JP2013242128A - 流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法 - Google Patents

流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運転中に燃焼室の内壁面の損耗量を把握することにより、燃焼室のメンテナンス時期を適切に判定できる流動床反応炉を提供する。
【解決手段】流動床反応炉10は、供給された燃料を燃焼させる燃焼室11と、燃焼室11から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度を取得するプローブ41と、プローブ41で取得された濃度に基づいて燃焼室11の推定損耗量を算出する演算部と、演算部で算出された推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、推定損耗量がしきい値に達したときに燃焼室11のメンテナンス時期であることを判定する判定部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法に関する。
従来、燃焼室の底部から供給される燃料及び空気を珪砂等の循環粒体と混合し、流動床(流動層)を形成しながら燃焼室内で燃料を燃焼させ、この燃焼反応により、燃焼室の壁内を流れる水と熱交換する流動床ボイラが知られている(特許文献1参照)。燃焼室内で発生した排ガスは循環粒体と共に火炉の上部から排出され、流動床反応炉に併設されたサイクロンに導入される。サイクロンでは、排ガスと循環粒体との分離が行われ、分離された循環粒体は燃焼室の底部に再び導入されて循環する。
特開2011−106720号公報
燃焼室の上部から排出された循環粒体の大部分はサイクロンに導入されるが、その一部は、燃焼室の内壁面に沿って下方(火炉の底部)に向けて流下する。この際、循環粒体が燃焼室の内壁面を擦りながら流動して、燃焼室の内壁面が損耗し得る。従来、燃焼室の内壁面がどの程度損耗しているのかを調べるためには、流動床反応炉の運転を停止して炉内に作業員が入る必要があり、当該内壁面の損耗量を運転中に随時観測することは困難であった。
そこで、本発明は、運転中に燃焼室の内壁面の推定損耗量を把握することにより、燃焼室のメンテナンス時期を適切に判定できる流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するための手段について、鋭意研究を行った。その結果、燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度と、燃焼室水管の損耗量との間に比例関係があるという新たな事実を見出だし、当該知見に基づいて本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の一側面に係る流動床反応炉は、供給された燃料を燃焼させる燃焼室と、燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度を取得する取得手段と、取得手段で取得された濃度に基づいて、燃焼室の推定損耗量を算出する算出手段と、算出手段で算出された推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、推定損耗量がしきい値に達したときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する判定手段とを備える。
燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度と、燃焼室水管の損耗量との間に比例関係があるとの上記知見に基づき、本発明に係る流動床反応炉では、算出手段が、当該Clの濃度から燃焼室の推定損耗量を算出する。そのため、当該Clの濃度を計測することにより、流動床反応炉の運転中であっても、燃焼室の内壁面の推定損耗量が把握できる。判定手段は、算出したこの推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、推定損耗量がしきい値に達したときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定するする。そのため、流動床反応炉の運転中であっても、燃焼室の内壁面の推定損耗量を把握することができる。その結果、流動床反応炉の運転を停止して作業員が燃焼室の内壁面を検査するなどといった手間をかけることなく、燃焼室のメンテナンス時期を適切に判定することが可能となる。
算出手段は、パラメータX、α、β、Dをそれぞれ
:取得手段によって取得される濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tにおける平均濃度
α:所定の濃度に対する、所定の期間Tでの燃焼室の損耗量を、異なる複数の濃度について予め実験により求めて、濃度と損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
β:上記直線の切片
D:燃焼室の推定損耗量
としたときに、推定損耗量Dを式1により算出し、
Figure 2013242128

判定手段は、推定損耗量Dとしきい値dとを比較して、D≧dのときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定してもよい。
判定手段で燃焼室のメンテナンス時期が到来したと判定されたときに、燃焼室のメンテナンス時期であることを報知する報知手段をさらに備えてもよい。この場合、報知手段を通じて、流動床反応炉のオペレータに燃焼室のメンテナンス時期が到来したことを通知できる。
本発明の他の側面に係るメンテナンス時期の判定装置は、供給された燃料が燃焼される流動床反応炉の燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度に基づいて、燃焼室の推定損耗量を算出する算出手段と、算出手段で算出された推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、推定損耗量がしきい値に達したときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する判定手段とを備える。
燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度と、燃焼室の損耗量との間に比例関係があるとの上記知見に基づいて、本発明に係る流動床反応炉の制御装置では、算出手段が、当該Clの濃度から燃焼室の推定損耗量を算出する。そのため、当該Clの濃度を計測することにより、流動床反応炉の運転中であっても、燃焼室の内壁面の推定損耗量が把握できる。判定手段は、算出したこの推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、推定損耗量がしきい値に達したときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する。そのため、流動床反応炉の運転中であっても、燃焼室の内壁面の推定損耗量を把握することができる。その結果、流動床反応炉の運転を停止して作業員が燃焼室の内壁面を検査するなどといった手間をかけることなく、燃焼室のメンテナンス時期を適切に判定することが可能となる。
算出手段は、パラメータX、α、β、Dをそれぞれ
:燃焼室内の濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tにおける平均濃度
α:所定の濃度に対する、所定の期間Tでの燃焼室の損耗量を、異なる複数の濃度について予め実験により求めて、濃度と損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
β:上記直線の切片
D:燃焼室の推定損耗量
としたときに、推定損耗量Dを式1により算出し、
Figure 2013242128

判定手段は、推定損耗量Dとしきい値dとを比較して、D≧dのときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定してもよい。
判定手段で燃焼室のメンテナンス時期が到来したと判定されたときに、燃焼室のメンテナンス時期であることを報知する報知手段をさらに備えてもよい。この場合、報知手段を通じて、流動床反応炉のオペレータに燃焼室のメンテナンス時期が到来したことを通知できる。
本発明の他の側面に係るメンテナンス時期の判定は、供給された燃料が燃焼される流動床反応炉の燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度を取得する取得工程と、取得工程で取得された濃度に基づいて、燃焼室の推定損耗量を算出する算出工程と、算出工程で算出された推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、推定損耗量がしきい値に達したときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する判定工程程とを含む。
燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度と、燃焼室の損耗量との間に比例関係があるとの上記知見に基づいて、本発明に係る流動床反応炉の制御方法では、算出工程において、当該Clの濃度から燃焼室の推定損耗量を算出する。そのため、当該Clの濃度を計測することにより、流動床反応炉の運転中であっても、燃焼室の内壁面の推定損耗量が把握できる。判定工程では、算出したこの推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、推定損耗量がしきい値に達したときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する。そのため、流動床反応炉の運転中であっても、燃焼室の内壁面の推定損耗量を把握することができる。その結果、流動床反応炉の運転を停止して作業員が燃焼室の内壁面を検査するなどといった手間をかけることなく、燃焼室のメンテナンス時期を適切に判定することが可能となる。
算出工程では、パラメータX、α、β、Dをそれぞれ
:取得手段によって取得される濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tにおける平均濃度
α:所定の濃度に対する、所定の期間Tでの燃焼室の損耗量を、異なる複数の濃度について予め実験により求めて、濃度と損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
β:上記直線の切片
D:燃焼室の推定損耗量
としたときに、推定損耗量Dを式1により算出し、
Figure 2013242128

判定工程では、推定損耗量Dとしきい値dとを比較して、D≧dのときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定してもよい。
判定工程で燃焼室のメンテナンス時期が到来したと判定されたときに、燃焼室のメンテナンス時期であることを報知する報知工程をさらに含んでもよい。この場合、流動床反応炉のオペレータに燃焼室のメンテナンス時期が到来したことを通知できる。
本発明によれば、運転中に燃焼室の内壁面の推定損耗量を把握することにより、燃焼室のメンテナンス時期を適切に判定できる流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法が提供される。
図1は、本実施形態に係る流動床反応炉を有する燃焼システムを示す図である。 図2(a)は、ガス熱交換部に取り付けられたプローブを拡大して示す長手方向の断面図であり、図2(b)は、図2(a)のB−B線断面図である。 図3は、ガス分析装置の構成を示すブロック図である。 図4は、板材の損耗量を測定するための試験装置を示す図である。 図5は、図4に示される試験装置を用いて行われた試験結果を示す図である。
本実施形態に係る流動床反応炉10を備える燃焼システム100について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、燃焼システム100は、流動床反応炉10と、サイクロン20と、ガス処理系30とを備える。流動床反応炉10は、タイヤ、RPF等を燃料として用いるボイラであり、循環流動床(CFB:Circulating Fluidized Bed)ボイラとも呼ばれる。
流動床反応炉10は、縦長円筒形状をなす流動層型の燃焼室11を備える。鉛直方向において、燃焼室11の中間部には、燃料を供給する燃料供給口11aが設けられている。鉛直方向において、燃焼室11の上部には、燃焼ガスを排出するガス出口11bが設けられている。流動床反応炉10にはサイクロン20が併設されており、ガス出口11bはサイクロン20に接続されている。
燃焼室11内には、主として珪砂が充填されている。燃焼室11内では、下部の給気ライン11cから導入される燃焼及び流動用の空気により、燃料供給口11aから供給された燃料及び珪砂が下方から上方に向けて流動する。燃料は、燃焼室11内において流動しながら約800℃〜900℃で燃焼する。
ガス出口11bに至った珪砂は、排ガスを随伴しながらガス出口11bを介してサイクロン20内に導入される。燃焼室11の上部から排出された珪砂の大部分はサイクロン20に導入されるが、その一部は、燃焼室11の内壁面に沿って下方に向けて流下する。そのため、珪砂が燃焼室11の内壁面を擦りながら流動して、燃焼室11の内壁面が損耗し得る。
サイクロン20内では、遠心分離作用により、排ガスと珪砂(固体)との分離が行われる。固体が除かれた排ガスは、サイクロン20の上部に形成された排出口20aを介して、後段のガス処理系30に送られる。排ガスから分離された珪砂は、サイクロン20の下部からリターンライン21を介して燃焼室11の下部に至る。本実施形態において、珪砂は循環粒体として機能し、サイクロン20は固気分離器として機能する。
燃焼室11では「炉内ベット材」と呼ばれる固形物が発生し底部に溜まる。この炉内ベット材で不純物(低融点物質等)が濃縮されて、ベット材の焼結及び溶融固化や、不燃厨芥物による動作不良が発生しうる。そのため、燃焼室11の底部の排出口11dから、炉内ベット材が定期的に外部に排出される。
排出口11dから排出された炉内ベット材は、篩及び磁気分離装置を有する選別装置(図示せず)を通過した後、循環ライン(図示せず)を通じて再び燃焼室11に返送される。選別装置では、燃料に混入している不適物(燃焼に不適な金属など)を炉内ベット材から取り除く。
ガス処理系30は、サイクロン20のガス排出口21aにガスラインを介して接続されたガス熱交換装置31と、このガス熱交換装置31の排出口31aにガスラインを介して接続されたバグフィルタ(集塵器)32と、ポンプ33と、煙突34とを備える。ガス熱交換装置31には、排ガスの流路を横切るように水を流動させるボイラチューブ31bが設けられている。サイクロン20から送られた高温の排ガスがこのボイラチューブ31bに接触することで、排ガスの熱がチューブ内の水に回収され、発生した高温の水蒸気がボイラチューブ31bを通じて発電用のタービンに送られる。
バグフィルタ32は、この可燃性ガスに未だ同伴している飛灰等の微粒子を除去する。バグフィルタ32の排出口32aから排出された清浄なガスは、ガスラインを介してポンプ33により煙突34へ送られ、煙突34から外部に排出される。
上述の通り、流動床反応炉10では、木屑、タイヤ、RPF等が燃料として用いられており、燃焼室11からは塩素原子(Cl)を含んだ排ガスが発生する。つまり、燃焼室11内には、塩素原子(Cl)が、塩(例えば、NaCl、KCl、ZnCl)として粒子状態で存在したり、分子(例えば、HCl、Cl)として気体(ガス)状態で存在したりする。
Clを含む粒子状の塩は、腐食を発生させる主たる原因であることが判明している。Clを含む粒子状の塩の中でも、粒径が小さい(粒径1μm以下)微細粒子は、特に腐食の原因となりやすいことが判明している。燃焼室11等を構成する鉄製部品の腐食のし易さは、排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度に高い相関関係がある。
一般に、流動床反応炉10から発生する排ガスにおいて、Clを含む塩の粒子の粒径の分布は小さい粒径に偏っており、Clを含む塩の粒子の大部分は粒径1μm以下の粒子の中に含まれている。従って、流動床反応炉10内の排ガスにおいても、Clを含む粒子状の塩は、大部分が粒径1μm以下の粒子であると考えることができる。
以上の知見に基づき、流動床反応炉10の運転においては、所定の粒径以下(例えば、ここでは、粒径1μm以下)の粒子状の塩を形成しているClの濃度をモニタし、この濃度に基づいて燃焼室11のメンテナンス時期を判定している。
具体的に、このような運転を可能にするため、燃焼システム100は、制御装置40をさらに備える。制御装置40は、プローブ41と、ガス分析装置42と、燃料制御部43と、燃料供給装置44とを有する。
プローブ41は、ボイラチューブ31bの近傍を流動する排ガスを採取する。プローブ41は、ガス熱交換部31のボイラチューブ31bよりも上流側の位置において、円柱形状をなす先端側をガス熱交換部31の内部に水平に突出させるように設けられている。プローブ41は、図2に示されるように、高温の排ガスに接触する外管411と、外管411の内側に同心に設けられた内管412と、内管412の内側に設けられたガス採取管413とを有する。
ガス熱交換部31の外側にあるプローブ41の基端側には、外管411に冷却水を供給する給水口411aと、内管412から冷却水を排出する排水口412aとが設けられている。給水口411aから導入された冷却水は、外管411と内管412との間を基端側から先端側に向けて流動した後、内管412とガス採取管413との間を先端側から基端側に流動して、排水口412aから排出される。この冷却水によって、排ガスに晒されるプローブ41が冷却され、高温による損傷が防止される。
ガス採取管413は、先端が下方に向けて屈曲されたL字形状を呈する。ガス採取管413は、外管411の先端側の下側面に設けられたガス採取口413aと、基端側のガス取出し口413bとを有する。このガス採取管413によってガス熱交換部31の内部と外部とが連通されているので、ガス取出し口413bからの吸引により、ガス熱交換部31内を流動する排ガスを採取できる。
ガス熱交換部31内において排ガスは下向きに流動している。これに対し、ガス採取口413aはプローブ41の下側面に設けられているので、ガス採取口413aからは、排ガスの流れに逆らって上向きにガスが吸引される。そのため、重量の大きな排ガス中の大粒径の粒子がガス採取口413aから吸い込まれることやガス採取口413aを閉塞することが防止される。従って、プローブ41の側面を回り込んだ軽量の小粒径の粒子を、ガス採取口413aから吸い込むことができる。
本実施形態に係るプローブ41によれば、ガス採取管413の吸引力を適宜調整することで、所望の粒径以下の粒子のみを選択的に採取できる。本実施形態では、粒径1μm以下の粒子を選択して採取できるように、ガス採取管413の吸引力が調整されている。ガス採取管413で採取された、粒径1μm以下の粒子を含む排ガスは、ガス取出し口413bを通じて、ガス分析装置42に送られる。
ガス分析装置42は、プローブ41で採取された排ガスを分析する。図3に示されるように、ガス分析装置42は、第1分析部A10と、第2分析部B10と、演算部C1と、判定部C2を備える。ガス分析装置42に導入された排ガスは、第1分析部A10及び第2分析部B10にそれぞれ導入される。
第1分析部A10では、導入された排ガスが、ガス吸収部A11で吸収液に吹き込まれる。排ガス中に含まれていたClのうち、ガス吸収部A11の吸収液には、粒径1μm以下の粒子状の塩を形成していたCl、及びガスの状態で存在していたClの両方が吸収されClイオンとして溶解する。この吸収液は、ろ過部A12に送られてろ過処理され、固体成分とろ液とに分離される。分離された固体成分は系外に排出され、ろ液は、ろ液分析部A13に送られる。ろ液分析部A13では、ろ液中のClイオン濃度Cが測定されると共に、ろ液の体積Vl1が測定される。これらの測定値C,Vl1は、演算部A14に送られる。一方、ガス吸収部A11で吸収液を通過したガスは、ガス量測定部A15に送られ、体積Vg1が測定される。測定値Vg1は、演算部A14に送られる。
演算部A14では、入力された測定値C,Vl1,Vg1に基づいて、式2の演算を行い、得られた値aを演算部C1に送る。
a=C・Vl1/Vg1 ・・・(2)
ここで、値aは、排ガス中のClの濃度を示す。ここでいうClには、粒径1μm以下の粒子状の塩を形成していたClと、ガスの状態で存在していたClとの両方が含まれる。
一方、第2分析部B10では、導入された排ガスがフィルタB11を通過する。このフィルタB11では、排ガスと一緒に導入された粒子が除去される。従って、排ガスに含まれていたClのうち、粒径1μm以下の粒子状の塩を形成していたClは、フィルタB11によって系外に取り除かれることになる。一方、フィルタB11を通過したガスは、ガス吸収部B12に送られ、吸収液に吹き込まれる。ガス吸収部B122で得られる吸収液には、排ガス中にガスの状態で存在していたClが吸収されClイオンとして溶解する。この吸収液は吸収液分析部B13に送られ、Clイオン濃度Cが測定されると共に、吸収液の体積Vl2が測定される。これらの測定値C,Vl2は、演算部B14に送られる。一方、ガス吸収部B12で吸収液を通過したガスは、ガス量測定部B15に送られ、体積Vg2が測定される。測定値Vg2は、演算部B14に送られる。
演算部B14では、入力された測定値C,Vl2,Vg2に基づいて、式3の演算を行い、得られた値bを演算部C1に送る。
b=C・Vl2/Vg2 ・・・(3)
ここで、値bは、排ガス中のClの濃度を示す。ここでいうClには、排ガス中にガスの状態で存在していたClのみが含まれる。
演算部C1では、入力された値a,bに基づいて、式4の演算を行い、値Xを算出する。
X=a−b ・・・(4)
ここで、値Xは、排ガス中で粒径1μm以下の粒子状の塩を形成していたClの濃度を示す。従って、値Xが大きいほど、燃焼室11の内壁面の腐食の原因となる物質が排ガス中に多く含まれ、燃焼室11の内壁面がより腐食し易い状態にあることを意味する。
流動床反応炉10を長期間運転すると、このClを含む微細粒子による腐食と、上述した循環粒体による摩擦とが相俟って、燃焼室11の内壁面は著しく損耗し得る。従来、燃焼室11の内壁面がどの程度損耗しているのかを調べるためには、流動床反応炉10の運転を停止して炉内に作業員が入る必要があり、当該内壁面の損耗量を運転中に随時観測することは困難であった。そこで、本発明者は、流動床反応炉10の運転中であっても燃焼室11の内壁面の損耗を把握するために鋭意研究を行った。具体的には、図4に示される試験装置200を用いて、珪砂を貯留するタンク201から珪砂流下させつつ、KCl溶液を貯留するタンク202から珪砂にKClを供給してClを含む雰囲気とした状態で、斜めに傾けて設置した板材203に向けて珪砂を所定時間衝突させ、板材201の最大損耗量を調べた。本試験では、測定した最大損耗量に対して、1年を秒に変換した値を乗算すると共に、珪砂が板材203に衝突した時間(秒)で除算して、1年あたりの最大損耗深さ(mm/年)を求めた。板材203は、燃焼室11と同じ材質とした。また、この試験は、図示しないヒータを用いて、約800℃の雰囲気で行った。その結果、図5に示されるように、粒子状の塩を形成しているClの濃度(mg/m)と、板材201の最大損耗深さ(mm/年)との間に比例関係があるという新たな事実を見出だした。つまり、本試験により、ある濃度Xに対する板材201の1年あたりの最大損耗深さf(X)を、異なる複数の濃度Xについて求めたところ、f(X)=αX+βという直線で近似できることを見出だした。α、βはそれぞれ、近似直線の傾き及び切片であり、試験により得られる定数である。なお、本試験では、1年を単位として最大損耗深さf(X)を求めたが、単位とする期間は、例えば1月であってもよいし、1日であってもよい。試験において単位として設定した期間をT(本試験ではT=1年)とする。
この新たな知見に基づき、演算部C1では、値Xを用いて式5の演算を行い、推定損耗量Dを算出する。値Xは時間tに応じて変動しうるため、式5では値Xを関数X(t)と表している。
Figure 2013242128
式5に従ってリアルタイムに推定損耗量Dを計算してもよいし、値Xの所定期間における平均値(平均濃度)を用いて式1に従って、推定損耗量Dを計算してもよい。式1において、Xは、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tにおける平均濃度を示している。従って、演算部430は、算出した値Xに基づいて、第1の期間tにおける平均濃度X、第1の期間tに続く第2の期間tにおける平均濃度X、・・・を順次算出して、これらの値t、Xを式1に代入して推定損耗量Dを算出する。なお、各期間t、t、・・・は、例えば1日や1月に設定することができ、それぞれ同じ期間であってもよいし、異なる期間であってもよい。
Figure 2013242128
判定部C2は、算出した値Dと、所定のしきい値dとを比較して、D≧dが満たされているか否かを判定する。しきい値dは、例えば、パラメータd、d、γをそれぞれ
:燃焼室11の初期肉厚
:流動床反応炉10の運転を安全に行える燃焼室11の限界肉厚
γ:安全率(1より大きい値)
としたときに、式6に基づいて予め定めることができる。
d=d−γ・d ・・・(6)
D≧dが満たされている場合、判定部C2は、燃焼室11のメンテナンス時期が到来したと判定し、例えば、ガス分析装置42に接続されたディスプレイ50にその旨を表示させる。これにより、燃焼システム100のオペレータに、燃焼室11のメンテナンス時期を知らせることができる。
燃料制御部43は、ガス分析装置42からの信号に基づいて処理を行い、燃料供給口11aに供給する燃料の量を制御する。具体的には、燃料制御部43は、演算部C1が式7の演算を行うことにより得られた値Fを、予め定められた閾値と比較し、値Fが閾値以上の場合には、燃料供給量の調整を指示する所定の制御信号を燃料供給装置44に出力する。
F=α・X+β ・・・(7)
燃料供給装置44は、燃料を搬送するスクリュー部(図示せず)を有しており、燃料制御部43からの制御信号に応じてスクリュー部を回転させることで、燃料供給口11aから燃焼室11内へと燃料を所望の速度で供給する。燃料制御部43からの制御信号が、値Fが閾値以上であることを示す信号であった場合には、燃料供給装置44は、スクリュー部の回転を減速させる。これにより、燃焼室11内への燃料供給量が減少し、燃焼室11から発生する排ガスが減少するので、燃焼室11の内壁面の損耗が発生し難い状態に移行する。従って、燃焼室11の内壁面の過剰な損耗を抑制できる。なお、燃料供給装置44は、スクリュー部の回転を減速させる代わりに、スクリュー部を停止させてもよい。
燃焼システム100のオペレータがディスプレイ50に表示された推定損耗量Dを確認して燃料供給装置44を制御することで、燃焼室11内への燃料供給量を手動で調節することもできる。
燃焼室11から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度と、単位粒子量あたりの損耗深さとの間に比例関係があるという知見に基づいて、本実施形態では、プローブ41及びガス分析装置42により当該Clの濃度を測定し、当該Clの濃度から演算部C1が燃焼室11の内壁面の推定損耗量Dを算出する。そのため、流動床反応炉10の運転中であっても、燃焼室11の内壁面の推定損耗量Dが把握できる。その結果、流動床反応炉10の運転を停止して作業員が燃焼室11の内壁面を検査するなどといった手間をかけることなく、燃焼室11のメンテナンス時期を適切に判定することが可能となる。
本実施形態では、プローブ41及びガス分析装置42により、排ガス中で粒径1μm以下の粒子状の塩を形成しているClの濃度が自動的に測定される。本来、粒子状の塩を形成しているClの濃度(値X)を単独で、直接測定することは困難であるところ、このガス分析装置42では、比較的測定が容易な値aと値bとを測定し、両者の差を算出することにより、必要な値Xを算出することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、ディスプレイ50を通じて燃焼室11のメンテナンス時期の到来をオペレータに通知したが、他の種々の外部機器を通じて燃焼室11のメンテナンス時期の到来をオペレータに通知してもよい。例えば、ディスプレイ50に代えて又は加えてアラームを設置し、燃焼室11のメンテナンス時期の到来した場合に当該アラームを鳴動させるようにしてもよい。
他の第1の形態として、流動床反応炉は、供給された燃料を燃焼させる燃焼室と、燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度を取得する取得手段と、取得手段で取得された濃度に基づいて、燃焼室の推定損耗量を算出する算出手段と、算出手段で算出された推定損耗量に基づいて、燃焼室に供給する燃料の量を調整する調整手段とを備えてもよい。この場合、当該Clの濃度を計測することにより、流動床反応炉の運転中であっても、燃焼室の内壁面の推定損耗量が把握できる。調整手段は、算出したこの推定損耗量に基づいて、燃焼室への燃料供給量を調整する。そのため、推定損耗量が過剰とならないように燃料供給量が調節される。以上により、燃焼室の内壁面の過剰な損耗を抑制できる。
他の第2の形態として、流動床反応炉は、算出手段で算出された推定損耗量を外部機器に出力する出力手段をさらに備えてもよい。この場合、外部機器を通じて、流動床反応炉のオペレータに推定損耗量を通知できる。
他の第3の形態として、流動床反応炉の制御装置は、供給された燃料が燃焼される燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度に基づいて、燃焼室の推定損耗量を算出する算出手段と、算出手段で算出された推定損耗量に基づいて、燃焼室に供給する燃料の量を調整する調整手段とを備えてもよい。この場合、当該Clの濃度を計測することにより、流動床反応炉の運転中であっても、燃焼室の内壁面の推定損耗量が把握できる。調整手段は、算出したこの推定損耗量に基づいて、燃焼室への燃料供給量を調整する。そのため、推定損耗量が過剰とならないように燃料供給量が調節される。以上より、燃焼室の内壁面の過剰な損耗を抑制できる。
他の第4の形態として、流動床反応炉の制御装置は、算出手段で算出された推定損耗量を外部機器に出力する出力手段をさらに備えてもよい。この場合、外部機器を通じて、流動床反応炉のオペレータに推定損耗量を通知できる。
他の第5の形態として、流動床反応炉の制御方法は、供給された燃料が燃焼される燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度を取得する取得工程と、取得工程で取得された濃度に基づいて、燃焼室の推定損耗量を算出する算出工程と、算出工程で算出された推定損耗量に基づいて、燃焼室に供給する燃料の量を調整する調整工程とを含んでもよい。この場合、当該Clの濃度を計測することにより、流動床反応炉の運転中であっても、燃焼室の内壁面の推定損耗量が把握できる。調整工程では、算出したこの推定損耗量に基づいて、燃焼室への燃料供給量を調整する。そのため、推定損耗量が過剰とならないように燃料供給量が調節される。以上より、燃焼室の内壁面の過剰な損耗を抑制できる。
他の第6の形態として、流動床反応炉の制御方法は、算出工程で算出された推定損耗量を外部機器に出力する出力工程をさらに含んでもよい。この場合、外部機器を通じて、流動床反応炉のオペレータに推定損耗量を通知できる。
10…流動床反応炉、11…燃焼室、40…制御装置、41…プローブ、42…ガス分析装置、43…燃料制御部、44…燃料供給装置、50…ディスプレイ、100…燃焼システム、C1…演算部、C2…判定部。

Claims (9)

  1. 供給された燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得された前記濃度に基づいて、前記燃焼室の推定損耗量を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出された前記推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、前記推定損耗量が前記しきい値に達したときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する判定手段とを備える、流動床反応炉。
  2. 前記算出手段は、パラメータX、α、β、Dをそれぞれ
    :前記取得手段によって取得される前記濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tにおける平均濃度
    α:所定の前記濃度に対する、所定の期間Tでの前記燃焼室の損耗量を、異なる複数の前記濃度について予め実験により求めて、前記濃度と前記損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
    β:前記直線の切片
    D:前記燃焼室の前記推定損耗量
    としたときに、前記推定損耗量Dを式1により算出し、
    Figure 2013242128

    前記判定手段は、前記推定損耗量Dと前記しきい値dとを比較して、D≧dのときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する、請求項1に記載の流動床反応炉。
  3. 前記判定手段で前記燃焼室のメンテナンス時期が到来したと判定されたときに、前記燃焼室のメンテナンス時期であることを報知する報知手段をさらに備える、請求項1又は2に記載の流動床反応炉。
  4. 供給された燃料が燃焼される流動床反応炉の燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度に基づいて、前記燃焼室の推定損耗量を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出された前記推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、前記推定損耗量が前記しきい値に達したときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する判定手段とを備える、メンテナンス時期の判定装置。
  5. 前記算出手段は、パラメータX、α、β、Dをそれぞれ
    :前記燃焼室内の前記濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tにおける平均濃度
    α:所定の前記濃度に対する、所定の期間Tでの前記燃焼室の損耗量を、異なる複数の前記濃度について予め実験により求めて、前記濃度と前記損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
    β:前記直線の切片
    D:前記燃焼室の前記推定損耗量
    としたときに、前記推定損耗量Dを式1により算出し、
    Figure 2013242128

    前記判定手段は、前記推定損耗量Dと前記しきい値dとを比較して、D≧dのときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する、請求項4に記載の装置。
  6. 前記判定手段で前記燃焼室のメンテナンス時期が到来したと判定されたときに、前記燃焼室のメンテナンス時期であることを報知する報知手段をさらに備える、請求項5又は6に記載の装置。
  7. 供給された燃料が燃焼される流動床反応炉の燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された前記濃度に基づいて、前記燃焼室の推定損耗量を算出する算出工程と、
    前記算出工程で算出された前記推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、前記推定損耗量が前記しきい値に達したときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する判定工程とを含む、メンテナンス時期の判定方法。
  8. 前記算出工程では、パラメータX、α、β、Dをそれぞれ
    :前記取得手段によって取得される前記濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tにおける平均濃度
    α:所定の前記濃度に対する、所定の期間Tでの前記燃焼室の損耗量を、異なる複数の前記濃度について予め実験により求めて、前記濃度と前記損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
    β:前記直線の切片
    D:前記燃焼室の前記推定損耗量
    としたときに、前記推定損耗量Dを式1により算出し、
    Figure 2013242128

    前記判定工程では、前記推定損耗量Dと前記しきい値dとを比較して、D≧dのときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記判定工程で前記燃焼室のメンテナンス時期が到来したと判定されたときに、前記燃焼室のメンテナンス時期であることを報知する報知工程をさらに含む、請求項7又は8に記載の方法。
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