JP2013242693A - 施工後の建築物の管理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】信用ある施工業者であり、誠実な対応を約束することを、アピールでき、さらに、プレートを介してアフターメンテナンスサービスを提供できる，施工後の建築物の管理方法を開発・提供することにある。
【解決手段】堅牢な素材で構成したプレート（１）本体を設け、該プレート（１）を施主（Ａ）の建築物（Ｘ）の表面に貼付し、該プレート（１）には、施工業者（Ｂ）の表示（２）と、複数桁の数字からなる管理ナンバー（３）を表示しておき、該建築物（Ｘ）を建築した施工業者（Ｂ）は、施工図面、仕様書、メンテナンス履歴等の情報（Ｙ）をパーソナルコンピューターで管理し、前記プレート（１）を、施主（Ａ）の建物（Ｘ）の見えやすい箇所に固定して設けることを特徴とする施工後の建築物の管理方法。
【選択図】 図１

Description

この発明は、施工後の建築物の管理方法に関するものであり、特に、施工業者が施工した建築物であることを明確に表示し、竣工以後のメンテナンス等に迅速に対応できる施工後の建築物の管理方法である。

従来、ビル等の事業所、個人住宅等の建築物の引渡後も、建物の構造等を熟知しているその施工業者からメンテナンスサービスを受けることが、施主にとっても望ましいことである。

しかし、仮に、引渡後に、直ぐに施工業者と施主との間においてその建築物に対するトラブルが発生した場合には、竣工後余り年数が経過していないため、相手方との面識も充分あるため、スムースに交渉に入ることができる。

しかしながら、数年経過してトラブルが発生した場合、施工業者との連絡が着かない場合があったり、また、そのトラブル対象の建築物を再三転売されていたら、なおさら、煩雑であった。

そこで、この発明の課題は、上記の各欠点を除去し、プレートを設置することにより、施工業者の技術に対する信用を表示するとともに、誠実な対応を約束することを、プレートを通じてアピールでき、さらに、施主は、該プレートを介してアフターメンテナンスサービスを受けることができる，施工後の建築物の管理方法を開発・提供することにある。

そして、この発明は、施工した建築物の見えやすい箇所に堅牢なプレートを貼着することにより、その建築物を、事後、施工業者が責任をもって誠実に管理するという，施工後の建築物の管理方法である。

この発明によると、施工した建築物の見えやすい部分に、プレートを貼着することにより、外部から見えやすく、施工業者が瞬時に判明でき、改築、あるいは増築時とかの際にも瞬時連絡がつき、極めて有益なる効果を奏する。

さらに、工事の実施図面や仕様書など建物に関する資料、メンテナンス履歴までを施工業者が一元管理することにより、迅速で適切な対応ができる等の効果を有する。

また、プレートには、施工業者の名称が標記され、外部に公表されることになるため、確かな技術で建築することになり、施主にとっても便利である等の極めて優れた効果を奏する。

この発明に使用するプレートの一実施例を示す正面図である。 この発明に使用するプレートの取付状態の一実施例を示す一部欠截斜視図である。 この発明の使用状態を示す説明図である。

以下、この発明の好適な実施の形態として詳細に説明する。尚、この発明においては、以下の記述に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。

次に、この発明の一実施例を図面に基づいて詳述すると、堅牢な素材で構成したプレート（１）本体を設け、該プレート（１）の表面に、施工業者名の表示（２）、記載された７桁の数字を、前記建物（Ｘ）を建築した施工業者（Ｂ）が、施工図面、仕様書、メンテナンス履歴等の情報をパーソナルコンピューターで管理し、前記プレート（１）には、施工業者名（Ｂ）の表示と、複数桁の数字からなる管理ナンバー（３）を設け、該前記プレート（１）を、施主（Ａ）の建築物（Ｘ）の見えやすい箇所に固定して設けることを特徴とする施工した建築物の管理方法から構成されるものである。

尚、施工業者（Ｂ）が所有する施工図面、仕様書、メンテナンス履歴等の情報（Ｙ）はカスタマーセンター（Ｚ）において、パーソナルコンピューターによって、厳重に管理されるものである。

また、前記管理ナンバー（３）は、複数桁であるが、その一実施例として、７桁の数字としており、このうち、最初の上２桁（３ａ）には、西暦の下２桁の数字を記載し、次の２桁（３ｂ）には、登録月の数字を記載し、最後の下複数桁（３ｃ）には、図面においては、下３桁としており、この場合、施工業者（Ｂ）が定めた第３１番目に施工した建物の番号である。

従って、例えば、２０１２年０１月に竣工した建築物であって、施工業者の管理ナンバーが３１棟目である場合には、プレート（１）の７桁の数字は『１２０１０３１』となる。

これにより、一年間の竣工した建築物の棟数は、９９９軒まででるが、管理ナンバー（３）の、最後の３桁を４桁にすれば、増やすことは可能である。

さらに、プレート（１）には、竣工の年・月を表示してもよいものである。

この発明によると、施工後の建築物の管理方法の技術を確立し、これに基づいて大量に製造・販売することにより産業上の利用可能性がある。

１ プレート
２ 施工業者名
３ 管理ナンバー
Ａ 施主
Ｂ 施工業者
Ｘ 建築物
Ｙ 情報
Ｚ カスタマーセンター

Claims (2)

1. 堅牢な素材で構成したプレート（１）本体を設け、該プレート（１）を施主（Ａ）の建築物（Ｘ）の表面に貼付し、
   該プレート（１）には、施工業者（Ｂ）の表示（２）と、複数桁の数字からなる管理ナンバー（３）を表示しておき、
   該建築物（Ｘ）を建築した施工業者（Ｂ）は、施工図面、仕様書、メンテナンス履歴等の情報（Ｙ）をパーソナルコンピューターで管理し、
   前記プレート（１）を、施主（Ａ）の建物（Ｘ）の見えやすい箇所に固定して設けることを特徴とする施工後の建築物の管理方法。
2. 前記管理ナンバー（３）に示された複数桁の数字のうち、最初の上２桁（３ａ）には、西暦の下２桁の数字を記載し、次の２桁（３ｂ）には、登録月の数字を記載し、最後の下複数桁（３ｃ）には、施工業者が定めた建物番号であることを特徴とする請求項１記載の施工後の建築物の管理方法。

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