JP2013242014A - 制動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体の両面に磁気粘性流体の剪断応力を効果的に作用させ得る制動装置を提供する。
【解決手段】本発明は、第1の軟磁性体1と、第1の軟磁性体1に取り付けられるコイル3と、第2の軟磁性体2と、第1の軟磁性体1と第2の軟磁性体2との間に形成される作動室4と、作動室4の内部に設けられる回転体5と、回転体5と第1の軟磁性体1との間隙及び回転体5と第2の軟磁性体2との間隙に充填される磁気粘性流体6とを備え、回転体5が、軟磁性材料から成る低い磁気抵抗部5a,5bと、磁束が流れ難い高い磁気抵抗部5cとを有し、高い磁気抵抗部5cが、回転体5のコイル3と向かい合う部分に設けられている制動装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気粘性流体を用いた制動装置に関する。
従来、非可動体と、非可動体の内部で回転可能な可動体と、可動体と非可動体との間に充填される磁気粘性流体と、磁気粘性流体に印加される磁場を発生させるコイルとを備えた制動装置が知られている。
この種の制動装置は、磁場を磁気粘性流体に印加し、それにより磁気粘性流体の剪断応力が増加することを利用して、可動体の回転速度を減速させたり、その回転を停止させたりするものである。磁気粘性流体に印加される磁場は、コイルに電流を流すことによって発生させている。
しかしながら、この種の制動装置では、可動体が軟磁性材料から成る物体であり、可動体の磁気抵抗が低いため、磁束の大部分が可動体を流れることになる。従って、可動体のコイルと向き合った面には磁気粘性流体の剪断応力が作用するが、可動体の反対側の面には磁気粘性流体の剪断応力が作用し難いという問題があった。
特許第4695835号公報
本発明が解決しようとする課題は、回転体の両面に磁気粘性流体の剪断応力を効果的に作用させ得る制動装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は以下の制動装置を提供する。
1.第1の軟磁性体と、第1の軟磁性体に取り付けられるコイルと、第2の軟磁性体と、第1の軟磁性体と第2の軟磁性体との間に形成される作動室と、該作動室の内部に設けられる回転体と、該回転体と第1の軟磁性体との間隙及び該回転体と第2の軟磁性体との間隙に充填される磁気粘性流体とを備え、前記回転体が、軟磁性材料から成る低い磁気抵抗部と、磁束が流れ難い高い磁気抵抗部とを有し、該高い磁気抵抗部が、前記回転体の前記コイルと向かい合う部分に設けられている制動装置。
2.前記1に記載の制動装置であって、前記高い磁気抵抗部が、非磁性材料から成る物体である制動装置。
3.前記1に記載の制動装置であって、前記高い磁気抵抗部が、空隙である制動装置。
本発明の制動装置では、回転体が、軟磁性材料から成る低い磁気抵抗部と、磁束が流れ難い高い磁気抵抗部とを有し、該高い磁気抵抗部が、回転体のコイルと向かい合う部分に設けられている。従って、磁束が第1の軟磁性体から回転体を介して第2の軟磁性体まで殆ど減少することなく流れ、また、第2の軟磁性体から回転体を介して第1の軟磁性体まで殆ど減少することなく流れる。よって、本発明の制動装置によれば、回転体の両面に磁気粘性流体の剪断応力を効果的に作用させることが可能になる。
図1は、本発明に係る制動装置の作用を模式的に示す図である。 図2は、比較例に係る制動装置の作用を模式的に示す図である。 図3は、本発明の実施例1に係る制動装置の内部構造を示す断面図である。 図4は、実施例1で採用したロータ(回転体)を示す斜視図である。 図5は、実施例1及び比較例の制動特性を示すグラフである。 図6は、比較例のロータを示す斜視図である。 図7は、本発明の実施例2に係る制動装置の内部構造を示す断面図である。 図8は、実施例2で採用したロータ(回転体)を示す斜視図である。 図9は、実施例2及び比較例の制動特性を示すグラフである。
本発明の制動装置は、第1の軟磁性体1と、第1の軟磁性体1に取り付けられるコイル3と、第2の軟磁性体2と、第1の軟磁性体1と第2の軟磁性体2との間に形成される作動室4と、作動室4の内部に設けられる回転体5と、回転体5と第1の軟磁性体1との間隙及び回転体5と第2の軟磁性体2との間隙に充填される磁気粘性流体6とを備えて構成される(図1参照)。
比較例に係る制動装置も本発明の制動装置と同様に、第1の軟磁性体1’と、第1の軟磁性体1’に取り付けられるコイル3’と、第2の軟磁性体2’と、第1の軟磁性体1’と第2の軟磁性体2’との間に形成される作動室4’と、作動室4’の内部に設けられる回転体5’と、回転体5’と第1の軟磁性体1’との間隙及び回転体5’と第2の軟磁性体2’との間隙に充填される磁気粘性流体6’とを備えて構成される(図2参照)。
いずれの装置も、第1の軟磁性体1,1’及び第2の軟磁性体2,2’は非可動体であり、回転体5,5’は作動室4,4’の内部で自由に回転し得る可動体である点で共通している。しかしながら、本発明の回転体5は、図1に示したように、軟磁性材料から成る低い磁気抵抗部5a,5bと、磁束Fが流れ難い高い磁気抵抗部5cとを有し、高い磁気抵抗部5cが、回転体5のコイル3と向かい合う部分に設けられている点で、図2に示したように、全体が軟磁性材料から成り、低い磁気抵抗を示す物体である比較例の回転体5’と異なる。
比較例に係る制動装置では、図2に示したように、磁束Fが第1の軟磁性体1’から回転体5’まで流れると、磁束Fの大部分が回転体5’に流れてしまう。従って、第1の軟磁性体1’から回転体5’を介して第2の軟磁性体2’まで流れる磁束Fは僅かなものとなる。この構成によれば、磁束Fの大部分が回転体5’から第1の軟磁性体1’まで流れるため、第1の軟磁性体1’と回転体5’との間隙に充填された磁気粘性流体6’の剪断応力は、回転体5’の一面(第1の軟磁性体1’に対向する面)に作用する。しかしながら、第2の軟磁性体2’から回転体5’を介して第1の軟磁性体1’まで流れる磁束Fは僅かなものであるため、第2の軟磁性体2’と回転体5’との間隙に充填された磁気粘性流体6’の剪断応力は、回転体5’の他面(第2の軟磁性体2’に対向する面)に殆ど作用しない。従って、大きな制動力を発生させることが困難である。
対照的に、本発明の制動装置では、図1に示したように、磁束Fが第1の軟磁性体1から回転体5まで流れても、高い磁気抵抗部5cによって磁束Fの流れが規制されるため、磁束Fが回転体5を通過して第2の軟磁性体2まで殆ど減少することなく流れる。また、磁束Fが第2の軟磁性体2から回転体5を介して第1の軟磁性体1まで殆ど減少することなく流れる。この構成によれば、磁気粘性流体6の剪断応力が回転体5の両面に効果的に作用するので、大きな制動力を発生させることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明するが、本発明の技術的範囲は以下の説明の内容に限定されるものではない。
図3は、本発明の実施例1に係る制動装置の内部構造を示す断面図である。この図に示したように、本実施例に係る制動装置は、ハウジング10、コイル保持部20、コイル30、作動室40、ロータ50、プレート60及び磁気粘性流体70を有して構成されている。
ハウジング10は、周壁11、端壁12及び底壁13を有して構成されている。周壁11は、軟磁性材料から成り、その形状は、円筒形である。周壁11は、本発明の「第2の軟磁性体」に相当する。端壁12は、非磁性材料から成り、周壁11の一方の端部に接着剤を用いて接着されている。底壁13は、非磁性材料から成り、周壁11の他方の端部に接着剤を用いて接着されている。接着剤の例としては、エポキシ系接着剤が挙げられる。接着剤の使用は、結合部からの磁気粘性流体70の漏洩を防止できるという利点がある。なお、端壁12を軟磁性材料で構成し、周壁11と端壁12を一体に成形することも可能である。また、底壁13を軟磁性材料で構成し、周壁11と底壁13を一体に成形することも可能である。
端壁12の中央には、軸受け80の一方の端部が挿通される穴が形成されている。軸受け80は、非磁性材料から成り、軸と結合する穴を有する。本実施例では、軸は、制動装置によって制御される物体の構成要素であり、制動装置の構成要素ではない。なお、軸受け80に代えて軸を採用し、この軸を制動装置によって制御される物体に結合させるように構成することもできる。
底壁13の中央には、コイル保持部20の一部が挿通される穴が形成されている。コイル保持部20は、軟磁性材料から成り、接着剤を用いて底壁13に固定されている。コイル保持部20は、本発明の「第1の軟磁性体」に相当する。接着剤の例としては、エポキシ系接着剤が挙げられる。接着剤の使用は、結合部からの磁気粘性流体70の漏洩を防止できるという利点がある。コイル保持部20の中央には、軸受け80が挿通される穴が形成されている。
コイル保持部20は、筒部20aと、筒部20aを挟んで外側に張り出したフランジ部20b,20cとを有する。コイル30は、筒部20aとフランジ部20b,20cで囲まれた空間に配置され、コイル保持部20に取り付けられている。コイル30には、コイル30に電流を流すためのリード線(図示せず)が接続されている。
作動室40は、周壁11の内周面と、該内周面に対して平行なコイル保持部20の外周面(フランジ部20b,20cの外周面)との間に形成される。周壁11の内周面は、ハウジング10の内部において、ロータ50の回転中心から径方向に最も離れた位置にある。つまり、作動室40は、ハウジング10の内部において、最も外側に存在している。
作動室40の内部には、ロータ50が設けられている。ロータ50は、周壁11の内周面との間に隙間を有する外周面と、コイル保持部20の外周面との間に隙間を有する内周面とを有する円筒形である。ロータ50は、本発明の「回転体」に相当する。
本実施例で採用したロータ50は、図4に示したように、共に軟磁性材料から成る2つの円筒部(第1円筒部50a及び第2円筒部50b)の間に非磁性材料から成る円筒部(第3円筒部50c)を挟んだ三層構造である。第3円筒部50cは、接着剤を用いて第1円筒部50a及び第2円筒部50bに接着されている。接着剤の例としては、エポキシ系接着剤が挙げられる。
第1円筒部50a及び第2円筒部50bは、本発明の「低い磁気抵抗部」に相当する。第3円筒部50cは、本発明の「高い磁気抵抗部」に相当し、また、本発明の「非磁性材料から成る物体」に相当する。第3円筒部50cは、図3に示したように、ロータ50のコイル30と向かい合う部分に設けられている。
ロータ50は、プレート60を介して軸受け80に接続されている。この構成によれば、制動装置によって制御される物体の軸が回転し、それに伴い軸受け80が回転する時には、ロータ50とプレート60が一緒に回転する。プレート60は、非磁性材料から成り、端壁12とコイル保持部20との間に形成される隙間に設けられている。この隙間は、作動室40と連通している。
ロータ50は、接着剤を用いてプレート60に固定されている。接着剤の例としては、エポキシ系接着剤が挙げられる。なお、プレート60を軟磁性材料で構成し、ロータ50とプレート60を一体に成形することも可能である。
磁気粘性流体70は、合成油等の流体中に強磁性粒子を分散させた懸濁液であり、無磁場の状態では液状であるが、磁場を印加すると分散していた粒子が互いに連結して架橋構造を形成し、磁場強度に応じて剪断応力が増加する性質を有するものである。磁気粘性流体70は、作動室40の内部に充填される。すなわち、磁気粘性流体70は、ロータ50と周壁11との間の隙間及びロータ50とコイル保持部20との間の隙間に充填される。本実施例では、端壁12とコイル保持部20との間に形成される隙間からの磁気粘性流体70の漏洩を防止するために、Oリング90が配設されている。
本実施例で採用したロータ50は、軟磁性材料と非磁性材料で構成され、また、プレート60は、非磁性材料で構成されているので、コイル30への通電を止めた後に、ロータ50及びプレート60に磁化が残存しない。従って、ロータ50及びプレート60を自由に回転させることができる。
上記のように構成される制動装置は、ロータ50の回転中に、リード線を介してコイル30に電流を供給すると、磁場が発生し、この磁場は、磁気粘性流体70に印加される。それにより、磁気粘性流体70の剪断応力が生じて、ロータ50の回転速度を減速させたり、ロータ50の回転を停止させたりすることができる。
本実施例に係る制動装置では、ロータ50が、低い磁気抵抗部(第1円筒部50a及び第2円筒部50b)と、磁束が流れ難い高い磁気抵抗部(第3円筒部50c)とを有し、高い磁気抵抗部(第3円筒部50c)が、ロータ50のコイル30と向かい合う部分に設けられている。従って、磁束がコイル保持部20からロータ50を介して周壁11まで殆ど減少することなく流れ、また、周壁11からロータ50を介してコイル保持部20まで殆ど減少することなく流れる。よって、本実施例に係る制動装置によれば、ロータ50の外周面及び内周面に磁気粘性流体70の剪断応力を効果的に作用させることができ、その結果、大きな制動力を発生させることができる。
また、本実施例に係る制動装置では、作動室40は、ハウジング10の内部において、最も外側に存在している。一方、ロータ50は、作動室40の内部に設けられ、また、周壁11の内周面との間に隙間を有する外周面と、コイル保持部20の外周面との間に隙間を有する内周面とを有する円筒形である。作動室40の内部には、磁気粘性流体70が充填されるため、磁気粘性流体70を挟んで互いに向き合う面には、周壁11の内周面とロータ50の外周面だけでなく、コイル保持部20の外周面とロータ50の内周面も含まれる。従って、磁気粘性流体70を挟んで互いに向き合う面の面積を大きくすることが可能である。この構成によれば、ロータ50の回転中心から最も離れた位置で、磁気粘性流体70に接する面積が大きいロータ50の外周面及び内周面に、磁気粘性流体70の剪断応力を作用させることができるので、より大きな制動力を発生させることができる。
図5は、実施例1に係る制動装置と比較例に係る制動装置の制動特性を示すグラフである。比較例に係る制動装置は、図6に示したように、ロータ50’の全体が、軟磁性材料から構成されている点で、実施例1に係る制動装置と異なる。このグラフで示されているように、実施例1に係る制動装置は、コイル30に供給される電流の値が大きくなるに従って、比較例に係る制動装置よりも大きなトルクを発生させることができる。
図7は、本発明の実施例2に係る制動装置の内部構造を示す断面図であり、図8は、本実施例で採用したロータ50を示す斜視図である。これらの図に示したように、本実施例に係る制動装置は、ロータ50の構造が実施例1に係る制動装置と異なる。
本実施例で採用したロータ50は、本発明の「回転体」に相当する。このロータ50は、軟磁性材料から成り、かつロータ50のコイル30と向かい合う部分には、複数の空隙50eを有する。ロータ50の軟磁性材料から構成された部分50dは、本発明の「低い磁気抵抗部」に相当し、空隙50eは、本発明の「高い磁気抵抗部」に相当する。
本実施例に係る制動装置では、実施例1に係る制動装置と同様に、ロータ50が、低い磁気抵抗部(軟磁性材料から構成された部分50d)と、磁束が流れ難い高い磁気抵抗部(空隙50e)とを有し、高い磁気抵抗部(空隙50e)が、ロータ50のコイル30と向かい合う部分に設けられている。従って、磁束がコイル保持部20からロータ50を介して周壁11まで殆ど減少することなく流れ、また、周壁11からロータ50を介してコイル保持部20まで殆ど減少することなく流れる。よって、本実施例に係る制動装置によれば、ロータ50の外周面及び内周面に磁気粘性流体70の剪断応力を効果的に作用させることができ、その結果、大きな制動力を発生させることができる。
図9は、実施例2に係る制動装置と比較例に係る制動装置の制動特性を示すグラフである。比較例に係る制動装置は、図6に示したように、ロータ50’の全体が、軟磁性材料から構成されている点で、実施例2に係る制動装置と異なる。このグラフで示されているように、実施例2に係る制動装置は、コイル30に供給される電流の値が大きくなるに従って、比較例に係る制動装置よりも大きなトルクを発生させることができる。
1,1’ 第1の軟磁性体
2,2’ 第2の軟磁性体
3,3’ コイル
4,4’ 作動室
5,5’ 回転体
5a,5b 低い磁気抵抗部
5c 高い磁気抵抗部
6,6’ 磁気粘性流体
10 ハウジング
11 周壁
12 端壁
13 底壁
20 コイル保持部
20a 筒部
20b,20c フランジ部
30 コイル
40 第1作動室
50,50’ ロータ
50a 第1円筒部
50b 第2円筒部
50c 第3円筒部
50d 軟磁性材料から構成された部分
50e 空隙
60 プレート
70 磁気粘性流体
80 軸受け
90 Oリング

Claims (3)

  1. 第1の軟磁性体と、
    第1の軟磁性体に取り付けられるコイルと、
    第2の軟磁性体と、
    第1の軟磁性体と第2の軟磁性体との間に形成される作動室と、
    該作動室の内部に設けられる回転体と、
    該回転体と第1の軟磁性体との間隙及び該回転体と第2の軟磁性体との間隙に充填される磁気粘性流体とを備え、
    前記回転体が、軟磁性材料から成る低い磁気抵抗部と、磁束が流れ難い高い磁気抵抗部とを有し、該高い磁気抵抗部が、前記回転体の前記コイルと向かい合う部分に設けられている制動装置。
  2. 前記高い磁気抵抗部が、非磁性材料から成る物体である請求項1に記載の制動装置。
  3. 前記高い磁気抵抗部が、空隙である請求項1に記載の制動装置。
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