JP2013239781A - 端末網制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】起動回数の累積に基づいて電話機と通信回線との接続を切り換えることにより、電池電圧が低下したときに電話機を使用可能にする。
【解決手段】端末網制御装置が起動すると、起動要因が認識され、電池電圧が確認される。電池電圧および電池電圧に基づいて、重み付け回数が決められる。重み付け回数は電池電圧が低いほど多くなる。重み付け回数が加算された変更後の起動回数が積算される。起動回数が所定回数に達していないとき、電話機を電話回線から切り離した非接続状態にラッチングリレーを切り換え、端末網制御装置とセンタ装置との間で通信が行われる。起動回数が所定回数に達すると、電話機を電話回線に接続した接続状態のまま、端末網制御装置とセンタ装置との間で通信が行われる。
【選択図】図5

Description

本発明は、センタ装置と通信回線を通じてメータの検針値などのデータを伝送する端末網制御装置に関する。
電話回線などの通信回線を介して遠隔でセンタ装置と通信を行う端末網制御装置では、安定した通信を確保するために、後方に接続される電話機を通信回線から切り離すために切換部を備えている。切換部として、例えば、電力を使用しなくても、切り換えた状態を保持できるラッチングリレーが用いられる。
また、電源として電池を内蔵した端末網制御装置は、ある一定の電池電圧を下回った場合、センタ装置に電池電圧が低下している旨を通報する機能を備えている。運用業者は、その通報を受けると、電池交換や端末網制御装置の交換などを行う。
しかし、通報があっても電池交換がなされないケースがある。更に電池電圧の低下が進行することにより、正常動作を保証できない端末網制御装置が回線上に放置されることになる。
この場合、センタ装置との通信中に、ラッチングリレーにより電話機を電話回線から切り離した状態において、動作不能なまでに端末網制御装置の電池電圧が低下した場合、電話機が電話回線から遮断されたままの非接続状態となる。以降、電話機は電話回線からの着信および発信が不可能となる。
特許文献1では、切換禁止電圧が設定され、電池電圧がその電圧を下回った場合、電話機の電話回線からの切り離しが禁止される。以降の通報動作などには、回数や時間の制限が設けられる。これにより、電池電圧が低下しても、電話機は使用可能であり、通報を継続することが可能となる。
特許文献2では、通信回線に応じた通信方式の種別および接続されている端末機器の種別に対して電池消費量のポイント値が決められ、作動中、ポイント値が積算され、電池の消耗状態が判断される。
特開平9−153960号公報 特開2005−57411号公報
特許文献1の端末網制御装置では、低電池電圧になると、通報回数または経過時間をカウントし、所定の回数または時間に達すると通報が禁止される。通報の種類の中には緊急ボタンなどで通報する場合があるので、通報を禁止することは望ましくない。また、端末網制御装置では、通報だけでなくセンタ装置からのメータ検針、電話機の使用を検知するか否かの違いで電池消費が異なる。通報回数だけで電池電圧の低下を判断することは正確ではない。経過時間についても、その間に端末網制御装置が何回動作しているかにより、電池電圧の低下の判断が正確なものでなくなる。そのため、予定より早くラッチングリレーの切換えができなくなり、通信自体ができなくなるおそれがある。
また、第1電圧値と第1より低い第2電圧値を設定し、電池電圧が第2電圧値以下の場合は、ラッチングリレーを切り換えずに通報される。第1と第2の間の電圧値では、通常通りラッチングリレーが切り換えられ、電池低下通報が行われる。電池電圧をチェックした時点で第2電池電圧より少し高い電圧の場合、通信が開始され負荷がかかると、電池電圧が下がり、通信終了時にはラッチングリレーが戻らなくなるおそれがある。
特許文献2では、電池容量をポイント化し、各動作にポイント値を定め、ポイント値を加算して、全電池容量のポイント値に達すると、電池寿命と判断される。電池容量が多いときと少ないときでは、同じ負荷がかかった場合であっても、電池容量の減り具合が異なる。そのため、電池容量を認識して、各動作のポイント値を定める必要がある。しかし、電池電圧は認識できても、電池容量を認識することができない。電池容量は新品の公称値は明確にされているが、使用中の実際の電池容量には差があり、電池容量の精度が悪くなり、電池寿命が誤判断される。
ところで、電池電圧に基づいて電池寿命を判断する場合、電池電圧は気温によって多少変動するが、現在の電池電圧を検出することにより、正確な電池寿命の判断が可能となる。そこで、本発明は、上記に鑑み、起動回数の累積に基づいて電話機と通信回線との接続を切り換えることにより、電池電圧が低下したときに電話機を使用可能にする端末網制御装置の提供を目的とする。
本発明は、電話機などの後方接続機器および端末機器が接続され、通信回線を通じてセンタ装置と通信を行い、内蔵の電源によって作動する端末網制御装置であって、通信時に通信回線と電話機とを非接続状態にし、通信時以外には通信回線と電話機とを接続状態にする切換部と、端末網制御装置の起動要因に基づいて設定されたカウント値を電源電圧に応じて変更する変更部と、端末網制御装置が起動するたびにカウント値を積算していくカウント部と、積算したカウント値に基づいて切換部を制御する切換制御部とを備えたものである。
切換制御部は、積算したカウント値が所定値に達したとき、データ通信時に接続状態となるように切換部を駆動し、積算したカウント値が所定値に達していないとき、通信時に非接続状態となるように切換部を駆動する。
端末網制御装置が起動するたびにカウント値は増していく。そして、起動のたびに電源電圧も低下する。したがって、カウント値が所定値に達するとき、端末網制御装置の起動中に電源電圧が低下して、動作不能となることが予測でき、切換部の駆動ができなくなるおそれが増す。そこで、カウント値が所定値に達したとき、通信時において、電話機と通信回線が接続された接続状態にすることにより、電話機が使用できなくなることを防げる。
変更部は、電源電圧に応じてカウント値を重み付けて、カウント値を変更し、電源電圧が低くなるほど大きな重み付けが行われる。カウント値は起動要因ごとに設定される。電源電圧に対する負荷が大きい起動要因に対しては、大きなカウント値が設定される。そして、電源電圧が低くなるほど、起動中に動作不能となる危険性が高まる。そのため、電源電圧が低くなるほど大きな重み付けを行うことにより、電源電圧の低下時にカウント値が早く所定値に達し、電話機の接続を保障できる。
カウント値は、端末網制御装置の起動回数とされ、変更部は、起動要因に基づいて決められた重み付け回数であって、電源電圧が低くなるほど多くなるように重み付けられた重み付け回数を起動回数に加算する。あるいは、カウント値は、端末網制御装置が起動したときの経過時間とされ、変更部は、起動要因に基づいて決められた経過時間を電源電圧が低くなるほど長くなるように重み付ける。カウント部は、起動のたびに、重み付けられた起動回数あるいは重み付けられた経過時間を積算していく。いずれのカウント値であっても、起動回数に応じてカウント値が累積していく。
カウント部は、積算された2つのカウント値をカウントし、第1のカウント値は端末網制御装置の起動回数とされ、第2のカウント値は端末網制御装置が起動したときの経過時間とされ、切換制御部は、いずれか一方のカウント値が所定値に達したとき、通信時に接続状態となるように切換部を駆動する。
また、第1のカウント値が端末網制御装置の起動回数とされ、第2のカウント値が端末網制御装置が起動したときの経過時間とされ、カウント部は、第1のカウント値と第2のカウント値のいずれか一方をカウントし、切換制御部は、いずれか一方のカウント値が第1の所定値に達した後、他方のカウント値が第2の所定値に達したとき、通信時に接続状態となるように切換部を駆動する。
2つのカウント値を併用することにより、より確実に電源電圧の低下によって切換部の駆動ができなくなる事態を回避でき、電話機と通信回線との接続を維持して、電話機を使用可能とする。
カウント部は、電源電圧が基準電圧まで低下したとき、カウント値の積算を開始する。電源電圧が基準電圧より高いとき、切換部は正常に動作するので、通常通りに切換部は制御される。電源電圧が基準電圧まで低下すると、起動中に動作不能に陥るおそれがあるので、電話機の使用を保障できるように切換部は制御される。
端末網制御装置が起動したとき、変更部は、起動要因を識別し、電源電圧を確認して、起動要因ごとに電源電圧に応じてカウント値を変更する。そして、積算したカウント値が所定値に達したとき、センタ装置への通報を行う。端末網制御装置の電源電圧が低下したことが通報され、必要な対処が施される。
本発明によると、電源電圧に応じて決められたカウント値をカウントすることにより、端末網制御装置が動作しなくなる時期が近いことを判断できる。そこで、端末網制御装置が動作不能になるおそれがあるとき、この事態を認識して、電話機などの後方接続機器を通信回線に接続した状態にすることにより、電話機などが使用できなくなることを防止できる。
本発明のデータ通信システムの概略構成を示す図 端末網制御装置のブロック構成図 電池電圧に応じた重み付け回数を示す図 電池電圧に対する起動要因別の重み付けした変換値の一例を示す図 起動回数に基づいてリレー切換を制御するときのフローチャート 通常の起動回数の積算カウント値と重み付けした起動回数の積算カウント値とを示す図 電池電圧に応じた重み付けされた経過時間を示す図 電池電圧に対する起動要因別の重み付けした経過時間の一例を示す図 経過時間に基づいてリレー切換を制御するときのフローチャート 起動のたびに経過時間を減算して得られる累積時間を示す図
本実施形態の自動検針などを行うデータ通信システムを図1に示す。データ通信システムは、センタ装置1と端末網制御装置2とから構成され、センタ装置1と端末網制御装置2とが通信回線としての電話回線3を介して接続される。なお、センタ装置1は、複数の端末網制御装置2とデータ通信を行う。
端末網制御装置2には、メータ4と、センサ、スイッチ等の接点機器5とが接続される。また、後方接続機器として電話機6やファクシミリ装置が接続される。図1中、7はセンタ側交換局、8は端末側交換局、9はノーリンギングトランクである。
端末網制御装置2は、図2に示すように、電話回線3を介してセンタ装置1と通信を行う回線制御部10と、電話機6を電話回線3に接続する、あるいは電話機6を電話回線3から切り離すための切換部であるラッチングリレー11と、電源部12と、メータ4や接点機器5を接続するメータI/F部13と、端末網制御装置2の動作を制御するマイクロコンピュータからなる制御部14とを備えている。電源は、端末網制御装置2に内蔵された一次電池、二次電池などの電池12とされる。
端末網制御装置2は、センタ装置1とノーリンギング通信を行う。センタ装置1からの要求によるセンタ通信の場合、センタ装置1は、ノーリンギング通信をするためにノーリンギングトランク9の電話番号をダイヤルした後、続けて端末網制御装置2の電話番号をダイヤルする。ノーリンギングトランク9が動作して、電話回線3に緩やかな極性反転が発生する。端末網制御装置2の回線制御部10は、緩い極性反転を検出して、半ループ状態とする。続いて、NRS信号が送られてきて、回線制御部10は、NRS信号を受信する。制御部14は、ノーリンギング通信の着信があったと判断し、回線制御部10は、センタ装置1へ応答のPB信号「#」を送出する。このとき、通信が妨害されないように、制御部14は、電話機6を電話回線3から切り離した非接続状態となるようにラッチングリレー11を駆動する。その後、制御部14は、センタ装置1からのデータ送信の受信待ちとなり、通信が開始される。
ノーリンギング通信中、電話機6と電話回線3とは非接続状態にある。電話機6のオフフックが検出されると、制御部14は、ラッチングリレー11を駆動して、電話機6を電話回線3に接続する接続状態に切り換える。そして、センタ装置1との通信は中止される。
端末網制御装置2からの発呼による端末発信の場合、制御部14は、通信が妨害されないように、非接続状態となるようにラッチングリレー11を駆動する。この後、制御部14は、センタ装置宛にダイヤルする。センタ装置1に接続されると、センタ装置1から独自の応答信号が送出される。制御部14は、応答信号を受信すると、発呼要因電文をセンタ装置1に送信する。最後に、センタ装置1から通信終了電文が送信され、制御部14が応答電文を返信すると、通信が終了する。制御部14は、非接続状態から接続状態になるようにラッチングリレー11を駆動する。通常時、電話機6は電話回線3に接続された状態に維持される。
なお、通信回線3がISDN回線、ADSL回線、光回線の場合、ノーリンギングトランク9が使用できなくなる。このような場合には、端末網制御装置2はセンタ装置1とリンギング通信を行う。
ここで、通信や通話が行われるとき、端末網制御装置2は起動する。端末網制御装置2の起動要因として、検針、設定などのためのセンタ装置1の呼び出しによるセンタ通信、メータ4からの発呼による端末発呼通信、接点機器5からの発呼による端末発呼通信、定期的なメータ検針による端末側から発呼する端末発呼通信、電話機6からの発信、電話機6への着信がある。
端末網制御装置2が起動すると、電池12が消費され、電池電圧が低下して、最終的に端末網制御装置2は動作しなくなる。このとき、電話機6が電話回線3から切り離された非接続状態になっていると、電話機6が使用できない。電話機6が電話回線3に接続された接続状態になっていると、端末網制御装置2は動作しなくても、電話機6は使用可能である。
端末網制御装置2が起動しているとき、電池12が消費される。このとき、電池電圧が端末網制御装置2の動作に必要な電圧よりも低下すると、端末網制御装置2は動作しなくなり、ラッチングリレー11を動作させることができなくなる。
そこで、端末網制御装置2が動作しなくなっても、電話機6を使用できるように、端末網制御装置6は、起動回数の累積に基づいて起動中の電池電圧の低下を予測して、起動中に電池電圧が低下する可能性が高まったときに、電話機6が使用可能な接続状態にする。
そのため、制御部14は、端末網制御装置2の起動要因に基づいて設定されたカウント値を電源電圧に応じて変更する変更部と、端末網制御装置2が起動するたびにカウント値を積算していくカウント部と、積算したカウント値に基づいて切換部を制御する切換制御部とを有する。
変更部は、起動要因に基づいてカウント値を選択し、電源電圧に応じてカウント値を重み付けて、カウント値を変更する。電源電圧が低くなるほど大きな重み付けが行われる。カウント部は、端末網制御装置2が起動すると、変更部により変更されたカウント値を積算していく。切換制御部は、積算したカウント値が所定値に達したとき、データ通信時に接続状態となるように切換部を駆動し、積算したカウント値が所定値に達していないとき、通信時に非接続状態となるように切換部を駆動する。また、制御部14は、カウント値が所定値に達したとき、センタ装置1に電池電圧が低下したことを通報する。
端末網制御装置2は、電池電圧を検出する検出器を備えており、変更部は、検出器の出力によって電池電圧を確認する。また、変更部は、回線制御部10からの入力信号、メータI/F部13からの入力信号および電話機6からのオフフック信号に基づいて起動要因を識別する。
ここで、カウント値は、端末網制御装置2の起動回数とされる。各起動要因に対して、電池電圧に応じた重み付け回数が設定される。起動要因ごとの起動回数に重み付け回数を付加したときの変換値を記したテーブルが作成される。この変換値が、起動回数に重み付け回数を付加した変更後のカウント値である。テーブルは電池電圧に応じて複数作成され、これらのテーブルがメモリ15に記憶されている。
図3に示すように、重み付け回数は電池電圧が基準電圧(2.5V)より高いとき、0とされ、基準電圧以下になると、+1,+2といったように電池電圧が低くなるほど重み付け回数が増える。また、起動要因において、端末側からの発呼、センタ装置1からの通信、電話機6の使用などに応じて、それぞれ電池電圧に対する負荷が異なり、負荷が重いと電池の消費が多くなる。そこで、起動要因に応じた重み付けが行われる。すなわち、センタ装置1からの通信では、通信時間が長くなるので、大きな重み付けが行われる。
例えば、図4に示すように、電池電圧が2.5V〜2.4Vの場合、定期発呼による端末発呼通信に対する重み付け回数は0とされ、変換値は1回となる。検針のためのセンタ通信に対する重み付け回数は2回とされ、変換値は3回となる。電池電圧が2.4V〜2.3Vの場合、定期発呼による端末発呼通信に対する重み付け回数は1回とされ、変換値は2回となる。検針のためのセンタ通信に対する重み付け回数は3回とされ、変換値は4回となる。なお、重み付け回数は、端末網制御装置2の仕様や電池12の性能などに応じて変更可能とされる。また、重み付け回数は、整数に限らず、小数点を含む値であってもよい。
図5に示すように、端末網制御装置2において、何らかの起動要因が発生したとき、端末網制御装置2は起動する(S11)。制御部14の変更部は、端末網制御装置2に入力された信号に基づいて起動要因を識別して、その起動要因を認識する(S12)。また、変更部は、電池電圧を確認する(S13)。そして、変更部は、起動要因と電池電圧に基づき、テーブルを参照して重み付け回数を付加した変換値を決める。図6に示すように、カウント部は、端末網制御装置2の起動のたびに算出された変更後の起動回数を積算していく(S14)。
切換制御部は、積算された起動回数が所定起動回数、例えば70回に達したかをチェックする(S15)。起動回数が所定起動回数未満のとき、切換制御部は、通常通りに切換部を制御する(S16)。すなわち、端末網制御装置2がセンタ装置1と通信を行う場合、切換制御部は、接続状態から非接続状態になるようにラッチングリレー11を駆動する。通信以外の場合には、切換制御部は、接続状態を維持するようにする。起動回数が所定起動回数以上のとき、切換制御部は、ラッチングリレー11を駆動しない。電話機6を電話回線に接続した接続状態が維持される。
端末網制御装置2は、センタ装置1と通信を行い(S17)、データの伝送が終了すると、切換制御部は、非接続状態から接続状態になるようにラッチングリレー11を駆動する(S18)。なお、通信時に接続状態にある場合、この状態が維持される。
この後、カウント部は、積算された起動回数が所定起動回数に達したかを確認する(S19)。起動回数が所定起動回数に達していないとき、すなわち所定起動回数未満のとき、制御部14は、通信を終了する。起動回数が所定起動回数に達しているとき、すなわち所定起動回数以上のとき、制御部14は、センタ装置1に電池電圧が低下したことの通報を行い(S20)、通信を終了する。
センタ装置1は、通報を受けたとき、至急に電池12の交換あるいは端末網制御装置2の交換が必要であると認識する。この通報に応じて、交換等の必要な対処が行われる。
他のカウント値として、端末網制御装置2が起動したときの経過時間とされる。変更部は、起動要因に基づいて決められた経過時間を電源電圧が低くなるほど長くなるように重み付ける。起動要因ごとの重み付けされた経過時間を記したテーブルが作成される。テーブルは電池電圧に応じて複数作成され、これらのテーブルがメモリ15に記憶されている。
図7に示すように、電池電圧が基準電圧(2.5V)より高いとき、重み付けは行われず、基準電圧以下になると、10分,20分といったように電池電圧が低くなるほど大きな重み付けが行われる。また、起動要因に応じた重み付けも行われる。センタ装置1からの通信では、通信時間が長くなるので、大きな重み付けが行われ、経過時間が長くなる。
例えば、図8に示すように、電池電圧が2.5V〜2.4Vの場合、定期発呼による端末発呼通信に対する経過時間は5分とされる。検針のためのセンタ通信に対する経過時間は15分とされる。電池電圧が2.4V〜2.3Vの場合、定期発呼による端末発呼通信に対する経過時間は10分とされる。検針のためのセンタ通信に対する経過時間は30分とされる。なお、経過時間は、端末網制御装置2の仕様や電池の性能などに応じて変更可能とされる。また、経過時間は、秒単位であってもよい。
1回の起動において、端末網制御装置2が動作する時間に対応する経過時間は、起動要因ごとに一定の時間である。1回起動するたびに起動要因に応じた経過時間を積算していくことにより、起動回数の代わりに経過時間を利用できる。したがって、経過時間の累積によっても、起動中の電池電圧の低下を予測でき、低電池電圧時の電話機6の使用を確保できる。
図9に示すように、端末網制御装置2の制御部14は、電池電圧を監視し、基準電圧(2.5V)以下になったかをチェックする。電池電圧が基準電圧以下になると、制御部14は、センタ装置1に電池12が低電圧になったことを通報するとともに、経過時間の計測を開始する(S21)。
端末網制御装置2において、何らかの起動要因が発生したとき、端末網制御装置2は起動する(S22)。制御部14の変更部は、端末網制御装置2に入力された信号に基づいて起動要因を識別して、その起動要因を認識する(S23)。また、変更部は、電池電圧を確認する(S24)。そして、変更部は、起動要因と電池電圧に基づき、テーブルを参照して経過時間を決める。図10に示すように、カウント部は、端末網制御装置2の起動のたびに、決められた経過時間を規定時間から減算する(S25)。規定時間は、例えば1ヶ月に相当する43200分とされる。
切換制御部は、起動のたびに経過時間を減算して得られた累積時間が所定経過時間を超えたかをチェックする(S26)。累積時間が所定経過時間未満のとき、切換制御部は、通常通りに切換部を制御する(S27)。すなわち、端末網制御装置2がセンタ装置1と通信を行う場合、切換制御部は、接続状態から非接続状態になるようにラッチングリレー11を駆動する。通信以外の場合には、切換制御部は、接続状態を維持するようにする。累積時間が所定経過時間以上のとき、切換制御部は、ラッチングリレー11を駆動しない。電話機6を電話回線3に接続した接続状態が維持される。
端末網制御装置2は、センタ装置1と通信を行い(S28)、データの伝送が終了すると、切換制御部は、非接続状態から接続状態になるようにラッチングリレーを駆動する(S29)。なお、通信時に接続状態にある場合、この状態が維持される。
この後、カウント部は、累積時間が所定経過時間に達したかを確認する(S30)。累積時間が所定経過時間に達していないとき、すなわち所定経過時間未満のとき、制御部14は、通信を終了する。累積時間が所定経過時間に達しているとき、すなわち所定経過時間以上のとき、制御部14は、センタ装置1に電池電圧が低下したことの通報を行い(S31)、通信を終了する。
以上のように、起動回数の累積に基づいて起動中の電池電圧の低下を予測することにより、起動中に電池電圧が動作不能な電圧まで低下することが予測できる場合、電話機6を電話回線3に接続するようにラッチングリレー11が駆動される。したがって、低電池電圧時に、端末網制御装置2の起動中の電池12の消費が速くなり、動作不能になるまで電池電圧が低下したとしても、端末網制御装置2は動作しないが、電話機6を使用可能とすることができる。
なお、上記では、電池電圧が基準電圧に達してから、カウントが行われる。この基準電圧は、気候の変動を考慮して、ラッチングリレー11の駆動が確実に可能な電池電圧として設定される。したがって、基準電圧より低い電池電圧になったとき、予定よりも多く起動して、電池12の消費が速まることがあっても、基準電圧に達してからカウントを開始することにより、電話機6が使用できなくなる事態を事前に回避することができる。しかも、カウントする期間が短くできるので、電池12の消費を低減でき、電池12を少しでも長く使用できる。
また、他のカウント値として、起動回数および経過時間の2つを利用する。カウント部は、端末網制御装置2が起動するために、重み付けされた起動回数をカウントするとともに、経過時間を減算して累積時間を算出する。切換制御部は、いずれか一方のカウント値が所定値に達したとき、通信時に接続状態となるように切換部を駆動する。そして、制御部14は、センタ装置1に通報する。
これにより、起動中に電池電圧が低下して、動作不能となるおそれがあるような場合に、いずれかのカウント値が所定値に達することにより、起動終了時にラッチングリレー11を駆動できなくなるといった事態を回避でき、確実に電話機6の使用を保障できる。
あるいは、カウント部は、起動回数あるいは経過時間のいずれか一方のカウント値をカウントする。いずれか一方のカウント値が第1の所定値に達すると、カウント部は、他方のカウント値をカウントする。切換制御部は、いずれか一方のカウント値が第1の所定値に達した後、他方のカウント値が第2の所定値に達したとき、通信時に接続状態となるようにラッチングリレー11を駆動する。
例えば、起動回数によって電池電圧を管理している端末網制御装置2において、起動回数が所定値に達すると、電池12等の交換時期が近づいたと判断することができる。以降、経過時間によって電池電圧を管理することにより、交換時期間際まで通常通りにラッチングリレー11を動作させることが可能となる。経過時間によって電池電圧を管理する場合でも、途中から起動回数での管理に切り換えることにより、同様のことを行える。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。カウント値を経過時間とするとき、起動のたびに経過時間を減算して累積時間を算出する代わりに、経過時間を加算して累積時間を算出してもよい。
1 センタ装置
2 端末網制御装置
3 電話回線
4 メータ
5 接点機器
6 電話機
11 ラッチングリレー
12 電池
14 制御部

Claims (10)

  1. 後方接続機器および端末機器が接続され、通信回線を通じてセンタ装置と通信を行い、内蔵の電源によって作動する端末網制御装置であって、通信時に通信回線と電話機とを非接続状態にし、通信時以外には通信回線と電話機とを接続状態にする切換部と、端末網制御装置の起動要因に基づいて設定されたカウント値を電源電圧に応じて変更する変更部と、端末網制御装置が起動するたびにカウント値を積算していくカウント部と、積算したカウント値に基づいて切換部を制御する切換制御部とを備え、切換制御部は、積算したカウント値が所定値に達したとき、データ通信時に接続状態となるように切換部を駆動し、積算したカウント値が所定値に達していないとき、通信時に非接続状態となるように切換部を駆動することを特徴とする端末網制御装置。
  2. 変更部は、電源電圧に応じてカウント値を重み付けて、カウント値を変更し、電源電圧が低くなるほど大きな重み付けが行われることを特徴とする請求項1記載の端末網制御装置。
  3. カウント値は、端末網制御装置の起動回数とされ、変更部は、起動要因に基づいて決められた重み付け回数であって、電源電圧が低くなるほど多くなるように重み付けられた重み付け回数を起動回数に加算することを特徴とする請求項1または2記載の端末網制御装置。
  4. カウント値は、端末網制御装置が起動したときの経過時間とされ、変更部は、起動要因に基づいて決められた経過時間を電源電圧が低くなるほど長くなるように重み付けることを特徴とする請求項1または2記載の端末網制御装置。
  5. カウント部は、積算された2つのカウント値をカウントし、第1のカウント値は端末網制御装置の起動回数とされ、第2のカウント値は端末網制御装置が起動したときの経過時間とされ、切換制御部は、いずれか一方のカウント値が所定値に達したとき、通信時に接続状態となるように切換部を駆動することを特徴とする請求項1または2記載の端末網制御装置。
  6. 第1のカウント値が端末網制御装置の起動回数とされ、第2のカウント値が端末網制御装置が起動したときの経過時間とされ、カウント部は、第1のカウント値と第2のカウント値のいずれか一方をカウントし、切換制御部は、いずれか一方のカウント値が第1の所定値に達した後、他方のカウント値が第2の所定値に達したとき、通信時に接続状態となるように切換部を駆動することを特徴とする請求項1または2記載の端末網制御装置。
  7. 変更部は、起動要因に基づいて決められた重み付け回数であって、電源電圧が低くなるほど多くなるように重み付けられた重み付け回数を起動回数に加算するとともに、起動要因に基づいて決められた経過時間を電源電圧が低くなるほど長くなるように重み付けることを特徴とする請求項5または6記載の端末網制御装置。
  8. カウント部は、電源電圧が基準電圧まで低下したとき、カウント値の積算を開始することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の端末網制御装置。
  9. 端末網制御装置が起動したとき、変更部は、起動要因を識別し、電源電圧を確認して、カウント値を変更することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の端末網制御装置。
  10. 積算したカウント値が所定値に達したとき、センタ装置への通報を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の端末網制御装置。
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