載のカバー部材。
  5. 前記第1絵柄層及び前記第2絵柄層は、前記基部の同一の面に配置されており、
    前記第2絵柄層は、前記基部の法線方向からみて前記単位光学要素の頂部と重なる位置を少なくとも含む領域に配置されている、請求項4に記載のカバー部材。
  6. 前記第1絵柄層は、互いに離間して配置された複数の第1絵柄部分を含み、
    前記第2絵柄層は、少なくとも隣り合う2つの第1絵柄部分の間に配置されている、請求項5に記載のカバー部材。
  7. 前記第1絵柄層に、凹部または凸部の少なくとも一方が形成されている、請求項1乃至6のいずれかに記載のカバー部材。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のカバー部材と、
    前記単位光学要素の側から前記カバー部材に光を照射する光照射ユニットと、
    を備える、照明装置。
  9. 前記光照射ユニットは、
    前記カバー部材に対向する位置に配置された導光板と、
    当該導光板の側方に配置された光源と、
    を有する、請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記導光板は、前記カバー部材に対向する側に複数の単位プリズム要素を有する、請求項9に記載の照明装置。
  11. 前記導光板内には、光散乱粒子が分散されている、請求項9または10に記載の照明装置。
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