JP2013240729A - 変圧器の塗装設備、及び、塗装方法 - Google Patents

変圧器の塗装設備、及び、塗装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】塗装設備では円柱型、矩形型、その他部品と様々な被塗装物が混在して流れる為、形状ごとに違った塗装方法を行うことを課題とする。
【解決手段】 前記被塗装物の形、形状、または大きさを検出する被塗装物形状検出部を設け、前記被塗装物形状検出部から出力情報が制御部に入力され、前記制御部では、検出された被塗装物の形状などに対応するように、塗装を行うように制御する。
例えば、円柱型の場合は回転させながら塗装ガンによって塗装を行い、矩形型は対面塗装後、90度回転させて未塗装部分を塗装する。
又、円柱形状の前記被塗装物である場合に、回転機構部の回転速度を制御して、円柱形状の前記被塗装物の表面に対する前記塗装ガンの相対速度を一定とするようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、変圧器の塗装設備、及び、塗装方法に関するものである。
近年、変圧器の塗装に対する顧客ニーズは防錆力だけに留まらず、より長期的な塗膜の保持状況、更には美しい外観塗装が求められている。
従来の被塗装物は裏側がスプレーだけでは塗装できない中空リブや銘板座などの部品が取付く構造であったためデッピング方式にて上塗りを行う必要があったが、この方式は塗膜厚の確保は可能であるものの、塗装のタレ、タマリが発生する場合があった。
これに対して、例えば、特許文献1は、塗料のタレを生ずることなくワークの両側面に塗装を施せるようにした塗装方法及び装置を提供する技術について、開示のあるものである。
特開平6-421
塗装品質についての改善について、上塗り塗装を塗装ガンによるスプレー方式に変更し、外観の向上を図る方法があげられる。
但し、手動塗装のみでスプレー方式を行うと工数が増大してしまう為、自動塗装の行える塗装設備を導入することが好ましい。
これらの塗装設備では円柱型、矩形型、その他部品と様々な被塗装物が混在して流れることもあり、形状ごとに違った塗装方法を行うことも必要である。
例えば円柱型の場合は回転させながら塗装を行い、矩形型は対面塗装後、90度回転させて未塗装部分を塗装する。
又、従来の技術では被塗装物を回転させる際、スプロケットを取付けた吊具をチェーンやラック等を用いて、コンベヤの前進する力を利用し被塗装物を回転させている為、被塗装物の外径周速を制御することが出来ない。例えば被塗装物の外径が大きい場合は周速が速過ぎる場合が有る。
しかし、ラインを流れる被塗装物のサイズは多種多様であり、スプロケットの外径により被塗装物が一周するまでの時間が決まってしまうため、流れてくる被塗装物の外径により被塗装物外面の周速が変動する。又、外径が小さい場合には遅過ぎる場合がある。その為、被塗装物それぞれの塗装条件を適正に保つことが困難であった。
また、変圧器の外装には、放熱用のリブが縦方向に設けられているものがあり、このリブにも塗装をすることが必要であり、例えば、塗り残しの無い様に工夫が必要である。
そこで本発明は被塗装物の形状、寸法に応じて塗装条件を適正に保って塗装される変圧器の塗装方法を提案すること、及び、変圧器を塗装する塗装設備を提供することを課題とする。
例えば被塗装物形状に応じて被塗装物の塗装方法を変更可能な塗装設備を提供することを課題とする。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、以下のような構成とするものである。
変圧器タンクの形状及び、寸法を検出し、その検出結果に対応させた塗装が可能な塗装機構、塗装方法を実施出来るようにする。
変圧器タンクの被塗装物を吊り下げる吊具を検出する吊具検出部を設ける。また、前記被塗装物の形、形状または大きさを検出する被塗装物形状検出部を設ける。
前記吊具検出部から出力される情報、または、前記被塗装物形状検出部から出力される情報が制御部に入力される。
前記制御部では、前記情報が入力された後に、被塗装物に対応する塗装方法を実施出来るようにする。または、前記制御部では、前記情報が入力された後に、被塗装物に対応して塗装を行う機構部の制御を行うようにする。
ここで、本発明の構成について、以下に別の表現にて、説明をする。
被塗装物を搬送する搬送部と、被塗装物に塗料を塗装する塗装ガンと、前記塗装ガンの被塗装物に対する相対的な位置を変位させる塗装ガン用レシプロケータと、矩形形状の前記被塗装物を支持する第1の吊具と、前記搬送部の搬送速度を検出する搬送速度検出部と、前記被塗装物の形、形状または大きさを検出する被塗装物形状検出部と、前記搬送速度検出部からの出力情報と、前記被塗装物形状検出部からの出力情報とが入力され、前記塗装ガン用レシプロケータを制御する制御部とを備え、前記塗装ガン用レシプロケータ設置位置に対応した位置に角度変更部を設け、矩形形状の前記被塗装物である場合に、前記第1の吊具が前記搬送部によって搬送される際に、前記角度変更部によって、前記第1の吊具の前記塗装ガンに対する角度が変更され、前記第1の吊具の角度の変更に対応して、前記塗装ガンに対面するようになった矩形形状の前記被塗装物の面が塗装されるようにする。
また、前記角度変更部によって、前記第1の吊具の前記塗装ガンに対する角度が約90度変更されるようにする。
また、円柱形状の前記被塗装物を支持して回転する第2の吊具と、前記第2の吊具を回転させる回転機構部と、前記搬送部の搬送速度を検出する搬送速度検出部と、前記被塗装物の形、形状または大きさを検出する被塗装物形状検出部と、前記搬送速度検出部からの出力情報と、前記被塗装物形状検出部からの出力情報とが入力され、前記塗装ガン用レシプロケータと、前記回転機構部とを制御する制御部とを備え、円柱形状の前記被塗装物である場合に、前記回転機構部の回転速度を制御して、円柱形状の前記被塗装物の表面に対する前記塗装ガンの相対速度を一定とするようにする。
また、前記被塗装物形状検出部からの情報によって、円柱形状の前記被塗装物が検出され、基準となる直径と比較し、検出された直径の方が基準となる直径よりも大きい場合に、前記回転機構部の回転速度が検出された直径の方が基準となる直径よりも小さい回転速度となるように前記制御部が前記回転機構部を制御するようにする。
また、被塗装物を搬送する搬送部と、被塗装物に塗料を塗装する塗装ガンと、前記塗装ガンの被塗装物に対する相対的な位置を変位させる塗装ガン用レシプロケータと、矩形形状の前記被塗装物を支持する第1の吊具と、円柱形状の前記被塗装物を支持して回転する第2の吊具と、前記第2の吊具を回転させる回転機構部と、前記第1の吊具と前記第2の吊具とを検出する吊具検出部と、前記搬送部の搬送速度を検出する搬送速度検出部と、前記被塗装物の形、形状または大きさを検出する被塗装物形状検出部と、前記吊具検出部からの出力情報と、前記搬送速度検出部からの出力情報と、前記被塗装物形状検出部からの出力情報とが入力され、前記塗装ガン用レシプロケータと、前記回転機構部とを制御する制御部とを備え、円柱形状の前記被塗装物である場合と、矩形形状の前記被塗装物である場合とで、前記被塗装物に対応するように、前記塗装ガン、前記回転機構部の制御を切替えて、前記被塗装物を塗装するようにする。
本発明によれば、変圧器を良好に塗装する変圧器の塗装方法、及び、良好に変圧器を塗装する塗装設備を提供することが可能である。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明についての実施例である自動塗装設備の外観図 360度回転機構部の概要図 90度回転機構部の概要図 塗装例 本設備導入時のタンク吊り装置の実施例の概要図 従来タンク吊り方法の概要図
以下、実施例について図面を用いて説明する。
本発明の塗装設備の本実施例として、塗装される被塗装物の形状によって塗装方法の変更が可能な塗装設備、自動塗装装置の例を説明する。
具体的な実施例の説明の前に、本発明の実施例の概要を以下に、説明する。
変圧器タンクの被塗装物が搬送コンベアによって、搬送される。その際に、変圧器タンクは、被塗装物を吊り下げる吊具によって、支持、吊り下げられる。前記吊具は、搬送コンベアによって、搬送速度で、移動するような機構となっている。
変圧器タンクの被塗装物を吊り下げる吊具を検出する吊具検出部を設ける。また、前記被塗装物の形、形状または大きさを検出する被塗装物形状検出部を設ける。
前記吊具検出部から出力される情報、または、前記被塗装物形状検出部から出力される情報が制御部に入力される。
前記制御部では、前記情報が入力された後に、被塗装物に対応する塗装方法を実施出来るようにする。または、前記制御部では、前記情報が入力された後に、被塗装物に対応して塗装を行う機構部の制御を行うようにする。
例えば、矩形型の変圧器タンクのような被塗装物が矩形形状である場合には、前記矩形形状の被塗装物を支持する第1の吊具を回転させて、塗料の塗装を行う塗装ガンによって、前記矩形形状の被塗装物を塗装するようにする。前記制御部は、前記第1の吊具の回転制御や、前記塗装ガンで塗装面を塗装出来るように、前記塗装ガンの位置の移動制御、移動速度の制御等が行えるように制御するものである。
前記矩形形状の被塗装物は、複数の塗装面があり、各々の塗装面毎に前記塗装ガンに対する角度が異なる。よって、前記矩形形状の被塗装物が有する複数の塗装面を塗装出来るように、任意の前記塗装面が前記塗装ガンに対面する、若しくは、前記塗装ガンに面する、向かい合うようにする。
その為に、ある面が塗装ガンで塗装されるように、前記第1の吊具の角度を変えるように回転させて、前記塗装ガンでの塗装の前に、前記矩形状の被塗装物の塗装面の前記塗装ガンに対する角度を変える。そして、前記塗装ガンが前記塗装面に対面する、面する、向わせられるようにして、塗装ガンで前記塗装面を塗装する。
また、ある面が塗装ガンで塗装された後に、前記第1の吊具の角度を変えるように回転させて、前記矩形状の被塗装物の塗装面の前記塗装ガンに対する角度を変える。そして、新たに前記塗装ガンが前記塗装面に対面する、面する、向わせられるようになった前記塗装面を、塗装ガンで塗装する。
前記第1の吊具の角度を変えるように回転させて、前記矩形状の被塗装物の塗装面の前記塗装ガンに対する角度を変えることと、塗装面を前記塗装ガンで塗装することを順次行えるように、繰り返すようにしても良い。
一方、例えば、円柱型の変圧器タンクのような被塗装物が円柱形状である場合には、前記円柱形状の被塗装物を支持する第2の吊具を回転させて、塗料の塗装を行う塗装ガンによって、前記円柱形状の被塗装物を塗装するようにする。前記制御部は、前記第2の吊具の回転制御や、前記塗装ガンで塗装面を塗装出来るように位置の移動制御、移動速度の制御等が行えるように制御するものである。
例えば、円柱型の変圧器タンクのような被塗装物が円柱形状である場合には、前記円柱形状の被塗装物を支持する第2の吊具を回転させて、塗料の塗装を行う塗装ガンによって、前記円柱形状の被塗装物を塗装するようにする。
ここで、前記被塗装物形状検出部からの情報によって、前記円柱状の被塗装物の直径が複数検出された場合の制御について、説明する。
例えば、前記被塗装物形状検出部からの情報によって、円柱形状の直径が検出され、検出された直径と基準となる直径が異なる場合には、前記回転駆動部の回転速度を変えて、前記塗装ガンの前記被塗装物の円柱形状の塗装面に対する相対速度が所定の大きさとなるようにする。
このように、被塗装物の円柱形状の直径の大きさが変っても、前記塗装ガンの塗装面に対する相対速度が所定の大きさとなることで、塗装面に塗装される塗装膜の膜厚の大きさは、所定の大きさとなるように出来ることになる。
なお、検出された直径の方が基準となる直径よりも大きい場合には、前記回転駆動部の回転速度を変えて、検出された直径の方が基準となる直径よりも小さい回転速度となるように前記制御部が前記回転駆動部を制御する前記塗装ガンの前記被塗装物の円柱形状の塗装面に対する相対速度が所定の大きさとなるようにする。
これは、大きい直径の円周の表面の方が、単位時間の回転角度が同じならば、周速度が大きくなる為、速くなり過ぎないように、回転の角速度を小さくするものである。従って、小さい直径の円周の表面の方が、角速度が同じならば、周速度が小さくなる為、遅くなり過ぎないように、回転の角速度を大きくすることになる。
また、前記塗装ガンの前記被塗装物の円柱形状の塗装面に対する相対速度の所定の大きさの値は、前記塗装ガンの塗料の噴出し部と被塗装物との距離、噴出し時の塗料の広がり範囲、広がり角度、噴出される塗料の時間当たりの量などを元に、塗装膜の膜厚の大きさが所望の値となるように、設定されるものである。
ここで、図1は、本実施例における塗装設備の自動塗装設備100の構成図の例である。
自動塗装設備100は、搬送部である搬送コンベヤの搬送速度を検出する搬送コンベヤの速度センサ101、吊具判別センサ102、寸法測定センサ103、360度回転機構104、レシプロケータ105、90度回転機構106、制御部107を有する。
図1には、矩形型タンクのA、円柱型タンクのBが塗装できる。
矩形型タンクA、円柱型タンクBは、それぞれ、搬送コンベアを搬送速度で移動する吊部によって、支持、吊られて、移動する。
矩形型タンクA、円柱型タンクBを支持、吊る吊具の形状が、異なる形状とされることで、吊具を検出する吊具検出部である前記吊具判別センサ102から出力された情報によって、制御部107で、その違いを検出することが出来る。
また、変圧器タンクなどの被塗装物の、形、形状、または大きさを検出する被塗装物形状検出部である寸法測定センサ103から出力された情報によって、制御部107で、その形、形状、または大きさを検出することが出来る。
吊具検出部である前記吊具判別センサ102、または、被塗装物形状検出部である寸法測定センサ103から出力された情報によって、矩形型タンクA、円柱型タンクBなどの被塗装物の違いを検出した後に、矩形型タンクA、円柱型タンクBのそれぞれの被塗装物に対応する塗装方法となるように、制御部107が制御するようにする。
若しくは、矩形型タンクA、円柱型タンクBのそれぞれの被塗装物に対応して、塗装出来るように、塗装を行う機構部を制御部107が制御するものである。
また、図1の制御部107において、「形状別制御部」は、例えば、矩形型タンクA、円柱型タンクBのそれぞれの被塗装物の形状などを前記吊具検出部である前記吊具判別センサ102、または、被塗装物形状検出部である寸法測定センサ103から出力された情報から検出、判別するようにし、被塗装物の形状などに対応するように、塗装に関する機構部への制御の切り替えを行うものである。
また、被塗装物形状検出部である寸法測定センサ103からの出力情報によって、図1の制御部107の「距離測定部」によって、前記塗装ガンから被塗装物の塗装面までの距離を検出し、前記塗装ガンから前記被塗装物の塗装面までの距離を所定の大きさの値となるように制御するようにしても良い。
まず、矩形型タンクAから説明する。
塗装品質を好適にするには、被塗装物に塗装される塗装膜の膜厚が略一定となることを目安とすると良い。
そのため、以下の(a)〜(c)とすることを検討した。
(a)被塗装物の塗装面と塗装ガン(以下、スプレーガン)の先端との距離を一定とする。
(b)塗装ガンを支持する塗装ガン用レシプロケータで、前記塗装ガンの塗装時の上下速度も一定とする。
(c)搬送部の移動速度であるワーク流れの速度も一定とする。
矩形形状の被塗装物である矩形型タンクでは、ワーク流れ速度、塗装ガンの上下速度を工夫した。
矩形型タンクの塗装にレシプロケータ105を使用した場合、一回に一面塗りしか行うことが出来ないため、図4のように重なり合うような塗装をより細かく行う必要が有った。
又、ワーク流れ速度は、乾燥時間などにより制約があった為、塗装ガンの上下速度を調整し、実質的に8回塗りを行うこととした。
以上の塗装を図1のレシプロケータ105を4台にて、それぞれ1面ずつ対面の塗装を行う。しかし、図1のままではワーク流れに対して水平面しか塗装することができないため、被塗装物であるワークを90度姿勢変更する必要がある。
図3はワークを90度姿勢変更するための機構を表す。
この90度姿勢変更する回転機構は、上下用シリンダ302と角度変更部である回転バー303を有する。
回転バー303は上下シリンダの出し入れと同期して上下する機構である。
搬送部であるコンベヤより流れてきた被塗装物であるワークの位置を90度変更させるためワークが対面塗装を終えた後、回転バー303の出し入れを行い、十字型の形状を有する吊具である90度回転用吊具301と、コンベヤの移動力により90度回転させる。
次に、円柱形状の前記被塗装物である円柱型タンクでは、前記の矩形型タンクを参考として、回転速度、チェーンの速度を制御している。
又、円柱型タンク外面に補修箇所が発生しないように吊り方を工夫した。
円柱型タンクを塗装する場合は4台のレシプロケータ105を使用して回転しながら塗装を行うことが可能な為、各レシプロケータ105にて2重塗りを行うようにタンクの回転速度を制御し、レシプロケータ105に対しての外面通過速度を全ての円柱状タンクにおいて同一になるよう制御方法を工夫した。
図2に回転制御を行う回転制御装置を記す。
なお、図2の前記回転制御装置の制御を行うのが、図1の制御部107における「回転制御部」である。
図2の回転制御装置は回転駆動部201、回転用チェーン202、回転ガイド204を有する。また、ワークを回転させるために360度回転用吊具203を用いる。
回転駆動部201は、レシプロケータも制御する制御部から出力された周波数で回転用チェーンを回転させる機構である。
回転用チェーン202は360度回転用吊具203のスプロケット部と噛み合い吊具を回転させる機構である。
回転ガイド204は吊具が回転する際に、スプロケットが歯飛びしないように吊具のがたつきを抑える機構である。
360度回転用吊具203につられた円柱型タンクが各レシプロケータ105の塗装位置に到達するとシリンダが前進して回転用チェーン202と回転ガイド204を360度回転用吊具に押し付ける。
それと同時にレシプロケータ105の制御部にてタンク外形より算出した回転速度が出力され、回転駆動部201が回転用チェーンを出力された速度で回転させる。 この制御を行うのは、前記「(b)塗装ガンを支持する塗装ガン用レシプロケータで、前記塗装ガンの塗装時の上下速度も一定とする。」ようにすることを狙うものである。
例えば、2種類の異なる直径の円柱形状のタンクを塗装する場合において、説明する。
先ず、円柱形状の前記被塗装物が検出され、検出された直径の方が基準となる直径よりも大きい場合には、検出された直径のタンクの方が基準となる直径のタンクよりも小さい回転速度となるように前記制御部が前記回転機構部を制御するようにする。
又、従来例として、図6のように吊って塗装しているため吊具付近501には補修必要箇所が発生することがあった。
円柱型タンクは内面に中身固定用ナット503を有する為、タンクの吊方法を図5のように内面にある固定用ナット503を用いて円柱型タンクを吊ることで吊具がタンクに触れずに補修箇所が発生しなくなる。
回転速度の算出方法は制御部にてワーク検出センサの入力時間をコンベヤの駆動速度を用いて外形を算出し、その外周と360度回転用吊具203が有するスプロケットの外周比を計算して検出したタンクが必要とする回転速度を出力する。
なお、前記(b)に基づく、前記塗装ガンの塗装時の上下速度を一定、若しくは、所定の速度の大きさの値にするのは、前記制御部107によって、制御されるようにするものである。その際に、搬送部である搬送コンベヤの搬送速度を検出する搬送コンベヤの速度センサ101、吊具を検出する吊具検出部である吊具判別センサ102、被塗装物の、形、形状、または大きさを検出する被塗装物形状検出部である寸法測定センサ103から出力され、前記制御部107に入力された後に、これらの情報を参照して、制御されるようにしても良い。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上気した実施例は本発明をわかりやすく説明する為に詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施令の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、またある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換えをすることが可能である。
また上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部、又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現しても良い。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサはそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するコkとによりソフトウェアで実現しても良い。各機能を実現するプログラム、テープ、ファイルなどの情報は、メモリや、ハードディスク、SSD、(solid state drive)などの記憶装置、又は、ICカード、SD カード、DVD等の記録媒体におくことが出来る。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えても良い。
A 矩形型タンク
B 円柱型タンク
100 自動塗装設備
101 搬送コンベヤの速度センサ
102 吊具判別センサ
103 寸法測定センサ
104 360度回転機構
105 レシプロケータ
106 90度回転機構
107 制御部
201 回転駆動部
202 回転チェーン
203 360度回転用吊具
204 回転ガイド
301 90度回転用吊具
302 上下シリンダ
303 回転バー
401 ワーク表面
402 塗装ガン流れ
501 吊具付近
502 吊具
503 中身固定ナット

Claims (7)

  1. 被塗装物を搬送する搬送部と、
    被塗装物に塗料を塗装する塗装ガンと、
    前記塗装ガンの被塗装物に対する相対的な位置を変位させる塗装ガン用レシプロケータと、
    矩形形状の前記被塗装物を支持する第1の吊具と、
    前記搬送部の搬送速度を検出する搬送速度検出部と、
    前記被塗装物の形、形状または大きさを検出する被塗装物形状検出部と、
    前記搬送速度検出部からの出力情報と、前記被塗装物形状検出部からの出力情報とが
    入力され、前記塗装ガン用レシプロケータを制御する制御部と
    を備え、
    前記塗装ガン用レシプロケータ設置位置に対応した位置に角度変更部を設け、
    矩形形状の前記被塗装物である場合に、
    前記第1の吊具が前記搬送部によって搬送される際に、前記角度変更部によって、前記第1の吊具の前記塗装ガンに対する角度が変更され、
    前記第1の吊具の角度の変更に対応して、
    前記塗装ガンに対面するようになった矩形形状の前記被塗装物の面が塗装される
    ことを特徴とする塗装設備。
  2. 前記請求項1記載の塗装設備において、
    前記角度変更部によって、前記第1の吊具の前記塗装ガンに対する角度が約90度変更される
    ことを特徴とする塗装設備。
  3. 被塗装物を搬送する搬送部と、
    被塗装物に塗料を塗装する塗装ガンと、
    前記塗装ガンの被塗装物に対する相対的な位置を変位させる塗装ガン用レシプロケータと、
    円柱形状の前記被塗装物を支持して回転する第2の吊具と、
    前記第2の吊具を回転させる回転機構部と、
    前記搬送部の搬送速度を検出する搬送速度検出部と、
    前記被塗装物の形、形状または大きさを検出する被塗装物形状検出部と、
    前記搬送速度検出部からの出力情報と、前記被塗装物形状検出部からの出力情報とが
    入力され、前記塗装ガン用レシプロケータと、前記回転機構部とを制御する制御部と
    を備え、
    円柱形状の前記被塗装物である場合に、
    前記回転機構部の回転速度を制御して、円柱形状の前記被塗装物の表面に対する前記塗装ガンの相対速度を一定とする
    ことを特徴とする塗装設備。
  4. 前記請求項3記載の塗装設備において、
    前記被塗装物形状検出部からの情報によって、
    第1の直径の円柱形状の前記被塗装物が検出され、
    または、第2の直径の円柱形状の前記被塗装物が検出され、
    第1の直径の方が第2の直径よりも大きい場合に、
    前記回転機構部の回転速度が
    第1の直径の方が第2の直径よりも小さい回転速度となるように前記制御部が前記回転機構部を制御する
    ことを特徴とする塗装設備。
  5. 被塗装物を搬送する搬送部と、
    被塗装物に塗料を塗装する塗装ガンと、
    前記塗装ガンの被塗装物に対する相対的な位置を変位させる塗装ガン用レシプロケータと、
    矩形形状の前記被塗装物を支持する第1の吊具と、
    円柱形状の前記被塗装物を支持して回転する第2の吊具と、
    前記第2の吊具を回転させる回転機構部と、
    前記第1の吊具と前記第2の吊具とを検出する吊具検出部と、
    前記搬送部の搬送速度を検出する搬送速度検出部と、
    前記被塗装物の形、形状または大きさを検出する被塗装物形状検出部と、
    前記吊具検出部からの出力情報と、前記搬送速度検出部からの出力情報と、前記被塗装物形状検出部からの出力情報とが
    入力され、前記塗装ガン用レシプロケータと、前記回転機構部とを制御する制御部と
    を備え、
    円柱形状の前記被塗装物である場合と、矩形形状の前記被塗装物である場合とで、
    前記被塗装物に対応するように、前記塗装ガン、前記回転機構部の制御を切替えて、前記被塗装物を塗装する
    ことを特徴とする塗装方法。
  6. 前記請求項5記載の塗装方法において、
    前記塗装ガン用レシプロケータ設置位置に対応した位置に角度変更部を設け、
    矩形形状の前記被塗装物である場合に、
    前記第1の吊具が前記搬送部によって搬送される際に、前記角度変更部によって、前記第1の吊具の前記塗装ガンに対する角度が変更され、
    前記第1の吊具の角度の変更に対応して、
    前記塗装ガンに対面するようになった矩形形状の前記被塗装物の面が塗装される
    ことを特徴とする塗装方法。
  7. 前記請求項5記載の塗装方法において、
    円柱形状の前記被塗装物である場合に、
    前記回転機構部の回転速度を制御して、円柱形状の前記被塗装物の表面に対する前記塗装ガンの相対速度を一定とする
    ことを特徴とする塗装方法。
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