JP2013242128A - 流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法 - Google Patents
流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013242128A JP2013242128A JP2013029162A JP2013029162A JP2013242128A JP 2013242128 A JP2013242128 A JP 2013242128A JP 2013029162 A JP2013029162 A JP 2013029162A JP 2013029162 A JP2013029162 A JP 2013029162A JP 2013242128 A JP2013242128 A JP 2013242128A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- wear
- amount
- estimated
- concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Abstract
【解決手段】流動床反応炉10は、供給された燃料を燃焼させる燃焼室11と、燃焼室11から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度を取得するプローブ41と、プローブ41で取得された濃度に基づいて燃焼室11の推定損耗量を算出する演算部と、演算部で算出された推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、推定損耗量がしきい値に達したときに燃焼室11のメンテナンス時期であることを判定する判定部とを備える。
【選択図】図1
Description
Xk:取得手段によって取得される濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tkにおける平均濃度
α:所定の濃度に対する、所定の期間Tでの燃焼室の損耗量を、異なる複数の濃度について予め実験により求めて、濃度と損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
β:上記直線の切片
D:燃焼室の推定損耗量
としたときに、推定損耗量Dを式1により算出し、
判定手段は、推定損耗量Dとしきい値dとを比較して、D≧dのときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定してもよい。
Xk:燃焼室内の濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tkにおける平均濃度
α:所定の濃度に対する、所定の期間Tでの燃焼室の損耗量を、異なる複数の濃度について予め実験により求めて、濃度と損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
β:上記直線の切片
D:燃焼室の推定損耗量
としたときに、推定損耗量Dを式1により算出し、
判定手段は、推定損耗量Dとしきい値dとを比較して、D≧dのときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定してもよい。
Xk:取得手段によって取得される濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tkにおける平均濃度
α:所定の濃度に対する、所定の期間Tでの燃焼室の損耗量を、異なる複数の濃度について予め実験により求めて、濃度と損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
β:上記直線の切片
D:燃焼室の推定損耗量
としたときに、推定損耗量Dを式1により算出し、
判定工程では、推定損耗量Dとしきい値dとを比較して、D≧dのときに燃焼室のメンテナンス時期であることを判定してもよい。
a=C1・Vl1/Vg1 ・・・(2)
ここで、値aは、排ガス中のClの濃度を示す。ここでいうClには、粒径1μm以下の粒子状の塩を形成していたClと、ガスの状態で存在していたClとの両方が含まれる。
b=C2・Vl2/Vg2 ・・・(3)
ここで、値bは、排ガス中のClの濃度を示す。ここでいうClには、排ガス中にガスの状態で存在していたClのみが含まれる。
X=a−b ・・・(4)
ここで、値Xは、排ガス中で粒径1μm以下の粒子状の塩を形成していたClの濃度を示す。従って、値Xが大きいほど、燃焼室11の内壁面の腐食の原因となる物質が排ガス中に多く含まれ、燃焼室11の内壁面がより腐食し易い状態にあることを意味する。
d0:燃焼室11の初期肉厚
d1:流動床反応炉10の運転を安全に行える燃焼室11の限界肉厚
γ:安全率(1より大きい値)
としたときに、式6に基づいて予め定めることができる。
d=d0−γ・d1 ・・・(6)
F=α・X+β ・・・(7)
Claims (9)
- 供給された燃料を燃焼させる燃焼室と、
前記燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された前記濃度に基づいて、前記燃焼室の推定損耗量を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された前記推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、前記推定損耗量が前記しきい値に達したときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する判定手段とを備える、流動床反応炉。 - 前記算出手段は、パラメータXk、α、β、Dをそれぞれ
Xk:前記取得手段によって取得される前記濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tkにおける平均濃度
α:所定の前記濃度に対する、所定の期間Tでの前記燃焼室の損耗量を、異なる複数の前記濃度について予め実験により求めて、前記濃度と前記損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
β:前記直線の切片
D:前記燃焼室の前記推定損耗量
としたときに、前記推定損耗量Dを式1により算出し、
前記判定手段は、前記推定損耗量Dと前記しきい値dとを比較して、D≧dのときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する、請求項1に記載の流動床反応炉。 - 前記判定手段で前記燃焼室のメンテナンス時期が到来したと判定されたときに、前記燃焼室のメンテナンス時期であることを報知する報知手段をさらに備える、請求項1又は2に記載の流動床反応炉。
- 供給された燃料が燃焼される流動床反応炉の燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度に基づいて、前記燃焼室の推定損耗量を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された前記推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、前記推定損耗量が前記しきい値に達したときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する判定手段とを備える、メンテナンス時期の判定装置。 - 前記判定手段で前記燃焼室のメンテナンス時期が到来したと判定されたときに、前記燃焼室のメンテナンス時期であることを報知する報知手段をさらに備える、請求項5又は6に記載の装置。
- 供給された燃料が燃焼される流動床反応炉の燃焼室から発生する排ガス中で粒子状の塩を形成しているClの濃度を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得された前記濃度に基づいて、前記燃焼室の推定損耗量を算出する算出工程と、
前記算出工程で算出された前記推定損耗量と所定のしきい値とを比較して、前記推定損耗量が前記しきい値に達したときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する判定工程とを含む、メンテナンス時期の判定方法。 - 前記算出工程では、パラメータXk、α、β、Dをそれぞれ
Xk:前記取得手段によって取得される前記濃度のうち、所定の第k(kは1以上の自然数)の期間tkにおける平均濃度
α:所定の前記濃度に対する、所定の期間Tでの前記燃焼室の損耗量を、異なる複数の前記濃度について予め実験により求めて、前記濃度と前記損耗量との関係を直線により近似したときの当該直線の傾き
β:前記直線の切片
D:前記燃焼室の前記推定損耗量
としたときに、前記推定損耗量Dを式1により算出し、
前記判定工程では、前記推定損耗量Dと前記しきい値dとを比較して、D≧dのときに前記燃焼室のメンテナンス時期であることを判定する、請求項7に記載の方法。 - 前記判定工程で前記燃焼室のメンテナンス時期が到来したと判定されたときに、前記燃焼室のメンテナンス時期であることを報知する報知工程をさらに含む、請求項7又は8に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013029162A JP6038681B2 (ja) | 2012-04-25 | 2013-02-18 | 流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012099987 | 2012-04-25 | ||
JP2012099987 | 2012-04-25 | ||
JP2013029162A JP6038681B2 (ja) | 2012-04-25 | 2013-02-18 | 流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013242128A true JP2013242128A (ja) | 2013-12-05 |
JP6038681B2 JP6038681B2 (ja) | 2016-12-07 |
Family
ID=49843169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013029162A Active JP6038681B2 (ja) | 2012-04-25 | 2013-02-18 | 流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6038681B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6871662B1 (ja) * | 2020-11-10 | 2021-05-12 | 日本エネルギーパートナーズ株式会社 | ボイラ伝熱管肉厚推測方法、ボイラ伝熱管肉厚推測装置、ボイラ伝熱管肉厚推測プログラムおよび当該方法に基づくボイラ伝熱管管理方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1122902A (ja) * | 1997-07-04 | 1999-01-26 | Babcock Hitachi Kk | 流動層燃焼ボイラ用機器の構成材料の摩耗量予測方法 |
JP2000002409A (ja) * | 1998-06-16 | 2000-01-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 流動層焼却炉の運転方法とその焼却炉 |
JP2008261523A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ボイラ及びボイラの運転方法 |
JP2008261747A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ボイラのモニタ装置 |
-
2013
- 2013-02-18 JP JP2013029162A patent/JP6038681B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1122902A (ja) * | 1997-07-04 | 1999-01-26 | Babcock Hitachi Kk | 流動層燃焼ボイラ用機器の構成材料の摩耗量予測方法 |
JP2000002409A (ja) * | 1998-06-16 | 2000-01-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 流動層焼却炉の運転方法とその焼却炉 |
JP2008261523A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ボイラ及びボイラの運転方法 |
JP2008261747A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | ボイラのモニタ装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6871662B1 (ja) * | 2020-11-10 | 2021-05-12 | 日本エネルギーパートナーズ株式会社 | ボイラ伝熱管肉厚推測方法、ボイラ伝熱管肉厚推測装置、ボイラ伝熱管肉厚推測プログラムおよび当該方法に基づくボイラ伝熱管管理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6038681B2 (ja) | 2016-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018536872A (ja) | ガス中に浮遊するエアロゾル粒子を測定するための方法および装置 | |
JP2010520997A (ja) | 粒子を検知する方法およびシステム | |
JP2004354370A (ja) | 浮遊粒子の検出、特性化及び/又は除去をするための方法及び装置 | |
JP6038681B2 (ja) | 流動床反応炉、メンテナンス時期の判定装置、及びメンテナンス時期の判定方法 | |
JP4900783B2 (ja) | ボイラの蒸気品質モニタリング装置 | |
US8012239B2 (en) | Method and apparatus for detecting leaks in bashouse bags | |
CN110100015A (zh) | 气体处理设备和使用该气体处理设备的操作方法 | |
Baron | Modern real-time aerosol samplers | |
EP2181753A1 (en) | A method and a device for verifying and controlling the removal of hydrogen fluoride from a process gas | |
KR101209428B1 (ko) | 가스상 유기화합물 센서를 이용한 발전기 상태 감시 장치 | |
JP5154131B2 (ja) | ボイラ及びボイラの運転方法 | |
Liu et al. | Experimental study on particle removal with gas-liquid cross-flow array system | |
JP2010229921A (ja) | ガスタービン発電設備 | |
JP5177703B2 (ja) | 連続焼鈍炉内の異物濃度測定装置 | |
CN104794148B (zh) | 煤种化验数据合规性自动监控系统及方法 | |
JP2000320823A (ja) | 流動層異常燃焼診断方法及び流動層異常燃焼診断装置 | |
KR101285557B1 (ko) | 비산재 조성 환경 분석을 위한 비산재 포집 시스템 | |
JP3783606B2 (ja) | 粒度分布測定装置 | |
FI121944B (fi) | Menetelmä termisen prosessin tuloksena syntyvän savukaasun koostumuksen valvomiseksi | |
JP3783574B2 (ja) | 粒度分布測定装置 | |
Nan et al. | Experimental study on the testing environment improvement of fire smoke detectors | |
TWI500444B (zh) | 高溫濾材檢測評估系統 | |
JP6152654B2 (ja) | 水中微粒子数の測定方法及び温純水供給設備 | |
KR20240107520A (ko) | 쿨런트 감시 장치 및 방법 | |
JP5825096B2 (ja) | 摩耗診断装置及び摩耗診断方法、並びに余寿命診断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150710 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160614 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161101 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6038681 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |